JPH1092403A - 電池収納機構及びこれを具えた電子機器 - Google Patents
電池収納機構及びこれを具えた電子機器Info
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- JPH1092403A JPH1092403A JP8244557A JP24455796A JPH1092403A JP H1092403 A JPH1092403 A JP H1092403A JP 8244557 A JP8244557 A JP 8244557A JP 24455796 A JP24455796 A JP 24455796A JP H1092403 A JPH1092403 A JP H1092403A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電池収納室が空の状態においても、電池蓋を
容易に開くことが出来る電池収納機構を提供する。 【解決手段】 電池収納室41の開口部に、電池蓋３が開
閉操作可能に取り付けられ、閉じ位置にて電池蓋３のロ
ックが可能な電池収納機構において、電池蓋３の内面に
は、電池収納室41内の複数本の電池40を互いに接続する
ための電極板６が固定され、該電極板６には、電池収納
室41の開口縁42に対向して伸びるバネ片62が一体に成形
されている。ロックを解除された閉じ位置の電池蓋３
は、電池の有無に拘わらず、バネ片62の弾性復帰力によ
って半開き位置まで自動的に開かれることになる。
容易に開くことが出来る電池収納機構を提供する。 【解決手段】 電池収納室41の開口部に、電池蓋３が開
閉操作可能に取り付けられ、閉じ位置にて電池蓋３のロ
ックが可能な電池収納機構において、電池蓋３の内面に
は、電池収納室41内の複数本の電池40を互いに接続する
ための電極板６が固定され、該電極板６には、電池収納
室41の開口縁42に対向して伸びるバネ片62が一体に成形
されている。ロックを解除された閉じ位置の電池蓋３
は、電池の有無に拘わらず、バネ片62の弾性復帰力によ
って半開き位置まで自動的に開かれることになる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルスチルカ
メラなどの電子機器の如く、電池を電源として動作する
各種機器の電池収納機構に関するものである。
メラなどの電子機器の如く、電池を電源として動作する
各種機器の電池収納機構に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、電池収納機構は、複数本の電池
を装填するための電池収納室の開口部に、電池蓋を開閉
操作可能に取り付けて構成され、電池収納室の奥部及び
電池蓋の内面には、夫々複数本の電池を互いに直列に接
続するための電極片が取り付けられている。ここで、電
池蓋の内面に配置された電極片は板状に形成される一
方、電池収納室の奥部に配置された電極片はコイル状に
形成されている。従って、電池収納機構に振動等が加わ
っても、コイル状電極片の弾性によって、電極片と電池
との確実な接続が維持されるのである。
を装填するための電池収納室の開口部に、電池蓋を開閉
操作可能に取り付けて構成され、電池収納室の奥部及び
電池蓋の内面には、夫々複数本の電池を互いに直列に接
続するための電極片が取り付けられている。ここで、電
池蓋の内面に配置された電極片は板状に形成される一
方、電池収納室の奥部に配置された電極片はコイル状に
形成されている。従って、電池収納機構に振動等が加わ
っても、コイル状電極片の弾性によって、電極片と電池
との確実な接続が維持されるのである。
【０００３】又、電池の交換等の為に、電池蓋を開く
際、電池蓋のロックを解除すると、前記コイル状電極片
の弾性力によって電池が飛び出し方向に付勢され、これ
に伴って電池蓋は閉じ位置から半開き位置まで開くこと
になる。従って、電池蓋を更に全開位置まで開く操作は
容易であり、電池の交換は難無く行なうことが出来る。
際、電池蓋のロックを解除すると、前記コイル状電極片
の弾性力によって電池が飛び出し方向に付勢され、これ
に伴って電池蓋は閉じ位置から半開き位置まで開くこと
になる。従って、電池蓋を更に全開位置まで開く操作は
容易であり、電池の交換は難無く行なうことが出来る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電池収
納室の内部に電池が装填されていない状態で、電池蓋を
開く際は、電池蓋のロックを解除したとしても、前記コ
イル状電極片の弾性付勢力は得られないため、閉じ位置
の電池蓋を爪で引っかけて、少なくとも半開き位置まで
引き上げねばならず、操作が面倒である。特に、電子機
器等の電池収納機構においては、ケーシングの外面に電
池蓋が突出することを避けるため、電池蓋の閉じ状態で
は電池蓋をケーシング内に埋没させて、電池蓋の外面を
ケーシング外面と揃える構成が採られる。この構成にお
いて、電池収納室が空の状態で電池蓋を開く場合、電池
蓋の側面に爪を引っかけることは困難であり、操作性が
極めて悪い問題がある。
納室の内部に電池が装填されていない状態で、電池蓋を
開く際は、電池蓋のロックを解除したとしても、前記コ
イル状電極片の弾性付勢力は得られないため、閉じ位置
の電池蓋を爪で引っかけて、少なくとも半開き位置まで
引き上げねばならず、操作が面倒である。特に、電子機
器等の電池収納機構においては、ケーシングの外面に電
池蓋が突出することを避けるため、電池蓋の閉じ状態で
は電池蓋をケーシング内に埋没させて、電池蓋の外面を
ケーシング外面と揃える構成が採られる。この構成にお
いて、電池収納室が空の状態で電池蓋を開く場合、電池
蓋の側面に爪を引っかけることは困難であり、操作性が
極めて悪い問題がある。
【０００５】本発明の目的は、電池収納室が空の状態に
おいても、電池蓋を容易に開くことが出来る電池収納機
構及びこれを具えた電子機器を提供することである。
おいても、電池蓋を容易に開くことが出来る電池収納機
構及びこれを具えた電子機器を提供することである。
【０００６】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る電池収納機構
においては、１或いは複数本の電池を装填するための電
池収納室(41)の開口部に、電池蓋(３)が開閉操作可能に
取り付けられ、閉じ位置にて電池蓋(３)のロックが可能
であり、該電池蓋(３)と電池収納室(41)の開口縁(42)と
の対向部には、電池蓋(３)を開き方向に付勢するための
バネ片(62)が設けられている。電池蓋(３)は、電池の有
無に拘わらず、閉じ状態では閉じ位置にロックされてお
り、バネ片(62)は、その弾性力に抗して弾性変形してい
る。この状態で、電池蓋(３)の開き操作(ロック解除操
作)を行なうと、バネ片(62)の弾性復帰力によって電池
蓋(３)が開き方向に付勢され、電池蓋(３)は半開き位置
まで開かれることになる。この開き方向の力は電池の有
無に拘わらず得られる。その後、半開き位置の電池蓋
(３)を全開位置まで開く操作は容易である。
においては、１或いは複数本の電池を装填するための電
池収納室(41)の開口部に、電池蓋(３)が開閉操作可能に
取り付けられ、閉じ位置にて電池蓋(３)のロックが可能
であり、該電池蓋(３)と電池収納室(41)の開口縁(42)と
の対向部には、電池蓋(３)を開き方向に付勢するための
バネ片(62)が設けられている。電池蓋(３)は、電池の有
無に拘わらず、閉じ状態では閉じ位置にロックされてお
り、バネ片(62)は、その弾性力に抗して弾性変形してい
る。この状態で、電池蓋(３)の開き操作(ロック解除操
作)を行なうと、バネ片(62)の弾性復帰力によって電池
蓋(３)が開き方向に付勢され、電池蓋(３)は半開き位置
まで開かれることになる。この開き方向の力は電池の有
無に拘わらず得られる。その後、半開き位置の電池蓋
(３)を全開位置まで開く操作は容易である。
【０００７】具体的構成において、バネ片(62)は、基端
部が電池蓋(３)の内面に固定されると共に、先端部が電
池収納室(41)の開口縁(42)に対向して伸びている。該構
成においては、電池蓋(３)を閉じる過程で、バネ片(62)
の先端部が電池収納室(41)の開口縁(42)に当たり、その
後、電池蓋(３)を全閉位置まで閉じることによって、バ
ネ片(62)は自由状態から弾性変形し、最終的に電池蓋
(３)は閉じ位置にてロックされる。電池蓋(３)のロック
を解除すると、バネ片(62)が元の自由状態まで弾性復帰
し、これに伴って電池蓋(３)が半開き位置まで開かれる
ことになる。
部が電池蓋(３)の内面に固定されると共に、先端部が電
池収納室(41)の開口縁(42)に対向して伸びている。該構
成においては、電池蓋(３)を閉じる過程で、バネ片(62)
の先端部が電池収納室(41)の開口縁(42)に当たり、その
後、電池蓋(３)を全閉位置まで閉じることによって、バ
ネ片(62)は自由状態から弾性変形し、最終的に電池蓋
(３)は閉じ位置にてロックされる。電池蓋(３)のロック
を解除すると、バネ片(62)が元の自由状態まで弾性復帰
し、これに伴って電池蓋(３)が半開き位置まで開かれる
ことになる。
【０００８】更に具体的構成において、電池蓋(３)の内
面には、電池収納室(41)内の複数本の電池を互いに接続
するための電極板(６)が固定され、該電極板(６)に前記
バネ片(62)が一体に成形されている。該具体的構成によ
れば、バネ片(62)は電極板(６)と同一材料により一体成
型出来るので部品点数の増加はない。
面には、電池収納室(41)内の複数本の電池を互いに接続
するための電極板(６)が固定され、該電極板(６)に前記
バネ片(62)が一体に成形されている。該具体的構成によ
れば、バネ片(62)は電極板(６)と同一材料により一体成
型出来るので部品点数の増加はない。
【０００９】又、本発明に係る電子機器は、上記本発明
に係る電池収納機構を具えたものであって、ケーシング
(１)の内部に電池収納室(41)が形成され、該電池収納室
(41)はケーシング外面に開口して、該開口部には、電池
蓋(３)が開閉操作可能に取り付けられ、閉じ位置にて電
池蓋(３)のロックが可能であり、該ロック状態では、電
池蓋(３)の外面がケーシング外面と揃うこととなる。そ
して、電池蓋(３)と電池収納室(41)の開口縁(42)との対
向部には、電池蓋(３)を開き方向に付勢するためのバネ
片(62)が設けられている。該電子機器においては、電池
蓋(３)のロックを解除すると、電池蓋(３)は、バネ片(6
2)の付勢によってケーシング外面から飛び出し、半開き
位置まで開くので、その後、半開き位置の電池蓋(３)を
全開する操作は容易である。
に係る電池収納機構を具えたものであって、ケーシング
(１)の内部に電池収納室(41)が形成され、該電池収納室
(41)はケーシング外面に開口して、該開口部には、電池
蓋(３)が開閉操作可能に取り付けられ、閉じ位置にて電
池蓋(３)のロックが可能であり、該ロック状態では、電
池蓋(３)の外面がケーシング外面と揃うこととなる。そ
して、電池蓋(３)と電池収納室(41)の開口縁(42)との対
向部には、電池蓋(３)を開き方向に付勢するためのバネ
片(62)が設けられている。該電子機器においては、電池
蓋(３)のロックを解除すると、電池蓋(３)は、バネ片(6
2)の付勢によってケーシング外面から飛び出し、半開き
位置まで開くので、その後、半開き位置の電池蓋(３)を
全開する操作は容易である。
【００１０】
【発明の効果】本発明に係る電池収納機構及びこれを具
えた電子機器によれば、電池収納室が空の状態において
も、電池蓋を容易な操作で開くことが出来る。
えた電子機器によれば、電池収納室が空の状態において
も、電池蓋を容易な操作で開くことが出来る。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明をデジタルスチルカ
メラに実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明
する。デジタルスチルカメラは、図１に示す如くフロン
トケース半体(11)及びリアケース半体(12)を接合してな
るケーシング(１)の前面に、撮影のためのレンズ(10)を
設置すると共に、その背面にはビューファインダー(1
5)、上面にはシャッター釦(13)及び表示パネル(14)を配
置している。又、ケーシング(１)には、レンズ(10)の上
下に、左右に伸びる一対のレール(５)(51)が形成され、
該レール(５)(51)にレンズ蓋(２)が摺動可能に係合し
て、レンズ(10)の前面を開閉することが可能となってい
る。
メラに実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明
する。デジタルスチルカメラは、図１に示す如くフロン
トケース半体(11)及びリアケース半体(12)を接合してな
るケーシング(１)の前面に、撮影のためのレンズ(10)を
設置すると共に、その背面にはビューファインダー(1
5)、上面にはシャッター釦(13)及び表示パネル(14)を配
置している。又、ケーシング(１)には、レンズ(10)の上
下に、左右に伸びる一対のレール(５)(51)が形成され、
該レール(５)(51)にレンズ蓋(２)が摺動可能に係合し
て、レンズ(10)の前面を開閉することが可能となってい
る。
【００１２】ケーシング(１)の内部には、電源となる４
本の単３型電池を収納するための電池ボックス(４)が形
成され、図２に示す如くケーシング(１)の底面には、電
池ボックス(４)を開閉するための電池蓋(３)が取り付け
られている。電池蓋(３)には、電池蓋(３)のロックを解
除するためのノブ(70)が設けられている。
本の単３型電池を収納するための電池ボックス(４)が形
成され、図２に示す如くケーシング(１)の底面には、電
池ボックス(４)を開閉するための電池蓋(３)が取り付け
られている。電池蓋(３)には、電池蓋(３)のロックを解
除するためのノブ(70)が設けられている。
【００１３】電池ボックス(４)の内部には、前記４本の
電池(40)がケーシング(１)の底面に対して略垂直の姿勢
で、周囲に僅かな遊びをもって嵌まる電池収納室(41)が
形成されており、該電池収納室(41)の開口縁(42)は、電
池蓋(３)の外形及び厚さに応じて凹んでいる。電池蓋
(３)は、その基端部に、互いに逆向きに突出する２本の
枢軸(31)(31)を具え、これらの枢軸(31)(31)がケーシン
グ(１)に係合することによって、電池蓋(３)が開閉可能
に枢支されている。電池蓋(３)の内面には、夫々２本の
電池(40)の異極端子どうしを接続するための第１及び第
２の電極板(６)(61)がビス止め固定されており、第１電
極板(６)には、電池収納室(41)の開口縁(42)に向かって
伸びる２本のバネ片(62)(62)が、一体に成形されてい
る。尚、電池収納室(41)の奥部には、４本の電池の奥方
側の電極に接触すべき複数の電極片(図示省略)が取り付
けられており、これによって４本の電池が直列に接続さ
れ、両端の電極片から電池電力が取り出される。
電池(40)がケーシング(１)の底面に対して略垂直の姿勢
で、周囲に僅かな遊びをもって嵌まる電池収納室(41)が
形成されており、該電池収納室(41)の開口縁(42)は、電
池蓋(３)の外形及び厚さに応じて凹んでいる。電池蓋
(３)は、その基端部に、互いに逆向きに突出する２本の
枢軸(31)(31)を具え、これらの枢軸(31)(31)がケーシン
グ(１)に係合することによって、電池蓋(３)が開閉可能
に枢支されている。電池蓋(３)の内面には、夫々２本の
電池(40)の異極端子どうしを接続するための第１及び第
２の電極板(６)(61)がビス止め固定されており、第１電
極板(６)には、電池収納室(41)の開口縁(42)に向かって
伸びる２本のバネ片(62)(62)が、一体に成形されてい
る。尚、電池収納室(41)の奥部には、４本の電池の奥方
側の電極に接触すべき複数の電極片(図示省略)が取り付
けられており、これによって４本の電池が直列に接続さ
れ、両端の電極片から電池電力が取り出される。
【００１４】上記バネ片(62)は、図４に示す如く電池蓋
(３)が半開き状態で、その先端部が電池収納室(41)の開
口縁(42)に接触し、更に電池蓋(３)を全閉位置まで閉じ
る過程で弾性変形することになる。
(３)が半開き状態で、その先端部が電池収納室(41)の開
口縁(42)に接触し、更に電池蓋(３)を全閉位置まで閉じ
る過程で弾性変形することになる。
【００１５】電池蓋(３)の内面には、図５に示す如く電
極板(６)(61)の背部に、電池蓋(３)のロック及びロック
解除を行なうためのロックレバー(７)が設置されてい
る。該ロックレバー(７)は、その基端部が電池蓋(３)の
内面に突設された支軸(33)に枢支され、基端部から電池
蓋(３)の外周縁へ向かって伸びる２本のアーム部の各先
端部には爪片(71)(72)が突設されている。これらの爪片
(71)(72)は図３に示す如く、ケーシング開口部に向かっ
て突出し、後述の如く電池蓋(３)の全閉状態ではケーシ
ング開口部の周縁に係合して、電池蓋(３)を閉じ位置に
ロックするものである。ロックレバー(７)は、電池蓋
(３)の内面に取り付けられたトーションスプリング(73)
によって、時計方向、即ち爪片(71)(72)の係合方向に回
転付勢されており、該回転付勢力によって、電池蓋(３)
のロック状態が維持される。
極板(６)(61)の背部に、電池蓋(３)のロック及びロック
解除を行なうためのロックレバー(７)が設置されてい
る。該ロックレバー(７)は、その基端部が電池蓋(３)の
内面に突設された支軸(33)に枢支され、基端部から電池
蓋(３)の外周縁へ向かって伸びる２本のアーム部の各先
端部には爪片(71)(72)が突設されている。これらの爪片
(71)(72)は図３に示す如く、ケーシング開口部に向かっ
て突出し、後述の如く電池蓋(３)の全閉状態ではケーシ
ング開口部の周縁に係合して、電池蓋(３)を閉じ位置に
ロックするものである。ロックレバー(７)は、電池蓋
(３)の内面に取り付けられたトーションスプリング(73)
によって、時計方向、即ち爪片(71)(72)の係合方向に回
転付勢されており、該回転付勢力によって、電池蓋(３)
のロック状態が維持される。
【００１６】又、ロックレバー(７)の背面には、前述の
如くロック解除操作を行なうためのノブ(70)が突設さ
れ、該ノブ(70)は、図２及び図４に示す如く電池蓋(３)
に開設された開口部(32)に臨出している。従って、ノブ
(70)をトーションスプリング(73)に抗して変位させる
と、これに伴ってロックレバー(７)が回動し、該ロック
レバー(７)の両爪片(71)(72)がケーシング開口部の周縁
から離脱して、ロックが解除されることになる。
如くロック解除操作を行なうためのノブ(70)が突設さ
れ、該ノブ(70)は、図２及び図４に示す如く電池蓋(３)
に開設された開口部(32)に臨出している。従って、ノブ
(70)をトーションスプリング(73)に抗して変位させる
と、これに伴ってロックレバー(７)が回動し、該ロック
レバー(７)の両爪片(71)(72)がケーシング開口部の周縁
から離脱して、ロックが解除されることになる。
【００１７】図４に示す半開き状態の電池蓋(３)をバネ
片(62)に抗して閉じ方向に押圧すると、前述の如くバネ
片(62)が弾性変形すると共に、全閉位置の直前で、図３
に示す２つの爪片(71)(72)の先端面がケーシング開口部
の周縁に摺接する。更に電池蓋(３)をケーシング(１)に
向かって押し込むと、爪片(71)(72)の先端面のカム作用
によって、図５に示すロックレバー(７)がトーションス
プリング(73)に抗して反時計方向に回動し、これに伴っ
て爪片(71)(72)はケーシング開口部の周縁を越え、該周
縁に係合することになる。この結果、電池蓋(３)は、閉
じ位置にロックされる。該ロック状態では、電池蓋(３)
はケーシング(１)の開口部に埋没して、電池蓋(３)の外
面は、ケーシング(１)の外面と揃うことになる。
片(62)に抗して閉じ方向に押圧すると、前述の如くバネ
片(62)が弾性変形すると共に、全閉位置の直前で、図３
に示す２つの爪片(71)(72)の先端面がケーシング開口部
の周縁に摺接する。更に電池蓋(３)をケーシング(１)に
向かって押し込むと、爪片(71)(72)の先端面のカム作用
によって、図５に示すロックレバー(７)がトーションス
プリング(73)に抗して反時計方向に回動し、これに伴っ
て爪片(71)(72)はケーシング開口部の周縁を越え、該周
縁に係合することになる。この結果、電池蓋(３)は、閉
じ位置にロックされる。該ロック状態では、電池蓋(３)
はケーシング(１)の開口部に埋没して、電池蓋(３)の外
面は、ケーシング(１)の外面と揃うことになる。
【００１８】ノブ(70)を操作して前述の如く電池蓋(３)
のロックを解除すると、それまでは弾性変形していたバ
ネ片(62)の弾性復帰力によって、電池蓋(３)は図４の如
く半開き位置まで自動的に開くことになる。このバネ片
(62)の弾性復帰力は、電池の有無に拘わらず得られる。
その後、電池蓋(３)を図３に示す全開位置まで開くこと
によって、電池収納室(41)に電池(40)を装填することが
可能になる。
のロックを解除すると、それまでは弾性変形していたバ
ネ片(62)の弾性復帰力によって、電池蓋(３)は図４の如
く半開き位置まで自動的に開くことになる。このバネ片
(62)の弾性復帰力は、電池の有無に拘わらず得られる。
その後、電池蓋(３)を図３に示す全開位置まで開くこと
によって、電池収納室(41)に電池(40)を装填することが
可能になる。
【００１９】上述の如く、本発明に係る電池収納機構に
よれば、電池の有無に拘わらず、電池蓋(３)のロックを
解除することによって、電池蓋(３)は半開き位置まで自
動的に開くので、その後、全開位置まで電池蓋(３)を開
く操作は容易である。又、上記実施例では、バネ片(62)
が第１電極板(６)と一体に成形されているので、部品点
数を増加させることなく、簡易な構成で電池蓋(３)の開
閉の操作性を改善することが出来る。
よれば、電池の有無に拘わらず、電池蓋(３)のロックを
解除することによって、電池蓋(３)は半開き位置まで自
動的に開くので、その後、全開位置まで電池蓋(３)を開
く操作は容易である。又、上記実施例では、バネ片(62)
が第１電極板(６)と一体に成形されているので、部品点
数を増加させることなく、簡易な構成で電池蓋(３)の開
閉の操作性を改善することが出来る。
【００２０】上記実施の形態の説明は、本発明を説明す
るためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を
限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。
又、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許
請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能で
ある。例えば、本発明に係る電池収納機構は、デジタル
スチルカメラに限らず、電池を電源とするあらゆる機器
に実施できるのは言うまでもない。
るためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を
限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。
又、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許
請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能で
ある。例えば、本発明に係る電池収納機構は、デジタル
スチルカメラに限らず、電池を電源とするあらゆる機器
に実施できるのは言うまでもない。
【図１】本発明を実施したデジタルスチルカメラの斜視
図である。
図である。
【図２】デジタルスチルカメラの底面図である。
【図３】電池蓋を開いた状態を表わす要部の斜視図であ
る。
る。
【図４】電池蓋の半開き状態を表わす一部破断側面図で
ある。
ある。
【図５】電池蓋の内面に設けられたロック機構を表わす
平面図である。
平面図である。
(１) ケーシング (２) レンズ蓋 (３) 電池蓋 (４) 電池ボックス (40) 電池 (41) 電池収納室 (42) 開口縁 (６) 第１電極板 (61) 第２電極板 (62) バネ片 (７) ロックレバー (70) ノブ (71) 爪片 (72) 爪片
Claims (4)
- 【請求項１】 １或いは複数本の電池を装填するための
電池収納室(41)の開口部に、電池蓋(３)が開閉操作可能
に取り付けられ、閉じ位置にて電池蓋(３)のロックが可
能な電池収納機構において、電池蓋(３)と電池収納室(4
1)の開口縁(42)との対向部には、電池蓋(３)を開き方向
に付勢するためのバネ片(62)が設けられていることを特
徴とする電池収納機構。 - 【請求項２】 バネ片(62)は、基端部が電池蓋(３)の内
面に固定されると共に、先端部が電池収納室(41)の開口
縁(42)に対向して伸びている請求項１に記載の電池収納
機構。 - 【請求項３】 電池蓋(３)の内面には、電池収納室(41)
内の複数本の電池を互いに接続するための電極板(６)が
固定され、該電極板(６)に前記バネ片(62)が一体に成形
されている請求項１又は請求項２に記載の電池収納機
構。 - 【請求項４】 ケーシング(１)の内部に電池収納室(41)
が形成され、該電池収納室(41)はケーシング外面に開口
して、該開口部には、電池蓋(３)が開閉操作可能に取り
付けられ、閉じ位置にて電池蓋(３)のロックが可能であ
り、該ロック状態では、電池蓋(３)の外面がケーシング
外面と揃うこととなる電子機器において、電池蓋(３)と
電池収納室(41)の開口縁(42)との対向部には、電池蓋
(３)を開き方向に付勢するためのバネ片(62)が設けられ
ていることを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8244557A JPH1092403A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 電池収納機構及びこれを具えた電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8244557A JPH1092403A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 電池収納機構及びこれを具えた電子機器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1092403A true JPH1092403A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17120489
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8244557A Pending JPH1092403A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 電池収納機構及びこれを具えた電子機器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1092403A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001343693A (ja) * | 2000-06-01 | 2001-12-14 | Sanyo Electric Co Ltd | 蓋体を具えた機器 |
| JP2009110874A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Canon Inc | 電子装置 |
| US9138362B2 (en) | 2013-07-29 | 2015-09-22 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Folded absorbent article with a fastening system |
| US10640027B2 (en) | 2016-07-14 | 2020-05-05 | Nifco, Inc. | Table unit |
| CN113270680A (zh) * | 2021-05-22 | 2021-08-17 | 鹰潭金复源技术服务有限公司 | 一种便于拆卸的新能源汽车动力电池包 |
-
1996
- 1996-09-17 JP JP8244557A patent/JPH1092403A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001343693A (ja) * | 2000-06-01 | 2001-12-14 | Sanyo Electric Co Ltd | 蓋体を具えた機器 |
| JP2009110874A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Canon Inc | 電子装置 |
| US9138362B2 (en) | 2013-07-29 | 2015-09-22 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Folded absorbent article with a fastening system |
| US10640027B2 (en) | 2016-07-14 | 2020-05-05 | Nifco, Inc. | Table unit |
| CN113270680A (zh) * | 2021-05-22 | 2021-08-17 | 鹰潭金复源技术服务有限公司 | 一种便于拆卸的新能源汽车动力电池包 |
| CN113270680B (zh) * | 2021-05-22 | 2022-09-06 | 绿格逻新能源科技(浙江)有限责任公司 | 一种便于拆卸的新能源汽车动力电池包 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040203 |