JPH1091355A - 入力信号読み込み装置 - Google Patents

入力信号読み込み装置

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Publication number
JPH1091355A
JPH1091355A JP8242188A JP24218896A JPH1091355A JP H1091355 A JPH1091355 A JP H1091355A JP 8242188 A JP8242188 A JP 8242188A JP 24218896 A JP24218896 A JP 24218896A JP H1091355 A JPH1091355 A JP H1091355A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input signal
noise
period
read
delay time
Prior art date
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Pending
Application number
JP8242188A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Suzuki
聖一 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP8242188A priority Critical patent/JPH1091355A/ja
Publication of JPH1091355A publication Critical patent/JPH1091355A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力信号に入る一定周期ノイズ等を効果的に
除去する。 【解決手段】 ステップ101において入力信号のサン
プリングタイミングが生じたことを判定すると、次にス
テップ102において遅延時間の設定を行う。この遅延
時間はテーブルに記憶されたデータに基づいてランダム
的に設定される。そして、ステップ103において、設
定された遅延時間経過後、入力信号を読み込む。このよ
うに入力信号の読み込みをランダム的に遅延させること
により、入力信号に入る一定周期ノイズの影響を効果的
に除去することができる。さらに、ステップ104にお
いて、読み込んだ入力信号の2回連続一致を判定し、さ
らに2回連続一致したものの多数決を取って、入力信号
の確定を行う。このような処理を行うことにより、一定
周期ノイズ、不定周期ノイズ、重畳ノイズを効果的に除
去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力信号を所定周
期のサンプリングタイミングで読み込む入力信号読み込
み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、入力信号を読み込む場合、入力信
号に入るノイズをノイズフィルタ回路により減衰させ、
その後、CPU内にて入力信号のサンプリングタイミン
グを数十m秒から数秒の間でランダム的に変化させ、さ
らに数回読み込んだ入力信号の平均を取ることで、CP
U内に入力されるノイズを除去するようにしている。
【0003】このような構成により不定期周期のノイズ
を効果的に除去することができる。不定期周期のノイズ
としては、例えば自動車用のエアコン装置の場合、負荷
作動により発生するノイズ等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、装置の
使用環境が代わり、専用電源でなく他の装置と電源系を
共用したり、電気自動車のようにエアコン装置にインバ
ータを使用する場合には負荷作動による不定期周期のノ
イズに加え、電源やモータのスイッチングのような一定
周期のノイズが入力される。
【0005】この一定周期ノイズが数百μ秒程度の高周
波ノイズであり、それに比べてサンプリング周期が長い
場合、サンプリングタイミングと一定周期ノイズとの発
生タイミングが一致すると、常に一定周期のノイズを読
み込んでしまうことになる。例えば、サンプリングタイ
ミングの周期を75m秒〜125m秒とした場合、1m
秒の一定周期ノイズが入力されると、タイミングがあえ
ば常時そのノイズを読み込んでしまうことになる。
【0006】本発明は上記問題に鑑みたもので、一定周
期ノイズに対してそのノイズ除去を効果的に行うことを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、サンプリングタ
イミングが生じたとき、ランダムに設定された遅延時間
だけサンプリングタイミングを遅延させて入力信号の読
み込みを行うことを特徴としている。このように、入力
信号の読み込みをランダム的に遅延させることにより、
入力信号に一定周期ノイズが入ったとしてもその影響を
効果的に除去することができる。
【0008】この場合、上記した遅延時間のランダム設
定は、請求項2に記載の発明のように、テーブルに記憶
されたデータに基づいて設定することができる。また、
請求項3に記載の発明においては、読み込まれた入力信
号が複数回連続して一致したとき、一定周期ノイズが除
去された入力信号とすることを特徴としている。
【0009】サンプリングタイミングと一定周期ノイズ
の発生タイミングが一致する場合があったとしても、一
定周期ノイズの場合、複数回連続して一致することはな
いため、入力信号の複数回連続一致により、一定周期ノ
イズの影響を確実に除去することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。本実施形態では、電気自動車用のエ
アコン装置における入力信号の読み込み装置に適用して
いる。図1において、入力信号(例えば、外気温セン
サ、内気温センサ等のセンサ信号、外部スイッチ等のロ
ジック信号等)は、コイル、積分器等を用いたノイズフ
ィルタ回路1によりノイズが減衰されて、制御回路2に
入力される。
【0011】制御回路2は、A/D変換器、CPU、R
OM、RAM、I/O回路等により構成されており、入
力された入力信号を読み込み、その入力信号に基づいて
車室内空調のための各種演算処理を実行する。この制御
回路2におけるCPUにて、入力信号の読み込み処理が
行われる。図2にその具体的な処理を示す。
【0012】まず、入力信号のサンプリングタイミング
が生じたか否かを判定する(ステップ101)。入力信
号のサンプリングタイミングは、CPU内で数十m秒〜
数秒のランダム時間として設定される。入力信号のサン
プリングタイミングが生じると、次に遅延時間の設定を
行う(ステップ102)。この場合、遅延時間を、例え
ば125×n(n=1〜10)μ秒として設定する。な
お、ROM(記憶手段)中には、n=1〜10のテーブ
ルが記憶されており、そのテーブルからnを1→2→3
→…→10→1→2…というように読み出して遅延時間
を設定する。なお、その遅延時間のランダム的な設定
は、他の方法を用いて行ってもよいが、設定される遅延
時間は、入力信号のサンプリング周期に比べて十分短い
ものとする。次に、その設定された遅延時間経過後、入
力信号を読み込む(ステップ103)。
【0013】このように入力信号の読み込みをランダム
的に遅延させることにより、入力信号に入る一定周期ノ
イズの影響を効果的に除去することができる。この点に
つき図3を用いて説明する。入力信号には、電圧レベル
1 に対してV2 、V3 の一定周期ノイズが乗っている
とする(図3(a)参照)。この入力信号は、ノイズフ
ィルタ回路1に入力される。この場合、一定周期のノイ
ズが、例えばインバータのスイッチングにより発生する
ノイズであると、そのノイズは急峻であり、ノイズフィ
ルタ回路1では、入力信号に乗るノイズV2 、V3 を減
衰させて、それぞれをV2 ' 、V3 'にする(図3
(b)参照)。ここで、サンプリングタイミングとノイ
ズV3 ' の発生タイミングが一致すると、入力1、入力
2ともV1 −V3 ' を入力信号として読み込んでしまう
(図3(c)参照)が、上記した遅延時間(図3中では
αで示す)後に入力信号の読み込みを行うことにより、
入力1、入力2ともV1 になり、ノイズの影響を除去す
ることができる(図3(d)参照)。
【0014】遅延時間をランダム的に変更した場合、サ
ンプリングタイミングと一定周期ノイズの発生タイミン
グが一致することがあるが、2回連続して一致すること
はない。そこで、次のステップ104では、読み込んだ
入力信号が2回連続して一致したときに、その読み込ん
だ入力信号を採用し、不一致のときには、前に読み込ん
だ入力信号を採用するようにしている。このことによ
り、一定周期ノイズの影響を確実に排除することができ
る。
【0015】しかしながら、入力信号に不定周期ノイズ
あるいは重畳ノイズが連続して入った場合、2回連続の
一致判定だけでは間違った入力信号を採用してしまう可
能性がある。このため、2回連続一致で得られた入力信
号に対し、さらに多数決を取って、入力信号の確定を行
うようにしている。上記したステップ104での処理に
ついて、図4に示す具体例を用いて説明する。図4
(a)において、読み込んだ入力信号が同じ場合を
“1”、異なる場合を“0”として示している。ここ
で、入力信号の2回連続一致判定を行うと、図4(b)
に示す入力信号が採用される。なお、不一致の場合に
は、前に読み込んだ入力信号を採用している。そして、
2回連続一致判定により得られた所定個数の入力信号に
対し多数決を取って1つの入力信号を確定させる。
【0016】このような処理を行うことにより、一定周
期ノイズ、不定周期ノイズ、重畳ノイズを効果的に排除
することができる。なお、入力信号の連続一致判定は、
2回に限らず3回以上の複数回としてもよい。また、入
力信号をディジタル信号でなくアナログ信号として読み
込む場合には、複数回の連続一致でなく、連続して複数
回読み込んだ入力信号を平均化処理すれば、一定周期ノ
イズ等を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入力信号読み込み装置を電気自動車用
エアコン装置に適用した場合の構成図である。
【図2】制御回路2内のCPUが実行する入力信号読み
込み処理を示すフローチャートである。
【図3】不定期ノイズの除去を説明するための波形図で
ある。
【図4】読み込んだ入力信号を確定する処理を説明する
ための説明図である。
【符号の説明】
1…ノイズフィルタ回路、2…制御回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を所定周期のサンプリングタイ
    ミングで読み込む入力信号読み込み装置において、 前記サンプリングタイミングが生じたとき、ランダムに
    設定された遅延時間だけ前記サンプリングタイミングを
    遅延させて前記入力信号の読み込みを行うことを特徴と
    する入力信号読み込み装置。
  2. 【請求項2】 前記遅延時間をテーブルに記憶されたデ
    ータに基づいて設定することを特徴とする入力信号読み
    込み装置。
  3. 【請求項3】 前記読み込まれた入力信号が複数回連続
    して一致したとき、一定周期ノイズが除去された入力信
    号とすることを特徴とする入力信号読み込み装置。
JP8242188A 1996-09-12 1996-09-12 入力信号読み込み装置 Pending JPH1091355A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8242188A JPH1091355A (ja) 1996-09-12 1996-09-12 入力信号読み込み装置

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JP8242188A JPH1091355A (ja) 1996-09-12 1996-09-12 入力信号読み込み装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1091355A true JPH1091355A (ja) 1998-04-10

Family

ID=17085619

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JP8242188A Pending JPH1091355A (ja) 1996-09-12 1996-09-12 入力信号読み込み装置

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JP (1) JPH1091355A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012150643A (ja) * 2011-01-19 2012-08-09 Yokogawa Denshikiki Co Ltd 信号処理装置
JP2016511827A (ja) * 2013-02-07 2016-04-21 ルノー エス.ア.エス. 周期的または準周期的な電圧信号の平均値を決定する方法
US9395706B2 (en) 2013-04-04 2016-07-19 Mitsubishi Electric Corporation Noise determination device

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012150643A (ja) * 2011-01-19 2012-08-09 Yokogawa Denshikiki Co Ltd 信号処理装置
JP2016511827A (ja) * 2013-02-07 2016-04-21 ルノー エス.ア.エス. 周期的または準周期的な電圧信号の平均値を決定する方法
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