JP3119624B2 - ノイズ除去装置およびノイズ除去方法、並びに記録媒体 - Google Patents

ノイズ除去装置およびノイズ除去方法、並びに記録媒体

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JP3119624B2 JP10183267A JP18326798A JP3119624B2 JP 3119624 B2 JP3119624 B2 JP 3119624B2 JP 10183267 A JP10183267 A JP 10183267A JP 18326798 A JP18326798 A JP 18326798A JP 3119624 B2 JP3119624 B2 JP 3119624B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノイズ除去装置お
よびノイズ除去方法、並びに記録媒体に関し、特に、非
同期入力信号のグリッジノイズを除去するノイズ除去装
置およびノイズ除去方法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回路同士のインタフェース信号に
は、出力回路の動作クロックによるノイズや伝搬中に混
入するノイズが含まれている。出力回路の動作クロック
によるノイズは、出力回路の動作クロックでインタフェ
ース信号を叩き直して出力することにより、除去するこ
とができる。
【0003】また、伝搬中に混入するノイズの除去につ
いては、有効な手段がなく、ノイズが混入しないよう
に、V11インタフェース(EIA規格RS−422A
に準拠したインタフェース)やインタフェース信号のシ
ールドなどの伝搬経路の低インピーダンス化で対処して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、出力回
路の動作クロックによるノイズを除去する場合、出力タ
イミングが遅れるため、遅れる時間分のタイミング設計
を考慮しなくてはならない課題があった。
【0005】また、伝搬中に混入するノイズを除去する
場合、部品点数の増大や、伝搬経路の配置設計に苦慮し
なくてはならない課題があった。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、入力回路でノイズを除去することにより、
出力回路でのノイズ除去対策を不要にし、出力回路の構
成を簡略化するとともに、出力信号の遅延を少なくし、
タイミング設計を容易にすることができるようにするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のノイズ
除去装置は、入力された非同期信号のノイズを除去する
ノイズ除去装置であって、所定の基準クロックの所定数
分の1の周期の動作クロックの立ち上がりに同期して、
非同期信号を取り込み、出力する第1の取り込み手段
と、動作クロックの立ち下がりに同期して、非同期信号
を取り込み、出力する第2の取り込み手段と、第1の取
り込み手段の出力と、第2の取り込み手段の出力に対し
て、排他的論理和を演算し、演算結果を出力する演算手
段と、動作クロックの立ち下がりで、演算手段の演算結
果に応じて、入力された非同期信号、及び直前に取り込
み、保持していた非同期信号のいずれかを出力する保持
出力手段と、演算手段の出力を、動作クロックの立ち下
がりで取り込む第3の取り込み手段と、第1の取り込み
手段の出力を、動作クロックの立ち下がりで取り込む第
4の取り込み手段と、第3の取り込み手段の出力に応じ
て、保持出力手段の出力、又は第4の取り込み手段の出
力を切り替えて出力する切り替え手段とを備えることを
特徴とする。請求項2に記載のノイズ除去装置は、入力
された非同期信号のノイズを除去するノイズ除去装置で
あって、所定の基準クロックの所定数分の1の周期の動
作クロックの立ち上がりに同期して、非同期信号を取り
込み、出力する第1の取り込み手段と、動作クロックの
立ち下がりに同期して、非同期信号を取り込み、出力す
る第2の取り込み手段と、第1の取り込み手段の出力
と、第2の取り込み手段の出力に対して、排他的論理和
を演算し、演算結果を出力する演算手段と、動作クロッ
クの立ち下がりで、演算手段の演算結果に応じて、入力
された非同期信号、及び直前の動作クロックの立ち上が
りで取り込み、保持していた非同期信号のいずれかを出
力する第1の出力手段と、動作クロックの立ち上がり
で、演算手段の演算結果に応じて、入力された非同期信
号、及び直前の動作クロックの立ち下がりで取り込み、
保持していた非同期信号のいずれかを出力する第2の出
力手段とを備えることを特徴とする。また、ノイズは、
基準クロックの立ち上がりに同期して混入するグリッジ
ノイズであるようにすることができる。また、第1乃至
第4の取り込み手段は、フリップフロップ回路により構
成されるようにすることができる。また、動作クロック
の周期は、基準クロックの周期の1分の1以下であるよ
うにすることができる。請求項6に記載のノイズ除去方
法は、入力された非同期信号のノイズを除去するノイズ
除去方法であって、所定の基準クロックの所定数分の1
の周期の動作クロックの立ち上がりに同期して、非同期
信号を取り込み、出力する第1の取り込みステップと、
動作クロックの立ち下がりに同期して、非同期信号を取
り込み、出力する第2の取り込みステップと、第1の取
り込みステップにおける出力と、第2の取り込みステッ
プにおける出力に対して、排他的論理和を演算し、演算
結果を出力する演算ステップと、動作クロックの立ち下
がりで、演算ステップにおける演算結果に応じて、入力
された非同期信号、及び直前に取り込み、保持していた
非同期信号のいずれかを出力する保持出力ステップと、
演算ステップにおける出力を、動作クロックの立ち下が
りで取り込む第3の取り込みステップと、第1の取り込
みステップにおける出力を、動作クロックの立ち下がり
で取り込む第4の取り込みステップと、第3の取り込み
ステップにおける出力に応じて、保持出力ステップにお
ける出力、又は第4の取り込みステップにおける出力を
切り替えて出力する切り替えステップとを備えることを
特徴とする。請求項7に記載のノイズ除去方法は、入力
された非同期信号のノイズを除去するノイズ除去方法で
あって、所定の基準クロックの所定数分の1の周期の動
作クロックの立ち上がりに同期して、非同期信号を取り
込み、出力する第1の取り込みステップと、動作クロッ
クの立ち下がりに同期して、非同期信号を取り込み、出
力する第2の取り込みステップと、第1の取り込みステ
ップにおける出力と、第2の取り込みステップにおける
出力に対して、排他的論理和を演算し、演算結果を出力
する演算ステップと、動作クロックの立ち下がりで、演
算ステップにおける演算結果に応じて、入力された非同
期信号、及び直前の動作クロックの立ち上がりで取り込
み、保持していた非同期信号のいずれかを出力する第1
の出力ステップと、動作クロックの立ち上がりで、演算
ステップにおける演算結果に応じて、入力された非同期
信号、及び直前の動作クロックの立ち下がりで取り込
み、保持していた非同期信号のいずれかを出力する第2
の出力ステップとを備えることを特徴とする。請求項8
に記載の記録媒体は、請求項6または請求項7に記載の
ノイズ除去方法を実行可能なプログラムを記録したこと
を特徴とする。本発明に係るノイズ除去装置およびノイ
ズ除去方法、並びに記録媒体においては、動作クロック
の立ち上がりで取り込まれた非同期信号を、演算手段に
よる演算結果に応じて、動作クロックの立ち下がりで取
り込まれた非同期信号に置き換える。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のノイズ除去装置
を応用した非同期入力信号のグリッジ除去回路の一実施
の形態の構成例を示すブロック図である。
【0009】同図に示したように、グリッジ除去回路
は、非同期入力信号を動作クロックC2の立ち上がりで
取り込むフリップフロップ(FF)1と、非同期入力信
号を動作クロックC2の立ち下がりで取り込むFF2
と、FF1とFF2の出力信号の排他的論理和をとる排
他的論理和回路(XOR)3とを有している。これらの
回路により、非同期入力信号の変化点をH(ハイ)レベ
ルで表わす信号を生成するようになされている。
【0010】また、グリッジ除去回路は、XOR3の出
力のレベルによって、Hレベルの時は非同期入力信号を
選択し、L(ロー)レベルの時はFF5の出力を選択出
力するセレクタ4と、セレクタ4の出力を動作クロック
C2の立ち下がりで取り込むFF5と、XOR3より出
力される非同期入力信号の変化点の検出信号を動作クロ
ックC2の立ち下がりで取り込むFF6と、FF1の出
力を動作クロックC2の立ち下がりで取り込むFF7
と、FF6の出力のレベルが、Hレベルの時にFF5の
出力を選択し、Lレベルの時にFF7の出力を選択出力
するセレクタ8を有している。
【0011】即ち、FF1の入力端D、及びFF2の入
力端Dには、それぞれ非同期入力信号が入力され、FF
1のクロック入力端CK、及びFF2のクロック入力端
CKには、それぞれ動作クロックC2が入力されるよう
になされている。そして、FF1は、クロック入力端C
Kに入力された動作クロックC2の立ち上がりで、入力
端Dの入力を取り込む(サンプリングする)ようになさ
れている。FF2は、クロック入力端CKに入力された
動作クロックC2の立ち下がりで、入力端Dの入力をサ
ンプリングするようになされている。動作クロックC2
の周期は、所定の基準となるクロックC1の周期の1/
2とされている。
【0012】FF1の出力端Qは、排他的論理和回路
(XOR)3の一方の入力端に接続され、FF2の出力
端Qは、XOR3の他方の入力端に接続されている。X
OR3の出力端は、セレクタ4の入力端Sに接続され、
非同期入力信号が入力端Bに入力され、FF5の出力端
Qがセレクタ4の入力端Aに接続されている。セレクタ
4は、入力端Sに入力された信号のレベルがHレベルの
とき、入力端Bに入力された信号(非同期入力信号)を
出力端Yより出力し、入力端Sに入力された信号のレベ
ルがLレベルのとき、入力端Aに入力された信号(FF
5の出力)を出力端Yより出力するようになされてい
る。
【0013】セレクタ4の出力端Yは、FF5の入力端
Dに接続され、FF5はFF5のクロック入力端CKに
入力される動作クロックC2の立ち下がりで入力端Dの
入力をサンプリングし、出力端Qより出力するようにな
されている。
【0014】XOR3の出力端は、FF6の入力端Dと
接続され、FF6は、クロック入力端CKに入力される
動作クロックC2の立ち下がりで入力端Dの入力をサン
プリングし、出力端Qより出力するようになされてい
る。FF1の出力端Qは、FF7の入力端Dと接続さ
れ、FF7は、クロック入力端CKに入力される動作ク
ロックC2の立ち下がりで、入力端Dの入力をサンプリ
ングし、出力端Dより出力するようになされている。
【0015】FF7の出力端Qはセレクタ8の入力端A
と接続され、FF6の出力端Qはセレクタ8の入力端S
と接続され、FF5の出力端Qはセレクタ8の入力端B
と接続されている。そして、セレクタ8は、入力端Sの
入力信号のレベルがHレベルのとき、入力端Bに入力さ
れた信号を出力し、入力端Sに入力された信号のレベル
がLレベルのとき、入力端Aに入力された信号を出力す
るようになされている。
【0016】次に、図2のタイミングチャートを参照し
て、図1に示したグリッジ除去回路の動作について説明
する。図2に示したように、FF1の出力を信号A1、
FF2の出力を信号A2、XOR3の出力を信号A3、
FF5の出力を信号A5、FF6の出力を信号A6、F
F7の出力を信号A7とする。
【0017】非同期入力信号には、非同期入力信号を生
成したクロックC1の立ち上がりに同期してグリッジノ
イズが混入している。上記非同期入力信号を動作クロッ
クC2の立ち上がりで取り込んだ信号が信号A1であ
る。信号A1は、時刻T2のLレベルのグリッジノイズ
と、時刻T11のハイレベル(Hレベル)のグリッジノ
イズを取り込んでしまっている。
【0018】また、非同期入力信号を動作クロックC2
の立ち下がりで取り込んだ信号が信号A2である。信号
A2は、時刻T4のLレベルのグリッジノイズと、時刻
T13のHレベルのグリッジノイズを取り込んでしまっ
ている。
【0019】XOR3において、信号A1と信号A2の
排他的論理和をとった信号が信号A3である。信号A3
は、非同期入力信号の変化点を検出した信号であり、非
同期入力信号のレベル変化があったところが、Hレベル
で出力される。時刻T3のHパルス、時刻T4から時刻
T5までのHパルス、時刻T12のHパルス、及び時刻
T13から時刻T14までのHパルスは、グリッジノイ
ズによるものである。
【0020】信号A3がHレベル時であって、かつ動作
クロックC2の立ち下がりで非同期入力信号を取り込
み、信号A3がLレベル時であって、かつ動作クロック
C2の立ち下がりで前の時刻で取り込んだレベルを保持
した信号が信号A5である。信号A5は、非同期入力信
号のレベル変化があった後のレベルを保持するように変
化する。信号A3を動作クロックC2の立ち下がりで取
り込んだ信号が信号A6である。
【0021】信号A1を動作クロックC2の立ち下がり
で取り込んだ信号が信号A7である。セレクタ8は、信
号A6がHレベル時は、信号A5を選択し、信号A6が
Lレベル時は、信号A7を選択することで同期化信号を
生成し、出力する。
【0022】即ち、信号A6がHレベル時は、非同期入
力信号を動作クロックC2の立ち上がりで取り込んだ信
号(信号A7)のレベルが、非同期入力信号のグリッジ
ノイズを取り込んでいる可能性が高いため、非同期入力
信号を変化点検出(信号A3のHレベル)後の動作クロ
ックC2の立ち下がりで取り込んだ信号(信号A5)の
レベルに置換することで、グリッジノイズを除去してい
る。
【0023】以上説明したように、本発明を応用した非
同期入力信号のグリッジ除去回路は、非同期入力信号の
変化点を検出し、非同期入力信号を動作クロックC2の
立ち上がりで取り込んだ信号を、非同期入力信号に変化
があった時だけ、非同期入力信号を動作クロックC2の
立ち下がりで取り込んだ信号に変換することで、動作ク
ロックC2の周期の1/2の周期より短い周期のグリッ
ジノイズを除去することができる。
【0024】即ち、図1において、まず、FF1、FF
2、及びXOR3によって、非同期入力信号の変化点を
検出する。セレクタ4とFF5によって、非同期入力信
号に変化があった時のみ、非同期入力信号を動作クロッ
クC2の立ち下がりで取り込む。セレクタ8において、
非同期入力信号を動作クロックC2の立ち上がりで取り
込んだ信号を、非同期入力信号に変化があった時のみ、
非同期入力信号を動作クロックC2の立ち下がりで取り
込んだ信号に切り替える。これにより動作クロックC2
の立ち上がりでグリッジノイズを取り込んでも、次の動
作クロックC2の立ち下がりで取り込んだレベルに変換
されるため、グリッジノイズは除去される。
【0025】以上のようにして、図1の実施の形態にお
いては、次のような効果を得ることができる。第1の効
果は、入力される信号に混入するグリッジノイズの電圧
レベルに関係なくグリッジノイズを除去できるため、全
ての同期化回路に適用できる。第2の効果は、出力側に
てグリッジノイズを除去しなくてよいため、出力回路の
タイミング設計が容易になり、出力回路を簡略化するこ
とができる。第3の効果は、グリッジノイズ除去と同期
化を同時に行うため、入力信号に対して同期化後の信号
の遅延を少なくすることができる。
【0026】次に、本発明の他の実施の形態の構成及び
動作について、図面を参照して詳細に説明する。図3
は、本発明のノイズ除去装置を応用した非同期入力信号
のグリッジ除去回路の他の実施の形態の構成例を示して
いる。
【0027】図3を参照すると、非同期入力信号の変化
点を検出した信号(XOR3の出力信号)を使用する点
では、図1に示した実施の形態の場合と同様であるが、
それ以降の回路構成が異なっている。
【0028】即ち、図3に示したグリッジ除去回路は、
非同期入力信号を動作クロックC2の立ち上がりで取り
込むフリップフロップ(FF)1と、非同期入力信号を
動作クロックC2の立ち下がりで取り込むFF2と、F
F1とFF2の出力信号の排他的論理和をとる排他的論
理和回路(XOR)3とを有している。これらの回路に
より、非同期入力信号の変化点をHレベルであらわす信
号を生成するようになされている。
【0029】さらに、グリッジ除去回路は、XOR3の
出力がHレベルの時は非同期入力信号を選択し、Lレベ
ルの時はFF17の出力信号を選択し、出力するセレク
タ4と、セレクタ4の出力を動作クロックC2の立ち下
がりで取り込み、初期状態を決定するために必要なセッ
ト及びリセット端子を装備したFF15と、XOR3の
出力がHレベルの時は非同期入力信号を選択し、Lレベ
ルの時はFF15の出力を選択し、出力するセレクタ1
6と、セレクタ16の出力を、動作クロックC2の立ち
上がりで取り込み、初期状態を決定するために必要なセ
ット及びリセット端子を装備したFF17とを有してい
る。
【0030】即ち、FF1の入力端D、及びFF2の入
力端Dには、それぞれ非同期入力信号が入力され、FF
1のクロック入力端CK、及びFF2のクロック入力端
CKには、それぞれ動作クロックC2が入力されるよう
になされている。そして、FF1は、クロック入力端C
Kに入力された動作クロックC2の立ち上がりで、入力
端Dの入力を取り込む(サンプリングする)ようになさ
れている。FF2は、クロック入力端CKに入力された
動作クロックC2の立ち下がりで、入力端Dの入力をサ
ンプリングするようになされている。動作クロックC2
の周期は、所定の基準となるクロックC1の周期の1/
2とされている。
【0031】FF1の出力端Qは、排他的論理和回路
(XOR)3の一方の入力端に接続され、FF2の出力
端Qは、XOR3の他方の入力端に接続されている。X
OR3の出力端は、セレクタ4の入力端Sに接続され、
非同期入力信号がセレクタ4の入力端Bに入力され、F
F17の出力端Qがセレクタ4の入力端Aに接続されて
いる。
【0032】セレクタ4は、入力端Sに入力された信号
のレベルがHレベルのとき、入力端Bに入力された信号
(非同期入力信号)を出力端Yより出力し、入力端Sに
入力された信号のレベルがLレベルのとき、入力端Aに
入力された信号(FF17からの出力)を出力端Yより
出力するようになされている。
【0033】セレクタ4の出力端Yは、FF15の入力
端Dに接続され、FF15はFF15のクロック入力端
CKに入力される動作クロックC2の立ち下がりで入力
端Dの入力をサンプリングし、出力端Qより出力するよ
うになされている。
【0034】また、XOR3の出力端は、セレクタ16
の入力端Sと接続され、非同期入力信号がFF16の入
力端Bに入力され、FF15の出力端QがFF16の入
力端Aに接続されている。そして、セレクタ16は、入
力端Sに入力されたXOR3からの信号のレベルがHレ
ベルのとき、入力端Bに入力された非同期入力信号を出
力端Yより出力し、入力端Sに入力されたXOR3から
の信号のレベルがLレベルのとき、入力端Aに入力され
たFF15からの信号を出力端Yより出力するようにな
されている。
【0035】FF17は、動作クロックC2の立ち上が
りで、セレクタ16の出力端Yより供給される信号をサ
ンプリングし、出力端Qより出力するようになされてい
る。
【0036】次に、図3に示した実施の形態の動作につ
いて、図4のタイミングチャートを参照して説明する。
図4において、FF1の出力を信号A1、FF2の出力
を信号A2、XOR3の出力を信号A3、FF17の出
力を信号A17、FF15の出力を同期化信号とする。
信号A1、信号A2、信号A3については、図2を参照
して上述した場合と同様であるため、その説明は省略す
る。
【0037】信号A3がHレベル時であり、かつ動作ク
ロックC2の立ち上がりで非同期入力信号を取り込み、
信号A3がLレベル時であり、かつ動作クロックC2の
立ち下がりで前の時刻でFF15が取り込んだレベルを
保持した信号が信号A17である。信号A17は、非同
期入力信号のレベル変化があった後の動作クロックC2
の立ち下がりで、先に取り込んだ非同期入力信号のレベ
ルを保持するように変化する。信号A17の初期値は、
ここではリセット端子RにHパルスを入力して、Lレベ
ルとしている。
【0038】信号A3がHレベル時であり、かつ動作ク
ロックC2の立ち下がりで非同期入力信号を取り込み、
信号A3がLレベル時であり、かつ動作クロックC2の
立ち下がりで前の時刻でFF17が取り込んだレベルを
保持した信号が同期化信号(FF15の出力)である。
同期化信号は、非同期入力信号のレベル変化があった後
の動作クロックC2の立ち下がりで取り込んだレベルを
保持するように変化する。
【0039】同期化信号の初期値は、ここではリセット
端子RにHパルスを入力して、Lレベルとしている。
【0040】以上のように、非同期入力信号を動作クロ
ックC2の立ち上がりと立ち下がりで取り込んだレベル
(信号A1、信号A2)が、それぞれ非同期入力信号の
グリッジノイズを取り込んでいる可能性が高い。このた
め、信号A3がHレベルの時において、非同期入力信号
を動作クロックC2の立ち下がりで取り込んだレベル
(信号A2)は、変化点検出後の動作クロックC2の立
ち上がりで取り込んだレベル(信号A1)に置換し、動
作クロックC2の立ち上がりで取り込んだレベル(信号
A1)は、変化点検出後の動作クロックC2の立ち下が
りで取り込んだレベル(信号A2)に置換するようにし
ている。このようにして、同期化信号、及び信号A17
を生成し、グリッジノイズを除去している。
【0041】図3に示した実施の形態においても、図1
に示した実施の形態の場合と同様の効果を得ることがで
きる。さらに、図3に示した実施の形態においては、F
F15の出力信号を同期化信号としているが、FF17
の出力信号A17を同期化信号としてもよい。従って、
後段の回路が同期化信号を使用する時、動作クロックC
2の立ち上がり同期の信号A17、及び動作クロックC
2の立ち下がり同期の同期化信号(FF15の出力)の
いずれかを同期化信号として選ぶことができるという利
点がある。
【0042】なお、上記実施の形態における動作を、ソ
フトウェアにより行うようにすることも可能である。
【0043】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係るノイズ除去装
置およびノイズ除去方法、並びに記録媒体によれば、所
定の基準クロックの1分の1以下の周期の動作クロック
の立ち上がりで取り込まれた非同期信号を、演算手段に
よる演算結果に応じて、動作クロックの立ち下がりで取
り込まれた非同期信号に置き換えるようにしたので、簡
単な回路構成で、基準クロックの立ち上がりに同期して
発生するグリッジノイズを除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のノイズ除去装置を応用したグリッジ除
去回路の一実施の形態の構成例を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の実施の形態の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図3】本発明のノイズ除去装置を応用したグリッジ除
去回路の他の実施の形態の構成例を示すブロック図であ
る。
【図4】図3の実施の形態の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
1,2,5,6,7 FF 3 XOR 4,8 セレクタ 16 セレクタ 15,17 FF

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された非同期信号のノイズを除去す
    るノイズ除去装置であって、 所定の基準クロックの所定数分の1の周期の動作クロッ
    クの立ち上がりに同期して、前記非同期信号を取り込
    み、出力する第1の取り込み手段と、 前記動作クロックの立ち下がりに同期して、前記非同期
    信号を取り込み、出力する第2の取り込み手段と、 前記第1の取り込み手段の出力と、前記第2の取り込み
    手段の出力に対して、排他的論理和を演算し、演算結果
    を出力する演算手段と、 前記動作クロックの立ち下がりで、前記演算手段の演算
    結果に応じて、入力された前記非同期信号、及び直前に
    取り込み、保持していた前記非同期信号のいずれかを出
    力する保持出力手段と、 前記演算手段の出力を、前記動作クロックの立ち下がり
    で取り込む第3の取り込み手段と、 前記第1の取り込み手段の出力を、前記動作クロックの
    立ち下がりで取り込む第4の取り込み手段と、 前記第3の取り込み手段の出力に応じて、前記保持出力
    手段の出力、又は前記第4の取り込み手段の出力を切り
    替えて出力する切り替え手段とを備えることを特徴とす
    るノイズ除去装置。
  2. 【請求項2】 入力された非同期信号のノイズを除去す
    るノイズ除去装置であって、 所定の基準クロックの所定数分の1の周期の動作クロッ
    クの立ち上がりに同期して、前記非同期信号を取り込
    み、出力する第1の取り込み手段と、 前記動作クロックの立ち下がりに同期して、前記非同期
    信号を取り込み、出力する第2の取り込み手段と、 前記第1の取り込み手段の出力と、前記第2の取り込み
    手段の出力に対して、排他的論理和を演算し、演算結果
    を出力する演算手段と、 前記動作クロックの立ち下がりで、前記演算手段の演算
    結果に応じて、入力された前記非同期信号、及び直前の
    前記動作クロックの立ち上がりで取り込み、保持してい
    た前記非同期信号のいずれかを出力する第1の出力手段
    と、 前記動作クロックの立ち上がりで、前記演算手段の演算
    結果に応じて、入力された前記非同期信号、及び直前の
    前記動作クロックの立ち下がりで取り込み、保持してい
    た前記非同期信号のいずれかを出力する第2の出力手段
    とを備えることを特徴とするノイズ除去装置。
  3. 【請求項3】 前記ノイズは、前記基準クロックの立ち
    上がりに同期して混入するグリッジノイズであることを
    特徴とする請求項1または2に記載のノイズ除去装置。
  4. 【請求項4】 前記第1乃至第4の取り込み手段は、フ
    リップフロップ回路により構成されることを特徴とする
    請求項1に記載のノイズ除去装置。
  5. 【請求項5】 前記動作クロックの周期は、前記基準ク
    ロックの周期の1分の1以下であることを特徴とする請
    求項1または2に記載のノイズ除去装置。
  6. 【請求項6】 入力された非同期信号のノイズを除去す
    るノイズ除去方法であって、 所定の基準クロックの所定数分の1の周期の動作クロッ
    クの立ち上がりに同期して、前記非同期信号を取り込
    み、出力する第1の取り込みステップと、 前記動作クロックの立ち下がりに同期して、前記非同期
    信号を取り込み、出力する第2の取り込みステップと、 前記第1の取り込みステップにおける出力と、前記第2
    の取り込みステップにおける出力に対して、排他的論理
    和を演算し、演算結果を出力する演算ステップと、 前記動作クロックの立ち下がりで、前記演算ステップに
    おける演算結果に応じて、入力された前記非同期信号、
    及び直前に取り込み、保持していた前記非同期信号のい
    ずれかを出力する保持出力ステップと、 前記演算ステップにおける出力を、前記動作クロックの
    立ち下がりで取り込む第3の取り込みステップと、 前記第1の取り込みステップにおける出力を、前記動作
    クロックの立ち下がりで取り込む第4の取り込みステッ
    プと、 前記第3の取り込みステップにおける出力に応じて、前
    記保持出力ステップにおける出力、又は前記第4の取り
    込みステップにおける出力を切り替えて出力する切り替
    えステップとを備えることを特徴とするノイズ除去方
    法。
  7. 【請求項7】 入力された非同期信号のノイズを除去す
    るノイズ除去方法であって、 所定の基準クロックの所定数分の1の周期の動作クロッ
    クの立ち上がりに同期して、前記非同期信号を取り込
    み、出力する第1の取り込みステップと、 前記動作クロックの立ち下がりに同期して、前記非同期
    信号を取り込み、出力する第2の取り込みステップと、 前記第1の取り込みステップにおける出力と、前記第2
    の取り込みステップにおける出力に対して、排他的論理
    和を演算し、演算結果を出力する演算ステップと、 前記動作クロックの立ち下がりで、前記演算ステップに
    おける演算結果に応じて、入力された前記非同期信号、
    及び直前の前記動作クロックの立ち上がりで取り込み、
    保持していた前記非同期信号のいずれかを出力する第1
    の出力ステップと、 前記動作クロックの立ち上がりで、前記演算ステップに
    おける演算結果に応じて、入力された前記非同期信号、
    及び直前の前記動作クロックの立ち下がりで取り込み、
    保持していた前記非同期信号のいずれかを出力する第2
    の出力ステップとを備えることを特徴とするノイズ除去
    方法。
  8. 【請求項8】 請求項6または請求項7に記載のノイズ
    除去方法を実行可能なプログラムを記録したことを特徴
    とする記録媒体。
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