JP3358432B2 - クロック信号発生装置及び方法 - Google Patents

クロック信号発生装置及び方法

Info

Publication number
JP3358432B2
JP3358432B2 JP06940196A JP6940196A JP3358432B2 JP 3358432 B2 JP3358432 B2 JP 3358432B2 JP 06940196 A JP06940196 A JP 06940196A JP 6940196 A JP6940196 A JP 6940196A JP 3358432 B2 JP3358432 B2 JP 3358432B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
output
phase
generating
phase error
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06940196A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09238272A (ja
Inventor
浩彰 松本
学 鵜飼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP06940196A priority Critical patent/JP3358432B2/ja
Priority to TW090204372U priority patent/TW452304U/zh
Priority to MYPI97000582A priority patent/MY115526A/en
Priority to CA002198338A priority patent/CA2198338C/en
Priority to CN97102547A priority patent/CN1108693C/zh
Priority to US08/806,915 priority patent/US5831683A/en
Priority to KR1019970006933A priority patent/KR100417549B1/ko
Publication of JPH09238272A publication Critical patent/JPH09238272A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3358432B2 publication Critical patent/JP3358432B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/04Synchronising
    • H04N5/12Devices in which the synchronising signals are only operative if a phase difference occurs between synchronising and synchronised scanning devices, e.g. flywheel synchronising
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/04Synchronising
    • H04N5/12Devices in which the synchronising signals are only operative if a phase difference occurs between synchronising and synchronised scanning devices, e.g. flywheel synchronising
    • H04N5/126Devices in which the synchronising signals are only operative if a phase difference occurs between synchronising and synchronised scanning devices, e.g. flywheel synchronising whereby the synchronisation signal indirectly commands a frequency generator
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/21Circuitry for suppressing or minimising disturbance, e.g. moiré or halo

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Synchronizing For Television (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオ信号をデジ
タル処理するシステムにおけるクロック信号の発生装置
及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオ信号をデジタル処理するシ
ステムにおけるクロック信号発生装置としては、図20
に示すものが提案されている。
【0003】このクロック信号発生装置は、アナログビ
デオ信号をデジタル化するA/Dコンバータ1と、A/
Dコンバータ1の出力であるデジタルビデオ信号を後述
するタイミング発生器5が出力する積分窓によりゲート
し、位相エラーを検出する位相比較器3と、位相比較器
3が出力した位相エラーにより発振周波数が制御される
電圧制御発振器(以下VCOという)4と、位相比較器
3に供給する積分窓を発生するタイミング発生器5とを
備えている。そして、VCO4が発生したクロック信号
(CLK)は、システムクロックとしてA/Dコンバー
タ1、位相比較器3、及びタイミング発生器5へ供給さ
れる。
【0004】VCO4は位相比較器3が出力する位相エ
ラーが0のときに、アナログビデオ信号中の水平同期信
号周波数の910倍の周波数(以下910fHと略す)
のクロック信号を発生する。
【0005】タイミング信号発生器5は、VCO4が発
生するクロック信号をカウントし、そのカウント値が所
定の値、例えば0〜63の値をとる時にアクティブとな
る積分窓を発生する。
【0006】位相比較器3は、図21に示すように、デ
ジタルビデオ信号のクランプ回路101と、積分窓が開
いている(アクティブ)ときのデジタルビデオ信号の通
過させるゲート回路102と、ゲート回路102の出力
を積分して位相エラーを検出する積分器103とから構
成されている。
【0007】図22を参照しながら位相比較器3の動作
を説明する。クランプ回路101は、入力されるデジタ
ルビデオ信号中の水平同期信号のペデスタルレベルとシ
ンクチップレベルの中間が“0”レベルになるようにク
ランプを行う。ゲート回路102は積分窓が開いている
期間、入力されるデジタルビデオ信号を通過させる。積
分器103はゲート回路102を通過したデータを積分
する。前述したように、VCO4が発生するクロック信
号のカウント値が例えば0〜63の値をとる時に積分窓
がアクティブになるので、積分窓が開いている間には例
えば64サンプルのデータが通過する。そして、このと
き水平同期信号の立ち上がり及び立ち下がりのエッジの
サンプル数がいずれも2サンプル程度になるように設定
されている。
【0008】このとき、積分窓の位相が水平同期信号の
位相に正しくロックしていれば、Aの面積(=“0”レ
ベルより小さいサンプル値の総和)とBの面積(=
“0”レベルより大きいサンプル値の総和)が等しくな
り、積分値は0になる。また、Aの面積がBの面積より
小さければ、積分窓の位相が進んでおり、積分値はプラ
スになる。逆に、Aの面積がBの面積より大きければ、
積分窓の位相が遅れており、積分値はマイナスになる。
つまり、積分値の絶対値が位相ずれの大きさを表し、符
号が位相ずれの方向を表す。そして、この位相エラーを
用いてVCO4の周波数を制御し、積分窓の位相を水平
同期信号にロックさせる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図22には、デジタル
ビデオ信号の水平同期信号の部分の理想的な波形を示し
たが、実際の水平同期信号にはノイズが重畳している。
そして、ノイズが重畳していると、積分器の出力が位相
ずれを正確に表さなくなる。
【0010】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、位相比較器に入力されるデジタルビデ
オ信号の水平同期信号の部分に重畳しているノイズを除
去する手段を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に、本発明に係るクロック信号発生装置は、ビデオ信号
の水平同期信号に位相ロックしたクロック信号を発生す
る装置であって、ビデオ信号の水平同期信号をスライス
し、ペデスタルおよびシンクチップに重畳しているノイ
ズを除去するノイズスライス手段と、前記ノイズスライ
ス手段の出力と内部で生成した比較信号とを比較して積
分窓が開いている間に積分することにより位相エラーを
検出する位相比較手段と、前記位相比較手段の出力に基
づいて発振周波数が可変制御されるクロック信号発生手
段と、前記クロック信号発生手段の出力をカウントして
前記比較信号を生成する手段とを備えることを特徴とす
るものである。
【0012】また、本発明に係るクロック信号発生装置
は、ビデオ信号の水平同期信号に位相ロックしたクロッ
ク信号を発生する装置であって、上記水平同期信号の値
と所定の信号レベルとの大小を比較し、比較結果を示す
2値化信号を出力する2値化信号出力部と、上記2値化
信号を段階的に遅延させる複数の遅延回路と、上記複数
の遅延回路から出力される2値化信号のうち数の多い方
の信号を選択して、選択結果を出力する多数決回路と、
上記選択結果に基づいて、上記所定の信号レベルと上記
水平同期信号の値とを切り換える出力切換部とを有する
ロジカルフィルタと、前記ロジカルフィルタの出力と内
部で生成した比較信号とを比較して積分窓が開いている
間に積分することにより位相エラーを検出する位相比較
手段と、前記位相比較手段の出力に基づいて発振周波数
が可変制御されるクロック信号発生手段と、前記クロッ
ク信号発生手段の出力をカウントして前記比較信号を生
成する手段とを備えることを特徴とするものである。
【0013】また、本発明に係るクロック信号発生方法
は、ビデオ信号の水平同期信号と内部で生成した比較信
号との位相エラーを検出し、該位相エラーに基づいて発
振周波数を制御することにより、ビデオ信号の水平同期
信号に位相ロックしたクロック信号を発生する方法であ
って、前記ビデオ信号の水平同期信号をスライスし、ペ
デスタルおよびシンクチップに重畳しているノイズを除
去するスライス工程と、前記スライス工程においてノイ
ズを除去された水平同期信号をもとに積分窓が開いてい
る間に積分することにより位相エラーを検出する位相エ
ラー検出工程とを有することを特徴とするものである。
【0014】また、本発明に係るクロック信号発生方法
は、ビデオ信号の水平同期信号と内部で生成した比較信
号との位相エラーを検出し、該位相エラーに基づいて発
振周波数を制御することにより、ビデオ信号の水平同期
信号に位相ロックしたクロック信号を発生する方法であ
って、上記水平同期信号の値と所定の信号レベルとの大
小を比較し、この比較結果を示す2値化信号を出力する
2値化信号出力工程と、上記2値化信号を段階的に遅延
させる遅延工程と、上記遅延工程により段階的に遅延さ
れた2値化信号のうち数の多い方の信号を選択して、選
択結果を出力する多数決判定工程と、上記多数決判定工
程の出力に基づいて、上記水平同期信号と上記所定の信
号レベルとを切り換える出力切換工程と、上記出力切換
工程により、出力される水平同期信号をもとに積分窓が
開いている間に積分することにより位相エラーを検出す
る位相エラー検出工程とを有することを特徴とするもの
である。
【0015】本発明によれば、デジタル化したビデオ信
号の水平同期信号の部分に重畳しているノイズがスライ
スされる。また、デジタル化したビデオ信号の水平同期
信号の部分に重畳しているスパイクノイズがロジカルフ
ィルタで除去される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明を適
用したクロック信号発生装置の構成を示すブロック図で
ある。ここで、図20と対応する部分には同一の番号が
付してある。
【0017】このクロック信号発生装置は、アナログビ
デオ信号をデジタル化するA/Dコンバータ1と、A/
Dコンバータ1の出力であるデジタルビデオ信号中のノ
イズを抑圧するノイズ抑圧ブロック2と、ノイズ抑圧ブ
ロック2の出力を後述するタイミング発生器5が出力す
る積分窓によりゲートし、位相エラーを検出する位相比
較器3と、位相比較器3が出力した位相エラーにより発
振周波数が制御されるVCO4と、位相比較器3に供給
する積分窓を発生するタイミング発生器5とを備えてい
る。つまり、このクロック信号発生装置は、従来のクロ
ック信号発生装置における位相比較器の前段にノイズ抑
圧ブロック2を付加したものである。
【0018】ノイズ抑圧ブロック2は、図2に示すよう
に、スライスブロック11とスパイク除去ブロック12
により構成されている。スライスブロック11は水平同
期信号のシンクチップとペデスタルに重畳している細か
いノイズを除去する。そして、スパイク除去ブロック1
2は、スライスブロック11で除去できなかった大きな
スパイク状のノイズを除去する。
【0019】スライスブロック11は、図3に示すよう
に、クランプ回路21とレベルリミッター22により構
成されている。クランプ回路21は入力されるデジタル
ビテオ信号をクランプして、“0”レベルがペデスタル
レベルとシンクチップレベルの中間に来るようにする。
レベルリミッター22は、クランプされたビデオ信号の
上下のレベルを制限する。このとき、上側のリミットレ
ベル(以下「上リミットレベル」という)はペデスタル
レベルより低くし、下側のリミットレベル(以下「下リ
ミットレベル」という)はシンクチップレベルより高く
する。これにより、シンクチップとペデスタルに重畳し
ている細かいノイズが除去されるので、位相比較器の積
分結果に影響を与えるノイズの大部分が落とされること
になる。
【0020】スパイク除去回路12は、図4に示すよう
に、ロジカルフィルタにより構成されており、デジタル
ビデオ信号の伝送路に縦続接続された4サンプル遅延回
路31と、8サンプル遅延回路32と、4サンプル遅延
回路33とを備えている。
【0021】また、スパイク除去回路12は、上リミッ
トレベル発生回路34と、下リミットレベル発生回路3
5と、これらの回路の出力を選択する第1のスイッチS
W1と、8サンプル遅延回路32の出力又は第1のスイ
ッチSW1の出力を選択する第2のスイッチSW2とを
備えている。そして、スイッチ制御ロジック44の制御
により第1のスイッチSW1と第2のスイッチSW2を
切り換え、大きなスパイク状のノイズを含む入力波形か
らノイズを含まない出力波形を得る。
【0022】次に、スイッチ制御ロジック44について
説明する。スイッチ制御ロジック44は、第1のスイッ
チSW1を切り換え制御する制御信号iと第2のスイッ
チSW2を切り換え制御する制御信号jを発生する。制
御信号iとjは、第1,第2,第3,第4の多数決判定
部38,39,40,41が生成する多数決判定信号
a,b,c,dを用いて所定のロジックで生成される。
【0023】第1の多数決判定部38の前段には上リミ
ットレベル判定部36が設けられ、第3の多数決判定部
40の前段には下リミット判定部37が設けられてい
る。上リミット判定部36は、図5の(1)に示すよう
に、入力データのレベルが上リミットレベルに等しいか
どうかを判定し、等しいときに“H(ハイ)”、等しく
ないときに“L(ロー)”の判定信号を出力する。同様
に、下リミット判定部37は、図5の(2)に示すよう
に、入力データのレベルが下リミットレベルに等しいか
どうかを判定し、等しいときに“H”、等しくないとき
に“L”の判定信号を出力する。
【0024】第1〜第4の多数決判定ブロック38〜4
1は、いずれも縦続接続された4個の1サンプル遅延回
路と、これらの遅延回路の入出力である連続する5サン
プルを比較する多数決回路〜とから構成されてい
る。
【0025】第1の多数決判定部38は図6に示すよう
に構成されており、連続する5サンプルn1,n2,n
3,n4 ,n5のレベル判定結果を見て、3サンプル以
上が“H”であれば“H”を出力し、それ以外のときは
“L”を出力する。第1の判定部の出力は8サンプル遅
延回路42を通って第2の多数決判定部39に入力され
る。第2の多数決判定部39も図6に示すように構成さ
れており、連続する5サンプルn1,n2,n3,n4
,n5のレベル判定結果を見て、3サンプル以上が
“H”であれば“H”を出力し、それ以外のときは
“L”を出力する。第1の多数決判定部38の出力であ
る判定信号aと第2の多数決判定部39の出力である判
定信号bは、スイッチ制御ロジック44に入力される。
【0026】同様に、第3の多数決判定部40と第4の
多数決判定部41も図6に示すように構成されており、
連続する5サンプルn1,n2,n3,n4 ,n5のレ
ベル判定結果を見て、3サンプル以上が“H”であれば
“H”を出力し、それ以外のときは“L”を出力する。
第3の多数決判定部40の出力である判定信号cと第4
の多数決判定部41の出力である判定信号dも、スイッ
チ制御ロジック44に入力される。
【0027】スイッチ制御ロジック44は、図7に示す
ように、判定信号aと判定信号bのアンド出力eを得る
アンドゲート51と、判定信号cと判定信号dのアンド
出力fを得るアンドゲート52と、アンド出力eとアン
ド出力fのオア出力gを得るオアゲート53と、アンド
出力eとオア出力gのアンド出力hを得るアンドゲート
54と、アンド出力hとオア出力gとを用いて第1のス
イッチSW1の切り換え制御信号iを生成するラッチ回
路55と、オア出力gを用いて第2のスイッチSW2の
切り換え制御信号jを生成するデータ保存回路56とか
ら構成されている。
【0028】ラッチ回路55は、図8に示すように、ア
ンドゲート54のアンド出力hがデータ(D)として入
力され、オアゲート53のオア出力gがイネーブル(E
N)として入力される。そして、イネーブルが“H”の
時は出力(Q)のレベルは入力のレベルを1サンプル遅
延したものとなる。また、イネーブルが“L”の時は出
力のレベルは変化しない。
【0029】データ保存回路56は、図9に示すよう
に、入力(D)のレベルが“H”の時は、内部変数mを
0に設定し、出力(Q)のレベルを“H”にする。ま
た、入力のレベルが“L”の時は、内部変数が0から6
までの間は内部変数を1インクリメントした後、出力レ
ベルを“H”にし、内部変数が7であれば出力レベルを
“L”にする。
【0030】つまり、判定信号aと判定信号bが共に
“H”の時は、8サンプル遅延回路32内の7サンプル
のレベルは、本来、上リミットレベルである可能性が高
いので、第1のスイッチSW1及び第2のスイッチSW
2を共にH端子に接続することにより、その7サンプル
を全て上リミットレベル発生回路34の出力で置き換
え、後段の4サンプル遅延回路33へ送る。判定信号a
と判定信号bが上記以外の場合には、7サンプルをその
まま後段の4サンプル遅延回路33へ送る。
【0031】同様に、判定信号cと判定信号dが共に
“H”の時は、8サンプル遅延回路32内の7サンプル
のレベルは、本来、下リミットレベルである可能性が高
いので、第1のスイッチSW1をL端子に接続し、第2
のスイッチSW2をH端子に接続することにより、その
7サンプルを全て下リミットレベル発生回路35の出力
で置き換え、後段の4サンプル遅延回路33へ送る。判
定信号cと判定信号dが上記以外の場合には、7サンプ
ルをそのまま後段の4サンプル遅延回路33へ送る。
【0032】このようにデータの置き換えを行うこと
で、スパイク状ノイズ(レベルは大きいけれど幅がある
程度細いノイズ)や、スライスブロックで落とせないバ
ースト信号もマスクできる。また、弱電界時のような入
力信号のS/Nが悪い時もロック動作が安定するように
なる。さらに、前後のデータを見て置き換えの判断を行
うので、同期信号波形のエッジがマスクされることはな
い。
【0033】次に、図4に示したスパイク除去ブロック
の各部の動作について具体的な信号波形を用いて説明す
る。ここでは、図10にように、水平同期信号の立ち下
がりエッジの前後にスパイク状ノイズが存在する信号が
入力されるものとし、この図のTの区間における各部の
波形について説明する。この図において、横軸の1目盛
りは10サンプルに対応している。
【0034】まず、信号伝送路に接続されている4サン
プル遅延回路31、8サンプル遅延回路32、及び4サ
ンプル遅延回路33の各部の信号波形を説明する。ここ
では、図11に示すように、各部の波形をD0〜D9で
示す。
【0035】4サンプル遅延回路31の各部の波形D0
〜D4は、図12のようになる。ここで、横軸の1目盛
り1サンプルに対応する。また、縦軸の“上”は上リミ
ットレベル、“下”は下リミットレベルである。4サン
プル遅延回路33の各部の波形D5〜D9は、図13の
ようになる。この図の横軸と縦軸は図12と同じであ
る。ただし、波形D5〜D9は置き換えを行わないと仮
定した場合の波形であって、置き換えを行った出力波形
は、この図のOUTに示すように、スパイクノイズが除
去されている。
【0036】次に第1の多数決判定部38〜第4の多数
決判定部41の各部の波形を図14〜図17に示す。こ
こで、横軸の1目盛り1サンプルに対応する。また、縦
軸の“H”は“H”レベル、“L”は“L”レベルであ
る。
【0037】また、スイッチ制御ロジック44における
各部の信号波形と内部変数mを図18及び図19に示
す。
【0038】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、それらを本発明の範囲から排除するものでは
い。例えば、ノイズ抑圧ブロックがスライスブロック又
はスパイク除去ブロックの何れか一方のみからなるよう
に構成してもよい。また、スパイク除去ブロックはロジ
カルフィルタを用いてスパイクノイズを除去するもので
あれば、どのような構成でもよい。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ビデオ信号の水平同期信号の部分に重畳している
ノイズを除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したクロック信号発生装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】ノイズ抑圧ブロックの構成を示すブロック図で
ある。
【図3】スライスブロックの構成を示すブロック図であ
る。
【図4】スパイク除去ブロックの構成を示すブロック図
である。
【図5】上リミット判定部及び下リミット判定部の処理
を示すフローチャートである。
【図6】第1の多数決判定部の具体的構成を示す図であ
る。
【図7】スイッチ制御ロジックの具体的構成を示す図で
ある。
【図8】ラッチ回路の動作を示す図である。
【図9】データ保存回路の動作を示すフローチャートで
ある。
【図10】スパイク除去ブロックへの入力信号の一例を
示す図である。
【図11】スパイク除去ブロックにおける信号伝送路の
具体的構成を示す図である。
【図12】4サンプル遅延回路31の各部の信号波形を
示す図である。
【図13】4サンプル遅延回路33の各部の信号波形を
示す図である。
【図14】第1の多数決判定部への入力信号波形を示す
図である。
【図15】第2の多数決判定部への入力信号波形を示す
図である。
【図16】第3の多数決判定部への入力信号波形を示す
図である。
【図17】第4の多数決判定部への入力信号波形を示す
図である。
【図18】スイッチ制御ロジックの各部における信号波
形を示す図である。
【図19】スイッチ制御ロジックの各部における信号波
形及び内部変数の変化を示す図である。
【図20】従来のクロック信号発生装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図21】図20における位相比較器の構成を示すブロ
ック図である。
【図22】図21の位相比較器の動作を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1…A/Dコンバータ、2…ノイズ抑圧ブロック、3…
位相比較器、4…電圧制御発振器、5…タイミング発生
ブロック、11…スライスブロック、12…スパイク除
去ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/04 - 5/12

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオ信号の水平同期信号に位相ロック
    したクロック信号を発生する装置であって、 ビデオ信号の水平同期信号をスライスし、ペデスタルお
    よびシンクチップに重畳しているノイズを除去するノイ
    ズスライス手段と、 前記ノイズスライス手段の出力と内部で生成した比較信
    号とを比較して積分窓が開いている間に積分することに
    より位相エラーを検出する位相比較手段と、 前記位相比較手段の出力に基づいて発振周波数が可変制
    御されるクロック信号発生手段と、 前記クロック信号発生手段の出力をカウントして前記比
    較信号を生成する手段とを備えることを特徴とするクロ
    ック信号発生装置。
  2. 【請求項2】 ビデオ信号の水平同期信号に位相ロック
    したクロック信号を発生する装置であって、 上記水平同期信号の値と所定の信号レベルとの大小を比
    較し、比較結果を示す2値化信号を出力する2値化信号
    出力部と、 上記2値化信号を段階的に遅延させる複数の遅延回路
    と、 上記複数の遅延回路から出力される2値化信号のうち数
    の多い方の信号を選択して、選択結果を出力する多数決
    回路と、 上記選択結果に基づいて、上記所定の信号レベルと上記
    水平同期信号の値とを切り換える出力切換部とを有する
    ロジカルフィルタと、 前記ロジカルフィルタの出力と内部で生成した比較信号
    とを比較して積分窓が開いている間に積分することによ
    り位相エラーを検出する位相比較手段と、 前記位相比較手段の出力に基づいて発振周波数が可変制
    御されるクロック信号発生手段と、 前記クロック信号発生手段の出力をカウントして前記比
    較信号を生成する手段とを備えることを特徴とするクロ
    ック信号発生装置。
  3. 【請求項3】 ビデオ信号の水平同期信号に位相ロック
    したクロック信号を発生する装置であって、 上記水平同期信号をスライスし、ペデスタルおよびシン
    クチップに重畳しているノイズを除去するノイズスライ
    ス手段と、 上記水平同期信号の値と所定の信号レベルとの大小を比
    較し、比較結果を示す2値化信号を出力する2値化信号
    出力部と、 上記2値化信号を段階的に遅延させる複数の遅延回路
    と、 上記複数の遅延回路から出力される2値化信号のうち数
    の多い方の信号を選択して、選択結果を出力する多数決
    回路と、 上記選択結果に基づいて、上記所定の信号レベルと上記
    水平同期信号の値とを切り換える出力切換部とを有する
    ロジカルフィルタと、 前記ロジカルフィルタの出力と内部で生成した比較信号
    とを比較して積分窓が開いている間に積分することによ
    り位相エラーを検出する位相比較手段と、 前記位相比較手段の出力に基づいて発振周波数が可変制
    御されるクロック信号発生手段と、 前記クロック信号発生手段の出力をカウントして前記比
    較信号を生成する手段とを備えることを特徴とするクロ
    ック信号発生装置。
  4. 【請求項4】 ビデオ信号の水平同期信号と内部で生成
    した比較信号との位相エラーを検出し、該位相エラーに
    基づいて発振周波数を制御することにより、ビデオ信号
    の水平同期信号に位相ロックしたクロック信号を発生す
    る方法であって、 前記ビデオ信号の水平同期信号をスライスし、ペデスタ
    ルおよびシンクチップに重畳しているノイズを除去する
    スライス工程と、 前記スライス工程においてノイズを除去された水平同期
    信号をもとに積分窓が開いている間に積分することによ
    り位相エラーを検出する位相エラー検出工程とを有する
    ことを特徴とするクロック信号発生方法。
  5. 【請求項5】 ビデオ信号の水平同期信号と内部で生成
    した比較信号との位相エラーを検出し、該位相エラーに
    基づいて発振周波数を制御することにより、ビデオ信号
    の水平同期信号に位相ロックしたクロック信号を発生す
    る方法であって、 上記水平同期信号の値と所定の信号レベルとの大小を比
    較し、この比較結果を示す2値化信号を出力する2値化
    信号出力工程と、 上記2値化信号を段階的に遅延させる遅延工程と、 上記遅延工程により段階的に遅延された2値化信号のう
    ち数の多い方の信号を選択して、選択結果を出力する多
    数決判定工程と、 上記多数決判定工程の出力に基づいて、上記水平同期信
    号と上記所定の信号レベルとを切り換える出力切換工程
    と、 上記出力切換工程により、出力される水平同期信号をも
    とに積分窓が開いている間に積分することにより位相エ
    ラーを検出する位相エラー検出工程とを有することを特
    徴とするクロック信号発生方法。
  6. 【請求項6】 ビデオ信号の水平同期信号と内部で生成
    した比較信号との位相エラーを検出し、該位相エラーに
    基づいて発振周波数を制御することにより、ビデオ信号
    の水平同期信号に位相ロックしたクロック信号を発生す
    る方法であって、 ビデオ信号の水平同期信号をスライスし、ペデスタルお
    よびシンクチップに重畳しているノイズを除去するスラ
    イス工程と、 上記スライス工程によってノイズが除去された水平同期
    信号の値と所定の信号レベルとの大小を比較し、この比
    較結果を示す2値化信号を出力する2値化信号出力工程
    と、 上記2値化信号を段階的に遅延させる遅延工程と、 上記遅延工程により段階的に遅延された2値化信号のう
    ち数の多い方の信号を選択して、選択結果を出力する多
    数決判定工程と、 上記多数決判定工程の出力に基づいて、上記水平同期信
    号の出力と上記所定の信号レベルとを切り換える出力切
    換工程と、 上記出力切換工程により、出力される水平同期信号をも
    とに積分窓が開いている間に積分することにより位相エ
    ラーを検出する位相エラー検出工程とを有することを特
    徴とするクロック信号発生方法。
JP06940196A 1996-02-29 1996-02-29 クロック信号発生装置及び方法 Expired - Fee Related JP3358432B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06940196A JP3358432B2 (ja) 1996-02-29 1996-02-29 クロック信号発生装置及び方法
TW090204372U TW452304U (en) 1996-02-29 1997-02-11 Clock signal generating apparatus
MYPI97000582A MY115526A (en) 1996-02-29 1997-02-18 Clock signal generating apparatus and clock signal generating method
CA002198338A CA2198338C (en) 1996-02-29 1997-02-24 Clock signal generating apparatus and clock signal generating method
CN97102547A CN1108693C (zh) 1996-02-29 1997-02-26 时钟信号发生装置和时钟信号发生方法
US08/806,915 US5831683A (en) 1996-02-29 1997-02-26 Clock signal generating apparatus and clock signal generating method
KR1019970006933A KR100417549B1 (ko) 1996-02-29 1997-02-26 클럭신호발생장치및클럭신호발생방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06940196A JP3358432B2 (ja) 1996-02-29 1996-02-29 クロック信号発生装置及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09238272A JPH09238272A (ja) 1997-09-09
JP3358432B2 true JP3358432B2 (ja) 2002-12-16

Family

ID=13401553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06940196A Expired - Fee Related JP3358432B2 (ja) 1996-02-29 1996-02-29 クロック信号発生装置及び方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5831683A (ja)
JP (1) JP3358432B2 (ja)
KR (1) KR100417549B1 (ja)
CN (1) CN1108693C (ja)
CA (1) CA2198338C (ja)
MY (1) MY115526A (ja)
TW (1) TW452304U (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11234540A (ja) 1998-02-16 1999-08-27 Fujitsu Ltd 映像信号処理装置
US6721446B1 (en) * 1999-04-26 2004-04-13 Adobe Systems Incorporated Identifying intrinsic pixel colors in a region of uncertain pixels
JP2002123346A (ja) * 2000-10-13 2002-04-26 Canon Inc インタフェース装置およびデータ通信処理方法
KR100425107B1 (ko) * 2001-10-12 2004-03-30 엘지전자 주식회사 영상표시장치의 수평위상고정루프 속도 제어장치 및 그 방법
JP2006203473A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Nec Electronics Corp 同期検出回路
CN103813055B (zh) * 2013-12-27 2017-08-11 宇龙计算机通信科技(深圳)有限公司 一种时钟振荡电路及视频装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3740470A (en) * 1971-12-30 1973-06-19 Gte Sylvania Inc Noise suppression circuit
JPS57142088A (en) * 1981-02-27 1982-09-02 Sanyo Electric Co Ltd Detecting circuit for electric field strength
US4707740A (en) * 1986-04-11 1987-11-17 Harris Corporation Sync detector having noise adjusted slice level
US4775890A (en) * 1987-06-11 1988-10-04 Rca Licensing Corporation Phase detector
US4905085A (en) * 1988-09-29 1990-02-27 E. I. Du Pont De Nemours And Company Synchronous sampling system
JP3331711B2 (ja) * 1993-11-24 2002-10-07 ソニー株式会社 クロック信号生成装置
JP2705588B2 (ja) * 1994-10-14 1998-01-28 日本電気株式会社 映像信号取り込み装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09238272A (ja) 1997-09-09
US5831683A (en) 1998-11-03
CN1165449A (zh) 1997-11-19
KR970064160A (ko) 1997-09-12
CA2198338C (en) 2002-05-14
CN1108693C (zh) 2003-05-14
CA2198338A1 (en) 1997-08-27
KR100417549B1 (ko) 2004-04-29
MY115526A (en) 2003-07-31
TW452304U (en) 2001-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3358432B2 (ja) クロック信号発生装置及び方法
JP2000197016A (ja) データ抽出回路
US5859551A (en) Digital PLL circuit
US4852124A (en) Digital phase-locked loop clock extractor for bipolar signals
US7423948B2 (en) Phase error detecting circuit and synchronization clock extraction circuit
EP0597372B1 (en) Digital signal reproduction devices, integrated circuits for use therewith, and digital signal reproduction methods
JP2006339940A (ja) Pll制御回路およびその制御方法
JPH04234278A (ja) 信号分離器
CN1194473C (zh) 数字锁相回路装置与信号产生方法
JPH10290160A (ja) 位相比較器
US5388221A (en) Adaptive digital audio interpolation system
JP3670145B2 (ja) 信号クランプ装置および記録媒体
JP3026695B2 (ja) クロックパルス発生装置
JPS60135A (ja) サンプリングパルス生成回路
JP3133288B2 (ja) タイムベースコレクタ
JP3003471B2 (ja) クロック切替回路
JP3271290B2 (ja) 同期分離回路
JP3158003B2 (ja) ディジタル同期分離回路
JP2002217698A (ja) エッジ検出装置
JPH0715280A (ja) 適応型デジタルフィルタ
JP2004180070A (ja) データスライス装置
JPH11261845A (ja) 映像信号処理回路
JPH09130753A (ja) 水平同期信号検出装置
JPH07177378A (ja) 垂直同期信号分離回路
JPH0654221A (ja) テレビジョン信号のディジタル映像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020528

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020910

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees