JP3271290B2 - 同期分離回路 - Google Patents

同期分離回路

Info

Publication number
JP3271290B2
JP3271290B2 JP04761392A JP4761392A JP3271290B2 JP 3271290 B2 JP3271290 B2 JP 3271290B2 JP 04761392 A JP04761392 A JP 04761392A JP 4761392 A JP4761392 A JP 4761392A JP 3271290 B2 JP3271290 B2 JP 3271290B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
synchronization
noise
signal
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04761392A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05219404A (ja
Inventor
宏和 長澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP04761392A priority Critical patent/JP3271290B2/ja
Publication of JPH05219404A publication Critical patent/JPH05219404A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3271290B2 publication Critical patent/JP3271290B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Synchronizing For Television (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録再生装置等に
おける同期分離回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような同期分離回路としては
図3のブロック図及び図4の動作タイミングチャートに
示すように、狭帯域のローパスフィルタ11により、入
力されたビデオ信号aのノイズ成分を除去してビデオ信
号bとし、スライス回路12において、図示しないAG
C回路等から供給されるスライスレベルcでビデオ信号
bをスライスして同期信号成分dを取り出し、これをも
とにゲートパルス発生回路13により、例えば、水平ブ
ランキング期間にハイレベルとなるノイズゲートパルス
eを作成してノイズゲート回路14に出力し、ノイズゲ
ート回路14により水平ブランキング期間外の信号を除
去した同期信号fを出力するものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の同期分離回路では耐ノイズ性を考慮して、狭帯域の
ローパスフィルタでノイズ成分を除去していたため、大
きくなまった信号をスライスして同期信号を分離してい
た。このため、S/Nが良い入力ビデオ信号に対して高
精度に同期信号を分離することができないという問題点
があった。
【0004】また、ノイズゲートパルスを自ら分離した
同期信号成分をもとに作成していたため、ノイズ除去効
果が十分ではないという問題点があった。本発明は、前
記問題点を解決して、S/Nの良い入力ビデオ信号に対
して高精度の同期分離が可能であり、S/Nの悪い入力
ビデオ信号に対して安定した同期分離が可能な同期分離
回路を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに、本発明は、ビデオ信号の同期分離回路において、
入力ビデオ信号の垂直相関性を利用してノイズ成分を除
去する第1ノイズ除去回路と、第1ノイズ除去回路の出
力から同期信号を分離する第1同期分離回路と、ローパ
スフィルタによりノイズ成分を除去する第2ノイズ除去
回路と、第2ノイズ除去回路の出力から同期信号を分離
する第2同期分離回路と、前記第2同期分離回路の出力
に基づいて第1同期分離回路又は第2同期分離回路の出
力を選択するスイッチング回路とを設け、このスイッチ
ング回路はノイズの少ない入力ビデオ信号のときはこの
第1同期分離回路の出力を選択し、ノイズの多い入力ビ
デオ信号のときはこの第2同期分離回路の出力を選択す
るようにしたものである。
【0006】また、本発明は前記同期分離回路において
第2ノイズ除去回路の出力のシンクチップレベルとペデ
スタルレベルに基づいて第1同期分離回路のスライスレ
ベルを作成するようにしたものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、以上のように同期分離回路を
構成したので、第1ノイズ除去回路により入力ビデオ信
号から垂直相関性の大きい信号を抽出し、ノイズ成分を
除去した後、第1同期分離回路で同期信号を分離する。
このため、第1同期分離回路はS/Nの良い入力ビデオ
信号に対して高精度の同期分離を行うことができる。ま
た、第2ノイズ除去回路により入力ビデオ信号からノイ
ズ成分等を除去した後、第2同期分離回路で同期信号を
分離する。このため、第2同期分離回路はS/Nの悪い
入力ビデオ信号に対して安定した同期分離を行うことが
できる。そして、スイッチング回路により第1,第2同
期分離回路の出力を選択する。したがって、S/Nの良
い入力ビデオ信号に対して高精度の同期分離を行い、S
/Nの悪い入力ビデオ信号に対して安定した同期分離を
行うことができる。
【0008】また、本発明によれば、安定したスライス
レベルを得ることができるので、正確に同期分離を行う
ことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の実施例に係る同
期分離回路の構成を示すブロック図、図2はその動作タ
イミングチャートである。なお、本実施例における入力
ビデオ信号はカラー副搬送波の4倍の周波数(以下、4
fscと略す)でディジタル信号の変換されたコンポジ
ットディジタルビデオ信号である。ただし、図2の動作
タイミングチャートは説明の便宜上、アナログ波形を示
した。
【0010】本実施例は第1同期分離系と第2同期分離
系を備えている。図1において第1ノイズ除去回路とし
て機能する3ラインくし型フィルタ1は、入力ビデオ信
号a中の垂直相関性(ライン相関性)の大きい成分を抽
出し、垂直相関性のないノイズ成分等を除去する。カラ
ー成分除去回路として機能する3タップくし型フィルタ
2は、ビデオ信号を2サンプル分遅延させた信号と加算
することによりカラー成分を除去する。第1同期分離回
路3は3タップくし型フィルタ2の出力bから第1同期
信号hを分離する。この第1同期分離回路3には後述す
るように、スライスレベル設定回路8からスライスレベ
ルfが供給され、制御回路9からノイズゲートパルスg
が供給される。第1ハーフHキラー回路4はカウンタと
論理回路で構成されており、第1同期信号hからH/2
間隔のパルスを除去して第1水平同期信号jを分離す
る。ここでは、ビデオ信号期間の動作を示しているた
め、第1同期信号hと第1水平同期信号jは同じ波形に
なる。
【0011】以上が第1同期分離系である。第1同期分
離系は入力ビデオ信号中のノイズ成分をローパスフィル
タではなく、垂直相関性を利用したくし型フィルタで除
去しているため、S/Nの良い入力ビデオ信号に対して
高精度の同期分離が可能である。また、第2ノイズ除去
回路として機能するリニアフェイズの狭帯域(本実施例
では700Hz以下)ローパスフィルタ5は入力ビデオ
信号a中のノイズ成分やカラー成分を除去する。第2同
期分離回路6はカウンタ、コンパレータ、ノイズゲート
等で構成されており、ローパスフィルタ5の出力信号c
から第2同期信号dを分離する。第2ハーフHキラー回
路7はカウンタと論理回路で構成されており、第2同期
信号dからH/2間隔のパルスを除去して第2水平同期
信号eを分離する。
【0012】以上が第2同期分離系である。第2同期系
は入力ビデオ信号中のノイズ成分をローパスフィルタで
分離するため、S/Nの悪い入力ビデオ信号に対して安
定した同期分離が可能である。また、ノイズ成分除去時
にビデオ信号を遅延させていないため、第2同期信号d
は第1同期信号hよりも早いタイミングで現れる。以下
に説明するように、本実施例では、第2同期信号dのこ
の性質を利用して第1同期分離系の各種制御を行ってい
る。
【0013】スライスレベル設定回路8はローパスフィ
ルタ5の出力信号cのシンクチップレベルとペデスタル
レベルを検出し、その平均値を第1同期分離回路3のス
ライスレベルfとして出力する。このスライスレベルf
の出力は制御回路9により第2同期信号dのタイミング
で行われる。制御回路9はカウンタと論理回路により構
成され、前記したタイミング制御の外に以下に記載の制
御動作を行う。 (1)第2同期信号dをもとに第1同期分離回路3に供
給するノイズゲート信号gを作成する。 (2)第2水平同期信号eの欠落を検出して第1水平同
期信号jの欠落を予測し、スイッチング回路10の出力
を第1水平同期信号jから第2水平同期信号eに切り換
える。 (3)第1水平同期信号jが連続的に欠落していること
と第2水平同期信号eが分離されていることを検出し、
スイッチング回路10の出力を第1水平同期信号jから
第2水平同期信号eに切り換える。
【0014】以下、図1及び図2を参照しながら、本実
施例の動作を説明する。入力ビデオ信号aは3ラインく
し型フィルタ1において垂直相関性のないノイズ成分が
除去され、水平同期信号等のライン相関性の大きい成分
が抽出される。そして、3タップくし型フィルタ2にお
いてカラー成分を除去された後、第1同期分離回路3に
供給される。ここで、スライスレベル設定回路8が出力
したスライスレベルfと制御回路9が出力したノイズゲ
ートパルスgをもとに第1同期信号hが分離される。そ
して、第1ハーフHキラー回路により第1水平同期信号
jが分離される。本実施例では、入力ビデオ信号の一部
(a1)に欠落があり、それがほぼ1H(1水平走査期
間)遅延されて(b1)第1同期分離回路3に入力され
るので、第1水平同期信号が一部(j1)が欠落する。
【0015】また、入力ビデオ信号aはローパスフィル
タ5においてノイズ成分やカラー成分が除去され、第2
同期分離回路6において第2同期信号dが分離される。
第2同期信号dは第2ハーフHキラー回路7に出力さ
れ、そこで第2水平同期信号eが分離される。第2同期
信号d及び第2水平同期信号eは制御回路9に供給され
る。入力ビデオ信号aの一部(a1)が欠落しているの
で、第2水平同期信号eの一部(e1)が欠落する。前
記したように、e1の欠落はj1の欠落よりもほぼ1H
早い。
【0016】制御回路9は第2水平同期信号eの一部
(e1)の欠落を検出すると、第1水平同期信号jの一
部(j1)の欠落が予測できるので、切換信号kにより
次の水平ブランキング期間までにスイッチング回路10
を制御して、第1水平同期信号jから第2水平同期信号
eを選択するように切り換える。スイッチング回路10
から欠落のない水平同期信号lが出力される。また、制
御回路9はS/Nの悪いビデオ信号が入力されて第1水
平同期信号jが分離できない場合にも、第2水平同期信
号eを選択するようにスイッチング回路10を制御す
る。
【0017】このように、本実施例では、通常はS/N
の良い入力ビデオ信号に対しては第1同期分離系により
高精度の同期分離ができ、S/Nの悪い入力ビデオ信号
に対しては第2同期分離系により安定した同期分離がで
きる。なお、本発明は前記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、
それらを本発明の範囲から排除するものではない。例え
ば、本発明はアナログ回路で構成することもできる。ま
た、一部(例えば、制御回路)をマイクロコンピュータ
に取込むことも可能である。さらに、第2同期信号や第
1同期信号の欠落を検出して第1同期分離回路と第2同
期分離回路の出力を切換えても良い。
【0018】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、入力ビデオ信号の垂直相関性を利用してノイズ
成分を除去し、同期信号成分を抽出した後、同期信号を
分離する第1同期分離系と、ローパスフィルタによりノ
イズを除去した後、同期信号を分離する第2同期分離系
とを設け、第1,第2同期分離系の出力を選択するよう
に構成したので、S/Nの良い入力ビデオ信号に対して
高精度の同期分離が行え、S/Nの悪い入力ビデオ信号
に対して安定した同期分離が行える。
【0019】また、第2同期分離系から得られる同期信
号は第1同期分離系から得られる同期信号より早くなる
ため、第2同期分離系から得られる同期信号を用いて第
1同期分離系における同期分離時のノイズゲートパルス
の作成、同期信号の欠落の予測、第2同期分離系への切
換等を行うことにより、確実に同期信号を得ることがで
きる。
【0020】本発明は、TBC(Time Base
Corrector)のような時間的精度が必要とする
装置において非常に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る同期分離回路の構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明の実施例に係る同期分離回路の動作タイ
ミングチャートである。
【図3】従来の同期分離回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】従来の同期分離回路の動作タイミングチャート
である。
【符号の説明】 1 3ラインくし型フィルタ 3 第1同期分離回路 5 ローパスフィルタ 6 第2同期分離回路 9 制御回路 10 スイッチング回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ビデオ信号の垂直相関性を利用して
    ノイズ成分を除去する第1ノイズ除去回路と、 該第1ノイズ除去回路の出力からほぼ1水平走査期間遅
    延された同期信号を分離する第1同期分離回路と、 ローパスフィルタによりノイズ成分を除去する第2ノイ
    ズ除去回路と、 該第2ノイズ除去回路の出力から同期信号を分離する第
    2同期分離回路と、 前記第2同期分離回路の出力に基づいて前記第1同期分
    離回路又は第2同期分離回路の出力を選択するスイッチ
    ング回路とを備え、 前記スイッチング回路はノイズの少ない入力ビデオ信号
    のときは前記第1同期分離回路の出力を選択し、ノイズ
    の多い入力ビデオ信号のときは前記第2同期分離回路の
    出力を選択するようにしたことを特徴とする同期分離回
    路。
  2. 【請求項2】 第2ノイズ除去回路の出力のシンクチッ
    プレベルとペデスタルレベルに基づいて第1同期分離回
    路のスライスレベルを作成することを特徴とする請求項
    1記載の同期分離回路。
JP04761392A 1992-02-04 1992-02-04 同期分離回路 Expired - Fee Related JP3271290B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04761392A JP3271290B2 (ja) 1992-02-04 1992-02-04 同期分離回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04761392A JP3271290B2 (ja) 1992-02-04 1992-02-04 同期分離回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05219404A JPH05219404A (ja) 1993-08-27
JP3271290B2 true JP3271290B2 (ja) 2002-04-02

Family

ID=12780080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04761392A Expired - Fee Related JP3271290B2 (ja) 1992-02-04 1992-02-04 同期分離回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3271290B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009081615A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Oki Semiconductor Co Ltd 同期信号検出回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05219404A (ja) 1993-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4084181A (en) Apparatus for transmission of chrominance signals during blanking period
US4376291A (en) Method of compensating time faults in a digital color television signal
US5231477A (en) Comb filter
JP3271290B2 (ja) 同期分離回路
US4984070A (en) Picture quality improving apparatus capable of reducing deterioration of interpolated signal
JPS625515B2 (ja)
JP2785339B2 (ja) クランプ回路
JP3110196B2 (ja) クシ型フィルタ自動調整回路
JPH0153545B2 (ja)
JP3082197B2 (ja) 同期信号分離回路
JP3059727U (ja) 映像信号中の偽色信号除去回路
JP2002300425A (ja) デジタル・ビデオ処理回路および方法
JPH11261845A (ja) 映像信号処理回路
JPH0244972A (ja) 両極性同期信号分離回路
JP2783609B2 (ja) 画像信号処理装置
JP2501088Y2 (ja) 輝度信号と色信号のデレ―タイム自動調節回路
JP2670879B2 (ja) ゴースト除去装置
JP2638948B2 (ja) 動き検出回路
JPS6323486A (ja) 映像信号処理装置
JP3475773B2 (ja) 映像信号処理装置及び液晶表示装置
US5844626A (en) HDTV compatible vertical sync separator
JP2517619B2 (ja) テレビジョン受像機
JPH09261685A (ja) Y/c分離回路
JPH04369175A (ja) 同期情報抽出生成装置
JPH0984047A (ja) ジッタ除去回路、くし型フィルタ、および映像信号処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080125

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090125

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100125

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees