JPH1089533A - 温度応動弁 - Google Patents

温度応動弁

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Publication number
JPH1089533A
JPH1089533A JP26524896A JP26524896A JPH1089533A JP H1089533 A JPH1089533 A JP H1089533A JP 26524896 A JP26524896 A JP 26524896A JP 26524896 A JP26524896 A JP 26524896A JP H1089533 A JPH1089533 A JP H1089533A
Authority
JP
Japan
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valve
temperature
bimetal
fluid
inlet
Prior art date
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Pending
Application number
JP26524896A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Yumoto
湯本  秀昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by TLV Co Ltd filed Critical TLV Co Ltd
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Publication of JPH1089533A publication Critical patent/JPH1089533A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感温部材の小さな変形力でもって弁口を漸次
開閉できる温度応動弁を提供する。 【解決手段】 本体3と蓋部材4とで形成する弁ケ―シ
ングに入口1と、入口1が連通する弁室5と、弁口7を
介して弁室5に連通する出口2を形成する。弁室5内の
流体の温度に応じて変形するバイメタル9を短冊状の平
板を湾曲させた形状に形成して、バイメタル9の一端を
弁室5内にビス10で固定する。弁口7は小口径でバイ
メタル9に対面して一端側から他端側に複数形成する。
バイメタル9の変形により小口径の複数の弁口7を順次
開閉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は被制御流体で加熱冷
却され、その温度に応じて変形する感温部材により弁口
を開閉する温度応動弁に関する。本発明の温度応動弁は
所定温度以上あるいは以下の流体を系外に排出したり、
複数の流体を混合して所定温度の流体にする場合に用い
られ、特に、所定温度以下の復水を自動的に排出する温
調トラップとして用いる場合に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来の温度応動弁としては、感温部材に
バイメタルや形状記憶合金を用い、感温部材を円板状や
短冊状あるいはコイル状等の形状に形成し、この感温部
材の変形により弁部材を駆動して単一の弁口を開閉する
ものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の温度応動弁
においては、感温部材が単一の弁口に作用する被制御流
体の圧力に打勝って変形しなければならないため、変形
力の大きな感温部材が必要となる。そのため、大きな感
温部材を用いたり複数の感温部材を組合わせなければな
らなかった。
【0004】また単一の弁口が一気に開閉されるため、
入口側あるいは出口側に流体の急激な流れが生じてウォ
―タ・ハンマを起こす危険があった。
【0005】本発明は従来技術の問題点に注目し、感温
部材の小さな変形力でもって弁口を漸次開閉できる温度
応動弁を提供することを技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、弁ケ―シング
に入口と、入口が連通する弁室と、弁口を介して弁室に
連通する出口を形成し、弁室内の流体の温度に応じて変
形する感温部材を弁室内に配置し、感温部材の変形によ
り弁口を開閉するものにおいて、短冊状の平板を湾曲さ
せた形状の感温部材をその一端を弁室内に固定し、小口
径の弁口を感温部材に対面して一端側から他端側に複数
形成し、感温部材の変形により小口径の複数の弁口を順
次開閉することを特徴とする温度応動弁にある。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の感温部材は、短冊状の平
板を湾曲させた形状でその一端が弁室内に固定されたも
のであるので、弁室内の流体の温度に応じて湾曲度合が
変化し、他端側ほど大きく変位して拡がったり狭まった
りする。これにより、小口径の複数の弁口を感温部材の
他端側から順次開け、感温部材の一端側から順次閉じ
る。このように、本発明は小口径の複数の弁口を順次開
閉するものであるので、感温部材は小さな変形力で開閉
動作を行うことができ、開閉動作時に入口側あるいは出
口側に流体の急激な流れが生じることもない。
【0008】
【実施例】本発明の具体的実施例を図1と図2を参照し
て説明する。図1は本発明の具体的実施例の温度応動弁
の断面図であり、図2は図1のA−A断面図である。
【0009】入口1と出口2を有する本体3に蓋部材4
をねじ結合して弁ケ―シングを形成し、内部に弁室5を
形成する。入口1と弁室5は流入通路6を介して連通
し、弁室5と出口2は小口径の複数の弁口7から流出通
路8を介して連通する。弁口7は、弁室5内に突出する
本体3上部に水平方向に7個開けられ、全体として所望
の排出流量が得られるものである。
【0010】弁室5内に突出する本体3上部の外周に、
短冊状の平板を湾曲させた形状の感温部材としてのバイ
メタル9を配置し、バイメタル9の一端をビス10で本
体3に固定する。バイメタル9は、熱膨脹係数の異なる
2種類の金属または合金を一体に接着して短冊状にし、
それを内側が低膨脹材料に、外側が高膨脹材料になるよ
うに湾曲させたものであり、弁室5内の流体の温度が低
くなると拡がり高くなると狭まる。そして、対面して一
端側から他端側に複数形成した小口径の弁口7を順次開
閉する。
【0011】入口1から弁室5内に流入する流体の温度
が低下すると、バイメタル9は図示の状態から拡がり、
対面する複数の弁口7を他端側から順次開ける。これに
より、低温流体が流出通路8から出口2へ排出される。
低温流体が排出されて流体の温度が所望値まで上昇する
と、バイメタル9は狭まって図示の状態になり、対面す
る複数の弁口7を一端側から順次閉じる。これにより、
高温流体の排出を防止する。
【0012】本発明の別の具体的実施例を図3を参照し
て説明する。図3は本発明の具体的実施例の別の温度応
動弁の断面図である。
【0013】入口31を有する入口部材32と出口33
を有する出口部材34をねじ結合して弁ケ―シングを形
成し、内部に弁室35を形成する。入口31と弁室35
は流入通路36を介して連通し、弁室35と出口33は
小口径の複数の弁口37から流出通路38を介して連通
する。弁口37は、弁室5内に突出する出口部材34上
部に、先の実施例と同様に、水平方向に7個開けられ、
全体として所望の排出流量が得られるものである。
【0014】弁室35内に突出する出口部材34上部の
外周に、短冊状の平板を湾曲させた形状の感温部材とし
てのバイメタル39を配置し、バイメタル39の一端を
ビス40で出口部材34に固定する。バイメタル39
は、熱膨脹係数の異なる2種類の金属または合金を一体
に接着して短冊状にし、先の実施例とは逆に、内側が高
膨脹材料に、外側が低膨脹材料になるように湾曲させた
ものであり、弁室35内の流体の温度が低くなると狭ま
り高くなると拡がる。そして、対面して一端側から他端
側に複数形成した小口径の弁口37を順次開閉する。
【0015】入口31から弁室35内に流入する流体の
温度が上昇すると、バイメタル39は図示の状態から拡
がり、対面する複数の弁口37を他端側から順次開け
る。これにより、高温流体が流出通路38から出口33
へ排出される。高温流体が排出されて流体の温度が所望
値まで低下すると、バイメタル39は狭まって図示の状
態になり、対面する複数の弁口37を一端側から順次閉
じる。これにより、低温流体の排出を防止する。
【0016】
【発明の効果】上記の様に本発明によれば、感温部材の
小さな変形力で弁口を開閉できるので、感温部材を大き
くしたり複数の感温部材を組合わせる必要がない。その
ため、小型の温度応動弁を提供できる。また弁口を漸次
開閉するので、ウォ―タ・ハンマを生じることのない温
度応動弁を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の温度応動弁の断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明の実施例の別の温度応動弁の断面図であ
る。
【符号の説明】
1,31 入口 2,33 出口 3 本体 4 蓋部材 5,35 弁室 7,37 弁口 9,39 バイメタル 32 入口部材 34 出口部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁ケ―シングに入口と、入口が連通する
    弁室と、弁口を介して弁室に連通する出口を形成し、弁
    室内の流体の温度に応じて変形する感温部材を弁室内に
    配置し、感温部材の変形により弁口を開閉するものにお
    いて、短冊状の平板を湾曲させた形状の感温部材をその
    一端を弁室内に固定し、小口径の弁口を感温部材に対面
    して一端側から他端側に複数形成し、感温部材の変形に
    より小口径の複数の弁口を順次開閉することを特徴とす
    る温度応動弁。
JP26524896A 1996-09-13 1996-09-13 温度応動弁 Pending JPH1089533A (ja)

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JP26524896A JPH1089533A (ja) 1996-09-13 1996-09-13 温度応動弁

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JP26524896A JPH1089533A (ja) 1996-09-13 1996-09-13 温度応動弁

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JPH1089533A true JPH1089533A (ja) 1998-04-10

Family

ID=17414595

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JP26524896A Pending JPH1089533A (ja) 1996-09-13 1996-09-13 温度応動弁

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JP (1) JPH1089533A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011127654A (ja) * 2009-12-16 2011-06-30 Tlv Co Ltd フロート式スチームトラップ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011127654A (ja) * 2009-12-16 2011-06-30 Tlv Co Ltd フロート式スチームトラップ

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