JPH1089343A - コントロールケーブルの端末構造 - Google Patents

コントロールケーブルの端末構造

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JPH1089343A
JPH1089343A JP24658896A JP24658896A JPH1089343A JP H1089343 A JPH1089343 A JP H1089343A JP 24658896 A JP24658896 A JP 24658896A JP 24658896 A JP24658896 A JP 24658896A JP H1089343 A JPH1089343 A JP H1089343A
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JP
Japan
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flange
flanges
control cable
terminal structure
cable
Prior art date
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JP24658896A
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English (en)
Inventor
Joji Akimoto
丞治 秋元
Tsukasa Hokari
宰 保苅
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Nippon Cable System Inc
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Nippon Cable System Inc
Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を低減し、ひいては製造コストを大
幅に減少しうるコントロールケーブルの端末構造を提供
すること。 【解決手段】 操作手段Aに取り付けられた第1のフラ
ンジ2と、弾性手段3を介して前記第1フランジ2と一
体的に形成された第2フランジ4と、前記第1フランジ
2および第2フランジ4の軸方向の運動を規制する手段
5とからなるコントロールケーブルCの端末構造であっ
て、前記第1フランジ2および第2フランジ4がコント
ロールケーブルの内索1を挿通し、前記第2フランジ4
の外側に配列され当該コントロールケーブルの内索1の
端末に接続されたストッパ6と当該第2フランジ4との
当接によってコントロールケーブルの内索1が係止され
てなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコントロールケーブ
ルの端末構造に関する。さらに詳しくは、操作手段に取
り付けられた一方のフランジと、弾性手段を介して前記
一方のフランジと一体的に形成された他方のフランジ
と、前記一方のフランジおよび他方のフランジの軸方向
の運動を規制する手段とからなるコントロールケーブル
の端末構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車などの車両用コントロールケーブ
ルの端末構造としては、たとえば図4に示されるもの
が、従来より知られている(実開昭61−93618号
公報)。
【0003】このものは、車体32に枢支されたアクセ
ルペダルなどの操作手段36の一端に取り付けられたグ
ロメット37に一端が取り付けられ、コントロールケー
ブルの一端の内索34に固着されたケーブルエンド40
に他端が取り付けられたコイルスプリング38から構成
されている。コントロールケーブルの内索34は、グロ
メット37と、コイルスプリング38とを挿通して、端
末がケーブルエンド40に固着されている。
【0004】また図5に示されているように、コックピ
ット内のアクセルペダルなどの操作手段46に係合され
るブッシュ49と、ブッシュ49の一端に取り付けられ
たコイルスプリング50と、コントロールケーブルの内
索43の端末に固着されたストッパ44とコイルスプリ
ング50とのあいだに介装された減衰ダンパ48とから
構成されるコントロールケーブルの端末構造や、操作手
段に係合されるブッシュと、内索の端末に固着されたス
トッパとのあいだに減衰ダンパが介装された構造が知ら
れている(実開昭60−154614号公報および実開
昭60−158013号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】叙上の従来のコントロ
ールケーブルの端末構造は、いずれも防振手段として、
コイルスプリング(実開昭61−93618号公報)、
コイルスプリングおよび減衰ダンパ(実開昭60−15
4614号公報および実開昭60−158013号公
報)または減衰ダンパを必要としている。
【0006】このため、叙上の従来の端末構造は近年の
コスト低減の要求にたいして到底応えられるものではな
い。
【0007】さらに減衰ダンパがゴムダンパであるばあ
い、ゴムの劣化により撓みが減少し、防振性が悪くなる
という問題がある(図3参照)。
【0008】本発明の目的は、部品点数を低減し、ひい
ては製造コストを大幅に減少しうるコントロールケーブ
ルの端末構造を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のコントロールケ
ーブルの端末構造は、操作手段に取り付けられた一方の
フランジと、弾性手段を介して前記一方のフランジと一
体的に形成された他方のフランジと、前記一方のフラン
ジおよび他方のフランジの軸方向の運動を規制する手段
とからなるコントロールケーブルの端末構造であって、
前記一方のフランジおよび他方のフランジがコントロー
ルケーブルの内索を挿通し、前記他方のフランジの外側
に配列され当該コントロールケーブルの端末に接続され
たストッパと当該他方のフランジとの当接によってコン
トロールケーブルが係止されてなることを特徴としてい
る。
【0010】本発明のコントロールケーブルの端末構造
は、第1の長さだけ同軸状に離間して配列された2つの
フランジ、前記2つのフランジと一体的に形成され、当
該2つのフランジをたがいに平行に維持しつつ軸方向に
弾撥するための弾性手段、前記2つのフランジのいずれ
かに一端が一体的に固着された、前記2つのフランジの
軸方向の運動を規制するための手段、前記2つのフラン
ジの一方のフランジに設けられ、コントロールケーブル
に引き操作を加える手段と連結するための手段からなる
コントロールケーブルの端末構造であって、前記2つの
フランジには、当該コントロールケーブルの内索を挿通
するための貫通孔がたがいに同軸状に形成され、前記2
つのフランジの軸方向の運動を規制するための手段が、
軸方向に第2の長さだけ延びる少なくとも1つの棒状の
部材であり、前記第2の長さは第1の長さより短く、前
記2つのフランジのうち前記連結手段が設けられていな
い他方のフランジの貫通口を完全に閉塞するストッパが
前記コントロールケーブルの内索の端末に固着され、該
ストッパと該他方のフランジの外側とが当接してなるこ
とが好ましい。
【0011】前記弾性手段が、軸心に関してたがいに線
対称になるように配列されたアーチ状の部材であること
が好ましい。
【0012】前記棒状の部材が前記フランジに2つ形成
されてなることが好ましい。
【0013】前記弾性手段および2つのフランジがポリ
アセタール、ポリブチレンテレフタレート、ヘキサメチ
レンアジパミドなどの合成樹脂から一体的に成型されて
なることが好ましい。
【0014】本発明のコントロールケーブルの端末構造
によれば、同軸状に離間して配列された2つのフランジ
と、弾性手段と、該2つのフランジの軸方向の運動を規
制する手段とが一体的に形成されている。それゆえ、部
品点数の低減化を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】添付図面を参照しながら、本発明
を詳細に説明する。
【0016】図1は本発明のコントロールケーブルの端
末構造の一実施例を示す説明図である。図2は本発明の
コントロールケーブルの端末構造である。
【0017】図1に示された実施例のばあい、コントロ
ールケーブルCの端末構造は、アクセルペダル、クラッ
チペダルなどの操作手段Aに取り付けられた一方のフラ
ンジたる第1フランジ2と、弾性手段3を介して第1フ
ランジ2と一体的に形成された他方のフランジたる第2
フランジ4と、第1フランジ2および第2フランジ4の
軸方向の運動を規制する手段(以下、運動規制手段とい
う)5とから構成されている。
【0018】前記アクセルペダル、クラッチペダルなど
の操作手段Aは、自動車の車体Bにピボタリーに取り付
けられている。コントロールケーブルの内索1の一端
は、エンジンのスロットル弁、クラッチレリースレバー
などの操作対象機器(図示されていない)に連結され、
他端にはストッパ6が固着されている。
【0019】第1フランジ2の外側の表面には係合手段
2bが一体的に形成されており、これにより第2フラン
ジ2が操作手段Aに固定される。したがって、アクセル
ペダル、クラッチペダルなどの操作手段Aを踏み込んだ
り、離したりすることによって、コントロールケーブル
の内索1が引き操作される。
【0020】第1フランジ2および第2フランジ4に
は、それぞれ貫通孔2aおよび4aが形成されており、
当該貫通孔2aおよび4aをコントロールケーブルの内
索1が挿通している。
【0021】第2フランジ4の外側の表面4bと、スト
ッパ6とが当接している。またストッパ6は貫通孔4a
を完全に閉塞する大きさを有している。
【0022】第1フランジ2と第2フランジ4とは同軸
状、かつ、たがいに平行に配列されている。第1フラン
ジ2と第2フランジ4とは第1フランジ2および第2フ
ランジ4に負荷がかかっていない状態(自然長)で,第
1の長さL1だけ離間している。
【0023】弾性手段3は、第1フランジ2および第2
フランジ4と一体的に形成されている。本実施例のばあ
い弾性手段3は、アーチ状に屈曲した形状を呈し、第1
フランジ2および第2フランジ4の軸心に関して対称に
配列されている。この弾性手段3はバネとしての機能を
果たし、第1フランジ2および第2フランジ4を軸方向
に弾撥する。本実施例のばあい、弾性手段3はアーチ状
の形状であるが、かかる形状に限られることはなく、べ
ローズ状の形状などばねとして機能しやすい形状であれ
ばよい。
【0024】運動規制手段5は軸心に平行に第2の長さ
2だけ延びる棒状の部材であり、かつ、貫通孔2aお
よび4aを挟むように第1フランジ2または第2フラン
ジ4のいずれかと一体的に形成されている。本実施例の
ばあい運動規制手段5の一端は、第2フランジ4と一体
的に固着されているが(図1参照)、図2に示されるよ
うに第1フランジ2に固着してもよい。第2の長さL2
は第1の長さL1より短い。この運動規制手段5は、弾
性手段3の軸心に垂直方向の撓み量が弾性限度を超え、
最終的に破壊するのを防止する効果を奏する。
【0025】本実施例の第1フランジ2、第2フランジ
4、弾性手段3および運動規制手段5はポリアセター
ル、ポリブチレンテレフタレート、ヘキサメチレンアジ
パミドなどの合成樹脂から一体的に成型されてなるのが
好ましい。
【0026】本実施例の端末構造と、従来技術の端末構
造(減衰ダンパにゴムダンパを用いたもの)とについて
耐久試験の実施直前と実施直後の荷重−撓み特性は図3
に示すとおりである。なお、耐久試験条件は、つぎのと
おりである。
【0027】荷 重 0〜90[N] 速 度 0.5[Hz] 温 度 室温 耐久回数 1,000,000回
【0028】図3から明らかなとおり、本発明の端末構
造によれば耐久試験の実施前と実施後とで荷重−撓み特
性に大きな変化がないことがわかる。
【0029】
【発明の効果】本発明のコントロールケーブルの端末構
造によれば、エンジンにおいて発生する振動および騒音
がコントロールケーブルを介してコックピットに伝達さ
れても弾性手段によって従来のゴムやバネを用いた弾性
手段と同程度に減衰される。
【0030】さらに、第1フランジ、第2フランジ、弾
性手段および係合手段が一体的に形成されているため、
製造コストの低減を図ることができる。また弾性手段が
合成樹脂からなっているため、弾性特性を半永久的に維
持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコントロールケーブルの端末構造の一
実施例の説明図である。
【図2】本発明のコントロールケーブルの端末構造の要
部斜視図である。
【図3】本発明の端末構造と従来技術の端末構造との荷
重−撓み特性の比較を示すグラフである。
【図4】従来のコントロールケーブルの端末構造の一例
を示す説明図である。
【図5】従来のコントロールケーブルの端末構造の他の
一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 コントロールケーブルの内索 2 第1フランジ 3 弾性手段 4 第2フランジ 5 運動規制手段 A 操作手段 B 車体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作手段に取り付けられた一方のフラン
    ジと、弾性手段を介して前記一方のフランジと一体的に
    形成された他方のフランジと、前記一方のフランジおよ
    び他方のフランジの軸方向の運動を規制する手段とから
    なるコントロールケーブルの端末構造であって、前記一
    方のフランジおよび他方のフランジがコントロールケー
    ブルの内索を挿通し、前記他方のフランジの外側に配列
    され当該コントロールケーブルの内索の端末に接続され
    たストッパと当該他方のフランジとの当接によってコン
    トロールケーブルの内索が係止されてなるコントロール
    ケーブルの端末構造。
  2. 【請求項2】 第1の長さだけ同軸状に離間して配列さ
    れた2つのフランジ、前記2つのフランジと一体的に形
    成され、当該2つのフランジをたがいに平行に維持しつ
    つ軸方向に弾撥するための弾性手段、前記2つのフラン
    ジのいずれかに一端が一体的に固着された、前記2つの
    フランジの軸方向の運動を規制するための手段、前記2
    つのフランジの一方のフランジに設けられ、コントロー
    ルケーブルの内索に引き操作を加える手段と連結するた
    めの連結手段からなるコントロールケーブルの端末構造
    であって、前記2つのフランジには、当該コントロール
    ケーブルの内索を挿通するための貫通孔がたがいに同軸
    状に形成され、前記2つのフランジの軸方向の運動を規
    制するための手段が、軸方向に第2の長さだけ延びる少
    なくとも1つの棒状の部材であり、前記第2の長さは第
    1の長さより短く、前記2つのフランジのうち前記連結
    手段が設けられていない他方のフランジの貫通口を完全
    に閉塞するストッパが前記コントロールケーブルの内索
    の端末に固着され、該ストッパと該他方のフランジの外
    側とが当接してなることを特徴とするコントロールケー
    ブルの端末構造。
  3. 【請求項3】 前記弾性手段が前記2つのフランジの軸
    心に関して線対称になるように配列されたアーチ状の部
    材である請求項2記載の端末構造。
  4. 【請求項4】 前記棒状の部材が前記フランジに2つ形
    成されてなる請求項2または3記載の端末構造。
  5. 【請求項5】 前記弾性手段および2つのフランジがポ
    リアセタール、ポリブチレンテレフタレート、ヘキサメ
    チレンアジパミドなどの合成樹脂から一体的に成型され
    てなることを特徴とする請求項1、2、3または4記載
    の端末構造。
JP24658896A 1996-09-18 1996-09-18 コントロールケーブルの端末構造 Pending JPH1089343A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1970603A1 (en) * 2007-03-14 2008-09-17 GM Global Technology Operations, Inc. Shifting force transmitting device and gear shift apparatus using same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1970603A1 (en) * 2007-03-14 2008-09-17 GM Global Technology Operations, Inc. Shifting force transmitting device and gear shift apparatus using same
WO2008110363A1 (en) * 2007-03-14 2008-09-18 Gm Global Technology Operations, Inc. Shifting force transmitting device and gear shift apparatus using same

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