JPH1089060A - エキゾーストマニホルド - Google Patents

エキゾーストマニホルド

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JPH1089060A
JPH1089060A JP8243008A JP24300896A JPH1089060A JP H1089060 A JPH1089060 A JP H1089060A JP 8243008 A JP8243008 A JP 8243008A JP 24300896 A JP24300896 A JP 24300896A JP H1089060 A JPH1089060 A JP H1089060A
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尚史 曲田
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    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N13/00Exhaust or silencing apparatus characterised by constructional features ; Exhaust or silencing apparatus, or parts thereof, having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01N1/00 - F01N5/00, F01N9/00, F01N11/00
    • F01N13/08Other arrangements or adaptations of exhaust conduits
    • F01N13/10Other arrangements or adaptations of exhaust conduits of exhaust manifolds

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱膨張時に発生する圧縮応力に耐えることが
できるエキゾーストマニホルドを提供し、更にエキゾー
ストマニホルドの材料の量を減少させてエキゾーストマ
ニホルドの重量及び製造コストを削減する。 【解決手段】 シリンダヘッド長手方向に沿って配列さ
れた分岐管12,14,16,18と、それらの分岐管を一つの管
に集合する分岐管集合部20を有し、分岐管集合部20は、
互いに隣接する分岐管がそれぞれ接合して形成された接
合部22,24,26を具備し、それらの接合部は、シリンダヘ
ッドの方に面する又部28,30,32を有し、それぞれの又部
の肉厚36,38 は、エキゾーストマニホルドの又部以外の
部分の肉厚よりも大きく、更にシリンダヘッド長手方向
中央に配置された又部30の肉厚36が、シリンダヘッド長
手方向に配列されたすべての又部の肉厚36,38 の中で最
も大きい、エキゾーストマニホルド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多気筒エンジンの
各シリンダから排出される排ガスを集合してエキゾース
トパイプに導くエキゾーストマニホルドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車等のエンジンからの排
気ガスをエキゾーストパイプへ送る排気系部品として、
エキゾーストマニホルドが使用されている。エキゾース
トマニホルドにはエンジンからの高温の排気ガスが送ら
れるために、エキゾーストマニホルドは熱膨張する。し
かしながら、シリンダヘッドとエキゾーストマニホルド
とは、フランジ部で取付けボルトによって結合されて拘
束されているために、エキゾーストマニホルド内には、
圧縮応力が発生する部分が存在する。エキゾーストマニ
ホルド内で圧縮応力が発生する部分は、シリンダヘッド
に拘束されている分岐管から分岐管の又部にかけてであ
り、実開平6−76620号公報に記載されているエキ
ゾーストマニホルドでは、分岐管及び分岐管の又部が圧
縮応力に耐え得るために、分岐管及び又部の肉厚が、エ
キゾーストマニホルドの分岐管及び又部以外の肉厚に比
べて大きくされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】実開平6−76620
号公報に記載されているように、従来は、シリンダヘッ
ド長手方向に沿って配列された複数の分岐管及び又部の
肉厚は、すべて同じ大きさにされていた。しかしなが
ら、複数の分岐管及び又部にそれぞれ集中する圧縮応力
の大きさは、すべて均一ではなく、シリンダヘッド長手
方向中央の分岐管の又部に及ぼされる応力が最大であ
り、シリンダヘッド長手方向外側に向かう程、及びシリ
ンダヘッドに近づく程、分岐管及び又部に及ぼされる圧
縮応力は小さくなる。つまり、従来のエキゾーストマニ
ホルドでは、シリンダヘッド長手方向外側に配置された
分岐管及び又部の肉厚、及び分岐管のシリンダヘッド側
の肉厚が、不必要に大きくされていた。それゆえ、エキ
ゾーストマニホルド全体の重量は、不必要に増加されて
いた。
【0004】本発明は、前記課題を解決し、エキゾース
トマニホルドの熱膨張により分岐管及び又部に発生する
圧縮応力に抗しつつ、材料の量を減少させて重量及び製
造コストを削減したエキゾーストマニホルドを提供する
ことを目的とする。
【0005】本発明の他の目的は、エキゾーストマニホ
ルドの熱膨張によりフランジに及ぼされる力を減少させ
たエキゾーストマニホルドを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、シリンダヘッドとエキゾーストパイプとの間に
配置され、更にシリンダヘッド長手方向に沿って配列さ
れた複数の分岐管と、該複数の分岐管を一つの管に集合
しかつ前記複数の分岐管の下流側に配置された分岐管集
合部とを有するエキゾーストマニホルドであって、該分
岐管集合部は、互いに隣接する分岐管がそれぞれ接合し
て形成された複数の接合部を具備し、それぞれの接合部
は、前記シリンダヘッド側に面する又部を有する、エキ
ゾーストマニホルドにおいて、それぞれの又部の肉厚
は、前記エキゾーストマニホルドの又部以外の部分の肉
厚よりも大きく、更にシリンダヘッド長手方向中央に配
置された又部の肉厚が、シリンダヘッド長手方向に配列
されたすべての又部の肉厚の中で最も大きいことを特徴
とするエキゾーストマニホルドが提供される。
【0007】請求項1に記載のエキゾーストマニホルド
は、又部の肉厚が又部以外の部分の肉厚よりも大きいた
めに、又部以外の部分に発生する圧縮応力よりも大きい
圧縮応力が又部に発生する際にも、その圧縮応力に耐え
ることができる。更に請求項1に記載のエキゾーストマ
ニホルドは、シリンダヘッド長手方向中央の又部の肉厚
が最も大きいために、シリンダヘッド長手方向中央の又
部にエキゾーストマニホルド内で最大の圧縮応力が発生
する際にも、その圧縮応力に耐えることができる。尚、
ここでエキゾーストマニホルドの又部以外の部分とは、
例えば分岐管、及び分岐管集合部のシリンダヘッド側に
面しない部分のことである。
【0008】請求項2に記載の発明によれば、シリンダ
ヘッド長手方向に配列されたそれぞれの又部は、シリン
ダヘッド長手方向中央からシリンダヘッド長手方向外側
になるに従って、肉厚が小さくなるように形成され、更
にそれぞれの又部と前記シリンダヘッドとを結ぶそれぞ
れの分岐管の又部に続く壁面の肉厚は、各又部の肉厚よ
りも小さくなるように、かつ前記シリンダヘッドに近づ
くに従って小さくなるように形成されることを特徴とす
る請求項1に記載のエキゾーストマニホルドが提供され
る。
【0009】請求項2に記載のエキゾーストマニホルド
のシリンダヘッド長手方向に配列された又部は、シリン
ダヘッド長手方向中央からシリンダヘッド長手方向外側
になるに従って肉厚が小さくなるように形成され、更に
請求項2に記載のエキゾーストマニホルドの分岐管は、
肉厚が又部の肉厚よりも小さくなるように、かつシリン
ダヘッドに近づくに従って小さくなるように形成される
ために、請求項2に記載のエキゾーストマニホルドは、
材料の量を減少させて重量及び製造コストを削減するこ
とができ、更に熱膨張によりフランジに及ぼされる力を
減少させることができる。
【0010】請求項3に記載の発明によれば、シリンダ
ヘッドとエキゾーストパイプとの間に配置され、更にシ
リンダヘッド長手方向に沿って配列された複数の分岐管
と、該複数の分岐管を一つの管に集合しかつ前記複数の
分岐管の下流側に配置された分岐管集合部とを有するエ
キゾーストマニホルドであって、該分岐管集合部は、互
いに隣接する分岐管がそれぞれ接合して形成された複数
の接合部を具備し、それぞれの接合部は、前記シリンダ
ヘッド側に面する又部を有する、エキゾーストマニホル
ドにおいて、それぞれの又部と前記シリンダヘッドとを
結ぶそれぞれの分岐管の又部に続く壁面の肉厚は、各又
部の肉厚よりも小さくなるように形成されることを特徴
とするエキゾーストマニホルドが提供される。
【0011】請求項3に記載のエキゾーストマニホルド
の分岐管の又部に続く壁面の肉厚は、又部の肉厚よりも
小さくなるように形成されるために、請求項3に記載の
エキゾーストマニホルドは、材料の量を減少させて重量
及び製造コストを削減することができ、更に熱膨張によ
りフランジに及ぼされる力を減少させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき本発明の
エキゾーストマニホルドを詳細に説明する。図1は、本
発明に関するエキゾーストマニホルドの一つの実施形態
である四気筒用エキゾーストマニホルド10の斜視図で
あり、図2は、四気筒用エキゾーストマニホルド10の
図1のII−II線に沿った概略の断面図であり、図3は、
図2のIII −III 線に沿った断面図であり、図4は、図
2のIV−IV線に沿った断面図である。
【0013】エキゾーストマニホルド10のフランジ3
4には複数のボルト締結用穴54が形成されており、エ
キゾーストマニホルド10は、図1の上側に配置された
(図示されない)シリンダヘッドと(図示されない)ボ
ルトによって締結され、更に下側に配置された(図示さ
れない)エキゾーストパイプと(図示されない)締結手
段によって締結される。
【0014】エキゾーストマニホルド10は、更にシリ
ンダヘッド長手方向(図2の左右方向)に沿って配列さ
れた四つの分岐管12、14、16、18と、分岐管1
2、14、16、18を一つの管に集合するために分岐
管12、14、16、18の下流側に配置された分岐管
集合部20とを有する。分岐管集合部20は、分岐管1
2、14が接合して形成された接合部22と、分岐管1
4、16が接合して形成された接合部24と、分岐管1
6、18が接合して形成された接合部26とを有する。
接合部22、24、26は、シリンダヘッド側に面する
又部28、30、32をそれぞれ有する。
【0015】更にこの実施形態では、又部28、30、
32の肉厚36、38は、エキゾーストマニホルド10
内の又部以外の部分の肉厚よりも大きくされる。ここで
いう又部以外の部分とは、例えば分岐管12、14、1
6、18、及び分岐管集合部20のシリンダヘッド側に
面しない部分(図2の分岐管集合部20の下側の部分)
のことである。その理由として、高負荷、高温時に、エ
キゾーストマニホルド10は、熱膨張して変形しようと
する(分岐管集合部20のあたりが特に高温になる)
が、フランジ34の位置で(図示されない)シリンダヘ
ッドに結合されて拘束されるために、又部28、30、
32は、分岐管集合部20のシリンダヘッド側に面しな
い部分に比べて自由に膨張することができず、又部2
8、30、32に圧縮応力が発生するからである。この
実施形態の構成により、肉厚の大きい又部28、30、
32は、発生する圧縮応力に十分耐えることができる。
【0016】更にこの実施形態では、シリンダヘッド長
手方向中央に配置された又部30の肉厚36は、シリン
ダヘッド長手方向に配列されたすべての又部28、3
0、32の肉厚の中で最も大きくされる。その理由とし
て、エキゾーストマニホルド10は、左端及び右端を拘
束されていないため(図2)、熱膨張により、シリンダ
ヘッド長手方向に関して外側(図2の左右方向外側)に
向かって膨張して変形し、それゆえ又部28、32の部
分で圧縮応力はあまり集中せず、結果的に、又部28、
32に集中する圧縮応力は、又部30に集中する圧縮応
力に比べて小さくなるからである。この実施形態の構成
により、又部30の肉厚36よりも小さい肉厚38を有
する又部28、32が必要十分な強度を維持しつつ、か
つエキゾーストマニホルド10全体の重量を小さくする
ことができる。図5は、上述された熱膨張によりエキゾ
ーストマニホルド10が変形する様子を示しており、熱
変形前のエキゾーストマニホルドが実線で、熱変形後の
エキゾーストマニホルドが破線で概略示されている。
【0017】更にこの実施形態では、又部28、30、
32の肉厚は、それぞれの又部とシリンダヘッドとを結
ぶ分岐管12、14、16、18の又部に続く壁面の肉
厚(以下、単に分岐管の肉厚と称する)に比べて大きく
なるように形成される(又部の肉厚36>分岐管の肉厚
40、又部の肉厚38>分岐管の肉厚44、又部の肉厚
38>分岐管の肉厚48、この実施形態では、エキゾー
ストマニホルド10は接合部24を中心に概略左右対称
に構成されている)。更に分岐管12、14、16、1
8のそれぞれの肉厚は、シリンダヘッドに近づくに従っ
て小さくなるように形成される(分岐管の肉厚40>分
岐管の肉厚42、分岐管の肉厚44>分岐管の肉厚4
6、分岐管の肉厚48>分岐管の肉厚50)。更に分岐
管12、14、16、18の肉厚は、シリンダヘッド長
手方向中央から外側に向かって小さくされる(分岐管の
肉厚40>分岐管の肉厚44>分岐管の肉厚48、分岐
管の肉厚42>分岐管の肉厚46>分岐管の肉厚5
0)。その理由として、一般に、熱膨張により発生する
応力の大きさは、応力が発生する部分の断面積に比例す
るため、及び分岐管12、14、16、18はフランジ
34の位置でシリンダヘッドに結合されて拘束されてい
るために、分岐管12、14、16、18の肉厚が大き
ければ大きい程、大きな圧縮応力が発生してしまうから
である。この実施形態の構成では、熱膨張によりフラン
ジに及ぼされる力を減少させて、発生する圧縮応力を小
さくすることができる。
【0018】同様の理由から、分岐管集合部20の肉厚
も、発生する応力に耐え得る範囲内で可能な限り小さく
されることが望まれる。そのため、この実施形態では、
分岐管集合部20の又部28、30、32以外の部分の
肉厚は、分岐管12、14、16、18の肉厚以下にさ
れている。
【0019】従来から、工具を使用して、ボルトを図1
に示されるボルト締結用穴54を介してシリンダヘッド
に締結するために、エキゾーストマニホルド10には、
工具逃げが形成される。工具逃げは、通常、分岐管集合
部の側面(図1の分岐管集合部の手前側又は裏面側、つ
まりこの実施形態で言及する又部以外の部分)に形成さ
れる。従来においては、この又部以外の部分の肉厚が不
必要に大きくされていたために、工具逃げを形成するた
めにエキゾーストマニホルドの形状が歪められ、その結
果、応力集中が大きくなるという課題が存在した。それ
に対してこの実施形態では、分岐管集合部の又部以外の
部分の肉厚が小さくされているために、その肉厚を小さ
くされた領域と工具逃げ領域とを一致させることが可能
であり、この実施形態のエキゾーストマニホルドは、工
具逃げを形成することにより受ける影響(例えば歪み応
力の集中等)が従来のエキゾーストマニホルドに比べて
小さくされる。
【0020】更に図6には、本発明に関するエキゾース
トマニホルドの他の実施形態である六気筒用エキゾース
トマニホルド60の、図2と同様の断面図が示される。
図示されないが、エキゾーストマニホルド60のフラン
ジ96には、図1のボルト締結用穴54と同様に、複数
のボルト締結用穴が形成されている。
【0021】エキゾーストマニホルド60は、更にシリ
ンダヘッド長手方向(図6の左右方向)に沿って配列さ
れた六つの分岐管62、64、66、68、70、72
と、分岐管62、64、66、68、70、72を一つ
の管に集合するために分岐管62、64、66、68、
70、72の下流側に配置された分岐管集合部74とを
有する。分岐管集合部74は、分岐管62、64が接合
して形成された接合部76と、分岐管64、66が接合
して形成された接合部78と、分岐管66、68が接合
して形成された接合部80と、分岐管68、70が接合
して形成された接合部82と、分岐管70、72が接合
して形成された接合部84とを有する。接合部76、7
8、80、82、84は、シリンダヘッド側に面する又
部86、88、90、92、94をそれぞれ有する。
【0022】更にこの実施形態では、又部86、88、
90、92、94の肉厚98、100、102は、エキ
ゾーストマニホルド60内の又部以外の部分の肉厚より
も大きくされる。ここでいう又部以外の部分とは、例え
ば分岐管62、64、66、68、70、72、及び分
岐管集合部74のシリンダヘッド側に面しない部分(図
6の分岐管集合部74の下側の部分)のことである。そ
の理由として、高負荷、高温時に、エキゾーストマニホ
ルド60は、熱膨張して変形しようとする(分岐管集合
部74のあたりが特に高温になる)が、フランジ96の
位置で(図示されない)シリンダヘッドに結合されて拘
束されるために、又部86、88、90、92、94
は、分岐管集合部74のシリンダヘッド側に面しない部
分に比べて自由に膨張することができず、又部86、8
8、90、92、94に圧縮応力が発生するからであ
る。この実施形態の構成により、肉厚の大きい又部8
6、88、90、92、94は、発生する圧縮応力に十
分耐えることができる。
【0023】更にこの実施形態では、シリンダヘッド長
手方向中央に配置された又部90の肉厚98は、シリン
ダヘッド長手方向に配列されたすべての又部86、8
8、90、92、94の肉厚の中で最も大きくされる。
その理由として、エキゾーストマニホルド60は、左端
及び右端を拘束されていないため(図6)、熱膨張によ
り、シリンダヘッド長手方向に関して外側(図6の左右
方向外側)に向かって膨張して変形し、それゆえ又部8
6、88、92、94の部分で圧縮応力はあまり集中せ
ず、結果的に、又部86、88、92、94に集中する
圧縮応力は、又部90に集中する圧縮応力に比べて小さ
くなるからである。この実施形態の構成により、又部9
0の肉厚98よりも小さい肉厚100、102を有する
又部86、88、92、94が必要十分な強度を維持し
つつ、かつエキゾーストマニホルド60全体の重量を小
さくすることができる。
【0024】同様の理由から、この実施形態では、シリ
ンダヘッド長手方向に配列された又部86、88、9
0、92、94は、シリンダヘッド長手方向中央からシ
リンダヘッド長手方向外側になるに従って、肉厚が小さ
くなるように形成される(又部の肉厚98>又部の肉厚
100>又部の肉厚102)。
【0025】更にこの実施形態では、又部86、88、
90、92、94の肉厚は、それぞれの又部とシリンダ
ヘッドとを結ぶ分岐管62、64、66、68、70、
72の肉厚に比べて大きくなるように形成される(又部
の肉厚98>分岐管の肉厚104、又部の肉厚100>
分岐管の肉厚108、又部の肉厚100>分岐管の肉厚
112、又部の肉厚102>分岐管の肉厚116、又部
の肉厚102>分岐管の肉厚120、この実施形態で
は、エキゾーストマニホルド60は接合部80を中心に
概略左右対称に構成されている)。更に分岐管62、6
4、66、68、70、72のそれぞれの肉厚は、シリ
ンダヘッドに近づくに従って小さくなるように形成され
る(分岐管の肉厚104>分岐管の肉厚106、分岐管
の肉厚108>分岐管の肉厚110、分岐管の肉厚11
2>分岐管の肉厚114、分岐管の肉厚116>分岐管
の肉厚118、分岐管の肉厚120>分岐管の肉厚12
2)。更に分岐管62、64、66、68、70、72
の肉厚は、シリンダヘッド長手方向中央から外側に向か
って小さくされる(分岐管の肉厚104>分岐管の肉厚
108>分岐管の肉厚112>分岐管の肉厚116>分
岐管の肉厚120、分岐管の肉厚106>分岐管の肉厚
110>分岐管の肉厚114>分岐管の肉厚118>分
岐管の肉厚122)。その理由として、一般に、熱膨張
により発生する応力の大きさは、応力が発生する部分の
断面積に比例するため、及び分岐管62、64、66、
68、70、72はフランジ96の位置でシリンダヘッ
ドに結合されて拘束されているために、分岐管62、6
4、66、68、70、72の肉厚が大きければ大きい
程、大きな圧縮応力が発生してしまうからである。この
実施形態の構成では、熱膨張によりフランジに及ぼされ
る力を減少させて、発生する圧縮応力を小さくすること
ができる。
【0026】同様の理由から、分岐管集合部74の肉厚
も、発生する応力に耐え得る範囲内で可能な限り小さく
されることが望まれる。そのため、この実施形態では、
分岐管集合部74の又部86、88、90、92、94
以外の部分の肉厚は、分岐管62、64、66、68、
70、72の肉厚以下にされる。
【0027】
【発明の効果】請求項1に記載の発明により、エキゾー
ストマニホルドは、又部の肉厚が又部以外の部分の肉厚
よりも大きいために、又部以外の部分に発生する圧縮応
力よりも大きい圧縮応力が又部に発生する際にも、その
圧縮応力に耐えることができ、更にシリンダヘッド長手
方向中央の又部の肉厚が最も大きいために、シリンダヘ
ッド長手方向中央の又部にエキゾーストマニホルド内で
最大の圧縮応力が発生する際にも、その圧縮応力に耐え
ることができる。
【0028】請求項2に記載の発明により、エキゾース
トマニホルドのシリンダヘッド長手方向に配列された又
部は、シリンダヘッド長手方向中央からシリンダヘッド
長手方向外側になるに従って肉厚が小さくなるように形
成され、更にエキゾーストマニホルドの分岐管は、肉厚
が又部の肉厚よりも小さくなるように、かつシリンダヘ
ッドに近づくに従って小さくなるように形成されるため
に、エキゾーストマニホルドは、材料の量を減少させて
重量及び製造コストを削減することができ、更に熱膨張
によりフランジに及ぼされる力を減少させることができ
る。
【0029】請求項3に記載の発明により、エキゾース
トマニホルドの分岐管の又部に続く壁面の肉厚は、又部
の肉厚よりも小さくなるように形成されるために、エキ
ゾーストマニホルドは、材料の量を減少させて重量及び
製造コストを削減することができ、更に熱膨張によりフ
ランジに及ぼされる力を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を四気筒用エキゾーストマニホルドに適
用した実施形態の斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】図2のIII −III 線に沿った断面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】熱変形前を実線で、熱変形後を破線で示した図
2の四気筒用エキゾーストマニホルドの概略図である。
【図6】本発明を六気筒用エキゾーストマニホルドに適
用した他の実施形態の概略の断面図である。
【符号の説明】
10…四気筒用エキゾーストマニホルド 12、14、16、18…分岐管 20…分岐管集合部 22、24、26…接合部 28、30、32…又部 36、38…又部の肉厚

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッドとエキゾーストパイプと
    の間に配置され、更にシリンダヘッド長手方向に沿って
    配列された複数の分岐管と、該複数の分岐管を一つの管
    に集合しかつ前記複数の分岐管の下流側に配置された分
    岐管集合部とを有するエキゾーストマニホルドであっ
    て、該分岐管集合部は、互いに隣接する分岐管がそれぞ
    れ接合して形成された複数の接合部を具備し、それぞれ
    の接合部は、前記シリンダヘッド側に面する又部を有す
    る、エキゾーストマニホルドにおいて、 それぞれの又部の肉厚は、前記エキゾーストマニホルド
    の又部以外の部分の肉厚よりも大きく、更にシリンダヘ
    ッド長手方向中央に配置された又部の肉厚が、シリンダ
    ヘッド長手方向に配列されたすべての又部の肉厚の中で
    最も大きいことを特徴とするエキゾーストマニホルド。
  2. 【請求項2】 シリンダヘッド長手方向に配列されたそ
    れぞれの又部は、シリンダヘッド長手方向中央からシリ
    ンダヘッド長手方向外側になるに従って、肉厚が小さく
    なるように形成され、更にそれぞれの又部と前記シリン
    ダヘッドとを結ぶそれぞれの分岐管の又部に続く壁面の
    肉厚は、各又部の肉厚よりも小さくなるように、かつ前
    記シリンダヘッドに近づくに従って小さくなるように形
    成されることを特徴とする請求項1に記載のエキゾース
    トマニホルド。
  3. 【請求項3】 シリンダヘッドとエキゾーストパイプと
    の間に配置され、更にシリンダヘッド長手方向に沿って
    配列された複数の分岐管と、該複数の分岐管を一つの管
    に集合しかつ前記複数の分岐管の下流側に配置された分
    岐管集合部とを有するエキゾーストマニホルドであっ
    て、該分岐管集合部は、互いに隣接する分岐管がそれぞ
    れ接合して形成された複数の接合部を具備し、それぞれ
    の接合部は、前記シリンダヘッド側に面する又部を有す
    る、エキゾーストマニホルドにおいて、 それぞれの又部と前記シリンダヘッドとを結ぶそれぞれ
    の分岐管の又部に続く壁面の肉厚は、各又部の肉厚より
    も小さくなるように形成されることを特徴とするエキゾ
    ーストマニホルド。
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