JP2598669Y2 - 排気マニホールド - Google Patents

排気マニホールド

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JP2598669Y2
JP2598669Y2 JP1993015850U JP1585093U JP2598669Y2 JP 2598669 Y2 JP2598669 Y2 JP 2598669Y2 JP 1993015850 U JP1993015850 U JP 1993015850U JP 1585093 U JP1585093 U JP 1585093U JP 2598669 Y2 JP2598669 Y2 JP 2598669Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、多気筒エンジンの各シ
リンダから排出される排ガスを集合して排気管に導く排
気マニホールドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】排気マニホールドは、燃焼ガスがシリン
ダ内に残留し体積効率を低下するのを避けるために、排
気抵抗を小さくする必要がある。例えば図4に示すよう
に、排ガス入口となる分岐管1,2,3,4,5,6と
管間壁(分岐管間の区画壁)7,8,9,10,11及
び背面壁(分岐管と反対側の区画壁)12によって、ガ
ス出口(排気管接続口)13までのガス流路が滑らかに
区画形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで排気マニホー
ルドは、排ガス温度が高いことから熱負荷も厳しく、そ
れによる亀裂の発生が問題となっている。特に近年、排
ガス規制によりディーゼルエンジンはタイミングリター
ドの方向にあり、これにより排ガス温度も上昇傾向が強
まって排気マニホールドへの熱負荷はさらに増大すると
見込まれる。
【0004】本考案者はこのような事情に鑑みて、排気
マニホールドの亀裂発生の主因を解明すべく、直列六気
筒の排気マニホールドについてその温度分布及び応力解
析を行った。この結果、排気マニホールドの温度が高
い部分は背面壁12にあり、#1 ,#2 シリンダあるい
は#5 ,#6 シリンダからの排ガスg1 ,g2 、g5
6 が集合する#2 〜#3 シリンダ間及び#4 〜#5 シ
リンダ間の部分(図4中斜点線部分)であること、図
5に示すように#2 〜#3 分岐管2,3間の管間壁8と
#4 〜#5 分岐管4,5間の管間壁10とに圧縮応力が
発生すること(図中斜実線部分)、この圧縮応力発生
箇所から亀裂が発生していること、#2 〜#3 ,#4
〜#5 シリンダ間が最も縮むこと、がわかった。すなわ
ち、#2 〜#3 シリンダ間及び#4 〜#5 シリンダ間に
おいて分岐管側と背面側との間に大きな温度差が生じる
ために、温度が低くその伸び(矢印a)が背面壁12の
伸び(b)よりも特に小さい管間壁8,10に圧縮応力
が発生して、その結果クリープし縮みが発生し、排気マ
ニホールド取り付けスタッドと干渉するほど縮んだとき
に、クリープしていた最も弱い部分から亀裂が発生する
ものと判明した。
【0005】そこで本考案は、このような温度差に起因
する亀裂発生を防止できる排気マニホールドを提供すべ
く創案されたものである。
【0006】なお関連する従来技術としては実開昭59
−71919号公報及び実開昭60−183222号公
報があるが、区画壁間の温度差を解消するには不充分で
あり、構成も複雑になってしまうと考えられる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、分岐管の反対
側でガス流路を形成する区画壁に、分岐管側に突出し
入した排ガスをその下流の分岐管間の区画壁に導く導流
部を形成したものである。
【0008】
【作用】上記構成によって、導流部は、分岐管から流入
して反対側の区画壁に沿ってガス出口へ向かう排ガス
を、その下流側の分岐管間の区画壁に導く。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を添付図面に従って説
明する。
【0010】図1及び図2は、本考案に係わる排気マニ
ホールドの一実施例を示したものであり、直列六気筒の
排気マニホールドに適用した場合を示している。この排
気マニホールドは、分岐管1…6の反対側でガス流路を
形成する背面壁(背面側の区画壁)12に、分岐管1…
6側に突出し流入した排ガスGをその下流の管間壁(分
岐管間の区画壁)8,10に導く導流部たるリブ21,
22が形成されて構成されている。分岐管1…6の端部
には取付用のボルト穴23を有したフランジ24がそれ
ぞれ形成され、これら分岐管1…6及びその下流側の管
間壁7…11によって滑らかなガス流路が形成されてい
る。このうち両端(#1 ,#6 )の分岐管1,6の外側
は、屈曲部25,26を経て背面壁12に連なるように
形成されている。またガス出口となる排気管接続口13
は、背面壁12の長手方向略中央(#3 〜#4 シリンダ
間)であって少し分岐管1…6側に偏った位置に設けら
れ、接続端面には複数のボルト穴27が形成されてい
る。
【0011】そしてリブ21,22は、#1 〜#2 シリ
ンダ間及び#5 〜#6 シリンダ間の位置に、出口方向に
向かって次第に高くなるような傾斜面28を以て形成さ
れている。すなわち、図1中実線矢印にて示すように、
#1 分岐管1から流入した排ガスG1 を#2 〜#3 分岐
管2,3の間である管間壁8に、また#6 分岐管6から
流入した排ガスG6 を#4 〜#5 分岐管4,5の間であ
る管間壁10に、それぞれ導くようになっている。また
リブ21,22は図3に示すように、背面壁12の底頂
部において最も高く両側に向かって次第に低くなるよう
に形成されている。
【0012】次に本実施例の作用を説明する。
【0013】各シリンダから排出された燃焼ガスは、そ
れぞれの分岐管1…6を通って排気マニホールド内に流
入する。特に#1 分岐管1から流入した排ガスG1 及び
#6分岐管6から流入した排ガスG6 は、背面壁12に
連なる屈曲部25,26の内壁に沿って流入した後、リ
ブ21,22の傾斜面28により流れの方向を変えて背
面壁12から離れ、それぞれ下流側の管間壁8,10へ
向かって流れる。そしてこの排ガスG1 ,G6 は、#2
分岐管2及び#5 分岐管5からの排ガスG2 ,G5 とそ
れぞれ合流し、略ガス流路の中心線(管間壁7…11と
背面壁12との中間である軸線)に沿って流れ、他の#
3 ,#4 分岐管3,4からの排ガスG3 ,G4 とともに
排気管接続口13に集まり、排気管へと流出する。
【0014】このように、#1 〜#2 シリンダ間及び#
5 〜#6 シリンダ間の背面壁12に、傾斜面28を有す
るリブ21,22を形成したので、#1 分岐管1及び#
6 分岐管6から背面側に沿うように入ってきた排ガスG
1 ,G6 が排気管側に向かう流れに変えられ、背面壁1
2の排ガス合流部分(図1中符号Bにて示す)が過度に
高温になることがない。すなわち分岐管側と背面側との
温度差が解消され、管間壁8,10に有害な圧縮応力が
発生することがなく、亀裂の発生が防止される。またシ
リンダ間の縮む速度も遅くなり、部品寿命の向上が達成
される。
【0015】そして本考案は極めて簡単な構成であり、
例えば鋳鉄製の排気マニホールドであれば、鋳型を若干
変更するだけで容易に製造でき、重量の増加もなく、極
めて汎用性に富む。さらにリブ21,22は排気抵抗が
増さない程度の小さいものでよく、排気性能悪化を最少
限に抑えることができる。
【0016】なお導流部の形状は、図示例に限るもので
はなく、ガス流を適宜分岐管側に導くように形成されて
いればどのような形状でも構わない。
【0017】さらに本実施例では直列六気筒のエンジン
用の排気マニホールドを示したが、本考案はこれに限る
ものではなく、同様な排ガス流路が区画される排気マニ
ホールドに広く適用できるものである。
【0018】
【考案の効果】以上要するに本考案によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0019】分岐管の反対側の区画壁に、排ガスを分岐
管間の区画壁に導く導流部を形成したので、区画壁温度
が均一化されることで有害な圧縮応力が低減され、亀裂
の発生が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる排気マニホールドの一実施例を
示した側断面図である。
【図2】図1の他の側面図である。
【図3】図2中のA−A線矢視断面図である。
【図4】従来の排気マニホールドを示した側面図であ
る。
【図5】従来の排気マニホールドの課題を説明するため
の側面図である。
【符号の説明】
1,2,3,4,5,6 分岐管 8,10 管間壁(下流の分岐管間の区画壁) 12 背面壁(分岐管の反対側でガス流路を区画する区
画壁) 21,22 リブ(導流部)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分岐管の反対側でガス流路を形成する区
    画壁に、分岐管側に突出し流入した排ガスをその下流の
    分岐管間の区画壁に導く導流部を形成したことを特徴と
    する排気マニホールド。
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JP3446493B2 (ja) * 1996-09-13 2003-09-16 トヨタ自動車株式会社 エキゾーストマニホルド

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