JPH059460Y2 - - Google Patents

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JPH059460Y2
JPH059460Y2 JP1986019897U JP1989786U JPH059460Y2 JP H059460 Y2 JPH059460 Y2 JP H059460Y2 JP 1986019897 U JP1986019897 U JP 1986019897U JP 1989786 U JP1989786 U JP 1989786U JP H059460 Y2 JPH059460 Y2 JP H059460Y2
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exhaust
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turbocharger
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pipe
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、排気ターボチヤージヤを有する内燃
機関に関し、特にこのような排気ターボチヤージ
ヤ付き内燃機関の排気出口集合管構造に関する。
〔従来の技術〕
従来より、この種の排気ターボチヤージヤ付き
内燃機関の排気出口集合管構造としては、第4,
5図に示すようなものがあるが、この内燃機関
(以下エンジンということもある)は、4本の排
気管20,21,22,23をそなえていて、排
気管20〜23にはそれぞれ排気ターボチヤージ
ヤ1,2,3,4のタービン1a,2a,3a,
4aが介装されている。
また、タービン1a,2a,3a,4aの配設
位置よりもそれぞれ下流側に位置する排気管20
〜23の排気出口14〜17が排気出口集合管5
の長手方向軸線に対しほぼ直交する方向に排気を
排出すべく排気出口集合管5に開口している。そ
して、これらの排気出口のうちの2つの排気出口
14,16はそれぞれ対向して配設され、残り2
つの排気出口15,17も上記排気出口14,1
6から排気出口集合管5の長手方向軸線方向に少
し偏倚したところでそれぞれ対向して配設されて
いる。
さらに、排気出口集合管5内における排気出口
14,16,15,17間の部分には仕切板13
が各排気出口からの排気の流れに直交または傾斜
し排気出口集合管の底より出口まで全体にわたり
(図示しない)仕切板が設けられている(第5図
参照)。
ところで、従来の他の排気出口集合管構造とし
て、第6図に示すようなものも提案されている。
すなわち、この第6図に示すものでは、各排気管
20〜23からの排気を排気出口集合管5′の長
手方向軸線に沿う方向に案内すべく、排気出口集
合管5′に案内枝管5A,5B,5C,5Dを設
けたり案内板18を設けたりしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、第4,5図に示す従来の排気出
口集合管構造では、排気出口14,16,15,
17と仕切板13との距離が近いと、仕切板13
に直接排気が衝突して渦を生じ、これにより排気
抵抗が大きくなつて、エンジン性能が低下するお
それがある。かかる事態を避けるためには、両側
の排気ターボチヤージヤ1,2と3,4の配設間
隔を大きくしなければならず、これでは配設スペ
ースがかさむという問題点がある。
一方、第6図に示す排気出口集合管構造では、
その構造上、どうしても両側の排気ターボチヤー
ジヤ1,2と3,4の配設間隔を十分大きくとる
必要があり、スペースに無駄が生じるとともに、
タービン1a,2a,3a,4aおよび枝管等の
ダクト類が離散するため取付けも難しくなり、コ
スト高の要因となる。
本考案は、このような問題点を解決しようとす
るもので、排気ターボチヤージヤの配設間隔を大
きくしなくても、排気干渉やタービンのサージン
グを起こさないようにした、排気ターボチヤージ
ヤ付き内燃機関の排気出口集合管構造を提供する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案の排気ターボチヤージヤ付き
内燃機関の排気出口集合管構造は、2台の排気タ
ーボチヤージヤの各排気管の排気出口が排気出口
集合管の内部に形成された排気通路に対向して開
口するように配設された排気ターボチヤージヤセ
ツトの複数セツトが、上記排気出口集合管の排気
流れ方向に一定間隔をおいて配設された内燃機関
の排気集合管構造において、上記排気出口集合管
の内部に形成された排気通路内の上記各排気管の
各排気出口に対面する位置のみに上記排気ターボ
チヤージヤセツトと同じ数の仕切板が断続して配
設されるとともに、上記各仕切板が上記各排気管
の各排気出口に対して傾斜して取付けられている
ことを特徴としている。
〔作用〕
上述の本考案の排気ターボチヤージヤ付き内燃
機関の排気出口集合管構造では、相互に対向して
排気出口集合管の内部に形成された排気通路に開
口している各排気出口から、タービンを経由した
排気が排出されるが、このとき仕切板が上記の対
向する各排気出口に対し傾斜して配設されている
ので、排気は仕切板によつてその流れが衝突する
ことを避け、流れ方向が円滑に変換せしめられ
る。
また対向する各排気出口より排出された排気
が、互いに衝突することなく傾斜状の仕切板で方
向転換された後、排気出口集合管の内部に形成さ
れた排気通路中で仕切板のない通路部分へ流入
し、ここで両側の排気の圧力、流量が平衡化され
る作用が行なわれ、その結果、管内圧力が安定化
する。
さらに、排気出口集合管の内部に形成された排
気通路中の、仕切板のない通路部分では、その全
面積が排気の流通通路として利用されているた
め、ターボチヤージヤから排出される排気を低圧
化できるとともにターボチヤージヤから排出され
る排気の抵抗を軽減できる作用が奏される。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の一実施例としての排
気ターボチヤージヤ付き内燃機関の排気出口集合
管構造について説明すると、第1図は第2図の
−矢視線に沿う横断面図、第2図はその概略構
成図、第3図は第2図の−矢視線に沿う縦断
面図である。
本実施例にかかる内燃機関も、第2図に示すご
とく、4本の排気管20,21,22,23をそ
なえており、排気管20〜23にはそれぞれ排気
ターボチヤージヤ1,2,3,4のタービン1
a,2a,3a,4aが介装されている。
また、タービン1a,2a,3a,4aの配設
位置よりもそれぞれ下流側に位置する排気管20
〜23の排気出口14〜17が、排気出口集合管
5内に形成された排気通路に、排気流れ方向(長
手方向)軸線に対しほぼ直交する方向に排気を排
出すべく開口している。そして、これらの排気出
口のうちの2つの排気出口14,16はそれぞれ
対向して配設され、残り2つの排気出口15,1
7も上記排気出口14,16から排気出口集合管
5の排気流れ方向(長手方向)軸線方向に一定間
隔をおいたところでそれぞれ対向して配設されて
いる。
さらに、第1,3図に示すごとく、排気出口集
合管5内に形成された排気通路における各排気出
口14,16に対向する位置には、仕切板11が
各排気出口14,16に対し傾斜して配設される
とともに、各排気出口15,17に対向する位置
にも、仕切板11とは別個の仕切板12が各排気
出口15,17に対し傾斜して配設されている。
排気出口14,16と排気出口15,17とは排
気出口集合管5の排気流れ方向に一定間隔をおい
て、すなわち断続して配設されていて、排気出口
集合管5の内部に形成された排気通路内の仕切板
11と仕切板12との間に仕切板の存在しない通
路部分Aが形成され、さらに仕切板11の下流側
に仕切板の存在しない通路部分Bが形成される。
上述の構成により、例えば相対向する排気出口
15,17から圧力を持つて排出された排気は仕
切板12に沿つて流れ、徐々に圧力のない上方の
開口部に向かつて徐々に方向を転換する。その後
仕切板12で仕切られた両通路の排気は、仕切板
のない通路部分Aにて流量、圧力が平衡し上方に
流れる。
一方排気出口14,16から排出される排気
は、既に上方に向かつて流れている排気出口1
5,17からの排気と合流しながら仕切板11に
沿つて流れ、徐々に上方に方向転換し、仕切板の
ない通路部分Bで全体的に平衡状態となり、排気
出口集合管5の下流部の開口部へ排出されてい
く。
このように、仕切板11,12が配設されてい
ることにより対向する排気が直接衝突することが
妨げられ、仕切板が断続して配設されることによ
り、仕切板の存在しない通路部分AおよびBで排
気の圧力ならびに流量を平衡できて、排気集合管
5の内部に形成された排気通路内での排気圧力を
安定させることができる。
また、仕切板11,12のない通路部分A,B
では、その全面積が排気の流通通路として利用さ
れているため、ターボチヤージヤから排出される
排気を低圧化することができ、ターボチヤージヤ
から排出される排気の抵抗を軽減することができ
る。
このように排気出口から排気出口集合管5へ至
る排気の流れを円滑にすることができるので、渦
損等が生じることがなく、これにより排気干渉や
タービンのサージングを起こすことを十分に防止
することができ、その結果エンジン性能の向上が
はかれる。
また、第5図に示す従来の排気出口集合管5と
同じ寸法のもので、上記の作用効果が達成できる
ので、両側の排気タービンを近づけて配置するこ
とができ、これによりエンジンのコンパクト化に
寄与し、更には排気タービンや排気出口集合管5
のエンジンへの取付けも容易となつて、コストの
低減化にも寄与するものである。
さらに、マルチターボチヤージヤ方式の技術の
確立により、排気ターボチヤージヤの選択の自由
度も増すことができる。
また、仕切板11,12が別々に構成されてい
るので、要すれば各仕切板ごとに最適の傾斜角を
選択することができるものである。
なお、仕切板11,12は例えば第1図に示す
ごとく排気出口集合管5の横断面形状(本例では
長方形断面形状となつているが、断面形状は円で
も楕円でもよい)の対角線に沿い配設されている
が、傾き角αは0°以外(0°にすると第5図のよう
になり不具合故0°以外である)の任意の角度を選
択することができる。
また、4台の排気ターボチヤージヤを装備した
もののほか、他の偶数台の排気ターボチヤージヤ
を装備したものについても、同様にして本考案の
適用が可能である。なお、この場合においても、
2つ一組の排気出口はそれぞれ対向するように開
口しており、これらの対向した排気出口間に傾斜
した仕切板が介装されることはいうまでもない。
さらに、奇数台の排気ターボチヤージヤを装備
したものにも本考案の適用が可能である。この場
合も排気出口のうち2つ一組の排気出口対は対向
するように配設され、これらの排気出口間に仕切
板が傾斜して設けられる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の排気ターボチヤ
ージヤ付き内燃機関の排気出口集合管構造によれ
ば、2台の排気ターボチヤージヤの各排気管の排
気出口が排気出口集合管の内部に形成された排気
通路に対向して開口するように配設された排気タ
ーボチヤージヤセツトの複数セツトが、上記排気
出口集合管の排気流れ方向に一定間隔をおいて配
設された内燃機関の排気集合管構造において、上
記排気出口集合管の内部に形成された排気通路内
の上記各排気管の各排気出口に対面する位置のみ
に上記排気ターボチヤージヤセツトと同じ数の仕
切板が断続して配設されるとともに、上記各仕切
板が上記各排気管の各排気出口に対して傾斜して
取付けられているという簡素な構成で、次のよう
な効果ないし利点が得られる。
(1) 仕切板で排気同志の衝突を防いだあと、仕切
板のない通路部分で両側の排気の圧力および流
量が平衡化され、その結果排気出口集合管内の
排気圧力が安定化する。
(2) 排気出口集合管の内部に形成された排気通路
中の、仕切板のない通路部分では、その全面積
が排気の流通通路として利用されるため、ター
ボチヤージヤから排出される排気を低圧化でき
るとともに、ターボチヤージヤから排出される
排気の抵抗を軽減することができる。
(3) 上記(1),(2)の理由により、排気出口集合管の
内部に形成された排気通路を有効に利用でき、
排気を円滑に流すことができるので、単に排気
通路を全体を分割したにすぎない従来例のもの
に比べ、全体を小さく設計でき、コンパクトに
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の一実施例としての排気タ
ーボチヤージヤ付き内燃機関の排気出口集合管構
造を示すもので、第1図は第2図の−矢視線
に沿う横断面図、第2図はその概略構成図、第3
図は第2図の−矢視線に沿う縦断面図であ
り、第4,5図は従来の排気ターボチヤージヤ付
き内燃機関の排気出口集合管構造を示すもので、
第4図はその概略構成図、第5図は第4図の−
矢視線に沿う横断面図であり、第6図は従来の
他の排気ターボチヤージヤ付き内燃機関の排気出
口集合管構造を示す概略構成図である。 1〜4……排気ターボチヤージヤ、1a〜4a
……タービン、5……排気出口集合管、11,1
2……仕切板、14〜17……排気出口、20〜
23……排気管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2台の排気ターボチヤージヤの各排気管の排気
    出口が排気出口集合管の内部に形成された排気通
    路に対向して開口するように配設された排気ター
    ボチヤージヤセツトの複数セツトが、上記排気出
    口集合管の排気流れ方向に一定間隔をおいて配設
    された内燃機関の排気集合管構造において、上記
    排気出口集合管の内部に形成された排気通路内の
    上記各排気管の各排気出口に対面する位置のみに
    上記排気ターボチヤージヤセツトと同じ数の仕切
    板が断続して配設されるとともに、上記各仕切板
    が上記各排気管の各排気出口に対して傾斜して取
    付けられていることを特徴とする、排気ターボチ
    ヤージヤ付き内燃機関の排気出口集合管構造。
JP1986019897U 1986-02-14 1986-02-14 Expired - Lifetime JPH059460Y2 (ja)

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