JP4396306B2 - エンジンの排気ガス還流装置 - Google Patents

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Description

本発明はエンジンの排気ガス還流装置に関し、特に、各気筒の吸気ポート近傍の吸気通路に共通通路部と分岐通路部とからなる排気ガス還流通路を介して排気ガスを分配還流させる直列多気筒エンジンの排気ガス還流装置に関する。
近年、車両用のエンジンでは、排気系から排気ガスの一部を取り出して吸気系に還流させることにより、特に低中負荷運転時のポンピングロスを低減してエネルギー効率を高め、燃費効率の向上を図ることが行われている。しかし、このような排気還流を行う場合に、例えば、直列4気筒エンジンにおいて吸気マニホールドの分岐通路部より上流側の、例えばサージタンク部に排気ガスを還流させたのでは、各気筒への排気ガスの分配にバラツキが生じ易い。これは、サージタンク部に導入された排気ガスがサージタンク部から各気筒の分岐通路部に向けて流れる経路が、吸気マニホールド内部の空間の向きや形状に左右されるためである。
そこで、排気ガスを各気筒に均等に還流させるため、排気ガスを各気筒の吸気ポート近傍に直接還流させることも行われ、そうした排気ガス還流を、例えば「ポートEGR」と呼んでいる。そして、このポートEGRに関し、シリンダヘッドのフランジ部と吸気マニホールドのフランジ部との間に、EGR(排気ガス還流)用のプレート部材を介在させ、このプレート部材とシリンダヘッドのフランジ部とに溝を設けて、複数気筒の吸気ポートに対し、共通通路部、上流分岐通路部および下流分岐通路部からなる、謂わば、トーナメント様式の排気ガス還流通路(EGR通路)を形成し、また、そのプレート部材の周囲に、冷却用のリブを設けたものが従来から知られている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、このようなプレート部材とシリンダヘッドのフランジ部とに設けた溝により排気ガス還流通路を構成する従来の技術では、シリンダヘッドがそれ専用のもので特殊仕様となるため、エンジン本体が汎用性に欠けるものとなり、プレート部材を鋳造化する際に金型が複雑となってしまう。また、上記従来の技術では、トーナメント様式の排気ガス還流通路の内、上流分岐通路部および下流分岐通路部をプレート部材に形成し、共通通路部はシリンダヘッドのフランジ部に形成するものであり、EGR用の共通通路部を形成するためシリンダヘッドのフランジ部が大きくなって、エンジンのコンパクト化を妨げる。また、このようにプレート部材と吸気ポートフランジ部とにまたがって排気ガス還流通路を形成するのでは、排気ガス還流通路の設計の自由度が小さくなる。
そこで、本出願人は、このような従来のポートEGRの問題点を解消する技術を先の出願(特願2003−297401)にて提案した。この技術は、吸気マニホールドとシリンダヘッドとの間に、2枚の分割プレート体を厚み方向に重ね合わせてなるEGR用のプレート部材を介在させ、各分割プレート体の合せ面に設けた溝により、排気ガス導入部と該排気ガス導入部に連通する共通通路部と該共通通路部から分岐して各気筒の吸気通路に向け排気ガスを分配する分岐通路部とを備えた排気ガス還流通路を形成することを基本として、プレート部材に、シリンダヘッドとの接合面および吸気マニホールドとの接合面の外側にはみ出す延設部を設け、この延設部に排気ガス還流通路の特に高温部分である共通通路部を設けるというものである。
この先の出願に係る技術によれば、還流する排気ガスの各気筒への分配性を高めることができるとともに、シリンダヘッドが特殊形状にならないため、エンジン本体に汎用性を持たせることができる。そして、ポートEGRがシリンダヘッド設計上の制約とならず、また、排気ガス還流通路の設計の自由度が大きくなる。そして、エンジン本体(シリンダヘッド)側に特別な構造を設けなくても、プレート部材において還流排気ガスの熱を効果的に放熱することができ、還流排気ガスの熱の影響を抑制して吸気充填効率を向上させることができる。また、吸気マニホールドが樹脂製の場合の吸気マニホールドへの熱的影響を低減できる。
しかしながら、上記先の出願に係わる技術は、プレート部材の延設部に排気ガス還流通路の共通通路部を設けることにより還流排気ガスの熱を放熱できるものの、その放熱による吸気充填効率の向上は限定的である。したがって、プレート部材において還流排気ガスの熱をさらに低減し、吸気充填効率を一層向上させることが望まれる。
特開2002−339809号公報
したがって、吸気マニホールドとシリンダヘッドとの間に介在させる排気ガス還流通路形成のためのプレート部材において還流排気ガスの熱の低減効果を高め、各気筒への分配性を高めつつ、吸気充填効率の一層の向上を可能とすることが課題であり、この課題解決が本発明の目的である。
本発明は上記課題を請求項1乃至5に係るエンジンの排気ガス還流装置により解決するものである。
請求項1に係るエンジンの排気ガス還流装置は、シリンダヘッドの各吸気ポートが開口する端面と内部に気筒毎の独立吸気通路を有し上記シリンダヘッドの端面に連結される吸気マニホールドの上記独立吸気通路が開口する端面との間に、厚み方向に重なり合う2枚の分割プレート体からなり各気筒の吸気ポートに連通する吸気通路の一部となる吸気通路部を備えるとともに上記2枚の分割プレート体の合せ面に設けた溝により内部に形成される共通通路部および該共通通路部から分岐して各気筒の吸気通路に向け排気ガスを分配する分岐通路部とを備えた排気ガス還流通路を形成する金属製のプレート部材を介在させ、上記排気ガス還流通路により各気筒の吸気ポートに連通する各吸気通路に排気ガスを分配還流させるエンジンの排気ガス還流装置であって、上記プレート部材は、該プレート部材のシリンダヘッドとの接合面および吸気マニホールドとの接合面の外側にはみ出す延設部を有し、該延設部に、上記排気ガス還流通路の内の少なくとも共通通路部の大部分が気筒列方向に延びる配置で設けられるとともに、該延設部が下方で吸気マニホールド側またはシリンダヘッド側に膨出し、その膨出した部分の、該プレート部材の少なくとも一方の分割プレート体の共通通路部近傍に、気筒列方向に延びる閉断面構造の冷却水通路が形成されていることを特徴とする。
この排気ガス還流装置は、共通通路部と分岐通路部とからなる排気ガス還流通路を介して各気筒の吸気ポートに連通する各吸気通路に排気ガスを分配還流させることにより、排気ガスの分配性を高め、各気筒へ均等に排気ガスを還流させることができ、しかも、その排気ガス還流通路は、シリンダヘッドと吸気マニホールドとの間に配置されるプレート部材だけで形成され、シリンダヘッドが特殊形状にならないため、エンジン本体に汎用性を持たせることができ、また、ポートEGRがシリンダヘッド設計上の制約とならず、また、排気ガス還流通路の設計の自由度が大きくなる。そして、プレート部材の延設部に排気ガス還流通路の共通通路部を設けることにより還流排気ガスの熱を放熱し、冷却水通路を流れる冷却水によって還流排気ガスの熱をさらに低減することができ、還流排気ガスの熱の影響を抑制して吸気充填効率を向上させることができる。
また、こうした配置で冷却水通路を形成することにより、吸気マニホールドを含めたエンジン全体の外寸をコンパクトに保ちながら、還流排気ガスの温度を確実に低減することができる。そして、プレート部材はシリンダヘッドと吸気マニホールドとの間に挟まれる部分を薄くし、エンジン外寸のコンパクト化を妨げないようにできる。
請求項2に係るエンジンの排気ガス還流装置は、シリンダヘッドの各吸気ポートが開口する端面と内部に気筒毎の独立吸気通路を有し上記シリンダヘッドの端面に連結される吸気マニホールドの上記独立吸気通路が開口する端面との間に、厚み方向に重なり合う2枚の分割プレート体からなり各気筒の吸気ポートに連通する吸気通路の一部となる吸気通路部を備えるとともに上記2枚の分割プレート体の合せ面に設けた溝により内部に形成される共通通路部および該共通通路部から分岐して各気筒の吸気通路に向け排気ガスを分配する分岐通路部とを備えた排気ガス還流通路を形成する金属製のプレート部材を介在させ、上記排気ガス還流通路により各気筒の吸気ポートに連通する各吸気通路に排気ガスを分配還流させるエンジンの排気ガス還流装置であって、上記プレート部材は、該プレート部材のシリンダヘッドとの接合面および吸気マニホールドとの接合面の外側にはみ出す延設部を有し、該延設部に、上記排気ガス還流通路の内の少なくとも共通通路部の大部分が気筒列方向に延びる配置で設けられるとともに、該プレート部材の少なくとも一方の分割プレート体の共通通路部近傍に、気筒列方向に延びる閉断面構造の冷却水通路が形成され、上記プレート部材の吸気通路部を挟んで上記共通通路部とは反対側に、少なくとも一方の分割プレート体に設けられた溝により、負圧アクチュエータ作動用の負圧通路の少なくとも一部が形成されていることを特徴とする。
この場合、排気ガス還流のためのプレート部材により、負圧アクチュエータ作動用の負圧を取り出す負圧通路の少なくとも一部が形成されるため、負圧通路を簡素化でき、負圧アクチュエータとの間をチューブで繋ぐ場合でも、そのチューブの取り回しを簡素化できる。
このように、本発明によれば、吸気マニホールドとシリンダヘッドとの間に介在させる排気ガス還流通路形成のためのプレート部材において還流排気ガスの熱の低減効果を高め、各気筒への分配性を高めつつ、吸気充填効率を一層向上させることができる
図1〜8は、実施の形態の参考例を示している。図1はエンジン上部の、吸気マニホールドを部分断面にて示す正面図、図2はEGRプレートおよびEGRバルブの背面側から視た斜視図、図3はプレート部材の正面図、図4はプレート部材の右側面図、図5は図3のA−A断面図、図6は図1のB−B断面図(図3のB−B断面に相当する)、図7は図1のC−C断面図(図3のC−C断面に相当する)、図8は図1のD−D断面図(図3のD−D断面に相当する)である。
この参考例に係るエンジンは、自動車のエンジンルームに横置きで搭載されるクロスフロー式直列4気筒エンジンで、図1に示すように、シリンダヘッド1の正面に各気筒の吸気ポート2a,2b,2c,2dが開口するフランジ部3を有し、このシリンダヘッド1のフランジ部3に吸気マニホールド4が連結される。そして、吸気マニホールド4のシリンダヘッド接続側のフランジ部5とシリンダヘッド1のフランジ部3との間に、図2および図3に示すEGRプレート(プレート部材)6が配置されている。
EGRプレート6は、図2および図3に示すように、シリンダヘッド1側のプレートインナ7と吸気マニホールド側のプレートアウタ8のともにアルミ合金製でダイキャストにより形成された厚さを異にした2枚の分割プレート体からなり、それらが金属ガスケット(図示せず)を挟んで厚み方向に重ね合わせられ、ネジで一体に締結固定されたものである。プレートインナ7は薄板状で、プレートアウタ8はそれより厚めの板状に形成され、その厚めのプレートアウタ8には、吸気制御弁としてのSCV(スワールコントロールバルブ)10が組み込まれている。
吸気マニホールド4は、全体が合成樹脂製で、複数の分割体からなり、これら各マニホールド分割体が接合面間で例えば振動溶着により固着されたもので、上流に共通通路部およびサージタンク(図示せず)を有し、下流にサージタンク部から分岐し独立して各気筒の吸気ポート2a,2b,2c,2dに連通する四つの分岐通路部4a,4b,4c,4dを有し、各分岐通路部4a,4b,4c,4dの中間部位に吸気量調整のための可変吸気バルブ(図示せず)を内蔵している。また、吸気マニホールド4には、第2気筒の吸気ポート2bに連通する分岐通路部4bと第3気筒の吸気ポート2cに連通する分岐通路部4cとの間に、吸気負圧を蓄えるバキュームチャンバ(図示せず)が設けられている。
EGRプレート6には、シリンダヘッド1の吸気ポートフランジ部3に開口する各吸気ポート2a,2b,2c,2dに対応して吸気通路の一部となる各吸気開口部31が設けられ、吸気マニホールド4と共締めでシリンダヘッド1にボルト締結するためのボルト挿通孔32が設けられている。
また、EGRプレート6には、一端側(エンジン後端側)に、シリンダヘッド1のフランジ部3に設けられたEGR(排気ガス還流)用の排気ガス供給部に連通する排気ガス導入部33が設けられ、内部に、上記排気ガス導入部33に連通して延びる共通通路部34と、該共通通路部34から左右に別れて延びる一対の上流分岐通路部35,36と、各上流分岐通路部35,36の先端からそれぞれ左右に別れて延びる各一対の下流分岐通路部37,38および39,40とからなり、4気筒の各吸気ポート2a,2b,2c,2dの近傍に排気ガスを分配する、所謂トーナメント様式の排気ガス還流通路が設けられている。
排気ガス還流通路のこれら共通通路部34、上流分岐通路部35,36および下流分岐通路部37,38,39,40は、プレートインナ7およびプレートアウタ8の相互の合せ面に略半割形状に設けられた溝により形成され、上流分岐通路部35,36の通路断面積が下流分岐通路部37〜40の通路断面積より大きく、共通通路部34の通路断面積が上流分岐通路部35,36の通路断面積よりもさらに大きくなるよう構成されている。
また、排気ガス導入部33はプレートインナ7に設けられた溝の拡大部分により形成され、その中央部がシリンダヘッド側に開口している。そして、排気ガス導入部33には、シリンダヘッド1側から導入された排気ガスが共通通路部34へ流れる際の抵抗となるバッフル42が一側に設けられている。シリンダヘッド1の排気ガス供給部41から導入された排気ガスは、プレート部材6内部の拡大した排気ガス導入部21に入ることによる急膨張と、バッフル42による圧力損失で放熱し、温度が下がる。
EGRプレート6内部の排気ガス還流通路は、下流分岐通路37,38,39,40の先端が各吸気開口部31に開口し、その先端開口部分は、図3に示すように、絞り43が設けられ、絞り43の下流側がテーパ状に広がるよう形成されている。プレート部材6内部の排気ガス還流通路を経て各気筒に分配される排気ガスは、絞り43によってバラツキが調整され、絞り43の下流側がテーパ状に広がることにより抵抗の少ないスムーズな流れとなり、また、オイルミストやカーボンの堆積も防止される。
また、EGRプレート6は、下方へ延設された部分を有し、この部分が図6および図7に示すようにシリンダヘッド1との合せ面および吸気マニホールド4との合せ面より下側にはみ出る。そして、そのはみ出る部分の内部に、上記共通通路部34の大部分と上流分岐通路部35,36の上流部分が設けられている。
プレート部材6の内部には、また、プレートインナ7およびプレートアウタ8の相互の合せ面において大部分がプレートアウタ8側に設けられ、一部がプレートインナ7側に設けられた溝により、図示しないバキュームチャンバから負圧アクチュエータ作動用の負圧を取出す負圧通路の一部としての負圧取出し通路44が形成されている。
この負圧取出し通路44は、プレート部材6の、第2気筒の吸気ポート2bと第3気筒の吸気ポート2cとに対応する内側二つの吸気開口部31間の上部略中央から、プレート部材6の上部一端側(エンジン後端側)まで延設されたもので、上記排気ガス還流通路とは、プレート部材6の吸気開口部31を挟んで上側と下側とに分れ、互いに離れて配置されている。
そして、図3に示すように、吸気マニホールド4側に配置される方の分割プレート体であるプレートアウタ8の、上記内側二つの吸気開口部31間の上部略中央となる位置に、負圧取出し通路44の一端側を吸気マニホールド4との合せ面に開口させる孔45が設けられ、この孔45により、負圧取出し通路44と図示しないバキュームチャンバとが連通するよう構成されている。
また、吸気マニホールド4側に配置される方の分割プレート体であるプレートアウタ8には、負圧取出し通路44の他端に位置する部分の上方に、外面に開口する孔46が設けられ、この孔46に、外部負圧通路としてのチューブを嵌め込むよう、図3および図4に示すように、パイプ材からなる接続管部47が設けられている。そして、シリンダヘッド1側に配置される方の分割プレート体であるプレートインナ7に、負圧取出し通路44の一部として、その他端を上記接続管部47が設けられた孔46に連通させる拡大した連通路48が形成されている。
また、EGRプレート6には、シリンダヘッド1との合せ面および吸気マニホールド4との合せ面より下側にはみ出る部分のプレートアウタ8内部の上記共通通路部34を形成する溝より吸気マニホールド4側に、図3、図5〜図7に示すように、共通通路部34に沿って気筒列方向に略ストレートに延びる閉断面構造の冷却水通路49が形成されている。この冷却水通路49は、鋳抜きまたは機械加工などで形成することができる。図5〜図7に示すように、プレートアウタ8の内部で排気ガス還流通路の共通通路部34を形成する溝より吸気マニホールド側に設けられる。そして、この冷却水通路49の一端(リヤ側端部)は、図3および図5に示すように吸気マニホールド側に向けて開口し、その開口部に接続管部材50が設けられている。また、冷却水通路49の他端(フロント側端部)は、フロント側の二つの吸気開口部31の間でEGRプレート6の下方延設部の側面に開口し、その開口部に接続管部材51が設けられている。
この冷却水通路49は、図2に示すように、一端(リヤ側端部)側の接続管部材50に、水冷式のEGR制御弁52に接続する第1のホース53を連結し、他端(フロント側端部)側の接続管部材51に、エンジン本体からラジエータ(図示せず)へ冷却水を戻すリターンホース54に繋がる第2のホース55を連結する。
図9〜12は、実施の形態の第1例を示している。図9はプレート部材の正面図、図10はプレート部材の右側面図、図11はエンジン上部の図9のB−B断面で表した断面図、図12はエンジン上部の図9のC−C断面で表した断面図である。
この実施の形態(第1例)は、上記参考例が、EGRプレート6を薄板状のプレートインナ7とそれより厚めのプレートアウタ8により構成し、厚めの分割プレート体であるプレートアウタ8にSCV(スワールコントロールバルブ)10を組み込んだものであるのに対し、ともに薄板状の2枚の分割プレート体(プレートインナ7Aとプレートアウタ8A)からなるEGRプレート6Aを使用し、マニホールド4側に吸気制御弁10Aを配置したものである。
この例では、共通通路部34は、排気ガス導入部33に近い上流部分で、断面積を大きくするために図12に示すように断面形状が縦長とされ、一方の上流分岐通路部36と並行した配置となる下流部分では、並行する上流分岐通路部36との干渉を避けつつ断面積を大きくできるよう図11に示すように断面形状が横長とされている。そして、その共通通路部34の断面形状が横長とされた部分は、EGRプレート6Aの厚み方向における通路断面中心が、プレートインナ7Aとプレートアウタ8Aとの合わせ面に位置する上流分岐通路部36の通路断面中心よりも、シリンダヘッド1側にオフセットした配置とされ、EGRプレート6Aは、その共通通路部34のオフセット配置となった部分に対応する箇所の厚み寸法が、他の箇所の厚み寸法より大で、その厚み寸法が大とされた箇所が、シリンダヘッド1のフランジ部3の下側にはみ出る配置となるよう構成されている。
また、EGRプレート6Aには、排気ガス還流通路の共通通路部34と、負圧取出し通路44の出口側の孔46に近い通路部分とが上下に並ぶ気筒列方向一端側(エンジン後端側)に、排気ガス還流通路の共通通路部34と負圧取出し通路44との間を熱遮断する貫通空間49,50,51が設けられている。
そして、図11および図12に示すように、EGRプレート6Aの延設部のプレートアウタ8Aの部分が下方で吸気マニホールド4側に膨出し、その膨出した部分に冷却水通路49が形成されている。
その他の構成については上記参考例と変わりがなく、作用も基本的に参考例と変わりがない。したがって、共通する事項については詳細な説明を省略する。図9〜図12において、参考例と共通する部分には同じ符号を付している。
図13および図14は、実施の形態の第2例を示している。図13はエンジン上部の第1例のB−B断面に相当する断面図、図14はエンジン上部の第1例のC−C断面に相当する断面図である。
この実施の形態(第2例)は、やはり薄板状の2枚の分割プレート体(プレートインナ7Bとプレートアウタ8B)からなるEGRプレート6Bを使用したもので、EGRプレート6Bの延設部のプレートインナ7Aの部分が下方でシリンダヘッド1側に膨出し、その膨出した部分に冷却水通路49が形成されている。
その他の構成については上記第1例と変わりがなく、作用も基本的に第1例と変わりがない。したがって、共通する事項については詳細な説明を省略する。図13および図12において、参考例および第1例と共通する部分には同じ符号を付している。
実施の形態の参考例におけるエンジン上部の、吸気マニホールドを部分断面にて示す正面図である。 実施の形態の参考例におけるEGRプレートおよびEGRバルブの背面側から視た斜視図である。 実施の形態の参考例におけるプレート部材の正面図である。 実施の形態の参考例におけるプレート部材の右側面図である。 図3のA−A断面図である。 図1のB−B断面図(図3のB−B断面に相当する)である。 図1のC−C断面図(図3のC−C断面に相当する)である。 図1のD−D断面図(図3のD−D断面に相当する)である。 実施の形態の第1例におけるプレート部材の正面図である。 実施の形態の第1例におけるプレート部材の右側面図である。 実施の形態の第1例におけるエンジン上部の図9のB−B断面で表した断面図である。 実施の形態の第1例におけるエンジン上部の図9のC−C断面で表した断面図である。 実施の形態の第2例におけるエンジン上部の第1例のB−B断面に相当する断面図である。 実施の形態の第2例におけるエンジン上部の第1例のC−C断面に相当する断面図である。
1 シリンダヘッド
2a,2b,2c,2d 吸気ポート
3 シリンダヘッドのフランジ部
4 吸気マニホールド
4a,4b,4c,4d 分岐通路部
5 吸気マニホールドのフランジ部(シリンダヘッド側)
6,6A,6B EGRプレート
7,7A,7B プレートインナ
8,8A,8B プレートアウタ
10 SCV(スワールコントロールバルブ)
10A 吸気制御弁
31 吸気開口部
33 排気ガス導入部
34 共通通路部
35,36 上流分岐通路部
37,38,39,40 下流分岐通路部
44 負圧取出し通路
49 冷却水通路
50,51 接続管部材

Claims (2)

  1. シリンダヘッドの各吸気ポートが開口する端面と内部に気筒毎の独立吸気通路を有し上記シリンダヘッドの端面に連結される吸気マニホールドの上記独立吸気通路が開口する端面との間に、厚み方向に重なり合う2枚の分割プレート体からなり各気筒の吸気ポートに連通する吸気通路の一部となる吸気通路部を備えるとともに上記2枚の分割プレート体の合せ面に設けた溝により内部に形成される共通通路部および該共通通路部から分岐して各気筒の吸気通路に向け排気ガスを分配する分岐通路部とを備えた排気ガス還流通路を形成する金属製のプレート部材を介在させ、上記排気ガス還流通路により各気筒の吸気ポートに連通する各吸気通路に排気ガスを分配還流させるエンジンの排気ガス還流装置であって、
    上記プレート部材は、該プレート部材のシリンダヘッドとの接合面および吸気マニホールドとの接合面の外側にはみ出す延設部を有し、該延設部に、上記排気ガス還流通路の内の少なくとも共通通路部の大部分が気筒列方向に延びる配置で設けられるとともに、該延設部が下方で吸気マニホールド側またはシリンダヘッド側に膨出し、その膨出した部分の、該プレート部材の少なくとも一方の分割プレート体の共通通路部近傍に、気筒列方向に延びる閉断面構造の冷却水通路が形成されていることを特徴とするエンジンの排気ガス還流装置
  2. シリンダヘッドの各吸気ポートが開口する端面と内部に気筒毎の独立吸気通路を有し上記シリンダヘッドの端面に連結される吸気マニホールドの上記独立吸気通路が開口する端面との間に、厚み方向に重なり合う2枚の分割プレート体からなり各気筒の吸気ポートに連通する吸気通路の一部となる吸気通路部を備えるとともに上記2枚の分割プレート体の合せ面に設けた溝により内部に形成される共通通路部および該共通通路部から分岐して各気筒の吸気通路に向け排気ガスを分配する分岐通路部とを備えた排気ガス還流通路を形成する金属製のプレート部材を介在させ、上記排気ガス還流通路により各気筒の吸気ポートに連通する各吸気通路に排気ガスを分配還流させるエンジンの排気ガス還流装置であって、
    上記プレート部材は、該プレート部材のシリンダヘッドとの接合面および吸気マニホールドとの接合面の外側にはみ出す延設部を有し、該延設部に、上記排気ガス還流通路の内の少なくとも共通通路部の大部分が気筒列方向に延びる配置で設けられるとともに、該プレート部材の少なくとも一方の分割プレート体の共通通路部近傍に、気筒列方向に延びる閉断面構造の冷却水通路が形成され、
    上記プレート部材の吸気通路部を挟んで上記共通通路部とは反対側に、少なくとも一方の分割プレート体に設けられた溝により、負圧アクチュエータ作動用の負圧通路の少なくとも一部が形成されていることを特徴とするエンジンの排気ガス還流装置
JP2004037207A 2004-02-13 2004-02-13 エンジンの排気ガス還流装置 Expired - Fee Related JP4396306B2 (ja)

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