JP6409560B2 - エンジンの吸気構造 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンの吸気構造に関する。
エンジンの複数の吸気ポートに吸気を導入する複数の吸気路を有し、複数の吸気路のそれぞれにEGRガスが導入されるインテークマニホールドが提供されている(特許文献1参照)。
このインテークマニホールドでは、1本のEGR配管の延在方向に間隔をおいた4箇所と4つの吸気路(分岐管)とがそれぞれ接続されて、EGR配管に供給されたEGRガスが4つの吸気路を介して4つの吸気ポートにそれぞれ分配して供給されるように構成されている。
特開2005−120888号公報
EGRガスは、EGR配管を一方向に流れるため、EGRガスの流れの上流側に接続された吸気ポートと、EGRガスの流れの下流側に接続された吸気ポートとではEGRガスの流量に差が生じる場合がある。
例えば、EGR配管を流れるEGRガスの流速が高い場合は、EGRガスがEGR配管の下流側に向かって勢い良く流れるため、EGRガスの流れの上流側に接続された吸気ポートに供給されるEGRガスの流量に比較して、EGRガスの流れの下流側に接続された吸気ポートに供給されるEGRガスの流量が増加する傾向となる。
一方、EGR配管を流れるEGRガスの流速が低い場合は、EGRガスの流れの上流側に接続された吸気ポートに対してより多くのEGRガスが供給されるため、EGRガスの流れの上流側に接続された吸気ポートに供給されるEGRガスの流量に比較して、EGRガスの流れの下流側に接続された吸気ポートに供給されるEGRガスの流量が減少する傾向となる。
したがって、各気筒に供給される吸気(新気とEGRガスの和)に占めるEGRガスの比率をEGR率としたとき、各気筒の間でEGR率に違いが生じることになり、NOxの発生を抑制する上で改善の余地がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、各気筒のEGR率の均等化を図り、NOxの発生を抑制する上で有利なインテークマニホールドを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、吸気にEGRガスを導入するエンジンの吸気構造であって、複数の吸気ポートの開口が並べられたシリンダヘッド側箇所と、複数の吸気通路部の開口が並べられたインテークマニホールド側箇所とがガスケットを介して連結される連結部にEGRガス供給開口が設けられると共に、前記EGRガス供給開口から前記複数の吸気ポートの開口が並べられた方向に延在するEGRガス導入路が設けられ、前記EGRガス導入路は前記各吸気ポートに連通する複数の連通部を有し、前記EGR導入路は、前記EGRガス供給開口から離れた側の断面積が前記EGRガス供給開口に位置する側の断面積よりも小さく形成され、前記複数の連通部は、前記EGRガス供給開口から離れた側の断面積が前記EGRガス供給開口に位置する側の断面積よりも大きく形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、EGRガス供給開口からEGRガス導入路に導入されるEGRガスの流速の高低に拘わらず、EGRガスの流れの上流側に位置する吸気ポートの開口に供給されるEGRガスの流量と、EGRガスの流れの下流側に位置する吸気ポートの開口に供給されるEGRガスの流量との均等化を図ることができ、各気筒のEGR率の均等化を図り、NOxの発生を抑制する上で有利となる。
また、EGRガス供給開口とEGRガス導入路とを連結部に設けたので、EGRガス供給開口とEGRガス導入路とを簡単に製造する上で有利となり、また、メンテナンスも簡単に行え保守点検作業の効率を高める上で有利となる。
第1の実施の形態のエンジンの吸気構造が適用されたエンジンの構成を示す説明図である。 第1の実施の形態のエンジンの吸気構造の斜視図である。 インテークマニホールドを吸気の流れの下流側から見た斜視図である。 インテークマニホールドの連結部を示す斜視図である。 図4のAA線断面図である。 EGR導入路の内部空間の形状を示す説明図である。 連通部の形状を示す説明図である。 第2の実施の形態エンジンの吸気構造の断面図であり、図4のAA線断面図に対応している。 第3の実施の形態エンジンの吸気構造の断面図であり、図4のAA線断面図に対応している。 第4の実施の形態エンジンの吸気構造の断面図であり、図4のAA線断面図に対応している。 第5の実施の形態エンジンの吸気構造の断面図であり、図4のAA線断面図に対応している。 第6の実施の形態エンジンの吸気構造の断面図であり、図4のAA線断面図に対応している。 第7の実施の形態エンジンの吸気構造の断面図であり、図4のAA線断面図に対応している。 第8の実施の形態エンジンの吸気構造の断面図であり、図4のAA線断面図に対応している。 第9の実施の形態エンジンの吸気構造の断面図であり、図4のAA線断面図に対応している。 第10の実施の形態エンジンの吸気構造の断面図であり、図4のAA線断面図に対応している。
(第1の実施の形態)
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、本発明のエンジンの吸気構造が適用されたエンジンの構成について説明する。
本実施の形態では、エンジンがディーゼルエンジンである場合について説明する。なお、本発明はガソリンエンジンにも無論適用可能である。
図1に示すように、エンジン10は、エンジン本体12と、吸気通路14と、排気通路16と、過給機18と、低圧EGR装置20と、高圧EGR装置22と、本発明に係るインテークマニホールド24とを含んで構成されている。
エンジン本体12は、シリンダヘッド1202と、シリンダブロック1204とを含んで構成されている。
シリンダヘッド1202に燃焼室が形成され、シリンダブロック1204にピストンを収容する複数の気筒(シリンダ室)が形成されている。
吸気通路14は、吸気管1402の吸気通路部と、インテークマニホールド24の吸気通路部と、エンジン本体12の吸気ポートとを含んで構成されている。
吸気管1402には、吸気の上流側から下流側に向かって、エアクリーナ1410、低圧スロットル1412、コンプレッサ1802、高圧スロットル1414がこれらの順に設けられている。
排気通路16は、エンジン本体12の排気ポートと、エキゾーストマニホールド1604の排気通路部と、排気管1602の排気通路部とを含んで構成されている。
排気管1602には、排気の上流側から下流側に向かって、タービン1804、排気ガス浄化装置26がこれらの順に設けられている。
過給機18は、コンプレッサ1802とタービン1804とで構成され、排気管1602を通る排気ガスのエネルギーによりタービン1804が回転されることでコンプレッサ1802を回転させ吸気管1402の吸気を圧縮して高圧の吸気としてエンジン本体12に供給するものである。
低圧EGR装置20は、排気ガス浄化装置26から排出される排気ガスを低圧EGRガスとしてコンプレッサ1802の上流側の吸気管1402の箇所に還流するものである。
低圧EGR装置20は、低圧EGRガスを還流する低圧EGR通路2002を備え、低圧EGR通路2002には、低圧EGRガスに含まれる異物(排気系製造時の溶接スパッタやスラグ、触媒片、DPF片など)を除去するEGRフィルタ2004と、低圧EGRガスを冷却する空冷式の低圧EGRクーラ2006と、低圧EGRガスの還流量を制御する低圧EGRバルブ2008とを含んで構成されている。
高圧EGR装置22は、タービン1804の上流側の排気管1604の箇所から取り出した排気ガスをEGRガス(高圧EGRガス)としてコンプレッサ1802の下流側に位置するインテークマニホールド24に還流するものである。
高圧EGR装置22は、排気管1602とインテークマニホールド24とを接続してEGRガスを還流する高圧EGR通路2202と、高圧EGRバルブ2204とを含んで構成されている。
図2は第1の実施の形態のエンジンの吸気構造の斜視図であり、図3はインテークマニホールド24を吸気の流れの下流側から見た斜視図であり、図4はインテークマニホールド24の連結部80を示す斜視図であり、図5は図4のAA線断面図である。
本実施の形態のエンジンの吸気構造は、シリンダヘッド1202と、インテークマニホールド24とを含んで構成されている。
図5に示すように、シリンダヘッド1202は、複数の吸気ポート36の開口38が直線状に並べられて形成されたシリンダヘッド壁面40を有している。
インテークマニホールド24は、吸気入口部42と、吸気入口部42に続く冷却部44と、冷却部44に続く吸気出口部46とを備えている。
吸気入口部42には吸気管1402からの吸気が導入される。
冷却部44は、吸気を冷媒で冷却するものであり、本実施の形態では、冷却部44は、インテークマニホールド24に一体的に設けられている。
冷却部44は、吸気入口部42と吸気出口部46とに連通する複数の冷却通路部と、複数の冷却通路部に並設され吸気と冷媒との熱交換を行い吸気を冷却する複数の冷媒路とを含んで構成されている。
本実施の形態では、冷媒として冷却水を用いており、図1に示すように、冷却水が電動ウォータポンプ30によりラジエータ28から冷却水通路32を介して図2に示す冷媒入口部48に供給され、冷媒入口部48から冷媒路を通過した冷却水は冷媒出口部50から冷却水通路32を介してラジエータ28に循環され、ラジエータ28と前記冷媒路との間で循環される。これにより、複数の冷媒路により冷却通路部を流れる吸気が冷却される。
なお、冷媒として冷却水以外の従来公知の様々な冷媒ガス、冷却液を用いてもよいことは無論である。
また、冷却部44を構成する冷却通路部および冷媒路の構造は、従来公知の様々な冷却通路部および冷媒路の構造が採用可能である。
インテークマニホールド24は、ボデー34を有し、図中、符号Wはボデー34の幅方向、符号Hはボデー34の高さ方向、符号Lはボデー34の長さ方向を示す。
図2に示すように、吸気入口部42と冷却部44と吸気出口部46はボデー34に一体に成形され、吸気入口部42および吸気出口部46は、ボデー34の延在方向の両端に位置している。
ボデー34は、シリンダヘッド壁面40に複数の吸気ポート36の開口38が直線状に並べられた方向の幅と、この幅よりも小さい寸法の高さとを有して横長状を呈している。
本実施の形態では、ボデー34はアルミ鋳物により成形されている。
ボデー34がアルミ鋳物により成形されることにより以下の効果が奏される。
1)耐食性に優れるため、冷却部44で生成された酸性の凝縮水による腐食を回避でき耐久性の向上を図る上で有利となる。
2)熱伝導率が高いため、冷却効率の向上を図る上で有利となる。
3)成形時、砂中子により表面がざらざらになるため、熱伝達率の向上を図れ、したがって冷却効率の向上を図る上で有利となる。
4)ボデー34を板金を用いて構成した場合に比較して溶接やカシメ接合が不要となるため、接合部分の破損による冷却水の漏れ出しを防止でき信頼性の向上を図る上で有利となる。
5)ボデー34を板金を用いて構成した場合に比較して接合部分のスペースを省くことで小型化を図る上で有利となる。
図3、図4、図5に示すように、吸気出口部46は、冷却部44の冷却通路部に連通する単一の空間からなる上流出口部46Aと、ボデーの長さ方向の端部に位置する吸気出口壁部57に設けられた複数の吸気通路部58とを有している。複数の吸気通路部58は、上流出口部46Aに連通し吸気ポート36の開口38に対応してボデー34の幅W方向に並べられている。
上流出口部46Aは、ボデー34の高さH方向の両端に位置する上壁52および下壁54と、ボデー34の幅W方向の両端に位置する一対の側壁56との内側に形成されている。
上壁52は、吸気出口壁部57側に至るにつれて高さが低くなるように形成され、吸気通路部58が設けられた箇所では、吸気出口壁部57の上面と下面とは平行している。
吸気出口壁部57の端部の外周部にガスケット60を介してシリンダヘッド側合わせ面74に合わされるインテークマニホールド側合わせ面62が形成され、このインテークマニホールド側合わせ面62は矩形枠状に延在している。
インテークマニホールド側合わせ面62と上流出口部46Aとの間のボデー34の箇所、すなわち、吸気出口壁部57の側部に、EGRガス供給開口64が設けられている。
また、インテークマニホールド側合わせ面62で囲まれた内側の吸気出口壁部57の箇所に、EGRガス供給開口64に連通し複数の吸気通路部58が並べられた方向に延在する凹部66が設けられている。
凹部66内において、複数の吸気通路部58は筒状壁68の内側に仕切られており、複数の吸気通路部58の開口70は筒状壁68の先端の内側で形成され、それら開口70は凹部66内に位置している。
凹部66の底面72は、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第にインテークマニホールド側合わせ面62側に変位する傾斜面72Aで形成されている。
図6に示すように、吸気出口壁部57の上面側に位置する凹部66の上面6602と、吸気出口壁部57の下面側に位置する凹部66の下面6604とは、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に互いに近づく方向に変位する傾斜面で形成されている。すなわち、EGRガス導入路76を形成する上面6602と下面6604とは、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に互いに近づく方向に変位する傾斜面で形成され、このEGRガス導入路76の傾斜面からなる上面6602と下面6604の構成は、以下に説明する第2から第10の実施の形態においても同様である。
また、筒状壁68の先端の内側で形成される吸気通路部58の開口70は、EGRガス供給開口64から離れるほど上流出口部46Aに近づく方向に変位している。言い換えると、吸気通路部58の開口70は、EGRガス供給開口64から離れるほどシリンダヘッド壁面40から離れる方向に変位している。
さらに本実施の形態では、各吸気通路部58の開口70自体が、EGRガス供給開口64から離れるほど上流出口部46Aに近づく方向に変位している。言い換えると、各筒状壁68の先端の端面6802は、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に上流出口部46Aに近づく傾斜面で形成されている。
シリンダヘッド壁面40の外周部には、ガスケット60を介してインテークマニホールド側合わせ面62に合わされるシリンダヘッド側合わせ面74が形成され、このシリンダヘッド側合わせ面74は、インテークマニホールド側合わせ面62に対応して矩形枠状に延在している。本実施の形態では、複数の吸気ポート36の開口38が形成されたシリンダヘッド壁面40とシリンダヘッド側合わせ面74とが同一面となっている。
図5に示すように、ガスケット60を介してインテークマニホールド側合わせ面62とシリンダヘッド側合わせ面74とが合わされボルトにより締結されると、凹部66とシリンダヘッド壁面40とにより、EGRガス供給開口64に連通するEGRガス導入路76が構成される。
このEGRガス導入路76は、傾斜面72Aを含んで構成されていることから、また、上面6602と下面6604とを含んで構成されていることから、EGRガス導入路76は、EGRガス供給開口64から離れた側の断面積がEGRガス供給開口64に位置する側の断面積よりも小さく形成されている。
本実施の形態では、EGRガス導入路76の断面積は、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に小さく形成されている。
また、吸気は吸気通路部58から吸気ポート36に流れるため、吸気通路部58の開口70とシリンダヘッド壁面40との間が、EGRガス導入路76から吸気ポート36にEGRガスが導入される連通部78となる。
吸気通路部58の開口70は、EGRガス供給開口64から離れるほど上流側出口部46Aに近づく方向に変位しているので、複数の連通部78は、EGRガス供給開口64から離れた側の断面積がEGRガス供給開口64に位置する側の断面積よりも大きく形成されている。
本実施の形態では、筒状壁68の先端の端面6802は傾斜面で形成されていることから、複数の連通部78の断面積は、EGRガス供給開口64から離れた側の断面積がEGRガス供給開口64に位置する側の断面積よりも次第に大きく形成されている。
なお、本実施の形態では、複数の吸気ポート36の開口38が並べられたシリンダヘッド側箇所は、シリンダヘッド壁面40で構成され、複数の吸気通路部58の開口70が形成されたインテークマニホールド側箇所は、凹部66と、筒状壁68とで構成されている。
したがって、本実施の形態では、複数の吸気ポート36の開口38が並べられたシリンダヘッド側箇所と、複数の吸気通路部58の開口70が形成されたインテークマニホールド側箇所とがガスケット60を介して連結される連結部80に、EGRガス供給開口64とEGRガス導入路76とが設けられている。
次に作用効果について説明する。
エンジン10の運転中、吸気は、インテークマニホールド24の吸気入口部42から冷却部44に導入される。
冷却部44の冷却通路部を通ることによって冷却された吸気は、吸気出口部46を通り複数の吸気通路部58の開口70から複数の吸気ポート36の開口38へ流れる。
この際、高圧EGRバルブ2204が開となり、EGRガス供給開口64からEGRガス導入路76にEGRガスが供給されると、複数の吸気通路部58の開口70から複数の吸気ポート36の開口38へ流れる吸気にEGRガスが連通部78を介して混合され、EGRガスが混合された吸気が各吸気ポート36の開口38へ導入される。
EGRガス供給開口64からEGRガス導入路76に導入されるEGRガスの流速が高い場合は、EGRガスがEGRガス導入路76を勢い良く流れるため、EGRガスの流れの上流側に位置する吸気ポート36の開口38に供給されるEGRガスの流量に比較して、EGRガスの流れの下流側に位置する吸気ポート36の開口38に供給されるEGRガスの流量が増加する傾向となる。
本実施の形態では、EGRガス導入路76は、EGRガス供給開口64から離れた側の断面積がEGRガス供給開口64に位置する側の断面積よりも小さく形成されているため、EGRガスの流れの下流側に位置する吸気ポート36の開口38に供給されるEGRガスの流量が抑制される。
そのため、EGRガスの流れの上流側に位置する吸気ポート36の開口38に供給されるEGRガスの流量と、EGRガスの流れの下流側に位置する吸気ポート36の開口38に供給されるEGRガスの流量との均等化を図る上で有利となる。
一方、EGRガス供給開口64からEGRガス導入路76に導入されるEGRガスの流速が遅い場合は、EGRガスの流れの上流側に位置する吸気ポート36の開口38に対してより多くのEGRガスが供給されるため、EGRガスの流れの上流側に位置する吸気ポート36の開口38に供給されるEGRガスの流量に比較して、EGRガスの流れの下流側に位置する吸気ポート36の開口38に供給されるEGRガスの流量が減少する傾向となる。
本実施の形態では、連通部78は、EGRガス供給開口64から離れた側の断面積がEGRガス供給開口64に位置する側の断面積よりも大きな断面積で設けられているため、EGRガスの流れの下流側に位置する吸気ポート36の開口38に供給されるEGRガスの流量が増加される。
そのため、EGRガスの流れの上流側に位置する吸気ポート36の開口38に供給されるEGRガスの流量と、EGRガスの流れの下流側に位置する吸気ポート36の開口38に供給されるEGRガスの流量との均等化を図る上で有利となる。
そのため、EGRガス供給開口64からEGRガス導入路76に導入されるEGRガスの流速の高低に拘わらず、EGRガスの流れの上流側に位置する吸気ポート36の開口38に供給されるEGRガスの流量と、EGRガスの流れの下流側に位置する吸気ポート36の開口38に供給されるEGRガスの流量との均等化を図ることができ、各気筒のEGR率の均等化を図り、NOxの発生を抑制する上で有利となる。
また、EGRガス供給開口64とEGRガス導入路76とを連結部80に設けたので、EGRガス供給開口64とEGRガス導入路76とを簡単に製造する上で有利となり、また、メンテナンスも簡単に行え保守点検作業の効率を高める上で有利となる。
また、本実施の形態では、EGRガス導入路76は、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に断面積が小さくなるように形成されている。
そのため、EGRガス供給開口64からEGRガス導入路76に導入されるEGRガスの流速が高い場合に、EGRガス導入路76の上流側に位置する吸気ポート36の開口38に供給されるEGRガスの流量と、EGRガス導入路76の下流側に位置する吸気ポート36の開口38に供給されるEGRガスの流量との均等化を図る上でより有利となる。
また、本実施の形態では、連通部78は、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に断面積が大きくなるように形成されている。
そのため、EGRガス供給開口64からEGRガス導入路76に導入されるEGRガスの流速が遅い場合に、EGRガスの流れの上流側に位置する吸気ポート36の開口38に供給されるEGRガスの流量と、EGRガスの流れの下流側に位置する吸気ポート36の開口38に供給されるEGRガスの流量との均等化を図る上でより有利となる。
また、本実施の形態では、インテークマニホールド24が吸気を冷媒により冷却する冷却部44を備えるため、走行風で吸気を冷却する冷却部(インタークーラ)をインテークマニホールド24とは別に設ける場合に比較して、冷却部に接続される吸気通路部分の短縮化を図る上で有利となる。
そのため、アクセルを踏み込んだときのエンジンの応答性の向上を図れ、また、上記吸気通路部分が占有するスペースのコンパクト化を図る上で有利となる。
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態について説明する。
図8は、第2の実施の形態エンジンの吸気構造の断面図であり、図4のAA線断面図に対応している。なお、以下の実施の形態において、第1の実施の形態と同様の部分、部材については同一の符号を付してその説明を省略する。
第2の実施の形態は、第1の実施の形態の変形例である。
本実施の形態では、凹部66の底面72が傾斜面72Aではなく、インテークマニホールド側合わせ面62に平行する平面で形成されている点、シリンダヘッド側合わせ面74で囲まれた内側に凹部82が形成されている点が第1の実施の形態と異なっている。
ガスケット60を介してインテークマニホールド側合わせ面62とシリンダヘッド側合わせ面74とが合わされボルトにより締結されると、インテークマニホールドの凹部66とシリンダヘッド1202の凹部82とにより、EGRガス供給開口64に連通するEGRガス導入路76が構成される。
凹部82の底面がシリンダヘッド壁面40となっており、シリンダヘッド壁面40は、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第にシリンダヘッド1202側合わせ面74側に変位する傾斜面40Aで形成されている。
このように構成することで、EGRガス導入路76は、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に断面積が小さくなるように形成されている。
また、各筒状壁68の先端の端面6802と、シリンダヘッド壁面40の傾斜面40Aとにより、複数の連通部78の断面積は、EGRガス供給開口64から離れた側の断面積がEGRガス供給開口64に位置する側の断面積よりも次第に大きく形成されている。
したがって、第2の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果が奏される。
(第3の実施の形態)
次に第3の実施の形態について説明する。
図9は、第3の実施の形態エンジンの吸気構造の断面図であり、図4のAA線断面図に対応している。
第3の実施の形態では、EGRガス導入路76が、複数の吸気通路部58の開口70が並べられたインテークマニホールド側箇所に設けられている。
すなわち、インテークマニホールド側合わせ面62と上流出口部46Aとの間の吸気出口壁部57の側部に、EGRガス供給開口64が設けられている。
また、吸気出口壁部57に、EGRガス導入路76が設けられている。
EGRガス導入路76は、吸気が流れる方向において互いに対向する吸気上流側面7602と吸気下流側面7604とを有している。吸気上流側面7602と吸気下流側面7604との間隔は、EGRガス供給開口64から離れるにつれて小さくなる寸法で形成され、したがって、EGRガス導入路76の断面積はEGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に断面積が小さくなるように形成されている。
吸気上流側面7602と吸気下流側面7604からは、それぞれ各吸気通路部58と同軸上に筒状壁68が互いに対向して突設され、EGRガス導入路76内においてそれら筒状壁68の内側は吸気通路部58の一部を構成している。
また、互いに対向する筒状壁68の先端の開口69の間が、EGRガス導入路76から吸気ポート36にEGRガスが導入される連通部78となる。したがって、本実施の形態では、EGRガスは、吸気下流側面7604から突設された筒状壁68内部の吸気通路部58を介して吸気ポート36に導入される。
すなわち、EGRガス導入路76は、EGRガス供給開口64から複数の吸気ポート36の開口38が並べられた方向に延在している。
なお、本明細書において、複数の吸気ポート36の開口38が並べられた方向に延在するとは、複数の吸気ポート36の開口38が位置する箇所で複数の吸気ポート36の開口38が並べられた方向に延在する場合の他に、複数の吸気ポート36の開口38が位置する箇所から離れた箇所で複数の吸気ポート36の開口38が並べられた方向に沿ってあるいは平行して延在する場合も含む。
さらに本実施の形態では、互いに対向する筒状壁68の先端の開口69の間隔が、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に大きくなる寸法で形成されている。言い換えると、互いに対向する筒状壁68の先端の端面6802同士は、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に離れる傾斜面で形成されている。
したがって、複数の連通部78は、EGRガス供給開口64から離れた側の断面積がEGRガス供給開口64に位置する側の断面積よりも大きく形成されている。
また、互いに対向する筒状壁68の先端の端面6802は傾斜面で形成されていることから、複数の連通部78の断面積は、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に大きく形成されている。
したがって、第3の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果が奏される。
(第4の実施の形態)
次に第4の実施の形態について説明する。
図10は、第4の実施の形態エンジンの吸気構造の断面図であり、図4のAA線断面図に対応している。第4の実施の形態では、EGRガス導入路76が、複数の吸気通路部58の開口70が並べられたインテークマニホールド側箇所とガスケット60との間に設けられている。
第4の実施の形態では、複数の吸気通路部58の開口70が形成されたインテークマニホールド側箇所の構成、すなわち、吸気出口壁部57、凹部66、筒状壁68の構成は図5に示す第1の実施の形態と同様であり、吸気出口壁部57の側部に、EGRガス供給開口64が設けられている。
また、複数の吸気ポート36の開口38が並べられたシリンダヘッド側箇所の構成は第1の実施の形態と同様であり、シリンダヘッド壁面40とシリンダヘッド側合わせ面74とが同一面上に形成されている。
EGRガス導入路76は、第1の実施の形態と異なって、凹部66と、ガスケット60とで構成されている。
ガスケット60には、吸気ポート36に連通する複数の孔84が形成されている。
また、シリンダヘッド側合わせ面74と反対に位置するガスケット60の箇所の外周部に、インテークマニホールド側合わせ面62に合わせられるガスケット側合わせ面86が設けられている。
また、ガスケット側合わせ面86で囲まれたガスケット60の内側の箇所は、EGRガス供給開口64から離れるにつれてガスケット60の厚さが次第に大きくなるように変位する傾斜面60Aで形成されている。
ガスケット60を介してインテークマニホールド側合わせ面62とシリンダヘッド側合わせ面74とが合わされボルトにより締結されると、インテークマニホールド24の凹部66とガスケット60の傾斜面60Aとにより、EGRガス供給口64に連通するEGRガス導入路76が構成される。
したがって、EGRガス導入路76の断面積はEGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に断面積が小さくなるように形成されている。
また、第1の実施の形態と同様に、筒状壁68の先端の開口70は、EGRガス供給開口64から離れるほど上流出口部46Aに近づく方向に、すなわちインテークマニホールド側合わせ面62から離れる方向に変位している。
また、各筒状壁68の先端の端面6802は、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に上流出口部46Aに近づく傾斜面、すなわちインテークマニホールド側合わせ面62から離れる傾斜面で形成され、ガスケット60の傾斜面60Aと各筒状壁68の先端の端面6802との間隔が、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に大きくなるように形成されている。
EGRガスはガスケット60の傾斜面60Aに形成された孔84の開口8402から吸気ポート36に流れるため、ガスケット60の傾斜面60Aと各筒状壁68の先端の端面6802との間が、EGRガス導入路76から吸気ポート36にEGRガスが導入される連通部78となる。
したがって、複数の連通部78は、EGRガス供給開口64から離れた側の断面積がEGRガス供給開口64に位置する側の断面積よりも大きく形成されている。
また、ガスケット60の傾斜面60Aと各筒状壁68の先端の傾斜した端面6802との間が連通部78となることから、複数の連通部78の断面積は、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に大きく形成されている。
したがって、第4の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果が奏される。
(第5の実施の形態)
次に第5の実施の形態について説明する。
図11は、第5の実施の形態エンジンの吸気構造の断面図であり、図4のAA線断面図に対応している。
第5の実施の形態は第4の実施の形態の変形例であり、インテークマニホールド24の凹部66の底面72に筒状壁68が設けられておらず平坦面で形成されている点、ガスケット60の傾斜面60Aに筒状壁88が設けられている点が第4の実施の形態と異なっている。
したがって、インテークマニホールド24の凹部66とガスケット60の傾斜面60AとによってEGRガス導入路76が構成され、EGRガス導入路76の断面積はEGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に断面積が小さくなるように形成されている。
傾斜面60Aには複数の孔84と同軸上に筒状壁88が突設されている。
筒状壁88の先端の開口90は、EGRガス供給開口64から離れるほど上流出口部46Aから離れる方向に変位し、言い換えると、筒状壁88の先端の開口90は、EGRガス供給開口64から離れるほど、シリンダヘッド側合わせ面74に近づく方向に変位している。
また、各筒状壁88の先端の端面8802は、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に上流出口部46Aから離れる傾斜面で形成され、インテークマニホールド24の凹部66の底面72と各筒状壁88の先端の端面8802との間隔が、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に大きくなるように形成されている。
EGRガスはガスケット60の筒状壁88の先端の開口90から吸気ポート36に流れるため、凹部66の底面72と各筒状壁88の先端の端面8802との間が、EGRガス導入路76から吸気ポート36にEGRガスが導入される連通部78となる。
したがって、複数の連通部78は、EGRガス供給開口64から離れた側の断面積がEGRガス供給開口64に位置する側の断面積よりも大きく形成されている。
また、凹部66の底面72と各筒状壁88の先端の傾斜した端面8802との間が連通部78となることから、複数の連通部78の断面積は、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に大きく形成されている。
したがって、第5の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果が奏される。
(第6の実施の形態)
次に第6の実施の形態について説明する。
図12は、第6の実施の形態エンジンの吸気構造の断面図であり、図4のAA線断面図に対応している。
第6の実施の形態は、第5の実施の形態の変形例であり、インテークマニホールド24の凹部66の底面72が傾斜面72Aで形成されている点、ガスケット側合わせ面86で囲まれたガスケット60の内側の箇所がガスケット側合わせ面86と同一面上に位置する平坦なガスケット面60Bで形成されている点が第5の実施の形態と異なっている。
すなわち、インテークマニホールド24の凹部66の底面72は、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第にガスケット側合わせ面86に近づく傾斜面72Aで形成されている。
したがって、EGRガス導入路76の断面積はEGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に断面積が小さくなるように形成されている。
また、筒状壁88の先端の開口90は、EGRガス供給開口64から離れるほど上流出口部46Aから離れる方向に変位し、言い換えると、筒状壁88の先端の開口90は、EGRガス供給開口64から離れるほど、シリンダヘッド側合わせ面74に近づく方向に変位している。
各筒状壁88の先端の端面8802は、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に上流出口部46Aから離れる傾斜面で形成され、インテークマニホールド24の凹部66の傾斜面72Aと各筒状壁88の先端の端面8802との間隔が、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に大きくなるように形成されている。
EGRガスはガスケット60の筒状壁88の先端の開口90から吸気ポート36に流れるため、凹部66の傾斜面72Aと各筒状壁88の先端の端面8802との間が、EGRガス導入路76から吸気ポート36にEGRガスが導入される連通部78となる。
したがって、複数の連通部78は、EGRガス供給開口64から離れた側の断面積がEGRガス供給開口64に位置する側の断面積よりも大きく形成されている。
また、凹部66の傾斜面72Aと各筒状壁88の先端の傾斜した端面8802との間が連通部78となることから、複数の連通部78の断面積は、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に大きく形成されている。
したがって、第6の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果が奏される。
(第7の実施の形態)
次に第7の実施の形態について説明する。
図13は、第7の実施の形態エンジンの吸気構造の断面図であり、図4のAA線断面図に対応している。
第7の実施の形態では、EGRガス導入路76が、複数の吸気通路部58の開口70が並べられたインテークマニホールド側箇所と、複数の吸気ポート36の開口38が並べられたシリンダヘッド側箇所との間に設けられている。
インテークマニホールド側合わせ面62で囲まれた内側の吸気出口壁部57の箇所に、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第にシリンダヘッド壁面40に近づく傾斜面57Aが形成されている。
シリンダヘッド側合わせ面74で囲まれた内側のシリンダヘッド1202の箇所に、EGRガス供給開口64に連通し複数の吸気ポート36が並べられた方向に延在する凹部92が設けられている。
凹部92の底面94は、シリンダヘッド側合わせ面74と平行する平坦面で形成され、シリンダヘッド壁面40を構成している。
凹部92の底面94から、複数の吸気ポート36と同軸上に複数の筒状壁96が突設されている。
凹部92内において、複数の吸気ポート36は筒状壁96の内側空間となっており、複数の吸気ポート36の開口38は筒状壁96の先端の内側で形成され、それら開口38は凹部92内に位置している。
また、筒状壁96の先端の開口38は、EGRガス供給開口64から離れるほどシリンダヘッド側合わせ面74から離れる方向に変位している。
各筒状壁96の先端の端面9602は、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第にシリンダヘッド側合わせ面74から離れる傾斜面で形成され、インテークマニホールド24の傾斜面57Aと筒状壁96の先端の端面9602との間隔がEGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に大きくなるように形成されている。
ガスケット60を介してインテークマニホールド側合わせ面62とシリンダヘッド側合わせ面74とが合わされボルトにより締結されると、インテークマニホールド24の傾斜面57Aとシリンダヘッド1202の凹部92とにより、EGRガス供給開口64に連通するEGRガス導入路76が構成される。
したがって、EGRガス導入路76の断面積はEGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に断面積が小さくなるように形成されている。
EGRガスはシリンダヘッド1202の筒状壁96の先端の開口38から吸気ポート36に流れるため、インテークマニホールド24の傾斜面57Aと各筒状壁96の先端の端面9602との間が、EGRガス導入路76から吸気ポート36にEGRガスが導入される連通部78となる。
したがって、複数の連通部78は、EGRガス供給開口64から離れた側の断面積がEGRガス供給開口64に位置する側の断面積よりも大きく形成されている。
また、インテークマニホールド24の傾斜面57Aと各筒状壁96の先端の傾斜した端面9602との間が連通部78となることから、複数の連通部78の断面積は、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に大きく形成されている。
したがって、第7の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果が奏される。
(第8の実施の形態)
次に第8の実施の形態について説明する。
図14は、第8の実施の形態エンジンの吸気構造の断面図であり、図4のAA線断面図に対応している。
第8の実施の形態は第7の実施の形態の変形例である。
第8の実施の形態は、インテークマニホールド側合わせ面62で囲まれた内側の吸気出口壁部57の箇所が傾斜面ではなくインテークマニホールド側合わせ面62と同一面上に位置する平坦面57Bで形成されている点、シリンダヘッド1202の凹部92の底面94が傾斜面94Aで形成されている点が第7の実施の形態と異なっている。
すなわち、凹部92の底面94は、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第にシリンダヘッド側合わせ面74に近づく傾斜面94Aで形成されている。
したがって、EGRガス導入路76の断面積はEGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に断面積が小さくなるように形成されている。
また、筒状壁96の先端の開口38は、EGRガス供給開口64から離れるほどシリンダヘッド側合わせ面74から離れる方向に変位している。
各筒状壁96の先端の端面9602は、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第にシリンダヘッド側合わせ面74から離れる傾斜面で形成され、インテークマニホールド24の平坦面57Bと筒状壁96の先端の端面9602との間隔がEGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に大きくなるように形成されている。
したがって、複数の連通部78は、EGRガス供給開口64から離れた側の断面積がEGRガス供給開口64に位置する側の断面積よりも大きく形成されている。
また、インテークマニホールド24の平坦面57Bと各筒状壁96の先端の傾斜した端面9602との間が連通部78となることから、複数の連通部78の断面積は、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に大きく形成されている。
したがって、第8の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果が奏される。
(第9の実施の形態)
次に第9の実施の形態について説明する。
図15は、第9の実施の形態エンジンの吸気構造の断面図であり、図4のAA線断面図に対応している。
第9の実施の形態では、EGRガス導入路76が、ガスケット60と、複数の吸気ポート36の開口38が並べられたシリンダヘッド側箇所との間に設けられている。
第9の実施の形態では、シリンダヘッド側合わせ面74の内側のシリンダヘッド1202の箇所の構成は、図13に示す第7の実施の形態と同様である。
第9の実施の形態では、ガスケット60の傾斜面60Cとシリンダヘッド1202の凹部92とでEGRガス導入路76が形成されている。
吸気出口壁部57は均一厚さで形成され、吸気出口壁部57の端部は平坦面57Bで形成され、この平坦面57Bの外周部はインテークマニホールド側合わせ面62となっている。
インテークマニホールド側合わせ面62に合わされるガスケット60の箇所は平坦面で形成されている。
シリンダヘッド側合わせ面74に合わされるガスケット側合わせ面87で囲まれた内側のガスケット60の箇所に、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第にガスケット側合わせ面87からの高さが次第に大きくなる傾斜面60Cが形成されている。
傾斜面60Cに開口する孔84により吸気通路部58の開口70が形成される。
ガスケット60を介してインテークマニホールド側合わせ面62とシリンダヘッド側合わせ面74とが合わされボルトにより締結されると、ガスケット60の傾斜面60Cとシリンダヘッド1202の凹部92とにより、EGRガス供給開口64に連通するEGRガス導入路76が構成される。
したがって、EGRガス導入路76の断面積はEGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に断面積が小さくなるように形成されている。
EGRガスはシリンダヘッド1202の筒状壁96の先端の開口38から吸気ポート36に流れるため、ガスケット60の傾斜面60Cと各筒状壁96の先端の端面9602との間が、EGRガス導入路76から吸気ポート36にEGRガスが導入される連通部78となる。
したがって、複数の連通部78は、EGRガス供給開口64から離れた側の断面積がEGRガス供給開口64に位置する側の断面積よりも大きく形成されている。
また、ガスケット60の傾斜面60Cと筒状壁96の先端の端面9602の傾斜面とにより、複数の連通部78の断面積は、EGRガス供給開口64から離れた側の断面積がEGRガス供給開口64に位置する側の断面積よりも次第に大きく形成されている。
したがって、第9の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果が奏される。
(第10の実施の形態)
次に第10の実施の形態について説明する。
図16は、第10の実施の形態エンジンの吸気構造の断面図であり、図4のAA線断面図に対応している。
第10の実施の形態は第9の実施の形態の変形例である。
第10の実施の形態は、ガスケット側合わせ面87で囲まれた内側のガスケット60の箇所が傾斜面ではなくガスケット側合わせ面87と同一面上に位置する平坦面60Dで形成されている点、筒状壁88がシリンダヘッド1202でなくガスケット60に設けられている点、シリンダヘッド1202の凹部92の底面94が傾斜面94Aで形成されている点が第9の実施の形態と異なっている。
凹部92の底面94は、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第にシリンダヘッド側合わせ面74に近づく傾斜面94Aで形成されている。
したがって、EGRガス導入路76の断面積はEGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に断面積が小さくなるように形成されている。
ガスケット面60Dから孔84と同軸上に筒状壁88が突設され、凹部92内で筒状壁88の先端の内側で吸気通路部58の開口70が形成される。
また、筒状壁88の先端の開口70は、EGRガス供給開口64から離れるほどガスケット面60Dに近づく方向に変位している。
各筒状壁88の先端の端面8802は、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第にガスケット面60Dに近づく傾斜面で形成され、シリンダヘッド1202の傾斜面94Aと各筒状壁88の先端の端面8802との間隔が、EGRガス供給開口64から離れるにつれて次第に大きくなるように形成されている。
EGRガスはシリンダヘッド1202の開口38から吸気ポート36に流れるため、各筒状壁88の先端の端面8802と吸気ポート36の開口38との間が、EGRガス導入路76から吸気ポート36にEGRガスが導入される連通部78となる。
したがって、複数の連通部78は、EGRガス供給開口64から離れた側の断面積がEGRガス供給開口64に位置する側の断面積よりも大きく形成されている。
また、筒状壁88の先端の端面8802は傾斜面で形成されていることから、複数の連通部78の断面積は、EGRガス供給開口64から離れた側の断面積がEGRガス供給開口64に位置する側の断面積よりも次第に大きく形成されている。
したがって、第10の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果が奏される。
また、実施の形態では、インテークマニホールド24が冷却部44と一体的に構成されている場合について説明したが、冷却部44は、インテークマニホールド24と別体に構成され、インテークマニホールド24の上流側に配置されていてもよい。
10 エンジン
1202 シリンダヘッド
24 インテークマニホールド
36 吸気ポート
38 開口
58 吸気通路部
60 ガスケット
64 EGRガス供給開口
70 開口
76 EGRガス導入路
78 連通部
80 連結部

Claims (10)

  1. 吸気にEGRガスを導入するエンジンの吸気構造であって、
    複数の吸気ポートの開口が並べられたシリンダヘッド側箇所と、複数の吸気通路部の開口が並べられたインテークマニホールド側箇所とがガスケットを介して連結される連結部にEGRガス供給開口が設けられると共に、前記EGRガス供給開口から前記複数の吸気ポートの開口が並べられた方向に延在するEGRガス導入路が設けられ、
    前記EGRガス導入路は前記各吸気ポートに連通する複数の連通部を有し、
    前記EGR導入路は、前記EGRガス供給開口から離れた側の断面積が前記EGRガス供給開口に位置する側の断面積よりも小さく形成され、
    前記複数の連通部は、前記EGRガス供給開口から離れた側の断面積が前記EGRガス供給開口に位置する側の断面積よりも大きく形成されている、
    ことを特徴とするエンジンの吸気構造。
  2. 前記EGRガス供給開口は、前記インテークマニホールド側箇所に設けられ、
    前記EGR導入路は、前記インテークマニホールド側箇所と前記シリンダヘッド側箇所との間に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載のエンジンの吸気構造。
  3. 前記EGRガス供給開口と前記EGR導入路は、共に前記インテークマニホールド側箇所に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載のエンジンの吸気構造。
  4. 前記EGRガス供給開口は、前記インテークマニホールド側箇所に設けられ、
    前記EGR導入路は、前記インテークマニホールド側箇所と前記ガスケットとの間に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載のエンジンの吸気構造。
  5. 前記EGRガス供給開口は、前記インテークマニホールド側箇所に設けられ、
    前記EGR導入路は、前記ガスケットと前記シリンダヘッド側箇所との間に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載のエンジンの吸気構造。
  6. 前記EGRガス供給開口は、前記シリンダヘッド側箇所に設けられ、
    前記EGR導入路は、前記インテークマニホールド側箇所と前記シリンダヘッド側箇所との間に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載のエンジンの吸気構造。
  7. 前記EGRガス供給開口は、前記シリンダヘッド側箇所に設けられ、
    前記EGR導入路は、前記ガスケットと前記シリンダヘッド側箇所との間に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載のエンジンの吸気構造。
  8. 前記EGR導入路は、前記EGRガス供給開口から離れるにつれて次第に断面積が小さくなるように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1から7の何れか1項記載のエンジンの吸気構造。
  9. 前記連通部は、前記EGRガス供給開口から離れるにつれて次第に断面積が大きくなるように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1から8の何れか1項記載のエンジンの吸気構造。
  10. 前記インテークマニホールドは、前記吸気を冷媒により冷却する冷却部を備える、
    ことを特徴とする請求項1から9の何れか1項記載のエンジンの吸気構造。
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