JP2014181647A - 内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】機関本体を大型化することなく、EGRガスを効果的に冷却することができ、かつ部品点数の増大をも抑制できる内燃機関を提供する。
【解決手段】排気通路を流通する排気の一部を吸気通路(31)に還流させる排気還流通路(26)と、機関本体4内に形成されたウォータージャケットを流通する冷却水を機関本体4の外部の機器に供給するための冷却水出口41〜44とを備えた内燃機関(1)において、排気還流通路(26)の少なくとも一部と冷却水出口41〜44とを、機関本体4の外面(3l)に取り付けられる1つの通路形成部材10に形成させ、通路形成部材10には、機関本体4への取付面(24)に開口する冷却水入口32と冷却水出口41〜44とを連通する冷却水通路27を排気還流通路(26)に沿って形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、排気の一部を吸気通路に還流させる排気還流通路とウォータージャケットからの冷却水出口とを備えた内燃機関に関する。
近年、排気浄化の一方式として、排気再循環方式(EGR:エキゾースト・ガス・リサーキュレーション)が広く行われている。排気再循環方式を採用する内燃機関では、エンジンから排出される排ガスの一部(以下、EGRガスと称する。)を吸気系へ再循環させて新気と混ぜることで酸素濃度を下げ、酸素濃度が低い状態での燃焼によって燃焼温度を下げて窒素酸化物の発生を抑える効果や、燃費を向上させる効果が得られる。なお、EGR装置では、EGRガスを流通させるEGR配管の管路にEGR制御弁を設置し、エンジンの運転状況に応じてEGR制御弁の開度を制御することにより、適正な環流量をもってEGRガスを環流させるようにしている。
一方、最近では、軽量化や生産性の向上などを目的として、吸気マニホールドの樹脂化が進んでおり、樹脂製の吸気マニホールドに排気再循環方式を組み合わせる場合には、高温のEGRガスに対する熱対策が必要となる。また、高温のEGRガスを還流させると吸気充填効率が低下することから、排気再循環通路に冷却機構を設けてEGRガスを冷却することもある。
このような背景のもと、排気再循環方式の内燃機関において、簡単な構成でEGRガスを冷却できるように、排気再循環通路の一部をシリンダヘッド内のウォータージャケットに近接する位置に形成するようにした発明が提案されている(特許文献1参照)。
特開平11−82185号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明では、シリンダヘッド内に排気再循環通路の一部を形成するためには、そのスペースを確保するためにシリンダヘッドを大型化せざるを得ない。ここで、シリンダヘッドなどの機関本体とは別体で形成した排気再循環通路部材にウォータージャケットから冷却水を流通させるようにすることが考えられる。このようにすれば、EGRガスを冷却でき、かつ機関本体を大型化せずに済む。
ところで、内燃機関のウォータージャケットを流通する冷却水は、外部に設けられたラジエータにより熱交換されるようになっており、機関本体には冷却水をウォータージャケットに導入するためのインレットおよび冷却水をウォータージャケットから取り出すためのアウトレットが設けられている。これらのインレットおよびアウトレットは、鋳造される機関本体に直接形成することが困難なことから、機関本体にはウォータージャケットに通じる貫通孔や取付面を形成し、別部材からなる冷却水導入管および冷却水取出管を取付面に取り付けて形成することが多い。
そのため、機関本体とは別体で形成した排気再循環通路部材にウォータージャケットから冷却水を流通させるようにすると、機関本体に取り付ける部品点数が増加するうえ、取付作業も煩雑になる。また、このような排気再循環通路部材によってEGRガスを冷却しようとすると、冷却水を大量に流通させることが困難であることから冷却効率が悪い。
本発明は、このような従来技術に含まれる課題に鑑みて案出されたものであり、機関本体を大型化することなく、EGRガスを効果的に冷却することができ、かつ部品点数の増大をも抑制できる内燃機関を提供することをその主な目的とする。
このような課題を解決するために、本発明の一側面によれば、排気通路を流通する排気の一部を吸気通路(31)に還流させる排気還流通路(EGR通路26)と、機関本体(4)内に形成されたウォータージャケットを流通する冷却水を前記機関本体の外部の機器に供給するための冷却水出口(41〜44)とを備えた内燃機関(1)であって、前記排気還流通路(26)の少なくとも一部と前記冷却水出口(41〜44)とが、前記機関本体の外面(3l)に取り付けられる1つの通路形成部材(10)により形成され、前記通路形成部材(10)には、前記機関本体への取付面(24)に開口する冷却水入口(32)と前記冷却水出口(41〜44)とを連通する冷却水通路(27)が前記排気還流通路(26)に沿って形成されている構成とする。
この構成によれば、機関本体を大型化することなく、かつ部品点数の増大を招くことなく、排気還流通路を流通するEGRガスを冷却水によって冷却することができる。また、冷却水が冷却水出口を介して外部の機器へ供給されるため、冷却水を確実に排気還流通路に沿って流通させることができ、冷却効率を高めることができる。
また、本発明の一側面によれば、前記通路形成部材(10)は、前記冷却水入口(32)に臨むように配置されて前記排気還流通路(26)の一部を形成する排気還流管部(EGR管部33)を有し、前記冷却水通路(27)は、前記排気還流管部(33)に対して前記取付面(24)と相反する側の上下に配置された上側冷却水通路(27U)および下側冷却水通路(27L)を含み、前記冷却水出口(41〜44)が、前記上側冷却水通路(27U)に設けられた第1冷却水出口(41、42)と、前記下側冷却水通路(27L)に設けられた第2冷却水出口(43、44)とを有する構成とすることができる。
この構成によれば、排気還流管部が冷却水入口に臨んでいるため、排気還流管部でEGRガスを効果的に冷却できるとともに、上側冷却水通路および下側冷却水通路の両方に冷却水流出口が形成されているため、両冷却水通路に確実に冷却水を流通させてEGRガスを冷却することができる。
また、本発明の一側面によれば、前記冷却水入口(32)は、前記通路形成部材(10)の長手方向の中間位置に形成され、前記上側冷却水通路および前記下側冷却水通路の一方(27L)は、前記冷却水入口(32)を上流端として前記排気還流通路(26)の上流側へ向けて延び、前記上側冷却水管および前記下側冷却水管の他方(27U)は、前記冷却水入口(32)を上流端として前記排気還流通路(26)の下流側へ向けて延びている構成とすることができる。
この構成によれば、上側冷却水通路および下側冷却水通路の両方に冷却水流出口が形成されることで、長い通路長にわたって排気還流通路を冷却しつつ、機関本体への取付面を排気還流通路の長手方向の端部以外の部位である中間部に設けることができ、通路形成部材の機関本体への取付剛性を高めることができる。
また、本発明の一側面によれば、前記通路形成部材(10)における前記排気還流通路(26)の下流側の一端(17)は、前記吸気通路(31)を形成する吸気管(7)に直接接続している構成とすることができる。
この構成によれば、通路形成部材における排気還流通路の下流側の端部を吸気管に直接取り付けることで、通路形成部材の取付剛性を高めることができるうえ、部品点数を削減できる。
また、本発明の一側面によれば、前記通路形成部材(10)における前記排気還流通路(26)の下流側の一端(17)には、前記吸気管(7)に締結される締結面(23)が形成され、前記通路形成部材(10)には、前記締結面(23)から突出して前記排気を吸気流れに沿ってガイドするガイド管(30)が取り付けられている構成とすることができる。
この構成によれば、通路形成部材の下流側は、取付面を形成した簡単な形状にして、製作性および取付作業性を向上しつつ、吸気管に流入させるEGRガスをガイド管によって吸気流れに沿ってガイドすることで、EGRガスの流通を円滑にすることができる。
このように本発明によれば、機関本体を大型化することなく、EGRガスを効果的に冷却することができ、かつ部品点数の増大をも抑制できる内燃機関を提供することができる。
本発明に係るエンジンの正面図 図1に示すエンジンの側面図 図2に示す通路形成部材の正面図 図2に示す通路形成部材の背面図 図4中のV−V断面図 図5中のVI−VI断面図 図5中のVII−VII断面図
以下、図面を参照して、本発明を自動車用直列4気筒の内燃機関(以下、単にエンジン1と記す。)に適用した実施の形態について詳細に説明する。なお、各部材の説明にあたっては便宜上、図1および図2中に矢印で示した上下・左右,上下・前後を基準として位置や方向を表記する。
図1および図2に示すように、エンジン1は、図示しない4つのシリンダボアを形成するシリンダブロック2と、シリンダブロック2の上面に接合され、シリンダボアに収容されたピストンとの間に燃焼室を画成するシリンダヘッド3とを機関本体4として備えている。なお、シリンダヘッド3の上面にはシリンダヘッドカバー5が、シリンダブロック2の下面には図示しないオイルパンがそれぞれ接合されている。
シリンダブロック2およびシリンダヘッド3は、それぞれアルミニウム合金を用いたダイキャスト成型によって形成されており、それぞれの内部には、冷却水を流通させるウォータージャケットが空洞として形成されている。
シリンダヘッド3は、シリンダ軸線方向から見てシリンダ列方向に長い矩形を呈しており、長辺となる互いに対向する2つの側面の一方である後面3rには吸気ポートが開口し、2つの側面の他方である前面3fには排気ポートが開口している。シリンダヘッド3の吸気側側面となる後面3rには、4本の分岐管6を下流端側に備えた吸気マニホールド7が接合されている。シリンダヘッド3の排気側側面となる前面3fには、4本の枝管8を上流端側に備えた排気マニホールド9が接合されている。シリンダヘッド3におけるシリンダ列方向の一端側の側面である左側面3lには、詳細を後述する通路形成部材10が接合されている。
排気マニホールド9は、耐熱性を求められるために金属製とされる一方、吸気マニホールド7は、軽量化や低コスト化のために樹脂製とされている。吸気マニホールド7は、図示しないスロットルバルブが接続される吸気導入管部11と、吸気導入管部11に接続する吸気チャンバ部12と、吸気チャンバ部12内の新気をエンジン1のシリンダヘッド3に形成された吸気ポートに導く4本の分岐管6からなる分岐管部13とを備えている。4本の分岐管6は上下方向の中間部が機関本体4から離間する向きに突出するように湾曲形成されており、4本の分岐管6と機関本体4との間であって吸気チャンバ部12の直上には、図示しない共鳴連通管を介して吸気チャンバ部12に接続するレゾネータ部が配置されている。なお、吸気マニホールド7は、前後に分割された複数の樹脂射出成型品を振動溶着によって一体化することで製造されている。
図1に示すように、吸気導入管部11は、左上のスロットル取付フランジ14から斜め右下方に延設されて吸気チャンバ部12に接続するとともに、スロットル取付フランジ14の直下におけるシリンダヘッド3側の前面にEGRガス導入フランジ15を備えている。図2に示すように、吸気チャンバ部12は、吸気マニホールド7の最下部に配置されており、吸気導入管部11から流入した新気をチャンバ室内に一時的に貯留する。分岐管部13は、吸気チャンバ部12の後部から上方に延設され、レゾネータ部の後部を回り込むように屈曲した後、シリンダヘッド3に締結されている。
図2に示すように、通路形成部材10は、前後方向に長い形状を呈しており、上側に3箇所、下側に3箇所の合計6箇所をボルト16によって締結されることにより、シリンダヘッド3の左側面3lに取り付けられている。通路形成部材10の後端には、吸気マニホールド7に対する取付フランジ17が形成されており、この取付フランジ17が2本のボルト18によってEGRガス導入フランジ15に締結されることにより、通路形成部材10は吸気マニホールド7に直接取り付けられる。一方、通路形成部材10の前端近傍の上面には、EGRバルブ締結面19が形成されており、このEGRバルブ締結面19に2本のボルト20によってEGRバルブ21が取り付けられている。なお、通路形成部材10は、例えばアルミニウムなどの熱伝導率が高い金属を鋳造することによって一体に成形されている。
排気マニホールド9またはその下流側に接続される排気管には、排気の一部を取り出すためにEGR管22が接続されており、EGR管22の下流端がEGRバルブ21に接続されている。EGRバルブ21はここでは電磁弁により構成されており、エンジン1の運転状態に応じて図示しないコントローラにより開閉駆動される。EGRバルブ21が開弁すると、排気系を流通する排気が吸気マニホールド7の負圧によって吸引されることにより、EGR管22、EGRバルブ21および通路形成部材10をこの順に通ってEGRガスが吸気系に導入される。
図3〜図5に示すように、通路形成部材10は、略上向きの平坦なEGRバルブ締結面19を長手方向の一端(前端)に、後方斜め上向きの平坦な吸気マニホールド締結面23を長手方向の他端(後端の取付フランジ17)にそれぞれ備えるとともに、平坦なシリンダヘッド締結面24をシリンダヘッド3側の長手方向に沿う側面に備えている。また、通路形成部材10には、上記したシリンダヘッド3に締結するための6本のボルト16を挿通させる6つのボルト挿通孔25が形成されている。さらに、図5に示すように、通路形成部材10の内部には、EGR通路26と冷却水通路27とが形成されている。
EGR通路26は、図6に示すように、通路形成部材10の長手方向に沿って直線状に延び、一端が吸気マニホールド締結面23に開口し、他端が底面をなす主孔28と、主孔28の底面の近傍から上方へ延びてEGRバルブ締結面19に開口する導入孔29とから構成されている。主孔28および導入孔29はともに円形断面を有しており、主孔28の内径は導入孔29の内径よりも大きくされている。主孔28における吸気マニホールド締結面23側の前端部28aの内径は、それ以外の部分(以下、主部28bと称する。)の内径よりも大きくなっている。この前端部28aには、主部28bの内径と同等の内径を有するガイド管30が圧入されている。
ガイド管30は、吸気マニホールド締結面23から主孔28の延在方向に突出しており、先端側が右方(図1参照)に湾曲している。図1および図2に示すように、通路形成部材10が吸気マニホールド7に締結された状態では、ガイド管30はEGRガス導入フランジ15を通過して吸気導入管部11の吸気通路31の側方に位置しており、先端が吸気の下流側に向く角度で通路形成部材10に固定されることにより、EGRガスを吸気流れに沿う向きにガイドする。
冷却水通路27は、図4および図5に示すように、通路形成部材10の長手方向の中間位置においてシリンダヘッド締結面24に開口する冷却水入口32を備えており、通路形成部材10の長手方向において冷却水入口32に対応する部分では、EGR通路26を略全周にわたって覆うように形成されている。そのため、この部分では、EGR通路26を画成する肉壁が概ね管状を呈するEGR管部33となって冷却水入口32に臨む位置に形成されている。
また冷却水通路27は、図5および図7に示すように、EGR管部33に対してシリンダヘッド締結面24と相反する側の上下の位置にEGR通路26に近接して配置された上側冷却水通路27Uおよび下側冷却水通路27Lを有している。上側冷却水通路27Uおよび下側冷却水通路27Lは、それぞれ通路形成部材10の長手方向に沿って、すなわちEGR通路26に沿って直線状に延びる円形断面の有底孔34、35によって形成されている。
上側冷却水通路27Uを形成する上側の有底孔34は、吸気マニホールド締結面23に開口し、底面が冷却水入口32の前端近傍に位置するように延設されており、鋳造後に圧入されるプラグ36によって開口が閉塞されている。
下側冷却水通路27Lを形成する下側の有底孔35は、通路形成部材10の吸気マニホールド締結面23と相反する端面である前面に開口し、底面が冷却水入口32の後端近傍に位置するように延設されており、鋳造後に圧入されるプラグ37によって開口が閉塞されている。
図3に示すように、通路形成部材10におけるシリンダヘッド締結面24と相反する側の外面には4つの管部45が形成されており、各管部45の先端面には、冷却水通路27に連通する4つの冷却水出口41〜44が形成されている。冷却水出口41、42は、上側冷却水通路27Uに形成されており、冷却水出口43および冷却水出口44は、下側冷却水通路27Lに形成されている。
これら冷却水出口41〜44は、機関本体4の外部の機器に冷却水を供給するためのアウトレットとしてそれぞれ利用される。具体的には、冷却水出口41は、高温になった冷却水を冷却するためにラジエータに供給するためのアウトレットとして利用される。冷却水出口42は、昇温するためにドライブ・バイ・ワイヤシステムに冷却水を供給するためのアウトレットとして利用される。冷却水出口43は、冷却水温を測定するために温度センサに冷却水を供給するためのアウトレットとして利用される。冷却水出口44は、昇温するために無段変速機(CVT)に冷却水を供給するためのアウトレットとして利用される。
図4に示すように、冷却水通路27のシリンダヘッド締結面24は、冷却水入口32を囲繞する環状に形成され且つ上側2つと下側2つの4つのボルト挿通孔25が形成された環状部24aと、環状部24aから前後方向に延びる一対の延出部24b、24cと、後側の延出部24cを挟むようにこの延出部24cから上下それぞれに離間した位置に形成され且つそれぞれ残りの1つの上側のボルト挿通孔25および下側のボルト挿通孔25が形成された上下のボルトボス部24d、24eとから構成されている。
このように構成されたエンジン1によれば、図4および図5に示すように、シリンダヘッド3内のウォータージャケットを流通する冷却水は、冷却水入口32を通って通路形成部材10の冷却水通路27に流入し、冷却水入口32に臨むように配置されたEGR管部33を冷却してその内部を通過するEGRガスを冷却した後、上側冷却水通路27Uおよび下側冷却水通路27Lに分流する。図3に示すように、上側冷却水通路27Uに流れた冷却水は、EGR通路26に沿って後方へ流れることでEGRガスを冷却した後、冷却水出口41、42を通って通路形成部材10の外部に流出する。一方、下側冷却水通路27Lに流れた冷却水は、EGR通路26に沿って前方へ流れることでEGRガスを冷却した後、冷却水出口43、44を通って通路形成部材10の外部に流出する。
そのため、機関本体4を大型化することなく、かつ部品点数の増大を招くことなく、EGR通路26を流通するEGRガスを冷却水によって冷却することができる。また、冷却水が冷却水出口41〜44を介して外部の機器へ供給されるため、冷却水を確実にEGR通路26に沿って流通させることができ、かつ長い通路長にわたってEGR通路26を冷却できるため、冷却効率を高めることができる。これにより、吸気の充填効率が向上する。
また、冷却水入口32が通路形成部材10の長手方向の中間位置に形成され、冷却水入口32の周囲にシリンダヘッド締結面24が環状に形成されているため、通路形成部材10の機関本体4への取付剛性が高くなっている。加えて、通路形成部材10が長手方向の一端に形成された取付フランジ17によって吸気マニホールド7に直接取り付けられているため、通路形成部材10の取付剛性がさらに高くなり、部品点数も削減される。
本実施形態では、通路形成部材10が取付フランジ17に吸気マニホールド締結面23を有する簡単な形状とされているため、通路形成部材10の製作性および取付作業性が向上する一方、吸気マニホールド締結面23から突出するようにガイド管30が取り付けられ、ガイド管30がEGRガスを吸気流れに沿う向きにガイドするため、EGRガスの流通が円滑になっている。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、上記実施形態では、本発明を自動車用の直列4気筒エンジンに適用しているが、他の用途に用いる異なる形式の内燃機関に適用してもよい。また、冷却水出口41〜44は、上記した外部機器以外の機器に接続されてもよく、冷却水出口41〜44の位置や数も変更可能である。この他、各部材や部位の具体的構成や配置、数量、素材、角度など、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更可能である。一方、上記実施形態に示した本発明に係るエンジン1の各構成要素は必ずしも全てが必須ではなく、適宜選択してもよい。
1 エンジン
3 シリンダヘッド
3l 左側面(外面)
4 機関本体
7 吸気マニホールド
9 排気マニホールド
10 通路形成部材
17 取付フランジ
23 吸気マニホールド締結面(締結面)
24 シリンダヘッド締結面(取付面)
26 EGR通路(排気還流通路)
27 冷却水通路
27L 下側冷却水通路
27U 上側冷却水通路
30 ガイド管
31 吸気通路
32 冷却水入口
33 EGR管部(排気還流管部)
41、42、43、44 冷却水出口

Claims (5)

  1. 排気通路を流通する排気の一部を吸気通路に還流させる排気還流通路と、機関本体内に形成されたウォータージャケットを流通する冷却水を前記機関本体の外部の機器に供給するための冷却水出口とを備えた内燃機関であって、
    前記排気還流通路の少なくとも一部と前記冷却水出口とが、前記機関本体の外面に取り付けられる1つの通路形成部材により形成され、
    前記通路形成部材には、前記機関本体への取付面に開口する冷却水入口と前記冷却水出口とを連通する冷却水通路が前記排気還流通路に沿って形成されていることを特徴とする内燃機関。
  2. 前記通路形成部材は、前記冷却水入口に臨むように配置されて前記排気還流通路の一部を形成する排気還流管部を有し、
    前記冷却水通路は、前記排気還流管部に対して前記取付面と相反する側の上下に配置された上側冷却水通路および下側冷却水通路を含み、
    前記冷却水出口が、前記上側冷却水通路に設けられた第1冷却水出口と、前記下側冷却水通路に設けられた第2冷却水出口とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記冷却水入口は、前記通路形成部材の長手方向の中間位置に形成され、
    前記上側冷却水通路および前記下側冷却水通路の一方は、前記冷却水入口を上流端として前記排気還流通路の上流側へ向けて延び、
    前記上側冷却水管および前記下側冷却水管の他方は、前記冷却水入口を上流端として前記排気還流通路の下流側へ向けて延びていることを特徴とする、請求項2に記載の内燃機関。
  4. 前記通路形成部材における前記排気還流通路の下流側の一端は、前記吸気通路を形成する吸気管に直接接続していることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の内燃機関。
  5. 前記通路形成部材における前記排気還流通路の下流側の一端には、前記吸気管に締結される締結面が形成され、
    前記通路形成部材には、前記締結面から突出して前記排気を吸気流れに沿ってガイドするガイド管が取り付けられていることを特徴とする、請求項4に記載の内燃機関。
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