JPH0732899Y2 - エンジンの排気マニホルド - Google Patents

エンジンの排気マニホルド

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JPH0732899Y2
JPH0732899Y2 JP1989109636U JP10963689U JPH0732899Y2 JP H0732899 Y2 JPH0732899 Y2 JP H0732899Y2 JP 1989109636 U JP1989109636 U JP 1989109636U JP 10963689 U JP10963689 U JP 10963689U JP H0732899 Y2 JPH0732899 Y2 JP H0732899Y2
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JP
Japan
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flange
collecting pipe
exhaust manifold
ports
engine exhaust
Prior art date
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JP1989109636U
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JPH0349319U (ja
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康夫 北見
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はエンジンの排気マニホルドに関する。
従来技術 例えば実開昭55-163426号公報に示されているエンジン
の排気マニホルドにおいては、集合管部から多数の枝管
部が分岐しており、これらの枝管部がそれぞれエンジン
の排気口に接続されるようになっており、このため各枝
管部にそれぞれ取付フランジが設けられている。同様な
排気マニホルドは実開昭56-133910号公報にも示されて
いる。
実開昭57-87116号公報に示されている排気マニホルドに
おいても、前記と同様に集合管部から多数の枝管部が分
岐しているが、この排気マニホルドにあっては、各枝管
部がそれぞれ単独の取付フランジによってエンジンに取
付けられるのではなく、すべての枝管部が共通の1枚の
フランジによって取付けられるようになっている。同様
な排気マニホルドが実開昭59-148417号公報にも示され
ている。
上記フランジはボルトによりシリンダヘッドの壁面に締
付けられるが、フランジと壁面との間から排気が洩れる
のを防ぐために、フランジに全面にわたって均一な締付
面圧を与えなければならない。しかし前者のように各枝
管部にそれぞれフランジを設けたものにおいては、各フ
ランジがそれぞれ別個にボルトにより締付けられるの
で、すべてのフランジについて均一な締付面圧を与える
ことが難かしく、また各フランジについてそれぞれ充分
な数のボルトを必要とする。これに対し、後者のように
すべての枝管部に共通のフランジを有するものにおいて
は、比較的少数のボルトで全面にわたって均一な締付面
圧を容易に与えることができる。
なお、前記各公報に記載されている排気マニホルドはい
ずれも集合管から枝管が分岐しているので、構造が複雑
であるとともに大形となり、シリンダヘッドのまわりに
比較的広い取付空間を必要とする。
解決しようとする課題 従って本考案は、集合管の長手方向の一側面にエンジン
排気口に直接接続する複数のポートを設けて排気マニホ
ルドの小形化を図り、しかも前記側面に前記ポートを連
ねて長手方向に延びるフランジを一体に形成して、締付
面圧の均一化を図ろうとするものであるが、このために
は次のような問題を解決しなければならない。
すなわち、上記のように構成した排気マニホルドにおい
ては、排気が直接集合管内に流入し、前記ポートおよび
フランジを設けた側面と反対側の側面に当るので、この
側面が加熱され熱膨張する。
一方、フランジ側の側面は、冷却水で冷却されたシリン
ダヘッドに接しており、該シリンダヘッドにより冷却さ
れるので、温度上昇の度合が小さく、熱膨張量も小さ
い。従ってマニホルド内に熱応力が発生し、これにより
クラックを生ずる恐れがある。また、前記加熱される側
の側面の熱膨張がフランジ側の側面によって阻止される
ことにより加熱側側面に圧縮塑性変形が生ずると、冷却
時にフランジ面に反りが生じ、これによりフランジ締付
面圧の均一性が損われる恐れもある。
課題を解決するための手段および作用 本考案はこのような問題を解決して、前記したような小
形で締付面圧均一な排気マニホルドの実現を可能にした
ものである。すなわち、本考案によるエンジンの排気マ
ニホルドは、集合管の長手方向の一側面にエンジン排気
口に直接接続する複数のポートを開口させるとともに、
該側面に前記ポートを連ねて長手方向に延びるフランジ
を直接一体に形成し、該フランジの隣接するポート面の
部分に、該部分を貫通して前記フランジと集合管とを隔
離する肉抜き部を設けたことを特徴とする。
本考案によれば、上記肉抜き部を設けることによりマニ
ホルド全体の剛性が減じ、集合管のフランジと反対側の
外側面の熱膨張量がフランジ側の内側面のそれより大き
くても、該外側面はフランジ側により著しく拘束される
ことなく比較的自由に膨張できるので、熱応力が減少
し、前記したような熱応力による支障が生ずることはな
い。
実施例 第1図は本考案による排気マニホルド1の側面図、第2
図はその上面図である。2は集合管で、一端に排気管接
続用の接続フランジ3が一体に設けられている。集合管
2の長手方向の一側面に、3個のポート4が開口し、か
つこれらのポート4を連ねて長手方向に延びるフランジ
5が一体に形成されている。
フランジ5は、各ポート4を包囲する部分5aどうしを連
結部分5bで連結して、全体として連続した一体のフラン
ジに形成してある。連結部分5bは、第1図から分るよう
に、側方から見て集合管2の上方に突出し、この部分に
ボルト穴6aを有するボルト締付部7aが形成されている。
フランジ5の両端にも同様なボルト締付部7bが集合管2
の上方に突出して設けられており、それぞれボルト穴6b
が穿設けれている。また各ポート4に対応する位置にお
いて集合管2の下方に突出するボルト締付部7cが設けら
れており、それぞれボルト穴6cが穿設されている。
排気マニホルド1は、フランジ5の平らなフランジ面8
を図示していないエンジンのシリンダヘッド側面にガス
ケットを介して当接させ、前記ボルト穴6a、6b,6cに通
したボルトによりボルト締付部7a,7b,7cをシリンダヘッ
ド側面に締付けることにより、エンジンに取付けられ、
この時各ポート4はシリンダヘッドに設けられた各排気
口にそれぞれ連通接続する。このようにして排気マニホ
ルド1は集合管2を直接シリンダヘッド側面に沿わせて
取付けられ、シリンダヘッドと集合管2との間に枝管が
介在しないので、構造が簡単であるとともに小形とな
り、シリンダヘッドの側方に大きな取付空間を必要とし
ない。また、フランジ5は各ポート4を包囲する部分5a
が連結部分5bによって連結された一体の連続体をなして
おり、連結部分5bのボルト締付部7aに加えられる締付力
が両方のフランジ部分5aに均等に伝えられるので、各フ
ランジ部分5aの締付面圧が均一化して、どのポート部分
からの排気の洩れも有効に防止される。
しかし反面、排気がエンジン排気口からポート4を通っ
て直接集合管2内に排出され、集合管2のポート4に向
い合った外側壁部分2aに衝き当るので、該外側壁部分2a
は高温になり、大きく熱膨張しようとする。一方、フラ
ンジ5を形成した内側壁部分は、冷却水により冷却され
比較的低温のシリンダヘッドに接しており、該シリンダ
ヘッドにより吸熱されるので比較的低温に保持され、か
つボルトによりシリンダヘッドに固定されているので、
ほとんど膨張しない。さらに、集合管2はフランジ5を
一体に形成することによりその剛性が高くなっており、
この結果外側壁部分2aの熱膨張がフランジ5側によって
阻止され、集合管2に大きな熱応力が発生する。例えば
外側壁部分2aの長手方向の膨張がフランジ5側によって
拘束されることにより、該部分2aには長手方向の圧縮応
力が生ずる。この圧縮応力により部分2aが塑性変形を起
すと、冷却時には部分2aの長さがフランジ5側の長さに
比して不足するので、フランジ5のフランジ面8が中高
に変形しようとし、これによりフランジ5を締付けてい
るボルトに大きな張力が作用し、あるいはフランジの締
付面圧が部分的に低下してシール性が低下する等の不都
合が生ずる。
このため本実施例においては、フランジ5の前記連結部
分5bに、第1図および第3図からよく分るように、集合
管2の上面に対して接線状に該部分5bを貫通する肉抜き
部9を設け、この部分においてフランジ5と集合管2と
の縁を切ってある。従って集合管2は肉抜き部9におい
てはフランジ5によって拘束されることなく比較的自由
に変形することができる。換言すれば肉抜き部9を設け
ることにより排気マニホルド1の剛性が弱められる。こ
の結果、集合管2の前記外側壁部分2aにおける熱膨張が
フランジ5側によって拘束される度合が著しく小さくな
り、集合管2に過大な熱応力が生じて前記のような不都
合を生ずることがなくなる。
考案の効果 以上の通り、本考案の排気マニホルドは、集合管の長手
方向の一側面にエンジン排気口に直接接続する複数のポ
ートを開口させるとともに、該側面に前記ポートを連ね
て長手方向に延びるフランジを直接一体に形成し、該フ
ランジの隣接するポート間の部分に、該部分を貫通して
前記フランジと集合管とを隔離する肉抜き部を設けて構
成されているので、構造簡単かつ小形で所要取付空間が
小さくてすみ、フランジに全面にわたって均一な締付面
圧を容易に与えることができ、しかも発生する熱応力が
小さく、熱応力による支障を生ずることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による排気マニホルドの側面図、第2図
はその上面図、第3図は第1図のIII-III線に沿う断面
図である。 1……排気マニホルド,2……集合管,3……接続フラン
ジ,4……ポート,5……フランジ,6……ボルト穴,7……ボ
ルト締付部,8……フランジ面,9……肉抜き部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】集合管の長手方向の一側面にエンジン排気
    口に直接接続する複数のポートを開口させるとともに、
    該側面に前記ポートを連ねて長手方向に延びるフランジ
    を直接一体に形成し、該フランジの隣接する前記ポート
    間の部分に、該部分を貫通して前記フランジと集合管と
    を隔離する肉抜き部を設けたことを特徴とするエンジン
    の排気マニホルド。
JP1989109636U 1989-09-21 1989-09-21 エンジンの排気マニホルド Expired - Lifetime JPH0732899Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989109636U JPH0732899Y2 (ja) 1989-09-21 1989-09-21 エンジンの排気マニホルド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989109636U JPH0732899Y2 (ja) 1989-09-21 1989-09-21 エンジンの排気マニホルド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0349319U JPH0349319U (ja) 1991-05-14
JPH0732899Y2 true JPH0732899Y2 (ja) 1995-07-31

Family

ID=31658215

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989109636U Expired - Lifetime JPH0732899Y2 (ja) 1989-09-21 1989-09-21 エンジンの排気マニホルド

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61113919U (ja) * 1984-12-27 1986-07-18

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JPH0349319U (ja) 1991-05-14

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