JPH1088113A - 帯電防止剤組成物 - Google Patents
帯電防止剤組成物Info
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- JPH1088113A JPH1088113A JP26549096A JP26549096A JPH1088113A JP H1088113 A JPH1088113 A JP H1088113A JP 26549096 A JP26549096 A JP 26549096A JP 26549096 A JP26549096 A JP 26549096A JP H1088113 A JPH1088113 A JP H1088113A
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- antistatic
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 優れた帯電防止効果を有し、かつ特に低温時
における液安定性に優れた衣類用の帯電防止剤を提供す
る。 【解決手段】 (a)飽和炭素鎖と不飽和炭素鎖の含量
が重量比で飽和/不飽和=70/30〜0/100であ
るジ長鎖4級アンモニウム塩、(b)C7 〜C19のアル
キル基またはアルケニル基を有するアルキルまたはアル
ケニルアルカノールアマイド、(c)安息香酸、ヒドロ
キシ安息香酸、リンゴ酸、コハク酸、酒石酸、クエン
酸、グルタル酸、乳酸、グリコール酸からなる群から選
択される有機カルボン酸の1種または2種以上0.01
〜3重量%を水分含量5〜20重量%のエタノールに溶
解した帯電防止剤組成物において(a)成分と(b)成
分を重量比で(a)/(b)=2/8〜8/2の割合で
含有する帯電防止剤組成物。
における液安定性に優れた衣類用の帯電防止剤を提供す
る。 【解決手段】 (a)飽和炭素鎖と不飽和炭素鎖の含量
が重量比で飽和/不飽和=70/30〜0/100であ
るジ長鎖4級アンモニウム塩、(b)C7 〜C19のアル
キル基またはアルケニル基を有するアルキルまたはアル
ケニルアルカノールアマイド、(c)安息香酸、ヒドロ
キシ安息香酸、リンゴ酸、コハク酸、酒石酸、クエン
酸、グルタル酸、乳酸、グリコール酸からなる群から選
択される有機カルボン酸の1種または2種以上0.01
〜3重量%を水分含量5〜20重量%のエタノールに溶
解した帯電防止剤組成物において(a)成分と(b)成
分を重量比で(a)/(b)=2/8〜8/2の割合で
含有する帯電防止剤組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は衣料用の帯電防止剤
組成物に関し、更に詳しくは優れた帯電防止効果を有す
るとともに、特に低温での液安定性の良好な衣類の帯電
防止剤組成物に関する。
組成物に関し、更に詳しくは優れた帯電防止効果を有す
るとともに、特に低温での液安定性の良好な衣類の帯電
防止剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高級衣料の増加に伴いナイロンや
ポリエステルなどの化学繊維を用いた衣料が増加してき
ている。これらの化学繊維は繊維同士の摩擦により静電
気を生じ、身体への付着、放電音の発生などいわゆる静
電気障害を引き起こし、使用者に不快感を与えるという
欠点がある。このような問題を解決する手段として、特
開昭56−67384号公報に記載されるように衣料に
ジ長鎖4級アンモニウム塩を含有する帯電防止剤組成物
を噴霧または浸漬する事により付着させ静電気を防止す
る方法が知られている。しかしながら、近年ではエアー
コンディショナーの普及に伴い冬場の室内の乾燥はさら
に進み、より効果の高い帯電防止性能を有する処理剤が
求められている。帯電防止性能を向上させる手段として
は、特開平4−108888号公報に記載されるジ長鎖
4級アンモニウム塩とアルキルアルカノールアマイドを
併用する手法が知られている。しかしながら、この2種
類の化合物を混合すると含水エタノールに対する溶解性
が著しく低下し、特に冬場のような低温時においてはこ
れらの成分が凝集し析出してくるといった問題点を有し
ていた。
ポリエステルなどの化学繊維を用いた衣料が増加してき
ている。これらの化学繊維は繊維同士の摩擦により静電
気を生じ、身体への付着、放電音の発生などいわゆる静
電気障害を引き起こし、使用者に不快感を与えるという
欠点がある。このような問題を解決する手段として、特
開昭56−67384号公報に記載されるように衣料に
ジ長鎖4級アンモニウム塩を含有する帯電防止剤組成物
を噴霧または浸漬する事により付着させ静電気を防止す
る方法が知られている。しかしながら、近年ではエアー
コンディショナーの普及に伴い冬場の室内の乾燥はさら
に進み、より効果の高い帯電防止性能を有する処理剤が
求められている。帯電防止性能を向上させる手段として
は、特開平4−108888号公報に記載されるジ長鎖
4級アンモニウム塩とアルキルアルカノールアマイドを
併用する手法が知られている。しかしながら、この2種
類の化合物を混合すると含水エタノールに対する溶解性
が著しく低下し、特に冬場のような低温時においてはこ
れらの成分が凝集し析出してくるといった問題点を有し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れた帯電
防止効果を有するとともに、特に低温時における帯電防
止基材の析出を防止した低温での液安定性に良好な衣類
用の帯電防止剤を提供する。
防止効果を有するとともに、特に低温時における帯電防
止基材の析出を防止した低温での液安定性に良好な衣類
用の帯電防止剤を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】ジ長鎖4級アンモニウム
塩とアルキルアルカノールアマイドを併用した高帯電防
止性能を有する含水エタノール系の帯電防止剤組成物に
おいて、特定のジ長鎖4級アンモニウムを用い、かつ特
定の有機カルボン酸を配合することにより低温時におけ
る帯電防止基材の析出を抑えることができることを見い
出し本発明に至った。
塩とアルキルアルカノールアマイドを併用した高帯電防
止性能を有する含水エタノール系の帯電防止剤組成物に
おいて、特定のジ長鎖4級アンモニウムを用い、かつ特
定の有機カルボン酸を配合することにより低温時におけ
る帯電防止基材の析出を抑えることができることを見い
出し本発明に至った。
【0005】すなわち本発明は (a)飽和炭素鎖と不飽和炭素鎖の含量が重量比で飽和
/不飽和=70/30〜0/100であるジ長鎖4級ア
ンモニウム塩 (b)C7 〜C19のアルキル基またはアルケニル基を有
するアルキルまたはアルケニルアルカノールアマイド (c)安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、リンゴ酸、コハ
ク酸、酒石酸、クエン酸、グルタル酸、乳酸、グリコー
ル酸からなる群から選択される有機カルボン酸の1種ま
たは2種以上0.01〜3重量%を水分含量5〜20重
量%のエタノールに溶解した帯電防止剤組成物において
(a)成分と(b)成分を重量比で(a)/(b)=2
/8〜8/2の割合で含有する帯電防止剤組成物を提供
する。
/不飽和=70/30〜0/100であるジ長鎖4級ア
ンモニウム塩 (b)C7 〜C19のアルキル基またはアルケニル基を有
するアルキルまたはアルケニルアルカノールアマイド (c)安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、リンゴ酸、コハ
ク酸、酒石酸、クエン酸、グルタル酸、乳酸、グリコー
ル酸からなる群から選択される有機カルボン酸の1種ま
たは2種以上0.01〜3重量%を水分含量5〜20重
量%のエタノールに溶解した帯電防止剤組成物において
(a)成分と(b)成分を重量比で(a)/(b)=2
/8〜8/2の割合で含有する帯電防止剤組成物を提供
する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の帯電防止剤組成物に用い
られる(a)成分のジ長鎖4級アンモニウム塩は一般式
(1)、(2)、(3)または(4)で示される。
られる(a)成分のジ長鎖4級アンモニウム塩は一般式
(1)、(2)、(3)または(4)で示される。
【化1】 (式中、R1、R2は炭素数12〜22の炭化水素基、好
ましくは炭素数16〜22の炭化水素基を表し、飽和炭
化水素基と不飽和炭化水素基の比率が重量比で飽和/不
飽和=70/30〜0/100である。R3、R4はメチ
ルまたはエチルを表す。R5、R6は炭素数11〜21の
炭化水素基、好ましくは炭素数16〜22の炭化水素基
を表し、飽和炭化水素基と不飽和炭化水素基の比率が重
量比で飽和/不飽和=70/30〜0/100である。
X- は1価のアニオン残基であり、塩素イオン、臭素イ
オンの様なハロゲンイオン、リン酸イオン、硝酸イオ
ン、メチルサルフェートイオン、エチルサルフェートイ
オンが挙げられ、好ましくはハロゲンイオン、メチルサ
ルフェートイオン、エチルサルフェートイオンが挙げら
れる。)
ましくは炭素数16〜22の炭化水素基を表し、飽和炭
化水素基と不飽和炭化水素基の比率が重量比で飽和/不
飽和=70/30〜0/100である。R3、R4はメチ
ルまたはエチルを表す。R5、R6は炭素数11〜21の
炭化水素基、好ましくは炭素数16〜22の炭化水素基
を表し、飽和炭化水素基と不飽和炭化水素基の比率が重
量比で飽和/不飽和=70/30〜0/100である。
X- は1価のアニオン残基であり、塩素イオン、臭素イ
オンの様なハロゲンイオン、リン酸イオン、硝酸イオ
ン、メチルサルフェートイオン、エチルサルフェートイ
オンが挙げられ、好ましくはハロゲンイオン、メチルサ
ルフェートイオン、エチルサルフェートイオンが挙げら
れる。)
【0007】本発明の帯電防止剤組成物において、低温
での液安定性を満足するためには上記式(1)、式
(3)におけるR1 、R2 及び式(2)、式(4)にお
けるR5、R6 の飽和炭化水素基と不飽和炭化水素基の
比率が重要であり、飽和炭化水素基と不飽和炭化水素基
の比率は重量比で飽和/不飽和=70/30〜0/10
0であり、好ましくは飽和/不飽和=50/50〜0/
100の範囲である。
での液安定性を満足するためには上記式(1)、式
(3)におけるR1 、R2 及び式(2)、式(4)にお
けるR5、R6 の飽和炭化水素基と不飽和炭化水素基の
比率が重要であり、飽和炭化水素基と不飽和炭化水素基
の比率は重量比で飽和/不飽和=70/30〜0/10
0であり、好ましくは飽和/不飽和=50/50〜0/
100の範囲である。
【0008】(a)成分のジ長鎖4級アンモニウム塩は
本発明の帯電防止剤組成物において好ましくは0.05
重量%〜3重量%、さらに好ましくは0.1重量%〜2
重量%の範囲で配合される。本発明の帯電防止剤組成物
に用いられる(b)成分のアルキルまたはアルケニルア
ルカノールアマイドは(a)成分のジ長鎖4級アンモニ
ウム塩との併用により帯電防止効果を向上させる効果が
あり、下記一般式(5)で示される。
本発明の帯電防止剤組成物において好ましくは0.05
重量%〜3重量%、さらに好ましくは0.1重量%〜2
重量%の範囲で配合される。本発明の帯電防止剤組成物
に用いられる(b)成分のアルキルまたはアルケニルア
ルカノールアマイドは(a)成分のジ長鎖4級アンモニ
ウム塩との併用により帯電防止効果を向上させる効果が
あり、下記一般式(5)で示される。
【0009】
【化2】 (式中、R7 は炭素数7〜19のアルキル基またはアル
ケニル基 R8、R9は炭素数2〜4のヒドロキシアルキル基を示
す)
ケニル基 R8、R9は炭素数2〜4のヒドロキシアルキル基を示
す)
【0010】中でも、好ましくはラウリン酸ジエタノー
ルアマイド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアマイド、牛脂
脂肪酸ジエタノールアマイド、パームヤシ油脂肪酸ジエ
タノールアマイド、オレイン酸ジエタノールアマイドが
挙げられる。(b)成分のアルキルまたはアルケニルア
ルカノールアマイドは本発明の帯電防止剤組成物におい
て好ましくは0.05重量%〜5重量%、さらに好まし
くは0.1重量%〜3重量%の範囲で配合される。
ルアマイド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアマイド、牛脂
脂肪酸ジエタノールアマイド、パームヤシ油脂肪酸ジエ
タノールアマイド、オレイン酸ジエタノールアマイドが
挙げられる。(b)成分のアルキルまたはアルケニルア
ルカノールアマイドは本発明の帯電防止剤組成物におい
て好ましくは0.05重量%〜5重量%、さらに好まし
くは0.1重量%〜3重量%の範囲で配合される。
【0011】本発明の帯電防止剤組成物において(a)
成分のジ長鎖4級アンモニウム塩と(b)成分のアルカ
ノールアマイドは重量比で(a)/(b)=2/8〜8
/2、好ましくは(a)/(b)=3/7〜7/3の割
合で配合される。(a)成分のジ長鎖4級アンモニウム
塩と(b)成分のアルカノールアマイドの比率がこの範
囲をはずれると、帯電防止効果が不十分となるため好ま
しくない。
成分のジ長鎖4級アンモニウム塩と(b)成分のアルカ
ノールアマイドは重量比で(a)/(b)=2/8〜8
/2、好ましくは(a)/(b)=3/7〜7/3の割
合で配合される。(a)成分のジ長鎖4級アンモニウム
塩と(b)成分のアルカノールアマイドの比率がこの範
囲をはずれると、帯電防止効果が不十分となるため好ま
しくない。
【0012】本発明の帯電防止剤組成物に用いられる
(c)成分の有機カルボン酸は(a)成分のジ長鎖4級
アンモニウム塩と(b)成分のアルカノールアマイドを
併用した事による液安定性の劣化を補う効果を示すもの
であり、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、リンゴ酸、コ
ハク酸、酒石酸、クエン酸、グルタル酸、乳酸、グリコ
ール酸からなる群から選択され、中でも安息香酸、リン
ゴ酸、酒石酸が好ましい。
(c)成分の有機カルボン酸は(a)成分のジ長鎖4級
アンモニウム塩と(b)成分のアルカノールアマイドを
併用した事による液安定性の劣化を補う効果を示すもの
であり、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、リンゴ酸、コ
ハク酸、酒石酸、クエン酸、グルタル酸、乳酸、グリコ
ール酸からなる群から選択され、中でも安息香酸、リン
ゴ酸、酒石酸が好ましい。
【0013】(c)成分の有機カルボン酸は本発明の帯
電防止剤組成物中、0.01〜3重量%、好ましくは
0.02〜2重量%、さらに好ましくは0.03〜1重
量%の範囲で配合される。(c)成分の有機カルボン酸
の配合量が0.01重量%に満たない場合、低温時にお
ける液安定性向上効果が充分でなく3重量%を越える配
合では組成物の酸性度が高くなり、皮膚等に接触した際
の刺激性が増すため安全性の点で好ましくない。
電防止剤組成物中、0.01〜3重量%、好ましくは
0.02〜2重量%、さらに好ましくは0.03〜1重
量%の範囲で配合される。(c)成分の有機カルボン酸
の配合量が0.01重量%に満たない場合、低温時にお
ける液安定性向上効果が充分でなく3重量%を越える配
合では組成物の酸性度が高くなり、皮膚等に接触した際
の刺激性が増すため安全性の点で好ましくない。
【0014】本発明の帯電防止剤組成物では、衣料など
に組成物を噴霧した時の乾燥性を高めるため、水分含量
5〜20重量%のエタノールに(a)成分のジ長鎖4級
アンモニウム塩と(b)成分のアルカノールアマイド及
び(c)成分の有機カルボン酸を溶解して使用する。エ
タノールの水分含量が20重量%を越える場合、低温で
の液安定性が低下するばかりでなく、衣料に組成物を噴
霧した際の乾燥性が低下するので好ましくない。エタノ
ールの水分含量が5重量%に満たない場合、燃焼性が著
しく増し、安全性の点から好ましくない。
に組成物を噴霧した時の乾燥性を高めるため、水分含量
5〜20重量%のエタノールに(a)成分のジ長鎖4級
アンモニウム塩と(b)成分のアルカノールアマイド及
び(c)成分の有機カルボン酸を溶解して使用する。エ
タノールの水分含量が20重量%を越える場合、低温で
の液安定性が低下するばかりでなく、衣料に組成物を噴
霧した際の乾燥性が低下するので好ましくない。エタノ
ールの水分含量が5重量%に満たない場合、燃焼性が著
しく増し、安全性の点から好ましくない。
【0015】本発明の帯電防止剤組成物には必要に応
じ、本発明の効果を阻害しない範囲で更に以下の成分を
配合することができる。 1)香料 2)エチレングリコール、プロピレングリコール等のハ
イドロトロープ剤 3)抗菌、殺菌剤 4)シリコーン 5)非イオン界面活性剤
じ、本発明の効果を阻害しない範囲で更に以下の成分を
配合することができる。 1)香料 2)エチレングリコール、プロピレングリコール等のハ
イドロトロープ剤 3)抗菌、殺菌剤 4)シリコーン 5)非イオン界面活性剤
【0016】本発明の帯電防止剤組成物は、エアゾール
又はトリガー式スプレイヤー又はポンプ式スプレーディ
スペンサーを用いて霧状に噴霧して用いることができ
る。本発明の帯電防止剤組成物をエアゾールとして用い
る場合、噴射剤としては好ましくは炭酸ガス、窒素ガ
ス、液化炭化水素ガス、ジメチルエーテル等を用いるこ
とが可能である。
又はトリガー式スプレイヤー又はポンプ式スプレーディ
スペンサーを用いて霧状に噴霧して用いることができ
る。本発明の帯電防止剤組成物をエアゾールとして用い
る場合、噴射剤としては好ましくは炭酸ガス、窒素ガ
ス、液化炭化水素ガス、ジメチルエーテル等を用いるこ
とが可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明の帯電防止剤組成物は、優れた帯
電防止効果を有し、かつ特に低温時における液安定性に
優れた衣類用の帯電防止剤を提供することが可能とな
る。
電防止効果を有し、かつ特に低温時における液安定性に
優れた衣類用の帯電防止剤を提供することが可能とな
る。
【0018】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。 〔低温での液安定性評価試験〕調製した帯電防止剤組成
物を100mL容の透明ガラス瓶に入れ、−5℃にて2
週間保存し、析出物の有無を目視にて判定する。 ○:均一透明 ×:析出物あり
明するが本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。 〔低温での液安定性評価試験〕調製した帯電防止剤組成
物を100mL容の透明ガラス瓶に入れ、−5℃にて2
週間保存し、析出物の有無を目視にて判定する。 ○:均一透明 ×:析出物あり
【0019】〔帯電防止性評価試験〕市販のアクリルジ
ャージを通常の洗濯機を用い、市販粉末洗剤の標準使用
濃度にて2回50℃での高温洗浄を行い、その後、5回
すすぎを繰り返し試験布とした。この試験布600cm
2 に対し、調製した帯電防止剤組成物をトリガースプレ
イヤーを用いて3g均一に噴霧し、20℃/48%RH
にて48時間調湿した。その後、ロータリースタチック
テスター(興亜商会製)を用いてJIS−L−109
4、B法に準じて摩擦帯電圧を測定した。なお、摩擦布
はカナキン3号を用いた。 ○:摩擦帯電圧200(V)未満 ×:摩擦帯電圧200(V)以上
ャージを通常の洗濯機を用い、市販粉末洗剤の標準使用
濃度にて2回50℃での高温洗浄を行い、その後、5回
すすぎを繰り返し試験布とした。この試験布600cm
2 に対し、調製した帯電防止剤組成物をトリガースプレ
イヤーを用いて3g均一に噴霧し、20℃/48%RH
にて48時間調湿した。その後、ロータリースタチック
テスター(興亜商会製)を用いてJIS−L−109
4、B法に準じて摩擦帯電圧を測定した。なお、摩擦布
はカナキン3号を用いた。 ○:摩擦帯電圧200(V)未満 ×:摩擦帯電圧200(V)以上
【0020】実施例1〜10、比較例11〜15 表1に示したジ長鎖4級アンモニウム塩を用い表2〜4
に示す帯電防止剤組成物を調製し低温での液安定性及び
帯電防止性を評価した。
に示す帯電防止剤組成物を調製し低温での液安定性及び
帯電防止性を評価した。
【0021】
【表1】 表1:ジ長鎖4級アンモニウム塩の組成 化合物No. 式 R1,R2又はR5,R6 R3 R4 X 平均炭素数 飽和/不飽和比 1−1 (1) 17.6 10/90 CH3 CH3 C2H5SO4 1−2 (1) 17.8 24/76 CH3 CH3 C2H5SO4 1−3 (1) 17.4 30/70 CH3 CH3 Cl 1−4 (1) 18 9/91 CH3 CH3 CH3SO4 1−5* (1) 17.6 100/ 0 CH3 CH3 C2H5SO4 1−6* (1) 17.5 80/20 CH3 CH3 CH3SO4 2−1 (2) 16.6 23/77 CH3 CH3 C2H5SO4 3−1 (3) 17.4 12/88 CH3 CH3 Cl *は比較例、その他の実施例である。
【0022】
【表2】 表2: 実 施 例 1 2 3 4 5 6 (a)ジ長鎖4級アンモニウム塩 1−1 0.3 1.0 − − 1.2 − 1−2 − − 0.5 − − − 1−3 − − − 0.3 − − 1−4 − − − − − 0.5 (b)アルカノールアマイド ヤシ油脂肪酸 0.7 0.9 − 0.5 0.6 − ジエタノールアマイド ラウリン酸 − − 0.6 − − 0.5 ジエタノールアマイド (a)/(b)比 3/7 5.3/4.7 4.5/5.5 3.8/6.2 6.7/3.3 5/5 (c)有機カルボン酸 安息香酸 1.0 − 0.05 − − − リンゴ酸 − 0.1 − − 0.5 − 酒石酸 − − − 0.7 − − コハク酸 − − − − − 0.2 含水エタノール バ ラ ン ス 含水率 15 5 10 15 15 20 その他の成分 香料 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 低温での液安定性 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 帯電防止性 ○ ○ ○ ○ ○ ○
【0023】
【表3】 表3: 実 施 例 比 較 例 7 8 9 10 11 12 (a)ジ長鎖4級アンモニウム塩 1−2 − − 0.7 0.7 − − 1−5 − − − − 0.7 − 1−6 − − − − − 0.6 2−1 0.5 − − − − − 3−1 − 0.6 − − − − (b)アルカノールアマイド ヤシ油脂肪酸 0.7 0.9 − 0.7 0.7 0.9 ジエタノールアマイド ラウリン酸 − − 0.4 − − − ジエタノールアマイド (a)/(b)比 4.2/5.8 4/6 6.4/3.6 5/5 5/5 4/6 (c)有機カルボン酸 安息香酸 0.05 − − − 0.05 − リンゴ酸 − 0.03 0.4 1.0 − 0.05 含水エタノール バ ラ ン ス 含水率 10 5 10 10 15 10 その他の成分 香料 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 低温での液安定性 ○ ○ ○ ○ × × 帯電防止性 ○ ○ ○ ○ ○ ○
【0024】
【表4】 表4: 比 較 例 13 14 15 (a)ジ長鎖4級アンモニウム塩 1−2 0.7 0.8 − (b)アルカノールアマイド ラウリン酸ジエタノールアマイド − 0.1 0.9 (a)/(b)比 10/0 8.9/1.1 7/3 (c)有機カルボン酸 安息香酸 0.05 − − リンゴ酸 − 0.03 0.2 含水エタノール バ ラ ン ス 含水率 10 5 15 その他の成分 香料 0.01 0.01 0.01 低温での液安定性 ○ ○ ○ 帯電防止性 × × ×
【0025】
【表5】 表5: 実 施 例 比 較 例 14 15 16 17 18 19 20 プロピレングルコール 15 − − − − − − モノエチルエーテル ジエチレングリコール − 20 − − − − − モノエチルエーテル 3-メトキシブタノール − − 10 − − − − 1-エトキシ-2- − − − 15 − − − プロパノール エタノール − − − − 20 − − イソプロパノール − − − − − 15 − その他の成分 Dobanol 23(EO)10H 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 香料 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 水 バ ラ ン ス 縮み抑制効果 ウール ○ ○ ○ ○ × × △ 徐皺効果 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ×
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D06M 13/402 D06M 13/20 13/46 13/40 13/46
Claims (1)
- 【請求項1】 (a)飽和炭素鎖と不飽和炭素鎖の含量
が重量比で飽和/不飽和=70/30〜0/100であ
るジ長鎖4級アンモニウム塩 (b)C7 〜C19のアルキル基またはアルケニル基を有
するアルキルまたはアルケニルアルカノールアマイド (c)安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、リンゴ酸、コハ
ク酸、酒石酸、クエン酸、グルタル酸、乳酸、グリコー
ル酸からなる群から選択される有機カルボン酸の1種ま
たは2種以上0.01〜3重量%を水分含量5〜20重
量%のエタノールに溶解した帯電防止剤組成物において
(a)成分と(b)成分を重量比で(a)/(b)=2
/8〜8/2の割合で含有する事を特徴とする帯電防止
剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26549096A JPH1088113A (ja) | 1996-09-15 | 1996-09-15 | 帯電防止剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26549096A JPH1088113A (ja) | 1996-09-15 | 1996-09-15 | 帯電防止剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1088113A true JPH1088113A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17417913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26549096A Pending JPH1088113A (ja) | 1996-09-15 | 1996-09-15 | 帯電防止剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1088113A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10024258A1 (de) * | 2000-05-17 | 2001-12-20 | Daimler Chrysler Ag | Verfahren zur intermittierenden Zufuhr von Kraftstoff in Brennräume einer Brennkraftmaschine und Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens |
EP1394245A4 (en) * | 2001-06-08 | 2005-08-17 | Kao Corp | ALLERGENANT REMEDY |
JP2011046831A (ja) * | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Fuji Seal International Inc | 印刷インキ及びプラスチックラベル |
CN114960205A (zh) * | 2021-07-05 | 2022-08-30 | 上海允继化工新材料有限公司 | 一种高效抗静电剂及其制备方法 |
-
1996
- 1996-09-15 JP JP26549096A patent/JPH1088113A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10024258A1 (de) * | 2000-05-17 | 2001-12-20 | Daimler Chrysler Ag | Verfahren zur intermittierenden Zufuhr von Kraftstoff in Brennräume einer Brennkraftmaschine und Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens |
DE10024258C2 (de) * | 2000-05-17 | 2003-04-10 | Daimler Chrysler Ag | Verfahren zur intermittierenden Zufuhr von Kraftstoff in Brennräume einer Brennkraftmaschine und Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens |
EP1394245A4 (en) * | 2001-06-08 | 2005-08-17 | Kao Corp | ALLERGENANT REMEDY |
JP2011046831A (ja) * | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Fuji Seal International Inc | 印刷インキ及びプラスチックラベル |
CN114960205A (zh) * | 2021-07-05 | 2022-08-30 | 上海允继化工新材料有限公司 | 一种高效抗静电剂及其制备方法 |
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050310 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050322 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050519 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061017 |