JPH1086607A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

空気入りラジアルタイヤ

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JPH1086607A
JPH1086607A JP9135473A JP13547397A JPH1086607A JP H1086607 A JPH1086607 A JP H1086607A JP 9135473 A JP9135473 A JP 9135473A JP 13547397 A JP13547397 A JP 13547397A JP H1086607 A JPH1086607 A JP H1086607A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】操縦安定性に優れ、ロードノイズを大幅に低減
した空気入りラジアルタイヤを提供すること。 【解決手段】ベルト層5の半径方向外側にベルト補強層
6をトレッド部全体及び/又は両端部に配設し、ベルト
補強層6は繊維コードをゴム引きした狭幅のストリップ
を螺旋状に巻回されることにより形成し、ビード部9の
ビードコアー1直上にビードフィラー7を配置し、ベル
ト補強層コードが有機繊維コードからなり、かつ繊維コ
ードが50±5℃において、1.4g/d荷重下の伸度
が2.7%以下であり、かつ170±5℃において、
0.7g/d荷重下の伸度が1.5〜6.0%であり、
ビードフィラー高さLをタイヤ断面高さTの20〜60
%とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操縦安定性に優
れ、かつ、ロードノイズを大幅に低減した空気入りラジ
アルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】車両の高級化にともない、特に乗用車に
おいては乗り心地性の改良が進みつつあり、タイヤとし
ての要求性能にも低騒音化、高乗り心地化が求められて
いる。特に、車内に生じるノイズの低減が望まれてお
り、かかるノイズの一つとして走行中のタイヤが路面の
凹凸を拾い、その振動が伝達されて車内の空気を振動さ
せることによって発生する、いわゆるロードノイズの改
良要求は、極めて高い。また、車両の高級化にともな
い、高速化、高出力化も同時に進められていることか
ら、従来のタイヤのように乗り心地やロードノイズのみ
を良くしたタイヤでは対応できず、高速耐久性、ユニフ
ォミティー性能、操縦安定性、転がり抵抗性も同時に高
いレベルに維持することが必要である。
【0003】従来より知られているロードノイズ低減方
法として、交差ベルト層の全部又は両端部を周方向に配
置されたコードをゴム引きした例えばナイロンコードの
補強層で挟持することによりベルト周方向剛性を強化さ
せる手法を挙げることができる。この手法によれば、1
本又は並列した複数本のナイロンコードをゴム引きした
リボン状のストリップを、ほぼタイヤ周方向に巻回して
形成し、その上に未加硫トレッド部在を貼り付けたグリ
ーンタイヤを加硫して製品タイヤとする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ナイロ
ンコードは、タイヤの使用条件における温度範囲でのヤ
ング率が低い(50±5℃において、1.4g/d荷重
下の伸度が4.2%と大きい)ため、ロードノイズの改
良を所望のレベルまで高くすることはできない。また、
ナイロンコードはフラットスポットを発生しやすいため
に特に冬季において長時間駐車した後に走行させると異
常な振動が感じられるという問題もある。
【0005】一方、芳香族ポリアミド繊維コード(デュ
ポン社製アラミド繊維)は、タイヤの加硫温度(170
±5℃)でもヤング率が高い(170±5℃において、
0.7g/d荷重下の伸度が0.8%と小さい)ため、
コード方向をタイヤ周方向にほぼ平行に配置すると、グ
リーンタイヤを膨張させて加硫成型する間、ほとんど伸
長がなく、そのため半径方向内側に位置する交差ベルト
層(特にスチールコードよりなるベルト層)の角度変
化、すなわち加硫内圧によってグリーンタイヤが膨張す
る時の角度変化を妨げ、所望の角度変化が得られないと
いう問題がある。また、ベルト補強層とベルト層との間
ゴムについて必要なゲージ量を確保することが困難であ
り上下のコードが密着することによりセパレーション故
障の原因となる。甚だしい場合にはベルト補強層とベル
ト層との位置がずれてユニフォミティーが悪化し、騒音
や操縦安定性にも問題が生じる。
【0006】本発明は、操縦安定性に優れ、ロードノイ
ズを大幅に低減した空気入りラジアルタイヤを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【発明を解決するための手段】本発明の空気入りラジア
ルタイヤは、一対のビード部と、両ビード部にまたがっ
て延びるトロイド状のカーカスと、当該カーカスのクラ
ウン部に位置するトレッド部と、前記カーカスのサイド
ウォール部とを備えると共に、前記トレッド部の内側に
少なくとも二層のベルト層と、このベルト層の半径方向
外側に少なくとも一枚よりなるベルト補強層をトレッド
部全体及び/又は両端部に配設し、前記ベルト補強層は
繊維コードを1 本又は複数本含むゴム引きされた狭幅の
ストリップを前記コードがタイヤ周方向に実質上平行に
なるように螺旋状に巻回されることにより形成し、前記
ビード部のビードコアー直上にビードフィラーを配置し
た空気入りラジアルタイヤにおいて、前記ベルト補強層
コードが有機繊維コードからなり、かつ、前記繊維コー
ドが50±5℃において、1.4g/d荷重下の伸度が
2.7%以下であり、かつ170±5℃において、0.
7g/d荷重下の伸度が1.5〜6.0%であり、ビー
ドフィラー高さをタイヤ断面高さの20〜60%とする
ことを特徴とする。
【0008】本発明におけるベルト補強層の繊維コード
は、タイヤ加硫成型時にコードの受ける温度すなわち1
70±5℃において、ベルト補強層の繊維コードの0.
7g/d荷重下の伸度が1.5〜6.0%であることが
必要である。タイヤ製造時に生タイヤを加硫金型に装着
し、生タイヤに内圧を充填させ、金型内面に押し付ける
時、拡張率が一定でないトレッド各部を十分な伸びをも
って金型に密着させるため、螺旋状に巻き付けられたベ
ルト補強層のコードは、トレッドを加硫金型に適合でき
る1.5〜6.0%のような伸びが必要となり、これに
よってタイヤの加硫成型性は良好となり、ベルト補強層
の性状は均一となり、接地性も均一となるため、タイヤ
のロードノイズ性、操縦安定性、ユニフォミティー特
性、耐偏摩耗性は優れたものとなる。また、交差ベルト
層のコードの角度変化の妨げとならず、ベルト補強層と
ベルト層との間のゴムゲージを十分に確保し、セパレー
ション故障を誘発しない。ここで、0.7g/d荷重下
での伸度としているのは加硫金型内での螺旋状に巻き付
けたベルト補強層繊維コード1 本当りに加わる平均張力
が一般に0.7g/d前後であることによる。この伸度
が高弾性率の芳香族ポリアミド繊維コードのように1.
5%未満であると、加硫金型内でトレッドの十分な伸び
が得られず、加硫成型が不良となり、タイヤ接地性も不
均一となり、ロードノイズ低減効果が十分でなく、操縦
安定性も悪化する。また、伸度が6.0%を超えると、
タイヤを加硫金型から取り外した後、内圧充填冷却(ポ
ストキュアインフレーション)時に、トレッド部の周方
向の伸びが増大し、初期モジュラスが低下するため、ベ
ルト補強層のタガ効果を低下させる。
【0009】また、本発明では、ベルト補強層の有機繊
維コードは、通常のタイヤ走行時にベルト補強層のコー
ドの受ける温度すなわち50±5℃において、1.4g
/d荷重下の伸度が2.7%以下としている。これによ
って路面の凹凸によるベルトの振動を低減することがで
きる。この伸度が2.7%を超えるとベルトの振動を抑
えきれず、ロードノイズ低減効果は得られにくくなる。
【0010】以上のことからベルト補強層の有機繊維コ
ードは、50±5℃において、1.4g/d荷重下の伸
度が1.8%以下であり、かつ170±5℃において、
0.7g/d荷重下の伸度が2.0〜3.0%であるこ
とがより好ましい。また、ベルト補強層の有機繊維コー
ドは、50±5℃における応力−伸度曲線の1.4g/
d荷重下での接線の傾きN1と0.25g/d荷重下で
の接線の傾きN2との比N1/N2が0.8〜1.3で
あることが好ましい。これによって、ベルトの振動入力
に対するベルト層の振動抑制にばらつきが発生しない。
【0011】上記の有機繊維コードは、総表示デニール
数の30%以上がポリエチレン−2、6−ナフタレート
繊維(以下「PEN」と称す)で構成されるコードから
なること、または、ポリエチレンテフタレート繊維コー
ドからなることが好ましい。
【0012】また、本発明では、ビードフィラー高さを
タイヤ断面高さの20〜60%とすることにより、ロー
ドノイズの低減と操縦安定性の向上を図ることができ
る。ビードフィラー高さが60%を超えるとビードフィ
ラーのボリュームが増えて剛性が上りすぎてロードノイ
ズが増加する。20%に満たないと剛性が足りず操縦安
定性が低下する。
【0013】ビードフィラーは、前記カーカスのカーカ
ス本体とカーカス折返し部との間で挟むと共に、ビード
コアーの直上の基部を半径方向外側に向けて先細りと
し、かつこの基部上端からフィラー先端にかけてほぼ一
定の断面幅で延在することが好ましい。これによって、
ビードフィラーの高さを確保すると同時に余分なボリュ
ームを削って全体ボリュームを小さくし、ロードノイズ
低減と操縦安定性を両立する上で、ビード部剛性を最適
化することができる。また、上記したベルト補強層繊維
コードの特性を併せると、ロードノイズ低減効果がより
有効に発揮する。
【0014】本発明の空気入りラジアルタイヤは、カー
カス折返し部のタイヤ幅方向外側にコード方向がタイヤ
半径方向に対し10度〜60度傾斜しているビード補強
層を配置すること、ビード補強層高さがタイヤ断面高さ
の20〜60%であること、ビード補強層高さがビード
フィラー高さよりも大きいこと、カーカス折り返し部高
さが、タイヤ断面高さの15〜40%であり、かつ、ビ
ードフィラー高さより低いことが、ビード部剛性の更な
る最適化を図るために、好ましいものである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に従う実施の形態を説明す
る。
【0016】図1は第1 の実施形態を示す乗用車用空気
入りラジアルタイヤの幅方向半断面図である。同図にお
いて、タイヤは、ビードコアー1の周りにタイヤ内側か
ら外側に折返して係止されるカーカス2と、このカーカ
ス2のクラウン部に位置するトレッド部3と、カーカス
2のサイドウォール部4と、トレッド部3の半径方向内
側に配置された少なくとも二層のベルト層5と、このベ
ルト層5の外周側にトレッド部全体及び/又は両端部に
少なくとも一枚よりなるベルト補強層6とを備えると共
に、前記ベルト補強層6は繊維コードを1 本又は複数本
含むゴム引きされた狭幅のストリップを前記コードがタ
イヤ周方向に実質上平行になるように螺旋状に巻回され
ることにより形成し、ビードコアー1の直上にビードフ
ィラー7を配置している。カーカス2は、レーヨンコー
ドに代表される繊維コードを実質的にタイヤ周方向と直
交する方向に配列されており、少なくとも一枚の層から
構成されている。ベルト層5は芳香族ポリアミド繊維又
はスチールコードに代表される非伸長性コードがタイヤ
周方向(又はタイヤ赤道面)に対し10°〜30°の傾
斜角度で配列されており、少なくとも2枚、コードが異
なる方向に交差するように重ね合わされている。
【0017】ビードフィラー7は、カーカス本体とカー
カス折返し部8との間に挟まれると共に、ビードコアー
1直上から基部7Aが断面ほぼ三角形に先細りとなり、
基部7Aの上部からビードフィラー上端に至る区域7B
はほぼ一定の断面幅で延びている。ビード部9底面から
ビードフィラー7の上端までの高さ(「ビードフィラー
高さ」と称す)Lは、ビード部底面からトレッド部3の
上端までの高さ(「タイヤ断面高さ」と称す)Tの20
〜60%であり、このときビード部底面からカーカス折
返し部上端までの高さ(「カーカス折返し部高さ」と称
す)Kは、タイヤ断面高さTの15〜40%であり、か
つ、ビードフィラー高さLよりも低いものである。ビー
ドフィラーゴムの硬度はJISK6253−1993記
載のタイプAデュロメータ硬さで76〜99度である。
【0018】カーカス折り返し部のタイヤ幅方向外側に
はスチールコードをタイヤ半径方向に対し10°〜60
°に傾斜してなるビード補強層10が配置されている。
ビード部底面からビード補強層8の上端までの高さ
(「ビード補強層高さ」と称す)Mは、タイヤ断面高さ
Tの20〜60%であり、かつ、ビードフィラー高さL
よりも低い。
【0019】図1に示すベルト補強層6は、トレッド部
3全体にわたり、ベルト層5の外周側に第1 のベルト補
強層11を一層巻き付け、その外周側の両端部にさらに
第2ベルト補強層12を一層巻き付ける例である。他の
配置例としては、第1のベルト補強層11を一層または
二層のみにする例、第1 のベルト層11及び一層又は二
層の第2ベルト層12の組合せの例が適用される。
【0020】ベルト補強層6のコードは有機繊維コード
からなり、同コードが50±5℃において、1.4g/
d荷重下の伸度が1.8%以下であり、かつ170±5
℃において、0.7g/d荷重下の伸度が2.0〜3.
0%であることが好ましい。このベルト補強層6は螺旋
状に巻回されるが、狭幅のストリップの側部同士を突き
合わせる方式、一部をオーバーラップさせる方式、隣接
ストリップ間に間隔を設ける方式などが適用される。
【0021】図2は本発明の別の実施形態であり、ビー
ドフィラー7をフィラー底面からフィラー上端にかけて
ほぼ均等に細くしていく例である。他の構造は第1 の実
施形態と同一であるのでその説明は省略する。
【0022】
【実施例】表1に従うタイヤを試作した。タイヤサイズ
は225/60R16、リムサイズは7JJである。発
明タイヤのキャップ11、レイヤー12は共に表2に従
うPENコードを1層配置した。図1のビードフィラー
7の各寸法は、ビードフィラー高さ45mm、フィラー
底面幅6mm、フィラー基部高さ25mmである。フィ
ラーゴムの硬度はJISK6253−1993記載のタ
イプAデュロメータ硬さが98度である。 ビード補強
層10はスチールコードを半径方向に対し22°傾斜し
てカーカス折返し部の外側に1 層配置した。従来/比較
/発明タイヤにおいて、表2に表示されていない構造は
いずれのタイヤも同じである。
【0023】試作タイヤを内圧2.0kgf/cm2
7JJのリムに組み込むとともに、国産4000ccク
ラスの乗用車に装着し、車内騒音・操縦安定性を評価し
た。
【0024】(1)車内騒音 時速60km/hで走行したときの車内での騒音レベル
dB(A)を測定した。 (2)操縦安定性 テストコードでのジグザグ走行、高速コーナーリングを
含めたテストドライバーによるフィーリング評価であ
る。評価は従来タイヤに対し若干優れている場合が+1
点、若干悪い場合が−1点、明瞭に分かる場合が±2点
である。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】表1によると、キャップ11、レイヤー1
2にPENコードを使用し、ビードフィラー高さを20
%以上にした本発明タイヤは車内騒音が低下すると同時
に操縦安定性が向上している。特に、ビードフィラー7
が図1の形状である場合は車内騒音低下と操縦安定性向
上が顕著である。これにビード補強層10を配置すると
操縦安定性がさらに増し、カーカスにレーヨンコードを
用いると車内騒音がより低減し、微少な振動がほとんど
生じない。
【0028】
【発明の効果】本発明の空気入りラジアルタイヤによれ
ば、操縦安定性に優れ、ロードノイズを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態を示す空気入りラジア
ルタイヤの半断面図、
【図2】本発明に係る他の実施形態を示す空気入りラジ
アルタイヤの半断面図である。
【符号の説明】
1 ビードコアー 2 カーカス 3 クラウン部 4 サイドウォール部 5 ベルト層 6 ベルト補強層 7 ビードフィラー 8 カーカス折返し部 9 ビード部 10 ビード補強層 11 キャップ(第1 のベルト補強層) 12 レイヤー(第2 のベルト補強層)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B60C 9/22 B60C 9/22 D 15/06 15/06 B

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のビード部と、両ビード部にまたが
    って延びるトロイド状のカーカスと、当該カーカスのク
    ラウン部に位置するトレッド部と、前記カーカスのサイ
    ドウォール部とを備えると共に、前記トレッド部の内側
    に少なくとも二層のベルト層と、このベルト層の半径方
    向外側に少なくとも一枚よりなるベルト補強層をトレッ
    ド部全体及び/又は両端部に配設し、前記ベルト補強層
    は繊維コードを1 本又は複数本含むゴム引きされた狭幅
    のストリップを前記コードがタイヤ周方向に実質上平行
    になるように螺旋状に巻回されることにより形成され、
    前記ビード部のビードコアー直上にビードフィラーが配
    置された空気入りラジアルタイヤにおいて、前記ベルト
    補強層コードが有機繊維コードからなり、かつ、前記繊
    維コードが50±5℃において、1.4g/d荷重下の
    伸度が2.7%以下であり、かつ170±5℃におい
    て、0.7g/d荷重下の伸度が1.5〜6.0%であ
    り、ビードフィラー高さがタイヤ断面高さの20〜60
    %であることを特徴とする空気入りラジアルタイヤ。
  2. 【請求項2】 前記ビードフィラーは、前記カーカスの
    カーカス本体とカーカス折返し部との間で挟まれると共
    に、ビードコアーの直上の基部が半径方向外側に向けて
    先細りとなり、かつこの基部上端からフィラー先端にか
    けてほぼ一定の断面幅で延在することを特徴とする請求
    項1記載の空気入りラジアルタイヤ。
  3. 【請求項3】 前記カーカス折返し部のタイヤ幅方向外
    側にコード方向がタイヤ半径方向に対し10度〜60度
    傾斜しているビード補強層を配置したことを特徴とする
    請求項1又は2記載の空気入りラジアルタイヤ。
  4. 【請求項4】 ビード補強層高さがタイヤ断面高さの2
    0〜60%であることを特徴とする請求項3記載の空気
    入りラジアルタイヤ。
  5. 【請求項5】 ビード補強層高さがビードフィラー高さ
    よりも大きいことを特徴とする請求項3又は4記載の空
    気入りラジアルタイヤ。
  6. 【請求項6】 カーカス折り返し部高さが、タイヤ断面
    高さの15〜40%であり、かつ、ビードフィラー高さ
    より低いことを特徴とする請求項1乃至5記載の空気入
    りラジアルタイヤ。
  7. 【請求項7】 前記繊維コードが50±5℃において、
    1.4g/d荷重下の伸度が1.8%以下であり、かつ
    170±5℃において、0.7g/d荷重下の伸度が
    2.0〜3.0%であることを特徴とする請求項1乃至
    6記載の空気入りラジアルタイヤ。
  8. 【請求項8】 前記有機繊維コードは50±5℃におけ
    る応力−伸度曲線の1.4g/d荷重下での接線の傾き
    N1と0.25g/d荷重下での接線の傾きN2との比
    N1/N2が0.8〜1.3であることを特徴とする請
    求項1乃至7記載の空気入りラジアルタイヤ。
  9. 【請求項9】 前記繊維コードは総表示デニール数の3
    0%以上がポリエチレン−2、6−ナフタレート繊維で
    構成されるコードからなることを特徴とする請求項1乃
    至8記載の空気入りラジアルタイヤ。
  10. 【請求項10】 前記繊維コードはポリエチレンテフタ
    レート繊維コードからなることを特徴とする請求項1乃
    至9記載の空気入りラジアルタイヤ。
  11. 【請求項11】 前記ベルト層コードがスチールコード
    からなることを特徴とする請求項1乃至10記載の空気
    入りラジアルタイヤ。
JP13547397A 1996-07-24 1997-05-26 空気入りラジアルタイヤ Expired - Fee Related JP3763931B2 (ja)

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