JPH1085415A - 制御回路装置 - Google Patents

制御回路装置

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JPH1085415A
JPH1085415A JP24971996A JP24971996A JPH1085415A JP H1085415 A JPH1085415 A JP H1085415A JP 24971996 A JP24971996 A JP 24971996A JP 24971996 A JP24971996 A JP 24971996A JP H1085415 A JPH1085415 A JP H1085415A
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JP
Japan
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control circuit
circuit device
control board
socket
pressing force
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Application number
JP24971996A
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English (en)
Inventor
Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ワンチップ・マイクロコンピュータ等の電子部
品をソケットに差込む際に制御基板に負荷が加わっても
基板が割れたり、ヒビが入ったりすることのない制御回
路装置を提供する。 【解決手段】本発明に係る制御回路装置Cは、少なくと
も底部部材20と表部部材21とを具備した筐体の内部
に、複数の電子部品を装着した制御基板23を収納して
なる制御回路装置において、前記制御基板上には、前記
電子部品としてのLSIチップ(ワンチップ・マイクロ
コンピュータM)を着脱可能に接続する一または二以上
のソケット部材Sが設けられ、前記底部部材と前記制御
基板との間の前記各ソケット部材と対向する位置には、
前記LSIチップをソケット部材に装着する際の押圧力
を受け止める押圧力受部材27,27が介装されるよう
に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機,
アレンジボール式遊技機,スロットマシンなどの遊技機
の裏面側などに配設され、当該遊技機に配設された電気
部品等を電気的に制御する制御回路装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機が備える制御回路装置で
は、筐体内に収納される制御基板上に、LSIチップの
一種としてのワンチップ・マイクロコンピュータを含む
全ての電子部品がハンダによって直付けされていた。
【0003】このような措置は、特に遊技機においてワ
ンチップ・マイクロコンピュータの内蔵プログラムを不
正に変更して、例えば特別遊技状態の発生確率を変更し
てしまうなどの不正な書き込みや、各種データを改竄し
て工場出荷時とは異なる遊技内容を実行するように改造
されたワンチップ・マイクロコンピュータへ不正に差替
えられるなどの不正行為を防止するために行われてい
た。
【0004】即ち、遊技全般を制御する主要部品たるワ
ンチップ・マイクロコンピュータを工場の組立て工程に
おけるハンダ付けによって制御基板に直付けすることに
よって、ワンチップ・マイクロコンピュータの換装など
を簡単に行うことができないようにして上記のような不
正行為の発生件数を減らそうとするものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、遊技機
を開発したり製造したりする側からすると、上記のよう
に制御基板にワンチップ・マイクロコンピュータを含む
全ての電子部品を直付けしてしまうことによって以下の
ような不都合があることが分かった。
【0006】即ち、新たな遊技機を開発していく段階で
は、遊技機の補助遊技装置などの確率などを色々変更し
て何度も試験を繰り返しながら製品として仕上げていく
ため、種々のデータ設定などを変更したワンチップ・マ
イクロコンピュータなどの主要部品が制御基板に直付け
されていて簡単に差し換えできないことは、作業効率を
著しく低下させ、開発期間の長期化、開発コストの増大
などの弊害を生む要因ともなる。
【0007】そこで、ワンチップ・マイクロコンピュー
タなどの主要部品については制御基板に直付けせずに、
制御基板上に専用のソケットを設け、そのソケットに対
してワンチップ・マイクロコンピュータなどを着脱可能
に装着することが考えられる。
【0008】ところが、ワンチップ・マイクロコンピュ
ータとソケットとは、各接続端子の電気的接続が確実に
行われるように、隙間などが生じないよう精密に成形さ
れることが多いため、ワンチップ・マイクロコンピュー
タ等をソケットに差込む際に相当の力を加えて押し込む
必要がある。
【0009】そのため、制御基板に大きな負荷(押圧
力)が加わり、基板が割れたり、ヒビが入ったりして、
プリント配線の信号線等が断線するなどの故障を生ずる
虞がある。特にワンチップ・マイクロコンピュータなど
は、比較的サイズも大きく端子数も多くなっているた
め、制御基板に加わる力もそれだけ大きくなり、ソケッ
トへの差込みや抜取り作業を繰り返すことにより上記の
ような故障の発生率も高くなってしまうというものであ
る。
【0010】この発明は、上記のような問題点に着目し
てなされたもので、その目的とするところは、ワンチッ
プ・マイクロコンピュータ等の電子部品をソケットに差
込む際に制御基板に負荷が加わっても基板が割れたり、
ヒビが入ったりすることのない制御回路装置を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る制御回路装置は、少なくとも底部部材と
表部部材とを具備した筐体の内部に、複数の電子部品を
装着した制御基板を収納してなる制御回路装置におい
て、前記制御基板上には、前記電子部品としてのLSI
チップを着脱可能に接続する一または二以上のソケット
部材が設けられ、前記底部部材と前記制御基板との間の
前記各ソケット部材と対向する位置には、前記LSIチ
ップをソケット部材に装着する際の押圧力を受け止める
押圧力受部材が介装されるように構成されている。従っ
て、LSIチップをソケット部材に装着する際に制御基
板に加わる押圧力はソケット部材が存在する位置に介装
される押圧力受部材によって受け止められるため、制御
基板が割れたりヒビが入ったりすることが防止され、信
号線の断線等の故障を未然に防ぐことができる。
【0012】特に、前記LSIチップが、ワンチップ・
マイクロコンピュータである場合に好適であり、遊技機
の開発段階などにおいて、データの設定などを変更した
ワンチップ・マイクロコンピュータを何度も差し換える
ような場合にも、制御基板の破損を心配することなく安
心して作業することができる。
【0013】また、前記押圧力受部材は、前記底部部材
側から突出されその先端が前記制御基板に当接して、前
記LSIチップとソケット部材を介して前記制御基板に
加わる押圧力を分散又は吸収する一または二以上の柱状
体で構成されるようにすることができる。
【0014】さらにまた、前記押圧力受部材は、底部部
材と一体に形成されるようにしてもよい。
【0015】また、押圧力受部材と前記制御基板上に設
けられた信号線とが互いに干渉しないように配設して、
信号線の断線等をより確実に防止できるようにしてもよ
い。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本実施例に係る制御回路装
置の取付け状態を示す分解斜視図、図2は本実施例に係
る制御回路装置の外観を示す斜視図、図3はその制御回
路装置の構成例を示す分解斜視図である。
【0017】図1において、符号1は遊技機の一例とし
てのパチンコ遊技機の遊技盤であり、本図ではその裏面
側が示されている。なお、遊技盤1の表側には各種入賞
口や電動式の役物等の各種装置や部材が配設されてい
る。
【0018】遊技盤1の裏面には、入賞球の流路を形成
するとともに各種配線などを通すための所定の厚みを有
する制御ベース50が設けられている。
【0019】この制御ベース50の略中央部には遊技盤
1を貫いて表示用の開口部2が設けられ、この開口部2
に臨んで可変表示装置3が配設される。なお、この可変
表示装置3は、例えば所定の入賞状態に応じて文字や記
号等の識別情報を変動表示させ、所定確率の表示結果に
基づいて打球が入賞し易い特別遊技状態などを発生させ
る装置である。
【0020】図中、遊技盤1の裏面側における制御ベー
ス50上の開口部2の左隣りには、本実施例に係る制御
回路装置Cの取付けスペース4が設けられ、その取付け
スペース4の下方部には制御回路装置C側の突起部20
aと係合する掛受具4aが、上方部には制御回路装置C
側のプッシュ式止着具30と係合する止着受部4bがそ
れぞれ形成されている。そして、まず制御回路装置Cの
突起部20aを掛受具4aに引っ掛け、プッシュ式止着
具30を止着受部4bに押し込むことにより、取付けス
ペース4に制御回路装置Cが固定されるようになってい
る。
【0021】なお、本実施例において、制御回路装置C
は、遊技盤裏面側に着脱可能に配設されるように構成し
たが、配設位置は限定されるものではなく、遊技機のど
の位置に配設するようにしても良い。
【0022】また、可変表示装置3の裏側には中継基板
3aが設けられ制御回路装置C等とケーブル接続される
ようになっている。
【0023】なお、実装置の遊技盤1においては、その
他、入賞球処理装置や打球発射装置など種々の装置が配
設されているが本発明とは直接関係しないので図示及び
説明は省略する。
【0024】制御回路装置Cの外観を示す図2におい
て、20は透明樹脂等で形成される底部部材、21は同
じく透明樹脂等で形成される表部部材である。
【0025】上記底部部材20は、図3に示すように浅
い皿状に成形され、また、表部部材21はある程度の高
さを持った蓋状に成形されている。
【0026】そして、底部部材20と表部部材21の中
には、静電気防止用の金属板22と制御基板23が所定
の間隔をおいて収納され、底部部材20と表部部材21
の側部に設けられる係止用突起20b,20b・・・と
係止孔21a,21a・・・の係合により仮止めされる
ようになっている。
【0027】表部部材21の上面には収納枠体24を介
して外部出力端子板25がネジ止めされている。この外
部出力端子板25は内部の制御基板23と接続ケーブル
25aを介して電気的に接続され、各種装置に対して接
続ケーブル25bを介して制御信号等を遊技店における
管理装置等に出力するのものである。
【0028】外部出力端子板は、従来においては遊技盤
の裏面側の任意の箇所に設けられていたが、制御回路装
置Cと離れていることから、制御回路装置Cと外部出力
端子板とを比較的長いケーブルによって接続する必要が
あり、ケーブルの引き回しの手間がかかり、また断線の
危険性も多いなどの難点を抱えていた。しかも、遊技盤
の裏面側には、各種役物(大型の可変表示装置や変動入
賞装置など)等が突出することが多く、外部出力端子板
の配設位置や形状、大きさに相当の制約を受けていた。
【0029】そこで上記のように、制御回路装置Cの上
面に外部出力端子板25を配設することにより、制御回
路装置Cと外部出力端子板25との間の配線距離を極力
短くできるので、配線の引き回しも少なくて済み、ま
た、断線の虞も少なくなり、各種情報の送受信の信頼性
を高めることができる。
【0030】また、制御回路装置Cと外部出力端子板2
5との間の配線が殆ど外部に出ないので、設計上も楽で
あり、遊技盤の裏面側を複雑に流れる入賞球が露出した
配線により玉止まりを引き起こすなどの不具合を生ずる
虞も回避することができる。
【0031】表部部材21の左側部には、制御基板23
上に設けられる確率設定器26をキー操作するための操
作口21bが開口されている。なお、確率設定器26
は、可変表示装置3の大当り確率を設定するものであ
り、例えば、1/400,1/380,1/350の3
段階に設定できるようになっている。
【0032】また、表部部材21の上面に見えるネジ穴
40と破断ネジ41は、制御回路装置Cの開放防止機構
SEを構成するものであり、その詳細については後述す
る。
【0033】制御基板23上には、各種電子部品が取り
付けられており、それら電子部品のうちMはLSIチッ
プの一種としてのワンチップ・マイクロコンピュータで
あり、制御基板23にハンダで直付けされるソケットS
を介して着脱可能に装着されている。
【0034】底部部材20には、制御基板23を収納し
た際に、制御基板23上のソケットSの直下に相当する
位置に2本の柱状の押圧力受部材27,27が一体的に
設けられている。
【0035】即ち、図4の断面図に示すように、ソケッ
トSが設けられた位置の制御基板23の下には、底部部
材20上に立設される2本の押圧力受部材27,27が
制御基板23に当接するように設けられているため、ワ
ンチップ・マイクロコンピュータMをソケットSに装着
する際に、強い押圧力Fを加えて押し込んでも、その押
圧力Fを、押圧力受部材27,27によって分散させて
受け止めることができる。
【0036】したがって、制御基板23自体に押圧力F
が直接加わって制御基板23が割れたり、ヒビが入った
りすることが確実に防止され、プリント配線の断線など
による故障を未然に防ぐことができる。
【0037】特に、遊技機の開発段階などにおいて、各
種データを変更したワンチップ・マイクロコンピュータ
MをソケットSに対して何度も抜き差しするような場合
にも、制御基板23の破損を気にすることなく、安心し
て作業を行うことができるようになる。
【0038】なお、本実施例では、押圧力受部材を一つ
のソケットSに対して二個設ける場合について述べた
が、これに限定されるものではなく、ソケットの大きさ
や形状に合わせて増減することが可能である。また、本
実施例では、制御基板23に一つのソケットSが設けら
れる場合について示したが、これに限ぎらず、2個以上
のソケットを設け、それぞれに各種LSIチップを装着
する場合であってもよい。その場合には、各ソケットが
存在する位置の直下にそれぞれ押圧力受部材27を配す
ることにより、それぞれのソケットにLSIチップを装
着する際の押圧力を受け止めることができる。
【0039】また、本実施例では、押圧力受部材27,
27を底部部材20に一体的に形成する場合について述
べたが、これに限定されず、単体の押圧力受部材を底部
部材20と制御基板23の間に挟持するようにようにす
ることも考えられる。この場合には、押圧力受部材を衝
撃吸収性に優れるシリコンゴム等で形成することも可能
となる。
【0040】さらに、押圧力受部材27,27を、制御
基板23上にプリント配線で構成される信号線と対向し
ない位置、即ち互いに干渉しない位置に配設することに
より、押圧力による信号線の断線をより確実に防止する
ことができる。
【0041】また、前出の静電気防止用の金属板22に
は、図3に示すように、底部部材20の押圧力受部材2
7,27と対向する位置に挿通口22a,22aが設け
られ、押圧力受部材27,27の先端部は、その挿通口
22a,22aを通して制御基板23の裏面側に当接す
るようになっている。なお、この静電気防止用の金属板
22は、制御基板23上の電子部品を外部からの静電気
やノイズから保護し、誤動作を起こさないようにするた
めに設けられるものである。
【0042】金属板22は、その端部に設けられた3ヶ
所の支持片22cが逆L字状に折曲されることにより、
制御基板23と所定間隔を保つようにされ、かつ、ネジ
止めの際にこの支持片22cを制御基板23と底部部材
20のボス部20cとの間に挟みこむことによって固定
されるようになっている。
【0043】さらにまた、図3,図4に示すように、金
属板22の挿通口22a,22aの間には、制御基板2
3のソケットSの取付け位置の裏面側を視認するための
透視用開口部22bが設けられ、また、制御基板23の
ソケットS取付け位置にも同様の透視用開口部23aが
設けられている。
【0044】この両透視用開口部22b,23aによ
り、前述のように透明樹脂で形成される底部部材20を
通して、外部からソケットSの裏面を点検確認すること
ができるようになり、ソケットSやワンチップ・マイク
ロコンピュータMなどのLSIチップの端子間をジャン
パー線などによって短絡させて本来と異なる動作をさせ
るなどの不正を容易に発見することができるようにな
る。
【0045】次に、図5を参照して、前出の制御回路装
置Cの開放防止機構SEについて説明する。ここに、図
5は、開放防止機構SEの構成例を示す斜視図である。
【0046】本実施例に係る制御回路装置Cは、上述の
ように制御基板23上のワンチップ・マイクロコンピュ
ータMなどのLSIチップをソケットSを介して何度も
着脱可能にしたものであり、遊技機の開発段階などにお
いて各種データを変更したワンチップ・マイクロコンピ
ュータMを何回も差し換えて試験を繰り返す場合に、作
業効率を高めることのできる有用性の高いものである
が、反面、不正に改変されたワンチップ・マイクロコン
ピュータMやROMに差し換えられてしまう虞を内在し
ている。
【0047】即ち、例えばワンチップ・マイクロコンピ
ュータMやROM内のデータを書き換えて、可変表示装
置3の大当りの発生確率を、正規には1/350である
ところを例えば1/200に改変して大当りの発生確率
を高くしたり、あるいは1/500等に改変して大当り
の発生確率を不当に低くしたりするなどの不正が行われ
る危険性がある。
【0048】そこで、上記のような不正行為を防止する
ために、底部部材20と表部部材21とを簡単に開くこ
とのできないようにする制御回路装置Cの開放を防止す
る機構が必要となる。
【0049】一方、遊技機においては、当局による立ち
入り検査の際に、正規の遊技機であるか否かを確かめる
ためにワンチップ・マイクロコンピュータM自体を確認
できるようにしておく必要があるという特殊事情から、
開放防止機構は、不正を確実に防止できると共に、検査
のときには容易に開放できるという二つの要件を満たす
ことが求められる。
【0050】本実施例に示す開放防止機構SEは、上記
二つの要件を満たすために、複数本の破断ネジ(本実施
例では3本の破断ネジが用いられる。尚、図5上には2
本しか表われないが、もう1本は図2に示すように外部
端子板25側の表部部材21の一角にねじ込まれるよう
になっている。)41,41と、表部部材21側に設け
られ一部分を切断することにより開放可能な状態になる
特殊構造の取付部材(ネジ穴)40,40と、底部部材
20側に設けられて破断ネジ41がねじ込まれるネジ受
部材42,42とから構成されている。なお、図には表
われないが上述のように外部端子板25側の表部部材2
1の一角にはネジ穴43とネジ受部材42が設けられて
いる。
【0051】破断ネジ41は、ネジ山を有するねじ込み
部41aと、所定以上のねじ込みを止めるツバ部41b
と、所定以上の回動力が加わった際にねじ切れるネジ頭
41cとから構成されている。
【0052】取付部材40は、破断ネジ41のツバ部4
1bが入る大きさの径を有する有底の筒状に形成され、
その上部は切断可能な細い2ヶ所の吊り下げ部40a,
40aによって表部部材21内に吊り下げられる構成と
なっている。また、取付部材40の底面には、破断ネジ
41のねじ込み部41aが入る大きさのネジ穴42aが
開けられている。
【0053】ネジ受部材42は、表部部材21側の取付
部材40と対向する位置の底部部材20上に立設される
柱状体で形成され、破断ネジ41のねじ込み部41aが
ねじ込まれるネジ穴42aが設けられている。
【0054】なお、取付部材40とネジ受部材42は、
表部部材21および底部部材20を構成する透明樹脂に
よって一体的に形成されている。
【0055】ここで、概略上記のように構成された開放
防止機構Sの操作手順を簡単に説明する。なお、便宜的
に、図5中の右側の破断ネジ41を破断ネジA,左側を
破断ネジB,表部部材21の外部端子板25側の破断ネ
ジ41を破断ネジCと呼ぶこととする。
【0056】まず、工場出荷時には破断ネジAを取付部
材40からネジ受部材42にねじ込んでネジ頭41cを
ねじ切った状態にし、残りの破断ネジB,破断ネジCは
例えば残りの取付部材40やネジ穴43に緩くねじ込ん
だ状態(勿論、ネジ頭41cを破断させない状態)で仮
止めしておくか、あるいは所定の場所に保管するように
する。
【0057】これにより、制御回路装置Cは、破断ネジ
Aによって閉塞され、破断ネジAをねじ込んだ位置の取
付部材40の吊り下げ部40a,40aをニッパなどに
よって切断しない限り、開放不能な状態に保たれる。
【0058】そして、この状態で遊技機は遊技店に設置
される。もし、この状態で制御回路装置C内のワンチッ
プ・マイクロコンピュータMの不正な差し換えなどの不
正行為が行われるならば、取付部材40の吊り下げ部4
0a,40aの切断という明らかな痕跡が残るので、容
易に不正を発見することができる。
【0059】また、遊技店に設置後、当局による立ち入
り検査が行われた場合には、例えば検査者の手によって
破断ネジAがねじ込まれた位置の取付部材40の吊り下
げ部40a,40aを切断し、底部部材20と表部部材
21とを分離して制御回路装置Cを開放し、ワンチップ
・マイクロコンピュータM等の検査を行う。
【0060】検査終了後に、破断ネジBを所定の取付部
材40にねじ込み、ネジ頭41cをねじ切った状態とす
る。これにより、制御回路装置Cは再び閉塞された状態
となり、しかも破断ネジA,Bの使用状況から検査済の
遊技機であることを明確に確認することができるように
なる。
【0061】また、立ち入り再検査が行われる場合に
は、上記と同様の手順で、破断ネジBがねじ込まれた位
置の取付部材40の吊り下げ部40a,40aを切断
し、底部部材20と表部部材21とを分離して制御回路
装置Cを開放し、ワンチップ・マイクロコンピュータM
等の再検査を行い、再検査終了後に、破断ネジCをネジ
穴43にねじ込み、ネジ頭41cをねじ切った状態とす
る。
【0062】このように上記の開放防止機構SEによれ
ば、2回まで正規の検査を行うことができ、しかも、ワ
ンチップ・マイクロコンピュータMの不正な差し換えな
どの不正行為が行われた場合には、所定位置の取付部材
40の吊り下げ部40a,40aの切断という明らかな
痕跡から容易に不正を発見することができる。
【0063】なお、破断ネジ41や取付部材40の数や
形式は、当局との取決め等に応じて変更可能であり、そ
れにより検査可能回数等も増減可能である。
【0064】以上述べたように、本実施例に係る制御回
路装置Cによれば、ソケットSが設けられた位置の制御
基板23の下には、底部部材20上に立設される押圧力
受部材27,27が制御基板23に当接するように設け
られているため、ワンチップ・マイクロコンピュータM
をソケットSに装着する際に、強い押圧力Fを加えて押
し込んでも、その押圧力Fを、押圧力受部材27,27
によって分散して受け止めることができ、制御基板23
自体に押圧力Fが直接加わって制御基板23が割れた
り、ヒビが入ったりすることが確実に防止され、プリン
ト配線の断線などによる故障を未然に防ぐことができ
る。
【0065】なお、本実施例では、本発明に係る制御回
路装置Cをパチンコ遊技機に適用する場合について説明
したが、これに限定されるものではなく、アレンジ式の
弾球遊技機やスロットマシン等の各種遊技機やその他の
電子機器に広く応用することができるものである。
【0066】また、制御基板上のソケットSに着脱され
るLSIチップはワンチップ・マイクロコンピュータM
に限られず、ROM,RAM,CPU等の電子部品であ
ってもよい。
【0067】
【発明の効果】本発明に係る制御回路装置は、少なくと
も底部部材と表部部材とを具備した筐体の内部に、複数
の電子部品を装着した制御基板を収納してなる制御回路
装置において、前記制御基板上には、前記電子部品とし
てのLSIチップを着脱可能に接続する一または二以上
のソケット部材が設けられ、前記底部部材と前記制御基
板との間の前記各ソケット部材と対向する位置には、前
記LSIチップをソケット部材に装着する際の押圧力を
受け止める押圧力受部材が介装されるように構成されて
いる。従って、LSIチップをソケット部材に装着する
際に制御基板に加わる押圧力はソケット部材が存在する
位置に介装される押圧力受部材によって受け止められる
ため、制御基板が割れたりヒビが入ったりすることが防
止され、信号線の断線等の故障を未然に防ぐことができ
るという効果がある。
【0068】特に、前記LSIチップが、ワンチップ・
マイクロコンピュータである場合には、遊技機の開発段
階などにおいて、データの設定などを変更したワンチッ
プ・マイクロコンピュータを何度も差し換えるような場
合にも、制御基板の破損を心配することなく安心して作
業することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る制御回路装置の取付け状態を示
す分解斜視図である。
【図2】本実施例に係る制御回路装置の外観を示す斜視
図である。
【図3】本実施例に係る制御回路装置の構成例を示す分
解斜視図である。
【図4】本実施例に係る制御回路装置において、ソケッ
トSにワンチップ・マイクロコンピュータMを装着する
状態を示す断面図である。
【図5】本実施例に係る制御回路装置に適用される開放
防止機構SEの構成例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 C 制御回路装置 20 底部部材 21 表部部材 22 金属板 23 制御基板 S ソケット(ソケット部材) M ワンチップ・マイクロコンピュータ(LSIチ
ップ) 25 外部出力端子板 27 押圧力受部材 SE 開放防止機構 40 取付部材 41 破断ネジ 42 ネジ受部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも底部部材と表部部材とを具備し
    た筐体の内部に、複数の電子部品を装着した制御基板を
    収納してなる制御回路装置において、 前記制御基板上には、前記電子部品としてのLSIチッ
    プを着脱可能に接続する一または二以上のソケット部材
    が設けられ、 前記底部部材と前記制御基板との間の前記各ソケット部
    材と対向する位置には、前記LSIチップをソケット部
    材に装着する際の押圧力を受け止める押圧力受部材が介
    装されることを特徴とする制御回路装置。
  2. 【請求項2】前記LSIチップは、ワンチップ・マイク
    ロコンピュータであることを特徴とする請求項1記載の
    制御回路装置。
  3. 【請求項3】前記押圧力受部材は、前記底部部材側から
    突出されその先端が前記制御基板に当接して、前記LS
    Iチップとソケット部材を介して前記制御基板に加わる
    押圧力を分散又は吸収する一または二以上の柱状体で構
    成されていることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の制御回路装置。
  4. 【請求項4】前記押圧力受部材は、底部部材と一体に形
    成されていることを特徴とする請求項1から請求項3の
    何れかに記載の制御回路装置。
  5. 【請求項5】前記押圧力受部材と前記制御基板上に設け
    られた信号線とが互いに干渉しないように配設されてい
    ることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記
    載の制御回路装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001070517A (ja) * 1999-09-07 2001-03-21 Fuji Shoji:Kk 弾球遊技機
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