JP2007267886A - 遊技機用の基板ケースユニット - Google Patents

遊技機用の基板ケースユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2007267886A
JP2007267886A JP2006096111A JP2006096111A JP2007267886A JP 2007267886 A JP2007267886 A JP 2007267886A JP 2006096111 A JP2006096111 A JP 2006096111A JP 2006096111 A JP2006096111 A JP 2006096111A JP 2007267886 A JP2007267886 A JP 2007267886A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control board
case
board
unit
female screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006096111A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5116132B2 (ja
Inventor
Akira Murakami
明 村上
Kenta Aoki
謙太 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sammy Corp
Samy KK
Original Assignee
Sammy Corp
Samy KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sammy Corp, Samy KK filed Critical Sammy Corp
Priority to JP2006096111A priority Critical patent/JP5116132B2/ja
Publication of JP2007267886A publication Critical patent/JP2007267886A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5116132B2 publication Critical patent/JP5116132B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

【課題】基板ケースに収容した制御基板に実装される電子部品等のリサイクル管理に配慮しつつ、これら電子部品の不正な交換等を防止できるようにした遊技機用の基板ケースユニットを提供する。
【解決手段】制御基板110をケース本体120の内面側にネジ止め固定し、制御基板の実装面を覆うようにケース蓋体130を閉塞する。制御基板の隅部にタップを螺刻した雌ネジ管112をハンダで固設するとともに、当該隅部を包囲して断続するスリットからなる容易切断部113を形成する。締切ネジ152を雌ネジ管112に螺入し封止キャップ142で結合部を封止することで離脱不能とし、併せて容易切断部で制御基板を切断すれば電子部品の回収も容易にできる。
【選択図】図4

Description

本発明は、スロットマシン、パチンコ等の遊技機を制御するための制御基板を基板ケースに収容する基板ケースユニットに関し、詳細には遊技機の制御基板に実装される電子部品等のリサイクル管理並びに不正行為防止対策において好適な基板ケースユニットの構造に関する。
スロットマシンやパチンコ機などの遊技機の筐体内には、遊技機の作動を制御する制御基板が設けられている。例えば、スロットマシンでは、その筐体内に、CPU、ROM、RAMなどの電子部品が実装された主制御基板が取り付けられ、主制御基板により、メダルの払出、リールの回転動作、入賞の発生確率などを制御している。また、主制御基板の他にも、出玉に関する実質的な制御をサブ制御基板と呼ばれる制御基板により行うものもある。
このような遊技機においては、主制御基板、サブ制御基板等のプログラムを記憶するROMを不正なものに交換したり、外部から制御基板に対し不正な信号を付与等することにより、本来とは異なる適正ではない遊技を実行させるといった不正行為が問題となっている。このため、これら制御基板は、外部から目視可能な透明な基板ケース内に収容され、更に「かしめ」と呼ばれる特殊な締付手段で基板ケースを容易には開放できないようにするとともに、不正に開かれた場合にはその痕跡が残るように構成されている(例えば特許文献1及び特許文献2参照)。
特開2000−14907号公報 特開2004−209238号公報
ところで、上述の制御基板に実装されるROM等の電子部品は、遊技機が廃棄されてもリユース(再利用)ができる他、プログラムの解析や不正な改造等といった不正行為を防止するという観点から、遊技機が廃棄されるに際し、通常、メーカ等の所定の管理者が制御基板や電子部品を回収している。
一方、従来の技術による基板ケースの締付手段でも、不正に「かしめ」部分が破壊され、ROM等の電子部品が不正に交換される場合がある。これに対して、仮に基板ケースが開放されたとしても、電子部品が交換されないように、例えば制御基板に直接はんだ付けしたり、制御基板自体を基板ケースの本体に取り外しできない特殊なネジ等で固定したりしてしまうと、今度は当該遊技機の廃棄時にこれら電子部品の回収が困難になるという問題が生じてしまう。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、基板ケースに収容した制御基板に実装される電子部品等のリサイクル管理に配慮しつつ、これら電子部品の不正な交換等を防止できるようにした遊技機用の基板ケースユニットを提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、所要の電子部品を実装する制御基板を基板ケースに収容する遊技機用の基板ケースユニットであって、遊技機のパネルベース部材に離脱不能に取り付けられ、前記制御基板を内面側に固定するケース本体と、前記制御基板の前記電子部品が実装される実装面を覆って前記ケース本体と対向閉塞されるケース蓋体とを備え、前記制御基板の隅部所定箇所にタップを螺刻した雌ネジ管を固設するとともに、該雌ネジ管を含む前記隅部を包囲するように当該基板に容易切断部を形成し、前記雌ネジ管に対向する前記ケース蓋体の箇所に、当該雌ネジ管に連接する雌ネジ部を底部に有する筒状の封止孔を形成し、前記封止孔からネジを挿入し前記雌ネジ部及び前記雌ネジ管に螺入してこれらを緊結した後、当該封止孔に内部で嵌合する封止キャップを嵌入して封止することで、前記ケース蓋体と前記制御基板とを離脱不能に結合する構造を有していることを特徴とする。
請求項1に記載の基板ケースユニットによれば、制御基板と、当該実装面を覆うケース蓋体とが離脱不能に結合する構造を有している。したがって、仮に制御基板がケース本体から離脱されても、実装面に実装する電子部品を不正に交換等することは不可能となる。
また、基板ケースユニットを廃棄するに際しては、制御基板をケース本体から分離した状態で容易切断部を切断すれば、雌ネジ管等を含む基板の結合隅部をケース蓋体側に切り残した状態で、電子部品とともに当該制御基板本体の回収も容易となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機用の基板ケースユニットであって、前記ケース蓋体と前記制御基板とを離脱不能に結合する前記ネジは、所定の締め付けトルクに達したときに頭部がせん断される締切ネジであり、前記雌ネジ部及び前記雌ネジ管とは、前記締切ネジのネジ部のみを介して緊結されていることを特徴とする。
請求項2に記載の基板ケースユニットによれば、ケース蓋体の雌ネジ部と制御基板の雌ネジ管とは、締切ネジのネジ部のみを介して緊結されているため、これらを再離脱することができなくなる。したがって、制御基板の実装面に実装する電子部品を不正に交換等する不正行為を確実に防止する。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の遊技機用の基板ケースユニットであって、前記ケース本体は、前記パネルベース部材の反対側面からネジ止め固定されて離脱不能であることを特徴とする。
請求項3に記載の基板ケースユニットによれば、ケース本体が、遊技機のパネルベース部材の反対側面からネジ止め固定されているため、制御基板を基板ケースユニットごと奪取する等の不正行為を防止する。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の遊技機用の基板ケースユニットであって、前記容易切断部に交差して前記制御基板に配置される導電部と、該導電部の電気抵抗を検出する監視部とからなり、前記導電部のハイインピーダンス状態を前記監視部が検出することで不正行為を検知する不正監視手段を設けたことを特徴とする。
請求項4に記載の基板ケースユニットによれば、容易切断部の不正な切断を、不正監視手段がその発生と同時に検知して、制御基板を奪取する等の不正行為を未然に防止することができる。
上述したように、本発明の遊技機用の基板ケースユニットによれば、制御基板がケース本体から不正に離脱されたとしても、ROM等の電子部品を実装する実装面を覆うようにケース蓋体が制御基板に離脱不能に結合しているため、これら電子部品を不正に交換等することは不可能であり、かかる不正行為を防止することができる。
また、基板ケースユニットを廃棄するに際しては、制御基板をケース本体から分離した状態で容易切断部を切断すれば、雌ネジ管等を含む基板の結合隅部をケース蓋体側に切り残した状態で、電子部品とともに当該制御基板本体の回収も容易となる。
また、不正監視手段を設けることで、容易切断部の不正な切断をその発生と同時に検知して、制御基板を奪取する等の不正行為を未然に防止することができる。
以下、本発明に係る好適な実施形態を説明する。ここでは、基板ケースユニットが搭載される遊技機の例としてスロットマシン1をとりあげ、図1に基づいてその概要を説明する。なお、図1はスロットマシン1の外観構造を表した斜視図である。
スロットマシン1は、遊技者に面する側にいわゆるフロントマスクが形成された前扉3が略矩形状の箱体である筐体2の開口に対し図示しない蝶番機構により開閉可能に取り付けられている。フロントマスクは、上から上パネル部、中パネル部、下パネル部に概ね分けられ、これらは化粧板として視覚効果を高めてデザインされた硬質プラスチックにより一体的に形成されている。また、下パネル部の下方には、メダルを貯留するための受け皿4aを備える受皿ユニット4が設けられている。
上パネル部は、高輝度の発光ダイオード(LED)を内蔵した上部ランプ5a及びコーナーランプ5b、5c等の効果ランプ、スピーカを内蔵した放音部6a、6b、液晶表示ユニット7等が組み付けられてユニット化した後述する上パネルユニット30から構成されている。
上部ランプ5a等の効果ランプは、リーチや大当たり等の際に点灯または点滅して遊技者の視覚に訴える演出を行っている。また、上パネル部の左右の放音部6a、6bは、効果音や楽音等によるゲームの演出を行う。また、各放音部6a、6b間の液晶表示ユニット7は、ゲームの進行に応じて適宜選択される動画像を表示して当該ゲームにストーリー性を与えたり、ボーナスゲーム等の大当たりのときにはよりダイナミックな画像を表示して、遊技者に高配当の期待感を引き起こしたりする等の演出表示を行っている。
中段の中パネル部には、その中央に略長方形の透明な表示窓8aが形成されたパネル板としての中パネル板8が取り付けられている。そして、この表示窓8aを通して、筐体内に設けられている円筒状の3個のリール10a、10b、10cを遊技者が目視できるように構成されている。
なお、各リール10a、10b、10cの周面には、複数の異なる種類を含む例えば21個の図柄がほぼ等間隔で配列され、表示窓8aに臨む縦3個、横3列の図柄が当該表示窓を通して遊技者に視認されるようになっている。
また、図示はしていないが中パネル板8の前面適宜の位置には、内部当選した役を告知する告知表示部やクレジット数等を表示する数値表示部等の遊技情報を表示するための表示部が形成されている。
中パネル板8の下方には、前方に若干突出した操作卓9と呼ばれる卓状部が形成され、ここには、ゲームに使用するメダルを投入するための投入口を有するメダル投入部11と、ゲームの操作を指示するためのベットボタン12、スタートレバー13、及び3個のストップボタン14a、14b、14c等が配設されている。
ベットボタン12は、ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するための押圧式のボタンスイッチである。スタートレバー13は、リール10a、10b、10cを一斉に回転させる指示をするためのレバースイッチであり、先端に球形の操作ノブを有するレバーを上下左右の何れかの方向に傾倒操作するとオン作動し、レバーから手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフ作動するように構成されている。
ストップボタン14a、14b、14cは、各リール10a、10b、10cの回転停止を個別に指示するための押圧式のボタンスイッチであり、各リールの配列に対応してそれぞれ並設されている。
フロントマスクの下パネル部を構成する下パネル15には、スロットマシン1のモデルタイプ等を遊技者へ認識させるための、例えば登場キャラクターの絵柄(図示略)などが印刷されて表示されている。
前扉3の最下部に設けられた受皿ユニット4には、入賞配当等によりメダルを払い出すメダル払出口16と、スピーカを内蔵しゲームの進行に応じて演出効果音を発生させる放音部17a、17bとがそれぞれ配設されている。
かかる構造のスロットマシン1は、先のゲームにおいて入賞しメダルの払い出しが完了した時、または先のゲームにおいてハズレが確定すると待機状態となる。この状態において、遊技者がメダル投入部11よりメダルを投入すると、そのメダルがクレジットに加算され内部貯留される。
この状態で遊技者がベットボタン12を押圧操作することで、クレジットされたメダルの一部が当該ゲームに賭けられゲームが開始する。そして、遊技者がスタートレバー13を傾倒操作すると、全てのリール10a、10b、10cが一斉に回転し、これと同時に入賞役が内部的な処理で乱数抽選される。
次に、遊技者がストップボタン14a、14b、14cを任意の順番で押圧操作すると、それに従い順次対応するリールが停止し、全てのリール10a、10b、10cが停止した後、各リールに表示された図柄の組合せと上述の内部抽選した入賞役に係る図柄の組合せとが一致しているか否かが判定される。これらが一致したときには当該入賞が確定し、その入賞役の種類に応じた枚数のメダルがクレジットに加算され配当される。入賞の配当によりクレジットの上限を超える場合には、その超過した枚数分のメダルがメダル排出口16より受皿ユニット4へ払い出される。
このように、スロットマシン1の遊技者は、リール10a、10b、10cを回転・停止させる遊技操作を行って、表示窓8aに変動表示した図柄が揃わなければ賭けたメダルを失うが、予め定められた組合せで図柄が揃い入賞が成立すると賭けた枚数以上のメダルを獲得し得るので、技量と運とによりメダルを増やすという興趣を伴った勝敗ゲームを楽しむことができる。
次に、上述した上パネルユニット30の構造とともに、上パネルユニット30の裏面側に取り付けられるサブ制御基板110を収容する基板ケースユニット33について説明する。ここで、図2は、上パネルユニット30の分解斜視図、図3は基板ケースユニット33の分解斜視図である。
はじめに、図2を参照して、上パネルユニット30の構造を説明する。上パネルユニット30は、スロットマシン1のフロントマスクの一部をなすパネル前枠部材31と、パネルベース部材32と、サブ制御基板110を収容する基板ケースユニット33とから主に構成されている。
なお、サブ制御基板110は、上部ランプ5a等の効果ランプ、液晶表示ユニット7、放音部6a、6b、17a、17b(図1参照)等を駆動制御して、主にゲームの演出に係る制御を行うための制御基板である。ここでは、回収容易な制御基板としてサブ制御基板110を説明するが、スロットマシン1の全体動作を制御する主制御基板やその他の制御基板に本発明を適用することは可能である。
図2に示されるように、パネル前枠部材31には、上部ランプ5a、コーナーランプ5b、5cの光源である発光ダイオード(図示略)を実装するそれぞれのランプ基板51a、51cが所定位置に設けられている。また、各ランプ基板51a、51cに対向してこれらを覆うように、光散乱(光拡散)効果を有している半透明のレンズカット部材52a、52cが、パネル前枠部材31の前面側に取り付けられている。
パネルベース部材32の背面側に取り付けられる基板ケースユニット33は、パネルベース部材32の孔にその前面側より挿入される取付ネジ154が螺合、緊結して固定されている。
そして、基板ケースユニット33が取り付けられたパネルベース部材32は、取付ネジ154が螺合するその前面をパネル前枠部材31の裏面に対向させて固着されている。これより、取付ネジ154の頭部がパネル前枠部材31により覆われるため、この状態では基板ケースユニット33をパネルベース部材32から取り外すことができなくなる。
次に、図3を参照して、基板ケースユニット33の構造を詳細に説明する。基板ケースユニット33は、上述のパネルベース部材32の背面に対向して固定されるケース本体120と、ケース本体120に対し開口側が対向するケース蓋体130と、これらケース本体120及びケース蓋体130の間に収容されるサブ制御基板110とから主に構成されている。なお、ケース本体120及びケース蓋体130は、どちらも硬質で透明なプラスチック樹脂によりそれぞれ一体形成されている。
ケース本体120の外周部には、パネルベース部材32に取り付けるための取付ネジ154(図2参照)と螺合する雌ネジ部124が複数箇所に形成されている。また、ケース本体120の内側には、サブ制御基板110を固定するための雌ネジ部121が適宜の箇所に形成されている。
また、ケース本体120の上部には弾性フック部125が形成されている。ケース蓋体130がケース本体120側に閉じると、ケース蓋体130の上部の突起部135と弾性フック部125が係合し、これらが仮止め状態で閉塞できるように構成されている。
ケース蓋体130には、ケース本体120側の雌ネジ部121に対向する無底筒状の封止孔131と、サブ制御基板110をケース蓋体130に取り付けるための一方の雌ネジ部132aが底部に形成された有底筒状の封止孔132とが、それぞれの隅部(角部)近傍の4カ所に形成されている。
サブ制御基板110は、配線パターンがプリントされた基板面にROM119等の電子部品が実装されている。また、サブ制御基板110の隅部近傍には、上述の封止孔131に対向して、当該サブ制御基板110をケース本体120に固定するための固定ネジ151を挿通させるネジ孔111が形成され、上述の封止孔132に対向する位置には、当該サブ制御基板110にケース蓋体130を離脱不能に結合するためのタップが螺刻された金属製の雌ネジ管112が、当該基板にハンダ等でろう接されている。
更に、サブ制御基板110のそれぞれの隅部近傍には、ネジ孔111及び雌ネジ管112を包囲してこれらを基板本体から分けるように、断続的に形成された複数のスリット孔からなる容易切断部113が形成されている。
かかる基板ケースユニット33は、以下のようにして組み立てられる。
まず、ROM119等の電子部品をサブ制御基板110に実装した後、固定ネジ151をネジ孔111に挿通してケース本体120の雌ネジ部121に螺入し緊結することで、サブ制御基板110がケース本体120の内面側の所定位置に固定される。
次に、電子部品が実装されたサブ制御基板110の実装面を開口側で覆うようにケース蓋体130をケース本体120に閉じ、このとき、ケース蓋体130の突起部135にケース本体120の弾性フック部125を係合させて仮止め閉塞する。
ここで、図4(a)は、ケース本体120とケース蓋体130とが仮止め閉塞された状態において、ケース蓋体130とサブ制御基板110とを結合する構造を表した縦断面図である。また、図4(b)は、ケース蓋体130とサブ制御基板110とが離脱不能に結合した状態を表した縦断面図である。
図4(a)に示されるように、ケース蓋体130がケース本体120に閉塞すると、ケース蓋体130の封止孔132の底部に形成されている雌ネジ部132aと、ケース本体120に固定されたサブ制御基板110の雌ネジ管112との先端同士が当接する。封止孔132の雌ネジ部132aには、テーパー孔に雌ネジのタップが螺刻されており、所定の締め付けトルクに達したときに頭部152aがねじりせん断される締切ネジ(くびれネジ)152が、封止孔132から雌ネジ部132aに螺入される。
そして、図4(b)に示されるように、緊締されて頭部152aが切除されたネジ部152bのみを介して、サブ制御基板110の雌ネジ管112とケース蓋体130の雌ネジ部132aとが、離脱不能に結合される。更に、封止孔132には、封止キャップ142が挿入されて内部で嵌合し、外部から取り外しができないように封止される。
なお、図3に示したように、ケース本体120側の雌ネジ部121に対向する無底の封止孔131にも、上述したものと同様の封止キャップ141が内部で嵌合して封着される。
かかる基板ケースユニット33の構造により、ケース本体120とケース蓋体130とは、内部に収容するサブ制御基板110を介して閉塞結合される。また、封止キャップ141を破壊しなければ、固定ネジ151を緩めることができないため、不正に基板ケースが開放されたとしても、その破壊痕跡が残されるようになっている。
仮に、封止キャップ141が破壊されて固定ネジ151が取り外されたとしても、ケース本体120から分離したサブ制御基板110は、その実装面がケース蓋体130に覆われた状態で離脱不能に結合されているため、実装面に配置されたROM119等の電子部品を不正に交換することは不可能となる。
また、使用済みとなったスロットマシン1の廃棄に際しては、サブ制御基板110をケース本体120から分離した状態で容易切断部113に沿って基板自体を切断すれば、結合部分(雌ネジ管112等)をケース蓋体130側に切り残したまま、ROM等を含む基板本体の回収を容易に行うことができる。
上述した構造の基板ケースユニット33においては、以下説明するような不正監視手段を設けて不正行為を迅速に発見するようにしてもよい。ここで、図5は、不正監視手段の一つの実施形態を表している。
図5に示されるように、不正監視手段は、サブ制御基板110の容易切断部113においてスリット溝間を交差する導電パターン116が当該基板にプリントされ、この導電パターン116の電気抵抗の変化を検出して容易切断部113の切断、つまり基板本体の奪取を検知する監視部200とから構成されている。
監視部200は、例えば、導電パターン116に一定の微弱電流を流す定電流源201と、導電パターン116と直列に接続される電気抵抗素子である検知抵抗202と、検知抵抗202による降下電圧を検出する電圧計203とを備えて構成される。
不正行為者が、ケース本体120からケース蓋体130を不正に取り外し、更にケース蓋体130に結合したサブ制御基板110を奪取しようと容易切断部113を切断すると、これと同時に導電パターン116も切断される。その結果、監視部200の電圧計203は、検知抵抗202の電流がゼロになったのを検出することで、導電パターン116のハイインピーダンス状態を検知し、このとき当該基板が不正に切断され、奪取されたと判定する。これにより、かかる不正行為を発生と同時に検知することができ、被害を未然に防ぐことができる。
本発明に係る遊技機の一実施形態であるスロットマシンの外観構造を表した斜視図である。 図1に示したスロットマシンの上パネルユニットの構造を表した分解斜視図である。 図2に示した上パネルユニットに設けられサブ制御基板を収容する基板ケースユニットの構造を表した分解斜視図である。 図3に示した基板ケースユニットの縦断面図である。 基板ケースユニットに対する不正行為の発生を監視する不正監視手段の実施形態を表した図である。
符号の説明
1…スロットマシン 2…筐体
3…前扉 4…受皿ユニット
5a…上部ランプ 5b、5c…コーナーランプ
6a、6b…放音部 7…液晶表示ユニット
8…中パネル板 8a…表示窓
9…操作卓 10…リールユニット
10a、10b、10c…リール 11…メダル投入部
12…ベットボタン 13…スタートレバー
14a、14b、14c…ストップボタン 15…下パネル
16…メダル払出口 17a、17b…放音部
30…上パネルユニット 31…パネル前枠
32…パネルベース部材 33…基板ケースユニット
51a、51c…ランプ基板 52a、52c…レンズカット部材
110…サブ制御基板 111…ネジ孔
112…雌ネジ管 113…容易切断部
116…導電パターン 119…ROM
120…ケース本体 121…雌ネジ部
124…雌ネジ部 125…弾性フック部
130…ケース蓋体 131…封止孔
132…封止孔 132a…雌ネジ部
135…突起部 141、142…封止キャップ
151…固定ネジ 152…締切ネジ
154…取付ネジ
200…監視部 201…定電流源
202…検知抵抗 202…電圧計

Claims (4)

  1. 所要の電子部品を実装する制御基板を基板ケースに収容する遊技機用の基板ケースユニットであって、
    遊技機のパネルベース部材に離脱不能に取り付けられ、前記制御基板を内面側に固定するケース本体と、
    前記制御基板の前記電子部品が実装される実装面を覆って前記ケース本体と対向閉塞されるケース蓋体とを備え、
    前記制御基板の隅部所定箇所にタップを螺刻した雌ネジ管を固設するとともに、該雌ネジ管を含む前記隅部を包囲するように当該基板に容易切断部を形成し、
    前記雌ネジ管に対向する前記ケース蓋体の箇所に、当該雌ネジ管に連接する雌ネジ部を底部に有する筒状の封止孔を形成し、
    前記封止孔からネジを挿入し前記雌ネジ部及び前記雌ネジ管に螺入してこれらを緊結した後、当該封止孔に内部で嵌合する封止キャップを嵌入して封止することで、前記ケース蓋体と前記制御基板とを離脱不能に結合する構造を有していることを特徴とする、遊技機用の基板ケースユニット。
  2. 前記ケース蓋体と前記制御基板とを離脱不能に結合する前記ネジは、所定の締め付けトルクに達したときに頭部がせん断される締切ネジであり、前記雌ネジ部及び前記雌ネジ管とは、前記締切ネジのネジ部のみを介して緊結されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機用の基板ケースユニット。
  3. 前記ケース本体は、前記パネルベース部材の反対側面からネジ止め固定されて離脱不能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機用の基板ケースユニット。
  4. 前記容易切断部に交差して前記制御基板に配置される導電部と、該導電部の電気抵抗を検出する監視部とからなり、
    前記導電部のハイインピーダンス状態を前記監視部が検出することで不正行為を検知する不正監視手段を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の遊技機用の基板ケースユニット。
JP2006096111A 2006-03-30 2006-03-30 遊技機用の基板ケースユニット Expired - Fee Related JP5116132B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006096111A JP5116132B2 (ja) 2006-03-30 2006-03-30 遊技機用の基板ケースユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006096111A JP5116132B2 (ja) 2006-03-30 2006-03-30 遊技機用の基板ケースユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007267886A true JP2007267886A (ja) 2007-10-18
JP5116132B2 JP5116132B2 (ja) 2013-01-09

Family

ID=38671301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006096111A Expired - Fee Related JP5116132B2 (ja) 2006-03-30 2006-03-30 遊技機用の基板ケースユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5116132B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009136340A (ja) * 2007-12-03 2009-06-25 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1065349A (ja) * 1996-08-23 1998-03-06 Sanyo Bussan Kk 制御基板ボックス
JPH1085415A (ja) * 1996-09-20 1998-04-07 Sophia Co Ltd 制御回路装置
JPH1093253A (ja) * 1996-09-18 1998-04-10 Sanyo Bussan Kk 制御基板ボックス
JPH10177345A (ja) * 1996-12-18 1998-06-30 Sanyo Bussan Kk 封印構造
JP2003340092A (ja) * 2002-05-27 2003-12-02 Samii Kk 基板ケースの不正開放防止機構
JP2005095579A (ja) * 2003-08-26 2005-04-14 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2006006536A (ja) * 2004-06-24 2006-01-12 Samii Kk 遊技機の基板ケース構造
JP2006081727A (ja) * 2004-09-16 2006-03-30 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1065349A (ja) * 1996-08-23 1998-03-06 Sanyo Bussan Kk 制御基板ボックス
JPH1093253A (ja) * 1996-09-18 1998-04-10 Sanyo Bussan Kk 制御基板ボックス
JPH1085415A (ja) * 1996-09-20 1998-04-07 Sophia Co Ltd 制御回路装置
JPH10177345A (ja) * 1996-12-18 1998-06-30 Sanyo Bussan Kk 封印構造
JP2003340092A (ja) * 2002-05-27 2003-12-02 Samii Kk 基板ケースの不正開放防止機構
JP2005095579A (ja) * 2003-08-26 2005-04-14 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2006006536A (ja) * 2004-06-24 2006-01-12 Samii Kk 遊技機の基板ケース構造
JP2006081727A (ja) * 2004-09-16 2006-03-30 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009136340A (ja) * 2007-12-03 2009-06-25 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5116132B2 (ja) 2013-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4986015B2 (ja) 遊技制御基板アセンブリの封印構造及び遊技機
JP5035949B2 (ja) 遊技制御基板アセンブリの封印構造及び遊技機
JP4150378B2 (ja) コネクタの引き抜き制限装置
JP2006198091A (ja) 遊技機用基板ケース
JP5186893B2 (ja) 遊技機
JP2008246064A (ja) 不正穴開検出装置及び遊技機
JP2008246058A (ja) 遊技機
JP5252526B2 (ja) 遊技機の不正操作防止構造
JP4812410B2 (ja) 遊技機の基板ケース装置
JP5116132B2 (ja) 遊技機用の基板ケースユニット
JP2006255124A (ja) 遊技機用基板ケース
JP2007159848A (ja) 遊技機及び遊技機に使用される回路基板
JP4761525B2 (ja) 基板ユニット
JP2009178176A (ja) 基板ケース
JP2008220586A (ja) 遊技機
JP5949880B2 (ja) 遊技機
JP7396859B2 (ja) 遊技機
JP7396860B2 (ja) 遊技機
JP2006326104A (ja) 遊技機の制御装置
JP2004073836A (ja) 遊技機
JP2004073569A (ja) 遊技機
JP6233456B2 (ja) 遊技機
JP2008220587A (ja) 遊技機
JP2006223340A (ja) 遊技機
JP2005095207A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090209

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100705

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110419

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121005

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121015

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151026

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees