JP2008246064A - 不正穴開検出装置及び遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】たとえば少なくとも一日に一回は行われるたとえば主制御基板上の各電子素子等の状態の確認作業に併せて、たとえば遊技機の筐体の一部に不正に開けた穴から筐体内部の主要部品等の不正な差し替等が行われるような不正行為を容易に検出すること。
【解決手段】筐体に、該筐体の一部に穴704が開けられると損傷又は切断される、インクを充填したインク棒700を密に並設し、筐体の一部に不正な穴704が開けられるとインク棒700内のインクが漏れだし、不正な穴開け行為の痕跡となるようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、たとえば遊技機の筐体の一部に不正に開けた穴から筐体内部の主要部品等の不正な差し替等が行われるような不正行為を検出する不正穴開検出装置及び遊技機に関する。
遊技機の一種として回胴式遊技機である、たとえばスロットマシンがある。スロットマシンは、複数の図柄が付された回転体としての複数のリールを備え、遊技者がメダルを投入してスタートレバーを操作することで各リールが回転を開始する。各リールが回転を開始した後、ストップボタンを操作したり所定時間が経過したりすることで、各リールが順次停止する。
また、スロットマシンでは、メダル(又はコインとも呼ばれている)の投入とスタートレバーの操作を条件として抽選を行い、その抽選結果が当選であり、かつ予め設定された有効ライン上に遊技者が当選した図柄を停止させることを条件として所定枚数のメダルが払い出されたり、遊技者に有利な特別遊技状態(ボーナスゲーム等)が発生する。
また、このようなスロットマシンは、前面側に開口を有する箱形の筐体と、この筐体の前面側に開閉自在に取り付けられた前扉とを備え、筐体の内部に遊技構成装置が配設されて、前扉が開口を覆う状態で遊技に供されるようになっている。また、その筐体の内部には、スロットマシンの各部に電力を供給するための電源装置が設けられており、この電源装置から供給される電力によりスロットマシンが作動するようになっている。
ところで、このようなスロットマシンでは、ゲームの演出に係る制御を主に行うサブ制御基板と、リールの回転駆動を制御する回胴装置基板と、ベットボタン、スタートレバー及びストップボタンによる操作信号を転送する中央表示基板と、各駆動部等への電力供給を制御する電源装置基板とを備え、これらの基板は主制御基板により集中制御されている。
また、主制御基板には、システムプログラムやスロットマシンゲーム用のプログラム等が書き込まれているROM(Read Only Memory)、このROMから所定のプログラムを読み出して所定の制御を行うCPU(Central Processing Unit)、このCPUによる演算結果等を保持するRAM(Random Access Memory)等の電子素子等が搭載されており、ゲームの進行に合わせそのROMから読み出したプログラムに基づき、上述した各種基板への制御が行われるようになっている。
ところで、たとえば主制御基板に搭載されている上述した特にROMは、定期的な検査等のために基板上のコネクタに着脱自在となるように装着されている。また、上述した各電子素子等は、筐体の外部から内部に挿入されるセルや針金等の不正行為治具によって不正に弄られないように、基板ケースを構成する本体ケースと上蓋ケースとの間に挟持されたユニット構成とされている。
また、その上蓋ケースは、ホールスタッフ等により主制御基板上の各電子素子等の状態が確認し易いように透明なプラスチックで形成されている。さらに、その上蓋ケースは、法規制により検査済みシールが貼着されて封印されているとともに、本体ケースと上蓋ケースとがカシメ状態で結合する接続部材を介してカシメ結合され、上蓋ケースが開けられないようになっている。
また、主制御基板は、通常、筐体内部を正面から見たとき、所定数の図柄が付された3個のリールを有する回胴装置の上方に位置するように筐体内面に取り付けられている。これは、スロットマシンの構成上、筐体内部のほぼ中央寄りにその回胴装置が配置され、回胴装置の下方にメダルの払い出し等を行うホッパ装置や電源を供給する電源装置等が配置されるようになっており、主制御基板の状態を前扉を開けて確認し易い位置が回胴装置の上方となるためである。
また、主制御基板を、回胴装置の上方に位置するように筐体内面に取り付けることで、前扉側から見てその位置が最も遠くなり、しかも主制御基板が本体ケースと上蓋ケースとの間に挟持されたユニット構成とされていることで、筐体の外部から内部に挿入されるセルや針金等の不正行為治具によって主制御基板上の各種電子素子等が不正に弄られないような対策もとることができるようになっている。
ところが、主制御基板に対して上述のようにセルや針金等の不正行為治具による不正行為に対する様々な対策が講じられているにも関わらず、たとえば遊戯中等に前扉が不正に開けられ、主制御基板上のROMがプログラムの内容が書き換えられた、いわゆる裏ROM又は不正ROMと呼ばれるものに不正に差し替えられてしまうことがある。さらに、不正な制御基板が収容された基板ケースが現在使用されている基板ケースと差し替えられてしまうこともある。
これは、筐体内部における主制御基板が上述した上蓋ケースによって覆われているが、前扉が不正に開けられてしまうと、その主制御基板が回胴装置の上方、すなわち手で触ることができる位置に取り付けられているからである。特に、上蓋ケースは、検査済みシールによって封印され、さらに上述したカシメ結合により上蓋ケースが開けられないようになっているにも関わらず、ホールスタッフ等により主制御基板上の各電子素子等の状態が確認し易いように透明なプラスチックで形成されているため、半田ごて等の熱によって穴が開けられやすいためでもある。
なお、上蓋ケースに開けられた穴から検査済みのROMが裏ROM又は不正ROMと呼ばれるものに差し替えられた場合、その開けられた穴を確認することで、裏ROM又は不正ROMと呼ばれるものに差し替えられたことを確認できるが、その穴は不正に作成された偽造シールで覆うような偽装が施されていることがある。このような偽造シールで覆うような偽装が施されていると、スロットマシンの内部構成に詳しいホールスタッフ等が確認すればその偽装にすぐに気づくことができるが、スロットマシンの内部構成に詳しくないホールスタッフ等が確認した場合、その偽装に気づかずにいることがある。
このようにして、検査済みのROMが裏ROM又は不正ROMと呼ばれるものに不正に差し替えられてしまうと、たとえば上述した特別遊技状態(ボーナスゲーム等)が半ば強制的に発生させられてしまい、不正にコインの払い出しが行われてしまうということを招いてしまう。
このような不正行為の管理を行うようにしたものとして、特許文献1では、パーソナルコンピュータとパチンコ遊技機との間にID読取装置を接続し、パーソナルコンピュータからの識別情報要求指令に応じて、ID読取装置からパチンコ遊技機に識別情報要求信号を出力し、パチンコ遊技機の制御マイクロコンピュータからの応答である固有の識別情報をID読取装置からパーソナルコンピュータに出力し、パーソナルコンピュータ側でその固有の識別情報からパチンコ遊技機の制御マイクロコンピュータが真正なものであるか否かを管理するようにした遊技機管理装置を提案している。
特開2002−346186号公報
このように、上述した特許文献1では、パチンコ遊技機の制御マイクロコンピュータからの応答である固有の識別情報をID読取装置からパーソナルコンピュータに出力し、パーソナルコンピュータ側でその固有の識別情報からパチンコ遊技機の制御マイクロコンピュータが真正なものであるか否かを管理することで、遊技機においての正規の制御マイクロコンピュータとは異なる制御マイクロコンピュータに差し替えられてしまったことを容易に発見できるようになっている。
ところで、このような固有の識別情報を管理する方法では、パチンコ遊技機の制御マイクロコンピュータから読み取った固有の識別情報からその制御マイクロコンピュータが真正なものであるか否かを管理するようにしている。そのため、たとえばその制御マイクロコンピュータが不正な裏物と呼ばれるものに差し替えられた場合、その不正な裏物と呼ばれるものに正規の制御マイクロコンピュータに記憶されていた固有の識別情報と同じ情報が不正に記憶されていると、その裏物と呼ばれるものから読み取った固有の識別情報からでは制御マイクロコンピュータが真正なものであるか否かを判断することができなくなってしまう。
ちなみに、このような不正行為は、上述したように、検査済みのROMが裏ROM又は不正ROMと呼ばれるものに不正に差し替えられたり、あるいは不正な制御基板が収容された基板ケースが現在使用されている基板ケースと不正に差し替えられたりすることで行われるものである。
また、このような不正行為は、遊戯中等に前扉が不正に開けられて行われる場合が多く見受けられたが、近年では、前扉に不正行為検知センサ等を取り付け、前扉を開けての不正行為がし難くなるような対策が施されている。一方、ホールの定休日や深夜等において、筐体の一部に穴を開け、その穴から上述した検査済みのROMが裏ROM又は不正ROMと呼ばれるものに不正に差し替えられたり、あるいは不正な制御基板が収容された基板ケースが現在使用している基板ケースと不正に差し替えられたりすることがある。
このように筐体の一部に穴が開けられた場合、その穴が筐体の側面であればその穴の痕跡から、少なくとも一日に一回は行われるたとえば主制御基板上の各電子素子等の状態の確認作業に併せて、検査済みのROMが裏ROM又は不正ROMと呼ばれるものに不正に差し替えられていないかどうか、あるいは不正な制御基板が収容された基板ケースが現在使用されている基板ケースと不正に差し替えられていないかどうかを容易に判断することができる。
ところが、筐体の側面に開けられた穴が精巧にカムフラージュされてしまうと、開けられた穴の痕跡を確認することは困難となってしまう。特に、筐体の背面側に穴が開けられた場合、その穴が筐体内部のたとえば基板ケースの裏側であったりすると、開けられた穴の痕跡を確認することは容易ではない。
このようなことから、たとえば少なくとも一日に一回は行われるたとえば主制御基板上の各電子素子等の状態の確認作業に併せて、たとえば遊技機の筐体の一部に不正に開けた穴から筐体内部の主要部品等の不正な差し替等が行われるような不正行為を容易に検出できるような装置の開発が望まれていた。
また、このような不正行為を容易に検出できるような装置が遊技機に組み込まれた場合、その遊技機がたとえば廃棄されるときにその装置を再利用(リサイクル)できるようにすることも望まれている。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、たとえば少なくとも一日に一回は行われるたとえば主制御基板上の各電子素子等の状態の確認作業に併せて、たとえば遊技機の筐体の一部に不正に開けた穴から筐体内部の主要部品等の不正な差し替等が行われるような不正行為を容易に検出することができ、併せて遊技機がたとえば廃棄されるときにその不正行為を容易に検出することができる装置の再利用(リサイクル)を行うことができる不正穴開検出装置及び遊技機を提供することを目的とする。
本発明の不正穴開検出装置は、前扉によって開口が閉塞される遊技機の筐体に対する少なくとも不正な穴開け行為を検出する不正穴開検出装置であって、前記筐体に、該筐体の一部に穴が開けられると損傷又は切断される、インクを透明な筒状部材に充填してなるインク棒を密に並設してなることを特徴とする。
また、前記筐体の底板、側板、天板、背板のいずれかに前記インク棒を収容保持する保持溝が複数並設されているようにしてもよい。
また、少なくとも前記背板は透明部材よりなるようにしてもよい。
本発明の遊技機は、請求項1〜3のいずれかに記載の不正穴開検出装置を搭載していることを特徴とする。
本発明の不正穴開検出装置及び遊技機では、筐体に、該筐体の一部に穴が開けられると損傷又は切断される、インクを透明な筒状部材に充填してなるインク棒をを密に並設しているので、インク棒内のインクの充填状態の確認が容易となり、併せて筐体の一部に不正な穴が開けられるとインク棒内のインクが漏れだし、不正な穴開け行為の痕跡となる。
本発明の不正穴開検出装置及び遊技機によれば、透明インク棒内のインクの充填状態の確認が容易となり、併せて筐体の一部に不正な穴が開けられると透明インク棒内のインクが漏れだし、不正な穴開け行為の痕跡となるようにしたので、たとえば少なくとも一日に一回は行われるたとえば主制御基板上の各電子素子等の状態の確認作業に併せて、たとえば遊技機の筐体の一部に不正に開けた穴から筐体内部の主要部品等の不正な差し替等が行われるような不正行為を容易に検出することができ、併せて遊技機がたとえば廃棄されるときにその不正行為を容易に検出することができる装置の再利用(リサイクル)を行うことができる。
本実施形態では、筐体2に、該筐体2の一部に穴704が開けられると損傷又は切断される、インクを透明な筒状部材に充填してなるインク棒700を密に並設し、筐体2の一部に不正な穴704が開けられるとインク棒700内のインクが漏れだし、不正な穴開け行為の痕跡となるようにした。
これにより、インク棒700内のインクの充填状態の確認が容易となり、併せて筐体2のたとえば側板2c,2dに開けられた穴704が精巧にカムフラージュされてしまい、その開けられた穴704の痕跡を確認することが困難となるような場合でも、インク棒700から漏れだしたインクの付着から容易に確認できる。特に、筐体2の背板2fに穴704が開けられた場合、その穴704が筐体2内部のたとえば主制御基板300を収容している基板ケースの裏側であったりすると、開けられた穴704の痕跡を確認することが容易でない場合でも、インク棒700から漏れだしたインクの付着から容易に確認できる。
このようなことから、たとえば少なくとも一日に一回は行われるたとえば主制御基板300上の各電子素子等の状態の確認作業に併せて、たとえば遊技機の筐体2の一部に開けた穴704から筐体2内部の主要部品等の不正な差し替等が行われるような不正行為を容易に検出することができる。
以下、本発明の実施例の詳細について説明する。図1は本発明の不正穴開検出装置が適用される回胴式遊技装置の一例を示す正面図、図2は図1の回胴式遊技装置の内部構成を示す正面図、図3は図1の回胴式遊技装置の内部構成を示す斜視図である。
これらの図に示すように、回胴式遊技装置であるスロットマシン1は、遊技者側に面する、いわゆるフロントマスクを構成する前扉3が略矩形状の箱体である筐体2の開口側に対し、蝶番機構2aにより左側端部側を回動支点として開閉可能に取り付けられている。前扉3は、上部パネル部3A、中部パネル部3B、操作卓部3C及び下部パネル部3Dに概ね分けられ、これらは化粧板として視覚効果を高めてデザインされた硬質プラスチックにより一体的に形成されている。
筐体2の内部には、スロットマシン1全体の動作を統括制御する主制御基板300と、3個の円筒状のメインリール521,522,523を備える回胴装置520と、スロットマシン1の各部に電力を供給するための電源装置530と、ゲームの入賞に応じてメダルの払い出しを行うホッパ装置600と、ホッパ装置600から溢れたメダルを収納する補助貯留部540等とが設けられている。
ここで、回胴装置520は、主制御基板300からの回転駆動開始制御信号や回転駆動停止制御信号等を受ける後述の回胴装置基板420によって各メインリール521,522,523の回転や回転停止が制御されるようになっている。
また、回胴装置520は、筐体2の内部に取り付けられている台座524に対し引き出し及び押し戻し自在に載置されている。また、回胴装置520は、メインリール521,522,523を回転可能に取り付ける板状のユニット板524a,524b,524cと、これらのユニット板524a,524b,524cをボルト525aを介して取り付ける基板525と、これらのユニット板524a,524b,524cをボルト526aを介して取り付ける天板526とを備えて構成されている。なお、これらのユニット板24a,524b,524c、基板525及び天板526はいずれも硬質プラスチックで一体形成されている。
また、筐体2の内部に設けられている電源装置530のたとえば側面には、いわゆる配電盤に相当する後述の電源装置基板430が設けられている。この電源装置基板430には、電源装置530で発生される各種電源電圧をホッパ装置600等の各所に配電する配電回路が形成されており、かかる配電回路からスロットマシン1の動作に必要なシステム電源を供給する。また、後述の電源装置基板430は、主制御基板300からのメダルの払い出しを行わせるべき旨の指令を受けると、ホッパ装置600を制御してメダルの払い出しを行わせる。
また、前扉3は、筐体2の開口を閉塞する位置で、操作卓部3Cに設けられている鍵穴4を有する図示しない施錠装置によりロックされ、ホールスタッフ等が主制御基板300上の各電子素子等の状態の確認を含むメンテナンス作業や出玉管理作業等を行う場合、前扉3の鍵穴4に専用鍵を差し込んでそのロックを解除すると、前扉3が開放されるようになっている。
前扉3の上部パネル部3Aには、遊技に伴った演出を行う演出表示部100が取り付けられている。演出表示部100には、たとえばゲームの進行に応じた動画像等を表示する表示部101と、この表示部101を覆う表示パネル102とが設けられている。この表示パネル102は、中央部に表示部101を視認可能とする略長方形の透明窓103を有し、その透明窓103の周囲が映像を表示可能な液晶パネルで構成されている。また、演出表示部100には、意匠的に遊技者の視覚に訴える形状及び色彩、模様、絵柄等を施してデザイン設計された複数の演出用ランプ104〜108と、演出用の効果音を発するスピーカ109a,110aを有する放音部109,110が設けられている。
そして、前扉3の上部パネル部3Aの背面に設けられているサブ制御基板400に、主制御基板300から演出開始を示唆する制御信号が供給されると、そのサブ制御基板400により表示部101による動画像等の表示と、演出用ランプ104〜108による点滅又は点灯によっての演出と、放音部109,110からの効果音による演出とが行われるようになっている。
前扉3の中部パネル部3Bには、回胴装置520の各メインリール521,522,523の確認を行える確認窓201を有するパネル202を備えたメイン演出部200が設けられている。また、中部パネル部3Bの両側には、高輝度発光ダイオードを内蔵したサイドランプ5a,5bが配置されている。これらのサイドランプ5a,5bは、リーチや大当たり等の際に点灯又は点滅して遊技者の視覚に訴える演出を行うものである。
前扉3の操作卓部3Cには、ゲームに使用するメダルを投入するための投入口を有するメダル投入部6、メダルをベットするベットボタン7、ゲームの操作を指示するスタートレバー8、演出表示部100のメインリール521,522,523をストップさせるストップボタン9a,9b,9c等が設けられている。
ここで、現状のスロットマシン1では、1ゲームに必要とされるメダルがたとえば3枚となっているため、メダル投入部6から3枚を超えてメダルが連続投入されると、最大50枚までクレジットされるようになっている。
ベットボタン7は、スロットマシン1のゲームに賭けるメダルの枚数を提示するための押圧式の操作スイッチであり、MAXベットボタンと呼ばれている。すなわち、メダルがクレジットされているとき、ゲーム開始時にベットボタン7を操作すると、そのクレジットされているメダルのうち3枚がベットされるようになっている。
スタートレバー8は、演出表示部100の後述のメインリール521,522,523を一斉に回転させる指示をするためのレバースイッチであり、先端に設けられている球形の操作ノブを上下左右のいずれかの方向に傾倒操作するとオン作動し、その操作ノブから手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフするように構成されている。
ストップボタン9a,9b,9cは、回胴装置520の各メインリール521,522,523の回転停止を個別に指示するための押圧式スイッチであり、各メインリール521,522,523の配列に対応してそれぞれ並設されている。
また、前扉3の操作卓部3Cの背面には、操作卓部3Cのベットボタン7、スタートレバー8、ストップボタン9a,9b,9c等の各種メインスイッチが電気的に接続された中央表示制御基板410が設けられており、これらのスイッチの出力信号が中央表示制御基板410から主制御基板300に転送されるようになっている。
前扉3の下部パネル部3Dには、スロットマシン1のモデルタイプ等を遊技者へ認識させるため、たとえば登場キャラクターの絵等を表示するパネル10が設けられている。
下部パネル部3Dの下方には、入賞時等においてメダルを排出するメダル排出口12を有する受皿ユニット11と、後述のスピーカ13a,14aを内蔵しゲームの進行に応じて演出効果音を発生させる演出効果音部13,14と、灰皿15等とがそれぞれ配設されている。
また、前扉3の下部パネル部3Dの背面には、メダル投入部6より投入される投入物を正規のメダルか異物かを判別して振り分けるセレクト機構500と、このセレクト機構500で振り分けられたメダルを筐体2内に設けられているホッパ装置600へ案内するガイド部材501と、セレクト機構500で振り分けられた異物をメダル排出口12へ案内するガイド部材502と、後述のホッパ装置600のメダル排出口654から排出されたメダルを受皿ユニット11のメダル排出口12側にガイドするガイド部材503とが設けられている。また、下部パネル部3Dの下方の背面には、上述したスピーカ13a,14aが設けられている。
図4〜図6は、不正穴開検出装置の詳細について説明するための図である。ここで、図4は図1〜図3の筐体2を分解して示す斜視図であり、図5は図4の背板を分解して示す斜視図であり、図6は図4の背板をA−A線に沿って示す断面図である。
これらの図に示すように、筐体2は底板2b、側板2c,2d、天板2e、背板2fとで構成されている。ここで、たとえば背板2fは、図5に示すように、2枚の板2f−1,2f−2が貼り合わされた複数の合板で構成され、それぞれの合板間に設けられている保持溝702aにインクを透明な筒状部材に充填してなるインク棒700が収容保持されるようになっている。
このように、それぞれの合板間に設けられている保持溝702aにインクが充填されたインク棒700が収容保持されることで、筐体2の内面へのインク棒700による出っ張りがなくなることから、筐体2に配設されている各種構成部等の配置スペースを狭めるようなこともなくなる。
なお、これらのインク棒700の並設の間隔は、たとえば主制御基板300に搭載されている図示しない検査済みのROMが裏ROM又は不正ROMと呼ばれるものに不正に差し替えられたり、あるいは不正な制御基板が収容された基板ケースが現在使用している基板ケースと不正に差し替えられたりすることができる程度の穴704が開けられたときに、インク棒700の一部が損傷又は切断される程度とすることが好ましい。
これにより、これらのインク棒700が、たとえば背板2fに穴704が不正に開けられて損傷又は切断されると、内部に充填されているインクが漏れだし、不正穴開行為に対する痕跡となる。また、スロットマシン1がたとえば廃棄されるとき、これらのインク棒700が損傷又は切断されていなければ、たとえばのスロットマシン1への再利用(リサイクル)も可能となる。
なお、ここでは、それぞれの合板間に設けられている保持溝702aにインクが充填されたインク棒700が収容保持される場合を示しているが、これに限らず、合板を構成する2枚の板2f−1,2f−2のうち、板2f−1同士を貼り合わせる部位に保持溝702aに沿って隙間を設けるようにしてもよい。この場合、たとえば少なくとも一日に一回は前扉3を開けて行われるたとえば主制御基板300上の各電子素子等の状態の確認作業に併せて、板2f−1同士の隙間からインク棒700内のインクの充填状態を確認することができる。
また、合板を構成する板2f−1,2f−2のうち、筐体2の内側に位置する板2f−1にあっては樹脂等の透明部材で構成してもよい。この場合、たとえば少なくとも一日に一回は前扉3を開けて行われるたとえば主制御基板300上の各電子素子等の状態の確認作業に併せて、筐体2の内側からインクの漏れだし等を確認することで、筐体2内部の主要部品等の不正な差し替等が行われるような不正行為を容易に確認することができる。
特に、背板2fに開けられた穴704が主制御基板300の背面側である場合は、前扉3を開けてもその穴704の痕跡の確認が困難となるが、上述したように、筐体2の内側に位置する板2f−1を樹脂等の透明部材で構成しておけば、インクの漏れだし等を確認することで、どこかに穴704が開けられているということを容易に認識することができる。
なお、ここでは、背板2fに縦方向に沿って複数のインク棒700を並設した場合を示しているが、これに限らず、背板2fのたとえば横方向に沿って複数のインク棒700を並設してもよい。
また、このように、背板2fの縦方向あるいは横方向に沿って複数のインク棒700を並設すること以外に、インク棒700を斜め方向に沿って複数並設するようにしてもよいことは勿論であるし、これらのインク棒700を背板2fに限らず、底板2b、側板2c,2d、天板2eのいずれか又は全てに並設してもよいことも当然である。また、特に、背板2fにあっては、透明部材で構成してもよい。このように、背板2fを透明部材とすることで、インク棒700の中身の確認をさらに容易に行うことができる。
また、インク棒700に充填されるインクとしては、視認性が高く、拭き取り等によって容易に除去されないものが好ましく、通常の油性インク、水性インク、ゲルインクに限らず、たとえば紫外線に反応する蛍光塗料やブラックライトに反応する塗料等を用いることができる。
特に、ブラックライトに反応する塗料を用いた場合には、上述した不正な穴開け等による不正行為を行った者の体の一部にインク棒700内のインクが付着しても、その付着を気づかれないようにすることができる。この場合、ホール内にブラックライトを設置しておくことで、上述した不正行為を行った者が来店すると、体の一部に付着した塗料が反応するため、不正行為を行った者を特定する足がかりとすることができる。
このように、本実施例では、筐体2に、該筐体2の一部に穴704が開けられると損傷又は切断される、インクを充填したインク棒700を密に並設し、筐体2の一部に不正な穴704が開けられるとインク棒700内のインクが漏れだし、不正な穴開け行為の痕跡となるようにした。
これにより、筐体2のたとえば側板2c,2dに開けられた穴704が精巧にカムフラージュされてしまい、その開けられた穴704の痕跡を確認することが困難となるような場合でも、インク棒700から漏れだしたインクの付着から容易に確認できる。特に、筐体2の背板2fに穴704が開けられた場合、その穴704が筐体2内部のたとえば主制御基板300を収容している基板ケースの裏側であったりすると、開けられた穴704の痕跡を確認することが容易でない場合でも、インク棒700から漏れだしたインクの付着から容易に確認できる。
このようなことから、たとえば少なくとも一日に一回は行われるたとえば主制御基板300上の各電子素子等の状態の確認作業に併せて、たとえば遊技機の筐体2の一部に開けた穴704から筐体2内部の主要部品等の不正な差し替等が行われるような不正行為を容易に検出することができる。
また、スロットマシン1がたとえば廃棄されるとき、インク棒700が損傷又は切断されていなければ、たとえばのスロットマシン1への再利用(リサイクル)も可能となる。
また、本実施例では、2枚の板2f−1,2f−2を貼り合わした複数の合板間に設けられている保持溝702aにインクが充填されたインク棒700を収容保持するようにしているので、筐体2の内面へのインク棒700による出っ張りがなくなることから、筐体2に配設されている各種構成部等の配置スペースを狭めるようなこともなくなる。
スロットマシンに限らず、パチンコ機、ピンボールゲーム機、アレンジボールゲーム機、じゃん球といった他の遊技機にも適用可能である。
本発明の不正穴開検出装置が適用される回胴式遊技装置の一例を示す正面図である。 図1の回胴式遊技装置の内部構成を示す正面図である。 図1の回胴式遊技装置の内部構成を示す斜視図である。 図1〜図3の筐体を分解して示す斜視図である。 図4の背板を分解して示す斜視図である。 図4の背板をA−A線に沿って示す断面図である。
符号の説明
1 スロットマシン
2 筐体
2b 底板
2c,2d 側板
2e 天板
2f 背板
2f−1,2f−2 板
3A 上部パネル部
3B 中部パネル部
3C 操作卓部
3D 下部パネル部
5a,5b サイドランプ
7 ベットボタン
8 スタートレバー
9a,9b,9c ストップボタン
10 パネル
11 受皿ユニット
12 メダル排出口
13,14 演出効果音部
13a,14a スピーカ
100 演出表示部
101 表示部
102 表示パネル
103 透明窓
104〜108 演出用ランプ
109,110 放音部
109a,110a スピーカ
200 メイン演出部
201 確認窓
300 主制御基板
400 サブ制御基板
410 中央表示制御基板
420 回胴装置基板
430 電源装置基板
440 外部集中端子基板
500 セレクト機構
520 回胴装置
521,522,523 メインリール
530 電源装置
540 補助貯留部
600 ホッパ装置
700 インク棒
702a 保持溝
704 穴

Claims (4)

  1. 前扉によって開口が閉塞される遊技機の筐体に対する少なくとも不正な穴開け行為を検出する不正穴開検出装置であって、
    前記筐体に、該筐体の一部に穴が開けられると損傷又は切断される、インクを透明な筒状部材に充填してなるインク棒を密に並設してなる
    ことを特徴とする不正穴開検出装置。
  2. 前記筐体の底板、側板、天板、背板のいずれかに前記インク棒を収容保持する保持溝が複数並設されていることを特徴とする請求項1に記載の不正穴開検出装置。
  3. 少なくとも前記背板は透明部材よりなることを特徴とする請求項2に記載の不正穴開検出装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の不正穴開検出装置を搭載していることを特徴とする遊技機。
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