JP2769689B2 - 遊技機器の制御装置 - Google Patents

遊技機器の制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】本発明は、CPU、ROM、RAM等を使
用するパチンコ機の制御装置の改良に関する。 【0002】近年、パチンコ機は、マイクロコンピュー
タの普及に伴い複雑高度な遊技が可能になり、遊技の多
様化が望まれている。 【0003】この交換は経済的な理由から遊技機器の全
てについて行われるものではなく、各構成部品の一部を
交換している。 【0004】つぎに上記遊技機器の交換をパチンコ機の
場合を例にして以下に説明する。パチンコ機は遊技内
容、いいかえれば機種が異っても基本的な装置の構成お
よび遊技手順が変化することはなく、打球装置、賞品球
払出装置など機構部の交換がなされることは少ない。 【0005】すなわちパチンコ機の交換はゲージ盤と呼
ばれる遊技盤と、遊技手順を実行するための電子制御系
部品(以下、「電子部品」という)によって構成される
制御装置のみを交換すればよい。 【0006】ところで上記制御装置の電子部品は図7に
示すように基板に実装され、CPU30など、交換後のパ
チンコ機にも共通に使用可能な回路を構成する共通電子
部品と、固有の遊技手順(プログラム)を格納したRO
M20など、共通使用不可能な回路を構成する非共通電子
部品とに分類される。 【0007】このため遊技盤については、その意匠上の
理由からも、全てを新たなものに交換する必要がある
が、電子部品においては、非共通なもののみを新たに交
換することが経済的に望ましい。 【0008】上記の共通電子部品には、CPU30、RA
M31、パチンコ機を構成する基本的な構成部材を制御す
るための基本プログラムが格納されているROM32、機
構部(図示省略)とCPU30との基本的な電気的整合を
図るための整合回路33、電源回路34、基本的な効果音な
どを発生させるための音声信号発生回路28、および、抵
抗器などがある。 【0009】他方、非共通電子部品には、新遊技盤の遊
技手順など、新たな遊技に固有なものである固有プログ
ラムと、その実行のために必要なデータとが格納されて
いるROM20、遊技の進行に伴う遊技手順の実行時に、
CPU30の演算結果および各種データなどを一時的に格
納するための記憶容量拡張用のRAM37、前記機構部と
CPU30との固有な整合を図る整合回路38、固有な効果
音などを発生させる音声信号発生回路35、固有な機構を
制御する回路および抵抗器などがある。 【0010】これらの電子部品のうち、非共通電子部品
のみを新たに交換するには旧遊技盤をパチンコ機の設置
場所から外し、旧遊技盤の共通電子部品を取外す。そし
て、この取外した共通部品を予め非共通電子部品が装着
された新遊技盤に装着し、この新遊技盤をこれらの電子
部品とともに前記設置場所に再設置する。 【0011】すなわちパチンコ機の電子部品において、
旧遊技盤の共通電子部品は再利用され、非共通電子部品
のみを交換したことになる。 【0012】この再設置後に機構部と電子部品との電子
系の検査および機構部と電子部品との整合を検査してパ
チンコ機の交換を終了する。このパチンコ機に関する電
子部品の交換作業は各電子部品を共通または非共通なも
の毎に分類実装した2種の復数基板単位で行われてい
た。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】前記のように、電子部
品(制御装置)を遊技盤とともに全て交換した場合に経
済的問題が生じるが、非共通電子部品のみを交換する場
合には以下に説明するような問題があるので、現状では
新遊技盤用の全ての電子部品が実装された単体基板を新
遊技盤に装着し、旧遊技盤をこの新遊技盤に交換してい
た。 【0014】そのため、次のような問題があった。第1
に交換作業および交換作業後にはパチンコ機の機構、電
子部品、および両者の整合に関する各種検査を行わなけ
ればならず、この検査作業に要する工数が多い。 【0015】さらに基板を共通電子部品と非共通電子部
品とに分離しているため、基板の信号線デザインおよび
回路設計など基板設計上の制限が大きくなる。このた
め、パチンコ機の交換作業および基板の開発に多くの時
間を要するために作業能率が悪い。 【0016】第2に、共通電子部品と非共通電子部品と
は複数枚の基板に分離して実装されており、通常これら
の各基板はコネクタを介して制御回路、各基板などに連
結されている。 【0017】このため図8に示すようにコネクタが増加
するので各電子部品を単体基板に実装した場合より連結
箇所が多くなり、振動などに起因する接触不良による不
良品発生の可能性が大きくなる。 【0018】したがって生産時にはランニングコストが
増加し、パチンコ機の遊技(作動)時には故障発生率が
増加する傾向にあるため製品信頼度が低下する。 【0019】そして、これらのランニングコスト増加お
よび製品信頼度低下を抑制するため、コネクタの接続箇
所を半田付によって接続する方法はあるが、この半田付
作業は前記複数枚の各基板への電子部品実装時の他に、
各基板の接続時に行わなければならないため、作業工数
が増加する。 【0020】第3に、共通電子部品は全てのパチンコ機
に使用可能であり、またROMは書き込み内容を所定の
ものに変更することよって全てのパチンコ機に使用可能
になる。 【0021】しかしながら回収された共通電子部品およ
びROMを再利用するときには、これらの電子部品の基
本性能を充分検査する必要があるので、多くの時間を要
するとともに、電子部品の信頼度が低下する。 【0022】第4に、これらの基板は従来の単体の基板
を分離してコネクタで一体に形成しているので、各基板
は従来のものより小型化されている。これにより、着脱
が容易であるために基板上の回路およびROM内容を変
更するなど不正行為発生の可能性が大きくなる。 【0023】すなわち、前記ROMには遊技機機の主構
成たる遊技手順が格納されており、ROMを基板から取
り外してROMライタで複写、改竄することは容易であ
り、さらには制御回路に装着されているCPUの代わり
に、エミュレータを接続したり、RAMの信号をモニタ
したりして、遊技手順を解析することはきわめて容易
で、上記ROMライタおよびエミュレータのいずれも、
市販の機種が使用されている。上記のように、遊技場に
搬入されたパチンコ機は、遊技場側または第三者によ
り、上記方法等で遊技手順を解析されたり、さらには客
寄せ等のために、正規のROMの代わりに、プログラム
を改竄した不正なROMに交換された制御基板を営業用
として悪用されることがあった。一方、パチンコ機のメ
ーカー側にとっては、これらを防止するため、実開平1
−26085号(実公平6−21513号)に開示され
ているように、回路ボックスに封印シールを貼付してい
た。 【0024】そのため本発明は、電子部品の交換が容
易、確実でありかつ不正行為防止対策手段を有する
チンコ機を提供するものである。 【0025】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、パチンコ機2の制御に係るプログラムお
よびデータが予め格納されているROMと、 前記プログ
ラムを実行するCPU30とを備えるパチンコ機の制御
装置において、 前記ROMを、複数種類の前記パチンコ
機の各々に対して、共通使用可能な内容が格納されてい
る共通ROM32と前記複数種類の前記パチンコ機の
各々に対して、固有な非共通内容が格納されている非共
通ROM20とで構成し、 少なくとも前記共通ROM3
2およびCPU30が一体に形成される集積回路を設け
ていることを特徴とする構成を備えるものである。 【0026】遊技機器2を他機種に交換する場合、DI
P42をソケット43に対する着脱で旧機種から新機種
に差し換えるだけで、遊技機器2の種類に応じて容易、
かつ、確実に交換することができ、また共通回路8また
は非共通回路9が、それぞれ集積回路化されているの
で、第三者がDIP42の構成と、その周辺回路におけ
る相関関係とのハードウエアおよびソフトウエアについ
て解析することを、複数種類の回路が混在する集積回路
で形成することで困難にするとともに、不正行為の発生
を抑止し、電源回路34は共通集積回路42に電力を供
給する。 【0027】一方、ソフトウエアの開発に当たり、技術
者は非共通ROM20に格納される内容を開発すればよ
く、その容量がすべてを開発する場合よりも縮小される
ことから、開発期間の短縮を図ることができる。 【0028】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態を
図面に基づいて詳細に説明する。図2は本発明の制御装
置1を備えた、パチンコ機2の裏側を示している。 【0029】パチンコ機の制御装置1は基板36(図
5)に実装された各電子部品で構成され、3で示す基板
ボックス内に従来同様に収容されている。 【0030】4は賞品球を貯溜する貯溜タンク、5は払
出数を複数種類設けた賞品球払出装置6に貯溜タンク4
の賞品球を誘導する誘導樋、7は基板36に制御される
打球装置で、この打球装置7は図1および図ないし図
に示す出力装置(後述)10の一部を構成している。 【0031】なお、基板36の信号線の図示は省略して
あり、11(図3)は基板36に制御信号を入力する入
力装置を表わす。 【0032】パチンコ機2は本体である中枠12と、中枠
12にヒンジ15によって開閉可能な外枠14と、中枠12に設
けた遊技盤収納枠16とを主構成としている。この遊技盤
収納枠16には遊技盤19がロック部材18によって着脱可能
に設けてある。 【0033】さらに、図4に示すように、44は上皿、
45下皿、46はガラス枠、47は遊技盤19に設けた
凸部(図示省略)を収容する収容穴、48は遊技盤19
に係合して遊技盤19を収容する収容凹部である。 【0034】入力装置11は基板36に遊技を行うための信
号を入力するもので、基板36には入力装置11からの入力
信号と、予めROM(後述)20に格納された固有の遊技
手順とに基づいて出力装置10に制御信号を入力する制御
回路29が組み込まれている。 【0035】図3に示すように、入力装置11は打球装
置7を作動させる打球開始スイッチ21と、打球された
パチン入球の入賞をパチンコ球の近接により検知する入
賞検知スイッチ22とを主構成とする。 【0036】打球開始スイッチ21はパチンコ機2の表側
右下に設けたハンドル23に内蔵され、ハンドル23操作に
よって接点を閉じ打球(遊技)開始を表わす信号を発生
させる。 【0037】入賞検知スイッチ22は近接センサからな
り、遊技盤19面に配設された入賞口24内に収容されたリ
ング状のものである。 【0038】入賞検知スイッチ22は入賞球が前記リング
内を通過することによって、打球されたパチンコ球が入
賞したことを表わす信号を発生させる。25はアウト球孔
である。 【0039】そのほかの主な入力装置11としては、特定
の入賞状態を検知するとともに特定入賞を表わす信号を
発生させる特定入賞検知スイッチ(図示省略)などがあ
る。 【0040】出力装置10は基板36から入力される制御信
号に基づいて遊技手順を実行するもので、打球装置7な
ど共通使用可能なものと、パチンコ機2に固有な共通使
用不可能なものとがある。 【0041】共通使用不可能なものには、たとえば本実
施の形態の場合、遊技盤19表側には前記特定入賞検知ス
イッチの特定の入賞条件に応じて入賞確率を上昇させる
開閉翼26、各種の入賞状態をランプの点灯によって表示
する表示装置27が配設してある。 【0042】そのほかの主な出力装置10としてはパチン
コ機2の表側に設けた各種の入賞状態を音声で表示する
スピーカ(図示省略)、該スピーカに音声信号を入力す
る音声信号発生回路28,35などがある。 【0043】基板36は出力装置10を制御するための制御
回路29を構成する電子部品と、基板36に設けたプリント
配線(図示省略)とからなるもので、図1に破線で示す
ように、共通回路8および非共通回路9に分けられてい
る。 【0044】共通回路8は遊技内容または仕様が異る複
数種類のパチンコ機2にそれぞれ共通使用可能であり、
非共通回路9は前記複数種類の各パチンコ機2にそれぞ
れ遊技機器に固有なものである。したがって、非共通回
路9は異機種の各パチンコ機間における共通使用は不可
能である。 【0045】共通回路8はCPU30、RAM31、基本
(共通)プログラムを格納したROM32、各パチンコ機
2の共通の機構部(図示省略〜たとえば打球装置、賞品
球払出装置など)とCPU30との間の基本的な整合を図
る整合回路33、パチンコ機2の異常報知などの共通に使
用可能な音声を発生させる音声信号発生回路28、電源回
路34、発振回路40、割込信号発生回路41および抵抗器
(図示省略)などの電子部品で構成されている。 【0046】しかしながら、これらのうち少なくともC
PU30とROM32とが一体な集積回路を形成すれば、共
通集積回路42を旧機種の非共通回路9から、新たな非共
通回路9に差し換えるだけで、遊技機器2の種類に応じ
て容易、かつ、確実に交換することができ、また共通集
積回路42が少なくとも共通ROM32およびCPU30を一
体に形成しているので、第三者が共通集積回路42の構成
と、その周辺回路における相関関係とのハードウエアお
よびソフトウエアについて解析することを、複数種類の
回路が混在する集積回路で形成することで困難にすると
ともに、不正行為の発生を抑止する。 【0047】また上述した共通集積回路42と、少なくと
もROM20を包含する回路とのいずれか一方が、他方に
対して着脱可能に形成されていれば、集積回路間の着脱
のみで遊技機器2を他機種に交換できる。 【0048】他方、非共通回路9は各パチンコ機2の遊
技手順など固有(非共通)プログラムとデータとを格納
したROM20、記憶容量拡張用のRAM37、前記機構部
のうちのパチンコ機2に固有のもの(たとえば開閉翼な
ど所定の条件に応じて入賞確率を上昇させるもの)とC
PU30との整合を図る整合回路38、固有音声を発生させ
る音声信号発生回路35、固有な機構部(開閉翼など)を
制御する機構制御回路39および抵抗器などの電子部品で
構成されている。 【0049】この非共通回路9は集積回路化してあり、
図6に示すように、デュアルインラインパッケージ(以
下、DIP(Dual Inline Packag
e)という)42Aに形成されている。 【0050】非共通回路9をDIP42Aで形成するこ
とにより、制御回路29の構成要素が第三者によって識
別されにくくしてあるため、たとえ第三者が制御回路2
9の解析を試みても、共通回路8自体および非共通回路
9自体の解析が困難なだけでなく、両回路の相関関係が
きわめて把握しにくく、それはDIP42Aで構成され
た非共通回路9について一層顕著になる。 【0051】また第三者による解析に際し、共通回路8
自体および非共通回路9間で相互に授受される信号を時
系列に沿って検出することに基づき、遊技の主構成たる
ソフトウエアの解析が考えられ、所謂エミュレータと呼
ばれる解析機器(図示省略)を共通回路8の主構成たる
CPU30の代用として接続することになる。 【0052】しかしながら、たとえば共通回路8が、図
1に示すようにCPU30および共通ROM32を主構成と
して、互いに混在させている集積回路で構成された場
合、上記接続は困難をきわめ、このようなソフトウエア
解析は事実上不可能である。 【0053】他方、非共通回路9がDIP42Aで構成
されている場合、図示を省略した上記ROMライタを活
用しようとしても、非共通回路9に包含されているRO
M20を上記ROMライタに対して装着させること、い
いかえれば遊技特有の制御手段を上記ROMライタに読
み込ませることは、上述した複数種類の回路の混在に起
因して、きわめて困難になり、この種のソフトウエア解
析は事実上不可能である。 【0054】49はペアチップ、50は金ワイヤ、51
はピン、52はリードフレーム、53は接着剤、13は
配線シート、17はパッケージ基材である。また、43
はDIP42Aを着脱可能に実装するソケットである。 【0055】つぎに上記構成の基板36が装着されたパチ
ンコ機2を、当該パチンコ機2と異る遊技手順(遊技内
容)のパチンコ機2に交換する場合を以下に説明する。 【0056】以下、交換前に設置箇所に設置されている
パチンコ機2を旧パチンコ機2、交換後に設置箇所に設
置されているパチンコ機2を新パチンコ機2ということ
にする。 【0057】まず旧パチンコ機2の電源回路34の機能を
機能解除したのち、図示を省略した信号線などを適宜処
理しながらロック部材18を解除して遊技盤19を取り外
す。 【0058】そして基板ボックス3から基板36を取り
外して、DIP42Aすなわち非共通回路9をソケット
か43から引き抜く。 【0059】しかるのち、新パチンコ機2のDIP42
すなわち非共通回路9をソケット43に挿入し、基板
36を新パチンコ機2の基板ボックス3に装着して基板
36の交換を終了する。 【0060】なお本実施の形態は非共通回路9のみを集
積回路化したがそれに限定されるものではなく、共通回
路8のみ、または共通回路8と非共通回路9とをともに
集積回路化しても良い。 【0061】さらに本実施の形態における集積回路は、
集積回路のチップをDIP42Aに収めた場合を説明し
たが、チップをボンディングなどによって基板36に組
み込んでもよい。この場合には、ほかの電子部品をソケ
ット43に着脱可能に実装する。 【0062】【発明の効果】 本発明は以上のように構成したものなの
、集積回路には不正行為を施すことが困難になる。 【0063】このため、基板36の信号線デザインおよ
び回路設計など基板36の設計上の制限が緩和される。
これにより、パチンコ機2の交換作業および基板36の
開発が容易になりこれらの作業時間が短縮するので作
業能率が向上する。 【0064】さらに、共通回路8は同機種、異遊技手順
のパチンコ機2に全て使用可能なので、生産コストを低
下させることができる一方、ソフトウエアの開発に当た
り、技術者は非共通ROM20に格納される内容のみを
開発すればよく、その容量がすべてを開発する場合より
も縮小されることから、回路設計の変更を容易にすると
共に、開発期間の短縮を図ることができる。また、共通
プログラムは共通ROMエリアに格納したため、非共通
プログラム用ROMのサイズを小さくできる。これによ
り制御基板36の小型化に寄与できる。 【0065】第2に、共通回路8と非共通回路9との接
続にコネクタを使用することが皆無になったので、振動
などに起因する接触不良による不良品発生の可能性が極
めて小さくなる。これにより、生産時にはランニングコ
ストが低減し、パチンコ機2の遊技(作動)時には故障
発生率が低減するため製品信頼度が向上する。 【0066】第3に、集積回路には不正行為を施すこと
が困難になるために、プログラムの書き換え、ハード
(基板36、電子部品)の加工など不正行為の防止対策に
充分な効果を有する。 【0067】また制御回路を共通回路8および非共通回
路9に分割し、そのいずれかを集積回路で形成すること
により、たとえ第三者が制御回路の解析を試みても、共
通回路8自体および非共通回路9自体の解析が困難なだ
けでなく、両回路の相関関係がきわめて把握しにくく、
パチンコ機2のソフトウエアおよびハードウエアの模
倣、および、改竄に起因する不正行為の発生を確実に抑
止できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施の形態の構成を表したブロック
図である。 【図2】図1のものを収容したパチンコ機裏側を表した
背面図である。 【図3】図2の正面図である。 【図4】図3の遊技盤の着脱状態を表した斜視図であ
る。 【図5】図1の斜視図である。 【図6】図1の集積回路をDIPで構成した場合を表し
た正面図である。 【図7】従来のパチンコ機2の制御基板を表した斜視図
である。 【図8】図7と異る従来例を示した斜視図である。 【符号の説明】 1 パチンコ機の制御装置 2 パチンコ機 8 共通回路 9 非共通回路 10 出力装置 11 入力装置 20 非共通ROM 29 制御回路 30 CPU 32 共通ROM 42 デュアルインラインパッケージ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.パチンコ機の制御に係るプログラムおよびデータが
    予め格納されているROMと、 前記プログラムを実行するCPUとを備えるパチンコ機
    の制御装置において、 前記ROMを、複数種類の前記パチンコ機の各々に対し
    て、共通使用可能な内容が格納されている共通ROM
    前記複数種類の前記パチンコ機の各々に対して、固有な
    非共通内容が格納されている非共通ROMとで構成し、 少なくとも前記共通ROMおよびCPUが一体に形成さ
    れる集積回路を設けていることを特徴とするパチンコ機
    の制御装置
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