JPH09691A - 遊技機器の制御装置 - Google Patents

遊技機器の制御装置

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JPH09691A
JPH09691A JP21059296A JP21059296A JPH09691A JP H09691 A JPH09691 A JP H09691A JP 21059296 A JP21059296 A JP 21059296A JP 21059296 A JP21059296 A JP 21059296A JP H09691 A JPH09691 A JP H09691A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機器のソフトの開発を短縮し、他者によ
る解析・改竄を困難にする。 【解決手段】 制御手順および制御用データを、複数種
類の遊技機器2の各々に対して共通使用可能な共通制御
手順および共通制御用データを共通ROM32に格納し、
複数種類の遊技機器2の各々に対して固有な非共通制御
手順および非共通制御用データを非共通ROM20に格納
するとともに、ROM32およびCPU30など複数種類の
回路を混在させて集積回路化することにより、そのハー
ドおよびソフトの解析・改竄を困難にする一方、ソフト
ウエアの開発に当たり、開発ソフトの容量を共通ROM
32用ソフト分減少させることで、開発期間の短縮を図
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技内容を交換する
ために使用する遊技機器の制御装置の改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロコンピュータの普及に伴
ない複雑高度な遊技が可能になり、遊技の多様化が望ま
れているため、遊技機器は一定サイクルで新規の遊技内
容を有するものに交換される。
【0003】この交換は経済的な理由から遊技機器の全
てについて行われるものではなく、各構成部品の一部を
交換している。
【0004】つぎに上記遊技機器の交換をパチンコ機の
場合を例にして以下に説明する。パチンコ機は遊技内
容、いいかえれば機種が異っても基本的な装置の構成お
よび遊技手順が変化することはなく、打球装置、賞品球
払出装置など機構部の交換がなされることは少ない。
【0005】すなわちパチンコ機の交換はゲージ盤と呼
ばれる遊技盤と、遊技手順を実行するための電子制御系
部品(以下、「電子部品」という)によって構成される
制御装置のみを交換すればよい。
【0006】ところで上記制御装置の電子部品は図7に
示すように基板に実装され、CPU30など、交換後のパ
チンコ機にも共通に使用可能な回路を構成する共通電子
部品と、固有の遊技手順(プログラム)を格納したRO
M20など、共通使用不可能な回路を構成する非共通電子
部品とに分類される。
【0007】このため遊技盤については、その意匠上の
理由からも、全てを新たなものに交換する必要がある
が、電子部品においては、非共通なもののみを新たに交
換することが経済的に望ましい。
【0008】上記の共通電子部品には、CPU30、RA
M31、パチンコ機を構成する基本的な構成部材を制御す
るための基本プログラムが格納されているROM32、機
構部(図示省略)とCPU30との基本的な電気的整合を
図るための整合回路33、電源回路34、基本的な効果音な
どを発生させるための音声信号発生回路28、および、抵
抗器などがある。
【0009】他方、非共通電子部品には、新遊技盤の遊
技手順など、新たな遊技に固有なものである固有プログ
ラムと、その実行のために必要なデータとが格納されて
いるROM20、遊技の進行に伴う遊技手順の実行時に、
CPU30の演算結果および各種データなどを一時的に格
納するための記憶容量拡張用のRAM37、前記機構部と
CPU30との固有な整合を図る整合回路38、固有な効果
音などを発生させる音声信号発生回路35、固有な機構を
制御する回路および抵抗器などがある。
【0010】これらの電子部品のうち、非共通電子部品
のみを新たに交換するには旧遊技盤をパチンコ機の設置
場所から外し、旧遊技盤の共通電子部品を取外す。そし
て、この取外した共通部品を予め非共通電子部品が装着
された新遊技盤に装着し、この新遊技盤をこれらの電子
部品とともに前記設置場所に再設置する。
【0011】すなわちパチンコ機の電子部品において、
旧遊技盤の共通電子部品は再利用され、非共通電子部品
のみを交換したことになる。
【0012】この再設置後に機構部と電子部品との電子
系の検査および機構部と電子部品との整合を検査してパ
チンコ機の交換を終了する。このパチンコ機に関する電
子部品の交換作業は各電子部品を共通または非共通なも
の毎に分類実装した2種の復数基板単位で行われてい
た。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、電子部
品(制御装置)を遊技盤とともに全て交換した場合に経
済的問題が生じるが、非共通電子部品のみを交換する場
合には以下に説明するような問題があるので、現状では
新遊技盤用の全ての電子部品が実装された単体基板を新
遊技盤に装着し、旧遊技盤をこの新遊技盤に交換してい
た。
【0014】第1に交換作業および交換作業後には遊技
機の機構、電子部品、および両者の整合に関する各種検
査を行わなければならず、この検査作業に要する工数が
多い。
【0015】さらに基板を共通電子部品と非共通電子部
品とに分離しているため、基板の信号線デザインおよび
回路設計など基板設計上の制限が大きくなる。このた
め、パチンコ機の交換作業および基板の開発に多くの時
間を要するために作業能率が悪い。
【0016】第2に、共通電子部品と非共通電子部品と
は複数枚の基板に分離して実装されており、通常これら
の各基板はコネクタを介して制御回路、各基板などに連
結されている。
【0017】このため図8に示すようにコネクタが増加
するので各電子部品を単体基板に実装した場合より連結
箇所が多くなり、振動などに起因する接触不良による不
良品発生の可能性が大きくなる。
【0018】したがって生産時にはランニングコストが
増加し、パチンコ機の遊技(作動)時には故障発生率が
増加する傾向にあるため製品信頼度が低下する。
【0019】そして、これらのランニングコスト増加お
よび製品信頼度低下を抑制するため、コネクタの接続箇
所を半田付によって接続する方法はあるが、この半田付
作業は前記複数枚の各基板への電子部品実装時の他に、
各基板の接続時に行わなければならないため、作業工数
が増加する。
【0020】第3に、共通電子部品は全てのパチンコ機
に使用可能であり、またROMは書き込み内容を所定の
ものに変更することよって、全てのパチンコ機に使用可
能になる。
【0021】しかしながら回収された共通電子部品およ
びROMを再利用するときには、これらの電子部品の基
本性能を充分検査する必要があるので、多くの時間を要
するとともに、電子部品の信頼度が低下する。
【0022】第4に、これらの基板は従来の単体の基板
を分離してコネクタで一体に形成しているので、各基板
は従来のものより小型化されている。これにより、着脱
が容易であるために基板上の回路およびROM内容を変
更するなど不正行為発生の可能性が大きくなる。
【0023】すなわちROMには遊技機器の主構成たる
遊技手順が格納されており、ROMを基板から取り外し
てROMライタで複写、改竄することは容易であり、さ
らには制御回路に装着されているCPUの代わりに、エ
ミュレータを接続することによって遊技手順を解析する
ことはきわめて容易で、上記ROMライタおよびエミュ
レータのいずれも、市販の機種で充分活用できるのであ
る。
【0024】そのため本発明は交換が容易、確実であり
かつ不正行為防止対策手段を有する遊技機器を提供する
ものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためにパチンコ機2に設けた入力装置11から入力さ
れる信号に応じ予め格納された遊技手順に基づいてパチ
ンコ機2に設けた出力装置10を制御する制御回路29を有
し、制御回路29を複数種のパチンコ機2にそれぞれ共通
使用可能な共通回路8と複数種の各パチンコ機2にそれ
ぞれ固有な非共通回路9とで構成するとともに、共通回
路8および非共通回路9をそれぞれ集積回路42によって
形成し、さらに共通回路8はCPU30、RAM31、各パ
チンコ機2に共通使用可能なプログラムを格納した共通
ROM32、各パチンコ機2に共通な入力装置11および出
力装置10とCPU30との間の整合を図る共通整合回路3
3、各パチンコ機2に共通使用可能な音声を発生させる
音声信号発生回路28、電源回路34、発振回路40、割込信
号発生回路28および抵抗器からなり、非共通回路9は各
パチンコ機2に固有なプログラムとデータとを格納した
非共通ROM20、RAM37、各パチンコ機2に固有な入
力装置11および出力装置10とCPU30との整合を図る非
共通整合回路38、固有音声を発生させる音声信号発生回
路35、固有な機構部を制御する非共通機構制御回路39お
よび抵抗器からなる構成としている。
【0026】本発明は上記構成により、遊技機器2を他
機種に交換する場合、共通集積回路42を旧機種の非共通
回路9から、新たな非共通回路9に差し換えるだけで、
遊技機器2の種類に応じて容易、かつ、確実に交換する
ことができ、また共通集積回路42および非共通回路9
が、それぞれ集積回路化されているので、第三者が共通
集積回路42の構成と、その周辺回路における相関関係と
のハードウエアおよびソフトウエアについて解析するこ
とを、複数種類の回路が混在する集積回路で形成するこ
とで困難にするとともに、不正行為の発生を抑止する。
【0027】一方、ソフトウエアの開発に当たり、技術
者は非共通ROM20に格納されるソフトウエアおよびデ
ータのみを開発すればよく、その容量がすべてを開発す
る場合よりも縮小されることから、開発期間の短縮を図
ることができる。
【0028】
【実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図2は本発明の遊技機器の制
御装置1を備えた、遊技機器であるパチンコ機2の裏側
を示している。
【0029】遊技機器の制御装置1は基板36に実装され
た各電子部品で構成され、3で示す基板ボックス内に従
来同様に収容されている。
【0030】4は賞品球を貯溜する貯溜タンク、5は払
出数を複数種類設けた賞品球払出装置6に貯溜タンク4
の賞品球を誘導する誘導樋、7は基板36に制御される打
球装置で、この打球装置7は図1および図3ないし図4
に示す出力装置(後述)10の一部を構成している。
【0031】なお、基板36の信号線の図示は省略してあ
り、11は基板36に制御信号を入力する入力装置を表わ
す。
【0032】パチンコ機2は本体である中枠12と、中枠
12にヒンジ15によって開閉可能な外枠14と、中枠12に設
けた遊技盤収納枠16とを主構成としている。この遊技盤
収納枠16には遊技盤19がロック部材18によって着脱可能
に設けてある。
【0033】さらに44は上皿、45下皿、46はガラス枠、
47は遊技盤19に設けた凸部(図示省略)を収容する収容
穴、48は遊技盤19に係合して遊技盤19を収容する収容凹
部である。
【0034】入力装置11は基板36に遊技を行うための信
号を入力するもので、基板36には入力装置11からの入力
信号と、予めROM(後述)20に格納された固有の遊技
手順とに基づいて出力装置10に制御信号を入力する制御
回路29が組み込まれている。
【0035】入力装置11は打球装置7を作動させる打球
開始スイッチ21と、打球されたパチンコ球の入賞をパチ
ンコ球の近接により検知する入賞検知スイッチ22とを主
構成とする。
【0036】打球開始スイッチ21はパチンコ機2の表側
右下に設けたハンドル23に内蔵され、ハンドル23操作に
よって接点を閉じ打球(遊技)開始を表わす信号を発生
させる。
【0037】入賞検知スイッチ22は近接センサからな
り、遊技盤19面に配設された入賞口24内に収容されたリ
ング状のものである。
【0038】入賞検知スイッチ22は入賞球が前記リング
内を通過することによって、打球されたパチンコ球が入
賞したことを表わす信号を発生させる。25はアウト球孔
である。
【0039】そのほかの主な入力装置11としては、特定
の入賞状態を検知するとともに特定入賞を表わす信号を
発生させる特定入賞検知スイッチ(図示省略)などがあ
る。
【0040】出力装置10は基板36から入力される制御信
号に基づいて遊技手順を実行するもので、打球装置7な
ど共通使用可能なものと、パチンコ機2に固有な共通使
用不可能なものとがある。
【0041】共通使用不可能なものには、たとえば本実
施の形態の場合、遊技盤19表側には前記特定入賞検知ス
イッチの特定の入賞条件に応じて入賞確率を上昇させる
開閉翼26、各種の入賞状態をランプの点灯によって表示
する表示装置27が配設してある。
【0042】そのほかの主な出力装置10としてはパチン
コ機2の表側に設けた各種の入賞状態を音声で表示する
スピーカ(図示省略)、該スピーカに音声信号を入力す
る音声信号発生回路28,35などがある。
【0043】基板36は出力装置10を制御するための制御
回路29を構成する電子部品と、基板36に設けたプリント
配線(図示省略)とからなるもので、図1に破線で示す
ように、共通回路8および非共通回路9に分けられてい
る。
【0044】共通回路8は遊技内容または仕様が異る複
数種類のパチンコ機2にそれぞれ共通使用可能であり、
非共通回路9は前記複数種類の各パチンコ機2にそれぞ
れ遊技機器に固有なものである。したがって、非共通回
路9は異機種の各パチンコ機間における共通使用は不可
能である。
【0045】共通回路8はCPU30、RAM31、基本
(共通)プログラムを格納したROM32、各パチンコ機
2の共通の機構部(図示省略〜たとえば打球装置、賞品
球払出装置など)とCPU30との基本的な整合を図る整
合回路33、パチンコ機2の異常報知などの共通に使用可
能な音声を発生させる音声信号発生回路28、電源回路3
4、発振回路40、割込信号発生回路41および抵抗器(図
示省略)などの電子部品で構成される(以下、発振回路
40および割込信号発生回路41については、特開昭62−18
3781号公報参照)。
【0046】発振回路40はCPU30に外付けで接続され
た発振子(クリスタル〜図示省略)の発振に基づいて所
定周波数、たとえば8〜10MHz程度のクロックパルス信
号を発生させるためのもので、CPU30は発振回路40か
ら発振されるクロックパルス信号に基づいてROM20,
32に書き込まれた制御手順を順次実行する。
【0047】割込信号発生回路41は発振回路40から発振
されるパルス信号に基づき、所定周期、たとえば4msec
の割込信号を発生させ、これをCPU30の図示を省略し
たリセット端子に入力する。
【0048】これによりCPU30は制御手順を所定番地
から実行させる。これはCPU30の動作が不安定な状態
であっても、所定周期ごとに制御手順を所定番地から実
行、あるいは再起動させることにより、暴走現象が発生
することを抑止している。
【0049】そのため上記制御手順は、CPU30の実行
に要する時間を最長でも4msecを超えないように1サイ
クルが構成されており、制御手順の1サイクル分がすべ
て実行された後、CPU30は制御手順の実行の開始から
4msecが経過するまで、パチンコ機2の制御と直接は無
関係な手順をループするようになっている。
【0050】なお割込信号がCPU30に入力されても、
それ以前にRAM31に書き込まれている各種データが揮
発されないことはもちろんである。
【0051】また非共通回路9は各パチンコ機2の遊技
手順など固有(非共通)プログラムとデータとを格納し
たROM20、記憶容量拡張用のRAM37、前記機構部の
うちのパチンコ機2に固有のもの(たとえば開閉翼など
所定の条件に応じて入賞確率を上昇させるもの)とCP
U30との整合を図る整合回路38、固有音声を発生させる
音声信号発生回路35、固有な機構部(開閉翼など)を制
御する機構制御回路39および抵抗器などの電子部品で構
成される。
【0052】この非共通回路9は集積回路化してあり、
図6および図7に示すように、デュアルインラインパッ
ケージ(以下、DIP(Dual Inline Package)という)42に
形成されている。
【0053】非共通回路9をDIP42で形成することに
より、制御回路29の構成要素が第三者によって識別され
にくくしているため、たとえ第三者が制御回路29の解析
を試みても、共通回路8自体および非共通回路9自体の
解析が困難なだけでなく、両回路の相関関係がきわめて
把握しにくく、それはDIP42で構成された非共通回路
9について一層顕著になる。
【0054】また上記解析に際し、共通回路8自体およ
び非共通回路9間で相互に授受される信号を時系列に沿
って検出することに基づき、遊技の主構成たるソフトウ
エアの解析が考えられるが、所謂エミュレータと呼ばれ
る解析機器(図示省略)を制御回路29、とくに共通回路
8の主構成(CPU)の代用として接続することになる
が、たとえば共通回路8が集積回路で構成された場合、
その接続は困難をきわめ、この手段によるソフトウエア
解析は、複数種類の回路が単一集積回路内に混在するこ
とにより、事実上不可能である。
【0055】一方、ソフトウエアの開発に当たり、技術
者は非共通ROM20に格納されるソフトウエアおよびデ
ータのみを開発すればよく、その容量がすべてを開発す
る場合よりも縮小されることから、開発期間の短縮を図
ることができる。
【0056】これに対して、非共通回路9がDIP42で
構成されている場合、図示を省略した上記ROMライタ
を活用しようとしても、非共通回路9に包含されている
ROM20を上記ROMライタに対して装着させること、
いいかえれば遊技特有の制御手順を上記ROMライタに
読み込ませることは、複数種類の回路が単一集積回路内
に混在することにより、このようなソフトウエアの解析
は事実上不可能である。
【0057】49はベアチップ、50は金ワイヤ、51はピ
ン、52はリードフレーム、53は接着剤、13は配線シー
ト、17はパッケージ基材である。また、43はDIP42を
着脱可能に実装するソケットである。
【0058】つぎに上記構成の基板36が装着されたパチ
ンコ機2を、当該パチンコ機2と異る遊技手順(遊技内
容)のパチンコ機2に交換する場合を以下に説明する。
【0059】以下、交換前に設置箇所に設置されている
パチンコ機2を旧パチンコ機2、交換後に設置箇所に設
置されているパチンコ機2を新パチンコ機2ということ
にする。
【0060】まず旧パチンコ機2の電源回路34の機能を
機能解除したのち、図示を省略した信号線などを適宜処
理しながらロック部材18を解除して遊技盤19を取り外
す。
【0061】そして基板ボックス3から基板36を取り外
して、DIP42すなわち非共通回路9をソケット43から
引き抜く。
【0062】しかるのち、新パチンコ機2のDIP42す
なわち非共通回路9をソケット43に挿入し、基板36を新
パチンコ機2の基板ボックス3に装着して基板36の交換
を終了する。
【0063】なお本実施の形態は非共通回路9のみを集
積回路化したがそれに限定されるものではなく、共通回
路8のみ、または共通回路8と非共通回路9とをともに
集積回路化しても良い。
【0064】この共通回路8および非共通回路9の集積
回路化(あるいはDIP42化)に際し、共通回路8は上
述した各構成28,30,31,32,33,40,41のうち、任意の複数
を選択して集積回路化してもよいし、また非共通回路9
は上述した各構成20,35,37,38,39のうち、任意の複数を
選択して集積回路化してもよく、共通回路8および非共
通回路9のいずれか一方を他方に対して着脱可能に設
け、一方に対する他方の装着を容易に構成してもよい。
【0065】さらに本実施の形態における集積回路は、
集積回路のチップをDIP42に収めた場合を説明した
が、チップをボンディングなどによって基板36に組み込
んでもよい。この場合には、ほかの電子部品をソケット
43に着脱可能に実装する。
【0066】また第三者が共通集積回路42の構成と、そ
の周辺回路における相関関係とのハードウエアおよびソ
フトウエアについて解析することを、複数種類の回路が
混在することによって困難にすると同時に、集積回路で
形成することで、不正行為の発生を抑止し、かつ、パル
ス信号が入出力される回路周辺のノイズの影響を抑制し
て信頼度を向上させる。
【0067】さらに少なくともROM20,32のいずれか
を包含する単一集積回路を形成した構成では、複数種類
の回路が混在していることにより、ソフトウエアの解析
を困難にして、不正行為を施すことが困難になる。
【0068】またパチンコ機2の保守に際し、共通RO
M32または非共通ROM20を包含する集積回路かならる
共通回路8または非共通回路9を交換する場合、パチン
コ機2の種類に応じて容易かつ確実に交換することがで
き、また集積回路には不正行為を施すことが困難にな
る。
【0069】このため第1に交換作業および交換作業後
の各種検査に要する工数が短縮するとともに、基板の信
号線デザインおよび回路設計など基板設計上の制限が緩
和される。
【0070】これにより、パチンコ機2の交換作業およ
び基板の開発が容易になりこれらの作業時間が短縮する
ので作業能率が向上する。
【0071】さらにまた、共通回路8は同機種、異遊技
手順のパチンコ機2に全て使用可能なので、生産コスト
を低下させることができる一方、ソフトウエアの開発に
当たり、技術者は非共通回路9に装着されるソフトウエ
ア、いいかえれば非共通ROM20に格納されるソフトウ
エアおよびデータのみを開発すればよく、その容量がす
べてを開発する場合よりも縮小されることから、開発期
間の短縮を図ることができる。
【0072】第2に、共通回路8と非共通回路9との接
続にコネクタを使用することが皆無になったので、振動
などに起因する接触不良による不良品発生の可能性が極
めて小さくなる。これにより、生産時にはランニングコ
ストが低減し、パチンコ機2の遊技(作動)時には故障
発生率が低減するため製品信頼度が向上する。
【0073】第3に、集積回路には不正行為を施すこと
が困難になるために、プログラムの書き換え、ハード
(基板、電子部品)の加工など不正行為の防止対策に充
分な効果を有する。
【0074】また制御回路を共通回路8および非共通回
路9に分割し、そのいずれかを集積回路で形成すること
により、たとえ第三者が制御回路の解析を試みても、共
通回路8自体および非共通回路9自体の解析が困難なだ
けでなく、両回路の相関関係がきわめて把握しにくく、
パチンコ機2のソフトウエアおよびハードウエアの模
倣、および、改竄に起因する不正行為の発生を確実に抑
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を表したブロック
図である。
【図2】図1のものを収容したパチンコ機裏側を表した
背面図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】図3の遊技盤の着脱状態を表した斜視図であ
る。
【図5】図1の斜視図である。
【図6】図1の集積回路をDIPで構成した場合を表し
た正面図である。
【図7】従来のパチンコ機の制御基板を表した斜視図で
ある。
【図8】図7と異る従来例を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機の制御装置 2 パチンコ機 8 共通回路 9 非共通回路 10 出力装置 11 入力装置 29 制御回路 42 デュアルインラインパッケージ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】
【課題を解決するための手段】本願発明は上記課題を解
決するために、遊技機器2に設けた入力装置11から入
力される信号に応じ予め格納された遊技手順に基づいて
遊技機器2に設けた出力装置10を制御する制御回路2
9を有し、制御回路29を複数種の遊技機器2にそれぞ
れ共通使用可能な共通回路8と複数種の各遊技機器2に
それぞれ固有な非共通回非共通回路9とで構成し、共通
回路8または非共通回路9の全体をデュアルインライン
パラインパッケージ42からなる集積回路によって形成
するとともに、DIP42に対して電気的に着脱可能な
ソケット43を設けている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】遊技機器2を他機種に交換する場合、DI
P42をソケット43に対する着脱で旧機種から新機種
に差し換えるだけで、遊技機器2の種類に応じて容易、
かつ、確実に交換することができ、また共通回路8また
は非共通回路9が、それぞれ集積回路化されているの
で、第三者がDIP42の構成と、その周辺回路におけ
る相関関係とのハードウエアおよびソフトウエアについ
て解析することを、複数種類の回路が混在する集積回路
で形成することで困難にするとともに、不正行為の発生
を抑止する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機器に設けた入力装置から入力され
    る信号に応じ予め格納された遊技手順に基づいて前記遊
    技機器に設けた出力装置を制御する制御回路を有し、該
    制御回路を複数種の前記遊技機器にそれぞれ共通使用可
    能な共通回路と前記複数種の各遊技機器にそれぞれ固有
    な非共通回路とで構成するとともに、前記共通回路およ
    び非共通回路をそれぞれ集積回路によって形成し、 さらに前記共通回路は前記CPU、RAM、各遊技機器
    に共通使用可能なプログラムを格納した共通ROM、各
    遊技機器に共通な前記入力装置および出力装置と前記C
    PUとの間の整合を図る共通整合回路、各遊技機器に共
    通使用可能な音声を発生させる音声信号発生回路、電源
    回路、発振回路、割込信号発生回路および抵抗器からな
    り、 前記非共通回路は各遊技機器に固有なプログラムとデー
    タとを格納した非共通ROM、RAM、各遊技機器に固
    有な前記入力装置および出力装置と前記CPUとの整合
    を図る非共通整合回路、固有音声を発生させる音声信号
    発生回路、固有な機構部を制御する非共通機構制御回路
    および抵抗器からなる特徴とする遊技機器の制御装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62183781A (ja) * 1986-02-08 1987-08-12 株式会社三洋物産 遊技機
JPS62183779A (ja) * 1986-02-07 1987-08-12 株式会社三共 遊技機
JPH01171585A (ja) * 1987-12-28 1989-07-06 Heiwa Ind Co Ltd 遊技機器の制御装置

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