JP2000254320A - 遊技機用の基盤ケース - Google Patents

遊技機用の基盤ケース

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JP2000254320A JP11060836A JP6083699A JP2000254320A JP 2000254320 A JP2000254320 A JP 2000254320A JP 11060836 A JP11060836 A JP 11060836A JP 6083699 A JP6083699 A JP 6083699A JP 2000254320 A JP2000254320 A JP 2000254320A
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勤 萩野谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基盤ケース離脱した痕跡が必ず残るようにす
ることによって、制御基盤の不正な改造を未然に防止す
る 【解決手段】 ケース本体20には、ケース本体から張
り出したケース本体側の破断部52を介して、ケースカ
バー30を取り付けるための複数の取付部50を有し、
ケースカバー30には、前記複数の取付部50に各々対
応して前記各取付部に固定可能であり、かつ、前記ケー
スカバーから張り出して破断部71を有する複数の固定
部70を有し、前記固定部の少なくとも一つは、前記固
定部に対応する前記取付部と、前記固定部に挿入された
前記止めネジを介して遊技機に取り付けられ、前記止め
ネジは、ドライバーによる捻り動作に応じて、ねじ込み
方向への回転が容易に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ機やス
ロットマシンなどの遊技機に用いられる遊技機用の制御
基盤を収納するための遊技機用の基盤ケースに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遊技機用の基盤ケースと
しては、パチンコ球やメダルの衝突による破損を防止す
るため、遊技を制御するためのプログラムを記憶したR
OMなどを有する制御基盤を、遊技機に固定されるケー
ス本体と前記ケース本体を覆うケースカバーとからなる
基盤ケースの内部に収納していた。
【0003】一般に、パチンコ機やスロットマシンなど
の遊技機は、遊技を制御するためのプログラムを記憶し
たROMなどを有する制御基盤にもとづいて、入賞確
率、賞球や払出メダルの枚数などの遊技動作が制御され
ている。そして、このROMに記憶されたプログラムの
内容如何が、遊技者の利益や遊技機設置店の利益を大き
く左右している。そこで、このROMに記憶されたプロ
グラムは、遊技内容が遊技者の射幸心を徒に煽らない程
度のものになるように、遊技機メーカーが調製を行った
ものが用いられている。
【0004】また、メーカーが当初意図していた遊技内
容から著しく遊離した遊技内容で遊技者の射幸心を著し
く煽るために、遊技店へ遊技機を設置した後に、制御基
盤に取り付けられた正規のROMを不正に改造したRO
Mに交換してしまう不正行為が後を絶たない。この不正
行為を防止するため、みだりにケースカバーを開放しな
いように、ケースカバーをケース本体にネジ止めによっ
て固定し、さらには、正規のROMと外観上見分けがつ
かない不正に改造されたROMに交換されてしまわない
よう、ケースカバーを開放した事実が一目瞭然になるよ
う、ケース本体とケースカバーとの間の所定の位置にシ
ールを張り、シールがはがされていることで、ケースカ
バーが開放された事実が分かるようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の遊技機用の基盤ケースでは、ケースカバーは、ケース
本体に対して、単にネジ止めによって固定されているだ
けなので、ネジをドライバーなどの工具で取り外し、シ
ールを巧妙にはがして、ROMを交換するなどの不正改
造を行ったのちに、ケースカバーを再びネジ止め固定
し、シールを元通り貼り付けてしまうような、巧妙な不
正行為が依然として行われてしまうといった問題点があ
った。
【0006】この巧妙な不正行為を防止するためには、
基盤ケースの構造を、ケースカバーを一度閉めてしまえ
ば、基盤ケースを破壊しない限り、2度とケースカバー
を開放することができないようにしてしまうことも考え
られるが、遊技店に設置された遊技機の制御基盤などが
正規のものであるか否かを、遊技店に設置した状態で検
査する場合もあり、この場合に、基盤ケースを一度破壊
してしまうと、以降は基盤ケースを閉止状態に保つこと
ができず、以降の不正改造を有効に防止できなくなって
しまうという問題点があった。
【0007】また、基盤ケースを新しいものに交換する
方法も考慮されるが、検査が複数回にわたる場合には、
手間やコストがかかりすぎて現実的ではないといった問
題点があった。そこで、請求項1又は2記載の遊技機用
の基盤ケースは、上記した従来の技術の有する問題点に
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
簡易な構造で、固定部の破断部を破断する以外に、基盤
ケースを遊技機から離脱することのできないようにし
て、基盤ケース離脱した痕跡が必ず残るようにすること
によって、制御基盤の不正な改造を未然に防止すること
ができるとともに、検査などにおいては、基盤ケースを
容易に離脱することができ、再び基盤の不正改造が不可
能なように基盤ケースを遊技機に固定することのできる
遊技機用の基盤ケースを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】(特徴点)本発明は、上
記した目的を達成するためのものであり、以下にその内
容を図面に示した発明の実施の形態の一例を用いて説明
する。なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態にお
いて用いた符号を示すが、本発明の技術的範囲を限定す
るものではない。 (請求項1)請求項1記載の遊技機用の基盤ケースは、
ケース本体(20)には、ケース本体(20)から張り出したケ
ース本体(20)側の破断部(52)を介して、ケースカバー(3
0)を取り付けるための複数の取付部(50)を有し、ケース
カバー(30)には、前記複数の取付部(50)に各々対応して
各取付部(50)に固定可能であり、かつ、ケースカバー(3
0)から張り出したケースカバー(30)側の破断部(71)を有
する複数の固定部(70)を有し、この固定部(70)は、止め
ネジ(60)を挿入する固定穴(73)を有し、固定穴(73)の周
囲に止めネジ(60)の頭部(61)の直径よりも僅かに内径が
大きく、かつ、頭部(61)の厚みよりも高い筒状の頭部カ
バー(72)を有し、前記固定部(70)の少なくとも一つは、
この固定部(70)に対応する前記取付部(50)と、固定部(7
0)に挿入された止めネジ(60)を介して遊技機に取り付け
られ、前記止めネジ(60)は、ドライバーによる捻り動作
に応じて、ねじ込み方向への回転が容易に形成され、基
盤ケース(10)を遊技機盤に取り付けるに際し、取付に用
いていない固定部(70)を次回以降の固定に使用できるよ
うにしたことを特徴とする。
【0009】したがって、請求項1記載の遊技機用の基
盤ケースによれば、ケース本体(20)に制御基盤を収納し
た状態で、少なくとも一つの固定部(70)に止めネジ(60)
を挿入して、この固定部(70)に対応する取付部(50)を介
して遊技機に固定することにより、ケース本体(20)及び
ケースカバー(30)を有する基盤ケース(10)を遊技機に固
定することができる。
【0010】そして、ケース本体(20)にケースカバー(3
0)が固定された状態では、基盤ケース(10)の内部に収納
された制御基盤は、外から手を触れることができず、も
ちろんROMの交換をすることもできない。更に、止め
ネジ(60)は、ドライバーを用いて、ねじ込み方向への回
転が容易にに形成されているから、ドライバーを用いて
ネジを、ねじ込み方向とは逆方向の開放方向に回転させ
ることは、ねじ込み方向への回転よりも困難となる。
【0011】また、固定部(70)は止めネジ(60)を挿入す
る固定穴(73)を有すると共に、頭部カバー(72)を有し、
止めネジ(60)の頭部(61)周囲を頭部カバー(72)で覆うた
め、他の工具で頭部(61)を挟むことなどにより強引に止
めネジ(60)を回転させて緩めることもできない。このよ
うに、止めネジ(60)を緩める方向に回して止めネジ(60)
を外し、固定部(70)、取付部(50)及び遊技機との結合を
解除して、基盤ケース(10)を外すことはできないことか
ら、固定部(70)側の破断部(71)及び取付部(50)側の破断
部(52)を破断することなく、基盤ケース(10)を遊技機か
らの固定から解除することができないこととなり、仮に
基盤ケース(10)を取り外せば、その痕跡が両破断部(52,
71)の破断として必ず残る。
【0012】また、検査の際には、ケースカバー(30)及
びケース本体(20)を遊技機への固定から解除するため
に、固定部(70)及び取付部(50)に設けられた両破断部(5
2,71)を所定の手段により破断する。そして、固定部(7
0)が取付部(50)に固定された状態のまま両破断部(52,7
1)を破断すると、基盤ケース(10)と遊技機との固定関係
は絶たれ、基盤ケース(10)の全体も、遊技機から離脱す
ることができる。
【0013】さらに、検査の後、ケースカバー(30)を閉
じ、破断した両固定部(52,70)以外の少なくとも一つの
固定部(70)及び対応する取付部(50)を止めネジ(60)によ
って遊技機に固定することにより、再びケースカバー(3
0)は、ケース本体(20)に固定されるとともに、基盤ケー
ス(10)の全体は、遊技機に固定される。このように、ケ
ース本体(20)に対するケースカバー(30)の固定及びこれ
らと遊技盤との固定を解除するためには、固定部(70)の
破断部(71)及び取付部(50)側の破断部(52)を破断しなけ
ればならず、必ず固定を解除して開放した痕跡が残る。
【0014】また、固定部(70)及び取付部(50)を複数個
設けたことから、両破断部(52,71)を破断しても、破断
されていない固定部(70)及び取付部(50)が残っている限
り、再び基盤ケース(10)を遊技機に容易かつ低コストで
に固定することができ、基盤ケース(10)を取り替えたり
する必要がない。 (請求項2)請求項2記載の遊技機用の基盤ケースは、
上記した請求項1記載の特徴点に加え、ドライバーを当
てる差込溝(62)の一方の回転方向に傾斜面(64)を有し、
かつ、頭部(61)の下面には段差部(67)と傾斜部(68)とを
有していることを特徴とする。
【0015】したがって、請求項2記載の遊技機用の基
盤ケースによれば、差込溝(62)にドライバーを当てなが
ら回転させると、傾斜面(64)を有しない方向には、差込
溝(62)の側面にドライバーが当接することで、止めネジ
(60)にドライバーの回転力を伝達することができる。一
方、ドライバーの回転によって止めネジを回転させるこ
とができるが、これとは逆方向にドライバー回転させる
と、ドライバーは、その先端が傾斜面(64)に沿って移動
して、差込溝(62)から外れてしまい、止めネジ(60)を回
転させることが困難となる。
【0016】また、この止めネジ(60)の頭部の下面に
は、段差部と傾斜部とが形成されていることから、止め
ネジを固定穴にねじ込んで固定すると、段差部(67)が固
定穴の周囲の上面に食い込んで、止めネジを開放方向へ
回転させ緩める際に、止めネジの初期回転に大きなトル
クを必要とするようになる。したがって、ドライバーな
どの工具を用いて、止めネジ(60)を開放方向へ回転させ
て緩めることは極めて困難となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(図面の説明)図1〜8は、本発明の一実施の形態を示
すものである。図1は遊技機に固定された基盤ケースの
平面図、図2は基盤ケースの要部分解斜視図、図3はケ
ースカバーをケース本体に固定した状態の要部斜視図、
図4はケースカバーをケース本体に固定した状態の第3
の取付部以外の取付部及び第3の固定部以外の固定部付
近の断面図、図5はケースカバーをケース本体に固定し
た状態の第3の取付部及び第3の固定部付近の断面図、
図6は破断部を全て破断した状態のケースカバー及びケ
ース本体の要部斜視図、図7は止めネジの斜視図、図8
は下から見た止めネジの斜視図を各々示す。 (基盤ケース)図1中、10は、基盤ケースを示すもので
あり、この基盤ケース10は、透明又は半透明な樹脂板を
用い、又、半透明又は不透明な樹脂板に小孔を多数設け
た樹脂板などを用い、全体として内部に収納したものが
外部から判別可能な樹脂板によって形成されており、例
えば遊技機Mとしてのスロットマシン(図示せず)の機
内に予め取り付けられたベース11に固定される。
【0018】また、前記基盤ケース10は、制御基盤(図
示せず)を収納するケース本体20と、このケース本体20
に固定されてケース本体20を覆うケースカバー30とを備
えている。なお、本実施の形態の一例では、遊技機Mと
してスロットマシンを例に挙げて説明したが、基盤ケー
ス10を用いて制御基盤が取り付けられる遊技機Mは、ス
ロットマシンに限られず、制御基盤を必要とする遊技
機、例えばパチンコ機、アレンジボール機などであって
もよい。 (ベース)前記ベース11は、基盤ケース10の外周よりも
一回り大きな形状を有し、基盤ケース10の底面を収納可
能に形成されている。
【0019】また、前記ベース11は、基盤ケース10の底
面と対向する底面に、遊技機M側への固定のための固定
ネジ12を介して遊技機Mに固定されている。このよう
に、ベース11は、基盤ケース10の底面と対向する底面に
おいて、基盤ケース10をベース11に収納した状態では、
ベース11を遊技機Mから取り外すことができないように
なっている。
【0020】また、前記ベース11には、その左右の角部
に、ケース本体20及びケースカバー30を連結するための
連結部13が突出した状態で左右一対の4個づつ形成され
ている。前記各連結部13は、ケース本体20側に突出して
形成され、その先端には、ネジ貫通穴14が形成されてい
る。 (ケース本体)前記ケース本体20は、図には詳しく説明
しないが、全体として遊技機Mと接する位置とは反対側
を開口した箱状をなし、その中央に形成された基盤収納
部21と、前記基盤収納部21の左右斜め両側に張り出して
ケースカバー30を取り付けるための左右一対の取付部50
が5組と、その下端に形成された、L字の短辺を下方に
向けて突出させた横並びに並んだ3個のヒンジ部22と備
えている。
【0021】そして、前記基盤収納部21は、制御基盤が
収納可能に形成されている。この制御基盤は、図には示
さないが、入賞判定やメダルの払い出し数などの遊技に
関する制御を行うための基盤であって、予め遊技に関す
るプログラムを記憶したROMやRAM、遊技に関する
制御を行うCPUなどを備えるとともに、遊技機の表側
に配置されたスイッチ(図示せず)、ランプ(図示せ
ず)や回転リール(図示せず)などと接続されている。
【0022】また、前記取付部50は、基盤収納部21の側
方に沿って所定の間隔を介して並んで配置され、右上か
ら左下にかけて、第1、第2、第3、第4、第5として
左右に各5個設けている。そして、ケースカバー30が固
定される際には、又はケースカバー30とともに遊技機M
に固定される際には、前記左右一対の取付部50を一組と
して用いる。なお、前記左右一対の取付部50は、左右対
称に配置されているため、以降、特に断りのない限り、
便宜上、左側の取付部50について説明する。
【0023】さらに、基盤収納部21の斜め上方に突出し
て配置された5個の取付部50のうち、その中央の第3の
取付部50を除き、全て同じ構成を備えていることから、
特に断りのない限り、第1の取付部50及び第3の取付部
50についてのみ説明し、残る第2、第4及び第5の取付
部については、各々ベース11の4つの取付部50に対応し
て配置されるが、第1の取付部50と同じ構成であること
から、その説明を省略する。
【0024】前記第1の取付部50は、前記ベース11の連
結部13に対応する位置に、基盤収納部21から斜め左側に
張り出した1本の破断部52を有している。前記破断部52
は、例えばニッパなどの簡単な工具を用いて切断可能な
幅に形成されている。また、この破断部52の先端は円筒
状に形成され、その上端には、下端まで貫通して止めネ
ジ60が進退可能な直径を備えた通過穴51がベース11のネ
ジ貫通穴14に連続するように形成されている。
【0025】前記第3の取付部50は、ベース11の連結部
13が形成されていない位置に、前記第1の取付部50と同
様に、基盤収納部21から斜め左側に張り出した1本の破
断部52を有している。そして、この破断部52の先端は円
筒状に形成され、その上端には、止めネジ60がねじ込み
可能な取付穴53が、前記通過穴51と異なり、ベース11ま
で貫通することなく形成されている。 (止めネジ)前記取付穴53にねじ込まれる止めネジ60
は、その頭部61にドライバーによりねじ込み可能とする
差込溝62が形成されている。この差込溝62は、止めネジ
60の中心軸を回転中心とした反時計回り方向の側面に
は、差込溝62の底面から上方に向けて緩やかに上昇する
ように傾斜面64が形成され、時計回り方向は略垂直な垂
直面とした垂直部63を形成している。
【0026】したがって、止めネジ60をねじ込む時計回
りの方向には、ドライバーの先端の側面を垂直部63に当
ててドライバーの回転を止めネジ60に伝達することよ
り、止めネジ60をドライバーによって回転させることが
できても、ドライバーを反時計回り方向に回して止めネ
ジ60を緩めようとするとき、ドライバーの先端が傾斜面
64にしたがって上昇し、止めネジ60を緩めることを困難
としている。
【0027】更に、この止めネジ60は、鍔部65を形成し
て頭部61の下端面を大きくし、この下端面には、段差部
67を形成している。この段差部67は、止めネジ60を緩め
る回転方向である反時計回り方向を垂直面とし、鍔部65
の肉厚を反時計方向に順次厚くして傾斜部68を形成し、
段差部67で鍔部65の肉厚を戻すように薄くしている。し
たがって、この止めネジ60のネジ部69を取付穴53にネジ
込み、頭部61の下端面を固定穴73の周縁上端面に圧接し
ておけば、この止めネジ60を反時計回り方向に回転させ
て緩めようとするとき、段差部67によって初期回転抵抗
が大きくなり、又、前述のように差込溝62の反時計回り
の回転方向に傾斜面64を形成しているため、ドライバー
により止めネジ60を緩めて抜き取ることができない。 (ケースカバー)前記ケースカバー30は、前記ケース本
体20と同様に略方形状をなし、前記ケース本体20の開口
部分の全部を塞ぐ大きさに形成されている。
【0028】また、前記ケースカバー30は、その左右の
斜め上部には、前記ケースカバー30を前記ケース本体20
に固定するための左右一対の固定部70が、ケースカバー
30の角部に沿って所定の間隔を介して5個設けられてい
る。また、前記ケースカバー30は、取付部50とは反対側
の一端を、ヒンジ部22を介してケースカバー30と開閉可
能に軸支されている。このヒンジ部22は、図には詳しく
説明しないが、ケースカバー30側のL字状の突出部分を
ケース本体20側の孔に差し込むことにより、仮止め状態
となり、取付部50と固定部70とを固定していない状態で
は、このヒンジ部22を介して、ケース本体20に対してケ
ースカバー30が開放可能な状態となり、取付部50と固定
部70とを固定した状態では、ケース本体20側の孔に差し
込まれた突出部分が抜けないような構造となっている。
【0029】前記左右一対の5個の固定部70は、前記ケ
ース本体20の各取付部50に各々対応して配置され、各々
ケースカバー30側面から左右方向に張り出して設けられ
ており、右上から左下にかけて、第1、第2、第3、第
4、第5の5つの固定部70から構成されている。そし
て、いずれも同一の構成を備えており、左右一組の固定
部70についても左右対称に形成されていることから、特
に断りのない限り、一組の固定部70であって、左側の取
付部50に対応する左側の固定部70についてのみ説明す
る。
【0030】前記左側の固定部70は、所定の対向間隔を
もってケースカバー30の側面から外側に張り出した2本
の破断部71と、この破断部71の先端に設けられて円筒状
をなす頭部カバー72とを備えている。前記2本の破断部
71は、例えばニッパなどの簡単な工具を用いて切断可能
な幅に形成されている。また、ニッパなどの切断具の先
端が挿入しやすいように、所定の対向間隔を介して配置
されている。破断の方法は、いずれの方法であってもよ
いが、簡単に切断するためには、好ましくは、2本の破
断部71の間に形成された対向間隔に、切断具の先端を挿
入する方法がよい。また、破断部71を切断可能に形成す
ると、切断のため以外の外部からの圧力を受けて破損し
てしまうため、破断部71を切断可能とするとともに工具
を用いて破断する以外は容易に破断しないような構成と
して、前記2本の破断部71で頭部カバー72を支持するこ
ととしている。
【0031】この頭部カバー72には、その底部に、前記
取付部50の通過穴51に対応して止めネジ60をねじ込み可
能な固定穴73が形成されている。また、第1、第2、第
4及び第5の固定部70については、前記固定穴73から止
めネジ60をねじ込んで、取付部50の通過穴51を通過し、
ベース11の連結部13のネジ貫通穴14にまでねじ込んで締
め込むことにより、基盤ケース10をベース11に固定する
ことができ、それによって、ケースカバー30をケース本
体20に固定することもできる。
【0032】左側に配置された、第1の固定部70を、対
応する第1の取付部50に固定することにより、基盤ケー
ス10をベース11に固定することができるが、更に固定を
確実なものとするため、左側の第1の取付部50に第1の
固定部70をネジ止めすると共に、対称的に位置する右側
の固定部70の固定穴73から止めネジ60をねじ込んで、取
付部50の通過穴51を通過し、ベース11の連結部13のネジ
貫通穴14にまでねじ込んで締め込むことにより、基盤ケ
ース10をベース11に固定すればよい。
【0033】また、頭部カバー72は、止めネジ60がねじ
込み可能なように、止めネジ60の頭部61の外径よりも若
干大きな内径を有しているが、止めネジ60の頭部61の外
径と頭部カバー72の内径との差は、例えばペンチなどの
工具が挿入されない程度の差のみを有するように形成さ
れている。したがって、止めネジ60を、奥までねじ込ん
でしまうと、ペンチなどの工具で止めネジ60の頭部61や
鍔部65を挟み込んで、強引に止めネジ60を反ねじ込み方
向(反時計回り)に回転させて止めネジ60を緩めること
はできない。
【0034】したがって、一旦、第1の固定部70の固定
穴73にねじ込まれ、通過穴51を通過し、ネジ貫通穴14に
まで締め込まれた止めネジ60は、この止めネジ60を緩め
ることができないことから、第1の取付部50及び対応す
る第1の固定部70を用いて、ケース本体20を、ケースカ
バー30を介して遊技機Mに一緒に固定することができ
る。
【0035】また、第3の固定部70については、前記固
定穴73から止めネジ60をねじ込んで、取付部50の取付穴
53にまでまで締め込むことにより、第3の固定部70を、
同じく対応する位置の第3の取付部50に固定することが
できる。第3の取付部50の取付穴53は、ケースカバー30
を貫通することなく形成されているのでケースカバー30
をケース本体20に固定することができる。
【0036】このように、第3の取付部50と第3の固定
部70を用いて、ケースカバー30をケース本体20にのみ固
定することができ、遊技機Mに固定する前に、制御基盤
を、基盤ケース10の内部に収納し、開封の痕跡なしに取
り出すことを防止することができる。また、第3の取付
部50の取付穴53にねじ込まれた止めネジ60も緩めること
もできないから、ケース本体20からケースカバー30を取
り外すことができない。
【0037】そして、いずれの取付部50及び固定部70を
用いても、ケース本体20からケースカバー30を取り外す
には、前記固定部70の2本の破断部71を破断させる必要
がある。特に、第1、第2、第4及び第5の取付部50の
いずれか及び対応する第1、第2、第4及び第5の固定
部70のいずれかを用いて、ケース本体20及びケースカバ
ー30を遊技機Mに固定した場合には、基盤ケース10を、
ケース本体20とケースカバー30とに分離することなく、
遊技機Mから取り外そうとしてもできない。
【0038】第1の固定部70と第1の取付部50とを用い
て、基盤ケース10を遊技機Mに固定した状態で、双方の
破断部52,71を破断させると、破断した固定部70は取付
部50に対してネジ止めにより固定されるとともに、ベー
ス11に固定されているが、固定部70はケースカバー30に
対して破断部71のみで連続し、取付部50もケース本体20
に対して破断部52のみで連続していることから、双方の
破断部52,71の破断によって、固定部70はケースカバー3
0から、取付部50はケース本体20から離脱可能となり、
この状態で基盤ケース10をベース11から離れる方向へ引
けば、取付部50と取付部50にネジ止めされた状態の固定
部70とは、双方の破断部52,71の破断により、ケース本
体20及びケースカバー30から離脱してベース11に残り、
基盤ケース10をベース11から取り外すことができる。
【0039】なお、基盤ケース10をベース11から取り外
してから、再びケース本体20にケースカバー30を固定す
るには、双方の破断部52,71が未だ破断されていない、
他の左右一対の取付部50と固定部70とを用いればよい。
また、固定部70の頭部カバー72の深さは、止めネジ60を
固定穴73にのみねじ込んで仮止めしている状態でも、止
めネジ60の頭部61が頭部カバー72の上端から突出しない
程度の深さとし、止めネジ60の長さにほぼ等しい高さの
頭部カバー72としている。
【0040】したがって、まだ、ケースカバー30をケー
ス本体20に固定していない状態で、固定穴73にのみ止め
ネジ60をねじ込んで仮止めしておいても、止めネジ60が
他のものに当たってしまうことがなく、例えば運搬時に
も止めネジ60を仮止めしておくことができる。また、一
組の左右一対の取付部50と固定部70を用いて固定してい
る場合であって、使用していない他の組の左右一対の取
付部50と固定部70にも、各固定穴73にのみ止めネジ60を
ねじ込んでおくことで、止めネジ60を仮止めしておくこ
とができる。
【0041】このため、基盤ケース10をベース11に固定
する際に、別に用意した止めネジ60を紛失したり、別の
梱包などから出したりすることがないことから、迅速な
作業が可能となるとともに、運搬時に、別の梱包を必要
としない。また、第3の取付部50と第3の固定部70と
を、止めネジ60を用いて、ケース本体20にのみケースカ
バー30を固定することができるるが、ケース本体20から
ケースカバー30を取り外すには、固定部70は、破断部71
のみでケースカバー30と連続しているから、破断部71を
破断して、ケースカバー30を引くと、ケース本体20から
ケースカバー30を取り外すことができ、開放の痕跡が残
ることとなる。
【0042】つぎに、上記構成を備えた基盤ケース10を
用いて、遊技機Mの裏側に固定され、制御基盤を収納し
たケース本体20に、ケースカバー30を固定する手順、ケ
ース本体20にケースカバー30が固定された状態からケー
スカバー30を取り外す手順及びケース本体20に再びケー
スカバー30を固定する手順について、説明する。まず、
遊技機にベース11を、固定ネジ12を用いて予め固定す
る。
【0043】そして、制御基盤を収納したケース本体20
を、遊技機Mの裏側に固定した状態とし、ケースカバー
30をこのケース本体20に取り付ける。前記ケース本体20
にケースカバー30を取り付けるには、ケース本体20とケ
ースカバー30とが分離している状態から、ヒンジ部22を
係合させて、ヒンジ部22を中心としてケースカバー30を
回動させて、前記取付部50と固定部70とを合わせる。
【0044】つぎに、ケース本体20にケースカバー30を
仮止めした状態で、各固定部70に仮止めしている止めネ
ジ60のうち、第1、第2、第4又は第5の固定部70に仮
止めしている止めネジ60のいずれかを、対応する第1、
第2、第4又は第5の取付部50のにねじ込むものであ
る。例えば、第1の固定部70の固定穴73に仮止めされた
止めネジ60をドライバーにより更にねじ込んで、止めネ
ジ60を、第1の取付部50の通過穴51を通過させ、さら
に、止めネジ60をねじ込むことにより、ベース11のネジ
貫通穴14にまで到達させネジ貫通穴14にまでねじ込む
と、ねじ込まれた状態で、ケース本体20とケースカバー
30とがベース11に固定される。そして、ベース11は、固
定ネジ12で予め遊技機Mに固定されていることから、基
盤ケース10は、遊技機Mに固定されることとなる。
【0045】なお、取付部50の通過穴51を通過し、ネジ
貫通穴14までねじ込まれた止めネジ60は、前記のように
ねじ込み方向にのみ、ねじ込み可能として形成されてい
ることから、ドライバーなどのねじ込み用の工具を用い
て止めネジ60を締め付けることはできても、止めネジ60
を緩めることができない。また、通過穴51を通過し、ネ
ジ貫通穴14までねじ込まれた止めネジ60は、頭部カバー
72によって止めネジ60の頭部61がその上端まで覆われて
いるので、ペンチなどのネジ頭部を挟む工具によって止
めネジ60の頭部61を挟めず、結果として止めネジ60を緩
めることができない。
【0046】したがって、止めネジ60を緩めることによ
っては、ケース本体20からケースカバー30を取り外すこ
とはできないとともに、ケース本体20とケースカバー30
とが固定された状態で、遊技機Mから取り外すこともで
きない。ところで、第3の取付部50と第3の固定部70と
を用いた場合は、ケース本体20にケースカバー30を固定
できるのみであって、ケース本体20にケースカバー30を
固定した場合には、取り外した痕跡なしに、ケース本体
20からケースカバー30を取り外すことができない。開放
の痕跡が、破断部71の破断という形で残る。
【0047】つぎに、基盤ケース10をベース11を取り外
すには、ニッパなどの切断具を用いて固定部70の2本の
破断部71及び取付部50の破断部52を破断する。両各破断
部52,71は、ニッパなどの切断具によって破断しやすい
幅に形成され、特に2本の破断部71は、所定の対向間隔
を介して並んでいることからニッパなどの切断具の先端
が挿入し易いようになっている。
【0048】また、固定部70は、ケースカバー30と2本
の破断部71のみで連続していることから、2本の破断部
71を切断すると、固定部70とケースカバー30とは離脱可
能となる。さらに、取付部50は、ケース本体20と、破断
部52のみで連続していることから、破断部52を切断する
と、取付部50とケース本体20とは離脱可能となる。
【0049】したがって、基盤ケース10をベース11から
離脱する方向に引くと、基盤ケース10は、固定部70及び
取付部50をベース11にネジ止めしたまま、ベース11から
取り外すことができる。このように、ベース11から基盤
ケース10を取り外し、ケース本体20からケースカバー30
を取り外すためには、止めネジ60により取付部50にねじ
止めされた固定部70の2本の破断部71及び取付部50の破
断部52破断しなければならないことから、容易にケース
カバー30を開放することができず、ケースカバー30をみ
だりに開放して、制御基盤を改造したり、プログラムを
記憶したROMなどの交換したり、基盤ケース10ごとベ
ース11から取り外して交換することもできない。
【0050】また、ケースカバー30を通常の検査などの
都合以外で開放した場合には、両破断部52,71の破断を
もって開放した痕跡となることから、不正に開放したこ
とが、直ちに判明する。つぎに、ケース本体20からケー
スカバー30を取り外して、制御基盤の検査を行った後
に、ケースカバー30をケース本体20に再び固定した状態
でベース11に固定するためには、先に両破断部52,71を
破断した、一組の左右一対の固定部70と取付部50とは用
いることができないから、次の一組の一対の固定部70と
取付部50とを用いて、先に説明した要領で、固定部70か
らネジを挿入し、通過穴51を通過させ、ベース11のネジ
貫通穴14にねじ込むことにより、ケースカバー30をケー
ス本体20を介してベース11に固定すればよい。
【0051】なお、第3の取付部50と第3の固定部70と
を用いて、ケース本体20とケースカバー30とを固定する
と、単に、ケース本体20からケースカバー30を開放した
場合に、その痕跡を残すことができる。このため、基盤
ケース10をベース11に固定する前に、第3の取付部50と
第3の取付部70とを用いて、ケース本体20にケースカバ
ー30を固定しておくと、遊技機に取り付ける前にも開放
した痕跡が残るようにできる。
【0052】本実施の形態の一例においては、各一対の
取付部50と固定部70とは、基盤ケース10とベース11とを
固定するためのものが全部で4組設けられていることか
ら、最初の固定を除き、ケース本体20にケースカバー30
を3回再固定することができる。また、検査のためにケ
ースカバー30を開放した事実を記録しておけば、記録に
ない破断部52,71の破断の事実が認められれば、直ちに
ケースカバー30を不正に開放したことが判明して便利で
ある。
【0053】そして、左右一対の取付部50と固定部70と
を備えていることから、破断部52,71を破断することに
より、ケースカバー30をケース本体20から取り外して
も、破断されていない一組の左右一対の取付部50と固定
部70とを用いて、再びケース本体20にケースカバー30を
固定することができ、極めて経済的である。また、基盤
ケース10をベース11に固定することなく、ケースカバー
30をケース本体20に固定することのできる第3の固定部
50と第3の取付部70とを用いて止めネジ60で固定すれ
ば、基盤ケース10を遊技機Mに固定する前の開放をも有
効に防止することができる。
【0054】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
又は2記載の遊技機用の基盤ケースによれば、簡易な構
造で、固定部の破断部を破断する以外に、基盤ケースを
遊技機から離脱することのできないようにして、基盤ケ
ース離脱した痕跡が必ず残るようにすることによって、
制御基盤の不正な改造を未然に防止することができると
ともに、検査などにおいては、基盤ケースを容易に離脱
することができ、再び基盤の不正改造が不可能なように
基盤ケースを遊技機に固定することのできる遊技機用の
基盤ケースを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機に固定された基盤ケースの平面図であ
る。
【図2】基盤ケースの要部分解斜視図である。
【図3】ケースカバーをケース本体に固定した状態の要
部斜視図である。
【図4】ケースカバーをケース本体に固定した状態の第
3の取付部以外の取付部及び第3の固定部以外の固定部
付近の断面図である。
【図5】ケースカバーをケース本体に固定した状態の第
3の取付部及び第3の固定部付近の断面図である。
【図6】破断部を全て破断した状態のケースカバー及び
ケース本体の要部斜視図である。
【図7】止めネジの斜視図である。
【図8】下から見た止めネジの斜視図である。
【符号の説明】
10 基盤ケース 11 ベース 12 固定ネジ 13 連結部 14 ネジ貫通穴 20 ケース本体 21 基盤収納部 22 ヒンジ部 30 ケースカバー 50 取付部 51 通過穴 52 破断部 53 取付穴 60 止めネジ 61 頭部 62 差込溝 63 垂直部 64 傾斜面 65 鍔部 67 段差部 68 傾斜部 69 ネジ部 70 固定部 71 破断部 72 頭部カバー 73 固定穴 M 遊技機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 政英 東京都豊島区東池袋2丁目23番2号 サミ ー株式会社内 (72)発明者 萩野谷 勤 東京都豊島区東池袋2丁目23番2号 サミ ー株式会社内 Fターム(参考) 2C088 BC45 EA11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機の制御を行うための制御基盤を収
    納し、遊技機に取り付けられる基盤ケースにおいて、 基盤ケースは、制御基盤を内部に収納し、遊技機に固定
    されるケース本体と、前記ケース本体を覆い、ケース本
    体に固定されるケースカバーとを備え、 前記ケース本体には、ケース本体から張り出したケース
    本体側の破断部を介して、ケースカバーを取り付けるた
    めの複数の取付部を有し、 ケースカバーには、前記複数の取付部に各々対応し、各
    取付部に固定可能で、かつ、ケースカバーから張り出し
    たケースカバー側の破断部を介して複数の固定部を有
    し、 前記固定部は、前記取付部にねじ込む止めネジを挿入す
    る固定穴を有し、固定穴の周囲には、止めネジの頭部の
    直径よりも僅かに内径が大きく、かつ、頭部の厚みより
    も高い筒状の頭部カバーを有し、 前記固定部の少なくとも一つは、この固定部に対応する
    前記取付部と、固定部に挿入された止めネジとを介して
    遊技機に取り付けられ、 前記止めネジは、ドライバーによる捻り動作に応じて、
    ねじ込み方向への回転が容易に形成され、 基盤ケースを遊技機に取り付けるに際し、取付に用いて
    いない固定部を次回以降の固定に使用できるようにした
    ことを特徴とする遊技機用の基盤ケース。
  2. 【請求項2】 止めネジは、ドライバーを当てる差込溝
    の一方の回転方向には傾斜面を有し、かつ、頭部の下面
    には段差部と傾斜部とを有していることを特徴とする請
    求項1記載の遊技機用の基盤ケース。
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