JP2009131307A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板ボックスの開放を防止して、当該基板ボックスに対する不正を防止する。
【解決手段】電子部品を搭載した遊技制御基板を収納する基板ボックス12を設けた遊技機において、基板ボックスは、第1ボックス構成部材20と、第2ボックス構成部材40とを備え、第2ボックス構成部材に設けられたボックススライド被係止部46に第1ボックス構成部材に設けられたボックススライド係止部を係止させて当該基板ボックスは閉状態とされ、ボックススライド係止部とボックススライド被係止部との係止状態の解除を防止する第1スライド規制部材400と第1カバー部材500を有するボックス開放規制部を備え、ボックス開放規制部による係止状態の解除防止は、痕跡が残るような方法でのみ解除されるように構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、基板ボックスを備える遊技機に関する。
従来、遊技制御基板等を収納する基板ボックスは、基板を収納した状態で収納部材(上蓋部材)とベース部材とをスライド等により取り付け、特殊な工具(例えば、ドライバー)を使用してワンウェイネジ(単方向ネジ)を締めて固定し、さらにその上から合成樹脂製のビス押さえ部材(封止キャップ)を嵌め込んで強固に取り付けるようにしたかしめ構造が採用されている。
従って、基板ボックスを開放する際には、収納部材とベース部材とかしめ部を破壊する必要があり、不正に基板ボックスが開口された際には、破壊した痕跡が残るようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−263171号公報
しかしながら、上記のような従来の基板ボックスの構成では、当該基板ボックスを遊技機本体から容易に取り外すことができるため、その後、収納部材とベース部材との合わせの部位や、そこに形成される僅かな隙間に専用工具等を挿入して、かしめ部が破壊されないように合わせの隙間を広げて、ボックス内部に不正部材を挿入したり、あるいはその隙間から基板上のROM等を不正なものに交換する等の不正行為が行われる可能性があった。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、基板ボックスの開放を防止することができ、これにより、当該基板ボックスに対する不正を防止することができる遊技機を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
電子部品を搭載した制御基板を収納する基板ボックスを設けた遊技機において、
前記基板ボックスは、
第1ボックス構成部材と、
第2ボックス構成部材と、を備え、
前記第1ボックス構成部材に係止部が設けられ、前記第2ボックス構成部材に被係止部が設けられ、前記被係止部に前記係止部を係止させて当該基板ボックスは閉状態とされ、
前記係止部と前記被係止部との係止状態の解除を防止する解除防止手段を備え、
前記解除防止手段による前記係止状態の解除防止は、痕跡が残るような方法でのみ解除されるように構成されていることを特徴としている。
ここで、痕跡が残るような方法とは、締める方向にしか回すことができないワンウェイネジや締める方向に回している途中でネジ頭部が破断する破断ネジによる固着や、溶着による固着などの破壊しない限り係止部と被係止部との係止状態を解除できないような方法のことである。
請求項1に記載の発明によれば、解除防止手段により基板ボックスを閉状態とする係止部と被係止部の係止状態の解除が防止されることから、ボックスの開放が不可能となり制御基板に対する不正行為を防止することが可能となる。
さらに、解除防止手段は、係止状態が解除されると痕跡が残ることとなるので、係止状態が不正に解除された場合には、破壊箇所の発生により、不正行為が行われたことを迅速に発見することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、
前記係止部と前記被係止部は、相対的にスライドさせて係止するように構成され、
前記解除防止手段は、
前記係止部と前記被係止部との前記係止状態の解除方向へのスライドを規制するスライド規制部材と、
前記スライド規制部材の少なくとも一部を覆うカバー部材と、を備え、
前記スライド規制部材と前記カバー部材は、痕跡が残るような方法でのみ固着解除される固着手段により固着されて、当該カバー部材の取り外し及び前記スライド規制部材によるスライドの規制状態の解除が不可とされていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、係止部と被係止部は、相対的にスライドさせて係止するように構成され、解除防止手段は、係止部と被係止部との係止状態の解除方向へのスライドを規制するスライド規制部材と、スライド規制部材の少なくとも一部を覆うカバー部材とを備え、スライド規制部材とカバー部材は、痕跡が残るような方法でのみ固着解除される固着手段により固着されて、当該カバー部材の取り外し及びスライド規制部材によるスライドの規制状態の解除が不可とされているので、スライド規制部材により係止状態の解除を確実に防止することができる。また、カバー部材によりスライド規制部材の取り外しも防止することができる。
さらに、カバー部材を不正に取り外した場合には、その痕跡が残るので、不正行為を抑制するとともに、不正行為が行われた場合にはそれを迅速に発見することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の遊技機において、
前記基板ボックスを当該遊技機本体に取り付けるための取付部材を備え、
前記取付部材及び前記基板ボックスのうち、一方に取付用係止部が設けられ、他方に前記取付用係止部が係止される取付用被係止部が設けられ、
前記取付用係止部と前記取付用被係止部は、前記取付部材に前記基板ボックスを取り付ける際に、相対的にスライドさせて係止するように構成され、
前記スライド規制部材は、さらに、前記取付用係止部と前記取付用被係止部との係止状態の解除方向へのスライドを規制することを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、基板ボックスを当該遊技機本体に取り付けるための取付部材を備え、取付部材に基板ボックスを取り付ける取付用係止部と取付用被係止部は、相対的にスライドさせて係止するように構成され、スライド規制部材は、取付用係止部と取付用被係止部との係止状態の解除方向へのスライドを規制するので、基板ボックス自体を不正に開放することを防止することができるだけでなく、基板ボックスを取付部材から取り外すことも防止することができ、不正行為を確実に防止することができる。特に、基板ボックスが取付部材に取り付けられた状態のまま、基板ボックスを不正に開放することも防止できるので、不正行為をより好適に防止することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の遊技機において、
前記基板ボックスは、
前記第1ボックス構成部材と前記第2ボックス構成部材を当該基板ボックスの一端部側で固着するボックス固着手段を備え、
前記カバー部材は、前記基板ボックスの前記ボックス固着手段が配設される端部とは反対側の端部を覆う被覆部を有することを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、基板ボックスは、第1ボックス構成部材と第2ボックス構成部材を該基板ボックスの一端部側で固着するボックス固着手段を備え、カバー部材は、基板ボックスのボックス固着手段が配設される端部とは反対側の端部を覆う被覆部を有するので、基板ボックスの一方の端部にボックス固着手段を備えた構成であっても、ボックス固着手段と反対側の端部における第1ボックス構成部材と第2ボックス構成部材の接合部分に工具を挿入し、第1ボックス構成部材と第2ボックス構成部材を開放する方向に力を加えて、ボックス固着手段を破壊しないで、即ち、樹脂の弾力により力を吸収して、その反対側の端部に隙間を形成したり、或いは、ボックス固着手段を破壊しないで第1ボックス構成部材が第2ボックス構成部材から取り外されてしまう不正行為を適正に防止することができる。特に、基板ボックスをスライド開放するように構成して、ボックス固着手段とは反対側の端部に第1ボックス構成部材と第2ボックス構成部材の重合部が形成される構成にした場合に、その重合部に工具を差し込んで基板ボックスを開放する方向に強引にスライドすると、上記不正行為が行われやすくなるが、その場合にも被覆部を形成することで、上記重合部への工具の差し込みを防止でき確実に不正行為を防止することができる。さらに、基板ボックスを取付部材に取り付けた状態で行われる不正行為に対しても有効となる。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、
前記係止部と前記被係止部は、相対的にスライドさせて係止するように構成され、
前記解除防止手段は、
前記基板ボックスの外面の少なくとも一部を覆うカバー部材と、
前記カバー部材よりも内側に配設され、前記係止部と前記被係止部との前記係止状態の解除方向へのスライドを規制する規制部を有するスライド規制部材と、を備え、
前記スライド規制部材と前記カバー部材は、痕跡が残るような方法でのみ固着解除される固着手段により固着されて、前記スライド規制部材によるスライドの規制状態の解除が不可とされていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、係止部と被係止部は、相対的にスライドさせて係止するように構成され、解除防止手段は、基板ボックスの外面の少なくとも一部を覆うカバー部材と、カバー部材よりも内側に配設され、係止部と被係止部との係止状態の解除方向へのスライドを規制する規制部を有するスライド規制部材とを設けたので、基板ボックスの開放方向へのスライドを確実に規制し、基板ボックスの不正な開放を確実に防止することができる。
また、スライド規制部材とカバー部材は、痕跡が残るような方法でのみ固着解除される固着手段により固着されて、スライド規制部材によるスライドの規制状態の解除が不可とされているので、スライド規制部材により係止状態の解除を確実に防止することができる。また、カバー部材及びスライド規制部材を不正に取り外した場合には、その痕跡が残るので、不正行為を抑制するとともに、不正行為が行われた場合にはそれを迅速に発見することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の遊技機において、
前記基板ボックスを当該遊技機本体に取り付けるための取付部材を備え、
前記カバー部材は、
前記基板ボックス及び前記取付部材の外面の少なくとも一部を覆うように構成されるとともに、当該カバー部材の内側に、前記取付部材の被係合部に係合する係合部が形成されていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明によれば、基板ボックスを当該遊技機本体に取り付けるための取付部材を備え、カバー部材は、基板ボックス及び取付部材の外面の少なくとも一部を覆うように構成されるとともに、当該カバー部材の内側に、取付部材の被係合部に係合する係合部を形成したので、カバー部材及びスライド規制部材を固着状態のまま取り外すことを防止でき、基板ボックスの不正な開放を確実に防止することができる。
また、基板ボックスを取付部材から取り外すことも防止できる。さらに、基板ボックスを取付部材に取り付けた状態のまま基板ボックスを開放する等の不正行為も確実に防止することができる。
本発明によれば、解除防止手段により基板ボックスを閉状態とする係止部と被係止部の係止状態の解除が防止されることから、ボックスの開放が不可能となり制御基板に対する不正行為を防止することが可能となる。さらに、解除防止手段は、係止状態が解除されると痕跡が残ることとなるので、係止状態が不正に解除された場合には、破壊箇所の発生により、不正行為が行われたことを迅速に発見することができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
ここでは、本発明にかかる遊技機100の適例としてのパチンコ遊技機100について図1〜図18を用いて説明を行う。
[実施形態1]
図1は、本発明を適用した実施形態1の遊技機100に備わる遊技盤1の一部を示す背面図であり、取付ベース2に取り付けられた演出制御装置3及び遊技制御装置10を示す。
実施形態1の遊技機100は、矩形枠状に構成された機枠(図示略)を備え、この機枠の前方に該機枠に対し回動可能に矩形枠状の前面枠(図示略)が軸支されており、前面枠の背面側には、当該前面枠に形成された開口部から前側に臨むように遊技盤1が取り付けられている。
そして、遊技盤1の背面側には、各種部材が取り付けられる取付ベース2が設けられ、取付ベース2の上側に、表示ユニットを制御する演出制御装置3が取付けられ、その下側に、当該遊技盤1に設けた遊技装置の動作制御などを行うことで遊技の進行を統括的に制御する遊技制御装置(詳細後述)10が基板ホルダ60を介して取り付けられている。
なお、前面枠の前面側には、図示は省略するが、前側を覆うようにクリア部材保持枠が配置されている。そして、遊技盤1の前面とクリア部材保持枠に嵌め込まれたクリア部材としてのガラス板との間であって、遊技盤1の前面に設けられたガイドレール(図示略)に囲まれた部分が、遊技球が発射されて流下する遊技領域(図示略)とされ、この遊技領域内に遊技球(打球;遊技媒体)を発射して遊技を行うようになっている。
また、前面枠の前面側のクリア部材保持枠の下側に取り付けられた発射操作ユニット(図示略)は、排出された遊技球を貯留するとともに、遊技球を発射する発射装置に遊技球を送る上皿と、上皿に収容しきれない遊技球を収容する下皿及び灰皿と、遊技領域に向けての遊技球の発射操作を行うとともに、発射勢を調節するための操作ハンドルなどが設けられている。
また、前面枠の背面側には、遊技機100としての諸機能を実現するための機構として、例えば、島設備より供給される遊技球を貯留する貯留タンク(図示略)や、球貸要求に応じた球排出や賞球排出を行う排出装置(図示略)、遊技盤1に設けられた各種入賞口へ入賞して回収された遊技球や何れの入賞口にも入賞せずにアウト口から回収された遊技球を機外の回収球搬送路へ導く遊技球回収機構(図示略)、球排出や打球の発射制御を行う排出・発射制御装置(図示略)、各部へ所定の電源を供給する電源装置(図示略)などが設けられている。
以下に、遊技制御装置10について図2〜図8を参照して詳細に説明する。
遊技制御装置10は、遊技機100の制御を行う遊技制御基板(図示略)を基板ボックス12に収納したものであって、取付ベース2に回動自在に軸着された基板ホルダ60に保持されて遊技盤1の背面側に取り付けられている。
なお、遊技制御装置10は遊技盤1の背面に取り付けられ、該遊技盤1が前面枠に取り付けられることで、遊技機100の背面側から視認可能に配されている。よって、以下の説明では、図1に示すように、遊技機100の背面側に配された遊技制御装置10を遊技機100の背面側から見た状態を基準として、遊技機100の背面側から視認可能な面を前面(正面)、遊技盤1に取り付けられた側を後面とし、上下左右も遊技機100の背面側から見た状態での上下左右とする。
遊技制御基板は、図示は省略するが、外形が略矩形状の基板であって、前面には他の装置と接続するための複数のコネクタ13、…が設けられているとともに、図示しないCPU、ROM、RAM内蔵のワンチップIC等の電子部品が配されている。この遊技制御基板においては、例えば、大当たりの抽選や、遊技の進行制御などの遊技に関する種々の処理がなされるようになっており、このような制御を行う遊技制御基板に対する不正行為を防止するために、遊技制御基板は基板ボックス12に収納されている。
なお、図2及び図4〜図6にあっては、コネクタ13の図示は省略している。
基板ボックス12は、遊技制御装置10の前面側を構成するとともに遊技制御基板を収納する第1ボックス構成部材20と、後面側を構成する第2ボックス構成部材40とを備え、第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40は正面視にて右側側部に設けられたボックス固着部70により固着されている。
これにより、遊技制御基板が基板ボックス12に完全に内包された封止状態となり、遊技制御基板に対する不正行為を防止するようになっている。
第1ボックス構成部材20は、例えば、透光性の合成樹脂で形成されており、内部に収納した遊技制御基板を視認可能となっている。また、第1ボックス構成部材20は、遊技制御基板の外形に対応させて略矩形枠状に連結された4つの側壁部22、…と、各側壁部22の前端部に連続して形成され、4つの側壁部22、…とともに収納凹部23を形成する前面壁21とを具備し、収納凹部23内に遊技制御基板がネジ止め等により取付固定されている。
収納凹部23は、前面側に膨らんで内側に遊技制御基板を収納するものであり、遊技制御基板のコネクタ13が設けられた部分に合わせて、遊技制御基板と対向する前面壁21の一部分が後面側に凹んで段部24、…が形成されている。また、段部24、…にはコネクタ13が挿通されるコネクタ挿通開口部25、…が設けられている。
これらコネクタ挿通開口部25、…に、基板ボックス12に収納された遊技制御基板のコネクタ13が挿入されて遊技制御装置10の前面側に露出するようになっており、これによって遊技制御基板への配線が可能となっている。
また、コネクタ13がコネクタ挿通開口部25に挿入されることで、遊技制御基板は上下左右方向への移動が規制されるようになり、さらには、段部24、…に遊技制御基板の前面が当接し、遊技制御基板の前方への移動が規制される。即ち、段部24、…及びコネクタ挿通開口部25、…は、第1ボックス構成部材20に対する遊技制御基板の位置決めを行う機能も有する。
なお、遊技制御基板に設けるコネクタ13は一部分に集中させないで、複数箇所に分散して設けられており、遊技制御基板が適切な位置に確実に保持されるようにされている。
また、4つの側壁部22、…のうち、上下の側壁部22、22における外側の面には、当該側壁部22に対して垂直に外側に突出する直方体状のボックススライド係止部(図示略)が複数形成されている。
ボックススライド係止部は、第2ボックス構成部材40に形成されたボックススライド被係止部46と係合可能であり、これにより第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40とが接合されるようになっている。
また、4つの側壁部22、…のうち、左側の側壁部22における外側の面には、当該側壁部22に対して垂直に外側に突出する直方体状の第1挿入係合部(図示略)が形成されている。
第1挿入係合部は、第2ボックス構成部材40に形成された第2挿入係合受部47(図5参照)に挿入されることで係合し、これによっても第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40とが接合されるようになっている。
また、上側の側壁部22における外側の面には、第2ボックス構成部材40に形成された係止片48に係止可能な係止部材27が設けられており、これによって第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40を接合した状態で保持できるようになっている。
また、右側の側壁部22には、外側に向かって突出されたボックスかしめ部配設部28が形成されている。
ボックスかしめ部配設部28は、右側の側壁部22の上下方向のやや内側の位置から右側に突出するように形成され、右側端面に4つのボックスかしめ部30、…が連設されている。
4つのボックスかしめ部30、…は、上下方向に所定間隔を空けて配設された4つの連結部31、…を介してボックスかしめ部配設部28の右側端面と接続されている。各ボックスかしめ部30は、外形が前後方向に延在する円筒状に形成され、略中央部に第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40を固着する際にワンウェイネジ32が挿通されるネジ孔(図示略)が前後方向に沿って穿設されている。
4つのボックスかしめ部30、…には、予めワンウェイネジ32が仮止めされている。
ここで、ワンウェイネジ32とは、締める方向にしか回すことができないネジである。
また、ボックスかしめ部30の前面は、ワンウェイネジ32のネジ頭部が露出しないようにキャップ33により封止されている。なお、図1及び図2にあっては、キャップ33の図示を省略している。
なお、ボックスかしめ部30は、その後端のネジ孔よりも右側部分が左側部分に対して後側に突出されており、当該ボックスかしめ部30と接合するボックスかしめ受部50(後述)を右側から覆うようになっている。これにより、ボックスかしめ部30とボックスかしめ受部50の接合部分に工具等を差し込んで当該基板ボックス12を開放する不正行為を抑制することができる。
各連結部31は、各ボックスかしめ部30の外周面とボックスかしめ部配設部28の右側端面とを個別に繋ぐものである。
第2ボックス構成部材40は、例えば、透光性の合成樹脂で形成されており、内部に収納した遊技制御基板を視認可能となっている。また、第2ボックス構成部材40は、遊技制御装置10の後面をなす略矩形状の後面壁(図示略)と、該後面壁の周囲を囲むように前側に略垂直に突出した周囲壁42とを有し、周囲壁42の内側に第1ボックス構成部材20の側壁部22が配設される。
後面壁の前面であって上側の周囲壁42のすぐ下側には、当該周囲壁42と平行なリブ状の上部案内壁(図示略)が形成され、上側の側壁部22が左右方向にスライド可能に嵌合するスライド溝が形成されている。
また同様に、下側の周囲壁42のすぐ上側には、当該周囲壁42と平行なリブ状の下部案内壁(図示略)が形成され、下側の側壁部22が左右方向にスライド可能に嵌合するスライド溝が形成されている。
上下の周囲壁42、42における外側の面には、第1ボックス構成部材20に形成されたボックススライド係止部(図示略)と対応する位置に、各ボックススライド係止部が係止されるボックススライド被係止部46、…が形成されている。
ボックススライド被係止部46、…の各々は、上下の周囲壁42、42に形成されたL字状のスリット(図示略)と、該スリットが形成された部分の外側を覆うカバー部とからなる。
スリットは、周囲壁42の前端に一端部が位置しており、ここから前後方向に沿って後方へ延在し、さらに直角に左方へ屈折して左右方向に沿って延在するように形成されている。そして、周囲壁42の前端に位置する一端部が、ボックススライド係止部を受け入れる受入部とされ、スリットの外側を覆うカバー部にも、受入部に連続してボックススライド係止部の寸法に合わせて切り欠かれたボックススライド開口部46aが形成されている。
また、上下の周囲壁42、42における外側の面には、周囲壁42に対して略垂直に外側に突出する直方体状のスライド係止部(図示略)が複数(例えば、上下2個ずつ)形成されている。
左側の周囲壁42には、第1ボックス構成部材20に形成された第1挿入係合部(図示略)と対応する位置に、該挿入係合部を受け入れる2つの第2挿入係合受部47、47が形成されている。
そして、第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40とを組み合わせた状態で第1ボックス構成部材20を左方向へスライドすることにより、第2挿入係合受部47に第1挿入係合部が挿入されるようになっている。
また、上側の周囲壁42における外側の面には、第1ボックス構成部材20に設けられた係止部材27と対応する位置に係止片48が形成されている。
係止片48は、外側へ向かって突出する突条であって、右側面が左側へ向かって周囲壁42からの突出量が増加する斜面とされ、左側面は周囲壁42に対して垂直な面とされている。そして、係止片48に係止部材27が係止することによって、後述するように、第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40とが接合した状態が保持される。
また、右側の周囲壁42の外側の面には、第1ボックス構成部材20に設けられたボックスかしめ部30、…に対応するように4つのボックスかしめ受部50、…(図12参照)がそれぞれ第2ボックス構成部材40から延設された接続部49を介して設けられている。
ボックスかしめ受部50は、外形が前後方向に延在する円柱状に形成され、略中央部に第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40を固着する際にワンウェイネジ32が螺子込まれるネジ穴(図示略)が当該ボックスかしめ受部50の前端面から後側に前後方向に沿って穿設されている。
また、ボックスかしめ受部50は、第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40とを接合させることによってボックスかしめ部30、…と対向配置され、ボックスかしめ部30のネジ孔とボックスかしめ受部50のネジ穴が連通された状態となる。
そして、4つのボックスかしめ部30、…の何れかに仮止めされているワンウェイネジ32がボックスかしめ部30のネジ孔と当該ネジ孔に対向配置されたボックスかしめ受部50のネジ穴に螺子込まれることで第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40が固着される。
ここで、ボックスかしめ部30、ボックスかしめ受部50及びワンウェイネジ32は、ボックス固着部70を構成している。
以上のような構成を有する基板ボックス12は、第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40を接合する際には、先ず、第1ボックス構成部材20のボックススライド係止部を第2ボックス構成部材40のボックススライド被係止部46、…に嵌め込むようにする。これにより、第1ボックス構成部材20の収納凹部23の後端部分が第2ボックス構成部材40の周囲壁42に収容されるとともに、第1ボックス構成部材20の上下の側壁部22、22が第2ボックス構成部材40のスライド溝に嵌合する。
そして、この状態で、第1ボックス構成部材20を左方向へスライドさせることで、ボックススライド係止部がボックススライド被係止部46、…に係止するとともに、第1挿入係合部が第2挿入係合受部47、47に挿入されて係合した状態となる。
これにより、第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40とが接合した状態となる。
また、第1ボックス構成部材20に設けられた係止部材27は、上述のように第1ボックス構成部材20を左方向にスライドさせる過程で係止片48の右側面の斜面に当接し、さらに左方向にスライドすることで、係止部材27が弾性変形して係止片48の斜面に沿って案内される。そして、係止部材27の係止部が係止片48を乗り越えると、弾性変形していた係止部材27が元の状態に復帰し、係止片48の垂直な左端面に係止部材27が係止される。
このように、係止部材27の係止部が係止片48を乗り越えた状態となるのは、ちょうど第1ボックス構成部材20が第2ボックス構成部材40と接合された状態となったときであって、この位置で係止部材27が係止されることで、第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40とが接合された状態で保持されることとなる。
第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40とが接合した状態では、ボックス固着部70をなすボックスかしめ部30、…とボックスかしめ受部50とが対向するように配され、固着可能な状態となる。そして、4つのボックスかしめ部30、…のうち、何れか(例えば、最も上側)のボックスかしめ部30のネジ孔に仮止めされているワンウェイネジ32を当該ネジ孔に対向配置されたボックスかしめ受部50のネジ穴に螺子込むことで第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40を固着する。
また、ボックス固着部70による固着を解除するためには、ワンウェイネジ32により固着されているボックスかしめ受部50の接続部49、若しくはボックスかしめ部30の連結部31を切断することにより行う。即ち、ボックス固着部70は、痕跡が残るような方法でのみ固着解除可能とされている。
なお、ワンウェイネジ32による固着を行う前であれば、係止部材27を上側に引き上げるように弾性変形させて係止片48による係止部の係止状態を解除し、第1ボックス構成部材20を右方向へスライドさせることで、第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40の接合状態を解除することができる。
基板ボックス12が取り付けられる基板ホルダ60は、例えば、透光性の合成樹脂で形成されており、基板ボックス12が保持されるホルダ本体部61と、ホルダ本体部61の左側に設けられ、2つの回動軸62a、62aを具備する回動軸部62等を備えている。
ホルダ本体部61は、上下方向及び左右方向に対して略平行に延設された部材であり、その後面には補強用のリブが上下左右に複数形成されている。具体的には、図3及び図6等に示すように、ホルダ本体部61には、上下方向に対して略平行に延在する5つの縦リブ68、…と、これら縦リブ68、…と交差し、左右方向に対して略平行に延在する3つの横リブ69、…とが設けられている。
縦リブ68は、当該基板ホルダ60の上端から略中央部まで延設された上側リブ部分681と、上側リブ部分681の下端部に連続して当該基板ホルダ60の下端部まで延設され、上側リブ部分681よりも突出された下側リブ部分682とを具備している。
3つの横リブ69、…のうち、最も上側の横リブ69は、当該基板ホルダ60の左端から最も右側の縦リブ68の上側リブ部分681まで延設され、その突出量が上側リブ部分681と略等しくなっている。また、残り2つの横リブ69、69は、当該基板ホルダ60の右端から回動軸部62まで延設され、その突出量が下側リブ部分682及び当該基板ホルダ60の下端面部60aと略等しくなっている。
回動軸部62は、ホルダ本体部61の左端部に連続して設けられ、上下に並んで配設された2つの回動軸62a、62aのうち、上側の回動軸62aが連結部62bを介して取り付けられた上側軸部取付部621と、下側の回動軸62aが連結部62bを介して取り付けられた下側軸部取付部622等を備えている。
下側軸部取付部622は、当該基板ホルダ60の後面から後側に突出するように形成されており、連結部62bが接続された下側取付面部622aと、この下側取付面部622aの上端部に接続された下側第1補強板部622bと、下側取付面部622aの下端部に接続された下側第2補強板部622c等を備えている。
下側取付面部622aは、上下方向に対して略平行に延設され、基板ホルダ60の左端面部の一部を構成している。
下側第1補強板部622b及び下側第2補強板部622cは、左右方向に対して略平行に延設され、略等しい長さを有している。また、下側第1補強板部622bの右端部が最も下側の横リブ69に接続されている。また、下側第2補強板部622cの右端部が基板ホルダ60の下端面部60aの左端部に接続されている。即ち、下側第2補強板部622cは、基板ホルダ60の下端面部60aの一部を構成している。
下側取付面部622a、下側第1補強板部622b及び下側第2補強板部622cの基板ホルダ60の後面からの突出量は、略等しくなっており、最も下側の横リブ69及び下端面部60aの突出量よりも大きくなっている。即ち、下側第1補強板部622bと下側の横リブ69の左端部の間、下側第2補強板部622cと下端面部60aの左端部の間には、所定の高さを有する段差が形成されている。
上側軸部取付部621は、当該基板ホルダ60の後面から後側に突出するように形成されており、連結部62bが接続された上側取付面部621aと、この上側取付面部621aの上端部に接続された上側第1補強板部621bと、上側取付面部621aの下端部に接続された上側第2補強板部621c等を備えている。
上側取付面部621aは、上下方向に対して略平行に延設され、基板ホルダ60の左端面部の一部を構成している。
上側第1補強板部621b及び上側第2補強板部621cは、左右方向に対して略平行に延設され略等しい長さを有している。また、上側第2補強板部621cの右端部が真ん中の横リブ69に接続されている。
上側取付面部621a、上側第1補強板部621b及び上側第2補強板部621cの基板ホルダ60の後面からの突出量は、略等しくなっており、真ん中の横リブ69の突出量よりも大きくなっている。即ち、上側第2補強板部621cと真ん中の横リブ69の左端部の間には、所定の高さを有する段差が形成されている。
2つの回動軸62a、62aは、上下方向に対して略平行に延在して形成され、取付ベース2の軸受部29に軸着されることで、取付ベース2に対して上下方向の軸周りに回動自在に取付けられる。
上側軸部取付部621と下側軸部取付部622の間には、基板ボックス12の左端部に係合して当該ボックス取付部64からの取り外しを規制する係止部67が設けられている。
係止部67は、当該ホルダ本体部61と一体となって形成され、可撓性を有している。具体的には、係止部67は、ボックス取付部64の左側部の上下方向の中央やや下寄りの位置に設けられ、最も左側の縦リブ68の下側リブ部分682から左右方向左側に延在する延在部671の先端部(左端部)に基板ボックス12の左端部に係合する係合爪672が設けられている。
また、ホルダ本体部61の前面の右側部分には、中継基板(図示略)が取り付けられる中継基板取付部63が設けられている。そして、中継基板取付部63と回動軸部62の間の部分が、基板ボックス12が取り付けられるボックス取付部64となっている。
ボックス取付部64の左右方向に延在する上下縁部には、基板ボックス12の第2ボックス構成部材40に形成されたスライド係止部(取付用係止部)と対応する位置に、スライド係止部を受け入れるスライド被係止部(取付用被係止部)641が形成されている。
スライド被係止部641の各々は、当該ボックス取付部64の前面から前側に突出するように形成され、基板ボックス12側に開口した断面略「コ」字状の側壁部と、この側壁部の前端の右側部分に連続して形成され、当該右側部分のみを覆う右側被覆部とを備えている。
即ち、側壁部の前端の左側部分は、スライド係止部を受け入れるためのスライド開口部641aとなっており、このスライド開口部641aを介して当該スライド被係止部641の内側に配されたスライド係止部は相対的に右方向に移動することにより、右側被覆部により抜け止めされた状態でスライド被係止部に係止する。
これにより、基板ボックス12が基板ホルダ60に取り付けられるようになっている。
ボックス取付部64の右端部には、当該基板ボックス12を基板ホルダ60に対してネジ止めするための取付ネジ(図示略)がボックスかしめ部配設部28のネジ孔28aを介して挿通されるネジ穴が形成された螺合部66(図3参照)が配設されている。
螺合部66は、前後方向に延在して前側になるにつれて縮径される円錐台形状に形成され、略中央部に取付ネジが挿入されるネジ穴が前後方向に沿って穿設されている。
そして、基板ホルダ60に対して基板ボックス12を相対的に右方向へスライドさせることにより、ボックスかしめ部配設部28の切欠部28b(図12参照)で螺合部66を案内しながら右方向に移動していき、切欠部28bの奥側の湾曲した部分が螺合部66に当接することで基板ボックス12のスライドが停止して、ボックスかしめ部配設部28のネジ孔28aの中心軸が螺合部66のネジ穴の中心軸と前後にほぼ重なる位置に配置された状態となる。
基板ホルダ60に取り付けられた基板ボックス12は、ボックス開放規制部300が取り付けられることにより、当該基板ボックス12の開放が規制される。
ボックス開放規制部300は、基板ボックス12のボックス固着部70が配設された右端部とは反対側の左端部を覆うように配設され、基板ボックス12及び基板ホルダ60に取り付けられる第1スライド規制部材400と、第1スライド規制部材400の少なくとも一部を覆うように配設される第1カバー部材500とを備えている。
ここで、第1カバー部材500は、基板ボックス12のボックス固着部70が配設される右側端部とは反対側の左側端部を覆う被覆部を構成している。
第1スライド規制部材400は、例えば、透光性の合成樹脂で形成され、図8に示すように、4つのかしめ部410、…が配設されたかしめ部配設面部420と、かしめ部配設面部420の上下両端部に連続して形成された上下のスライド規制部構成部430、440とを備えている。
上下のスライド規制部構成部430、440は、基板ボックス12の基板ホルダ60に対するスライド並びに、基板ボックス12を構成する第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40の相対的なスライドを規制するものである。
下スライド規制部構成部440は、ボックススライド開口部46aに挿入される第1挿入部441及びスライド開口部641aに挿入される第2挿入部442を具備する下側挿入板部443と、下側挿入板部443が取付固定された下側挿入板部取付部444とを備えている。
下側挿入板部443は、第1挿入部441と第2挿入部442が下側挿入部接続部445により接続され、下側から視て略「コ」字状に形成されている。
第1挿入部441は、基板ボックス12の下側の周囲壁42の最も左側に設けられたボックススライド被係止部46のボックススライド開口部46aに挿入されるものである。また、第1挿入部441は、略矩形状に形成され、第1挿入部441の左右方向の長さがボックススライド開口部46aの左右方向の長さと略等しいか、或いはわずかに短くなるように、且つ、当該第1挿入部441の上下方向の長さがボックススライド開口部46aの上下方向の長さと略等しいか、或いはわずかに短くなるように形成されている。
そして、第1挿入部441がボックススライド開口部46aに挿入されることで、第2ボックス構成部材40に対する第1ボックス構成部材20の右方向へのスライド、即ち、ボックススライド被係止部46に対するボックススライド係止部の係止状態を解除する方向へのスライドを規制するようになっている。
第2挿入部442は、基板ホルダ60の下縁部の左側に設けられたスライド被係止部641のスライド開口部641aに挿入されるものである。また、第2挿入部442は、略矩形状に形成され、第2挿入部442の左右方向の長さがスライド開口部641aの左右方向の長さと略等しいか、或いはわずかに短くなるように、且つ、当該第2挿入部442の上下方向の長さがスライド開口部641aの上下方向の長さと略等しいか、或いはわずかに短くなるように形成されている。
そして、第2挿入部442がスライド開口部641aに挿入されることで、基板ホルダ60に対する基板ボックス12の右方向へのスライド、即ち、スライド被係止部に対するスライド係止部の係止状態を解除する方向へのスライドを規制するようになっている。
下側挿入部接続部445の下側の面には、第1カバー部材500の下側押圧部514により押圧される下側被押圧板部446が取付固定されている(詳細後述)。
下側挿入板部取付部444は、左右方向及び前後方向に対して略平行に延在する板状に形成され、当該下側挿入板部取付部444の後端部よりも第1挿入部441及び第2挿入部442を突出させるように下側挿入板部443が取り付けられている。
また、下側挿入板部取付部444の左端部は、基板ボックス12の左下隅部の段差形状に合わせて上側に凹んでいる。
上スライド規制部構成部430は、ボックススライド開口部46aに挿入される第1挿入部431及びスライド開口部641aに挿入される第2挿入部432を具備する上側挿入板部433と、上側挿入板部433が取付固定された上側挿入板部取付部434とを備えている。
上側挿入板部433は、第1挿入部431と第2挿入部432が上側挿入部接続部435により接続され、上側から視て略「コ」字状に形成されている。
第1挿入部431は、基板ボックス12の上側の周囲壁42の最も左側に設けられたボックススライド被係止部46のボックススライド開口部46aに挿入されるものである。また、第1挿入部431は、略矩形状に形成され、第1挿入部431の左右方向の長さがボックススライド開口部46aの左右方向の長さと略等しいか、或いはわずかに短くなるように、且つ、当該第1挿入部431の上下方向の長さがボックススライド開口部46aの上下方向の長さと略等しいか、或いはわずかに短くなるように形成されている。
そして、第1挿入部431がボックススライド開口部46aに挿入されることで、第2ボックス構成部材40に対する第1ボックス構成部材20の右方向へのスライド、即ち、ボックススライド被係止部46に対するボックススライド係止部の係止状態を解除する方向へのスライドを規制するようになっている。
第2挿入部432は、基板ホルダ60の上縁部の左側に設けられたスライド被係止部641のスライド開口部641aに挿入されるものである。また、第2挿入部432は、略矩形状に形成され、第2挿入部432の左右方向の長さがスライド開口部641aの左右方向の長さと略等しいか、或いはわずかに短くなるように、且つ、当該第2挿入部432の上下方向の長さがスライド開口部641aの上下方向の長さと略等しいか、或いはわずかに短くなるように形成されている。
そして、第2挿入部432がスライド開口部641aに挿入されることで、基板ホルダ60に対する基板ボックス12の右方向へのスライド、即ち、スライド被係止部に対するスライド係止部の係止状態を解除する方向へのスライドを規制するようになっている。
上側挿入部接続部435の上側の面には、第1カバー部材500の上側押圧部511により押圧される上側被押圧板部(図示略)が取付固定されている(詳細後述)。
上側挿入板部取付部434は、左右方向及び前後方向に対して略平行に延在する板状に形成され、当該上側挿入板部取付部434の後端部よりも第1挿入部431及び第2挿入部432を突出させるように上側挿入板部433が取り付けられている。
かしめ部配設面部420は、前後方向及び上下方向に対して略平行に延在する板状に形成され、4つのかしめ部410、…が2つずつ所定間隔を空けて配設されている。即ち、かしめ部配設面部420の下端部よりの位置に、2つのかしめ部410、410が配設され、かしめ部配設面部420の上下方向の中央よりもやや上側に、2つのかしめ部410、410が配設されている。
4つのかしめ部410、…の各々は、連結部411を介してかしめ部配設面部420と連設されている。また、各かしめ部410は、外形が前後方向に延在する円筒状に形成され、略中央部に第1スライド規制部材400と第1カバー部材500を固着する際にワンウェイネジ9が挿通されるネジ孔(図示略)が前後方向に沿って穿設されている。
4つのかしめ部410、…には、予めワンウェイネジ9が仮止めされている。そして、4つのかしめ部410、…の何れかに仮止めされているワンウェイネジ9がかしめ部410のネジ孔と当該ネジ孔に対向配置されたかしめ受部550のネジ穴550aに螺子込まれることで第1スライド規制部材400と第1カバー部材500が固着されている(図2等参照)。
なお、かしめ部410の前面は、ワンウェイネジ9のネジ頭部が露出しないようにキャップ412により封止されている。
第1カバー部材500は、例えば、透光性の合成樹脂で形成され、図9に示すように、基板ボックス12の前面を覆う前側被覆面部510と、基板ボックス12及び基板ホルダ60の上側部分を覆う上側被覆面部520と、基板ボックス12及び基板ホルダ60の下側部分を覆う下側被覆面部530と、基板ホルダ60の後面を覆う後側被覆面部540と、基板ボックス12及び基板ホルダ60の上側部分を覆うとともに、4つのかしめ受部550、…が取り付けられたかしめ受部取付面部560とを備えている。
前側被覆面部510は、上下方向及び左右方向に対して略平行に延在するように略矩形状に形成されている。
また、前側被覆面部510の上縁部に連続して、第1スライド規制部材400の上側被押圧板部(図示略)を押圧する上側押圧部511が形成されている。
上側押圧部511は、前側被覆面部510の上縁部から後側に延在する略矩形状の接続面部512と、接続面部512の後端部から上側に延在して、内面で上側被押圧板部を押圧する押圧面部513とを備えている。
そして、第1スライド規制部材400が第1カバー部材500により被覆された状態で、上側押圧部511の押圧面部513により上側被押圧板部が後側に押圧されることで、ボックススライド開口部46aから第1挿入部431が外れることを防止するとともに、スライド開口部641aから第2挿入部432が外れることを防止するようになっている。
また、前側被覆面部510の下縁部に連続して、第1スライド規制部材400の下側被押圧板部446を押圧する下側押圧部514が形成されている。
下側押圧部514は、前側被覆面部510の下縁部から後側に延在する略矩形状の接続面部515と、接続面部515の後端部から下側に延在して、内面で下側被押圧板部446を押圧する押圧面部516とを備えている。
そして、第1スライド規制部材400が第1カバー部材500により被覆された状態で、下側押圧部514の押圧面部516により下側被押圧板部446が後側に押圧されることで、ボックススライド開口部46aから第1挿入部441が外れることを防止するとともに、スライド開口部641aから第2挿入部442が外れることを防止するようになっている。
上側被覆面部520は、上側押圧部511の押圧面部513の上縁部に連設され、前後方向及び左右方向に対して略平行に延在するように略矩形状に形成されている。また、上側被覆面部520の後端は、基板ホルダ60の上縁部の後端部と略等しい位置まで延設されている。
下側被覆面部530は、下側押圧部514の押圧面部513の下縁部に連設され、前後方向及び左右方向に対して略平行に延在するように略矩形状に形成されている。また、下側被覆面部530の後端は、下側第2補強板部622cの後端と略等しい位置まで延設されている。
後側被覆面部540は、下側被覆面部530の後縁部に連設された下面部541と、上側被覆面部520の後縁部に連設された上面部542と、上面部542と下面部541を接続する後側接続面部543とを備えている。
下面部541は、基板ホルダ60の下縁部から回動軸部62の上側軸部取付部621までを被覆するように延設され、上下方向及び左右方向に対して略平行に形成されている。これにより、第1カバー部材500が基板ボックス12及び基板ホルダ60に取り付けられることで、下面部541は回動軸部62の上側軸部取付部621及び下側軸部取付部622の後端部に接触した状態となって、当該第1カバー部材500が前後方向に位置決めされるようになっている。
また、下面部541は、基板ホルダ60の係止部67に対応させて、当該下面部の右端部から左側に一部分切り欠かれている。
下面部541の上縁部には、後側接続面部543が連設されている。
後側接続面部543は、下面部の上縁部から前側に延在する略矩形板状に形成されている。後側接続面部543の前後方向の長さは、上側第1補強板部621bの後端部から基板ホルダ60の左縁部の後端部までの長さと略等しくなっている。
後側接続面部543の前縁部には、上面部542が連設されている。
上面部542は、回動軸部62の上側軸部取付部621から基板ホルダ60の上縁部までを被覆するように延設され、上下方向及び左右方向に対して略平行に形成されている。
これにより、第1カバー部材500が基板ボックス12及び基板ホルダ60に取り付けられることで、上面部542は基板ホルダ60の上縁部及び左縁部の後端に接触した状態となって、当該第1カバー部材500が前後方向に位置決めされるようになっている。
かしめ受部取付面部560は、前後方向及び上下方向に対して略平行に延在するように形成されている。また、かしめ受部取付面部560には、第1スライド規制部材400の下側の2つのかしめ部410、410が挿通される下側かしめ部用開口部561と、第1スライド規制部材400の上側の2つのかしめ部410、410が挿通される上側かしめ部用開口部562と、基板ホルダ60の下側の回動軸62aが挿通される下側回動軸用開口部563と、基板ホルダ60の上側の回動軸62aが挿通される上側回動軸用開口部564が形成され、下側かしめ部用開口部561と下側回動軸用開口部563の間に、4つのかしめ受部550、…のうち、下側2つのかしめ受部550、550が配設され、上側かしめ部用開口部562と上側回動軸用開口部564の間に、残り2つのかしめ受部550、550が配設されている。
下側2つのかしめ受部550、550は、第1スライド規制部材400の下側の2つのかしめ部410、410に対応させるように下側かしめ部用開口部561の後側に配設されている。また、下側2つのかしめ受部550、550は、取付部551を介してかしめ受部取付面部560に配設されている。
取付部551は、上下方向に並設された2つのかしめ受部550、550を連結するかしめ受部連結部551aと、かしめ受部連結部551aとかしめ受部取付面部560の左端面を接続する連結部接続部551bと、上側のかしめ受部550とかしめ受部取付面部560の左端面を接続する上接続部551cと、下側のかしめ受部550とかしめ受部取付面部560の左端面を接続する下接続部551dとを備えている。
各かしめ受部550は、外形が前後方向に延在する円柱状に形成され、略中央部に第1カバー部材500と第1スライド規制部材400を固着する際にワンウェイネジ9が螺子込まれるネジ穴550a(図9参照)が当該かしめ受部550の前端面から前後方向に沿って穿設されている。
下側2つのかしめ受部550、550の後側には、下側回動軸用開口部563が形成されている。
上側2つのかしめ受部550、550は、第1スライド規制部材400の上側の2つのかしめ部410、410に対応させるように上側かしめ部用開口部562の後側に配設されている。また、上側2つのかしめ受部550、550は、取付部551を介してかしめ受部取付面部560に配設されている。
なお、取付部551は、上記の下側2つのかしめ受部550、550の取付けに係る取付部551の構成と略同様となっており、その説明を省略する。
また、各かしめ受部550は、上記の下側2つのかしめ受部550、550の構成と略同様となっており、その説明を省略する。
上側2つのかしめ受部550、550の後側には、上側回動軸用開口部564が形成されている。
そして、下側かしめ部用開口部561を介して第1スライド規制部材400の下側の2つのかしめ部410、410を左側に突出させ、且つ、上側かしめ部用開口部562を介して第1スライド規制部材400の上側の2つのかしめ部410、410を左側に突出させるとともに、下側回動軸用開口部563を介して基板ホルダ60の下側の回動軸を左側に突出させ、且つ、上側回動軸用開口部564を介して基板ホルダ60の上側の回動軸を左側に突出させるようにして、第1カバー部材500が基板ボックス12及び基板ホルダ60に取り付けられる。
これにより、下側の2つのかしめ部410、410が下側の2つのかしめ受部550、550が前後に並んだ状態となるとともに、上側の2つのかしめ部410、410が上側の2つのかしめ受部550、550が前後に並んだ状態となる。
また、かしめ受部550は、第1スライド規制部材400のかしめ部410とワンウェイネジ9とともに、第1カバー部材500と第1スライド規制部材400を固着する固着手段を構成している。そして、第1カバー部材500と第1スライド規制部材400が固着された状態では、第1カバー部材500の取り外し及び、第1スライド規制部材400によるボックススライド被係止部46に対するボックススライド係止部の係止状態を解除する方向へのスライドの規制状態の解除が不可とされる。
当該固着手段による固着解除は、ワンウェイネジ9が螺合されているかしめ受部550に接続されている取付部551(例えば、上接続部551cとかしめ受部連結部551a)若しくはかしめ部410の連結部411を切断することにより行われる。即ち、固着手段は、痕跡が残るような方法でのみ固着解除可能とされている。
そして、第1カバー部材500と第1スライド規制部材400の固着状態が解除されることで、第1カバー部材500及び第1スライド規制部材400を基板ボックス12及び基板ホルダ60から取り外すことができ、ボックススライド被係止部46とボックススライド係止部の係止状態が解除される。
ここで、第1カバー部材500と第1スライド規制部材400を有するボックス開放規制部300は、ボックススライド被係止部46とボックススライド係止部の係止状態の解除を防止する解除防止手段を構成している。
次に、遊技機本体に対する基板ボックス12の取付方法について説明する。
先ず、基板ボックス12のスライド係止部41を基板ホルダ60のスライド被係止部641に挿入する。このとき、基板ボックス12の底面(前側の面)により係合爪672が前側に押し込まれて係止部67が撓んだ状態となる。
次に、スライド係止部41をスライド被係止部641に係止させるように基板ボックス12を右方向にスライド移動させると、ボックスかしめ部配設部28の切欠部28bで螺合部66を案内しながら右方向に移動していく。そして、切欠部28bの奥側の湾曲した部分が螺合部66に当接することで基板ボックス12のスライドが停止して、ネジ孔28aの中心軸が螺合部66のネジ穴の中心軸と前後にほぼ重なる位置に配置された状態となる。また、このとき、基板ボックス12の左端部が係合爪672よりも右側に配置されて当該基板ボックス12の底面による係合爪672の後側への押込みが解除された状態、即ち、係止部67が撓んでいない通常状態へと復帰して、係合爪672が基板ボックス12の左端部に係合した状態となる。
その後、ボックスかしめ部配設部28の各々のネジ孔28aを介して取付ネジを各螺合部66のネジ穴に螺子込む。
次に、基板ボックス12及び基板ホルダ60に第1スライド規制部材400を取り付ける。
具体的には、上下の第1挿入部431、441を基板ボックス12の上下の周囲壁42、42の最も左側に設けられたボックススライド被係止部46のボックススライド開口部46a、46aに挿入するとともに、上下の第2挿入部432、442を基板ホルダ60の上下縁部の左側に設けられたスライド被係止部641のスライド開口部641a、641aに挿入するようにして第1スライド規制部材400を基板ボックス12及び基板ホルダ60に取り付ける。
これにより、第1挿入部431、441がボックススライド開口部46aに挿入されることで、第2ボックス構成部材40に対する第1ボックス構成部材20の右方向へのスライドを規制するとともに、第2挿入部432、442がスライド開口部641aに挿入されることで、基板ホルダ60に対する基板ボックス12の右方向へのスライドを規制する。
次に、第1カバー部材500を基板ボックス12及び基板ホルダ60に取り付ける。
具体的には、基板ボックス12及び基板ホルダ60の左側端部を第1カバー部材500により被覆されるように挿通させていき、下側かしめ部用開口部561を介して第1スライド規制部材400の下側の2つのかしめ部410、410を左側に突出させ、且つ、上側かしめ部用開口部562を介して第1スライド規制部材400の上側の2つのかしめ部410、410を左側に突出させるとともに、下側回動軸用開口部563を介して基板ホルダ60の下側の回動軸62aを左側に突出させ、且つ、上側回動軸用開口部564を介して基板ホルダ60の上側の回動軸62aを左側に突出させる。
これにより、下側の2つのかしめ部410、410と下側の2つのかしめ受部550、550が前後に並んだ状態となるとともに、上側の2つのかしめ部410、410と上側の2つのかしめ受部550、550が前後に並んだ状態となって、各かしめ部410のネジ孔と各かしめ受部550のネジ穴550aが対向して連通された状態(固着可能な状態)となる。
そして、4つのかしめ部410、…のうち、何れか(例えば、最も上側)のかしめ部410のネジ孔に仮止めされているワンウェイネジ9を当該ネジ孔に対向配置されたかしめ受部550のネジ穴550aに螺子込むことで第1カバー部材500と第1スライド規制部材400を固着する。
その後、ワンウェイネジ9が螺合されたかしめ部410の前面を、ワンウェイネジ9のネジ頭部が露出しないように合成樹脂製のキャップ412をかしめ部410に溶着して封止する。
一方、基板ホルダ60から基板ボックス12を取り外す場合、ワンウェイネジ9が螺合されているかしめ受部550に接続されている取付部551(例えば、上接続部551cとかしめ受部連結部551a)、若しくはかしめ部410の連結部411を切断する。これにより、第1カバー部材500を第1スライド規制部材400から取り外し可能な状態となる。
そして、第1カバー部材500を第1スライド規制部材400から取り外した後、第1スライド規制部材400を基板ボックス12及び基板ホルダ60から取り外し、その後、ボックスかしめ部配設部28の各々のネジ孔28a及び螺合部66のネジ穴に螺合されている取付ネジを取り外す。
その後、係合爪672を後側に押し込むように係止部67を撓ませて係合爪672の係合を解除することで、係止部67は基板ボックス12の基板ホルダ60からの取り外しを許容した状態となる。そして、基板ボックス12を基板ホルダ60に対して左側にスライド移動させることで、スライド係止部41とスライド被係止部641の係合が解除されて、基板ホルダ60から基板ボックス12が取り外される。
以上のように、実施形態1の遊技機100は、電子部品を搭載した制御基板を収納する基板ボックス12を設けた遊技機100であって、基板ボックス12は、第1ボックス構成部材20と、第2ボックス構成部材40とを備え、第1ボックス構成部材20にボックススライド係止部が設けられ、第2ボックス構成部材40にボックススライド被係止部46が設けられ、ボックススライド被係止部46にボックススライド係止部を係止させて当該基板ボックス12は閉状態とされ、ボックススライド係止部とボックススライド被係止部46との係止状態の解除を防止するボックス開放規制部300を備え、ボックス開放規制部300による係止状態の解除防止は、痕跡が残るような方法でのみ解除されるように構成されている。
従って、ボックス開放規制部300により基板ボックス12を閉状態とするボックススライド係止部とボックススライド被係止部46の係止状態の解除が防止されることから、当該基板ボックス12の開放が不可能となり制御基板に対する不正行為を防止することが可能となる。
さらに、ボックス開放規制部300は、ボックススライド係止部とボックススライド被係止部46の係止状態が解除されると痕跡が残ることとなるので、係止状態が不正に解除された場合には、破壊箇所の発生により、不正行為が行われたことを迅速に発見することができる。
また、ボックススライド係止部とボックススライド被係止部46は、相対的にスライドさせて係止するように構成され、ボックス開放規制部300は、ボックススライド係止部とボックススライド被係止部46との係止状態の解除方向へのスライドを規制する第1スライド規制部材400と、第1スライド規制部材400の少なくとも一部を覆う第1カバー部材500とを備え、第1スライド規制部材400と第1カバー部材500は、痕跡が残るような方法でのみ固着解除される固着手段としてのかしめ部410とかしめ受部550とワンウェイネジ9により固着されて、当該第1カバー部材500の取り外し及び第1スライド規制部材400によるボックススライド被係止部46に対するボックススライド係止部のスライドの規制状態の解除が不可とされている。
従って、ボックススライド係止部とボックススライド被係止部46は、相対的にスライドさせて係止するように構成され、ボックス開放規制部300は、ボックススライド係止部とボックススライド被係止部46との係止状態の解除方向へのスライドを規制する第1スライド規制部材400と、第1スライド規制部材400の少なくとも一部を覆う第1カバー部材500とを備え、第1スライド規制部材400と第1カバー部材500は、痕跡が残るような方法でのみ固着解除される固着手段により固着されて、当該第1カバー部材500の取り外し及び第1スライド規制部材400によるボックススライド被係止部46に対するボックススライド係止部のスライドの規制状態の解除が不可とされているので、第1スライド規制部材400によりボックススライド被係止部46とボックススライド係止部の係止状態の解除を確実に防止することができる。また、第1カバー部材500により第1スライド規制部材400の取り外しも防止することができる。
さらに、第1カバー部材500を不正に取り外した場合には、その痕跡が残るので、不正行為を抑制するとともに、不正行為が行われた場合にはそれを迅速に発見することができる。
また、基板ボックス12を当該遊技機本体に取り付けるための基板ホルダ60を備え、基板ホルダ60及び基板ボックス12のうち、一方にスライド係止部が設けられ、他方にスライド係止部が係止されるスライド被係止部641が設けられ、スライド係止部とスライド被係止部641は、基板ホルダ60に基板ボックス12を取り付ける際に、相対的にスライドさせて係止するように構成され、第1スライド規制部材400は、さらに、スライド係止部とスライド被係止部641との係止状態の解除方向へのスライドを規制している。
従って、基板ボックス12を当該遊技機本体に取り付けるための基板ホルダ60を備え、基板ホルダ60に基板ボックス12を取り付けるスライド係止部とスライド被係止部641は、相対的にスライドさせて係止するように構成され、第1スライド規制部材400は、スライド係止部とスライド被係止部641との係止状態の解除方向へのスライドを規制するので、基板ボックス12自体を不正に開放することを防止することができるだけでなく、基板ボックス12を基板ホルダ60から取り外すことも防止することができ、不正行為を確実に防止することができる。特に、基板ボックス12が基板ホルダ60に取り付けられた状態のまま、基板ボックス12を不正に開放することも防止できるので、不正行為をより好適に防止することができる。
また、基板ボックス12は、第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40を当該基板ボックス12の一端部側で固着するボックス固着部70を備え、第1カバー部材500は、基板ボックス12のボックス固着部70が配設される右端部とは反対側の左端部を覆う被覆部を有している。
従って、基板ボックス12は、第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40を該基板ボックス12の一端部側で固着するボックス固着部70を備え、第1カバー部材500は、基板ボックス12のボックス固着部70が配設される右端部とは反対側の左端部を覆う被覆部を有するので、基板ボックス12の一方の右端部にボックス固着部70を備えた構成であっても、ボックス固着部70と反対側の左端部における第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40の接合部分に工具を挿入し、第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40を開放する方向に力を加えて、ボックス固着部70を破壊しないで、即ち、樹脂の弾力により力を吸収して、その反対側の端部に隙間を形成したり、或いは、ボックス固着部70を破壊しないで第1ボックス構成部材20が第2ボックス構成部材40から取り外されてしまう不正行為を適正に防止することができる。特に、基板ボックス12をスライド開放するように構成して、ボックス固着部70とは反対側の端部に第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40の重合部(固着部)が形成される構成にした場合に、その重合部に工具を差し込んで基板ボックス12を開放する方向に強引にスライドすると、上記不正行為が行われやすくなるが、その場合にも被覆部を形成することで、上記重合部への工具の差し込みを防止でき確実に不正行為を防止することができる。さらに、基板ボックス12を基板ホルダ60に取り付けた状態で行われる不正行為に対しても有効となる。
なお、上記実施形態1にあっては、ボックス開放規制部300の第1スライド規制部材400及び第1カバー部材500によって、基板ボックス12のボックス固着部70が配設される右側端部とは反対側の左側端部を覆うような構成としたが、これに限られるものではなく、基板ボックス12の開放を困難とするような構成であれば如何なる構成であっても良く、第1スライド規制部材400及び第1カバー部材500によって基板ボックス12のボックス固着部70が配設される右側端部とは反対側の左側端部を被覆するか否かは適宜任意に変更することができる。
また、上記実施形態1にあっては、基板ボックス12にスライド係止部を設け、基板ホルダ60にスライド係止部が係止されるスライド被係止部641を設けるようにしたが、これに限られるものではなく、基板ホルダ60及び基板ボックス12のうち、一方にスライド係止部が設けられ、他方にスライド係止部が係止されるスライド被係止部が設けられていれば良い。即ち、例えば、基板ホルダ60にスライド係止部を設け、基板ボックス12にスライド係止部が係止されるスライド被係止部641を設けるようにしても良い。
[実施形態2]
図10は、本発明を適用した実施形態2の遊技機200に備わる遊技盤1の一部を示す背面図であり、取付ベース2に取り付けられた演出制御装置3及び遊技制御装置610を示す。図11は、遊技盤1に備わる遊技制御装置610を拡大して示す正面図である。
図10及び図11に示すように、実施形態2の遊技機200の遊技制御装置610は、基板ボックス12及び基板ホルダ60の左右方向の略中央部に取り付けられたボックス開放規制部600を備えている。
なお、実施形態2の遊技機200は、ボックス開放規制部600の構成以外の点では上記実施形態1と略同様であるので、同様の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
以下に、ボックス開放規制部600について図11〜図18を参照して説明する。
ボックス開放規制部600は、図11〜図13に示すように、基板ボックス12及び基板ホルダ60の左右方向の略中央部を被覆するように配設されている。具体的には、図14及び図15に示すように、ボックス開放規制部600は、基板ホルダ60に取り付けられる第2カバー部材700と、第2カバー部材700の一端部に回動自在に軸支され、基板ボックス12に取り付けられる第2スライド規制部材800と、第2カバー部材700に取り付けられるかしめ部配設部材900を備えている。
第2カバー部材700は、図16(a)及び図16(b)等に示すように、左右方向側から視て略「コ」字状に形成され、基板ボックス12及び基板ホルダ60の下側を被覆する下側被覆部710と、下側被覆部710の後端部に連続して形成され、基板ホルダ60の後面を被覆する後側被覆部720と、後側被覆部720の上端部に連続して形成され、基板ボックス12及び基板ホルダ60の上側を被覆する上側被覆部730を備えている。
下側被覆部710は、前後方向及び左右方向に対して略平行に延在するように板状に形成されている。また、下側被覆部710の前端部には、かしめ部配設部材900の係止部912が係止される被係止部711が設けられている。
被係止部711は、下側から視て略「L」字状に切り欠かれた切欠部712と、この切欠部712の前側に形成され、係止部912の係止片912aが係合する凹部(図示略)を具備している。
切欠部712は、下側被覆部710の前端部から前後方向に沿って後方へ延在し、さらに直角に右方へ屈折して左右方向に沿って延在するように形成されている。また、切欠部712の右側端部の奥側(上側)部分は、前側に所定の深さ凹んだ凹部が形成されている。
後側被覆部720は、上下方向及び左右方向に対して略平行に延在するように略矩形板状に形成され、左右方向の長さが基板ホルダ60の左から2つ目の縦リブ68と3つ目の縦リブ68の長さと略等しくなっている。
また、後側被覆部720の前面には、縦リブ68の下側リブ部分682どうしの間に横リブ69に沿って配設される2つの横リブ係止部(係合部)721、721と、縦リブ68の上側リブ部分681どうしの間に配設される4つの縦リブ係止部(係合部)722、…を備えている。
2つの横リブ係止部721、721は、後側被覆部720の前面から前側に突出して、左右方向に沿って延在するように形成されている。下側の横リブ係止部721は、最も下側の横リブ69の下側に配設され、上側の横リブ係止部721は、真ん中の横リブ69の下側に配設されている。各横リブ係止部721の左右方向の長さは、下側リブ部分682どうしの間隔と略等しくなっている。
4つの縦リブ係止部722、…は、後側被覆部720の前面から前側に突出して、上下方向に沿って延在するように形成されている。4つの縦リブ係止部722、…のうち、外側2つの縦リブ係止部722、722は、左から2つ目の縦リブ68及び3つ目の縦リブ68の上側リブ部分681に沿って延在するように形成されている。
また、4つの縦リブ係止部722、…の下端部は、真ん中の横リブ69の上面に接触する位置まで延設され、上側の横リブ係止部721とともに真ん中の横リブ69を挟んでいる。また、4つの縦リブ係止部722、…の上端部は、基板ホルダ60の上端縁部60bの下面に接触する位置まで延設され、上側被覆部730とともに基板ホルダ60の上端縁部60bを挟んでいる。
4つの縦リブ係止部722、…の中途部には、最も上側の横リブ69と係合する略矩形状の係合用凹部722aが形成されている。
そして、基板ホルダ60に第2カバー部材700を取り付けることで、縦リブ68の下側リブ部分682どうしの間に2つの横リブ係止部721、721が配置されるとともに、左から2つ目の縦リブ68の上側リブ部分681の右側に最も左側の縦リブ係止部722が配置され、且つ、左から3つ目の縦リブ68の上側リブ部分681の左側に最も右側の縦リブ係止部722が配置された状態となる。また、このとき、4つの縦リブ係止部722、…の係合用凹部722a内に最も上側の横リブ69が配置された状態となる。
これにより、第2カバー部材700が基板ホルダ60に取り付けられた状態で、第2カバー部材700の基板ホルダ60に対する左右方向の移動が規制される。
ここで、2つの横リブ係止部721、721は、縦リブ68の下側リブ部分(被係合部)682どうしに係合する係合部を構成している。また。最も左側の縦リブ係止部722は、左から2つ目の縦リブ68の上側リブ部分(被係合部)681に係合し、最も右側の縦リブ係止部722は、左から3つ目の縦リブ68の上側リブ部分681に係合する係合部を構成している。
上側被覆部730は、前後方向及び左右方向に対して略平行に延在するように矩形板状に形成され、前端部に第2スライド規制部材800を軸支する回動軸731が2つ設けられている。
各回動軸731は、所定間隔を空けて設けられ、左右方向に対して略平行に延在して形成されている。そして、当該回動軸731が第2スライド規制部材800の軸受部820に軸着されることで、第2スライド規制部材800が第2カバー部材700に対して左右方向の軸周りに回動自在に取付けられる。
第2スライド規制部材800は、図17(a)及び図17(b)等に示すように、基板ボックス12の前面を被覆する前側被覆部810と、前側被覆部810の上端部に設けられた回動軸731が軸着される軸受部820と、前側被覆部810の後面側の下端部に設けられ、ボックススライド開口部46aに挿入されるスライド規制挿入部830と、前側被覆部810の前面側に設けられた4つのかしめ受部840、…を備えている。
前側被覆部810は、上下方向及び左右方向に対して略平行に延在するように矩形板状に形成されている。また、前側被覆部810の後面側の上端部には、2つの軸受部820、820が所定間隔を空けて連設されている。
軸受部820は、略円筒状に形成され、軸心方向が左右方向に対して略平行となるように延在している。
前側被覆部810の後面側の下端部であって、左右方向の略中央部には、スライド規制挿入部830が設けられている。スライド規制挿入部830は、当該前側被覆部810の後面から後側に突出するように形成されている。
スライド規制挿入部830は、上下方向に直交する断面が略「コ」字状に形成され、上下方向に延在する部分の幅が後側になるにつれて次第に狭くなるように傾斜されている。また、スライド規制挿入部830は、第2カバー部材700に対して第2スライド規制部材800を基板ボックス12を覆う方向に回動させることで、当該基板ボックス12の下側の周囲壁42の真ん中に設けられたボックススライド被係止部46のボックススライド開口部46aに挿入されるものである。これにより、スライド規制挿入部830は、第2カバー部材700よりも内側(下側被覆部710の上側)に配設された状態となる。
また、スライド規制挿入部830の先端部(後端部)は、左右方向の長さがボックススライド開口部46aの左右方向の長さと略等しいか、或いはわずかに短くなるように、且つ、当該スライド規制挿入部830の先端部の上下方向の長さがボックススライド開口部46aの上下方向の長さと略等しいか、或いはわずかに短くなるように形成されている。
そして、スライド規制挿入部830がボックススライド開口部46aに挿入されることで、第2ボックス構成部材40に対する第1ボックス構成部材20の右方向へのスライド、即ち、ボックススライド被係止部46に対するボックススライド係止部912の係止状態を解除する方向へのスライドを規制するようになっている。
前側被覆部810の後面側の下端部のスライド規制挿入部830の左右両側には、第2カバー部材700に対して第2スライド規制部材800を基板ボックス12を覆う方向に回動させることで、第1ボックス構成部材20の下側の側壁部22に当接する側壁部当接部831がそれぞれ2つずつ設けられている。
側壁部当接部831は、下側の側壁部22の形状に対応させるように、前後方向に対してわずかに傾斜させて形成されている。
4つのかしめ受部840、…は、かしめ受部取付部850を介して前側被覆部810の前面に取り付けられている。
かしめ受部取付部850は、左右方向に並設された4つのかしめ受部840、…のうち、隣合うものどうしを連結するかしめ受部連結部851と、かしめ受部連結部851と前側被覆部810を接続する連結部接続部852と、左側のかしめ受部840と前側被覆部810を接続する左接続部853と、右側のかしめ受部840と前側被覆部810を接続する右接続部854とを備えている。
各かしめ受部840は、外形が上下方向に延在する円柱状に形成され、略中央部に第1カバー部材500と第1スライド規制部材400を固着する際にワンウェイネジ9が螺子込まれるネジ穴840aが当該かしめ受部840の前端面から前後方向に沿って穿設されている。
さらに、かしめ受部840は、第2カバー部材700にかしめ部配設部材900が取り付けられることによってかしめ部920と対向配置され、当該かしめ部920のネジ孔920aとかしめ受部840のネジ穴840aが連通された状態となる。
かしめ部配設部材900は、図18(a)及び図18(b)等に示すように、第2カバー部材700に取り付けられる第2カバー部材取付部910と、第2カバー部材取付部910に連結部921を介して連設された4つのかしめ部920、…を備えている。
第2カバー部材取付部910は、左右方向から視て略「L」字状に形成されている。第2カバー部材取付部910の一方の板状部911は、前後方向及び左右方向に対して略平行に延在するように矩形板状に形成され、当該一方の板状部911の内側(上側)には、第2カバー部材700の被係止部711に係止される係止部912が設けられている。
係止部912は、第2カバー部材取付部910の一方の板状部911の内側の面から上下方向に沿って上向きに突設され、上端部分がさらに前側に突出することで係止片912aを形成している。
これにより、第2カバー部材700の被係止部711の切欠部712にかしめ部配設部材900の係止部912を嵌め込んだ後、かしめ部配設部材900を第2カバー部材700に対して右方向へスライドさせることで、切欠部712の右側端部側に係止部912が移動して被係止部711の凹部に係止部912の係止片912aが係止された状態となる。
第2カバー部材取付部910の他方の板状部913は、上下方向及び左右方向に対して略平行に延在するように矩形板状に形成され、当該他方の板状部913の外側(前側)には、4つのかしめ部920、…が配設されている。
4つのかしめ部920、…は、4つのかしめ受部840、…に対応させて左右方向に所定間隔を空けて配設されている。
各かしめ部920は、外形が上下方向に延在する円筒状に形成され、略中央部にかしめ部配設部材900と第2スライド規制部材800を固着する際にワンウェイネジ9が挿通されるネジ孔920aが上下方向に沿って穿設されている。ここで、かしめ部920は、ワンウェイネジ9及び第2スライド規制部材800のかしめ受部840とともに固着手段を構成している。
なお、かしめ部920の上端部には、ネジ孔920aよりも前側部分が後側部分に対して上側に突出された段差部920b(図18参照)が形成され、段差部920bによって、当該かしめ部920と接合するかしめ受部840を前側から覆うようになっている。即ち、かしめ部920の上下方向の長さは、当該かしめ部配設部材900が第2スライド規制部材800に取り付けられた状態で、当該かしめ部920の上端部の段差部920bよりも後側の部分がかしめ受部840の下端面に当接するとともに、段差部920bによりかしめ受部840の下端部が前側から覆われる程度となっている。
これにより、かしめ部920のネジ孔920aとかしめ受部840のネジ穴840aが連通された状態となるとともに、かしめ部920とかしめ受部840の接合部分に工具等を差し込んで当該かしめ部配設部材900と第2スライド規制部材800の接合部分を開放する不正行為を抑制することができる。
4つのかしめ部920、…には、予めワンウェイネジ9が仮止めされている。そして、4つのかしめ部920、…の何れかに仮止めされているワンウェイネジ9がかしめ部920のネジ孔920aと当該ネジ孔920aに対向配置されたかしめ受部840のネジ穴840aに螺子込まれることでかしめ部配設部材900と第2スライド規制部材800が固着されている。
なお、かしめ部920の前面は、ワンウェイネジ9のネジ頭部が露出しないようにキャップ922により封止されている。
以下に、遊技機本体に対する基板ボックス12の取付方法について説明する。
基板ホルダ60に対する基板ボックス12の取付方法は、上記実施形態1と同様であり、その説明は省略する。
次に、基板ボックス12及び基板ホルダ60に第2カバー部材700を取り付ける。
具体的には、第2カバー部材700の上側被覆部730及び下側被覆部710を後側被覆部720に対して撓ませるようにして当該第2カバー部材700を基板ホルダ60の後側から取り付けて、縦リブ68の下側リブ部分682どうしの間に2つの横リブ係止部721、721を配置させるとともに、左から2つ目の縦リブ68の上側リブ部分681の右側に最も左側の縦リブ係止部722を配置させ、且つ、左から3つ目の縦リブ68の上側リブ部分681の左側に最も右側の縦リブ係止部722を配置させる。
これにより、第2カバー部材700が基板ホルダ60に取り付けられた状態となって、第2カバー部材700の基板ホルダ60に対する左右方向の移動を規制する。
次に、第2カバー部材700の各回動軸731を第2スライド規制部材800の対応する軸受部820に挿入するようにして、第2カバー部材700に第2スライド規制部材800を取り付ける。
続けて、第2スライド規制部材800を基板ボックス12を前側から被覆するように回動させていき、当該第2スライド規制部材800のスライド規制挿入部830を、基板ボックス12の下側の周囲壁42の真ん中に設けられたボックススライド被係止部46のボックススライド開口部46aに挿入させる。
これにより、第2ボックス構成部材40に対する第1ボックス構成部材20の右方向へのスライドを規制する。
次に、第2カバー部材700にかしめ部配設部材900を取り付ける。
具体的には、第2カバー部材700の被係止部711の切欠部712にかしめ部配設部材900の係止部912を嵌め込んだ後、かしめ部配設部材900を第2カバー部材700に対して右方向へスライドさせて被係止部711の凹部に係止部912の係止片912aを係止させる。
これにより、4つのかしめ部920、…と4つのかしめ受部840、…が上下に並んだ状態となって、各かしめ部920のネジ孔920aと各かしめ受部840のネジ穴840aが対向して連通された状態となる。
そして、4つのかしめ部920、…のうち、何れか(例えば、最も右側)のかしめ部920のネジ孔920aに仮止めされているワンウェイネジ9を当該ネジ孔920aに対向配置されたかしめ受部840のネジ穴840aに螺子込むことでかしめ部配設部材900と第2スライド規制部材800を固着する。
その後、ワンウェイネジ9が螺合されたかしめ部920の前面を、ワンウェイネジ9のネジ頭部が露出しないように合成樹脂製のキャップ922をかしめ部920に溶着して封止する。
一方、基板ホルダ60から基板ボックス12を取り外す場合、ワンウェイネジ9が螺合されているかしめ受部840に接続されているかしめ受部取付部850若しくはかしめ部820の連結部921を切断する。これにより、かしめ部配設部材900を第2スライド規制部材800から取り外し可能な状態となる。
そして、かしめ部配設部材900を第2スライド規制部材800から取り外した後、第2スライド規制部材800を基板ボックス12を前側から被覆する方向と反対方向に回動させ、軸受部820から回動軸731を抜き取るようにして第2スライド規制部材800を第2カバー部材700から取り外す。
その後、第2カバー部材700を基板ボックス12及び基板ホルダ60から取り外した後、ボックスかしめ部配設部28の各々のネジ孔28a及び螺合部66のネジ穴に螺合されている取付ネジを取り外す。
その後、係合爪672を後側に押し込むように係止部67を撓ませて係合爪672の係合を解除することで、係止部67は基板ボックス12の基板ホルダ60からの取り外しを許容した状態となる。そして、基板ボックス12を基板ホルダ60に対して左側にスライド移動させることで、スライド係止部とスライド被係止部641の係合が解除されて、基板ホルダ60から基板ボックス12が取り外される。
以上のように、実施形態2の遊技機200によれば、電子部品を搭載した制御基板を収納する基板ボックス12を設けた遊技機200であって、基板ボックス12は、第1ボックス構成部材20と、第2ボックス構成部材40とを備え、第1ボックス構成部材20にボックススライド係止部が設けられ、第2ボックス構成部材40にボックススライド被係止部46が設けられ、ボックススライド被係止部46にボックススライド係止部を係止させて当該基板ボックス12は閉状態とされ、ボックススライド係止部とボックススライド被係止部46との係止状態の解除を防止するボックス開放規制部600を備え、ボックス開放規制部600による係止状態の解除防止は、痕跡が残るような方法でのみ解除されるように構成されている。
従って、ボックス開放規制部600により基板ボックス12を閉状態とするボックススライド係止部とボックススライド被係止部46の係止状態の解除が防止されることから、当該基板ボックス12の開放が不可能となり制御基板に対する不正行為を防止することが可能となる。
さらに、ボックス開放規制部600は、ボックススライド係止部とボックススライド被係止部46の係止状態が解除されると痕跡が残ることとなるので、係止状態が不正に解除された場合には、破壊箇所の発生により、不正行為が行われたことを迅速に発見することができる。
また、ボックススライド係止部とボックススライド被係止部46は、相対的にスライドさせて係止するように構成され、ボックス開放規制部600は、基板ボックス12の外面の少なくとも一部を覆う第2カバー部材700と、第2カバー部材700よりも内側に配設され、ボックススライド係止部とボックススライド被係止部46との係止状態の解除方向へのスライドを規制するスライド規制挿入部830を有する第2スライド規制部材800とを備え、第2スライド規制部材800と第2カバー部材700は、痕跡が残るような方法でのみ固着解除される固着手段としてのかしめ部920とかしめ受部840とワンウェイネジ9により固着されて、第2スライド規制部材800によるスライドの規制状態の解除が不可とされている。
従って、ボックススライド係止部とボックススライド被係止部46は、相対的にスライドさせて係止するように構成され、ボックス開放規制部600は、基板ボックス12の外面の少なくとも一部を覆う第2カバー部材700と、第2カバー部材700よりも内側に配設され、ボックススライド係止部とボックススライド被係止部46との係止状態の解除方向へのスライドを規制するスライド規制挿入部830を有する第2スライド規制部材800とを設けたので、基板ボックス12の開放方向へのスライドを確実に規制し、基板ボックス12の不正な開放を確実に防止することができる。
また、第2スライド規制部材800と第2カバー部材700は、痕跡が残るような方法でのみ固着解除される固着手段により固着されて、第2スライド規制部材800によるスライドの規制状態の解除が不可とされているので、第2スライド規制部材800により係止状態の解除を確実に防止することができる。また、第2カバー部材700及び第2スライド規制部材800を不正に取り外した場合には、その痕跡が残るので、不正行為を抑制するとともに、不正行為が行われた場合にはそれを迅速に発見することができる。
また、基板ボックス12を当該遊技機本体に取り付けるための基板ホルダ60を備え、第2カバー部材700は、基板ボックス12及び基板ホルダ60の外面の少なくとも一部を覆うように構成されるとともに、当該第2カバー部材700の内側に、基板ホルダ60の横リブ69及び縦リブ68に係合する横リブ係止部721及び縦リブ係止部722が形成されている。
従って、基板ボックス12を当該遊技機本体に取り付けるための基板ホルダ60を備え、第2カバー部材700は、基板ボックス12及び基板ホルダ60の外面の少なくとも一部を覆うように構成されるとともに、当該第2カバー部材700の内側に、基板ホルダ60の横リブ69及び縦リブ68に係合する横リブ係止部721及び縦リブ係止部722を形成したので、第2カバー部材700及び第2スライド規制部材800を固着状態のまま取り外すことを防止でき、基板ボックス12の不正な開放を確実に防止することができる。
また、基板ボックス12を基板ホルダ60から取り外すことも防止できる。さらに、基板ボックス12を基板ホルダ60に取り付けた状態のまま基板ボックス12を開放する等の不正行為も確実に防止することができる。
なお、上記実施形態2にあっては、基板ホルダ60の横リブ69や縦リブ68の所定位置(被係合部)に係合する係合部として横リブ係止部721及び縦リブ係止部722を例示したが、被係合部及び係合部はこれに限られるものではなく、係合部は、第2カバー部材700の如何なる場所に設けられたものであっても良いし、被係合部は基板ホルダ60の如何なる場所に設けられたものであっても良い。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施形態では、第1ボックス構成部材20にボックススライド係止部を設け、第2ボックス構成部材40にボックススライド被係止部46を設けるようにしたが、これに限られるものではなく、第2ボックス構成部材40にボックススライド係止部を設け、第1ボックス構成部材20にボックススライド被係止部を設けるようにしても良い。
また、ボックススライド係止部とボックススライド被係止部46を相対的にスライドさせて係止するように構成したが、第1ボックス構成部材に設けられる係止部と第2ボックス構成部材に設けられる被係止部の係止方法は一例であって、これに限られるものではない。
加えて、ボックス開放規制部300、600の固着手段として、かしめ受部550、840とかしめ部410、920をワンウェイネジ9でかしめて固着するものを例示したが、これに限られるものではなく、痕跡が残るような方法でのみ固着解除可能なものであれば如何なるものであっても良い。例えば、ワンウェイネジ9の代わりに締める方向に回している途中でネジ頭部が破断する破断ネジを用いても良いし、ネジの代わりに第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40を溶着により固着しても良く、破壊しない限り第1ボックス構成部材の係止部と第2ボックス構成部材の被係止部との係止状態を解除できないような方法であれば適宜任意に採用しても良い。
さらに、遊技制御装置10、610の取付部材として基板ホルダ60を例示したが、これに限られるものではなく、遊技制御装置10、610を遊技機本体に取り付けることができる部材であれば如何なるものであっても良い。
なお、本発明の遊技機100、200は、遊技機として、前記実施の形態に示されるようなパチンコ遊技機に限られるものではなく、例えば、その他のパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機、パチスロ遊技機などの制御基板を備える全ての遊技機に適用可能である。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明を適用した実施形態1の遊技機に備わる遊技盤の一部を示す背面図である。 図1の遊技盤に備わる遊技制御装置を拡大して示す正面図である。 図2の遊技制御装置を示す底面図である。 図2の遊技制御装置を示す分解斜視図である。 図2の遊技制御装置を示す分解斜視図である。 図2の遊技制御装置の基板ボックスを示す斜視図である。 図6の基板ボックスを図6と異なる方向から視て示す斜視図である。 図2の遊技制御装置の第1スライド規制部材を示す斜視図である。 図2の遊技制御装置の第1カバー部材を示す斜視図である。 本発明を適用した実施形態2の遊技機に備わる遊技盤の一部を示す背面図である。 図10の遊技盤に備わる遊技制御装置を拡大して示す正面図である。 図10の遊技制御装置を示す斜視図である。 図10の遊技制御装置を示す底面図である。 図10の遊技制御装置を示す分解斜視図である。 図10の遊技制御装置を示す分解斜視図である。 図10の遊技制御装置の第2カバー部材を示す斜視図である。 図10の遊技制御装置の第2スライド規制部材を示す斜視図である。 図10の遊技制御装置のかしめ部配設部材を示す斜視図である。
符号の説明
100、200 遊技機
9 ワンウェイネジ(固着手段)
10、610 遊技制御装置(制御装置)
12 基板ボックス
20 第1ボックス構成部材
40 第2ボックス構成部材
46 ボックススライド被係止部(被係止部)
60 基板ホルダ(取付部材)
641 スライド被係止部(取付用被係止部)
62a 回動軸
68 縦リブ(被係合部)
69 横リブ(被係合部)
70 ボックス固着部(ボックス固着手段)
300、600 ボックス開放規制部(解除防止手段)
400 第1スライド規制部材
410、920 かしめ部(固着手段)
500 第1カバー部材(被覆部)
550、840 かしめ受部(固着手段)
700 第2カバー部材
800 第2スライド規制部材
900 かしめ部配設部材

Claims (6)

  1. 電子部品を搭載した制御基板を収納する基板ボックスを設けた遊技機において、
    前記基板ボックスは、
    第1ボックス構成部材と、
    第2ボックス構成部材と、を備え、
    前記第1ボックス構成部材に係止部が設けられ、前記第2ボックス構成部材に被係止部が設けられ、前記被係止部に前記係止部を係止させて当該基板ボックスは閉状態とされ、
    前記係止部と前記被係止部との係止状態の解除を防止する解除防止手段を備え、
    前記解除防止手段による前記係止状態の解除防止は、痕跡が残るような方法でのみ解除されるように構成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記係止部と前記被係止部は、相対的にスライドさせて係止するように構成され、
    前記解除防止手段は、
    前記係止部と前記被係止部との前記係止状態の解除方向へのスライドを規制するスライド規制部材と、
    前記スライド規制部材の少なくとも一部を覆うカバー部材と、を備え、
    前記スライド規制部材と前記カバー部材は、痕跡が残るような方法でのみ固着解除される固着手段により固着されて、当該カバー部材の取り外し及び前記スライド規制部材によるスライドの規制状態の解除が不可とされていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記基板ボックスを当該遊技機本体に取り付けるための取付部材を備え、
    前記取付部材及び前記基板ボックスのうち、一方に取付用係止部が設けられ、他方に前記取付用係止部が係止される取付用被係止部が設けられ、
    前記取付用係止部と前記取付用被係止部は、前記取付部材に前記基板ボックスを取り付ける際に、相対的にスライドさせて係止するように構成され、
    前記スライド規制部材は、さらに、前記取付用係止部と前記取付用被係止部との係止状態の解除方向へのスライドを規制することを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記基板ボックスは、
    前記第1ボックス構成部材と前記第2ボックス構成部材を当該基板ボックスの一端部側で固着するボックス固着手段を備え、
    前記カバー部材は、前記基板ボックスの前記ボックス固着手段が配設される端部とは反対側の端部を覆う被覆部を有することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記係止部と前記被係止部は、相対的にスライドさせて係止するように構成され、
    前記解除防止手段は、
    前記基板ボックスの外面の少なくとも一部を覆うカバー部材と、
    前記カバー部材よりも内側に配設され、前記係止部と前記被係止部との前記係止状態の解除方向へのスライドを規制する規制部を有するスライド規制部材と、を備え、
    前記スライド規制部材と前記カバー部材は、痕跡が残るような方法でのみ固着解除される固着手段により固着されて、前記スライド規制部材によるスライドの規制状態の解除が不可とされていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  6. 前記基板ボックスを当該遊技機本体に取り付けるための取付部材を備え、
    前記カバー部材は、
    前記基板ボックス及び前記取付部材の外面の少なくとも一部を覆うように構成されるとともに、当該カバー部材の内側に、前記取付部材の被係合部に係合する係合部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
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