JP4563969B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機の動作に関わる電気的制御を実行するための電子部品とコネクタを実装した遊技制御基板を内包する基板ボックスを備えた遊技機に関する。
従来、遊技制御基板を収納する基板ボックスは、基板を収納した状態で収納部材とベース部材とをスライド等により取り付け、特殊な工具(例えばドライバー)を使用して単方向ネジ(ワンウェイねじ)を締めて固定し、さらにその上から樹脂製のビス押さえ部材(封印キャップ)を嵌め込んで、特殊な溶着(例えば超音波溶着)によってビス押さえ部材(封印キャップ)を強固に取り付けるようにしている。
また、基板を収容したケース体とカバー体とをより強固に固着するため、制御基板を収容したケース体にカバー体を被着して、カバー体のピン装着台に設けられた移動可能な押圧ピンを押圧動作して、ケース体の固定台に設けられた接着剤入りカプセルを破壊して、流出した接着剤によって押圧ピンを固定台に固着するようにした基板ボックスも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−253811号公報
しかし、上記のような従来の基板ボックスの構成では、単方向ネジを締めて固定した後、さらにその上から特殊な溶着によって固着を行っているので、かしめを行う際の作業工程が煩雑であるという問題があった。また、基板ボックスを開放する際、1つのかしめ構造を破壊して検査等を行い、再閉塞する際には、再度同様の操作を行わないとかしめが行えず、その都度特殊な工具等を使用するため、作業効率が悪く、非常に手間のかかる作業であった。
また、特許文献1のような固着方法を用いようとした場合、ごく小さい押圧部分に対して叩き込む等の押圧動作を行うため作業が困難であり、また、その周辺にわたって押圧動作を行ってしまう虞が高く、基板ボックス自体の破壊や、固着部分周辺に破損、摩耗の可能性がある等、多くの問題を生じることになってしまう。
本発明の目的は、遊技機の動作に関わる電気的制御を実行するための電子部品とコネクタを実装した遊技制御基板を内包する基板ボックスを備えた遊技機において、かしめを容易かつ確実に行えるようにするとともに、不正行為を確実に防止できるようにすることである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、遊技機の動作に関わる電気的制御を実行するための電子部品とコネクタを実装した遊技制御基板を内包する基板ボックスを備えた遊技機において、
前記基板ボックスは、
第1ボックス形成部材と、第2ボックス形成部材と、からなるとともに、
前記第1ボックス形成部材と前記第2ボックス形成部材とを固着する固着手段を備え、
前記固着手段は、
前記第1ボックス形成部材から延設された連結部を介して設けられるかしめ部と、
前記第2ボックス形成部材から延設された連結部を介して設けられるかしめ受部と、を有するとともに、前記かしめ部と前記かしめ受部とが固着状態とされた場合には、前記連結部を破壊しない限りその固着状態を解除することができないように構成され、
前記かしめ部は、
前記かしめ受部と対向する側に開口した凹部と、
該凹部に収納され、前記開口から前記かしめ受部に向けて突出する固着部材と、
該固着部材をかしめ受部へ向けて付勢する付勢部材と、
前記凹部から外部に貫通する開口部と、
前記開口部に配置され、前記付勢部材の付勢力に抗して前記固着部材を前記凹部内に収納状態に保持するストッパと、を備え、
前記かしめ受部は、
前記かしめ部と対向する側に開口した固着凹部と、
前記固着凹部の内周面に形成され、前記固着部材を固着する係合受部と、を備え、
前記固着部材は、前記係合受部に係合可能な係合部を有し、
前記第1ボックス形成部材と前記第2ボックス形成部材とを組み合わせ、前記凹部の開口と前記固着凹部の開口とを対向させた状態で、前記ストッパが操作されて前記固着部材の収納状態が解除されると、前記付勢部材の付勢力により前記固着部材が前記固着凹部に突出し、当該固着凹部内において前記係合部が前記係合受部に係合する固着状態とされることで、前記第1ボックス形成部材と前記第2ボックス形成部材とが固着されることを特徴とする。
ここで、「遊技制御基板」は、遊技機の動作に関わる制御を行うものであれば何でも良く、例えば、遊技の進行を制御するメイン基板や、遊技球の払い出しを制御する排出制御基板である。
請求項1に記載の発明によれば、固着部材を凹部内に収納状態に保持するストッパを備え、該ストッパが操作されて固着部材の収納状態が解除されることにより、第1ボックス形成部材と第2ボックス形成部材が固着されるので、容易に固着を行うことができ、作業の効率が向上する。また、このようにストッパを操作するだけで固着作業が完了するので、第1ボックス形成部材と第2ボックス形成部材とを確実に固着することができ、不正行為を確実に防止できる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の遊技機であって、前記固着凹部に、接着剤が封入された接着剤封入パッケージが収納される一方、前記固着部材には、前記接着剤封入パッケージを破壊し得る先端突起部が形成され、
前記ストッパが操作されて前記固着部材の収納状態が解除された場合に、前記付勢部材の付勢力により前記固着部材が前記固着凹部に突出し、前記固着部材の先端突起部が前記接着剤封入パッケージを破壊し、接着剤が前記固着凹部に流出することで前記固着部材が前記固着凹部に接着され、前記第1ボックス形成部材と前記第2ボックス形成部材とが固着されることを特徴とする。
ここで、「接着剤」は、封入が破壊されてから比較的短時間で硬化するものであれば良く、例えば、封入が破壊されることで外気に触れて硬化する接着剤や、別々に封入された2液が封入の破壊により混合されて硬化する接着剤を用いることができる。
請求項2の発明によれば、ストッパが操作されて固着部材の収納状態が解除された場合に、固着部材が突出して接着剤封入パッケージを破壊し、固着凹部内に接着されるのに加え、係合部が係合受部に係合して固着凹部内に係止されることで第1ボックス形成部材と第2ボックス形成部材が固着されるので、強固なかしめが可能となり、不正行為を確実に防止できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の遊技機であって、前記ストッパは、前記収納状態で前記固着部材の前記先端突起部が当接する位置に係止溝を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、ストッパは、収納状態で固着部材の先端突起部が当接する位置に係止溝を備えるので、ストッパにわずかな力が加わっただけでは固着状態に変換されずに収納状態が保持されるので、遊技機の搬送時や設置時に誤って操作してしまうことを防止できる。
また、かしめ部の組み立て時には、先端突起部が係止溝に嵌ることにより、その際の音や感触から収納状態になったことを確実に把握でき、作業の効率が向上する。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何れか一項に記載の遊技機であって、前記かしめ部は、
前記開口部を前記第1ボックス形成部材における前記かしめ部が設けられた側面と交差する直線上に備え、前記ストッパが前記第1ボックス形成部材の側面と交差する方向に沿ってスライド可能に構成され、
前記ストッパは、
前記固着部材の先端部を挿通可能な固着部材挿通穴を備え、
前記収納状態では、一端が前記第1ボックス形成部材の側面に当接するとともに他端が前記かしめ部の外側面と面一に配され、かつ、前記固着部材挿通穴が前記先端突起部から退避した位置に配され、
該収納状態から前記第1ボックス形成部材の側面から離れる方向へスライドさせることで、前記固着部材挿通穴と前記先端突起部が一致して前記収納状態から前記固着状態に変換されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、ストッパは、収納状態では一端が第1ボックス形成部材の側面に当接するとともに他端がかしめ部の外側面と面一に配され、第1ボックス形成部材の側面から離れる方向へスライドさせることで、固着状態に変換されるので、単にストッパに接触しただけでは固着状態に変換されず、誤って操作してしまうことを防止できる。
また、かしめ部の組み立て時には、ストッパを第1ボックス形成部材の側壁に当接するまで押し込めばよく、容易かつ確実に収納状態にセットできる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から3の何れか一項に記載の遊技機であって、前記かしめ部は、
前記開口部を前記第1ボックス形成部材における前記かしめ部が設けられた側面と交差する直線上に備え、前記ストッパが前記第1ボックス形成部材の側面と交差する方向に沿ってスライド可能に構成され、
前記ストッパは、
前記固着部材の先端部を挿通可能な固着部材挿通穴を備え、
前記収納状態では、一端が前記第1ボックス形成部材の側面から離れて配設されるとともに他端が前記かしめ部の外側面から突出して配され、かつ、前記固着部材挿通穴が前記先端突起部から退避した位置に配され、
該収納状態から前記第1ボックス形成部材の側面へ向けてスライドさせることで、一端が前記第1ボックス形成部材の側面に当接するとともに他端が前記かしめ部の外側面と面一に配され、かつ、前記固着部材挿通穴と前記先端突起部が一致して前記収納状態から前記固着状態に変換されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、ストッパは、収納状態では一端が第1ボックス形成部材の側面から離れて配設されるとともに他端がかしめ部の外側面から突出して配され、第1ボックス形成部材の側面へ向けてスライドさせることで、一端が第1ボックス形成部材の側面に当接するとともに他端がかしめ部の外側面と面一に配され、固着状態に変換されるので、単に押し込むだけでかしめが完了するので作業性が良い。
また、ストッパを押し込んだ状態ではかしめ部の外側面と面一になるので、かしめが完了した状態のストッパに対して操作できなくなり、不正行為を防止することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の遊技機であって、前記ストッパは、切り離し可能な仮止突起を前記かしめ部の外側面に係合可能な位置に備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、ストッパは、切り離し可能な仮止突起をかしめ部の外側面に係合可能な位置に備えるので、仮止突起を切り離さなければ固着状態に変換できないようになり、遊技機の搬送時や設置時に誤って操作してしまうことを防止できる。
また、仮止突起が切り離されたことから、何らかの操作が行われたことを確認でき、不正行為の早期発見が可能となる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から3の何れか一項に記載の遊技機であって、前記第1ボックス形成部材に複数の前記かしめ部を設けるとともに、前記第2ボックス形成部材に複数の前記かしめ部に対応する複数の前記かしめ受部を設け、
複数の前記かしめ部は、
前記開口部が一直線上に並ぶように配列され、該開口部に挿通されて複数の前記かしめ部にわたって延在する前記ストッパを備え、
前記ストッパを所定量スライドすることで、一の前記かしめ部では前記固着状態に変換されるとともに、他の前記かしめ部では前記収納状態が維持されるようにしたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、ストッパを所定量スライドすることで、一のかしめ部では固着状態に変換されるとともに、他のかしめ部では収納状態が維持されるようにしたので、複数のかしめ部を一つのストッパの操作により適切に制御でき、操作性に優れる。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の遊技機であって、前記ストッパは、
複数の前記かしめ部の各々に配された前記固着部材に対応して複数設けられ、前記固着部材の先端部を挿通可能な固着部材挿通穴と、
隣接する固着部材挿通穴の間に設けられ、固着に使用した前記かしめ部と該かしめ部に隣接した未使用の前記かしめ部との間に配される脆弱性を有する切断領域と、を備え、
所定量スライドすることで、一の前記固着部材挿通穴と前記先端突起部が一致して前記収納状態から前記固着状態に変換されるとともに、他の前記固着部材挿通穴と前記先端突起部は一致せず前記収納状態が維持されるように構成され、
前記基板ボックスの固着を解除する際には、固着に使用した前記かしめ部に隣接する前記切断領域を切断することを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、ストッパは、固着に使用したかしめ部と該かしめ部に隣接した未使用のかしめ部との間に配される脆弱性を有する切断領域を備えるので、容易に切断することができる。
また、基板ボックスの固着を解除する際には、固着に使用した前記かしめ部に隣接する前記切断領域を切断するようにしたので、固着作業が容易かつ確実になる。
すなわち、一の固着部材挿通穴が固着状態にあるときは、他の固着部材挿通穴は収納状態にあり、切断領域を切断してストッパを操作するまでは他の固着部材挿通穴が固着状態に変換されることはなく、固着作業時に複数のかしめ部が固着されてしまうことなどを防止できる。また、ストッパのスライド幅を規制する部材を設ける必要がないため構成が簡略化される。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の遊技機であって、隣接する前記かしめ部の間に位置する切断可能な部分に、切断されたことを検出するための検出手段を備えることを特徴とする。
ここで、「検出手段」は、例えば、ICタグや回路であって、ストッパを切断することで破壊されるようにする。
請求項9に記載の発明によれば、不正なストッパの切断を早期に発見でき、被害を未然に防ぐことができる。また、係員が目視で確認しにくい部分を切断されても確実に切断されたことを発見できる。
本発明によれば、固着部材を凹部内に収納状態に保持するストッパを備え、該ストッパが操作されて固着部材の収納状態が解除されることにより、第1ボックス形成部材と第2ボックス形成部材が固着されるので、容易に固着を行うことができ、作業の効率が向上する。また、このようにストッパを操作するだけで固着作業が完了するので、第1ボックス形成部材と第2ボックス形成部材とを確実に固着することができ、不正行為を確実に防止できる。
以下、この発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。
ここでは、本発明にかかる遊技機の適例としてのパチンコ遊技機について図1から図6を用いて説明を行う。
図1に示すように、本実施形態の遊技機100は、矩形枠状に構成された機枠110を備え、この機枠110の前方には、該機枠110に対し回動可能に矩形枠状の前面枠120が軸支されている。なお、図1は機枠110を有する遊技機100全体の背面側を示している。
また、前面枠120は、当該前面枠120に備えられる各種部材等の取付用のベースとなる前面枠本体130と、当該前面枠本体130に対して、その前面側に回動可能に軸支されたクリア部材保持枠(図示略)と、クリア部材保持枠の下側に取り付けられた発射操作を行うための発射操作ユニット(図示略)とを有する。
前面枠本体130は、矩形枠状の機枠110の前面側をちょうど覆うような概略矩形板状に構成されるとともに、その中央から上端部に渡る部分に後述する遊技盤1を嵌め込んで収容するための方形状の開口部が形成されている。そして、前面枠本体130に収容された遊技盤1の前面が前面枠本体130の開口部から前側に臨むようになっている。すなわち遊技盤1は、前面枠本体130に嵌め込まれることで前面枠120に取り付けられている。
この前面枠本体130の遊技盤1が嵌め込まれた開口部、すなわち、前面枠本体130の中央より少し下側から上端部にわたる部分には、前面枠本体130の前側を覆うように図示しないクリア部材保持枠が配置されている。そして、遊技盤1の前面とクリア部材保持枠に嵌め込まれたクリア部材としてのガラス板との間であって、遊技盤1の前面に設けられたガイドレール(図示略)に囲まれた部分が、遊技球が発射されて流下する遊技領域(図示略)とされ、この遊技領域内に遊技球(打球;遊技媒体)を発射して遊技を行うようになっている。
また、前面枠本体130の前面側のクリア部材保持枠の下側に取り付けられた発射操作ユニットは、排出された遊技球を貯留するとともに、遊技球を発射する発射装置に遊技球を送る上皿と、上皿に収容しきれない遊技球を収容する下皿及び灰皿と、遊技領域に向けての遊技球の発射操作を行うとともに、発射勢を調節するための操作ハンドルなどが設けられている。
また、前面枠本体130の裏面側には、遊技機100としての諸機能を実現するための機構として、例えば、島設備より供給される遊技球を貯留する貯留タンク101や、球貸要求に応じた球排出や賞球排出を行う排出装置102や、遊技盤1に設けられた各種入賞口へ入賞して回収された遊技球や何れの入賞口にも入賞せずにアウト口から回収された遊技球を機外の回収球搬送路へ導く遊技球回収機構などが設けられている。また、遊技盤1に設けた遊技装置の動作制御などを行うことで遊技の進行を統括的に制御する遊技制御装置10、球排出や打球の発射制御を行う排出・発射制御装置103、各部へ所定の電源を供給する電源装置104等が設けられている。なお、本実施形態における遊技制御装置10は、遊技盤1の裏面下方部に装着される遊技盤裏面構成部材105に着脱可能に取り付けられている。
次に、遊技制御装置10の詳細な構造について、図2から図6を参照して説明する。遊技制御装置10は、遊技機100の制御を行う遊技制御基板11を基板ボックス12に収納したものであって、遊技盤1の裏面側に取り付けられている。なお、遊技制御装置10は遊技盤1の裏面に取り付けられ、該遊技盤1が前面枠本体130に取り付けられることで、遊技機100の裏面側から視認可能に配されるようになっている。よって、以下の説明では、図1に示すように、遊技機100の裏面側に配された遊技制御装置10を遊技機100の裏面側から見た状態を基準として、遊技機100の裏面側から視認可能な面を前面(正面)、遊技盤1に取り付けられた側を後面とし、上下左右も遊技機100の裏面側から見た状態での上下左右とする。
図2,3に示すように、遊技制御基板11は矩形板状の基板であって、一側面には他の装置と接続するための複数のコネクタ13,13,…が設けられているとともに、図示しない電子部品が配されている。この遊技制御基板11においては、例えば、大当たりの抽選や、遊技に関する種々の処理がなされるようになっており、このような制御を行う遊技制御基板11に対する不正行為を防止するために、遊技制御基板11は基板ボックス12に収納されている。
遊技制御基板11を収納する基板ボックス12は、遊技制御装置10の前面側を構成する第1ボックス形成部材20と、後面側を構成する第2ボックス形成部材40とからなり、第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40とを組み合わせることで形成される収納部に遊技制御基板11を収納するようになっている。また、この第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40は後述する固着手段60によって固着可能であって、これにより、遊技制御基板11が基板ボックス12に完全に内包された状態となり、遊技制御基板11に対する不正行為を防止するようになっている。さらに、この基板ボックス12を構成する第1ボックス形成部材20、第2ボックス形成部材40は、透光性の合成樹脂で形成されており、内部に収納した遊技制御基板11を視認可能となっている。
遊技制御装置10の前面側を形成する第1ボックス形成部材20は、遊技制御装置10の前面をなす略矩形状の前面壁21と、該前面壁21の周囲を囲むように一側面側に垂直に突出し、遊技制御装置10の前側の側面をなす前部周囲壁22とを備えており、これら前面壁21と前部周囲壁22とから遊技制御基板11を収納可能な凹室状の前方収納部23を備えた略矩形箱状に形成されている。
この第1ボックス形成部材20における遊技制御基板11と対向する前面壁21には、ここに収納される遊技制御基板11のコネクタ13,13,…が設けられた部分に合わせて、開口側へ膨出する段部24,24,…が形成され、該段部24,24,…にはコネクタ挿通開口部25,25,…が設けられている。このコネクタ挿通開口部25,25,…には、基板ボックス12に収納された遊技制御基板11のコネクタ13,13,…が挿入されて遊技制御装置10の前面側に露出するようになっており、これによって遊技制御基板11への配線が可能となっている。
また、コネクタ13,13,…がコネクタ挿通開口部25,25,…に挿入されることで、遊技制御基板11は上下左右方向への移動が規制されるようになり、さらには、段部24,24,…に遊技制御基板11の前面が当接し、遊技制御基板11の前方への移動が規制される。すなわち、この段部24,24,…およびコネクタ挿通開口部25,25,…は、第1ボックス形成部材20に対する遊技制御基板11の位置決めを行う機能も有する。なお、遊技制御基板11に設けるコネクタ13,13,…は一部分に集中させないで、複数箇所に分散して設けられており、遊技制御基板11が適切な位置に確実に保持されるようにされている。
また、矩形箱状の第1ボックス形成部材20における前部周囲壁22のうち、上下の前部周囲壁22における外側の面には、前部周囲壁22に対して垂直に外側に突出する直方体状のスライド係合部26,26,…が複数形成されている。このスライド係合部26,26,…は、後述する第2ボックス形成部材40に形成されたスライド係合受部46,46,…に係合可能であり、これにより第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40とが接合されるようになっている。また、矩形箱状の第1ボックス形成部材20における前部周囲壁22のうち、左側の前部周囲壁22における外側の面には、前部周囲壁22に対して垂直に外側に突出する直方体状の挿入係合部(図示略)が形成されている。この挿入係合部は、後述する第2ボックス形成部材40に形成された挿入係合受部47,47に挿入されることで係合し、これによっても第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40とが接合されるようになっている。
また、上側の前部周囲壁22における外側の面には、第2ボックス形成部材40に形成された係止片48と係合可能な係止部27aを備える係止部材27が設けられており、これによって第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40を接合した状態で保持できるようになっている。これらスライド係合部26、挿入係合部、係止部材27による第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40の接合の詳細については後述する。
また、第1ボックス形成部材20の右側の前部周囲壁22には、外側に向かって膨出するかしめ部配設部28が形成され、このかしめ部配設部28の右側の側面に、複数(例えば4つ)のかしめ部30,30,…がそれぞれ第1ボックス形成部材20から延設された連結部29,29,…を介して設けられている。このかしめ部30,30,…は、後述するように取り外し不可能な方法で第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40とを固着するためのものである。なお、このかしめ部配設部28は、右側の前部周囲壁22の略前面を右側に膨出するように形成されており、このかしめ部配設部28の右側の側面が第1ボックス形成部材20の右側の側面を形成している。
遊技制御装置10の後面側を形成する第2ボックス形成部材40は、遊技制御装置10の後面をなす略矩形状の後面壁41と、該後面壁41の周囲を囲むように一側面側に垂直に突出し、遊技制御装置10の後ろ側の側面をなす後部周囲壁42とを備えており、これら後面壁41と後部周囲壁42とから遊技制御基板11を収納可能な凹室状の後方収納部43を備えた略矩形箱状に形成されている。
この後方収納部43は、前方収納部23の後端部分を収容可能な大きさであって、これによって凹室状の前方収納部23が閉鎖されて収納部が形成されるようになっている。より詳細には、後方収納部43の内部空間の上下幅は前方収納部23における上側の前部周囲壁22の外周面から下側の前部周囲壁22の外周面までの幅に略等しく、左右幅は前方収納部23における右側の前部周囲壁22の外周面から左側の前部周囲壁22の外周面までの幅に、かしめ部配設部28の左右幅を加えた幅に略等しい。すなわち、第2ボックス形成部材40は、第1ボックス形成部材20よりも後部周囲壁42の厚みの分だけ一回り大きく形成されている。
また、後方収納部43の底面をなす後面壁41の前面には、上側の後部周囲壁42と平行なリブ状の上部案内壁44が形成され、上側の前部周囲壁22が左右方向にスライド可能に嵌合するスライド溝が形成されている。また同様に、下側の後部周囲壁42と平行なリブ状の下部案内壁45が形成され、下側の前部周囲壁22が左右方向にスライド可能に嵌合するスライド溝が形成されている。
また、上下の後部周囲壁42における外側の面には、第1ボックス形成部材20に形成されたスライド係合部26,26,…と対応する位置に、該スライド係合部26,26,…を受け入れるスライド係合受部46,46,…が形成されている。このスライド係合受部46,46,…は、上下の後部周囲壁42に形成されたL字状のスリット46aと、該スリット46aが形成された部分の外側を覆うカバー部46bとからなる。L字状のスリット46aは、後部周囲壁42の前端に一端部が位置しており、ここから前後方向に沿って後方へ延在し、さらに直角に左方へ屈折して左右方向に沿って延在するように形成されている。そして、後部周囲壁42の前端に位置する一端部が、スライド係合部26を受け入れる受入部とされ、スリット46aの外側を覆うカバー部46bにも、この部分に切欠状の開口が形成されている。
また、左側の後部周囲壁42には、第1ボックス形成部材20に形成された挿入係合部(図示略)と対応する位置に、該挿入係合部を受け入れる挿入係合受部47,47が形成されている。この挿入係合受部47,47は、左側の後部周囲壁42に挿入係合部を挿通可能な貫通孔47aを備えており、後述するように、第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40とを組み合わせた状態で第1ボックス形成部材20を左方向へスライドすることにより、貫通孔47aに挿入係合部が挿入されるようになっている。
また、上側の後部周囲壁42における外側の面には、第1ボックス形成部材20に設けられた係止部27aと対応する位置に、係止片48が形成されている。この係止片48は、外側へ向かって突出する突条であって、右側面が左側へ向かって後部周囲壁42からの突出量が増加する斜面とされ、左側面は後部周囲壁42に対して垂直な面とされている。この係止片48と係止部27aによって、後述するように、第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40とが接合した状態が保持される。
また、第2ボックス形成部材40における右側の後部周囲壁42の外周面には、第1ボックス形成部材20に設けられたかしめ部30,30,…に対応するように複数(例えば4つ)のかしめ受部50,50,…が、それぞれ第2ボックス形成部材40から延設された連結部49,49,…を介して設けられている。このかしめ受部50,50,…は、第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材とを接合させることによってかしめ部30,30,…と対向するように配され、固着が可能な状態となる。
以上のような構成を有する基板ボックス12は、第1ボックス形成部材20の前方収納部23の開口と、第2ボックス形成部材40の後方収納部43の開口とが対向する向きで、間に遊技制御基板11を挟んだ状態で接合される。この接合の際にはまず、第1ボックス形成部材20のスライド係合部26,26,…を、第2ボックス形成部材40のスライド係合受部46,46,…に嵌め込むようにする。これにより、前方収納部23の後端部分が後方収納部43に収容されるとともに、上下の前部周囲壁22がスライド溝に嵌合する。
そしてこの状態で、第1ボックス形成部材20を図示しない挿入係合部が形成された左方向へスライドさせることで、スライド係合部26,26,…とスライド係合受部46,46,…が係合するとともに、挿入係合部が挿入係合受部47,47に挿入されて係合した状態となる。これにより、第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40とが接合した状態となり、遊技制御基板11は第1ボックス形成部材20の前方収納部23と第2ボックス形成部材40の後方収納部43から構成される収納部に収納された状態となる。
また、第1ボックス形成部材20に設けられた係止部27aは、上述のように第1ボックス形成部材20を左方向にスライドさせる過程で係止片48の右側面の斜面に当接し、さらに左方向にスライドすることで、係止部材27が弾性変形して係止部27aが係止片48の斜面に沿って案内される。そして、係止部27aが係止片48を乗り越えると、弾性変形していた係止部材27が元の状態に復帰し、係止片48の垂直な左端面に係止部27aが係止される。このように係止部27aが係止片48を乗り越えた状態となるのは、ちょうど第1ボックス形成部材20が第2ボックス形成部材40と接合された状態となったときであって、この位置で係止部27aが係止されることで、第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40とが接合された状態で保持されることとなる。
このように第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40とが接合した状態では、固着手段60をなすかしめ部30,30,…とかしめ受部50,50,…とが対向するように配され、固着可能な状態となる。なお、固着手段60による固着を行う前であれば、係止部材27を弾性変形させて係止片48による係止部27aの係止状態を解除し、第1ボックス形成部材20を右方向へスライドさせることで、第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40の接合状態を解除することができる。
固着手段60は、第1ボックス形成部材20の右側面に設けられたかしめ部30,30,…と、第2ボックス形成部材40の右側面にかしめ部30,30,…と対応するように設けられたかしめ受部50,50,…とから構成されるものである。このかしめ部30,30,…とかしめ受部50,50,…は、図5(a)に示すように第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40とを接合することにより対向して配されるようになっている。
図4に示すように、かしめ部30,30,…は、かしめ部配設部28の右側面に一列に並んで4つ設けられており、前方収納部23と同じ側(後方側)に開口する凹部32を備えるかしめ部本体31と、該凹部32の内部に収容される付勢部材33と固着部材34、該固着部材34を係止するストッパ37とを備える。なお、本実施形態の遊技機100では、かしめ部30が4つ設けられているが、各かしめ部30の構成は同じであり、以下、一つのかしめ部30の構成について説明する。
凹部32は第1ボックス形成部材20の前後方向に沿って延在し、前方収納部23と同じ側に開口する円筒形の空間である。この凹部32に収納される固着部材34は、凹部32の内径と略等しい円形板状のベース部35と、該ベース部35の中心から板面に対して垂直に延出する固着部36とを備え、固着部36が凹部32の開口方向へ延出するような向きで凹部32に収納されている。また、付勢部材33は、円筒形の凹部32の内径と略等しい外径を有する圧縮コイルばねであって、凹部32の底部と固着部材34のベース部35との間に配され、固着部材34を凹部32の開口方向(後方向)に付勢するようになっている。
固着部36の先端部は、二つに分かれているとともに分かれた先端部の各々が尖った形状となった先端突起部36aとされている。また、固着部36の先端部の側面には、後述するかしめ受部50,50,…に形成された係合受部55に係合する係合部36b,36bが、外側へ突出するように形成されている。この先端突起部36aの頂点とその側方に突出する係合部36b,36bは、同じ平面上に位置するように形成されており、固着部材34は、この平面が第1ボックス形成部材20の上下方向に沿って配されるようになっている。さらに、この固着部材34は、図示しないガイド手段によって、凹部32内で固着部36の延在方向に沿った軸を中心として回転しないようにガイドされた状態で前後動可能とされ、常に先端突起部36aの頂点とその側方に突出する係合部36b,36bが位置する平面が、第1ボックス形成部材20の上下方向に沿った状態となるようにされている。
図5(a)に示すように、かしめ部本体31における凹部32の側壁には、開口部38,38が形成され、この開口部38,38に板状のストッパ37が挿通されている。開口部38,38は、かしめ部本体31の外側の面から凹部32に貫通する貫通穴であって、後述する板状のストッパ37の断面形状に合わせて形成され、ストッパ37を挿通可能とされている。この開口部38,38は、かしめ部本体31の側壁に二つ形成されており、この二つの開口部38,38は、凹部32を挟んで対向するとともに第1ボックス形成部材20の左右方向に沿った直線上に位置するように形成されている。
ストッパ37は板状の部材であって、収納状態において固着部36の先端突起部36aが収まる係止溝37aと、固着状態において固着部36を挿通可能な貫通穴である固着部材挿通穴37bとを備える。このストッパ37は、上述した二つの開口部38,38に挿通されることで、開口部38,38の配列方向である第1ボックス形成部材20の左右方向に沿ってスライド可能な状態で、凹部32の開口を閉鎖するように凹部32内に配されるようになっている。
このストッパ37のスライド方向に沿った幅は、かしめ部配設部28の右側面から、かしめ部本体31の右端をなす側壁の外側の面までの幅となっている。よってストッパ37は、一端部をかしめ部配設部28の側部に当接するまで押し込んだ状態とすると、対向する他端部が、ちょうどかしめ部本体31の側壁における外側の面と一致するようになっている。そして、この押し込まれた状態では、固着部材34を凹部32内に係止した収納状態を構成するようになっており、この収納状態から、図5(c)に示すように、ストッパ37をかしめ部配設部28から離れる方向(右方向)へスライドさせることで固着部材34の係止を解除した固着状態へ変換されるようになっている。
また、図3に示すように、ストッパ37には、固着部材34を凹部32内に押し込み付勢部材33を退縮させた状態で、ストッパ37を一端部がかしめ部配設部28に当接するまで押し込んだ状態とした際に、固着部36の先端突起部36aと対向する上面に係止溝37aが形成されている。この係止溝37aは、先端突起部36aが嵌り込むことが可能な形状の窪みであって、この係止溝37aに先端突起部36aが嵌り込むことで、固着部材34が安定して係止されるとともに、ストッパ37のスライド移動も規制され、確実に収納状態が保持されるようになっている。
また、ストッパ37には、係止溝37aに隣接した位置に固着部材挿通穴37bが形成されている。この固着部材挿通穴37bは、上述した収納状態では、図5(b)に示すように、先端突起部36aから退避した位置に配されるが、図5(c)に示すように、ストッパ37をスライドすることにより先端突起部36aと一致するように配され、先端突起部36aを備える固着部36が固着部材挿通穴37bを通過して開口側に突出可能な固着状態とするものである。このような固着部材挿通穴37bは、ストッパ37をかしめ部配設部28から離れる方向(右方向)へスライドさせることで先端突起部36aと一致するように、係止溝37aからスライド方向に沿ってかしめ部配設部28に当接する一端側に離れた位置に形成されている。
以上のことから、ストッパ37は、収納状態で固着部材34の先端突起部36aが当接する位置に係止溝37aを備えていることとなる。
また、かしめ部30,30,…は、開口部38,38を第1ボックス形成部材20におけるかしめ部30,30,…が設けられた側面(かしめ部配設部28の側面)と交差する直線上に備え、ストッパ37が第1ボックス形成部材20の側面と交差する方向に沿ってスライド可能に構成され、ストッパ37は、固着部材34の先端部(固着部36)を挿通可能な固着部材挿通穴37bを備え、収納状態では、一端が第1ボックス形成部材20の側面に当接するとともに他端がかしめ部30の外側面と面一に配され、かつ、固着部材挿通穴37bが先端突起部36aから退避した位置に配され、収納状態から第1ボックス形成部材20の側面から離れる方向へスライドさせることで、固着部材挿通穴37bと先端突起部36aが一致して収納状態から固着状態に変換されるようにしたこととなる。
また、凹部32に対して右側に位置する開口部38は、側壁の外側の面における上側の周縁が面取りされ、かしめ部本体31の側壁における外側の面と一致した状態に配されたストッパ37の上面の一部が露出するようにされている。そして、この露出する部分には、引出溝37cが形成されており、この引出溝37cに工具の先端部などを係合させることで、ストッパ37を引き出し可能としている。
以上のような構成を有するかしめ部30を組み立てる際には、付勢部材33、固着部材34を凹部32に収納した状態で、開口側から固着部材34を凹部32内に押し込み、開口部38,38に挿通したストッパ37をかしめ部配設部28に当接するまで押し込む。これによって、図5(a)に示すように、先端突起部36aがストッパ37の係止溝37aに嵌って凹部32内に係止された収納状態となる。
図4に示すように、第2ボックス形成部材40に設けられたかしめ受部50,50,…は、右側の後部周囲壁42における外側の面に一列に並んで4つ設けられており、後方収納部43と同じ側(前方側)に開口する固着凹部52を備えるかしめ受部本体51と、該固着凹部52の内部に収容された接着剤封入パッケージ53と、該固着凹部52の内周面に形成された係合受部55とを備える。なお、本実施形態の遊技機100では、かしめ受部50,50,…が4つ設けられているが、各かしめ受部50の構成は同じであり、以下、一つのかしめ受部50の構成について説明する。
固着凹部52は第2ボックス形成部材40の前後方向に沿って延在し、固着部36を挿入可能な内径を有する円筒形の空間である。この固着凹部52に収容された接着剤封入パッケージ53は、固着凹部52に挿入される固着部36を接着する接着剤54が封入されたものである。この接着剤54としては、A液54aとB液54bの2種類の異なる液体が混合されることで硬化する2液性の接着剤54を用いており、接着剤封入パッケージ53は、中央の隔壁53aを境として一方にはA液54aが、他方にはB液54bが封入されている。また、接着剤封入パッケージ53は、第2ボックス形成部材40の上下方向に沿ってA液54aとB液54bが並んで配されるようになっている。
また、固着凹部52の内周面であって固着凹部52の上下に位置する部分には、固着凹部52に挿入される固着部36に形成された係合部36b,36bと対応する位置に、係合受部55,55が形成されている。この係合受部55,55は、固着凹部52の内周を拡幅するように形成された溝状の部分であるが、形成の都合上、図3に示すように、かしめ受部本体51の外側の面に貫通するように形成されている。
以上のような構成を有するかしめ部30、かしめ受部50からなる固着手段60における固着作業について説明する。この固着作業は、第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40を接合することで対向するように配されたかしめ部30とかしめ受部50において、かしめ部30のストッパ37をかしめ部配設部28から離れる方向に引き出すことで完了するようになっている。
図5(b)、図6(a)に示すように、かしめ部30においては、付勢部材33によって開口側へ付勢された固着部材34が、凹部32内で係止された収納状態となっている。この状態から、図5(c)、図6(b)に示すように、ストッパ37をかしめ部配設部28から離れる方向に引き出すと、先端突起部36aが係止溝37aから外れ、スライド方向に沿って配された固着部材挿通穴37bと一致するようになる。そして、固着部材挿通穴37bと一致することで先端突起部36aの係止が解除された固着状態となり、付勢部材33によって開口方向に付勢された固着部材34は、固着部36が固着部材挿通穴37bを通って開口から突出し、対向して配されたかしめ受部50の固着凹部52に挿入される。このとき、固着部材34のベース部35は固着部材挿通穴37bを通過できずにストッパ37のかしめ部30側の面に当接し、固着部36の突出幅を規制するようになっている。また、ストッパ37により固着部材34の一端が凹部32側に保持されることとなるので、確実に固着することができる。
固着凹部52に挿入された固着部36は、先端突起部36aが接着剤封入パッケージ53の封入を破壊し、流出した接着剤54により接着されるとともに、係合部36b,36bが係合受部55,55に係合する。これにより、第1ボックス形成部材20に設けられたかしめ部30の固着部36と、第2ボックス形成部材40に設けられたかしめ受部50の固着凹部52が固着され、第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40が固着されるようになっている。このように、固着部材34の一端がストッパ37によりかしめ部30に保持され、他端が接着と係合によりかしめ受部50に保持されることで、固着部材34を介して第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40とが強固に固着されることとなる。
なお、上述したように固着部材34は、常に先端突起部36aの頂点とその側方に突出する係合部36b,36bが位置する平面が、第1ボックス形成部材20の上下方向に沿った状態となるようにされている。これにより、先端突起部36aの二つの頂点が、上下に並んで配されたA液54aとB液54bの封入をそれぞれ破壊して、確実に2液型の接着剤54を硬化させることが可能となっている。また、係合部36b,36bも固着凹部52の上下に位置する部分に形成された係合受部55,55に確実に係合することが可能となっている。
以上のような構成を有する固着手段60は、ストッパ37を引き出すだけで固着作業が完了するので作業が容易である。また、未使用のかしめ部30のストッパ37は側方に突出し、固着に使用したかしめ部30のストッパ37は突出しない状態となることから使用したかしめ部30を容易に確認でき、不正な操作が行われた場合には即座に発見することができる。
また、以上のように固着された第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40の固着を解除する場合は、かしめ部配設部28と固着に使用されたかしめ部30の連結部29を切断することで解除する。すなわち、一度固着凹部52に固着された固着部材34は、外部から操作することができないので、基板ボックス12を開封する際には、このように固着手段60を不可逆的に破壊して開封する必要がある。これにより、基板ボックス12が容易に開封できなくなるとともに開封された履歴が残るようになり、不正行為を防止できる。また、このように開封した後に再び固着する場合は、未使用のかしめ部30を用いて上述した固着作業を行う。
以上のことから、遊技機100の動作に関わる電気的制御を実行するための電子部品とコネクタ13,13,…を実装した遊技制御基板11を内包する基板ボックス12を備えた遊技機100において、基板ボックス12は、第1ボックス形成部材20と、第2ボックス形成部材40と、からなるとともに、第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40とを固着する固着手段60を備え、固着手段60は、第1ボックス形成部材20から延設された連結部29,29,…を介して設けられるかしめ部30,30,…と、第2ボックス形成部材40から延設された連結部49,49,…を介して設けられるかしめ受部50,50,…と、を有するとともに、かしめ部30,30,…とかしめ受部50,50,…とが固着状態とされた場合には、連結部を破壊しない限りその固着状態を解除することができないように構成され、かしめ部30は、かしめ受部50と対向する側に開口した凹部32と、該凹部32に収納され、開口からかしめ受部50に向けて突出する固着部材34と、該固着部材34をかしめ受部50へ向けて付勢する付勢部材33と、凹部32から外部に貫通する開口部38,38と、開口部38,38に配置され、付勢部材33の付勢力に抗して固着部材34を凹部32内に収納状態に保持するストッパ37と、を備え、かしめ受部50は、かしめ部30と対向する側に開口した固着凹部52と、固着凹部52の内周面に形成され、固着部材34を固着する係合受部55,55と、を備え、固着部材34は、係合受部55,55に係合可能な係合部36b,36bを有し、第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40とを組み合わせ、凹部32の開口と固着凹部52の開口とを対向させた状態で、ストッパ37が操作されて固着部材34の収納状態が解除されると、付勢部材33の付勢力により固着部材34が固着凹部52に突出し、当該固着凹部52内において係合部36b,36bが係合受部55,55に係合する固着状態とされることで、第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40とが固着されることとなる。
また、固着凹部52に、接着剤54が封入された接着剤封入パッケージ53が収納される一方、固着部材34には、接着剤封入パッケージ53を破壊し得る先端突起部36aが形成され、ストッパ37が操作されて固着部材34の収納状態が解除された場合に、付勢部材33の付勢力により固着部材34が固着凹部52に突出し、固着部材34の先端突起部36aが接着剤封入パッケージ53を破壊し、接着剤54が固着凹部52に流出することで固着部材34が固着凹部52に接着され、第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40とが固着されることとなる。
次に、図7を参照して、上述した遊技機の第1変形例について説明する。以下主に、上述の実施形態の遊技機と異なる部分について説明し、同様の部分については説明を省略する。
本変形例の遊技機におけるストッパ70は、上述の実施形態における遊技機のストッパ37とは逆に、図7(b)に示すように、かしめ部30の右端部から引き出された状態で収納状態を構成し、この状態から、図7(c)に示すように、かしめ部配設部28に当接するように押し込むことで固着状態となるようにされている。このような構成とするために係止溝70aは、ストッパ70が引き出された状態で先端突起部36aと対応する位置に形成され、固着部材挿通穴70bは、ストッパ70をかしめ部配設部28へ当接させる方向(左方向)へスライドさせることで先端突起部36aと一致するように、係止溝70aからスライド方向に沿って、かしめ部本体31の右側へ突出する一端側に離れた位置に形成されている。
またストッパ70には、収納状態においてかしめ部本体31の右端部から引き出されて露出する部分に、下方へ突出し、側壁の外側の面に当接する仮止突起72が設けられている。この仮止突起72は、側壁の外側の面に当接することで収納状態におけるストッパ70の位置を決めるものである。また、この仮止突起72は、遊技機100の設置時などに、かしめ部本体31の右側へ突出したストッパ70に誤って触れても固着状態に変換されないようにする機能も有する。この仮止突起72はストッパ70と一体に形成されているが折り取ることが可能であって、ストッパ70はこの仮止突起72を折り取ることで開口部38を通過可能な状態となり、かしめ部配設部28へ当接させる方向(左方向)へスライド可能となる。
このような構成を有するかしめ部30を組み立てる際には、付勢部材33、固着部材34を凹部32に収納した状態で開口側から固着部材34を凹部32内に押し込み、図7(a)に示すように、ストッパ70を仮止突起72が側壁の外側の面に当接するまで押し込む。これによって、先端突起部36aがストッパ70の係止溝70aに嵌って凹部32内に係止された収納状態となる。
そして、固着作業を行う際には、図7(b)に示すように、仮止突起72を折り取ってからストッパ70を一端がかしめ部配設部28に当接するまで押し込む。これによって、図7(c)に示すように、固着部材挿通穴70bと先端突起部36aが一致して固着状態となり、第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40とが固着される。また、ストッパ70を押し込んだ状態ではかしめ部30の外側面と面一になるので、かしめが完了した状態のストッパ37に対して操作できなくなり、不正行為を防止することができる。
以上のことから、かしめ部30,30,…は、開口部38,38を第1ボックス形成部材20におけるかしめ部30が設けられた側面と交差する直線上に備え、ストッパ70が第1ボックス形成部材20の側面と交差する方向に沿ってスライド可能に構成され、ストッパ70は、固着部材34の先端部(固着部36)を挿通可能な固着部材挿通穴70bを備え、収納状態では、一端が第1ボックス形成部材20の側面から離れて配設されるとともに他端がかしめ部30の外側面から突出して配され、かつ、固着部材挿通穴70bが先端突起部36aから退避した位置に配され、該収納状態から第1ボックス形成部材20の側面へ向けてスライドさせることで、一端が第1ボックス形成部材20の側面に当接するとともに他端がかしめ部30の外側面と面一に配され、かつ、固着部材挿通穴70bと先端突起部36aが一致して収納状態から固着状態に変換されるようにしたこととなる。
また、ストッパ70は、切り離し可能な仮止突起72をかしめ部30の外側面に係合可能な位置に備えている。
次に、図8を参照して、上述した遊技機の第2変形例について説明する。以下主に、上述の実施形態の遊技機と異なる部分について説明し、同様の部分については説明を省略する。
図8(b)に示すように、本変形例の遊技機におけるかしめ部30,30,…は、開口部38,38の貫通する方向が、第1ボックス形成部材20の上下方向に沿うように形成され、この開口部38,38に挿通されるストッパ80は、一列に並んで設けられた複数のかしめ部30,30,…にわたって配設されている。これによって、一つのストッパ80で複数のかしめ部30,30,…の収納状態と固着状態を制御することができるようにされている。
図8(a)に示すように、ストッパ80は、第1ボックス形成部材20の右端部に沿って形成された4つのかしめ部30,30,…にわたって配設可能な長さを有し、各かしめ部30の固着部材34に対応する固着部材挿通穴80bが所定の間隔をおいて4つ形成されている。そして、ストッパ80は、第1ボックス形成部材20の上下方向に沿ってスライドさせることで、固着部材挿通穴80bと先端突起部36aが一致し固着状態に変換可能とされている。
この固着部材挿通穴80b,80b,…は、一列に並んだかしめ部30,30,…のうち、最も上側にあるかしめ部30から順に固着状態に変換できるように、各固着部材34の位置に対して、使用される順(配列順)に応じてずらした位置に配されている。このような固着部材挿通穴80b,80b,…の配置は、図8(b)に示すように、最初に使用される(最も上側にある)固着部材挿通穴80bが、対応する先端突起部36aと一致した固着状態にあるときに、二番目に使用される(上から二番目のかしめ部30に対応する)固着部材挿通穴80bが、固着作業に必要なスライド幅の分だけスライド方向手前側(上側)に位置するように形成されている。さらに、三番目に使用される固着部材挿通穴80bは固着作業に必要なスライド幅の2倍の距離だけ、四番目に使用される固着部材挿通穴80bは固着作業に必要なスライド幅の3倍の距離だけスライド方向手前側に形成されている。
以上のような構成を有するかしめ部30,30,…を組み立てる際には、各かしめ部30の付勢部材33、固着部材34を凹部32に収納した状態で、開口側から固着部材34を凹部32内に押し込んでストッパ80を取り付け、固着部材34が凹部32内に係止された収納状態となるようにする。このとき、ストッパ80の固着部材挿通穴80b,80b,…が、対応するかしめ部30の固着部材34に対して上側に位置するように配設することで、全てのかしめ部30,30,…において収納状態となる。
そして、固着作業は、第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40とを接合した状態で、ストッパ80を下方向へスライドさせる。これにより、図8(b)に示すように、一番上側のかしめ部30において、係止されていた先端突起部36aと固着部材挿通穴80bとが一致して固着状態となり、固着されることとなる。また、一番上側のかしめ部30以外のかしめ部30,30,30においては、対応する固着部材挿通穴80bが固着作業に必要なスライド幅の距離以上離れて配されていることから、収納状態で維持されることとなる。
このように固着された第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40の固着を解除する場合は、まず、かしめ部配設部28と固着に使用されたかしめ部30の連結部29を切断する。さらに、ストッパ80の固着に使用されたかしめ部30とこれに隣接する未使用のかしめ部30との間に位置する部分を切断することで解除することができる。そして、再び固着する場合は、第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40とを接合した状態で、ストッパ80を下方向に所定のスライド幅だけスライドさせることで、図8(c)に示すように、上から二番目のかしめ部30において固着状態となり固着される。
同様に、上から二番目のかしめ部30での固着を解除した後に再び固着する場合は、第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40とを接合した状態で、ストッパ80を下方向に所定のスライド幅だけスライドさせると、図8(d)に示すように、三番目のかしめ部30が固着される。さらに、三番目のかしめ部30での固着を解除した後に再び固着する場合は、第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40とを接合した状態で、ストッパ80を下方向に所定のスライド幅だけスライドさせると四番目のかしめ部30が固着されるようになっている。
また、図8(e)に示すように、ストッパ80には隣接する固着部材挿通穴80b,80b,…の間に、固着を解除する際に切断する部分となる切断領域81,81,…が形成されている。この切断領域81,81,…は、ストッパ80の上下面に溝状の切込み81a,81aが形成されたものであって、これによってこの部分におけるストッパ80の強度が減少し、切断しやすくなっている。このような切断領域81,81,…は、固着に使用したかしめ部30とこれに隣接する未使用のかしめ部30との間に配設されるような位置に形成されている。
さらに、ストッパ80には隣接する固着部材挿通穴80b,80b,…の間にそれぞれ検出手段としてのICタグ83,83,…が埋設され、固着を解除する際にストッパ80が切断されるのに伴い破壊されるようになっている。なお、ICタグ83,83,…は、切断領域81,81,…の近傍のみでなく、隣接する固着部材挿通穴80b,80b,…の間の全般にわたって埋設されており、切断領域81,81,…を避けて切断しても確実に破壊されるようになっている。このようにICタグ83,83,…を設けることで、ICタグリーダを用いれば容易にストッパ80が切断されたことを検出できるようになり、不正行為を確実に発見することができる。
なお、検出手段はICタグ83,83,…に限られるものではなく、例えば、隣接する固着部材挿通穴80b,80b,…の間にそれぞれ回路を埋設し、ストッパ80が切断されるのに伴い破壊されるようにして、回路を流れる電流が遮断されることにより切断を検出するようにしても良い。
以上のことから、第1ボックス形成部材20に複数のかしめ部30,30,…を設けるとともに、第2ボックス形成部材40に複数のかしめ部30,30,…に対応する複数のかしめ受部50,50,…を設け、複数のかしめ部30,30,…は、開口部38,38が一直線上に並ぶように配列され、該開口部38,38に挿通されて複数のかしめ部30,30,…にわたって延在するストッパ80を備え、ストッパ80を所定量スライドすることで、一のかしめ部30では固着状態に変換されるとともに、他のかしめ部30では収納状態が維持されるようにしたこととなる。
また、ストッパ80は、複数のかしめ部30,30,…の各々に配された固着部材34に対応して複数設けられ、固着部材34の先端部を挿通可能な固着部材挿通穴80b,80b,…と、隣接する固着部材挿通穴80b,80b,…の間に設けられ、固着に使用したかしめ部30と該かしめ部30に隣接した未使用のかしめ部30との間に配される脆弱性を有する切断領域81,81,…と、を備え、所定量スライドすることで、一の固着部材挿通穴80bと先端突起部36aが一致して収納状態から固着状態に変換されるとともに、他の固着部材挿通穴80bと先端突起部36aは一致せず収納状態が維持されるように構成され、基板ボックス12の固着を解除する際には、固着に使用したかしめ部30に隣接する切断領域81,81,…を切断するようにしたこととなる。
また、ストッパ80は、隣接するかしめ部30,30の間に位置する切断可能な部分に、切断されたことを検出するための検出手段(ICタグ83)を備えることとなる。
なお、以上の実施の形態においては、遊技制御基板11を収納する基板ボックス12に固着手段60を備えるとしたが、他の基板を収納するボックスにも固着手段60を設けるようにしてもよい。また、接着剤54は2液性の接着剤としたがこれに限られるものではなく、封入が破壊されてから比較的短時間で硬化するものであれば良い。
以上のような遊技機100は、遊技機100の動作に関わる電気的制御を実行するための電子部品とコネクタ13,13,…を実装した遊技制御基板11を内包する基板ボックス12を備えた遊技機100であって、基板ボックス12は、第1ボックス形成部材20と、第2ボックス形成部材40と、からなるとともに、第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40とを固着する固着手段60を備え、固着手段60は、第1ボックス形成部材20から延設された連結部29,29,…を介して設けられるかしめ部30,30,…と、第2ボックス形成部材40から延設された連結部49,49,…を介して設けられるかしめ受部50,50,…と、を有するとともに、かしめ部30,30,…とかしめ受部50,50,…とが固着状態とされた場合には、連結部を破壊しない限りその固着状態を解除することができないように構成され、かしめ部30は、かしめ受部50と対向する側に開口した凹部32と、該凹部32に収納され、開口からかしめ受部50に向けて突出する固着部材34と、該固着部材34をかしめ受部50へ向けて付勢する付勢部材33と、凹部32から外部に貫通する開口部38,38と、開口部38,38に配置され、付勢部材33の付勢力に抗して固着部材34を凹部32内に収納状態に保持するストッパ37と、を備え、かしめ受部50は、かしめ部30と対向する側に開口した固着凹部52と、固着凹部52の内周面に形成され、固着部材34を固着する係合受部55,55と、を備え、固着部材34は、係合受部55,55に係合可能な係合部36b,36bを有し、第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40とを組み合わせ、凹部32の開口と固着凹部52の開口とを対向させた状態で、ストッパ37が操作されて固着部材34の収納状態が解除されると、付勢部材33の付勢力により固着部材34が固着凹部52に突出し、当該固着凹部52内において係合部36b,36bが係合受部55,55に係合する固着状態とされることで、第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40とが固着されるようにしている。
したがって、固着部材34を凹部32内に収納状態に保持するストッパ37を備え、該ストッパ37が操作されて固着部材34の収納状態が解除されることにより、第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40が固着されるので、容易に固着を行うことができ、作業の効率が向上する。また、このようにストッパ37を操作するだけで固着作業が完了するので、第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40とを確実に固着することができ、不正行為を確実に防止できる。
また、固着凹部52に、接着剤54が封入された接着剤封入パッケージ53が収納される一方、固着部材34には、接着剤封入パッケージ53を破壊し得る先端突起部36aが形成され、ストッパ37が操作されて固着部材34の収納状態が解除された場合に、付勢部材33の付勢力により固着部材34が固着凹部52に突出し、固着部材34の先端突起部36aが接着剤封入パッケージ53を破壊し、接着剤54が固着凹部52に流出することで固着部材34が固着凹部52に接着され、第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40とが固着されるようにしている。
したがって、ストッパ37が操作されて固着部材34の収納状態が解除された場合に、固着部材34が突出して接着剤封入パッケージ53を破壊し、固着凹部52内に接着されるのに加え、係合部36b,36bが係合受部55,55に係合して固着凹部52内に係止されることで第1ボックス形成部材20と第2ボックス形成部材40が固着されるので、強固なかしめが可能となり、不正行為を確実に防止できる。
また、ストッパ37は、収納状態で固着部材34の先端突起部36aが当接する位置に係止溝37aを備えている。
したがって、ストッパ37は、収納状態で固着部材34の先端突起部36aが当接する位置に係止溝37aを備えるので、ストッパ37にわずかな力が加わっただけでは固着状態に変換されずに収納状態が保持されるので、遊技機100の搬送時や設置時に誤って操作してしまうことを防止できる。
また、基板ボックス12の製造時には、先端突起部36aが係止溝37aに嵌ることにより、その際の音や感触から収納状態になったことを確実に把握でき、作業の効率が向上する。
また、かしめ部30,30,…は、開口部38,38を第1ボックス形成部材20におけるかしめ部30,30,…が設けられた側面と交差する直線上に備え、ストッパ37が第1ボックス形成部材20の側面と交差する方向に沿ってスライド可能に構成され、ストッパ37は、固着部材34の先端部(固着部36)を挿通可能な固着部材挿通穴37bを備え、収納状態では、一端が第1ボックス形成部材20の側面に当接するとともに他端がかしめ部30の外側面と面一に配され、かつ、固着部材挿通穴37bが先端突起部36aから退避した位置に配され、収納状態から第1ボックス形成部材20の側面から離れる方向へスライドさせることで、固着部材挿通穴37bと先端突起部36aが一致して収納状態から固着状態に変換されるようにしている。
したがって、ストッパ37は、収納状態では一端が第1ボックス形成部材20の側面に当接するとともに他端がかしめ部30の外側面と面一に配され、第1ボックス形成部材20の側面から離れる方向へスライドさせることで、固着状態に変換されるので、単にストッパ37に接触しただけでは固着状態に変換されず、誤って操作してしまうことを防止できる。
また、基板ボックス12の製造時には、ストッパ37を第1ボックス形成部材20の側壁に当接するまで押し込めばよく、容易かつ確実に収納状態にセットできる。
また、かしめ部30,30,…は、開口部38,38を第1ボックス形成部材20におけるかしめ部30が設けられた側面と交差する直線上に備え、ストッパ70が第1ボックス形成部材20の側面と交差する方向に沿ってスライド可能に構成され、ストッパ70は、固着部材34の先端部(固着部36)を挿通可能な固着部材挿通穴70bを備え、収納状態では、一端が第1ボックス形成部材20の側面から離れて配設されるとともに他端がかしめ部30の外側面から突出して配され、かつ、固着部材挿通穴70bが先端突起部36aから退避した位置に配され、該収納状態から第1ボックス形成部材20の側面へ向けてスライドさせることで、一端が第1ボックス形成部材20の側面に当接するとともに他端がかしめ部30の外側面と面一に配され、かつ、固着部材挿通穴70bと先端突起部36aが一致して収納状態から固着状態に変換されるようにしている。
したがって、ストッパ70は、収納状態では一端が第1ボックス形成部材20の側面から離れて配設されるとともに他端がかしめ部30の外側面から突出して配され、第1ボックス形成部材20の側面へ向けてスライドさせることで、一端が第1ボックス形成部材20の側面に当接するとともに他端がかしめ部30の外側面と面一に配されて固着状態に変換されるので、単に押し込むだけでかしめが完了するので作業性が良い。
また、ストッパ70を押し込んだ状態ではかしめ部30の外側面と面一になるので、かしめが完了した状態のストッパ37に対して操作できなくなり、不正行為を防止することができる。
また、ストッパ70は、切り離し可能な仮止突起72をかしめ部30の外側面に係合可能な位置に備えている。
したがって、ストッパ70は、切り離し可能な仮止突起72をかしめ部30の外側面に係合可能な位置に備えるので、仮止突起72を切り離さなければ固着状態に変換できないようになり、遊技機100の搬送時や設置時に誤って操作してしまうことを防止できる。
また、仮止突起72が切り離されたことから、何らかの操作が行われたことを確認でき、不正行為の早期発見が可能となる。
また、第1ボックス形成部材20に複数のかしめ部30,30,…を設けるとともに、第2ボックス形成部材40に複数のかしめ部30,30,…に対応する複数のかしめ受部50,50,…を設け、複数のかしめ部30,30,…は、開口部38,38が一直線上に並ぶように配列され、該開口部38,38に挿通されて複数のかしめ部30,30,…にわたって延在するストッパ80を備え、ストッパ80を所定量スライドすることで、一のかしめ部30では固着状態に変換されるとともに、他のかしめ部30では収納状態が維持されるようにしている。
したがって、ストッパ80を所定量スライドすることで、一のかしめ部30では固着状態に変換されるとともに、他のかしめ部30では収納状態が維持されるようにしたので、複数のかしめ部30,30,…を一つのストッパ80の操作により適切に制御でき、操作性に優れる。
また、ストッパ80は、複数のかしめ部30,30,…の各々に配された固着部材34に対応して複数設けられ、固着部材34の先端部を挿通可能な固着部材挿通穴80b,80b,…と、隣接する固着部材挿通穴80b,80b,…の間に設けられ、固着に使用したかしめ部30と該かしめ部30に隣接した未使用のかしめ部30との間に配される脆弱性を有する切断領域81,81,…と、を備え、所定量スライドすることで、一の固着部材挿通穴80bと先端突起部36aが一致して収納状態から固着状態に変換されるとともに、他の固着部材挿通穴80bと先端突起部36aは一致せず収納状態が維持されるように構成され、基板ボックス12の固着を解除する際には、固着に使用したかしめ部30に隣接する切断領域81,81,…を切断するようにしている。
したがって、ストッパ80は、固着に使用したかしめ部30と該かしめ部30に隣接した未使用のかしめ部30との間に配される脆弱性を有する切断領域81,81,…を備えるので、容易に切断することができる。
また、基板ボックス12の固着を解除する際には、固着に使用したかしめ部30に隣接する切断領域81,81,…を切断するようにしたので、固着作業が容易かつ確実になる。すなわち、一の固着部材挿通穴80bが固着状態にあるときは、他の固着部材挿通穴80bは収納状態にあり、切断領域81,81,…を切断してストッパ80を操作するまでは他の固着部材挿通穴80bが固着状態に変換されることはなく、固着作業時に複数のかしめ部が固着されてしまうことなどを防止できる。また、ストッパ80のスライド幅を規制する部材を設ける必要がないため構成が簡略化される。
また、隣接するかしめ部30,30の間に位置する切断可能な部分に、切断されたことを検出するための検出手段(ICタグ83)を備えている。
したがって、不正なストッパ80の切断を早期に発見でき、被害を未然に防ぐことができる。また、係員が目視で確認しにくい部分を切断されても確実に切断されたことを発見できる。
なお、本発明の遊技機100は、遊技機として、前記実施の形態に示されるようなパチンコ遊技機に限られるものではなく、例えば、その他のパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機、パチスロ遊技機などの制御基板を備える全ての遊技機に適用可能である。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明を適用した一実施の形態の構成を示す遊技機の裏面図である。 遊技制御装置の正面図である。 遊技制御装置の前面側から見た分解斜視図である。 遊技制御装置の固着手段が設けられた側面から見た分解斜視図である。 図2に示す遊技制御装置のA−A断面を示す図であって、(a)第1ボックス形成部材と第2ボックス形成部材とを接合する様子を示す図、(b)収納状態を示す図、(c)固着状態を示す図である。 図2に示す遊技制御装置のB−B断面を示す図であって、(a)収納状態を示す図、(b)固着状態を示す図である。 第1変形例の遊技機における、図2に示す遊技制御装置のA−A断面と同じ断面を示す図であって、(a)第1ボックス形成部材と第2ボックス形成部材とを接合する様子を示す図、(b)収納状態を示す図、(c)固着状態を示す図である。 第2変形例の遊技機における図であって、(a)ストッパの側部断面図、(b)図2に示す遊技制御装置のB−B断面と同じ断面を示す図であって、一つ目の固着手段が固着された図である。(c)図2に示す遊技制御装置のB−B断面と同じ断面を示す図であって、二つ目の固着手段が固着された図である。(d)図2に示す遊技制御装置のB−B断面と同じ断面を示す図であって、三つ目の固着手段が固着された図である。(e)図2に示す遊技制御装置のB−B断面と同じ断面を示す図であって、隣接するかしめ部の間を示す図である。
符号の説明
11 遊技制御基板
12 基板ボックス
13 コネクタ
20 第1ボックス形成部材
29 連結部
30 かしめ部
32 凹部
33 付勢部材
34 固着部材
36 固着部(先端部)
36a 先端突起部
36b 係合部
37 ストッパ
37a 係止溝
37b 固着部材挿通穴
38 開口部
40 第2ボックス形成部材
49 連結部
50 かしめ受部
52 固着凹部
53 接着剤封入パッケージ
54 接着剤
55 係合受部
60 固着手段
70 ストッパ
70b 固着部材挿通穴
72 仮止突起
80 ストッパ
80b 固着部材挿通穴
81 切断領域
83 ICタグ(検出手段)
100 遊技機

Claims (9)

  1. 遊技機の動作に関わる電気的制御を実行するための電子部品とコネクタを実装した遊技制御基板を内包する基板ボックスを備えた遊技機において、
    前記基板ボックスは、
    第1ボックス形成部材と、第2ボックス形成部材と、からなるとともに、
    前記第1ボックス形成部材と前記第2ボックス形成部材とを固着する固着手段を備え、
    前記固着手段は、
    前記第1ボックス形成部材から延設された連結部を介して設けられるかしめ部と、
    前記第2ボックス形成部材から延設された連結部を介して設けられるかしめ受部と、を有するとともに、前記かしめ部と前記かしめ受部とが固着状態とされた場合には、前記連結部を破壊しない限りその固着状態を解除することができないように構成され、
    前記かしめ部は、
    前記かしめ受部と対向する側に開口した凹部と、
    該凹部に収納され、前記開口から前記かしめ受部に向けて突出する固着部材と、
    該固着部材をかしめ受部へ向けて付勢する付勢部材と、
    前記凹部から外部に貫通する開口部と、
    前記開口部に配置され、前記付勢部材の付勢力に抗して前記固着部材を前記凹部内に収納状態に保持するストッパと、を備え、
    前記かしめ受部は、
    前記かしめ部と対向する側に開口した固着凹部と、
    前記固着凹部の内周面に形成され、前記固着部材を固着する係合受部と、を備え、
    前記固着部材は、前記係合受部に係合可能な係合部を有し、
    前記第1ボックス形成部材と前記第2ボックス形成部材とを組み合わせ、前記凹部の開口と前記固着凹部の開口とを対向させた状態で、前記ストッパが操作されて前記固着部材の収納状態が解除されると、前記付勢部材の付勢力により前記固着部材が前記固着凹部に突出し、当該固着凹部内において前記係合部が前記係合受部に係合する固着状態とされることで、前記第1ボックス形成部材と前記第2ボックス形成部材とが固着されることを特徴とする遊技機。
  2. 前記固着凹部に、接着剤が封入された接着剤封入パッケージが収納される一方、前記固着部材には、前記接着剤封入パッケージを破壊し得る先端突起部が形成され、
    前記ストッパが操作されて前記固着部材の収納状態が解除された場合に、前記付勢部材の付勢力により前記固着部材が前記固着凹部に突出し、前記固着部材の先端突起部が前記接着剤封入パッケージを破壊し、接着剤が前記固着凹部に流出することで前記固着部材が前記固着凹部に接着され、前記第1ボックス形成部材と前記第2ボックス形成部材とが固着されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記ストッパは、前記収納状態で前記固着部材の前記先端突起部が当接する位置に係止溝を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記かしめ部は、
    前記開口部を前記第1ボックス形成部材における前記かしめ部が設けられた側面と交差する直線上に備え、前記ストッパが前記第1ボックス形成部材の側面と交差する方向に沿ってスライド可能に構成され、
    前記ストッパは、
    前記固着部材の先端部を挿通可能な固着部材挿通穴を備え、
    前記収納状態では、一端が前記第1ボックス形成部材の側面に当接するとともに他端が前記かしめ部の外側面と面一に配され、かつ、前記固着部材挿通穴が前記先端突起部から退避した位置に配され、
    該収納状態から前記第1ボックス形成部材の側面から離れる方向へスライドさせることで、前記固着部材挿通穴と前記先端突起部が一致して前記収納状態から前記固着状態に変換されることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の遊技機。
  5. 前記かしめ部は、
    前記開口部を前記第1ボックス形成部材における前記かしめ部が設けられた側面と交差する直線上に備え、前記ストッパが前記第1ボックス形成部材の側面と交差する方向に沿ってスライド可能に構成され、
    前記ストッパは、
    前記固着部材の先端部を挿通可能な固着部材挿通穴を備え、
    前記収納状態では、一端が前記第1ボックス形成部材の側面から離れて配設されるとともに他端が前記かしめ部の外側面から突出して配され、かつ、前記固着部材挿通穴が前記先端突起部から退避した位置に配され、
    該収納状態から前記第1ボックス形成部材の側面へ向けてスライドさせることで、一端が前記第1ボックス形成部材の側面に当接するとともに他端が前記かしめ部の外側面と面一に配され、かつ、前記固着部材挿通穴と前記先端突起部が一致して前記収納状態から前記固着状態に変換されることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の遊技機。
  6. 前記ストッパは、切り離し可能な仮止突起を前記かしめ部の外側面に係合可能な位置に備えることを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
  7. 前記第1ボックス形成部材に複数の前記かしめ部を設けるとともに、前記第2ボックス形成部材に複数の前記かしめ部に対応する複数の前記かしめ受部を設け、
    複数の前記かしめ部は、
    前記開口部が一直線上に並ぶように配列され、該開口部に挿通されて複数の前記かしめ部にわたって延在する前記ストッパを備え、
    前記ストッパを所定量スライドすることで、一の前記かしめ部では前記固着状態に変換されるとともに、他の前記かしめ部では前記収納状態が維持されるようにしたことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の遊技機。
  8. 前記ストッパは、
    複数の前記かしめ部の各々に配された前記固着部材に対応して複数設けられ、前記固着部材の先端部を挿通可能な固着部材挿通穴と、
    隣接する固着部材挿通穴の間に設けられ、固着に使用した前記かしめ部と該かしめ部に隣接した未使用の前記かしめ部との間に配される脆弱性を有する切断領域と、を備え、
    所定量スライドすることで、一の前記固着部材挿通穴と前記先端突起部が一致して前記収納状態から前記固着状態に変換されるとともに、他の前記固着部材挿通穴と前記先端突起部は一致せず前記収納状態が維持されるように構成され、
    前記基板ボックスの固着を解除する際には、固着に使用した前記かしめ部に隣接する前記切断領域を切断することを特徴とする請求項7に記載の遊技機。
  9. 前記ストッパは、隣接する前記かしめ部の間に位置する切断可能な部分に、切断されたことを検出するための検出手段を備えることを特徴とする請求項8に記載の遊技機。
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