JP5484536B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、制御装置を備える遊技機に関する。
現在の遊技機における制御装置は、制御基板を基板ボックスに収納することにより構成され、基板ボックスに設けられた複数のかしめ部の1つにワンウェイネジを締めて、不正に開封されることのないようになっている(例えば、特許文献1参照)。このような基板ボックスを開封する場合には、最初のかしめ部を切断して開封した後、次のかしめ部にワンウェイネジを締めて封印する。つまり、一度開封した基板ボックスには、かしめ部が1つ無くなっているので、かしめ部の数を確認すれば開封した回数がわかるように構成されている。
特開平10−249021号公報
しかしながら、上記特許文献1における発明の場合、第1ボックス構成部材と第2ボックス構成部材を重合させて固着部材によってかしめ部を固着する際に、第1ボックス構成部材のかしめ部と第2ボックス構成部材のかしめ部とに位置ズレが生じている可能性があった。
本発明の目的は、固着部材によってかしめ部を固着する際に、第1ボックス構成部材のかしめ部と第2ボックス構成部材のかしめ部とに位置ズレが生じることを防止することが可能な遊技機を提供することにある。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
電子部品を搭載した制御基板を基板ボックスに収納した制御装置を備える遊技機において、
前記基板ボックスは、
前記制御基板を内包するための第1ボックス構成部材及び第2ボックス構成部材と、
前記第1ボックス構成部材と前記第2ボックス構成部材とを重合させた状態でスライド係合させるスライド係合機構と、
前記スライド係合機構によりスライド係合した前記第1ボックス構成部材及び前記第2ボックス構成部材の状態を保持するための状態保持機構と、
前記状態保持機構により状態が保持された前記第1ボックス構成部材と前記第2ボックス構成部材とを固着するためのかしめ手段と、
前記かしめ手段に対応して設けられ、前記第1ボックス構成部材と前記第2ボックス構成部材とがスライド係合する際に係合状態となる係合機構と、を備え、
前記スライド係合機構は、前記第1ボックス構成部材と前記第2ボックス構成部材との重合方向と直交する方向に沿ってスライド係合するよう構成され、
前記かしめ手段は、
前記第1ボックス構成部材から突設される第1かしめ部と、
前記第1かしめ部と重合するように前記第2ボックス構成部材から突設される第2かしめ部と、
前記第1かしめ部と前記第2かしめ部とを固着するための固着部材と、を備え、
前記係合機構は、
前記第1かしめ部及び前記第2かしめ部の一方に対応して設けられる係合部と、
前記第1かしめ部及び前記第2かしめ部の他方に対応して設けられる係合受部と、を備え、
前記係合部は、前記第1ボックス構成部材と前記第2ボックス構成部材とのスライド係合方向に沿うように突設されてなり、
前記係合受部は、前記スライド係合方向に沿う端部に設けた開口から前記係合部の進入を受け入れる係合空間を画成してなり、
前記第1ボックス構成部材と前記第2ボックス構成部材とをスライド係合させる前の重合させた状態では前記係合部が前記開口に進入しないよう構成し、
前記第1ボックス構成部材と前記第2ボックス構成部材とがスライド係合する際に、前記係合部が前記スライド係合方向に沿って前記開口から前記係合空間に進入して前記係合受部と係合するよう構成したことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、係合機構は、第1かしめ部及び第2かしめ部の一方に対応して設けられる係合部と、第1かしめ部及び第2かしめ部の他方に対応して設けられる係合受部と、を備え、当該係合部は、第1ボックス構成部材と第2ボックス構成部材とのスライド係合方向に沿うように突設されてなり、当該係合受部は、スライド係合方向に沿う端部に設けた開口から係合部の進入を受け入れる係合空間を画成してなり、第1ボックス構成部材と第2ボックス構成部材とをスライド係合させる前の重合させた状態では係合部が当該開口に進入しないよう構成し、第1ボックス構成部材と第2ボックス構成部材とをスライド係合する際に、当該係合部がスライド係合方向に沿って当該開口から当該係合空間に進入して当該係合受部と係合するよう構成したので、第1ボックス構成部材と第2ボックス構成部材とをスライド係合する場合、当該係合部と当該係合受部とをスムーズに係合することができるとともに、第1かしめ部と第2かしめ部とを適切な位置へ案内することが可能となる。
従って、固着部材によって第1かしめ部と第2かしめ部とを固着する際に、当該第1かしめ部と当該第2かしめ部とに位置ズレが生じることを防止することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機であって、
前記第1かしめ部は、
前記第1ボックス構成部材に設けられた第1連結部と、
前記第1連結部により前記第1ボックス構成部材に連結される第1固着部と、を備え、
前記第2かしめ部は、
前記第2ボックス構成部材に設けられた第2連結部と、
前記第2連結部により前記第2ボックス構成部材に連結される第2固着部と、を備え、
前記第1固着部と前記第2固着部とは、前記第1ボックス構成部材と前記第2ボックス構成部材とがスライド係合した状態において前記重合方向に沿って対向し、
前記固着部材は、前記重合方向に沿って前記第1固着部と前記第2固着部とに止着されることで、当該第1固着部と第2固着部を締結することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、第1ボックス構成部材と第2ボックス構成部材とを重合させる重合方向に沿って固着部材が第1かしめ部の第1固着部と第2かしめ部の第2固着部とに止着されることで、当該第1固着部と第2固着部を締結することができる。
従って、第1かしめ部と第2かしめ部とに位置ズレが生じることをより確実に防止することが可能となる。
本発明によれば、固着部材によって第1かしめ部と第2かしめ部とを固着する際に、第1かしめ部と第2かしめ部とに位置ズレが生じることを防止することが可能となる。
本発明を適用した一実施形態の遊技機に備わる遊技盤の一部を示す背面図である。 図1の遊技盤に備わる遊技制御装置を示す斜視図である。 図2の第1ボックス構成部材側から見た分解斜視図である。 第1ボックス構成部材の正面図である。 図4の第1ボックス構成部材の背面図である。 第2ボックス構成部材の正面図である。 図4のB−B線を含む平面で切断した状態を示す図である。 図6の第2ボックス構成部材の右側面図である。 図2のA−A線を含む平面で切断した状態を示す図である。 変形例の遊技制御装置を示す斜視図である。 図9の第1ボックス構成部材側から見た分解斜視図である。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
ここでは、本発明にかかる遊技機100の適例としてのパチンコ遊技機100について図1から図11を用いて説明を行う。
図1は、本発明を適用した一実施形態の遊技機100に備わる遊技盤1の一部を示す背面図であり、取付ベース2に取り付けられた演出制御装置3及び遊技制御装置10を示す。
本実施形態の遊技機100は、矩形枠状に構成された機枠(図示略)を備え、この機枠の前方に該機枠に対し回動可能に矩形枠状の前面枠(図示略)が軸支されており、前面枠の背面側には、当該前面枠に形成された開口部から前側に臨むように遊技盤1が取り付けられている。
そして、遊技盤1の背面側には、各種部材が取り付けられる取付ベース2が設けられ、取付ベース2の上側に、表示ユニットを制御する演出制御装置3が取り付けられ、その下側に、当該遊技盤1に設けた遊技装置の動作制御などを行うことで遊技の進行を統括的に制御する遊技制御装置10(詳細後述)が基板ホルダ60を介して取り付けられている。
なお、前面枠の前面側には、図示は省略するが、前側を覆うようにクリア部材保持枠が配置されている。そして、遊技盤1の前面とクリア部材保持枠に嵌め込まれたクリア部材としてのガラス板との間であって、遊技盤1の前面に設けられたガイドレール(図示略)に囲まれた部分が、遊技球が発射されて流下する遊技領域(図示略)とされ、この遊技領域内に遊技球(打球;遊技媒体)を発射して遊技を行うようになっている。
また、前面枠の前面側のクリア部材保持枠の下側に取り付けられた発射操作ユニット(図示略)は、排出された遊技球を貯留するとともに、遊技球を発射する発射装置に遊技球を送る上皿と、上皿に収容しきれない遊技球を収容する下皿及び灰皿と、遊技領域に向けての遊技球の発射操作を行うとともに、発射勢を調節するための操作ハンドルなどが設けられている。
また、前面枠の背面側には、遊技機100としての諸機能を実現するための機構として、例えば、島設備より供給される遊技球を貯留する貯留タンク(図示略)や、球貸要求に応じた球排出や賞球排出を行う排出装置(図示略)、遊技盤1に設けられた各種入賞口へ入賞して回収された遊技球や何れの入賞口にも入賞せずにアウト口から回収された遊技球を機外の回収球搬送路へ導く遊技球回収機構(図示略)、球排出や打球の発射制御を行う排出・発射制御装置(図示略)、各部へ所定の電源を供給する電源装置(図示略)などが設けられている。
以下に、遊技制御装置10について図2〜図9を参照して詳細に説明する。
遊技制御装置10は、遊技機100の制御を行う遊技制御基板11を基板ボックス12に収納したものであって、取付ベース2に回動自在に軸着された基板ホルダ60に保持されて遊技盤1の背面側に取り付けられている。
なお、遊技制御装置10は遊技盤1の背面に取り付けられ、該遊技盤1が前面枠に取り付けられることで、遊技機100の背面側から視認可能に配されている。よって、以下の説明では、図1に示すように、遊技機100の背面側に配された遊技制御装置10を遊技機100の背面側から見た状態を基準として、遊技機100の背面側から視認可能な面を前面(正面)、遊技盤1に取り付けられた側を後面とし、上下左右も遊技機100の背面側から見た状態での上下左右とする。
先ず、基板ホルダ60について説明する。
基板ホルダ60は、例えば、透光性の合成樹脂で形成されており、基板ボックス12が保持されるホルダ本体部61と、ホルダ本体部61の左側に設けられた2つの回動軸62、62等を備えている。
2つの回動軸62、62は、上下に並んで配設されている。各回動軸62は、上下方向に対して略平行に延在して形成され、取付ベース2の軸受部29に軸着されることで、取付ベース2に対して上下方向の軸周りに回動自在に取り付けられる。
ホルダ本体部61は、上下方向及び左右方向に対して略平行に延在する板状に形成され、その後面には補強用のリブ(図示略)が上下左右に複数形成されている。
また、ホルダ本体部61の右側部分には、中継基板4が取り付けられる中継基板取付部63が設けられている。そして、中継基板取付部63と回動軸62の間の部分が、基板ボックス12が取り付けられるボックス取付部64となっている。
ボックス取付部64の左右方向に延在する上下縁部には、基板ボックス12の第2ボックス構成部材40に形成されたスライド係合部41(後述)と対応する位置に、スライド係合部41を受け入れるスライド係合受部641が形成されている。
スライド係合受部641の各々は、当該ボックス取付部64の前面から前側に突出するように形成され、基板ボックス12側に開口した断面略「コ」字状の側壁部と、この側壁部の前端の右側部分に連続して形成され、当該右側部分のみを覆う右側被覆部とを備えている。
即ち、側壁部の前端の左側部分は、スライド係合部41を受け入れるための開口部となっており、この開口部を介して当該スライド係合受部641の内側に配されたスライド係合部41は相対的に右方向に移動することにより、右側被覆部により抜け止めされた状態でスライド係合受部641に係合する。
これにより、基板ボックス12が基板ホルダ60に取り付けられるようになっている。
ボックス取付部64の右端部には、基板ボックス12の挿入係合部43と対応する位置に、挿入係合部43を受け入れる挿入係合受部(図示略)が上下に並んで形成されている。
挿入係合受部は、外形が略直方体状に形成され、左側に向けて開口した略矩形状の開口部を有している。そして、基板ホルダ60に対して基板ボックス12を相対的に右方向へスライドさせることにより、挿入係合受部に開口部を介して挿入係合部43が挿入される。
これによっても基板ボックス12が基板ホルダ60に取り付けられるようになっている。
ボックス取付部64の左側部には、基板ボックス12の左端部に係合して当該ボックス取付部64からの取り外しを規制する係止部67が設けられている。
係止部67は、当該ホルダ本体部61と一体となって形成され、可撓性を有している。具体的には、係止部67は、ボックス取付部64の左側部の上下方向の中央やや下寄りの位置に設けられ、基板ボックス12の左端部に係合する係合爪がホルダ本体部61と略同方向に延在する延在部の先端部(左端部)に設けられている。
基板ボックス12は、遊技制御装置10の前面側を構成するとともに遊技制御基板11を収納する第1ボックス構成部材20と、後面側を構成する第2ボックス構成部材40と、4つのかしめ部(かしめ手段)70と、を備え、第1ボックス構成部材20及び第2ボックス構成部材40は、正面視にて右側側部に設けられたかしめ部70(図2参照)により固着されている。
これにより、遊技制御基板11が基板ボックス12に完全に内包された状態となり、遊技制御基板11に対する不正行為を防止するようになっている。
遊技制御基板11は、外形が略矩形状の基板であって、前面には他の装置と接続するための複数のコネクタ13が設けられているとともに、図示しないCPU、ROM、RAM内蔵のワンチップIC等の電子部品が配されている。この遊技制御基板11においては、例えば、大当たりの抽選や、遊技の進行制御などの遊技に関する種々の処理がなされるようになっており、このような制御を行う遊技制御基板11に対する不正行為を防止するために、遊技制御基板11は基板ボックス12に収納されている。
第1ボックス構成部材20は、例えば、透光性の合成樹脂で形成されており、内部に収納した遊技制御基板11を視認可能となっている。また、第1ボックス構成部材20は、遊技制御基板11の外形に対応させて略矩形枠状に連結された4つの側壁部22、…と、各側壁部22の前端部に連続して形成され、4つの側壁部22、…とともに収納凹部23を形成する前面壁21とを具備し、収納凹部23内に遊技制御基板11が第1ボックス構成部材20の後面に配設されたネジ止め孔33を介してネジ止めにより取付固定されている。
収納凹部23は、前面側に膨らんで内側に遊技制御基板11を収納するものであり、遊技制御基板11のコネクタ13が設けられた部分に合わせて、遊技制御基板11と対向する前面壁21の一部分が後面側に凹んで段部24、…が形成されている。また、段部24、…にはコネクタ13が挿通されるコネクタ挿通開口部25、…が設けられている。
このコネクタ挿通開口部25、…に、基板ボックス12に収納された遊技制御基板11のコネクタ13が挿入されて遊技制御装置10の前面側に露出するようになっており、これによって遊技制御基板11への配線が可能となっている。
また、コネクタ13がコネクタ挿通開口部25、…に挿入されることで、遊技制御基板11は上下左右方向への移動が規制されるようになり、さらには、段部24、…に遊技制御基板11の前面が当接し、遊技制御基板11の前方への移動が規制される。即ち、段部24、…及びコネクタ挿通開口部25、…は、第1ボックス構成部材20に対する遊技制御基板11の位置決めを行う機能も有する。
なお、遊技制御基板11に設けるコネクタ13は一部分に集中させないで、複数箇所に分散して設けられており、遊技制御基板11が適切な位置に確実に保持されるようにされている。
また、4つの側壁部22、…のうち、上下の側壁部22、22における外側の面には、当該側壁部22に対して垂直に外側に突出する直方体状のボックススライド係合部31が6つ形成されている。
ボックススライド係合部31は、第2ボックス構成部材40に形成されたボックススライド係合受部46と係合可能であり、これにより第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40とが接合されるようになっている。
また、4つの側壁部22、…のうち、左側の側壁部22における外側の面には、当該側壁部22に対して垂直に外側に突出する直方体状の第1挿入係合部32が形成されている。
第1挿入係合部32は、第2ボックス構成部材40に形成された第2挿入係合受部48に挿入されることで係合し、これによっても第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40とが接合されるようになっている。
また、上側の側壁部22における外側の面には、第2ボックス構成部材40に形成された係止片49と係合可能な係止部材27が設けられており、これによって第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40を接合した状態で保持できるようになっている。
また、4つの側壁部22、…のうち、右側の側壁部22の上端及び下端には、基板ボックス12を基板ホルダ60に取り付けるための取付部35が、当該右側の側壁部22の外側の面に垂設されている。
取付部35の平面上にはネジ孔35aが形成されており、当該ネジ孔35aは、基板ホルダ60に配設された螺合部(図示略)に対向する位置に配設されている。
第2ボックス構成部材40は、例えば、透光性の合成樹脂で形成されており、内部に収納した遊技制御基板11を視認可能となっている。また、第2ボックス構成部材40は、遊技制御装置10の後面をなす略矩形状の後面壁47と、該後面壁47の周囲を囲むように前側に略垂直に突出した周囲壁42とを有し、周囲壁42の内側に第1ボックス構成部材20の側壁部22が配設される。
後面壁47の前面であって上側の周囲壁42のすぐ下側には、当該周囲壁42と平行なリブ状の上部案内壁47aが形成され、上側の側壁部22が左右方向にスライド可能に係合するスライド溝が形成されている。
また同様に、下側の周囲壁42のすぐ上側には、当該周囲壁42と平行なリブ状の下部案内壁47bが形成され、下側の側壁部22が左右方向にスライド可能に係合するスライド溝が形成されている。
上下の周囲壁42、42における外側の面には、第1ボックス構成部材20に形成されたボックススライド係合部31と対応する位置に、各ボックススライド係合部31を受け入れるボックススライド係合受部46、…が形成されている。
ボックススライド係合受部46、…の各々は、上下の周囲壁42、42に形成されたL字状のスリット46aと、該スリット46aが形成された部分の外側を覆うカバー部46bとからなる。
スリット46aは、周囲壁42の前端に一端部が位置しており、ここから前後方向に沿って後方へ延在し、さらに直角に左方へ屈折して左右方向に沿って延在するように形成されている。そして、周囲壁42の前端に位置する一端部が、ボックススライド係合部31を受け入れる受入部とされ、スリット46aの外側を覆うカバー部46bにも、この部分に切欠状の開口が形成されている。これにより、ボックススライド係合部31及びボックススライド係合受部46は、基板ボックス12を開閉可能なスライド機構として機能する。
また、上下の周囲壁42、42における外側の面には、周囲壁42に対して略垂直に外側に突出して、基板ホルダ60のスライド係合受部641と係合する直方体状のスライド係合部41(図6参照)が複数(例えば、上下2個ずつ)形成されている。
左側の周囲壁42には、第1ボックス構成部材20に形成された第1挿入係合部32と対応する位置に、該第1挿入係合部32を受け入れる2つの第2挿入係合受部48、48が形成されている。
そして、第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40とを組み合わせた状態で第1ボックス構成部材20を左方向へスライドすることにより、第2挿入係合受部48に第1挿入係合部32が挿入されるようになっている。
また、上側の周囲壁42における外側の面には、第1ボックス構成部材20に設けられた係止部材27と対応する位置に係止片49が形成されている。
係止片49は、外側へ向かって突出する突条であって、右側面が左側へ向かって周囲壁42からの突出量が増加する斜面とされ、左側面は周囲壁42に対して垂直な面とされている。そして、係止片49に係止部材27が係止することによって、後述するように、第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40とが接合した状態が保持される。
また、右側の周囲壁42の外側の面に配設された第2連結部73のうち最も上側に配設された第2連結部73のその上側、及び、第2連結部73のうち最も下側に配設された第2連結部73のその下側には、当該周囲壁42に対して略垂直に外側に突出して基板ホルダ60の挿入係合受部(図示略)に挿入される直方体状の挿入係合部43(図6参照)が形成されている。
上下の周囲壁42、42は、第1ボックス構成部材20の上下方向の長さよりも広い間隔を空けて配設されている。また、左右の周囲壁42、42は、当該周囲壁42の内側にスライドさせるようにして取り付けられる第1ボックス構成部材20のスライド量を考慮して、第1ボックス構成部材20の左右の側壁部22、22よりも広い間隔を空けて配設されている。
次に、かしめ手段としてのかしめ部70について説明する。
4つのかしめ部70(かしめ手段)は、基板ボックス12の右側側部の上下方向に所定間隔を空けて配設されており、夫々、第1ボックス構成部材20の右側側部に設けられた第1連結部71と、当該第1連結部71により第1ボックス構成部材20に連結される第1固着部72と、第2ボックス構成部材40の右側側部に設けられた第2連結部73と、当該第2連結部73により第2ボックス構成部材40に連結される第2固着部74と、を備え、第1固着部72と、第2固着部74と、を締結部材としてのワンウェイネジ81により固着することにより、基板ボックス12が封印されるようになっている。なお、このとき、ワンウェイネジ81の頭部には封止キャップ82が取り付けられるようになっている。これにより、ワンウェイネジ81を止着した後、当該ワンウェイネジ81の頭部が露出しないようにすることができる。
第1連結部71は、右側の周囲壁22の外側の面の上下方向に所定間隔を空けて配設されている。また、第1連結部71は直方体状をなし、当該第1連結部の後面には直方体状の係合凸部を構成する第2連結部73を係合可能な係合凹部71aが当該第1連結部71の一端から他端に亘って備えられている(図5参照)。また、このとき、第1ボックス構成部材20の右側の周囲壁22の内側の面には、各第1連結部71の係合凹部71aに対向する位置に、第1ボックス構成部材20の後面側が開口した溝部34が備えられており(図5参照)、第1ボックス構成部材20のボックススライド係合部31を第2ボックス構成部材40のボックススライド係合受部46(スリット46a)に受け入れた際(スライドさせる前)、当該溝部34に第2連結部73に備えられた板状の嵌合凸部73cが受け入れられるようになっている。
また、係合凹部71aの内壁の上下側面部には、嵌合凸部73cをスライド自在に嵌合するための嵌合凹部71bが備えられている(図7参照)。この嵌合凹部71bは、断面略「コ」字状をなし、当該第1連結部71の一端から他端に亘って備えられている。これにより、第1ボックス構成部材20のボックススライド係合部31を第2ボックス構成部材40のボックススライド係合受部46(スリット46a)に受け入れ、第1ボックス構成部材20を第2ボックス構成部材40に対して左方向にスライドさせると、嵌合凸部73cが嵌合凹部71bに嵌合するようになっている(図9参照)。
また、第1連結部71には、その前面から上面にかけて切り欠かれた肉薄部71cが形成されている。また同様に、第1連結部71の前面から下面にかけても肉薄部71cが形成されている。
第1固着部72は、外形が前後方向に延在する円筒状に形成され、略中央に第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40とを固着する際にワンウェイネジ81が挿通されて止着されるかしめ用孔72aが前後方向に沿って穿設されている。
また、第1固着部72は、その後端のネジ孔よりも右側部分が左側部分に対して後側に突出したスライド被係止部72bを備えており(図5参照)、当該第1固着部72と接合する第2固着部74を右側から覆うようになっている。これにより、第1ボックス構成部材20を第2ボックス構成部材40に対して左方向にスライドさせた際、第1ボックス構成部材20の位置を規制することができる。また、第1固着部72と第2固着部74との接合部分に工具等を差し込んで当該基板ボックス12を開放する不正行為を抑制することもできる。
第2連結部73は、右側の周囲壁42の外側の面の上下方向に所定間隔を空けて配設されている。また、第2連結部73は、第1連結部71の係合凹部71aに係合可能な直方体状の係合凸部73aを備え、この係合凸部73aは、当該第2連結部73の全長に亘って形成されている。また、第2連結部73は、右側の周囲壁42の外側から所定の幅を有し後面側から前面側に向かって延在する直方体状の突出片73bを備えており、この突出片73bの前面には、当該突出片73bの断面積よりも大きい平板状の嵌合凸部73cが備えられている。また、嵌合凸部73cは、第1ボックス構成部材20のボックススライド係合部31を第2ボックス構成部材40のボックススライド係合受部46に係合させた際、当該嵌合凸部73cが嵌合凹部71bに対向する位置に配設されている。
第2固着部74は、外形が前後方向に延在する円柱状に形成され、略中央部に第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40とを固着する際にワンウェイネジ81が挿入されて止着されるかしめ用穴74aが前後方向に沿って穿設されている。また、第2固着部74の前端面には、第1固着部72に形成されたスライド被係止部72bを係止するスライド規制部74bが備えられている。
また、第2固着部74は、第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40とを接合させることによって、第1固着部72、…と対向配置され、第1固着部72のかしめ用孔72aと第2固着部74のかしめ用穴74aとが連通された状態となる。
また、右側の周囲壁42の外側の面の第2固着部74の上下両側には、それぞれ、当該第2固着部74を所定位置に配置するための補強枠75(図6参照)が備えられている。
次に、本発明の遊技機100における基板ボックス12の封印方法及び解除方法について説明する。
上記基板ボックス12は、第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40とを接合する際には、まず、第1ボックス構成部材20のボックススライド係合部31を第2ボックス構成部材40のボックススライド係合受部46に嵌め込むようにする。これにより、第1ボックス構成部材20の収納凹部23の後端部分が第2ボックス構成部材40の周囲壁42に収容されるとともに、第1ボックス構成部材20の上下の側壁部22、22が第2ボックス構成部材40の上部案内壁47a、下部案内壁47bにより形成されるスライド溝にスライド自在に係合する。
また、このとき、第1連結部71の後面に形成された係合凹部71aに第2連結部73の係合凸部73aが係合するとともに、第1ボックス構成部材20の後面に形成された溝部34に第2連結部73に備えられた嵌合凸部73cが嵌め込まれることとなる。
そして、この状態で、第1ボックス構成部材20を左方向へスライドさせることで、ボックススライド係合部31とボックススライド係合受部46とが係合するとともに、第1挿入係合部32が第2挿入係合受部48に挿入されて係合した状態となる。
また、このとき、溝部34に嵌め込まれた嵌合凸部73cは、第1ボックス構成部材20が左方向へスライドすることに伴い、第1連結部71の係合凹部71aに形成された嵌合凹部71bに嵌合することとなる(図9参照)。そして、第1固着部72のスライド被係止部72bは、第2固着部74のスライド規制部74bに当接する位置まで第1ボックス構成部材20が左方向へスライドすることとなる。
これにより、第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40とが接合した状態となる。
また、第1ボックス構成部材20に設けられた係止部材27は、上述のように第1ボックス構成部材20を左方向にスライドさせることで、係止部材27が弾性変形して係止片49の斜面に沿って案内される。そして、係止部材27の係止部が係止片49を乗り越えると、弾性変形していた係止部材27が元の状態に復帰し、係止片49の垂直な左端面に係止部材27が係止される。
このように、係止部材27の係止部が係止片49を乗り越えた状態となるのは、ちょうど第1ボックス構成部材20が第2ボックス構成部材40と接合された状態となったときであって、この位置で係止部材27が係止されることで、第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40とが接合された状態で保持されることとなる。
第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40とが接合した状態では、かしめ部70を構成する第1連結部71の係合凹部71aと第2連結部73の係合凸部73aと、が係合するとともに、第1固着部72と第2固着部74と、が対向するように配され、固着可能な状態となる。
かかる状態で、4つの第1固着部72のうち、何れか(例えば、最も上側)の第1固着部72のかしめ用孔72a及び第2固着部74のかしめ用穴74aにワンウェイネジ81を螺入していくことで、第1固着部72と第2固着部74とが固着された状態となる。
これにより、第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40とを固着して、基板ボックス12が封印された状態となる。
なお、ワンウェイネジ81による固着前であれば、係止部材27を上側に引き上げるように弾性変形させて係止片49による係止部の係止状態を解除し、第1ボックス構成部材20を右方向へスライドさせることで、第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40の接合状態を解除することができる。
一方、基板ボックス12の封印を解除する場合には、先ず、ワンウェイネジ81により固着されている第1固着部72に連接された第1連結部71を切断する。このとき、第1連結部71には肉薄部71cが備えられており切断しやすくなっている。
そして、第1ボックス構成部材20を第2ボックス構成部材40に対して右方向にスライドさせることにより、第1ボックス構成部材20と第2ボックス構成部材40との接合状態を解除する。
以上のように、本実施形態の遊技機100は、電子部品を搭載した遊技制御基板11を基板ボックス12に収納した遊技制御装置10を備える遊技機100において、基板ボックス12は、第1ボックス構成部材20と、第2ボックス構成部材40と、第1ボックス構成部材20及び第2ボックス構成部材40を固着する4つのかしめ部70と、を備え、かしめ部70は、第1ボックス構成部材20に設けられた第1連結部71と、第1連結部71により第1ボックス構成部材20に連結される第1固着部72と、第2ボックス構成部材40に設けられた第2連結部73と、第2連結部73により第2ボックス構成部材40に連結される第2固着部74と、を備え、第1連結部71は、その全長に亘って係合凹部71aを備えるとともに、第2連結部73は、その全長に亘って当該係合凹部71aに係合可能な係合凸部73aを備え、第1固着部72と、第2固着部74と、をワンウェイネジ81により固着することにより基板ボックス12は封印され、基板ボックス12が封印される際、係合凸部73aが係合凹部71aに係合するようになっている。
これにより、第1連結部71は、その全長に亘って係合凹部71aを備えるとともに、第2連結部73は、その全長に亘って当該係合凹部71aに係合可能な係合凸部73aを備え、基板ボックス12が封印される際、係合凸部73aが係合凹部71aに係合するので、基板ボックス12が封印されている状態において、第1連結部71及び第2連結部73のうち何れか一方だけの切断をしにくくすることができる。
従って、連結部の巧妙な破断を好適に防止でき、万が一、連結部を破壊された場合でも当該連結部の破断の痕跡を一見して把握可能とすることで、基板ボックスに対する不正を早期に発見することができる。
また、第2ボックス構成部材40に対し、第1ボックス構成部材20を左右方向にスライドさせることにより、基板ボックス12を開閉可能なスライド機構を設け、第2連結部73は、嵌合凸部73cを備え、第1連結部71は、嵌合凸部73cをスライド自在に嵌合する嵌合凹部71bを備え、基板ボックス12を閉じる方向(左方向)に、第2ボックス構成部材40に対し、第1ボックス構成部材20をスライドさせると、嵌合凸部73cと嵌合凹部71bとが嵌合するようになっている。
これにより、基板ボックス12が封印されている状態において、嵌合凸部73cと嵌合凹部71bとが嵌合しているので、第1連結部71及び第2連結部73のうち何れか一方だけを切断しても、嵌合凸部73cと嵌合凹部71bとの嵌合によって、第1連結部71及び第2連結部73の係合を解除することを好適に防止することができる。従って、第1連結部71及び第2連結部73の巧妙な破断をより好適に防止することができる。
また、係合凹部71aを備える第1連結部71は、肉薄部71cを備えている。
これにより、係合凹部71aを備える第1連結部71は肉薄部71cを備えているので連結部の切断が容易となる。
従って、不正の目的ではなく基板ボックス12を開封する際には、第1連結部71を容易に切断することができる。
また、第2固着部74は、第1ボックス構成部材20のスライド方向の位置を規制するスライド規制部74bを備え、第1固着部72は、基板ボックス12を閉じる方向(左方向)に、第2ボックス構成部材40に対し、第1ボックス構成部材20をスライドさせると、所定位置でスライド規制部74bに係止されるスライド被係止部72bを備えている。
これにより、第1ボックス構成部材20のスライド方向の位置を規制することができるので、第1固着部72と第2固着部74とをワンウェイネジ81により締結する際に、ネジ穴の位置ズレを好適に防止することができる。
従って、ワンウェイネジを締めたつもりで締めていないという不具合を好適に防止することができ、基板ボックスを簡単に開けられてしまい、制御基板を不正に改造されてしまうというようなミスを未然に防止することができる。
<変形例>
以下に、かしめ部70の変形例について図10及び図11を参照して説明する。
なお、以下に説明する以外の点では、上記実施形態と略同様であり、その説明は省略する。
この変形例におけるかしめ部70は、基板ボックス12の右側側部の上下方向に所定間隔を空けて配設されており、夫々、第1ボックス構成部材20の右側側部に設けられた第2連結部73と、当該第1連結部73により第1ボックス構成部材20に連結される第1固着部72と、第2ボックス構成部材40の右側側部に設けられた第1連結部71と、当該第1連結部71により第2ボックス構成部材40に連結される第2固着部74と、を備え、第1固着部72と、第2固着部74と、を締結部材としてのワンウェイネジ81により固着することにより、基板ボックス12が封印されるようになっている。
すなわち、上記実施形態のかしめ部70とは、第1固着部72に連接されるのが第2連結部73であり、第2固着部74に連接されるのが第1連結部71である点が異なる。また、この構成の違いから、第1ボックス構成部材20の後面に形成された溝部(図示略)は、第1ボックス構成部材20のボックススライド係合部31を第2ボックス構成部材40のボックススライド係合受部46(スリット46a)に受け入れた際(スライドさせる前)、当該溝部に第2連結部73に備えられた係合凹部71aの前面部が受け入れられるようになっている。
これにより、上記変形例のかしめ部70によれば、図10に示すように、基板ボックス12が封印された状態において、第1連結部71のみを切断すれば、基板ボックス12の前面から見て、当該第1連結部71が切断されたことを一見して把握することができる。また同様に、第2連結部73のみを切断した場合であっても、基板ボックス12の前面から見て、当該第2連結部73が切断されたことを一見して把握することができる。
従って、連結部を破壊された場合でも当該連結部の破断の痕跡を一見して把握可能とすることで、基板ボックスに対する不正を早期に発見することができる。
また、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施形態では、制御装置として、遊技制御装置10を例示したが、これに限られるものではなく、電子部品を搭載した制御基板を基板ボックスに収納した制御装置であれば如何なるものであっても良い。
また、上記実施形態において、肉薄部71cは、第1連結部71の前面と上面とが交わる角部、及び、第1連結部71の前面と下面とが交わる角部を切り欠くことにより形成したが、この切り欠きを、第1連結部71の上面の前端から後端に亘って形成し、同様に、第1連結部71の下面の前端から後端に亘って切り欠きを形成する設計であっても良い。
また、第1連結部71及び第2連結部73を、異なる色であって、かつ、透光性の合成樹脂でそれぞれ形成することで、第1連結部71と第2連結部73とが係合した状態では、それぞれの連結部の色が混じった状態で視認することができるようにし、第1連結部71及び第2連結部73のうち何れかが切断されることにより、色の変化が生じ、これにより、連結部の破断の痕跡を一見して把握可能としても良い。
なお、上述した特許文献1における発明の場合、基板ボックスのベース部材側の連結部のみを破断することで、主基板を開封し、主基板を不正に改造した後に主基板を封印すれば、かしめ部の数自体に変化がないように見え、一見しただけでは不正を見抜きにくい。このため不正改造の発見が遅れるという問題も発生していた。
上記課題を解決するため、特許請求の範囲に記載した発明以外の代表的なものとして、次のものがあげられる。
(1)電子部品を搭載した制御基板を基板ボックスに収納した制御装置を備える遊技機において、
前記基板ボックスは、
第1ボックス構成部材と、第2ボックス構成部材と、前記第1ボックス構成部材及び前記第2ボックス構成部材を固着する複数のかしめ手段と、
を備え、
前記かしめ手段は、
前記第1ボックス構成部材に設けられた第1連結部と、
前記第1連結部により前記第1ボックス構成部材に連結される第1固着部と、
前記第2ボックス構成部材に設けられた第2連結部と、
前記第2連結部により前記第2ボックス構成部材に連結される第2固着部と、
を備え、
前記第1連結部及び前記第2連結部は、そのいずれか一方に当該一方の全長に亘って係合凹部を備えるとともにその他方に当該他方の全長に亘って当該係合凹部に係合可能な係合凸部を備え、
前記第1固着部と、前記第2固着部と、を締結部材により固着することにより前記基板ボックスは封印され、
前記基板ボックスが封印される際、前記係合凸部が前記係合凹部に係合することを特徴とする遊技機。
(1)に記載の発明によれば、かしめ手段を構成する第1連結部及び第2連結部は、そのいずれか一方に当該一方の全長に亘って係合凹部を備えるとともにその他方に当該他方の全長に亘って当該係合凹部に係合可能な係合凸部を備え、基板ボックスが封印される際、係合凸部が係合凹部に係合するので、基板ボックスが封印されている状態において、第1連結部及び第2連結部のうち何れか一方だけの切断をしにくくすることができる。
従って、連結部の巧妙な破断を好適に防止でき、万が一、連結部を破壊された場合でも当該連結部の破断の痕跡を一見して把握可能とすることで、基板ボックスに対する不正を早期に発見することができる。
(2)前記第2ボックス構成部材に対し、第1ボックス構成部材を所定方向にスライドさせることにより、基板ボックスを開閉可能なスライド機構を設け、
前記第1連結部及び前記第2連結部は、そのいずれか一方に嵌合凸部を備え、その他方に前記嵌合凸部をスライド自在に嵌合する嵌合凹部を備え、
前記基板ボックスを閉じる方向に、前記第2ボックス構成部材に対し、前記第1ボックス構成部材をスライドさせると、前記嵌合凸部と前記嵌合凹部とが嵌合することを特徴とする(1)に記載の遊技機。
(2)に記載の発明によれば、基板ボックスが封印されている状態において、嵌合凸部と嵌合凹部とが嵌合しているので、第1連結部及び第2連結部のうち何れか一方だけを切断しても、嵌合凸部と嵌合凹部との嵌合によって、第1連結部及び第2連結部の係合を解除することを好適に防止することができる。従って、連結部の巧妙な破断をより好適に防止することができる。
(3)前記係合凹部を備える前記第1連結部又は前記第2連結部は、肉薄部を備えたことを特徴とする(1)又は(2)に記載の遊技機。
(3)に記載の発明によれば、係合凹部を備える第1連結部又は第2連結部は肉薄部を備えているので連結部の切断が容易となる。
従って、不正の目的ではなく基板ボックスを開封する際には、第1連結部及び第2連結部を容易に切断することができる。
(4)前記第2固着部は、
前記第1ボックス構成部材のスライド方向の位置を規制するスライド規制部を備え、
前記第1固着部は、
前記基板ボックスを閉じる方向に、前記第2ボックス構成部材に対し、前記第1ボックス構成部材をスライドさせると、所定位置で前記スライド規制部に係止されるスライド被係止部を備えることを特徴とする(1)〜(3)の何れか一項に記載の遊技機。
(4)に記載の発明によれば、第1ボックス構成部材のスライド方向の位置を規制することができるので、第1固着部と第2固着部とをワンウェイネジ等の締結部材により締結する際に、ネジ穴の位置ズレを好適に防止することができる。
従って、ワンウェイネジ等の締結部材を締めたつもりで締めていないという不具合を好適に防止することができ、基板ボックスを簡単に開けられてしまい、制御基板を不正に改造されてしまうというようなミスを未然に防止することができる。
100 遊技機
10 遊技制御装置(制御装置)
12 基板ボックス
20 第1ボックス構成部材
40 第2ボックス構成部材
70 かしめ部(かしめ手段)
71 第1連結部
71a 係合凹部
72 第1固着部
73 第2連結部
73a 係合凸部
74 第2固着部
81 ワンウェイネジ(締結部材)

Claims (2)

  1. 電子部品を搭載した制御基板を基板ボックスに収納した制御装置を備える遊技機において、
    前記基板ボックスは、
    前記制御基板を内包するための第1ボックス構成部材及び第2ボックス構成部材と、
    前記第1ボックス構成部材と前記第2ボックス構成部材とを重合させた状態でスライド係合させるスライド係合機構と、
    前記スライド係合機構によりスライド係合した前記第1ボックス構成部材及び前記第2ボックス構成部材の状態を保持するための状態保持機構と、
    前記状態保持機構により状態が保持された前記第1ボックス構成部材と前記第2ボックス構成部材とを固着するためのかしめ手段と、
    前記かしめ手段に対応して設けられ、前記第1ボックス構成部材と前記第2ボックス構成部材とがスライド係合する際に係合状態となる係合機構と、を備え、
    前記スライド係合機構は、前記第1ボックス構成部材と前記第2ボックス構成部材との重合方向と直交する方向に沿ってスライド係合するよう構成され、
    前記かしめ手段は、
    前記第1ボックス構成部材から突設される第1かしめ部と、
    前記第1かしめ部と重合するように前記第2ボックス構成部材から突設される第2かしめ部と、
    前記第1かしめ部と前記第2かしめ部とを固着するための固着部材と、を備え、
    前記係合機構は、
    前記第1かしめ部及び前記第2かしめ部の一方に対応して設けられる係合部と、
    前記第1かしめ部及び前記第2かしめ部の他方に対応して設けられる係合受部と、を備え、
    前記係合部は、前記第1ボックス構成部材と前記第2ボックス構成部材とのスライド係合方向に沿うように突設されてなり、
    前記係合受部は、前記スライド係合方向に沿う端部に設けた開口から前記係合部の進入を受け入れる係合空間を画成してなり、
    前記第1ボックス構成部材と前記第2ボックス構成部材とをスライド係合させる前の重合させた状態では前記係合部が前記開口に進入しないよう構成し、
    前記第1ボックス構成部材と前記第2ボックス構成部材とがスライド係合する際に、前記係合部が前記スライド係合方向に沿って前記開口から前記係合空間に進入して前記係合受部と係合するよう構成したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1かしめ部は、
    前記第1ボックス構成部材に設けられた第1連結部と、
    前記第1連結部により前記第1ボックス構成部材に連結される第1固着部と、を備え、
    前記第2かしめ部は、
    前記第2ボックス構成部材に設けられた第2連結部と、
    前記第2連結部により前記第2ボックス構成部材に連結される第2固着部と、を備え、
    前記第1固着部と前記第2固着部とは、前記第1ボックス構成部材と前記第2ボックス構成部材とがスライド係合した状態において前記重合方向に沿って対向し、
    前記固着部材は、前記重合方向に沿って前記第1固着部と前記第2固着部とに止着されることで、当該第1固着部と第2固着部を締結することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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