JP2011173009A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技制御基板に対する不正行為を防止すると共に、不正行為が行われた場合に、
不正行為がされたことを容易かつ確実に判明できる遊技機を提供する。
【解決手段】相互に連通した第1挿入孔222と第2挿入孔226にピン部材218が挿
入されて基板ケース214とケースカバー216との接合状態が維持されている。また、
第1挿入孔222と第2挿入孔226とが連通した状態で、スライド防止部材250が基
板ケース214及びケースカバー216に係合することにより、基板ケース214又はケ
ースカバー216の一方の他方に対するスライドが防止される。
【選択図】 図7

Description

本発明は、遊技球や遊技メダルなどの遊技媒体を用いた遊技を制御する遊技制御基板と
、遊技制御基板を収容するための遊技制御基板収容部材と、を備えたパチンコ機やスロッ
トマシンなどの遊技機に関する。
従来から、遊技機には、遊技を制御する遊技制御基板(例えば、主制御基板や払出制御
基板)などを収容するための収容ケースが遊技盤の裏面や遊技機筐体の裏面に取り付けら
れている。この収容ケースは、遊技制御基板を保持するケース本体と、ケース本体と接合
されるケースカバーと、で構成されている。そして、ケース本体とケースカバーとは、ワ
ンウエイビスなどの固着部材で固着されることにより相互に結合されている。
特許第3860479号特許公報 特開2004−113526号公報
ところで、ワンウエイビスで固着してケース本体とケースカバーとを結合させる方法で
は、特殊な専用工具を用いることにより、痕跡を残すことなく、ワンウエイビスを取り外
すことができる。そして、ケース本体とケースカバーとを分離させ、内部に収容された遊
技制御基板を取り出して、遊技制御基板に対して不正な行為を施し、再び、遊技制御基板
をケース本体に戻して、ケース本体とケースカバーをワンウエイビスで結合させることが
できる。
このような不正行為が行われると、不正行為の痕跡がないため、不正行為を気付くこと
が困難となり、不正行為が行われた遊技制御基板で遊技が開始されることになる。この結
果、不正な遊技が進行するという問題が生じる。
そこで、本発明は、遊技制御基板に対する不正行為を防止すると共に、不正行為が行わ
れた場合でも、不正行為がされたことを容易かつ確実に発見できる遊技機を提供すること
を目的とする。
請求項1に記載の発明は、遊技を制御する遊技制御基板と、前記遊技制御基板を収容す
るための遊技制御基板収容部材と、を備えた遊技機であって、前記遊技制御基板収容部材
は、前記遊技制御基板を保持する収容部材本体と、前記収容部材本体に設けられ第1孔部
を備えた第1鍔部材と、前記収容部材本体と接合して前記収容部材本体との間で前記遊技
制御基板を囲むように覆う収容部材蓋体と、前記収容部材蓋体に設けられ前記収容部材本
体又は前記収容部材蓋体の一方が他方に対して所定の方向に沿ってスライドして接合され
た状態で前記第1孔部と連通する第2孔部を備えた第2鍔部材と、相互に連通した前記第
1孔部と前記第2孔部に挿入されて前記収容部材本体と前記収容部材蓋体との接合状態を
維持する固着部材と、前記第1孔部と前記第2孔部とが連通した状態の前記収容部材本体
及び前記収容部材蓋体に係合して前記収容部材本体又は前記収容部材蓋体の一方の他方に
対するスライドを防止する係合部材と、を有し、前記収容部材本体又は前記収容部材蓋体
の一方には、前記係合部材が挿入される嵌入孔と、前記嵌入孔に挿入された前記係合部材
を支持する支持部と、前記支持部に支持された前記係合部材を前記収容部材本体又は前記
収容部材蓋体のスライド方向一方側に位置決めする第1位置決め部と、が形成され、前記
収容部材本体又は前記収容部材蓋体の他方には、前記支持部に支持された前記係合部材を
前記収容部材本体又は前記収容部材蓋体のスライド方向他方側に位置決めする第2位置決
め部が形成され、前記係合部材は、前記第1位置決め部及び前記第2位置決め部により前
記収容部材本体又は前記収容部材蓋体のスライド方向両側から位置決めされることにより
、前記収容部材本体又は前記収容部材蓋体の一方の他方に対するスライドを防止するとと
もに、前記収容部材本体と前記収容部材蓋体とが接合した状態の前記収容部材本体又は前
記収容部材蓋体の他方側から一方側に向かって前記嵌入孔に挿入され、前記固着部材は、
前記収容部材本体と前記収容部材蓋体とが接合した状態の前記収容部材本体又は前記収容
部材蓋体の一方側から他方側に向かって前記第1孔部及び前記第2孔部に挿入されること
を特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、相互に連通した第1孔部と第2孔部に固着部材が挿入
されて収容部材本体と収容部材蓋体との接合状態が維持されている。また、第1孔部と第
2孔部とが連通した状態で、係合部材が収容部材本体及び収容部材蓋体に係合することに
より、収容部材本体又は収容部材蓋体の一方の他方に対するスライドが防止される。これ
により、収容部材本体と収容部材蓋体との接合状態が固着部材と係合部材とにより維持さ
れる。このため、たとえ、固着部材が取り外された場合でも、収容部材本体又は収容部材
蓋体の一方を他方に対してスライドさせることができなくなり、内部に収容されている遊
技制御基板を取り出すことができない。このように、容部材本体と収容部材蓋体との接合
状態を固着部材と係合部材の2つの部材により維持して、内部の遊技制御基板を封印して
いるため、遊技制御基板を取り出すという不正行為を防止できる。また、固着部材や係合
部材、さらには収容部材本体や収容部材蓋体を破壊(破損)させて遊技制御基板を取り出
す不正行為が行われた場合には、それらの破壊状況から不正行為の痕跡が残るため、不正
行為が行われたことを容易に発見できる。
また、請求項1に記載の発明によれば、支持部で支持された係合部材が収容部材本体又
は収容部材蓋体のスライド方向一方側に位置決めされる。また同時に、支持部で支持され
た係合部材が収容部材本体又は収容部材蓋体のスライド方向他方側に位置決めされる。こ
のように、係合部材が収容部材本体又は収容部材蓋体のスライド方向両側から第1位置決
め部及び第2位置決め部によりサンドイッチ構造で位置決めされることにより、簡易な構
成でかつ確実に、収容部材本体又は収容部材蓋体の一方の他方に対するスライドを防止で
きる。
さらに、請求項1に記載の発明によれば、固着部材は、収容部材本体と収容部材蓋体と
が接合した状態の収容部材本体又は収容部材蓋体の一方側から他方側に向かって第1孔部
及び第2孔部に挿入され、係合部材は、収容部材本体と収容部材蓋体とが接合した状態の
収容部材本体又は収容部材蓋体の他方側から一方側に向かって嵌入孔に挿入される。これ
により、固着部材と係合部材とが相互に反対方向から挿入される形になる。このため、固
着部材が遊技者側に位置した状態では、係合部材が遊技者と反対側に位置した状態になる
。また、係合部材が遊技者側に位置した状態では、固着部材が遊技者と反対側に位置した
状態になる。このように、固着部材又は係合部材のいずれか一方が常に遊技者側と反対側
になり、不正行為者からアクセスし難くなる。この結果、固着部材及び係合部材の両方へ
の不正行為を防止できる。
本明細書において参考的に開示する発明(以下、「参考発明」という)では、請求項1
に記載の遊技機において、前記係合部材には、前記支持部で支持された前記係合部材を前
記嵌入孔から取り出すときに、前記収容部材本体又は前記収容部材蓋体の一部と係合可能
となる爪部が形成されていることを特徴とする。参考発明によれば、係合部材の爪部は、
支持部で支持された係合部材を嵌入孔から取り出すときに、収容部材本体又は収容部材蓋
体の一部と係合可能になる。これにより、不正行為により係合部材が嵌入孔から取り出さ
れることを防止できるとともに、係合部材を嵌入孔から力任せで強引に取り出そうとする
と、爪部が破損なる爪部が形成されているため、不正行為の痕跡が残り、不正行為が行わ
れたことを容易に発見できる。
遊技制御基板に対する不正行為を防止すると共に、不正行為が行われた場合でも、不正
行為がされたことを容易かつ確実に発見できる遊技機を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る遊技機の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の背面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の遊技盤の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の遊技盤の背面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置の一部の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置を構成するサブ制御基板を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の遊技制御基板収容部材の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の遊技制御基板収容部材の収容部材本体と収容部材蓋体とを対向させた状態の側面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の遊技制御基板収容部材の収容部材本体又は収容部材蓋体の一方の他方に対するスライド前の状態の側面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の遊技制御基板収容部材の収容部材本体又は収容部材蓋体の一方が他方に対してスライドして第1孔部と第2孔部とを連通させた状態の側面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の遊技制御基板収容部材の係合部材(スライド防止部材)の平面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の遊技制御基板収容部材の係合部材(スライド防止部材)の右側面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の遊技制御基板収容部材の係合部材(スライド防止部材)の左側面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の遊技制御基板収容部材の係合部材(スライド防止部材)の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の遊技制御基板収容部材の係合部材(スライド防止部材)の底面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の遊技制御基板収容部材を構成する収容部材本体又は収容部材蓋体のスライド前の状態を示した部分的な断面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の遊技制御基板収容部材を構成する収容部材本体又は収容部材蓋体の一方が他方に対してスライドし、接合された状態を示した部分的な断面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の遊技制御基板収容部材を構成する収容部材本体又は収容部材蓋体の一方が他方に対してスライドして接合し、係合部材が嵌入孔から挿入されて収容部材本体及び収容部材蓋体係合した状態を示した部分的な断面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の遊技制御基板収容部材を構成する収容部材本体又は収容部材蓋体の一方が他方に対してスライドして接合し、係合部材が嵌入孔から挿入されて収容部材本体及び収容部材蓋体係合した状態を示した部分的な平面図である。
次に、本発明の第1実施形態に係る遊技機について、図面を参照して説明する。なお、
本実施形態では本発明を弾球遊技機の一例であるパチンコ機の遊技制御基板収容ケースに
適用した構成を説明するが、スロットマシンの遊技制御基板を収容するための遊技制御基
板収容ケースに対しても容易に適用することができる。
図1に示すように、第1実施形態に係るパチンコ機(遊技機)10の前面部には、主と
して、外枠12と、内枠14と、前面枠16と、上皿部18と、下皿部20と、施錠装置
22と、発射ハンドル24などが設けられている。
外枠12は、木製の板状体を略長方形の額縁状に組立て固着したものである。内枠14
は、全体がブラスチック製で、外枠12に対して開閉可能に軸支されている。また、内枠
14の右端中央からやや下方には、施錠装置22が設けられている。
前面枠16は、本発明の前面扉の一具体例を示すもので、パチンコ機10の前面部全体
の約2/3のサイズを占め、内枠14の左端に開閉可能となるように軸支されている。ま
た、前面枠16は、全体がプラスチック製であり、遊技盤26(図3参照)を前方から視
認するべく、遊技盤26に形成された遊技領域28(図3参照)の形状に対応して略円形
に形成された開口部30を有している。また、前面枠16の裏面には、ガラス板32がガ
ラス枠(図示省略)によって取り付けられている。そして、遊技者を基準とすれば、遊技
盤26に形成された遊技領域28はガラス板32の後方に位置するようになっている。
また、前面枠16の下方側には、上皿部18が設けられている。この上皿部18には、
演出ボタン40と、球貸操作部155と、がそれぞれ設けられている。
また、上皿部18の下方側には、下皿部20が設けられている。また、下皿部20の右
下方側には、遊技球を発射させるための発射ハンドル24が設けられている。この発射ハ
ンドル24には、発射レバー44と、発射停止ボタン46がそれぞれ設けられている。
また、下皿部20の左右下方側には、所定の効果音を出力するための各サブスピーカ4
8がそれぞれ設けられている。
また、内枠14には、遊技領域28の形状に合致した開口部(図示省略)が形成されて
いる。この内枠14の内側面には、遊技盤26が取り付けられる。これにより、遊技者は
、遊技盤26の遊技領域28を内枠14の開口部及び前面枠16の開口部30を通して視
認することができる。
さらに、パチンコ機10の正面左側には、球貸装置154が設けられている。本実施形
態では、球貸装置154として、CRユニットが適用されている。この球貸装置154に
は、プリペイドカードを挿入するカード挿入口157が形成されている。なお、球貸装置
154として、現金ユニットを設けた構成でもよい。この現金ユニットには、カード挿入
口157に替えて、現金を入れるための現金投入口(図示省略)が形成されている。
また、球貸操作部155には、球貸しを要求するための球貸スイッチ156、カード挿
入口157に挿入されたプリペイドカードの返却を要求するための返却スイッチ158と
、がそれぞれ設けられている。
例えば、球貸装置154のカード挿入口157にプリペイドカードを挿入すると、プリ
ペイドカードの記憶情報が球貸装置154内部のカードリードライタにより読み取られる
。プリペイドカードの残り度数が「0」である場合には、カード挿入口157から自動的
にプリペイドカードが返却される。一方、プリペイドカードの残り度数が「0」でない場
合には、球貸スイッチ156を押圧操作すると、カードリードライタによりプリペイドカ
ードの残り度数が減算されてプリペイドカードの記憶情報が書き換えられると共に、その
減算された度数(貸出金額)に対応する個数から消費税に相当する個数が引かれて、遊技
球(貸球)が払出装置161から上皿部18に案内される。このとき、例えば、プリペイ
ドカードの残り度数が減算されて「0」となった場合には、カード挿入口157から自動
的にプリペイドカードが返却される。
なお、球貸装置154として現金ユニットを用いる構成では、球貸装置の現金投入口に
現金を投入すると、現金が球貸装置内部のキャッシュカウンタによりカウントされる。投
入金額が所定の額に到達した後、球貸スイッチを押圧操作すると、キャッシュカウンタに
より投入金額が減額されていくとともに、その減額された金額(貸出金額)に対応する個
数から消費税に相当する個数が引かれて、遊技球(貸球)が払出装置161から上皿部1
8に案内される。
図2に示すように、パチンコ機10の内枠14には、遊技盤26の背面側を覆うように
裏機構盤200が取り付けられている。この裏機構盤200には、主として、払出制御基
板104を収容した払出制御基板ケースセット202と、発射制御基板108を収容した
発射制御基板ケースセット204と、パチンコ機10に対して電源を供給する電源基板2
06を収容した電源基板ケースセット208と、がそれぞれ取り付けられている。これら
の各基板ケースセット202、204、208は、組み付け後に、外枠12を通してパチ
ンコ機10の背面側に突出するように構成されている。
次に、遊技盤26の表面構造について説明する。
図3に示すように、遊技盤26は、内枠14に保持されるとともに、裏機構盤200に
よりその背面側が覆われている。遊技盤26には、遊技盤26の表面に設けられた外レー
ル50と内レール52とにより略円形状の遊技領域28が形成されている。遊技領域28
の内部には、中央装置54と、始動口56Bと、ワープ入球口58と、多数の障害釘60
等と、がそれぞれ配設されている。
中央装置54は、遊技領域28の略中央部に配置されており、演出図柄表示装置62と
、センター役物64と、ランプ装置66と、を備えている。
演出図柄表示装置62は、主制御基板(遊技制御基板)102やサブ制御基板106か
らの制御信号に基づいて表示制御されており、略長方形状の表示面(表示領域)を有して
いる。この表示面上には、特別図柄の演出図柄が表示される。具体的には、演出図柄表示
装置62の表示面上には、1又は複数の演出図柄を所定の方向に次々と変動させながら表
示した後、停止表示する演出図柄表示領域が形成されている。すなわち、左演出図柄を表
示する左演出図柄表示領域、中央演出図柄を表示する中央演出図柄表示領域、及び右演出
図柄を表示する右演出図柄表示領域が、略横一列となる配置方向に沿って並んで形成され
ている(それぞれ図示省略)。各演出図柄表示領域は、これらの表示領域の配置方向と略
直交する方向(上下方向)に図柄変動方向が設定されており、その方向に複数の演出図柄
が順次表示されていく。
演出図柄表示装置62は、遊技球が始動口56Bに入球することにより、その表示面の
表示領域に表示される各演出図柄をそれぞれ変動させて停止表示させるものである。そし
て、例えば、演出図柄が「7、7、7」の3桁同一図柄で揃って停止表示(確定表示)す
ると、変動入賞装置80に配設された大入賞装置84の大入賞口86が開放される。本実
施形態のパチンコ機10では始動口56Bに遊技球が入球すると、各演出図柄がそれぞれ
変動され、演出図柄が3桁同一図柄で揃うことにより、「大当り」という特定価値を付与
するものである。
ここで、本実施形態のパチンコ機10では、例えば、大当りとして2種類のものが予め
設定されている。具体的には、「7、7、7」などの同一の奇数数字の演出図柄が3桁揃
うことにより成立する確変大当りがある。また、「8、8、8」などの同一の偶数数字の
演出図柄が3桁揃うことにより成立する通常大当りがある。
確変大当り及び通常大当りは、比較的多くのラウンド数(例えば、15ラウンド)を有
し、大入賞口86の開放時間が約26秒間である大当りである。このため、賞球数が比較
的多くなる。なお、各大当りでは、大入賞口86に所定数(例えば、10個)の遊技球が
入球するか、あるいは所定数(例えば、10個)の遊技球が入球しなくても所定時間(例
えば、26秒間)が経過したときに大入賞口86が閉じられて1ラウンドが終了する。
また、確率変動状態は、大当り(確変大当り及び通常大当りの2種類の大当りを意味す
る)に移行する確率が予め定められた高確率となる状態である。また、開放時間延長状態
は、始動口56Bの開放時間が通常よりも延長される状態である。例えば、通常の開放時
間は、約0.1秒間であるのに対して、開放時間延長状態では、約4秒間に延長される。
なお、始動口56Bは、普通図柄の抽選に当選することにより開放するもので、普通電動
役物として機能する。
また、確変大当りの後は、大当りに移行する確率が、通常遊技状態と比べ予め定められ
た高確率となる、特別図柄の確率変動状態になる。そして、次回大当りが発生するまでの
間か、あるいは規定回数(例えば、10000回)の特別図柄の変動表示が行われるまで
の間、特別図柄及び普通図柄の変動時間が短縮され、かつ始動口56Bの開放延長機能が
作動する。また、通常大当りの後は、大当りに移行する確率が通常遊技状態と同一の予め
定められた低確率状態となるとともに、規定回数(例えば、100回)だけ特別図柄及び
普通図柄の変動時間が短縮され、かつ始動口56Bの開放延長機能が作動する時短遊技状
態となる。
センター役物64は、演出図柄表示装置62の前面周辺部に突設して装着されている。
センター役物64は、可動する一対の翼片部64Aを有している。この翼片部64Aの可
動によりワープ入球口58の開口面積が変化する。
また、遊技領域の左下方側には、主制御基板102からの制御信号に基づいて識別図柄
(特別図柄の識別図柄及び普通図柄の識別図柄を意味する)を表示制御する7セグ表示基
板(図柄表示装置)68が配置されている。この7セグ表示基板68は、特別図柄の識別
図柄を表示する7セグメント表示器70と、4個の普通図柄保留表示LED72と、4個
の特別図柄保留表示LED74と、普通図柄の識別図柄を表示する2個の普通図柄表示L
ED76と、を有している。
ここで、確変大当りした場合では、7セグメント表示器70には、予め定められた識別
図柄(例えば、奇数の数字からなる確変大当り図柄)が停止表示される。また、通常大当
りした場合では、7セグメント表示器70には、予め定められた別の識別図柄(例えば、
偶数の数字からなる通常大当り図柄)が停止表示される。
また、演出図柄表示装置62の左側には、普通図柄作動ゲート78が配置されている。
この普通図柄作動ゲート78の内部には、ゲートスイッチ124(図5参照)が配設され
ている。これにより、遊技球が普通図柄作動ゲート78を通過すると、ゲートスイッチ1
24が作動して、7セグ表示基板68の普通図柄表示LED76が変動表示される。
各普通図柄保留表示LED72及び各特別図柄保留表示LED74は、4個の丸形の赤
色LEDで構成されており、7セグメント表示器70の左右両側に近接して配置されてい
る。これは、普通図柄作動ゲート78を通過した遊技球の数を4個まで普通図柄の保留と
し、通過ごとに順次点灯しシフト表示するものである。また、始動口56Bに入球した遊
技球の数も4個まで特別図柄の保留とし、入球ごとに順次点灯しシフト表示するものであ
る。7セグメント表示器70の変動表示が開始する度に、未始動回数が消化され、1個の
特別図柄保留表示LED74は消灯される。また、普通図柄も普通図柄表示LED76の
変動表示が開始するたびに、未始動回数が消化され、1個の普通図柄保留表示LED72
が消灯される。そして、7セグメント表示器70に予め定められた大当り図柄が停止表示
されると大当りが発生し、大入賞口86が開放状態となる。また、2個の普通図柄表示L
ED76が予め定められた表示態様(当り図柄)で停止表示されると、普通図柄当りが発
生し、始動口56Bが開放状態となる。なお、7セグメント表示器70にて表示される特
別図柄の識別図柄と、演出図柄表示装置62にて表示される特別図柄の演出図柄とは、同
一の遊技結果(抽選結果)を示すものである。
始動口56Bは、演出図柄表示装置62の下方に離れて配置されているものであり、い
わゆるチューリップ式で一対の翼片部材56Aが開閉するように形成されている。その内
部には、遊技球の通過を検知する始動口スイッチ120(図5参照)と、翼片部材56A
を作動させるための始動口ソレノイド130(図5参照)と、がそれぞれ備えられている
。この一対の翼片部材56Aが左右に開くと始動口56Bの開放面積が大きくなって遊技
球の入球可能性が大きくなる開放状態となり、一対の翼片部材56Aが閉じその離間距離
が小さくなると始動口56Bの開放面積が小さくなって遊技球の入球の可能性が小さくな
る通常状態となる。
変動入賞装置80は、始動口56Bの下方に配置されており、基板82と、大入賞装置
84と、を備えている。ここで、大入賞装置84は、略中央に配置されており、帯状に開
口された大入賞口86と、この大入賞口86を開放又は閉鎖する開閉板88と、この開閉
板88を開閉するための大入賞口ソレノイド132(図5参照)と、入賞球を検知するカ
ウントスイッチ126(図5参照)と、を備えている。
また、中央装置54の左側下方部には、風車63が配置されている。さらに、遊技領域
の左側下方部及び右側下方部には、一対のサイドランプ90がそれぞれ配置されている。
また、遊技盤26の下方にはアウト口92が設けられており、このアウト口92の下部
にはバック球防止部材94が設けられている。このバック球防止部材94は、遊技領域2
8に到達せず戻ってきた遊技球が再び発射位置に戻ることを防止している。また、内レー
ル52の先端部には、ファール球防止部材96が取り付けられている。
ここで、図4に示すように、遊技盤26の裏面には、主制御基板102を収容した主制
御基板ケースセット(遊技制御基板収容部材)210と、サブ制御基板106を収容した
サブ制御基板収容セット212と、がそれぞれ取り付けられている。主制御基板ケースセ
ット210の詳細な構成については、後述する。
次に、パチンコ機10を構成する電子制御装置について説明する。
図5及び図6に示すように、電子制御装置は、主制御基板102と、払出制御基板10
4と、サブ制御基板106と、発射制御基板108と、を備えている。
図5に示すように、主制御基板102は、CPU102Aと、ROM102Bと、を備
えている。
また、主制御基板102のCPU102Aは、ROM102Bに記憶されたデータに基
づいて、始動口ソレノイド130、大入賞口ソレノイド132、図柄表示装置134及び
サブ制御基板106をそれぞれ制御する。また、主制御基板102のCPU102Aは、
遊技全体を司り主として当否判定などの遊技状態を判断するものである。
特に、CPU102Aは、始動口56Bへの遊技球の入球を契機として、大当り抽選処
理(特別遊技抽選処理)を実行し、任意の乱数(特別図柄当否判定乱数)を用いて当否を
判定する機能を備えている。また、特別図柄の当否判定の実行に伴って、CPU102A
は、特別図柄(識別図柄)の変動パターン(変動時間)を決定する機能も備えている。
この識別図柄の変動パターンは、演出図柄表示装置62に表示される各演出図柄の演出
パターン(遊技演出)に対応するもので、CPU102Aが行う「識別図柄の変動パター
ンの決定」は、「演出図柄の演出パターン(遊技演出)の決定」に相当する。そして、特
別図柄(識別図柄)の変動パターン(演出図柄の演出パターン)が決定されると、7セグ
メント表示器70で特別図柄(識別図柄)の変動表示が開始されるとともに、演出図柄表
示装置62で演出図柄の変動表示が開始され、決定された変動パターンにより特定される
変動時間が経過すると、特別図柄および演出図柄が停止表示され、その停止表示された演
出図柄の図柄組み合わせ態様により、特別図柄の当否判定結果(大当り抽選結果)が遊技
者に報知される。なお、演出図柄表示装置62は、遊技盤26の表面(盤面)略中央に、
遊技者の視野に入り易い状態で配置される。一方、7セグメント表示器70は、遊技盤2
6の表面(盤面)の端部(本実施形態では盤面左側端部)に、遊技者の視野に入り難い状
態で配置される。このことから、遊技者は演出図柄表示装置62の表示内容に注目して遊
技を行うのが一般的である。
そして、CPU102Aは、上述した演出図柄の変動表示及び停止表示の制御を行うサ
ブ制御基板106や、盤面に設けられた各種入賞口に遊技球が入球することで発生する賞
球の払い出し制御を行う払出制御基板104を直接的に制御する。また、主制御基板10
2のCPU102Aは、演出表示基板110、アンプ基板112、装飾駆動基板114及
び演出ボタン基板116をサブ制御基板106を介して間接的に制御する。
主制御基板102のROM102Bには、CPU102Aにより実行される遊技全体の
制御を実現するためのプログラムが記憶されている。
また、主制御基板102は、中継端子板118を介して、始動口スイッチ120と、大
入賞口スイッチ122と、ゲートスイッチ124と、カウントスイッチ126と、にそれ
ぞれ電気的に接続されている。
また、主制御基板102は、中継端子板128を介して、始動口ソレノイド130と、
大入賞口ソレノイド132と、図柄表示装置134と、にそれぞれ電気的に接続されてい
る。なお、7セグ表示基板68は、図柄表示装置134の一実施形態である。
払出制御基板104は、中継端子板136を介して、ガラス枠スイッチ138と、外部
タンクスイッチ140と、タンクスイッチ142と、にそれぞれ電気的に接続されている
。また、払出制御基板104は、中継端子板144を介して、エラーLED146に電気
的に接続されている。また、払出制御基板104は、下皿満タンスイッチ148に電気的
に接続されている。また、払出制御基板104は、中継端子板150を介して、球貸表示
基板152と、球貸装置(CRユニット)154と、にそれぞれ電気的に接続されている
なお、球貸表示基板152には、球貸スイッチ156と、返却スイッチ158と、がそ
れぞれ電気的に接続されている。また、払出制御基板104は、中継端子板160を介し
て、払出モータ162を備えた払出装置161と払出スイッチ164とにそれぞれ電気的
に接続されている。さらに、払出制御基板104は、主制御基板102と発射制御基板1
08とにそれぞれ電気的に接続されている。
図5及び図6に示すように、サブ制御基板106は、演出表示基板110と、アンプ基
板112と、装飾駆動基板114と、演出ボタン基板116と、にそれぞれ電気的に接続
されている。
また、サブ制御基板106は、主制御基板102からの制御信号に基づいて遊技の演出
の制御を司るものである。また、サブ制御基板106は、CPU106Aと、ROM10
6Bと、を備えている。
サブ制御基板106のCPU106Aは、主制御基板102からの制御信号を受けて演
出表示基板110、アンプ基板112、装飾駆動基板114及び演出ボタン基板116な
どの各基板を制御する。
ROM106Bには、各基板の制御に必要なデータ(特に遊技の装飾に関する情報)が
記憶されている。
図6に示すように、演出表示基板110には、演出表示装置166(62)と、演出表
示ROM168と、がそれぞれ電気的に接続されている。この演出表示ROM168には
、演出図柄表示装置62に変動表示及び停止表示される演出図柄のデータ(画像データ)
が記憶されている。なお、演出図柄表示装置62は、演出表示装置166の一実施形態で
ある。
また、アンプ基板112には、所定の効果音を出力する各種スピーカ170(48)が
電気的に接続されている。なお、サブスピーカ48は、各種スピーカ170の一実施形態
である。
また、装飾駆動基板114には、各種LED・ランプ172(66)が電気的に接続さ
れている。また、装飾駆動基板114は、サブ制御基板106からの制御信号を受けて遊
技の装飾に関する制御を行うものである。特に、装飾駆動基板114は、サブ制御基板1
06からの制御信号に基づいて、各ランプ装置66の発光を制御する。また、演出ボタン
基板116には、操作スイッチ174(40)が電気的に接続されている。なお、ランプ
装置66は、各種LED・ランプ172の一実施形態である。また、演出ボタン40は、
操作スイッチ174の一実施形態である。
次に、主制御基板ケースセット210の詳細な構成について説明する。
なお、払出制御基板ケースセット202の構成については、主制御基板ケースセット2
10の構成と同様であるため、説明を省略する。また、サブ制御基板ケースセット212
、発射制御基板ケースセット204及び電源基板ケースセット208については、不正対
策の必要性が低く、単に係合させるだけの簡略な構成が採用されているため、説明を省略
する。
図7乃至図10に示すように、主制御基板ケースセット210は、基板ケース(収容部
材本体)214と、ケースカバー(収容部材蓋体)216と、基板ケース214とケース
カバー216との接合状態を維持させるピン部材(固着部材)218と、で構成されてい
る。
基板ケース214は、内部で主制御基板102を保持するためのケースであり、無色透
明の樹脂で構成されている。基板ケース214の一方側の外側表面には、無色透明の樹脂
製の第1フランジ部(第1鍔部材)220が一体形成されている。この第1フランジ部2
20には、ピン部材218が挿入される第1挿入孔(第1孔部)222が第1フランジ部
220(基板ケース214)の厚み方向に延びるように形成されている。この第1挿入孔
222の径(直径)は、ピン部材218を構成する後述の圧入軸部材(軸部材)240の
径(直径)よりも若干小さく設定されている。
基板ケース214の第1フランジ部220の反対側側面には、無色透明の樹脂製の第1
係合部が形成されている。図16乃至図18に示すように、第1係合部は、基板ケース2
14の側壁部280と、スライド防止部材(係合部材)250を支持し基板ケース214
の側壁部280から基板ケース214のスライド方向に延びる支持片(支持部)282と
、基板ケース214の支持片282と対向する位置に形成され基板ケース214を厚み方
向に貫通した嵌入孔284と、嵌入孔284の1つの内側面284Aを構成し支持片28
2に支持されたスライド防止部材250の一方側端面254と接触しスライド防止部材2
50を位置決めする第1位置決め端部(第1位置決め部)286と、を備えている。
支持片282は、一方側端部が基板ケース214の側壁部280に接続されて固定端と
なり、他方側端部が自由端となるように構成されている。支持片282にスライド防止部
材250が載せられることにより、支持片282でスライド防止部材250を支持した状
態になる。
嵌入孔284の寸法は、スライド防止部材250の平板状のスライド防止部材本体25
2の寸法と略同じか若干大きくなるように設定されている。このため、図19に示すよう
に、スライド防止部材250が嵌入孔284から挿入されて支持片282で支持された状
態では、スライド防止部材本体252の4つの外側面254、258、262、が嵌入孔
284の4つの内側面284A、284B、284C、284Dと接触するように構成さ
れている。この結果、スライド防止部材250が嵌入孔284の内部で移動することが不
可能になる。
第1位置決め端部286は、スライド防止部材250が支持片282に嵌められた状態
でスライド防止部材本体252の1つの外側面254と接触し、スライド防止部材250
の基板ケース214のスライド方向一方側への移動を阻止してスライド防止部材250を
位置決めするものである。
図7乃至図10に示すように、ケースカバー216は、基板ケース214に接合して基
板ケース214との間で主制御基板102を囲むように覆う樹脂製で無色透明のカバーで
ある。ケースカバー216の一方側の外側表面には、無色透明の樹脂製の第2フランジ部
(第2鍔部材)224が一体形成されている。この第2フランジ部224には、ピン部材
218が挿入される第2挿入孔226が第2フランジ部224(ケースカバー216)の
厚み方向に貫通するように形成されている。この第2挿入孔226は、内径が比較的大き
く設定された拡径孔部226Aと、拡径孔部226Aと連通し拡径孔部226Aの径(直
径)よりも小さな径の縮径孔部226Bと、で構成されている。拡径孔部226Aの径(
直径)は、ピン部材218を構成する圧入軸部材240の径(直径)よりも大きく設定さ
れており、かつピン部材218のヘッド部材242の最大径(直径)と略同じ径となるよ
うに設定されている。また、縮径孔部226Bの径(直径)は、圧入軸部材240の径(
直径)と略同じ径か、あるいは若干小さくなるように設定されている。図10に示すよう
に、ピン部材218を第2挿入孔226の開口部228から内部に挿入すると、ヘッド部
材242が拡径孔部226Aと縮径孔部226Bとの段違い部230に係合するため、ピ
ン部材218の第2挿入孔226の深さ方向(第2フランジ部224の厚み方向)へのさ
らなる移動(第2フランジ部224側へのさらなる移動)が阻止され、ピン部材218が
第1挿入孔222及び第2挿入孔226の内部で位置決めされる。
ケースカバー216の第2フランジ部224の反対側側面には、無色透明の樹脂製の第
2係合部が形成されている。図16乃至図18に示すように、第2係合部は、ケースカバ
ー216の側壁部(第2位置決め部)290と、ケースカバー216の側壁部290に形
成されケースカバー216のスライド方向に沿って貫通したガイド孔292と、で構成さ
れている。
ケースカバー216の側壁部290は、スライド防止部材250が支持片282に載せ
られた状態でスライド防止部材250の第2爪部260及び第3爪部264と接触し、基
板ケース214の嵌入孔284の第1位置決め端部286との間でスライド防止部材25
0を挟み込んでスライド防止部材250を位置決めするものであり、第2位置決め端部と
して機能する。すなわち、嵌入孔284の1つの内側面284Aを構成する第1位置決め
端部286とケースカバー216の側壁部290を構成する第2位置決め端部との間でス
ライド防止部材250が基板ケース214又はケースカバー216のスライド方向両側か
ら挟まれて、基板ケース214又はケースカバー216の一方の他方に対するスライドが
阻止される。この結果、基板ケース214とケースカバー216を離間させることができ
なくなり、内部に収容されている主制御基板102を取り出すことが不可能になる。
ガイド孔292は、その形状が基板ケース214の支持片282の断面形状(スライド
方向に対して直交する方向に切断した断面形状)と同じ形状になるように、形成されてい
る。
図9及び図16に示すように、基板ケース214とケースカバー216とが合わせられ
た状態(スライドして接合する前の状態)では、ケースカバー216の側壁部290が基
板ケース214の支持片282の自由端と対向する部位に進入する。そして、図10及び
図17に示すように、基板ケース214又はケースカバー216の一方が他方に対してス
ライドすると、ケースカバー216の側壁部290に形成されたガイド孔292に支持片
282がその自由端側から貫通していき、図18に示すように、やがてケースカバー21
6の側壁部290と基板ケース214の側壁部280とが面接する。ケースカバー216
の側壁部290と基板ケース214の側壁部280とが面接すると、基板ケース214又
はケースカバー216の一方の他方に対するそれ以上のスライドが阻止されるとともに、
基板ケース214の第1フランジ部220とケースカバー216の第2フランジ部224
とが面接して第1挿入孔222と第2挿入孔226とが連通した状態になる。これにより
、ピン部材218を第2挿入孔226の開口部228側から挿入することが可能になると
ともに、基板ケース214に形成された嵌入孔284にスライド防止部材250を挿入す
ることが可能になる。
ここで、基板ケース214とケースカバー216との接合方法について説明する。
図8及び図9に示すように、基板ケース214とケースカバー216とを対向させて、
両者を接近させる。基板ケース214とケースカバー216とが接近して接触した状態で
は、基板ケース214の第1フランジ部220とケースカバー216の第2フランジ部2
24とが面接せず、相互に位置ずれした状態になっている。そして、図10に示すように
、基板ケース214の第1フランジ部220とケースカバー216の第2フランジ部22
4とが面接するように、基板ケース214又はケースカバー216の一方を他方に対して
スライド移動させる。これにより、基板ケース214の第1フランジ部220とケースカ
バー216の第2フランジ部224とが面接して、第1挿入孔222と第2挿入孔226
とが相互に連通した状態になる。第1挿入孔222と第2挿入孔226とが相互に連通し
た状態になると、第1挿入孔222及び第2挿入孔226の開口部228側からピン部材
218を挿入(圧入)する。
次に、基板ケース214とケースカバー216との接合状態を維持させて両者を分離不
可能にするピン部材218の構成について説明する。
図10に示すように、ピン部材218は、全体として金属で構成されており、所定の方
向に延びる圧入軸部材240と、圧入軸部材240の軸方向一方側端部に一体形成された
ヘッド部材242と、で構成されている。
圧入軸部材240は、金属製で円柱状に形成され、第1挿入孔222及び第2挿入孔2
26に圧入されるものである。
ヘッド部材242は、金属製であり、かつ、圧入軸部材240との接続部位から離間す
る方向に向かって拡径するように形成されている。このため、ヘッド部材242の径は、
圧入軸部材240から離間する方向に向かって徐々に大きくなる。
次に、基板ケース214又はケースカバー216の一方の他方に対するスライドを防止
して基板ケース214とケースカバー216との接合状態の解除を阻止するスライド防止
部材の構成について詳細に説明する。
図11乃至図15に示すように、スライド防止部材250は、基板ケース214及びケ
ースカバー216と同じように全体として無色透明の樹脂製で構成されており、平板状の
スライド防止部材本体252と、スライド防止部材本体252のスライド方向一方側の外
側面254近傍に形成されスライド防止部材本体252の平面部に対して直交する方向に
垂下した第1爪部(爪部)256と、スライド防止部材本体252の右側の外側面258
近傍に形成されスライド防止部材本体252の平面部に対して直交する方向に垂下した第
2爪部(爪部)260と、スライド防止部材本体252の左側の外側面262近傍に形成
されスライド防止部材本体252の平面部に対して直交する方向に垂下した第3爪部(爪
部)264と、を備えている。
スライド防止部材本体252は、平面視にて長方形状に形成されており、中央部に貫通
孔266が形成されている。図19に示すように、スライド防止部材250が嵌入孔28
4に挿入されて支持片282により支持された状態では、スライド防止部材本体252の
4つの外側面254、258、262、268が相互に対向する嵌入孔284の4つの内
側面284A、284B、284C、284Dと接触している。
図11乃至図15に示すように、第1爪部256は、スライド防止部材250が嵌入孔
284に挿入されて支持片282で支持されたときに、嵌入孔284のスライド方向一方
側の内側面284Aの近傍に位置する爪部である。第1爪部256には、スライド方向一
方側に突出した突部256Aが形成されている。スライド防止部材250が嵌入孔284
に挿入されて支持片282で支持されたときに、スライド防止部材250を嵌入孔284
から強引に取り出そうとすると、第1爪部256の突部256Aが嵌入孔284のスライ
ド方向一方側の内側面284A又はその近傍に引っ掛かり、スライド防止部材250の嵌
入孔284からの取り出しが不可能になる。また、第1爪部256は、スライド防止部材
250をさらに大きな力で強引に嵌入孔284から取り出そうとしたときに破損する程度
の強度に設定されている。このため、第1爪部256が嵌入孔284のスライド方向一方
側の内側面284Aに引っ掛かっているにもかかわらず、さらに大きな力でスライド防止
部材250を強引に取り出そうとすると、第1爪部256が破損し、不正行為の痕跡が残
ることになる。なお、第1爪部256に、薄肉状の応力集中部を形成し、その応力集中部
で破損し易くするように構成してもよい。
第2爪部260は、スライド防止部材250が嵌入孔284に挿入されて支持片282
で支持されたときに、嵌入孔284のスライド方向に延びる右側の内側面284Bの近傍
に位置する爪部である。第2爪部260には、スライド方向に対して直交する方向に突出
した突部260Aと、薄肉状の応力集中部260Bと、が形成されている。スライド防止
部材250が嵌入孔284に挿入されて支持片282で支持されたときに、スライド防止
部材250を嵌入孔284から強引に取り出そうとすると、第2爪部260の突部260
Aが嵌入孔284の右側の内側面284B又はその近傍に引っ掛かり、スライド防止部材
250の嵌入孔284からの取り出しが不可能になる。また、第2爪部260の応力集中
部260Bは、スライド防止部材250をさらに大きな力で強引に嵌入孔284から取り
出そうとしたときに破損する程度の強度に設定されている。このため、第2爪部260が
嵌入孔284の右側の内側面284Bに引っ掛かっているにもかかわらず、さらに大きな
力でスライド防止部材250を強引に取り出そうとすると、第2爪部260の応力集中部
260Bが破損し、不正行為の痕跡が残ることになる。
第3爪部264は、スライド防止部材250が嵌入孔284に挿入されて支持片282
で支持されたときに、嵌入孔284のスライド方向に延びる左側の内側面284Cの近傍
に位置する爪部である。第3爪部264には、スライド方向に対して直交する方向に突出
した突部264Aと、薄肉状の応力集中部264Bと、が形成されている。スライド防止
部材250が嵌入孔284に挿入されて支持片282で支持されたときに、スライド防止
部材250を嵌入孔284から強引に取り出そうとすると、第3爪部264の突部264
Aが嵌入孔284の左側の内側面284C又はその近傍に引っ掛かり、スライド防止部材
250の嵌入孔284からの取り出しが不可能になる。また、第3爪部264の応力集中
部264Bは、スライド防止部材250をさらに大きな力で強引に嵌入孔284から取り
出そうとしたときに破損する程度の強度に設定されている。このため、第3爪部264が
嵌入孔284の左側の内側面284Cに引っ掛かっているにもかかわらず、さらに大きな
力でスライド防止部材250を強引に取り出そうとすると、第3爪部264の応力集中部
264Bが破損し、不正行為の痕跡が残ることになる。
ここで、図18に示すように、スライド防止部材250が嵌入孔284に挿入されて支
持片282で支持された状態では、基板ケース214の側壁部280とスライド防止部材
250の第2爪部260及び第3爪部264との間に形成された空間部に、ケースカバー
216の側壁部290が位置した状態になっている。すなわち、スライド防止部材250
が嵌入孔284に挿入されて支持片282で支持された状態では、ケースカバー216の
側壁部290は、基板ケース214の側壁部280とスライド防止部材250の第2爪部
260及び第3爪部264と、でスライド方向両側から挟まれた状態になっている。
次に、ピン部材218の第1フランジ部220及び第2フランジ部224に対する取付
方法について説明する。
図8乃至図10に示す工程を経て、基板ケース214の第1フランジ部220とケース
カバー216の第2フランジ部224とを面接させ、第1挿入孔222と第2挿入孔22
6とを連通させる。これにより、第1挿入孔222と第2挿入孔226の縮径孔部226
Bとが接続して、1つの連通孔になる。
次に、ピン部材218の圧入軸部材240を第2挿入孔226の開口部228(図10
参照)から挿入する。ピン部材218を挿入していくと、圧入軸部材240が第2挿入孔
226の縮径孔部226Bに到達するとともに縮径孔部226Bに圧入されていく。
引き続き、ピン部材218を挿入していくと、ピン部材218の圧入軸部材240が第
1フランジ部220の第1挿入孔222に到達するとともに第1挿入孔222の開口部2
36(図8参照)から内部に圧入されていく。
次に、スライド防止部材250の嵌入孔284からの取付方法について説明する。
図9及び図16に示すように、基板ケース214とケースカバー216とが合わせられ
た状態(スライドされる前の状態で第1挿入孔222と第2挿入孔226とが連通してい
ない状態)で、基板ケース214の支持片282の自由端と対向する位置に、ケースカバ
ー216の側壁部290が挿入される。このとき、支持片282の自由端の近傍に、ケー
スカバー216の側壁部290に形成されたガイド孔292が対向配置された状態になっ
ている。
次に、図10及び図17に示すように、基板ケース214又はケースカバー216の一
方を他方に対してスライドさせ、第1挿入孔222と第2挿入孔226とを連通させよう
とすると、支持片282がガイド孔292に挿入されていき、基板ケース214の側壁部
280とケースカバー216の側壁部290との離間距離が縮まっていく。そして、基板
ケース214又はケースカバー216の一方の他方に対するスライドが完全に終了すると
、基板ケース214の側壁部280とケースカバー216の側壁部290とが接触した状
態になる。
この状態で、図18に示すように、基板ケース214の嵌入孔284にスライド防止部
材250が挿入され、スライド防止部材250の第1爪部256が支持片282に載せら
れた状態になる。これにより、スライド防止部材250が支持片282により支持される
。このように、ピン部材218は、ケースカバー216側から第2挿入孔226に挿入さ
れる。一方、スライド防止部材250は、基板ケース214側から嵌入孔284に挿入さ
れる。つまり、ピン部材218とスライド防止部材250とは、相互に反対方向から挿入
される。
ここで、スライド防止部材250が支持片282に支持された状態では、基板ケース2
14の側壁部280とスライド防止部材250の第2爪部260及び第3爪部264との
間に生じた空間部に、ケースカバー216の側壁部290が位置するとともに、ケースカ
バー216の側壁部290と基板ケース214の側壁部280とが接触し、ケースカバー
216の側壁部290とスライド防止部材250の第2爪部260及び第3爪部264と
の間に、わずかな隙間が形成されている。
また同時に、図19に示すように、スライド防止部材250の第1爪部256は、嵌入
孔284のスライド方向一方側の内側面284A側に位置した状態になる。第2爪部26
0は、嵌入孔284のスライド方向右側の内側面284B側に位置した状態になり、第3
爪部264は、嵌入孔284のスライド方向左側の内側面284C側に位置した状態にな
る。
このように、図18に示すように、スライド防止部材250が嵌入孔284に挿入され
て支持片282で支持された状態では、基板ケース214又はケースカバー216の一方
を他方にスライドさせて基板ケース214とケースカバー216とを離間させようとする
と、ケースカバー216の側壁部290がスライド防止部材250の第2爪部260及び
第3爪部264に接触し、ケースカバー216の側壁部290から第2爪部260及び第
3爪部264に対して所定の押圧力が作用する。
スライド防止部材250の第2爪部260及び第3爪部264に対してケースカバー2
16の側壁部290から所定の押圧力が作用すると、その押圧力は第2爪部260及び第
3爪部264を介してスライド防止部材本体252に伝達される。押圧力がスライド防止
部材本体252に伝達すると、スライド防止部材250が押圧力の作用方向に移動しよう
とするが、スライド防止部材本体252のスライド方向一方側の外側面254が嵌入孔2
84の内側面286と接触して位置決めされているため、スライド防止部材250は移動
しない。この結果、スライド防止部材250が干渉(邪魔)して、基板ケース214又は
ケースカバー216の一方の他方に対するスライドが阻止される。
ここで、基板ケース214又はケースカバー216に大きな力を作用させて、一方を他
方に対してスライドさせようとすると、スライド防止部材250の第2爪部260と第3
爪部264に大きな押圧力が作用する。この結果、図12及び図13に示すように、低強
度に設定された第2爪部260の応力集中部260Bと第3爪部264の応力集中部26
4Bとが破損することになり、不正行為が行われたことを容易に発見することができる。
また、図19に示すように、スライド防止部材250を嵌入孔284から取り出そうと
すると、第1爪部256が嵌入孔284のスライド方向一方側の内側面286又はその近
傍に引っ掛かり、また、第2爪部260が嵌入孔284の右側の内側面284又はその近
傍に引っ掛かり、さらに、第3爪部264が嵌入孔284の左側の内側面284C又はそ
の近傍に引っ掛かる。これにより、スライド防止部材250の取り出しを防止することが
できる。そして、スライド防止部材250をさらに大きな力で強引に取り出そうとすると
、第1爪部256、第2爪部260、第3爪部264の全部又はいずれか(特に、応力集
中部260B、264B)が破損する。これにより、スライド防止部材250を取り出そ
うとした不正行為を容易に発見することができる。
さらに、スライド防止部材250、基板ケース214及びケースカバー216と同様に
、無色透明の樹脂で構成されているため、スライド防止部材250が支持片282により
支持された状態では、スライド防止部材250が基板ケース214及びケースカバー21
6と同化して、外部からスライド防止部材250を発見することが困難になる。この結果
、スライド防止部材250に対する不正行為を未然に防止できる。
以上のように、図7に示すように、第1実施形態によれば、基板ケース214とケース
カバー216の接合状態が、ピン部材218とスライド防止部材250の異なる2つの部
材で維持されているため、たとえ、ピン部材218が取り外された場合でも、基板ケース
214とケースカバー216とを離間(開封)させて内部の主制御基板102を取り出す
ことができない。これにより、2つの施錠部材で、主制御基板102の不正行為を防止す
ることができる。
また、ピン部材218を取り外すときの方法と、スライド防止部材250を取り外すと
きの方法が異なり、ピン部材218を取り外すときと同様の工具(手段)で、スライド防
止部材250を取り外すことができないため、不正行為防止機能を向上させることができ
る。
さらに、主制御基板ケースセット210が遊技盤26の裏面に取り付けられた状態で、
ピン部材218が遊技者(遊技盤26)側を向いている場合には、スライド防止部材25
0が遊技者側と反対側に向いて露出していることになる。このため、遊技者側からスライ
ド防止部材250にアクセスすることができなくなり、スライド防止部材250を取り出
すことが不可能になる。一方、主制御基板ケースセット210が遊技盤26の裏面に取り
付けられた状態で、スライド防止部材250が遊技者(遊技盤26)側を向いている場合
には、ピン部材218が遊技者側と反対側に向いて露出していることになる。このため、
遊技者側からピン部材218にアクセスすることができなくなり、ピン部材218を取り
出すことが不可能になる。このように、ピン部材218とスライド防止部材250とが相
互に反対方向に露出しており、一方が常に遊技者側と反対側を向いているため、2つの部
材を取り出すことができなくなる。この結果、内部に収容されている主制御基板102を
取り出すことが不可能になり、不正行為を防止できる。
また、ピン部材218、スライド防止部材250、基板ケース214又はケースカバー
216を破損(破壊)させて、内部の主制御基板102を取り出し不正行為を施した場合
には、当然ながら、不正行為の痕跡が残るため、不正行為の事実を容易に発見することが
できる。
なお、上記各実施形態では、基板ケース214に第1係合部が設けられ、ケースカバー
216に第2係合部が設けられた構成を示したが、例えば、基板ケース214に第2係合
部が設けられ、ケースカバー216に第1係合部が設けられた構成でもよい。この構成で
は、スライド防止部材250は、ケースカバー216に形成された嵌入孔に挿入される(
ケースカバー216側からの挿入)。また、このとき、基板ケース214の第1フランジ
部220の第1挿入孔を貫通孔にして、ピン部材218は、基板ケース214の第1挿入
孔の開口部から挿入(圧入)されていくことが好ましい(基板ケース214側からの挿入
)。
また、上記各実施形態では、本発明を、主制御基板102を収容する主制御基板ケース
セット210に適用した構成を例に挙げて説明したが、この構成に限られるものではなく
、サブ制御基板ケースセット212、払出制御基板ケースセット202、発射制御基板ケ
ースセット204及び電源基板ケースセット208など、他の遊技に関連する基板を収容
するケースにも容易に適用することができる。
10 パチンコ機(遊技機)
102 主制御基板(遊技制御基板)
210 主制御基板ケースセット(遊技制御基板収容部材)
214 基板ケース(収容部材本体)
216 ケースカバー(収容部材蓋体)
218 ピン部材(固着部材)
220 第1フランジ部(第1鍔部材)
222 第1挿入孔(第1孔部)
224 第2フランジ部(第2鍔部材)
226 第2挿入孔(第2孔部)
250 スライド防止部材(係合部材)
256 第1爪部(爪部)
260 第2爪部(爪部)
264 第3爪部(爪部)
282 支持片(支持部)
284 嵌入孔
286 第1位置決め端部(第1位置決め部)
290 側壁部(第2位置決め部)

Claims (1)

  1. 遊技を制御する遊技制御基板と、前記遊技制御基板を収容するための遊技制御基板収容
    部材と、を備えた遊技機であって、
    前記遊技制御基板収容部材は、
    前記遊技制御基板を保持する収容部材本体と、
    前記収容部材本体に設けられ第1孔部を備えた第1鍔部材と、
    前記収容部材本体と接合して前記収容部材本体との間で前記遊技制御基板を囲むように
    覆う収容部材蓋体と、
    前記収容部材蓋体に設けられ前記収容部材本体又は前記収容部材蓋体の一方が他方に対
    して所定の方向に沿ってスライドして接合された状態で前記第1孔部と連通する第2孔部
    を備えた第2鍔部材と、
    相互に連通した前記第1孔部と前記第2孔部に挿入されて前記収容部材本体と前記収容
    部材蓋体との接合状態を維持する固着部材と、
    前記第1孔部と前記第2孔部とが連通した状態の前記収容部材本体及び前記収容部材蓋
    体に係合して前記収容部材本体又は前記収容部材蓋体の一方の他方に対するスライドを防
    止する係合部材と、
    を有し、
    前記収容部材本体又は前記収容部材蓋体の一方には、前記係合部材が挿入される嵌入孔
    と、前記嵌入孔に挿入された前記係合部材を支持する支持部と、前記支持部に支持された
    前記係合部材を前記収容部材本体又は前記収容部材蓋体のスライド方向一方側に位置決め
    する第1位置決め部と、が形成され、
    前記収容部材本体又は前記収容部材蓋体の他方には、前記支持部に支持された前記係合
    部材を前記収容部材本体又は前記収容部材蓋体のスライド方向他方側に位置決めする第2
    位置決め部が形成され、
    前記係合部材は、前記第1位置決め部及び前記第2位置決め部により前記収容部材本体
    又は前記収容部材蓋体のスライド方向両側から位置決めされることにより、前記収容部材
    本体又は前記収容部材蓋体の一方の他方に対するスライドを防止するとともに、前記収容
    部材本体と前記収容部材蓋体とが接合した状態の前記収容部材本体又は前記収容部材蓋体
    の他方側から一方側に向かって前記嵌入孔に挿入され、
    前記固着部材は、前記収容部材本体と前記収容部材蓋体とが接合した状態の前記収容部
    材本体又は前記収容部材蓋体の一方側から他方側に向かって前記第1孔部及び前記第2孔
    部に挿入されることを特徴とする遊技機。
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