JPH1085407A - 遊技機のled表示器 - Google Patents

遊技機のled表示器

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Publication number
JPH1085407A
JPH1085407A JP8263503A JP26350396A JPH1085407A JP H1085407 A JPH1085407 A JP H1085407A JP 8263503 A JP8263503 A JP 8263503A JP 26350396 A JP26350396 A JP 26350396A JP H1085407 A JPH1085407 A JP H1085407A
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JP
Japan
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display
symbol
led
leds
display units
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Application number
JP8263503A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Keiko Yoshida
恵子 吉田
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Sankyo Co Ltd
Adtec Corp
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Adtec Corp
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Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd, Adtec Corp filed Critical Sankyo Co Ltd
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Publication of JPH1085407A publication Critical patent/JPH1085407A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隙間なく並設された複数の表示ユニットによ
って1つのLED表示器を構成すると共に、各表示ユニ
ット間にわたる情報表示を可能にすることで、汎用性に
優れた遊技機のLED表示器を提供することにある。 【解決手段】 複数のLED62をマトリックス状に取
り付けた区画ケース64と、複数のLED62と個々に
対応する複数の凸レンズ部66aをマトリックス状に並
設した平板形状をなして区画ケース64の前方に取り付
けられるレンズカバー体66と、から表示ユニット60
(60a〜60d)を構成し、これら表示ユニット60
a〜60dを並設して1つのLED表示器33を構成す
る。これにより、表示ユニットの並設方法に応じた様々
なLED表示器を構成することができ、ひいては汎用性
に優れたLED表示器の提供を可能にすると共に、その
製造コストの低減が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マトリックス状に
配された複数のLEDを発光制御することで所定の情報
表示を行う遊技機のLED表示器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機としてのパチンコ遊技機に
は、特開平7−51450号公報に開示されているよう
に、LED表示器によって文字や図柄等の情報表示を行
うものが提案されていた。このLED表示器120(以
下、これを先行技術という)は、図24(A)に示すよ
うに、複数のLED121aをマトリックス状に配設し
たプリント基板121と、複数のLED121aと個々
に対応する複数の区画開口部122aを並設してプリン
ト基板121を内部に取り付ける区画ケース122と、
該区画ケース122の前面に貼付される拡散シート12
3と、複数の区画開口部122a(複数のLED121
a)と個々に対応する凸レンズ部124aを並設して拡
散シート65の前面に取り付けられるレンズカバー体1
24と、から構成され、所望のLED121aを発光
(点灯乃至点滅)させることで所定の情報表示を行うよ
うになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した先
行技術では、レンズカバー体124の外周端に形成され
た取付片部124bを区画ケース122の外周端に係合
させることで、レンズカバー体124を区画ケース12
2に取り付けていた。このため、図24(B)に示すよ
うに、複数のLED表示器120…を並設した場合に
は、隣接する2つのLED表示器120・120におけ
る各凸レンズ部124a間の中心間隔L4が、1つのL
ED表示器120における各凸レンズ部124a間の中
心間隔L3よりも大きくなっていた。言い換えれば、隣
接する2つのLED表示器120・120の間に取付片
部124b(隙間)が介在していた。従って、先行技術
では、複数のLED表示器120…を並設して用いた場
合でも、LED表示器120…の間に隙間が存在するた
め、LED表示器120毎で1つの表示情報しか表示さ
せることができず、複数のLED表示器120…間にわ
たる情報表示が行えなかった。本発明は、上記した事情
に鑑みなされたもので、その目的とするところは、隙間
なく並設された複数の表示ユニットによって1つのLE
D表示器を構成すると共に、各表示ユニット間にわたる
情報表示を可能にすることで、汎用性に優れた遊技機の
LED表示器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1が採用した解決手段は、図2に示す
ように、マトリックス状に配された複数のLED62を
発光制御することで所定の情報表示を行う遊技機のLE
D表示器33において、前記複数のLED62をマトリ
ックス状に取り付けると共に、この取り付け状態で各L
ED62からの発光を個々に区画する区画取付部材(区
画ケース64)と、前記複数のLED62と個々に対応
する複数の凸レンズ部66aをマトリックス状に並設す
ると共に区画ケース64の外形に対応した大きさの平板
形状をなして、前記区画ケース64の前方に取り付けら
れるレンズカバー体66と、から表示ユニット60(6
0a〜60d)を構成し、該表示ユニット60a〜60
dを複数並設して1つの表示領域を形成し、各表示ユニ
ット60a〜60d間にわたる情報表示を可能にしたこ
とを特徴とする。このように構成することにより、表示
ユニットを任意の数だけ並設して所望の大きさの表示領
域を隙間なく形成することができる。このため、表示ユ
ニットの並設方法に応じた様々なLED表示器を構成す
ることができ、ひいては汎用性に優れたLED表示器の
提供を可能にすると共に、その製造コストの低減を招来
することができる。
【0005】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項2が採用した解決手段は、図23に示すように、
マトリックス状に配された複数のLEDを発光制御する
ことで所定の情報表示を行う遊技機のLED表示器11
0において、前記複数のLEDをマトリックス状に取り
付けると共に、この取り付け状態で各LEDからの発光
を個々に区画する区画取付部材(区画ケース64)から
表示ユニット60a′〜60d′を構成し、該表示ユニ
ット60a′〜60d′を複数並設した前方に、各表示
ユニット60a′〜60d′に取り付けられた複数のL
EDと個々に対応する複数の凸レンズ部113をマトリ
ックス状に並設したレンズカバー体(大型レンズカバー
体112)を取り付け、各表示ユニット60a′〜60
d′間にわたる情報表示を可能にしたことを特徴とす
る。このように構成することにより、前記請求項1記載
の構成と同様に、汎用性に優れたLED表示器を低コス
トで提供することができる。また、請求項2記載の構成
では、並設した複数の表示ユニットの前方を一体的にレ
ンズカバー体で覆う構成となっている。このため、複数
の表示ユニットから1つの表示領域を形成する構成にお
いて、完全に表示領域を一体化することができるので、
表示情報をより一層きれいに表示することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。先ず、図1を参照して実施形
態に係る弾球遊技機(図示ではパチンコ遊技機)の遊技
盤1の構成について説明する。図1は、遊技盤1を示す
正面図である。図1において、遊技盤1の表面には、発
射された打玉を誘導するための誘導レール2がほぼ円状
に植立され、該誘導レール2で区画された領域が遊技領
域3を構成している。遊技領域3のほぼ中央には、左・
中・右の各特別図柄表示部33a〜33cで識別情報
(以下、特別図柄という)の可変表示(以下、変動とも
いう)を可能にする特別可変表示装置30が配置されて
いる。なお、特別可変表示装置30の詳細な構成につい
ては後に詳述するものである。
【0007】特別可変表示装置30の下方には、普通可
変入賞球装置5及び特別可変入賞球装置9等の各種構成
部材を遊技盤1に取り付けるための取付基板4が設けら
れている。取付基板4の中央上端部には、特別図柄の変
動を許容する始動機能を有する普通可変入賞球装置5が
配置されている。この普通可変入賞球装置5は、ソレノ
イド6によって垂直(通常開放)位置と傾動(拡大開
放)位置との間で可動制御される一対の可動翼片7a・
7bを有して、いわゆるチューリップ型役物として構成
され、その普通可変入賞球装置5には入賞した打玉を検
出する始動玉検出器8が設けられている。なお、可動翼
片7a・7bが垂直(通常開放)位置のときも普通可変
入賞球装置5に入賞可能になっている。また、普通可変
入賞球装置5への入賞に基づく特別図柄の変動は、変動
中を除いて所定回数(本実施形態では、4回)記憶さ
れ、その旨が後述の特別図柄記憶表示LED36によっ
て表示されるようになっている。
【0008】前記取付基板4の中央部には、ソレノイド
10によって入賞領域を開閉制御する開閉板11を備え
た特別可変入賞球装置9が配置されている。特別可変入
賞球装置9の入賞領域内の左端部には、入賞玉の検出に
より開閉板11を再度開成(後述する継続権の成立)さ
せることができる特定玉検出器12が配置されている。
また、入賞領域内のほぼ中央部には、入賞玉数を検出す
るために入賞玉検出器13も設けられている。特別可変
入賞球装置9の下方には、遊技盤1の前方側に突出した
突出部材14が設けられている。突出部材14の左側部
には、打玉を通過させる通過穴14aが穿設されてお
り、該通過穴14a内には、打玉の通過検出に伴って後
述する普通図柄表示器34の変動を許容する通過玉検出
器15が設けられている。なお、普通図柄表示器34
は、普通図柄が当り図柄となったときに、普通可変入賞
球装置5の可動翼片7a・7bを所定時間が経過するま
で開放制御するものであるが、確率変動(大当り判定確
率を通常時と異なる確率に変更した遊技状態)が生じた
ときには、開放時間が長くなるように設定されている。
また、普通図柄の変動は、変動中を除いて所定回数(本
実施形態では、4回)記憶され、その旨が後述する普通
図柄記憶表示LED35によって表示されるようになっ
ており、その変動時間は、確率変動時では通常時に比べ
て短縮されるようになっている。取付基板4の左右両端
部には、それぞれ飾りLED16を備えた入賞口17が
設けられており、また、特別可変入賞球装置9の入賞領
域内壁には、継続権の成立を報知する特定玉入賞表示L
ED18が設けられている。
【0009】しかして、上記のように構成される特別可
変入賞球装置9は、以下のように作動する。即ち、打玉
が普通可変入賞球装置5に入賞して始動玉検出器8をO
Nさせると、特別可変表示装置30が変動を開始し、一
定時間が経過すると、例えば左・右・中の順で特別図柄
が確定され、その確定された図柄の組み合せが所定の大
当り組合せ(同一図形のゾロ目)となったときに特定遊
技状態となる。そして、この特定遊技状態においては、
特別可変入賞球装置9の開閉板11が所定期間(例え
ば、29.5秒)あるいは所定個数(例えば、10個)
の入賞玉が発生するまで開放(開放サイクル)するよう
に設定され、その開放している間遊技盤1の表面を落下
する打玉を受け止めるようになっている。そして、受け
止められた打玉が特定玉検出器12をONすると、再度
上記した開放サイクルを繰り返し、特定玉検出器12が
ONする毎に継続権が成立して開放サイクルを最高16
回繰り返すことができるようになっている。
【0010】また、遊技領域3を含む遊技盤1の表面に
は、上記した構成以外にも、飾りランプ19・20、風
車ランプ21aを内蔵した風車21、袖ランプ22aを
内蔵した入賞口22、サイドランプ23aを内蔵したサ
イドランプ飾り23、アウト口24、バック玉防止部材
25等が設けられている。また、パチンコ弾球遊技機に
は、特定遊技状態時あるいは変動時に点灯又は点滅して
その旨を報知する遊技効果ランプ及び遊技効果LEDが
設けられると共に効果音を発生するスピーカ26(図3
に符号のみ記載)が設けられている。
【0011】次に、本実施形態の要部を構成する特別可
変表示装置30の構成について説明する。特別可変表示
装置30は、前記遊技盤1の表面に取り付けられる取付
基板31を有し、該取付基板31には、長方形状の窓枠
部32が形成されている。そして、この窓枠部32の後
方には、左・中・右の各特別図柄を個々に可変表示し得
る特別図柄表示部33a〜33cを有するLED表示器
33が臨設されている。窓枠部32の上方には、普通図
柄表示器34、普通図柄記憶表示LED35、特別図柄
記憶表示LED36、及び飾りLED37が設けられ、
窓枠部32の左右側方には、各飾りLED38・39が
設けられている。一方、窓枠部32の下方には、各飾り
LED40・41が設けられている。
【0012】上記したLED表示器33は、図2に示す
ように、左上・左下・右上・右下の4つの表示ユニット
60a〜60dと、該表示ユニット60a〜60dを並
列状態に取り付ける大型プリント基板70と、を備えて
いる。なお、表示ユニット60a〜60dは、それぞれ
同一の部材から構成されている。このため、以下の説明
では、表示ユニット60a〜60dを表示ユニット60
と総称して説明を行う。表示ユニット60は、直方体形
状をなすプリント基板61と、該プリント基板61を内
部に取り付ける区画ケース64と、該区画ケース64の
前面に貼付される拡散シート65と、該拡散シート65
の前面に取り付けられるレンズカバー体66と、から構
成されている。
【0013】プリント基板61の前面には、図3に示す
ように、赤色及び緑色の一対のLED62a・62bが
マトリックス状に並設されており、各LED62a・6
2b(以下、一対のLED62a・62bをLED62
という)に表示制御信号を送るための接続ピン63a・
63bがプリント基板61を挿通して該基板61の後方
に突出されている。区画ケース64の前面側には、プリ
ント基板61側の複数のLED62と個々に対応する複
数の区画開口部64aが格子状に区画形成されている。
この区画開口部64aの周壁は、前方に向かって拡大開
放するテーパー形状をなしている。レンズカバー体66
は、区画ケース64に形成された複数の区画開口部64
aと個々に対応する凸レンズ部66aをマトリックス状
に並設した平板形状をなしている。並設された複数の凸
レンズ部66aは、それぞれ球状凸レンズを正方形状の
筒に入れてそぎ落としたような形状をなしており、個々
の凸レンズ部66aは、正面視で正方形状となってい
る。また、レンズカバー体66の前面、言い換えると並
設された複数の凸レンズ部66aの各前面は、若干の突
出を残してそぎ落としたような平坦面(平面レンズ)形
状となっている。
【0014】そして、複数のLED62を複数の区画開
口部64aに個々に臨ませるようにしてプリント基板6
1が区画ケース64内に配され、この状態でプリント基
板61の後面側が封印樹脂67で封印される。また、プ
リント基板61を内部に取り付けた区画ケース64の前
面には拡散シート65が貼付され、その前面には、複数
の凸レンズ部66aを複数の区画開口部64a(複数の
LED62)と個々に対応させた状態で、レンズカバー
体66が透明接着剤68を介して取り付けられる。これ
により、マトリックス状に配された複数のLED62を
個々に区画すると共に、その区画毎に凸レンズ部66a
を対応させて配した表示ユニット60が組み付け形成さ
れる。
【0015】次に、上記した表示ユニット60(60a
〜60d)と大型プリント基板70とによるLED表示
器33の組み付け形成について説明する。LED表示器
33は、大型プリント基板70の前面に表示ユニット6
0a〜60dを左上・左下・右上・右下の並列状態で組
み付けることで形成されており、表示ユニット60a〜
60dを構成する各接続ピン63a・63bは、大型プ
リント基板70に実装されている。これによって、マト
リックス状に並設されたLED62と後述する図柄表示
回路47との電気的接続が大型プリント基板70を介し
て行われるようになっている。また、この組み付けにお
いて、隣接する各表示ユニット60a〜60dは、相互
間で端部が当接した状態となっている。このため、隣接
する2つの表示ユニット(図3中には、隣接する表示ユ
ニット60a・60bを例示)における各凸レンズ部6
6a間の中心間隔L2は、1つの表示ユニット(図3中
には、表示ユニット60aを例示)における各凸レンズ
部66a間の中心間隔L1と同一に設定されており(L
2=L1)、LED表示器33全体の表示領域は、規律
正しく並列した複数の凸レンズ部66aによって構成さ
れている。なお、大型プリント基板70の端部には、L
ED表示器33を前記窓枠部32にビス止めするための
取付部71が形成されている。
【0016】しかして、上記したLED表示器33は、
図柄表示回路47からの表示制御信号に基づいて所望の
LED62を発光(点灯乃至点滅)させることで、前記
特別図柄等の所定の情報表示を行う。また、このような
LED62からの発光は、区画開口部64aによって個
々に区画され、凸レンズ部66aで拡大されて外部に放
出される。このため、隣り合う2つのLED62から同
時に光が発せられた場合には、凸レンズ部66aでの光
の拡大作用によって各LED62間の区画が消え、外部
からは連続した発光として視認できる。従って、遊技者
がLED表示器33の表示情報を見るときには、各LE
D62毎のドット状の発光としてではなく、連続した線
状の発光として見ることができるため、文字や図柄等の
表示情報を明瞭に視認することができる。なお、本実施
形態では、前述したように表示領域を構成する凸レンズ
部66aの前面を平面レンズ形状とすることで、凸レン
ズ部66aによる光の拡大作用を向上して、遊技者側か
らの表示領域の視野角を増大している。また、本実施形
態のLED表示器33は、表示情報のドットを構成する
各区画内にそれぞれ2色のLED(本実施形態では、赤
色と緑色)を配置している。このため、1区画内のLE
D62のうち赤色LED62aのみを発光制御したとき
にはその区画部分を赤色表示し、緑色LED62bのみ
を発光制御したときにはその区画部分を緑色表示し、赤
色及び緑色の各LED62a・62bを同時に発光制御
したときにはその区画部分を橙色表示して、表示情報の
3色表示を可能にしている。
【0017】以上、特別可変表示装置30を含むパチン
コ遊技機の遊技盤1の構成について説明してきたが、そ
れらの遊技装置は、図4及び図5に示す遊技制御回路に
よって制御される。図4及び図5は、遊技制御回路をブ
ロック構成で示す回路図であり、MPU42aと、図示
しないROM、RAM、及び入出力回路と、を含む基本
回路42によって制御されている。しかして、基本回路
42は、入力回路43を介して始動玉検出器8、特定玉
検出器12、入賞玉検出器13、及び通過玉検出器15
からの検出信号が入力され、アドレスデコード回路44
から基本回路42にチップセレクト信号が与えられる。
また、電源投入時に初期リセット回路45から基本回路
42にリセット信号が与えられ、所定時間毎に定期リセ
ット回路46から基本回路42に定期リセット信号が与
えられる。
【0018】一方、基本回路42からは、以下の装置及
び回路に制御信号が与えられる。即ち、図柄表示回路4
7を介してLED表示器33(図4中には、図柄表示装
置と記載)に表示制御信号が与えられ、LED回路48
を介して普通図柄表示器34、特別図柄記憶表示LED
36、普通図柄記憶表示LED35、特定玉入賞表示L
ED18、及び各飾りLED16・37〜41に表示駆
動信号が与えられ、ソレノイド回路49を介して各ソレ
ノイド6・10に駆動信号が与えられ、ランプ回路50
を介して風車ランプ21a、袖ランプ22a、及びサイ
ドランプ23aに表示制御信号が与えられ、音声合成回
路51及び音量増幅回路52を介してスピーカ26に音
声信号が与えられる。なお、ランプ回路50からは各種
のランプ制御データが出力されることで、上記した構成
部材以外のランプを表示制御するようになっている。さ
らに、基本回路42は、情報出力回路53を介して外部
(ホールコンピュータや呼び出しランプ等)に有効始動
情報、大当り情報、及び確率変動情報を出力し、賞球個
数信号出力回路54を介して外部に各種の賞球個数信号
を出力している。また、上記した装置や回路には、電源
回路55から各種の電圧を有する電力が供給されてい
る。
【0019】ところで、上記基本回路42から図柄表示
回路47を介してLED表示器33に送信される表示制
御信号は、基本回路42内のMPU42aからLED表
示器33内のMPU80(図4参照)に送信される。ま
た、LED表示器33の回路構成は、図6に示す通りで
ある。具体的には、表示ユニット60a〜60d毎に、
赤色LED62a用の16ビットシフトラッチ定電流ド
ライバー回路81a〜81dと、緑色LED62b用の
16ビットシフトラッチ定電流ドライバー回路82a〜
82dと、が設けられている。ドライバー回路81a〜
81d・82a〜82dには、それぞれ8つの接続端子
が設けられている。この接続端子は、直流電源入力用の
端子VDDと、シリアル信号出力用の端子S−OUT
と、シリアル信号入力用のS−INと、クロック信号
(一定周期のパルス信号)入力用の端子CLKと、ラッ
チ信号(16ビット1サイクル毎に出力される信号)出
力用の端子LATCHと、イネーブル信号(ICの出力
タイミング信号)入力用の端子ENEと、出力調整抵抗
接続用の端子R−EXTと、グランド接続用の端子GN
D、である。なお、ドライバー回路81a〜81dの各
端子R−EXT・GND間には、出力調整抵抗R1が接
続して設けられ、ドライバー回路82a〜82dの各端
子R−EXT・GND間には、出力調整抵抗R2が接続
して設けられている。そして、表示ユニット60a〜6
0d及びドライバー回路81a〜81d・82a〜82
dは、それぞれ信号入力用コネクター83とコモン用コ
ネクター84とを個々に介してMPU80に接続されて
いる。
【0020】次に、前記特別可変表示装置30が表示す
る特別図柄について図7乃至図15に示す説明図及びタ
イムチャート等を参照して説明する。先ず、LED表示
器33の特別図柄表示部33a〜33cに表示される左
・中・右の各特別図柄は、図7に示すように、それぞれ
「0〜9・F・X・G・P・R」順の15種類から構成
されており、これら左・中・右の各図柄には、WCRN
L・C・Rの各ランダム数が対応して設けられてい
る。大当り図柄の組合せは、左・中・右の各図柄が同一
図柄にて揃った組合せであり、この組合せはWCRND
Lの抽出値に基づいて決定される。また、大当り図柄
のうち「1・3・5・7・9」のいずれかの確変図柄で
揃った大当り図柄は、前述した特定遊技状態の発生に加
えて確率変動(以下、これを確変ともいう)を発生する
ようになっている。なお、以下の説明では、確変図柄以
外の特別図柄を通常図柄という。
【0021】次に、特別図柄の変動動作について説明す
る。特別図柄の変動動作には、図8(A)に示すような
5種類のランダム数が使用されている。これらのランダ
ム数は、大当り決定用のWCRND1と、左図柄表示用
であり且つ大当り表示用のWCRND_Lと、中図柄表
示用のWCRND_Cと、右図柄表示用のWCRND_
Rと、リーチ動作指定用のWCRND_ACTと、から
構成されている。WCRND1は、「0〜224」の2
25通りの数値が0.002秒毎に1ずつ加算されるこ
とで刻々と変化するものである。WCRND_Lは、
「0〜14」の15通りの数値が0.002秒毎に1ず
つ加算されることで刻々と変化するものである。WCR
ND_Cは、「0〜14」の15通りの数値が割り込み
処理の余り時間に1ずつ加算されることで刻々と変化す
るものである。WCRND_Rは、「0〜14」の15
通りの数値がWCRND Cの桁上げ時に1ずつ加算さ
れることで刻々と変化するものである。WCRND_A
CTは、「0〜99」の100通りの数値が割り込み処
理の余り時間に1ずつ加算されることで刻々と変化する
ものである。
【0022】そして、図8(B)に示すように、WCR
ND1から抽出された値が「3」であり大当りと判定さ
れると、WCRND_L(0〜14)のデータにより大
当りとなる図柄が決定され、この大当り図柄が特別可変
表示装置30の各特別図柄表示部33a〜33cに表示
される。一方、WCRND1で「3」以外の値が抽出さ
れて外れと判定されると、WCRND_L・C・Rから
の各抽出値に対応する図柄が外れ図柄として特別可変表
示装置30の各特別図柄表示部33a〜33cに表示さ
れる。なお、WCRND_L・C・Rからの各抽出値が
偶然にも大当り図柄と一致した場合には、WCRND_
Rのデータに「1」を加算して外れ図柄にして表示す
る。また、確率変動時(高確率時)には、WCRND1
の「3・67・173・251・331」の値が大当り
決定用の乱数となる。
【0023】特別図柄の具体的な変動は図11及び図1
2のタイムチャートに示すようになっている。なお、左
・中・右の各図柄の変動は、図9(A)の一覧表図に示
すパターンに基づいて行われる。変動パターンAは、一
定の速度で変動(16.7msに1図柄変動)するパタ
ーンであり、変動パターンBは、除々に減速して停止
(3図柄変動)するパターンであり、変動パターンC
は、除々に減速するパターンであり、変動パターンD
は、低速の一定速度で変動(333.3msに1図柄変
動、1周期が5.000秒)するパターンであり、変動
パターンEは、除々に減速して停止(1図柄変動)する
パターンである。また、図11及び図12の各タイムチ
ャート中に記載の条件1〜3、及び※1〜3は、図9
(B)及び図10の各一覧表図に示すものである。な
お、※3の一覧表図は、ハズレ時及び大当り時毎にリー
チ種類を決定するための各条件1〜3とWCRND_A
CTの抽出値との振り分け表図である。
【0024】先ず、図11において、普通可変入賞球装
置5に打玉が入賞し始動玉検出器8が始動信号を導出す
ると、その始動信号の立ち上がり時に、WCRND1か
ら数値を抽出してこれを格納する。なお、このようなW
CRND1からの数値の抽出及び格納は、始動記憶とな
る場合でもこれと同一時期に行われる(※1参照)。そ
の後、始動信号の立ち上がりより0.002秒後には、
WCRND_L・C・Rから数値を抽出すると共に、格
納したWCRND1の読み出し及び判定を行う。なお、
このとき、リーチとなる場合は、WCRND_ACTか
ら数値を抽出する。そして、始動信号の立ち上がりより
0.004秒後に、左・中・右の全図柄を変動パターン
Aにて変動させる。その後、左図柄は、6.260秒間
変動パターンAにて変動された後、0.420秒間変動
パターンBにて変動されて停止表示される。また、右図
柄は、6.680秒間変動パターンAにて変動された
後、0.420秒間変動パターンBにて変動されて停止
表示される。なお、このような左・右の各図柄の変動パ
ターンAにおいて、※2のとき、即ち始動口入賞による
記憶が3以上ある場合には、変動時間がそれぞれ4.7
60秒及び5.180秒に短縮される。
【0025】一方、中図柄は、リーチ以外のとき、7.
100秒間変動パターンAにて変動された後、0.85
0秒間変動パターンBにて変動されて停止表示される。
また、リーチ1での中図柄は、図12に示すように、変
動パターンAでの7.100秒間の変動の後に、0.4
20秒間の変動パターンC及び5.664〜10.34
0秒間の変動パターンDにて変動され、その後1.18
4秒間変動パターンEにて変動された後に停止表示され
る。リーチ2での中図柄は、変動パターンAでの7.1
00秒間の変動の後に、0.420秒間の変動パターン
C及び10.340秒間の変動パターンDにて変動され
て一旦停止される。また、この一旦停止以降は、後で詳
述する中図柄の拡大表示及びカニキャラクター87の表
示を行う。その後、拡大表示された中図柄は、0.40
0秒間の停止と0.200秒間の変動とを0.600〜
9.000秒の間交互に繰り返した後に停止表示され
る。リーチ3での中図柄は、変動パターンAでの7.1
00秒間の変動の後に、0.420秒間の変動パターン
C及び10.340秒間の変動パターンDにて変動さ
れ、その後0.400秒間一旦停止された後に再度変動
パターンAにて0.167〜2.505秒間変動されて
停止表示される。なお、このようなリーチ以外及び各リ
ーチ1〜3での中図柄の変動パターンAにおいて、※2
のときは変動時間が5.690秒に短縮される。また、
各リーチ1〜3の選択決定は、※3の一覧表図に基づい
てハズレ時及び大当り時毎に行われる。
【0026】次に、LED表示器33による特別図柄の
具体的な表示画像について図13及び図14を参照して
説明する。LED表示器33は、前述した4つの表示ユ
ニット60a〜60dの前面を1つの表示領域とすると
共に、これを左・中・右の特別図柄表示部33a〜33
bに3等分して特別図柄を可変表示する。具体的に、特
別図柄表示部33a〜33cで表示する特別図柄のうち
通常図柄(「1・3・5・7・9」以外の図柄)は、図
13(A)に示すように、緑色の図柄基部85aと、該
図柄基部85aに奥行きを持たせるための赤色の図柄影
部85bと、から構成される。一方、大当り図柄の導出
によって特別の遊技価値(確率変動)を付与し得る確変
図柄(「1・3・5・7・9」の図柄)は、図13
(B)に示すように、赤色の図柄基部86aと、該図柄
基部86aに奥行きを持たせるための緑色の図柄影部8
6bと、から構成される。このように、LED表示器3
3は、特別図柄の種類に応じて図柄色を異ならせて表示
することで、図柄の持つ価値(本実施形態では、確率変
動の有無)を視覚的に判別し易くしている。また、前述
したリーチ2を行う場合には、図14(A)に示すよう
に、中央の特別図柄表示部33bの表示領域を通常時に
比べて拡幅して中図柄を拡大表示すると共に、左右の特
別図柄表示部33a・33cの表示領域を通常時に比べ
て縮幅して左右の図柄を縮小表示する。このとき、表示
領域の左下部分には、橙色のカニキャラクター87を表
示しているが、このキャラクター87はリーチ2の変動
表示時、左右に往復移動している。これにより、比較的
大当りになり易い、言い換えると大当り期待度の高いリ
ーチ2の変動を視覚的に強調及び装飾している。また、
確率変動中に図柄変動を行う場合には、図14(B)に
示すように、確変図柄及び通常図柄に拘らず全ての特別
図柄を橙色表示88して、確率変動中である旨を遊技者
に視覚的に報知する。なお、上記したキャラクター87
の左右移動表示や中図柄の拡大表示等は、複数の表示ユ
ニット60a〜60d間に亘った表示となっているが、
これは前述したL2=L1の間隔設定を行うことで実現
可能となっている。
【0027】次に、特別可変表示装置30での大当り図
柄の導出に伴う特定遊技状態の発生動作を図15(A)
のタイムチャートに基づいて説明する。図15(A)に
おいて、最終停止図柄である中図柄の停止によって大当
り図柄が導出されると、その中図柄の停止から微少時間
(0.800秒)が経過した時点で大当りの確認判定が
行われる。そして、その所定時間(7.300秒)後に
特別可変入賞球装置9の開閉板11を開放すべくソレノ
イド10が所定時間(29.500秒)ONされる。開
閉板11の開放終了後の所定時間(2.000秒)は、
役物連続作動装置作動有効時間として設定され、その時
間内に特定玉検出器12がONすれば、継続権が成立す
るように制御される。
【0028】また、上記特別可変入賞球装置9の開放動
作を終了する時点で特別図柄の始動記憶がある場合に
は、図15(B)に示すように、特別可変入賞球装置9
の閉鎖から13.004秒後に図柄変動が開始される。
なお、この場合、特別可変入賞球装置9の閉鎖から1
3.002秒後に、格納したWCRND1の読み出し及
び判定を行う。一方、特別図柄の表示結果が外れとなっ
た後に特別図柄の始動記憶がある場合では、図15
(C)に示すように、中図柄の変動が停止して0.80
4秒が経過すると図柄の変動が開始される。なお、この
場合、中図柄の変動停止から0.802秒後に、格納し
たWCRND1の読み出し及び判定を行う。
【0029】次に、前記普通図柄表示器34が表示する
普通図柄について説明する。普通図柄は、図16(A)
に示すように、「0・2・4・6・8・F」の6種類で
あり、これらの普通図柄に対しては、図16(B)に示
すように、0.002秒毎に1ずつ加算される当り決定
用のWCRND2(3〜13)と、割り込み処理余り時
間に1ずつ加算される普通図柄表示用のWCRND_F
(0〜5)と、が設けられている。WCRND_F(0
〜5)の各ランダム数は、図17(A)に示すように
「0・2・4・6・8・F」の各普通図柄に対応して設
けられている。また、WCRND2(3〜13)からの
ランダム数の抽出において、図16(C)に示すよう
に、「3」の値が抽出されて当りと判定されると、普通
図柄表示器34にWCRND_Fデータの「5」に対応
する「F」の当り図柄を表示して普通可変入賞球装置5
を所定時間開放(入賞口の拡大)する。一方、WC
ND2で「3」以外の値が抽出されて外れと判定される
と、WCRND_Fデータの値を抽出し、この値に対応
する外れ図柄を普通図柄表示器34に表示する。なお、
WCRND2で外れと判定されたにも関わらずWCRN
D_Fで抽出された値が偶然にも当り図柄となる場合に
は、「0」の外れ図柄を選択してこれを普通図柄表示器
34に表示する。また、WCRND2の抽出に伴う当り
外れの判定は、図柄の当り確率が通常時のものであり、
確率変動時(高確率時)には、WCRND2の「3〜1
2」の値が当り決定用の乱数となる。
【0030】次に、普通図柄の変動動作について説明す
る。先ず、図18(A)において、通過玉検出器15
(同図中には、始動玉検出器と記載)がONすると、こ
れと同時にWCRND2及びWCRND_Fの抽出を行
いこれを格納する。その後、通過玉検出器15のONか
ら所定時間(0.002秒)が経過すると、格納したW
CRND2の読み出し及び判定を行い、その0.002
秒後に普通図柄の変動を開始する。そして、変動開始か
ら29.500秒後に変動を停止する。なお、確率変動
時には、普通図柄の変動時間が5.000秒に短縮され
る。そして、通常時(低確率時)において停止表示され
る普通図柄が当り図柄のときには、図18(B)に示す
ように、普通図柄が停止してから所定時間(0.500
秒)後に普通可変入賞球装置5を0.500秒間開放す
る。その後、通過記憶がある場合には、普通図柄の停止
から1.002秒後に、格納したWCRND2の読み出
し及び判定を行い、その0.002秒後に再度普通図柄
の変動を開始する。一方、確率変動時(高確率時)にお
いて停止表示される普通図柄が当り図柄のときには、図
18(C)に示すように、普通図柄が停止してから所定
時間(0.500秒)が経過すると普通可変入賞球装置
5を2.900秒間開放し、2.000秒のインターバ
ルを置いた後に再度2.900秒間開放する。その後、
通過記憶がある場合には、普通図柄の停止から8.30
2秒後に、格納したWCRND2の読み出し及び判定を
行い、その0.002秒後に再度普通図柄の変動を開始
する。一方、停止表示される普通図柄が外れ図柄となっ
た後に通過記憶がある場合には、図17(B)に示すよ
うに、普通図柄の停止から1.200秒後に格納したW
CRND2の読み出し及び判定を行い、その0.002
秒後に再度普通図柄の変動を開始する。
【0031】次に、特別図柄及び普通図柄の確率変動に
ついて説明する。図17(C)に示すように、特別可変
表示装置30(同図中には、条件装置の記載)に確変図
柄による大当り図柄が導出されて特定遊技状態となる
と、その後、無条件に確率変動が所定回数(同図では2
回)繰り返し行われる。この確率変動は、確変図柄での
特定遊技状態の終了を契機に大当り確率を高確率に変動
させた後、確変図柄以外での特定遊技状態の発生を契機
に通常時の確率に戻す。また、確率変動時に再度確変図
柄で大当り(図17(C)中に※と記載)した場合に
は、その時点から再度確率変動が所定回数(2回)繰り
返される。
【0032】以上のように、本実施形態に係るLED表
示器33は、複数のLED62をマトリックス状に取り
付けると共にこの取り付け状態で各LED62からの発
光を個々に区画する区画ケース64と、複数のLED6
2と個々に対応する複数の凸レンズ部66aをマトリッ
クス状に並設すると共に区画ケース64の外形に対応し
た大きさの平板形状をなして区画ケース64の前方に取
り付けられるレンズカバー体66と、から表示ユニット
60(60a〜60d)を構成している。そして、これ
ら表示ユニット60a〜60dを並設して1つの表示領
域を形成し、各表示ユニット60a〜60d間にわたる
情報表示を可能にしている。これにより、表示ユニット
を任意の数だけ並設(実施形態中では、4つの表示ユニ
ット60a〜60dを左上・左下・右上・右下に並設)
して所望の大きさの表示領域を隙間なく形成することが
できるため、表示ユニットの並設方法に応じた様々なL
ED表示器を構成することができ、ひいては汎用性に優
れたLED表示器の提供を可能にすると共に、その製造
コストの低減を可能にしている。また、上記実施形態で
は、区画ケース64の前面に貼付された拡散シート65
に対してレンズカバー体66を透明接着剤68で取り付
けている。このため、取付部を設けることなく区画ケー
ス64の外形形状と同一寸法のレンズカバー体66を一
体的に取り付けることができ、さらには表示ユニット6
0の表示面をきれいに形成することができる。
【0033】なお、上記した実施形態は、本発明を限定
するものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能
である。以下、LED表示器のその他の構成を図19乃
至図23を参照して説明する。以下の説明では、LED
表示器33と同一の構成部材については同一の符号を付
記すると共に、その説明を省略するものである。先ず、
図19に示す構成では、前記表示ユニット60a〜60
dからレンズカバー体66を取り除いた表示ユニット6
0a′〜60d′を並設して、横中央の組合せ該当ライ
ン部分にのみレンズカバー体90を取り付ける。この構
成によれば、レンズカバー体を必要最小限に設けること
で、LED表示器のコストを低減することができる。ま
た、前記レンズカバー体66に換えて、前面及び後面の
両方を平面レンズ形状としたレンズカバー体91(図2
0(A)参照)を取り付けたり、前面を平面レンズ形状
とする一方で後面を完全な平坦面としたレンズカバー体
92(図20(B)参照)を取り付けたり、前面を完全
な平坦面とする一方で後面を平面レンズ形状としたレン
ズカバー体93(図20(C)参照)を取り付けた構成
としてもよい。また、LED表示器の表示面は水平な面
形状に限らず、図21(A)に示す凸面形状としたり、
図21(B)に示す凹面形状としてもよい。この構成に
よれば、表示に立体感を持たせることで遊技者の注目を
高めることができる。
【0034】また、図22に示すLED表示器100
は、上下2つの表示ユニット101を大型プリント基板
105に取り付けて構成されている。表示ユニット10
1は、複数のLED62をマトリックス状に並設したプ
リント基板61と、複数のLED62と個々に対応する
複数の区画開口部102aを並設した区画ケース102
と、複数の区画開口部102a(複数のLED62)と
個々に対応する複数の凸レンズ部103aを並設したレ
ンズカバー体103と、を備えている。レンズカバー体
103の後面は完全な平坦面形状をなし、その後面に
は、取付凸部103bが4箇所に突設されている。一
方、各区画開口部102a間に位置する区画ケース10
2の前面には、取付凸部103bと対応する取付穴10
2bが4箇所に穿設されている。そして、区画ケース1
02の内部にプリント基板61が取り付けられると共
に、各区画開口部102a内に乳白色の透過合成樹脂1
04が充填され、この状態で取付穴102b内に取付凸
部103bが圧入されることでレンズカバー体103が
区画ケース102の前面に取り付けられる。このよう
に、表示ユニット101は、前記透明接着剤68に換え
てレンズカバー体103の取り付けを取付凸部103b
と取付穴102bとの係合により行い、前記拡散シート
65の代わりに区画開口部102a内の透過合成樹脂1
04によって光の拡散を行う構成となっている。
【0035】また、図23に示すLED表示器110
は、前記図19に示した表示ユニット60a′〜60
d′(図23中には、表示ユニット60b′は図示しな
い)を大型プリント基板111上に並設すると共に、そ
の前方に大型レンズカバー体112を取り付けて構成さ
れている。大型レンズカバー体112は、並設された表
示ユニット60a′〜60d′の各区画開口部64aと
個々に対応する複数の凸レンズ部113を備え、その外
周端部には、ビス止め部114a及び位置決めボス11
4bを形成した取付片114が設けられている。そし
て、大型プリント基板111に表示ユニット60a′〜
60d′が左上・左下・右上・右下の並列状態で取り付
けられ、その前方を一体的に覆うようにして大型レンズ
カバー体112のビス止め部114aが大型プリント基
板111に形成された取付部111aにビス115止め
されてLED表示器110が組み付け形成されている。
なお、この組み付けにおいて、大型レンズカバー体11
2の位置決めボス114bは、大型プリント基板111
に形成された取付穴111bに係合することで、大型レ
ンズカバー体112と大型プリント基板111との位置
決めを行っている。このように、LED表示器110
は、並設された表示ユニット60a′〜60d′の前方
に蓋形状をなす大型レンズカバー体112を一体的に取
り付けることで、隣接する各表示ユニット60a′〜6
0d′間の隙間を大型レンズカバー体112によって完
全に覆う構成となっている。従って、複数の表示ユニッ
トから1つの表示領域を形成する構成において、完全に
表示領域を一体化することができ、表示情報をより一層
きれいに表示することができる。
【0036】また、上記した実施形態は、遊技機の構成
として、始動玉検出器の入賞検出に伴って可変表示装置
での識別情報の変動を開始し、該識別情報が所定の表示
結果となると特定遊技状態を発生して可変入賞球装置を
開放する弾球遊技機(これを俗に第1種という)を例示
しているが、これに限定するものではなく、始動玉検出
器の入賞検出に伴って可変表示装置での識別情報の変動
を開始し、該識別情報が所定の表示結果となると権利発
生状態となり、この状態で特定領域に打玉が入賞すると
特定遊技状態を発生する弾球遊技機(これを俗に第3種
という)であってもよい。さらには、スロットマシンや
コインゲーム等の遊技機に本発明のLED表示器を適用
してもよい。
【0037】なお、以上説明した実施形態から把握でき
る発明として以下のものがある。 (1)前記レンズカバー体66は、透明接着剤68を介
して前記区画取付部材(区画ケース64)の前方に取り
付けたことを特徴とする。このように構成することによ
り、取付部を設けることなく区画ケース64の外形形状
と同一寸法のレンズカバー体66を一体的に取り付ける
ことができ、さらには表示ユニット60の表示面をきれ
いに形成することができる。
【0038】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明の請求項1記載の構成においては、マトリッ
クス状に配された複数のLEDを発光制御することで所
定の情報表示を行う遊技機のLED表示器において、前
記複数のLEDをマトリックス状に取り付けると共に、
この取り付け状態で各LEDからの発光を個々に区画す
る区画取付部材と、前記複数のLEDと個々に対応する
複数の凸レンズ部をマトリックス状に並設すると共に前
記区画取付部材の外形に対応した大きさの平板形状をな
して、前記区画ケースの前方に取り付けられるレンズカ
バー体と、から表示ユニットを構成し、該表示ユニット
を複数並設して1つの表示領域を形成し、各表示ユニッ
ト間にわたる情報表示を可能にしたことを特徴とする。
このように構成することにより、表示ユニットを任意の
数だけ並設して所望の大きさの表示領域を隙間なく形成
することができる。このため、表示ユニットの並設方法
に応じた様々なLED表示器を構成することができ、ひ
いては汎用性に優れたLED表示器の提供を可能にする
と共に、その製造コストの低減を招来することができ
る。
【0039】また、本発明の請求項2記載の構成におい
ては、マトリックス状に配された複数のLEDを発光制
御することで所定の情報表示を行う遊技機のLED表示
器において、前記複数のLEDをマトリックス状に取り
付けると共に、この取り付け状態で各LEDからの発光
を個々に区画する区画取付部材から表示ユニットを構成
し、該表示ユニットを複数並設した前方に、各表示ユニ
ットに取り付けられた複数のLEDと個々に対応する複
数の凸レンズ部をマトリックス状に並設したレンズカバ
ー体を取り付け、各表示ユニット間にわたる情報表示を
可能にしたことを特徴とする。このように構成すること
により、前記請求項1記載の構成と同様に、汎用性に優
れたLED表示器を低コストで提供することができる。
また、請求項2記載の構成では、並設した複数の表示ユ
ニットの前方を一体的にレンズカバー体で覆う構成とな
っている。このため、複数の表示ユニットから1つの表
示領域を形成する構成において、完全に表示領域を一体
化することができるので、表示情報をより一層きれいに
表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における遊技盤を示す正面
図である。
【図2】LED表示器を示す分解斜視図である。
【図3】LED表示器を示す縦断面図である。
【図4】遊技動作を制御する制御回路を示すブロック図
の一部である。
【図5】遊技動作を制御する制御回路を示すブロック図
の一部である。
【図6】LED表示器を示すブロック図である。
【図7】左・中・右の特別図柄の種類を示す一覧表図で
ある。
【図8】同図(A)は特別図柄に用いられる各種ランダ
ム数を示す一覧表図であり、同図(B)は選択されたラ
ンダム数によって特別図柄の当り外れを決定する動作を
説明するための簡単なフローチャートである。
【図9】同図(A)は特別図柄の変動パターンを示す一
覧表図であり、同図(B)はリーチ種類を決定するため
の各条件を示す一覧表図である。
【図10】※1〜3を示す一覧表図である。
【図11】左右の各図柄の変動動作とリーチ以外での中
図柄の変動動作を示すタイムチャートである。
【図12】リーチ1〜3での中図柄の変動動作を示すタ
イムチャートである。
【図13】同図(A)(B)はそれぞれ特別図柄の具体的
な表示画像を示す説明図である。
【図14】同図(A)(B)はそれぞれ特別図柄の具体的
な表示画像を示す説明図である。
【図15】同図(A)は特定遊技状態における特別可変
入賞球装置の開放動作を示すタイムチャートであり、同
図(B)は特定遊技状態終了時の始動記憶による図柄変
動の開始動作を示すタイムチャートであり、同図(C)
は外れ図柄導出後の始動記憶による図柄変動の開始動作
を示すタイムチャートである。
【図16】同図(A)は普通図柄の種類を示す説明図で
あり、同図(B)は普通図柄に用いられる各種ランダム
数の一覧表図であり、同図(C)は選択されたランダム
数によって普通図柄の当り外れを決定する動作を説明す
るための簡単なフローチャートである。
【図17】同図(A)は普通図柄とWCRND_Fとの
関係を示す説明図であり、同図(B)は外れ決定後に通
過記憶によって普通図柄が変動する動作を示すタイムチ
ャートであり、同図(C)は確率変動の動作を示すタイ
ムチャートである。
【図18】同図(A)は普通図柄の変動動作を示すタイ
ムチャートであり、同図(B)は通常時の当り決定後に
通過記憶によって普通図柄が変動する動作を示すタイム
チャートであり、同図(C)は確率変動時の当り決定後
に通過記憶によって普通図柄が変動する動作を示すタイ
ムチャートである。
【図19】他の実施形態におけるLED表示器を示す正
面図である。
【図20】同図(A)〜(C)はそれぞれ他の実施形態
におけるLED表示器を示す縦断面図である。
【図21】同図(A)(B)はそれぞれ他の実施形態にお
けるLED表示器を示す縦断面図である。
【図22】他の実施形態におけるLED表示器を示す分
解斜視図である。
【図23】他の実施形態におけるLED表示器を示す分
解斜視図である。
【図24】同図(A)(B)はそれぞれ従来例におけるL
ED表示器を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 3 遊技領域 5 普通可変入賞球装置 8 始動玉検出器 9 特別可変入賞球装置 12 特定玉検出器 13 入賞玉検出器 15 通過玉検出器 30 特別可変表示装置 33 LED表示器 33a〜33c 特別図柄表示部 34 普通図柄表示器 35 普通図柄記憶表示LED 36 特別図柄記憶表示LED 42 基本回路 42a MPU 60a〜60d 表示ユニット 61 プリント基板 62a・62b LED 64 区画ケース 64a 区画開口部 65 拡散シート 66 レンズカバー体 66a 凸レンズ部 67 封印樹脂 68 透明接着剤 70 大型プリント基板 80 MPU

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリックス状に配された複数のLED
    を発光制御することで所定の情報表示を行う遊技機のL
    ED表示器において、 前記複数のLEDをマトリックス状に取り付けると共
    に、この取り付け状態で各LEDからの発光を個々に区
    画する区画取付部材と、 前記複数のLEDと個々に対応する複数の凸レンズ部を
    マトリックス状に並設すると共に前記区画取付部材の外
    形に対応した大きさの平板形状をなして、前記区画取付
    部材の前方に取り付けられるレンズカバー体と、から表
    示ユニットを構成し、 該表示ユニットを複数並設して1つの表示領域を形成
    し、各表示ユニット間にわたる情報表示を可能にしたこ
    とを特徴とする遊技機のLED表示器。
  2. 【請求項2】 マトリックス状に配された複数のLED
    を発光制御することで所定の情報表示を行う遊技機のL
    ED表示器において、 前記複数のLEDをマトリックス状に取り付けると共
    に、この取り付け状態で各LEDからの発光を個々に区
    画する区画取付部材から表示ユニットを構成し、 該表示ユニットを複数並設した前方に、各表示ユニット
    に取り付けられた複数のLEDと個々に対応する複数の
    凸レンズ部をマトリックス状に並設したレンズカバー体
    を取り付け、各表示ユニット間にわたる情報表示を可能
    にしたことを特徴とする遊技機のLED表示器。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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