JP2000107363A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000107363A JP10282236A JP28223698A JP2000107363A JP 2000107363 A JP2000107363 A JP 2000107363A JP 10282236 A JP10282236 A JP 10282236A JP 28223698 A JP28223698 A JP 28223698A JP 2000107363 A JP2000107363 A JP 2000107363A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のパチンコ機では遊技盤の盤面に設けら
れる構造物が盤面から張り出すため、盤面上を落下する
遊技球BLのコースが変化してしまう。 【解決手段】 遊技盤11の盤面を構成するパネル板4
6の天釘35の上方には凹部47が形成されている。こ
の凹部47はパネル板46の裏面側が開口しており、特
別図柄記憶LED44はパネル板46の裏面側からこの
凹部47に挿入されている。凹部47の深さDは特別図
柄記憶LED44の高さHよりも僅かに大きく設定され
ているため、特別図柄記憶LED44の前面が凹部47
の底面に衝突することはない。また、特別図柄記憶LE
D44はフランジ44aがその裏面側に設けられている
ため、凹部47の内壁と特別図柄記憶LED44の側壁
との間に生じる隙間wが隠れ、この隙間wを介してパチ
ンコ機9の内部が見えることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に関し、特
に、遊技機の遊技盤に設けられる構造物の取り付け構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機やスマートボール機、
スロットマシン等の弾球遊技機には、遊技の演出効果を
高める等のために、種々の構造物が遊技盤に設けられて
いる。
【0003】図4は、一例として、従来のパチンコ機に
設けられた構造物の一つである特別図柄記憶装置の構造
とその遊技盤への取り付け構造を示している。
【0004】この特別図柄記憶装置1は、特別図柄記憶
LEDとも呼ばれ、同図(a)に示すように、遊技盤の
ベニア製のパネル板2に穿設された貫通穴3に特別図柄
記憶装置1の一部分を挿入して取り付けられている。
【0005】また、同図(b)の縦断面図に示すよう
に、特別図柄記憶装置1は、光透過性を有する樹脂で成
型された特別図柄記憶部材4と、特別図柄記憶部材4の
裏面に取り付けられた電気回路基板5とで構成され、電
気回路基板5には4個の発光ダイオードPDが略横一列
に並べて搭載されている。
【0006】特別図柄記憶部材4の前面側にはフランジ
部6が一体成型されている。同図(c)の縦断面図に示
すように、パネル板2の貫通穴3に特別図柄記憶装置1
の一部分を挿入し、更に、パネル板2に貫通穴3を形成
した際に発生したバリ等をフランジ部6で覆い隠して、
フランジ部6を通して固定ネジ7をパネル板2にねじ込
むことにより、特別図柄記憶装置1がパネル板2に固定
されている。
【0007】遊技盤に設けられた始動入賞口に複数個の
遊技球が入賞すると、その入賞したことにより生じた特
別図柄作動保留球数が、最高4個までを上限として上記
の発光ダイオードPDの点灯により表示される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の特別図柄記憶装置1を備えたパチンコ機にあって
は、図4(c)の縦断面図に示したように、特別図柄記
憶部材4の前面部8とフランジ部6がパネル板2の盤面
から張り出すため、盤面上を落下する遊技球BLがこの
張り出しによって生じる段差に当たり、遊技球BLのコ
ースが変化してしまうという問題があった。また、前面
部8には、視覚的な演出効果等をもたらすための凹凸模
様が形成されており、この凹凸模様の角部や上記段差に
遊技球BLが接触することで、凹凸模様が摩耗したり、
表面処理されたメッキや塗装が剥がれ易い等の問題があ
った。
【0009】このような遊技球のコース変化や模様が磨
耗し易い等の問題は、特別図柄記憶装置に限られたもの
ではなく、遊技球のコース上に配設される役物といった
他の構造物においても同様に生じる場合があった。ま
た、これらの問題は、パチンコ機に限られたものではな
く、スマートボール機等の弾球遊技機全般において生じ
る問題であった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたもので、遊技盤の盤面に構造
物が備えられた遊技機において、遊技盤の盤面は透明な
パネル部材から構成され、構造物は、パネル部材の裏面
に設けられた凹部内に盤面の裏面側から挿入されて取り
付けられることを特徴とする。
【0011】また、遊技盤の盤面に構造物が備えられた
遊技機において、遊技盤の盤面は透明なパネル部材から
構成され、構造物は、パネル部材に設けられた貫通穴内
に盤面の裏面側から挿入され、かつ、前面が盤面の前面
と同一面の状態に取り付けられることを特徴とする。
【0012】このような各構造によれば、構造物が遊技
盤の盤面から張り出さない。これにより、遊技盤を通過
する遊技球が構造物に当たることなく通過し、遊技球に
コース変化を与えることがない。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明による遊技機をパチ
ンコ機に適用した第1の実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態によるパチンコ機9の概略構造を
示す正面図である。
【0014】本パチンコ機9は、矩形状の枠体(以下、
筐体という)10と、筐体10に組み付けられた遊技盤
11と、筐体10に支持され遊技盤11の前面を覆うガ
ラス扉12とを備えて構成されている。
【0015】筐体10の最上部には枠体上部飾りランプ
13、筐体10の下部には遊技球を収容する上受け皿1
4と下受け皿15が設けられ、更に、下受け皿15の右
側には発射ハンドル16が設けられている。
【0016】遊技盤11の盤面には、遊技領域17の範
囲を画成する略円環状の外レール18と内レール19が
設けられ、外レール18の外側上方には盤面飾りランプ
20,21が設けられている。
【0017】遊技領域17の盤面中央には、液晶ディス
プレイやCRT(陰極線管)ディスプレイ等からなる特
別図柄表示装置22と、7セグメント発光ダイオード等
からなる普通図柄表示装置23とが配設されている。
【0018】更に、遊技領域17の盤面には、普通図柄
表示装置23の上方に近接して設けられた天入賞口24
と、特別図柄表示装置22の左右に設けられた通過ゲー
ト25,26と、通過ゲート25,26の斜め下方に設
けられた肩入賞口27,28及び袖入賞口29,30
と、特別図柄表示装置22の下方に設けられた第1種入
賞口(以下、始動入賞口という)31及びアタッカーと
呼ばれる大入賞口32と、大入賞口32の左右に設けら
れた落し入賞口33,34がそれぞれ備えられている。
【0019】なお、図示していないが、上記の各入賞口
24,27〜34のそれぞれには、遊技球の入賞を検出
する検出センサが設けられ、通過ゲート25,26にも
遊技球の通過を検出する検出センサが設けられている。
また、始動入賞口31の両側には、左右に揺動可能な一
対の可動片31a,31bが設けられ、大入賞口32に
は、上下に揺動可能な開閉扉(符号略)が設けられてい
る。これらの可動片31a,31bと開閉扉は、遊技盤
11の背面に設けられたアクチュエータによって駆動制
御されるようになっている。
【0020】天入賞口24の上方の遊技領域17には、
複数本の遊技釘(以下、天釘という)35が植設されて
いる。その他にも、図示しない多数の遊技釘と、風車と
呼ばれる部材36,37,38,39、盤面前方に向け
て突設された袖通路部材40,41、天入賞口24の両
側に配設された役物上通路42等の、遊技球の落下に変
化を与える部材が遊技領域17の各部に備えられてい
る。
【0021】更に、普通図柄表示装置23の左右には、
4個の発光ダイオードを有する普通図柄記憶部(以下、
普通図柄記憶LEDという)43が設けられ、天釘35
の上方の遊技領域17には、4個の発光ダイオードを有
する特別図柄記憶部(以下、特別図柄記憶LEDとい
う)44が設けられ、遊技領域17の最下部には、上記
の各入賞口24,27〜34に入賞することなく落下し
た遊技球を回収するためのアウト口45が設けられてい
る。
【0022】遊技盤11の背面には、マイクロプロセッ
サ(MPU)と所定のアルゴリズムに基づいて作成され
た遊技処理プログラムを記憶している読出し専用メモリ
(ROM)やランダムアクセスメモリ(RAM)等を有
して構成された制御装置と、この制御装置に接続された
前記アクチュエータや検出センサ等の周辺装置が設けら
れている。そして、上記のMPUが遊技処理プログラム
に基づいて各周辺装置を制御することにより、パチンコ
機9全体の遊技処理動作を制御及び管理している。
【0023】次に、本実施の形態によるパチンコ機9の
主な遊技動作を概説する。
【0024】操作者が発射ハンドル16を右側に回転操
作すると、打球動作が開始される。この打球動作によ
り、上受け皿14に収容されている遊技球が1個ずつ打
ち出され、外レール18と内レール19の間を通って遊
技領域17へ打ち込まれる。
【0025】遊技領域17内に打ち込まれた遊技球が、
普通入賞口である天入賞口24と肩入賞口27,28、
袖入賞口29,30及び落し入賞口33,34のいずれ
かに入賞すると、それぞれの入賞口に設けられている検
出センサが遊技球の入賞を検出し、その検出情報に基づ
いて前記制御装置が、遊技球1個の入賞に対して所定個
数(たとえば、5個)の遊技球を上受け皿14へ払い出
させる。
【0026】遊技球が通過ゲート25,26の何れか一
方を通過すると、各通過ゲート25,26に設けられて
いる検出センサがこれを検出する。この検出情報に基づ
いて前記制御装置が普通図柄表示装置23に指令し、普
通図柄表示装置23に表示される普通図柄の変動を開始
させ、一定時間(たとえば、約5.04秒)後にこの変
動を停止させる。すなわち、普通図柄表示装置23に表
示される普通図柄は、「0」〜「9」の計10種類の数
字からなり、普通図柄の変動開始に伴ってこれらの数字
が変動し、上記一定時間後にその変動が停止して、1回
分の普通図柄変動表示が終了する。
【0027】この停止時に表示された普通図柄が予め定
められた図柄(たとえば、「7」)になると当たりとな
り、始動入賞口31に設けらている可動片31a,31
bが所定時間(たとえば、0.2秒)だけ開成され、始
動入賞口31へ遊技球が入り易い遊技者にとって有利な
状態となる。
【0028】始動入賞口31に1個の遊技球が入賞する
毎に所定個数(たとえば、5個)の遊技球が上受け皿1
4へ払い出される。更に、可動片31a,31bが開成
されている間に、おおむね1個の遊技球が始動入賞口3
1に入賞すると、上記所定時間(たとえば、0.2秒)
以内であっても、可動片31a,31bが閉成され、始
動入賞口31へ遊技球が入り難い状態に戻る。
【0029】また、上記普通図柄の変動中に、複数個の
遊技球が通過ゲート25,26を通過すると、その通過
数に応じて更に普通図柄を変動させることができる球数
(普通図柄作動保留球数という)が、最高4個を上限と
して普通図柄記憶LED43の発光ダイオードの点灯に
よって表示される。
【0030】そして、普通図柄表示装置23による普通
図柄の変動表示が1回終了するか、又は始動入賞口31
に設けられた可動片31a,31bの開閉動作が1回終
了すると、普通図柄記憶LED43の発光ダイオードが
1個消灯すると共に、再び普通図柄表示装置23による
普通図柄の変動表示が行われ、普通図柄記憶LED43
の全ての発光ダイオードが消灯するまで、同様の普通図
柄変動表示が繰り返される。
【0031】遊技球が始動入賞口31に入賞した場合に
は、前記制御装置の指示に従って、特別図柄表示装置2
2に表示されている3個の特別図柄の変動が開始され、
所定時間(たとえば、約6.3秒)経過後、各特別図柄
が所定の順番で停止されて、1回分の特別図柄変動表示
が終了する。
【0032】なお、上記3個の特別図柄は、特別図柄表
示装置22に横方向に並べて表示され、左側から右側へ
順に、左図柄、中図柄、右図柄と呼ばれている。
【0033】この停止時に表示された3個の特別図柄が
所定図柄の組み合わせで揃うと、前記制御装置の指示に
従って、大入賞口32に設けられた開閉扉が所定時間
(たとえば、約28.8秒)だけ開成され、大入賞口3
2へ遊技球が入り易い遊技者にとって有利な状態とな
り、大入賞口32に遊技球が1個入賞する毎に所定の個
数(たとえば15個)の遊技球が上受け皿14に払い出
される。なお、前記開閉扉の1回の開成状態の間に、お
おむね9個の遊技球が大入賞口32に入賞すると、たと
え上記の所定時間(たとえば、約28.8秒)以内であ
っても、開閉扉が閉成される。
【0034】また、大入賞口32の特定領域が所定期間
(たとえば、開閉扉が開成してから0.2秒後と14.
6秒後の2回、合計4.8秒間)だけ有効となり、この
有効期間内に大入賞口32内の特定領域を遊技球が通過
すると、前記制御装置により役物連続作動状態が設定さ
れ、この回での開閉扉の閉成後に、更に開閉扉の上記所
定時間での開成が15回を上限として繰り返される。
【0035】また、上記の開閉扉が開成している間に、
始動入賞口31に複数の遊技球が入賞すると、その入賞
数に応じて更に特別図柄を変動させることができる球数
(特別図柄作動保留球数という)が、最高4個を上限と
して特別図柄記憶LED44の発光ダイオードの点灯に
よって表示される。
【0036】そして、特別図柄表示装置22による特別
図柄の変動表示が1回終了するか、または前記の役物連
続作動状態が終了すると、特別図柄記憶LED44の発
光ダイオードが1個消灯すると共に、再び特別図柄表示
装置22による特別図柄の変動表示が行われ、特別図柄
記憶LED44の全ての発光ダイオードが消灯するま
で、同様の特別図柄変動表示が繰り返される。
【0037】次に、本実施の形態に係る要部である特別
図柄記憶LED44の構造とその取り付け構造を図2の
縦断面図を参照して説明する。なお、同図において、パ
チンコ機9の水平方向をx、縦方向をy、奥行き方向を
zとするxyz直交座標系で示している。
【0038】特別図柄記憶LED44は、図1に示した
ように、天釘35の上方の遊技領域17に設けられ、こ
の領域を通過する遊技球に対しコース変更を生じさせな
い構造となっている。以下、その構造を説明する。
【0039】図2において、遊技盤11の盤面を構成す
るパネル板46は、所定形状の樹脂成型金型に透明樹脂
を注入して固化させることにより一体成型されている。
パネル板46の天釘35の上方に該当する所定部分に
は、特別図柄記憶LED44を嵌合させるための凹部4
7が形成されている。この凹部47は、パネル板46を
樹脂成型する際に上記樹脂成型金型を用いて同時に成型
したり、パネル板46を樹脂成型した後、切削機械を用
いてパネル板46に切削加工を施すことにより形成され
ている。
【0040】凹部47はパネル板46の裏面側が開口し
ており、特別図柄記憶LED44はパネル板46の裏面
側からこの凹部47に挿入されている。凹部47の深さ
Dは特別図柄記憶LED44の高さHよりも僅かに大き
く設定されているため、特別図柄記憶LED44を凹部
47に挿入する際、特別図柄記憶LED44の前面が凹
部47の底面に衝突することはない。
【0041】特別図柄記憶LED44には発光ダイオー
ドPDが実装された電気回路基板48が内蔵されてい
る。発光ダイオードPDは横一列に4個並んで設けられ
ており、電気回路基板48には、発光ダイオードPDと
前記制御装置とを電気的に接続するための配線(図示
略)が備えられている。上述したように、これら発光ダ
イオードPDの点灯個数によって特別図柄作動保留球数
が遊技者に知らされる。
【0042】また、パネル板46の裏面には図示しない
フィルム状のセルシートが貼られており、このセルシー
トにはキャラクタをはじめとする種々の図柄が描かれて
いる。この図柄は透明なパネル板46を介して遊技者に
視認される。なお、セルシートは、凹部47の部分にお
いて、その裏面開口形状に沿って切除されている。
【0043】また、特別図柄記憶LED44はフランジ
44aがその裏面側に設けられている。従って、凹部4
7の内壁と特別図柄記憶LED44の側壁との間に生じ
る隙間wはこのフランジ44aによって隠れる。このた
め、セルシートに覆われないこの隙間wを介してパチン
コ機9の内部が見えることはない。なお、隙間wが微少
でパチンコ機9の内部が見えにくい場合には、フランジ
44aを設けなくてもよい。
【0044】また、特別図柄記憶LED44は、例え
ば、次のようにしてパネル板46に固定される。つま
り、フランジ44aの上部の一部がパネル板46の裏面
において外レール18の上方まで延ばされ、遊技者に見
えない箇所において、延ばされたフランジ44aがパネ
ル板46にネジで固定される。この時、この延ばされた
フランジ44aは、セルシートに覆われているため、遊
技者から見えることはない。
【0045】このような本実施形態の特別図柄記憶LE
D44の取付構造によれば、特別図柄記憶LED44が
パネル板46の背後の凹部47に取り付けられ、特別図
柄記憶LED44はパネル板46の前面に覆われてい
る。このため、特別図柄記憶LED44は、遊技球BL
の通過を妨げることがなく、遊技球BLのコース変更を
生じさせない構造が実現される。また、特別図柄記憶L
ED44の前面が遊技球BLの通過によって磨耗した
り、表面処理メッキや塗装等が剥がれたりするのが防止
される。
【0046】また、従来のパチンコ機では、遊技球にコ
ース変化を生じさせるのを避ける必要上、天釘の上方に
特別図柄記憶LEDを設けることによって、天釘上方の
領域を遊技領域とすることができなかった。この結果、
視覚的効果をもたらす種々の表示装置やその他の役物と
いった構造物を設けるための領域が狭められる等の問題
があった。しかし、本実施形態によれば、特別図柄記憶
LED44が設けられた天釘35上方をも遊技領域とす
ることができるので、遊技領域17が拡大することとな
り、遊技盤を設計するための自由度が向上する。
【0047】次に、本発明による遊技機をパチンコ機に
適用した第2の実施の形態について、図3の縦断面図を
参照して説明する。なお、同図において、図2と同一ま
たは相当する部分には同一符号が付されている。
【0048】本実施形態に係るパチンコ機も、図1に示
した第1の実施形態と同様の外観構造を有しているが、
透明樹脂で一体成型されたパネル板46の天釘35の上
方の遊技領域17には貫通穴51が穿設されている。特
別図柄記憶LED44はこの貫通穴51内に盤面の裏面
側から挿入されて組み付けられている。この貫通穴51
は、パネル板46を樹脂成型する際に樹脂成型金型を用
いて同時に成型したり、パネル板46を樹脂成型した
後、切削機械を用いてパネル板46に穿設加工を施すこ
とにより形成されている。
【0049】本実施形態では、特別図柄記憶LED44
の高さHは貫通穴51の奥行きつまりパネル板46の厚
みTよりも僅かに小さい。従って、特別図柄記憶LED
44が貫通穴51内に取り付けられることで、特別図柄
記憶LED44の前面とパネル板46の前面とがほぼ同
一面になり、パネル板46よりも特別図柄記憶LED4
4が前面に突出することはない。
【0050】また、第1の実施形態と同様、特別図柄記
憶LED44には、4個の発光ダイオードPDが横一列
に実装された電気回路基板48が内蔵されている。ま
た、パネル板46の裏面には図示しないフィルム状のセ
ルシートが貼られており、このセルシートは、貫通穴5
1の部分において、その開口形状に沿って切除されてい
る。また、特別図柄記憶LED44は、貫通穴51の内
壁と特別図柄記憶LED44の側壁との間に生じる隙間
wを隠すフランジ44aがその裏面側に設けられてい
る。従って、本実施形態においても、セルシートに覆わ
れない隙間wを介してパチンコ機9の内部が見えること
はない。なお、本実施形態でも、隙間wが微少でパチン
コ機9の内部が見えにくい場合には、フランジ44aを
設けなくてもよい。
【0051】また、特別図柄記憶LED44のパネル板
46への固定も上述した第1の実施形態と同様に行わ
れ、例えば、遊技者に見えない箇所まで延ばされたフラ
ンジ44aがパネル板46にネジで固定される。
【0052】このような本実施形態の特別図柄記憶LE
D44の取付構造によれば、特別図柄記憶LED44の
高さHとパネル板46の厚みTとが等しいことから、特
別図柄記憶LED44が貫通穴51内に取り付けられる
ことで、特別図柄記憶LED44の前面とパネル板46
の前面とが同一面になる。
【0053】このため、本実施形態によっても、遊技球
BLの通過を妨げることがなく、遊技球BLのコース変
更を生じさせない特別図柄記憶LED44の取付構造が
実現される。また、特別図柄記憶LED44の前面が遊
技球BLの通過によって磨耗したり、表面処理メッキや
塗装等が剥がれたりするのが防止され、上述した第1の
実施形態と同様な効果が奏される。
【0054】また、前記の樹脂成型金型を用いてパネル
板46を一体成型する場合でも、貫通穴51の周縁等に
バリ等の不要な部分が発生しない。このため、従来技術
のように貫通穴の周縁を隠すためのフランジ部をパネル
板の前面に形成する必要はなく、よってパネル板46の
前面を平坦にして、盤面と同一面にすることができる。
【0055】以上、本発明の実施の形態として、パチン
コ機に設けられる特別図柄記憶LEDの構造及びその取
り付け構造について説明したが、本発明は、特別図柄記
憶LEDに限定されるものではなく、遊技盤の盤面各部
に設けられる役物といった他の構造物についても同様に
して適用できるものである。
【0056】また、本発明の遊技機をパチンコ機に適用
した実施の形態について説明したが、本発明はパチンコ
機に限定されるものではなく、遊技機全般において適用
できるものである。たとえば、スマートボール機等の遊
技球を用いる弾球遊技機全般において、遊技球に対して
コース変化を生じさせない構造物を設けることが可能で
ある。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、構
造物が遊技盤の盤面より張り出さないため、弾球遊技機
等の遊技球を用いる遊技機にあっては、遊技球が構造物
に当たってそのコース変更をもたらす等の問題を未然に
防止することができる。また、遊技球の通過による構造
物の摩耗等の問題も回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の各実施形態に係るパチ
ンコ機の外観構造を示す正面図である。
【図2】第1の実施形態における特別図柄記憶LEDの
構造及びその取り付け構造を示す縦断面図である。
【図3】第2の実施形態における特別図柄記憶LEDの
構造及びその取り付け構造を示す縦断面図である。
【図4】従来のパチンコ機に設けられた特別図柄記憶L
EDの構造とその取り付け構造を示す図面である。
【符号の説明】
44…特別図柄記憶LED 44a…フランジ 46…パネル板 47…凹部 48…電気回路基板 51…貫通穴 PD…ホトダイオード H…特別図柄記憶LED44の高さ D…凹部47の深さ T…パネル板46の厚み w…隙間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤の盤面に構造物が備えられた遊技
    機において、 前記遊技盤の盤面は透明なパネル部材から構成され、 前記構造物は、前記パネル部材の裏面に設けられた凹部
    内に前記盤面の裏面側から挿入されて取り付けられるこ
    とを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 遊技盤の盤面に構造物が備えられた遊技
    機において、 前記遊技盤の盤面は透明なパネル部材から構成され、 前記構造物は、前記パネル部材に設けられた貫通穴内に
    前記盤面の裏面側から挿入され、かつ、前面が前記盤面
    の前面と同一面の状態に取り付けられることを特徴とす
    る遊技機。
  3. 【請求項3】 前記構造物は、前記盤面との間に生じる
    隙間を隠すフランジが裏面側に設けられていることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記構造物は、弾球遊技機であることを
    特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載
    の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記構造物は、パチンコ機の遊技盤に植
    設された天釘の上方の遊技領域に設けられることを特徴
    とする請求項4に記載の遊技機。
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