JPH08103543A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH08103543A
JPH08103543A JP6262029A JP26202994A JPH08103543A JP H08103543 A JPH08103543 A JP H08103543A JP 6262029 A JP6262029 A JP 6262029A JP 26202994 A JP26202994 A JP 26202994A JP H08103543 A JPH08103543 A JP H08103543A
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JP
Japan
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sound
base board
mounting base
game
speaker
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Application number
JP6262029A
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English (en)
Inventor
Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 十分な音演出効果を得ることのできる遊技機
を提供する。 【構成】 特定の音(例えば、賞球排出音、玉貸音、不
正音、打ち止め音、補給音など)の発生を制御する音声
制御回路B(第1音制御手段)812と、特別の音(例
えば、大当り音、リーチ音、図柄変動音、大当り発生時
のファンファーレ音、始動入賞音、カウント音、スペシ
ャルリーチ音、アタッカーオープン音、確率変動中音な
ど)の発生を制御する音声制御回路A(第2音制御手
段)863とによって遊技に関する各種の音の発生を制
御し、特定の音はスピーカ712から放音し、特別の音
(ステレオ音)は遊技機上部スピーカ304および遊技
機上部スピーカ314からそれぞれステレオで放音す
る。これにより、音演出効果を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技機に係わり、詳し
くは複数の遊技状態を発生可能で、遊技に関連する音を
出力可能な遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機は音を出力するスピーカー
を1個だけ備え(例えば、遊技機の下方部に配置)てい
る。例えば、スピーカーは開閉パネルあるいは前面側の
裏面に1個備えられている。そして、この1個のスピー
カーで複数種類の音、例えば賞球排出音とか、大当り
音、リーチ音等のあらゆる音を出力している。また、音
の出力を制御する制御回路はモノラル音の発生の制御を
行っており、1個のスピーカーからモノラル音が出力さ
れている。なお、スピーカーの配置は、機種や製造メー
カーによって若干の相違がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の遊技
機にあっては、音の演出のという面で、以下のような問
題点があった。 (イ)従来の遊技機はスピーカーを1個だけ備え、この
スピーカーから出力される音の制御を行う制御回路も1
個のスピーカーを対象としたものであったため、音(音
声合成音も含む)による演出効果が乏しかった。 (ロ)スピーカーから出力される音がモノラル音であっ
たため、高級感がなかった。 (ハ)また、音の広がり、音によって遊技者の興趣を高
めることが困難であった。 (ホ)最近は遊技機の遊技内容が多様化し、それに伴っ
て発生させる音(特に、音声合成音)が増える傾向にあ
るが、1個のスピーカーでは、補うことが困難になって
きているという問題点があった。 (ヘ)そのため、優先順位の低い音は、無効にして発生
しない処理が採られることもあるが、これでは十分な音
演出を行うことでできない。例えば、同時に複数の音
(例えば、大当り音と、賞球排出音)を発生させるタイ
ミングになった場合、従来はその出力ができなかった。 (ト)従来の遊技機のスピーカーは、開閉パネルあるい
は前面枠に1個備えられるだけであったため、遊技店内
の騒々しい環境下では効果的な音演出効果を得ることが
困難であった。実際上、従来の遊技機構成では、スペー
ス的にも1個備えるのが、限界であった。
【0004】そこで本発明は、十分な音演出効果を得る
ことのできる遊技機を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による遊技機は、複数の遊技状態を発
生可能で、遊技に関連する音を出力可能な遊技機におい
て、遊技に関連する特定の音を発生する制御を行う第1
音制御手段と、遊技に関連する特別の音を発生する制御
を行う第2音制御手段と、前記第1音制御手段の出力に
基づいて音を出力する第1音出力手段と、前記第2音制
御手段の出力に基づいて音を出力する第2音出力手段
と、を設けたことを特徴とする。
【0006】また、好ましい態様として、例えば請求項
2記載のように、前記第1音出力手段は、遊技機の下方
部に配置し、前記第2音出力手段は、遊技機の上方部に
配置するようにしてもよい。例えば請求項3記載のよう
に、前記第2音出力手段は、ステレオ音を発生可能であ
るようにしてもよい。例えば請求項4記載のように、前
記第2音制御手段は、少なくとも遊技に関する音声を発
生する制御を行うようにしてもよい。例えば請求項5記
載のように、前記第1音制御手段は、少なくとも遊技機
の枠側の情報に関する音声を発生する制御を行うように
してもよい。例えば請求項6記載のように、前記第1音
制御手段又は第2音制御手段のうち、少なくとも1つ以
上は、音制御の段階で遊技者の長く聴く変動音を1/f
処理するようにしてもよい。
【0007】
【作用】本発明では、特定の音の発生を制御する第1音
制御手段と、特別の音の発生を制御する第2音制御手段
によって遊技に関する各種の音の発生が制御され、これ
らの制御手段の出力に基づいて複数の第1音出力手段お
よび第2音出力手段から音がそれぞれ出力される。した
がって、音の演出効果を高めることができる。また、第
2音出力手段(例えば、2個のスピーカー)から出力さ
れる音がステレオ音にすることができ、高級感を出すこ
とができる。音の広がり、音によって遊技者の興趣を高
めることが可能になる。遊技機の遊技内容が多様化し、
それに伴って発生させる音が増えても、十分に対応する
ことができる。例えば、同時に複数の音(例えば、大当
り音と、賞球排出音)を発生させるタイミングになって
も、その出力が可能になる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。図1〜図15は本発明をプリペイドカー
ド方式のパチンコ機に適用した場合の第1実施例を示し
ている。 A.パチンコ装置の正面構成 図1はパチンコ装置の全体を示す正面斜視図である。図
1において、1はパチンコ装置であり、大きく分けてパ
チンコ機2と、遊技媒体貸出装置としてのカード式玉貸
機(以下、単に玉貸機という)3によって構成され、こ
れらが対をなして設置される。パチンコ機2とカード式
玉貸機3とが対をなして設置されたパチンコ装置1は、
いわゆるCR機(カードリーディング機)と称されてい
る。玉貸機3にはカードリーダーが内蔵され、玉貸機3
の前面パネル4にはプリペイドカードが挿入されるカー
ド挿入口5と、7セグメントの発光ダイオードを用いて
3列で構成され、カードの残り度数を表示するカード残
度数表示器6と、発光ダイオード等からなりカードの受
け付けが有効であることを表示するカード受付け表示器
7とが設けられている。
【0009】パチンコ機2は遊技領域を形成する遊技盤
10と、額縁状前面枠11と、ガラス(透明板)12a
を支持する金属製のガラス枠(金枠)12(ただし、図
1ではほとんど見えておらず、詳しくは図2〜図7参
照)と、ガラス枠12の前面側に取り付けられる取り付
けベース盤13と、取り付けベース盤13の前面側に取
り付けられる前面装飾体14とを有している。額縁状前
面枠11はパチンコ機2の前面側に開閉可能に備えら
れ、ほぼ中央に開口部が形成され、開口部を通して遊技
盤10における遊技に供する各種入賞装置等が見えるよ
うになっている。ガラス枠12は開閉枠に相当し、中央
に開口部が形成されている。また、パチンコ機2は前面
側に前面表示パネル15と、前面操作パネル16とを有
している。額縁状前面枠11は木製(樹脂製でもよい)
の機枠17に対して上部蝶番18および下部蝶番(図示
略)によって開閉可能に支持され、ガラス枠12は額縁
状前面枠11に開閉可能に支持されており、特に本実施
例では着脱可能な構成になっている(詳細は後述)。な
お、額縁状前面枠11の図中左側には縁飾り部19が設
けられており、縁飾り部19はガラス枠12と同様に金
属製である。縁飾り部19の部分には取り付けベース盤
13が配置されていない。これは、取り付けベース盤1
3の所まで取り付けベース盤13を配置すると、ガラス
枠12の開閉が困難になる(例えば、前面装飾体14が
額縁状前面枠11に衝突する)から、余裕を持たせてい
るためである。上記額縁状前面枠11、機枠17、前面
表示パネル15と、前面操作パネル16等の遊技盤10
以外の部分は、全体として遊技機本体20を構成する。
【0010】ここで、前面装飾体14は遊技領域を囲む
ようにパチンコ機2の前面側に配置されており、スピー
カー304を内蔵する外側スピーカーカバー371、ス
ピーカー314を内蔵する外側スピーカーカバー37
2、上部装飾ランプ中継基盤306を内蔵するランプカ
バー351、開口縁部装飾体レンズ231〜234(一
部は図示略)、サイド装飾体401およびサイド装飾体
402によって構成される(詳細な構成は後述)。この
場合、スピーカー304、314によってステレオ配置
構造の音響装置(特に、音出力部分)が構成される。ま
た、開口縁部装飾体レンズ231〜234は遊技領域を
取囲むようになっており、開口縁部装飾体レンズ231
〜234によって囲まれた遊技盤の領域で遊技が行われ
る。外側スピーカーカバー371、372、ランプカバ
ー351およびサイド装飾体401、402はパチンコ
機2の前面側にやや突出しているとともに、比較的に大
きな形状に形成され、カラフルな色彩が施されている。
【0011】前面表示パネル15には上皿21と、プリ
ペイドカードの残高を表示するカード度数表示器(カー
ド残高表示器)22と、玉を購入するときに操作される
玉貸釦(変換釦)23と、プリペイドカードを排出する
ときに操作されるカード排出釦(返却釦)24と、玉貸
し可能表示器25と、上皿21の玉を後述の玉貯留皿3
2に移す玉通路開閉用の押し釦26とが設けられてい
る。なお、玉貸機3にカードリーダでなく、例えばカー
ドリーダ・ライタを配置し、玉数等の価値情報や遊技客
の識別情報が記憶されている遊技用カードを用い、遊技
結果をカードに書き込む等のデータ処理が可能なもので
あってもよい。さらに、遊技用カードはプリペイドカー
ドに限らず、例えば玉数等の価値情報が記憶されいる玉
数カード、あるいは遊技客の識別情報が記憶されている
識別カード等を単独で使用する遊技機でもよい。
【0012】要は、遊技用カードを使用するために、こ
のカード情報を読み込み可能なカードリーダ、若しくは
読み込み/書き込み可能なカードリーダ・ライタであれ
ばよい。例えば、完全なカード式のパチンコ遊技システ
ムで封入球式の遊技機(例えば、クレジット方式の遊技
機)にも本発明を適用することができる。また、遊技用
カードとして磁気カードを用いている例に限らず、例え
ばICカードを用いる遊技機でもよい。ICカードを用
いた場合、当然のことながらカードリーダ若しくはカー
ドリーダ・ライタはICカードに対応するものを使用す
ることになる。なお、カードリーダとカード制御装置と
は別体として分離して配置してもよいし、あるいは両者
を一体化してもよく、例えばカードリーダの内部にカー
ド制御装置を組み込むようにしてもよい。
【0013】前面操作パネル16には、灰皿31と、玉
を貯留する玉貯留皿(受皿)32と、玉貯留皿32に貯
留された玉を外部下方に抜くための玉抜きレバー33
と、発射装置の操作を行う発射操作ノブ34とが設けら
れている。パチンコ機2の額縁状前面枠11の図中右部
には前面枠飾り部材41が設けられており、前面枠飾り
部材41には樹脂飾り42、43と、施錠部44とが配
置されている。樹脂飾り42、43はカラフルな色彩の
施された縦長形状で樹脂製のもので、額縁状前面枠11
を装飾するものである。なお、樹脂飾り42、43の内
部にはランプは入っていないが、ランプを内蔵して点滅
制御するようにしてもよい。ガラス枠12は前面枠11
に開閉可能に支持され、通常は施錠装置によって前面枠
11に対して施錠されている。ガラス枠12を開く場合
には、施錠部44に所定のキーを挿入して回動操作する
ことにより、施錠装置のロック状態が解除されてオープ
ンする。なお、前面枠飾り部材41における樹脂飾り4
2、43は樹脂製であるため、例えば取り付けベース盤
13と一体成形するようにしてもよい。あるいは、前面
枠飾り部材41の部分を全体的に取り付けベース盤13
と一体成形するようにしてもよい。
【0014】ここで、遊技盤における遊技領域はどのよ
うなものでもよく、遊技球を使用するパチンコ遊技機で
あれば、任意の構成を取り得る。例えば、いわゆる「第
1種」に属するもので、複数の図柄を可変表示可能な表
示装置(特別図柄表示装置)を備え、この表示装置にお
ける可変表示結果が予め定められた特別図柄で表示され
たことを条件に遊技者に有利な特別遊技状態(大当り状
態)を発生可能な遊技機でもよい。また、表示装置の図
柄内容を変化させてゲームを行うもので、「第3種」に
属する遊技機、あるいは表示装置を備えた他の種類の遊
技機、いわゆる「第2種」に属する遊技機、又はその他
の機種(例えば、他種タイプ)等に幅広く適用が可能で
ある。また、表示装置を備えたていない各種類の遊技機
にも適用することができる。本実施例では「第1種」に
属するタイプのものを用いている。
【0015】B.取り付けベース盤の取り付け構造 次に、取り付けベース盤(取付手段)13の取り付け構
造について説明する。図2は取り付けベース盤13の上
部側を示す図、図3は取り付けベース盤13の下部側を
示す図、図4は取り付けベース盤13の右側部分を示す
図である。 (a)取り付けベース盤13の上部側の取り付け構造 まず、図2を参照して取り付けベース盤13の上部側の
取り付け構造から説明すると、図2に示すように、取り
付けベース盤13は後述するように3分割可能である
が、ここでは組み立てる前の状態で示されている。取り
付けベース盤13の上部側の裏面にはビスを捩じ込み可
能なボス101、102が形成されている。一方、ガラ
ス枠12には2枚のガラスを保持可能なようにガラス保
持枠103、104が形成されており、これらのガラス
保持枠103、104に上側からガラスを挿入すること
で、ガラスがガラス枠12に取り付けられる。また、ガ
ラス枠12の上部で裏面側には開口部105の周囲に沿
って一定長さの折返し縁106が形成されている。
【0016】折返し縁106にはベース盤固定部材10
7が嵌合可能になっており、ベース盤固定部材107は
細長い形状で、スリットを構成する係合片108、10
9が設けられている。ベース盤固定部材107は樹脂製
であるが、金属製にしてもよい。また、ベース盤固定部
材107の上端部は折返し部107aになっており、折
返し部107aと係合片108とで構成されるスリット
111に折返し縁106が嵌合し、係合片108と係合
片109とで構成されるスリット112に取り付けベー
ス盤13の裏面側のボス101、102が嵌合可能にな
っている。ベース盤固定部材107の両端下部にはガラ
ス押え部材113、114が形成されており、ガラス押
え部材113、114はガラスに当接してガラスの振動
を防止する機能を有している。また、ベース盤固定部材
107の中央部107cはR形状に形成され、遊技者が
遊技盤の遊技領域を見る際に、視覚を妨げないようにな
っている。
【0017】取り付けベース盤13の上部側をガラス枠
12に取り付けるには、まずベース盤固定部材107の
スリット111(折返し部107aと係合片108とで
構成)にガラス枠12の折返し縁106を挿入するとと
もに、スリット112(係合片108と係合片109と
で構成)に取り付けベース盤13の裏面側のボス10
1、102を嵌合させる。次いで、ベース盤固定部材1
07の両端に形成されたビス穴121a、121bにビ
ス(図示略)を挿入して取り付けベース盤13の裏面側
のボス101、102に捩じ込む。これにより、ガラス
枠12を挟むようにして取り付けベース盤13とベース
盤固定部材107とが連結され、結局、取り付けベース
盤13の上部側をガラス枠12に取り付けることができ
る。このとき、ガラス枠12の折返し縁106がベース
盤固定部材107のスリット111に挿入されているか
ら、頑丈に固定することが可能である。
【0018】(b)取り付けベース盤13の下部側の取
り付け構造 次に、図3を参照して取り付けベース盤13の下部側の
取り付け構造について説明する。図3に示すように、取
り付けベース盤13は後述するように3分割可能である
が、ここでは取り付けベース盤13の下部側が組み立て
る前の状態で示されている。取り付けベース盤13の下
部側の裏面にはビスを捩じ込み可能なボス131、13
2が形成されるとともに、多数のリブ133a、133
b、・・・・・(他は繁雑になるので、符号付けは省
略)が形成されている。ガラス枠12の下部側における
折返し縁106には同様にベース盤固定部材134が嵌
合可能になっており、ベース盤固定部材134は細長い
形状で、断面コ字状に形成され、ボス131、132を
嵌合可能なスリット135を構成するようになってい
る。なお、ベース盤固定部材134は樹脂製であるが、
金属製にしてもよい。ベース盤固定部材134の一部に
は、ベース盤固定部材134を取り付けベース盤13と
連結した際に、ベース盤固定部材107がリブ133a
に対して当接しないように逃げ用切り欠き136が形成
されるとともに、ボス131、132に対する逃げ用切
り欠き137、138が形成されている。逃げ用切り欠
き137、138に対応したベース盤固定部材134の
部分には、ビスを挿入可能なビス穴が形成されている。
【0019】取り付けベース盤13の下部側をガラス枠
12に取り付けるには、まずベース盤固定部材134の
スリット135にガラス枠12の折返し縁106を挿入
するとともに、スリット135に取り付けベース盤13
の裏面側のボス131、132を嵌合させる。次いで、
取り付けベース盤13の逃げ用切り欠き137、138
の部分に形成されたビス穴にビス(図示略)を挿入して
取り付けベース盤13の裏面側のボス131、132に
捩じ込む。これにより、ガラス枠12を挟むようにして
取り付けベース盤13とベース盤固定部材134とが連
結され、結局、取り付けベース盤13の下部側をガラス
枠12に取り付けることができる。このとき、ガラス枠
12の折返し縁106がベース盤固定部材134のスリ
ット135に挿入されているから、頑丈に固定すること
が可能である。このようにして、取り付けベース盤13
の上部側および下部側が取り付けベース盤13を介して
ガラス枠12に固定される。なお、取り付けベース盤1
3の上部側および下部側をそれぞれ取外すには上記と逆
の手順になる。
【0020】(c)取り付けベース盤13の右側部分の
取り付け構造 次に、図4を参照して取り付けベース盤13の右側部分
(遊技機を正面から見た場合に右側に位置する部分のこ
と、左側部分も同様の意味)の取り付け構造について説
明する。図4に示すように、取り付けベース盤13は後
述するように3分割可能であるが、ここでは取り付けベ
ース盤13の右側部分が組み立てる前の状態で示されて
いる。取り付けベース盤13の右側部分の裏面にはビス
を捩じ込み可能なボス141、142、143が形成さ
れている。ガラス枠12の右側部分における折返し縁1
06には同様にベース盤固定部材144が嵌合可能にな
っており、ベース盤固定部材144は細長い形状で、断
面コ字状に形成され、ボス141、142、143を嵌
合可能なスリット145を構成するようになっている。
なお、ベース盤固定部材144は樹脂製であるが、金属
製にしてもよい。ガラス枠12にはボス141、14
2、143に対する逃げ用切り欠き151、152、1
53が形成されている。逃げ用切り欠き151、15
2、153に対応したベース盤固定部材144の部分に
は、ビスを挿入可能なビス穴の形成されたビス係合部1
54、155、156が設けられている。ビス係合部1
54、155、156は円筒形で、ボス141、14
2、143の頭部を収納可能な形状になっている。
【0021】取り付けベース盤13の右側部分をガラス
枠12に取り付けるには、まずベース盤固定部材144
のスリット145にガラス枠12の折返し縁106を挿
入するとともに、ビス係合部154、155、156に
対してそれぞれ取り付けベース盤13の裏面側のボス1
41、142、143を嵌合させる。次いで、ベース盤
固定部材144のビス係合部154、155、156の
ビス穴にビスを挿入して取り付けベース盤13の裏面側
のボス141、142、143にそれぞれ捩じ込む。こ
れにより、ガラス枠12を挟むようにして取り付けベー
ス盤13とベース盤固定部材144とが連結され、結
局、取り付けベース盤13の右側部分をガラス枠12に
取り付けることができる。このとき、ガラス枠12の折
返し縁106がベース盤固定部材144のスリット14
5に挿入されているから、頑丈に固定することが可能で
ある。このようにして、取り付けベース盤13の右側部
分が取り付けベース盤13を介してガラス枠12に固定
される。なお、取り付けベース盤13を取外すには上記
と逆の手順になる。また、取り付けベース盤13の左側
部分の取り付け構造も図示は略すが、同様の構成であ
り、かつその取り付け方法も同様である。
【0022】C.ガラス枠の取り付け構造 次に、ガラス枠(開閉枠)12の取り付け構造について
説明する。図5はガラス枠12が開いた状態を示す図、
図6はガラス枠12が閉じた状態を示す図である。図
5、図6を参照してガラス枠12の開閉指示構造を説明
すると、ガラス枠12はロ字状の枠形に形成され、その
一方の側に開閉機構部160が設けられている。開閉機
構部160はガラス枠12をパチンコ機2の前面で開閉
可能に支持するとともに、ガラス枠12をパチンコ機2
に着脱可能に取り付ける着脱手段161を有している。
なお、開閉機構部160はガラス枠12に複数(ここで
は2つ)設けられており、本実施例では下側の開閉機構
部160を示し、上側の開閉機構部は図示を略してい
る。2つの開閉機構部によって安定的にガラス枠12が
パチンコ機2(特に、縁飾り部19)に取り付けられる
ようになっている。
【0023】図7に示すように、着脱手段161は着脱
機構部162と、着脱機構部162を操作する操作部
(操作手段)163とを有している。着脱機構部162
はガラス枠12を開閉可能に支持可能な支軸164と、
ガラス枠12本体と一体成形され支軸164をスライド
可能に収納する支軸収納部165と、支軸164を支軸
収納部165に収納する方向に付勢するスプリング16
6とを有している。支軸収納部165には一部に切り欠
き165aが形成され、支軸164を上側に引上げる際
の邪魔にならないようになっている。スプリング166
の一端側は操作部163に係合し、他端側はガラス枠1
2の本体に固定されている。支軸164を持上げるに
は、操作部163を上側に引上げるが、このときスプリ
ング166の付勢力に抗して支軸164が支軸収納部1
65から上方向に引上げられる。また、逆に操作部16
3から手を離すと、スプリング166の付勢力によって
支軸164が支軸収納部165内に収納され、最大限に
収納された状態で図示のように長さLだけ、支軸164
の先端部が支軸収納部165の端から下側に突出する。
【0024】開閉機構部160の着脱手段161は、額
縁状前面枠11の前面側周囲にある枠状の金属製の縁飾
り部19の一部に対して係合するようになっており、縁
飾り部19には支軸収納部165から突出した支軸16
4の先端部を回動可能に支持する支軸支持部167が設
けられている。支軸支持部167は縁飾り部19に対し
てほぼ直行するように水平方向に一定長さだけ突出して
一体成形で形成されており、支軸支持部167には支軸
164の先端部を支持する先細りに形成されたテーパー
状の支持穴168が設けられている。また、縁飾り部1
9における支軸支持部167が設けられている箇所に
は、切り欠き169が形成されている。
【0025】ここで、ガラス枠12を縁飾り部19に取
り付けるときの手順について説明する。なお、開閉機構
部160の操作は図示しない上側の開閉機構部について
も同様である。ただし、上側の開閉機構部の場合、その
操作部が固定状態になっている点が異なる。ガラス枠1
2の開閉機構部160を縁飾り部19に取り付けるに
は、まずガラス枠12における上側の開閉機構部の支軸
の先端部を縁飾り部19の支軸支持部(こちらは図示
略)の所まで移動させ、支軸支持部のテーパー条の支持
穴に挿入する。一方、このときほぼ同時のタイミング
で、ガラス枠12における下側の開閉機構部について、
その着脱手段161における操作部163を上側に引上
げて、支軸164の先端部を支軸収納部165内に収納
し、このままの状態で支軸収納部165を縁飾り部19
の支軸支持部167の所まで移動させ、次いで、操作部
163から手を離して支軸164の先端部を支軸支持部
167のテーパー状の支持穴168に挿入する。上下2
つの開閉機構部について上記のような手順を実行するこ
とにより、開閉機構部160が縁飾り部19に取り付け
られる。そして、これにより、ガラス枠12を縁飾り部
19に開閉可能に固定することができる。一方、ガラス
枠12の開閉機構部160を縁飾り部19から取り外す
には、上記と逆の手順になる。すなわち、最初に着脱手
段161における操作部163を上側に引上げて、支軸
164の先端部を支軸収納部165内に収納し、支軸支
持部167のテーパー状の支持穴168から抜く。次い
で、このままの状態で支軸収納部165を縁飾り部19
の支軸支持部167から離れる方向に移動させる。ま
た、上側の開閉機構部についても、支軸の先端部をテー
パー状の支持穴168から抜くという同様の手順を実行
することにより、開閉機構部160が縁飾り部19から
取り外される。そして、これにより、ガラス枠12を縁
飾り部19から取り外すことができる。
【0026】図5および図6に戻り、縁飾り部19には
着脱手段161における操作部163に対向する位置
に、切り欠き171が形成されており、切り欠き171
はガラス枠12が閉鎖状態のときに操作部163を納め
るようになっている。ガラス枠12を開くと図6に示す
ようになって、操作部163が切り欠き171から逸脱
し、自由な開閉を許容する。一方、ガラス枠12を閉じ
ると図5に示すようになって操作部163が切り欠き1
71に納められ、誤って操作部163が上側に移動しな
いようにロックされる。なお、縁飾り部19には釘(図
示略)を貫通させて縁飾り部19を額縁状前面枠11に
取り付けるための釘穴172、173(他は図示略)が
形成されている。
【0027】D.取り付けベース盤の構造 次に、取り付けベース盤13の構造について説明する。
図8は取り付けベース盤13の斜視図(特に、正面側の
斜視図)である。図8において、取り付けベース盤13
は大きく分けて3つの部分、すなわち第1取り付けベー
ス盤13A、第2取り付けベース盤13B、第3取り付
けベース盤13Cに区分(つまり、3分割)され、これ
らが相互に連結されて組み立てられるようになってい
る。第1取り付けベース盤13A、第2取り付けベース
盤13B、第3取り付けベース盤13Cは何れも樹脂で
成形され、各端部にそれぞれ嵌合部が形成されている。
第1取り付けベース盤13Aはパチンコ機2の正面左側
上部に配置されるもので、嵌合部201、202および
取り付け部203を有している。また、第1取り付けベ
ース盤13Aは薄い平板状に形成され、遊技領域に対応
して内側部分がR状に形成されている。第1取り付けベ
ース盤13Aには開口縁部装飾体基盤(ただし、第1取
り付けベース盤13Aに対応するものは図示略)を貫通
して開口縁部装飾体レンズ(ここでは図示略)を取り付
ける付けるためのボス(止着手段)204が複数形成さ
れている。なお、ボス204は繁雑になるのを避けるた
め、一部のものにだけ符号を付している。また、第1取
り付けベース盤13Aの嵌合部201の部分には3つの
ボス205が形成されるとともに、第2取り付けベース
盤13Bに対して横方向に突出したU字状の2つの位置
決め突起206が形成されている。なお、位置決め突起
206は繁雑になるのを避けるため、一部のものにだけ
符号を付している。さらに、第1取り付けベース盤13
Aの嵌合部202の裏面側には第3取り付けベース盤1
3Cの後述の嵌合部222に形成された位置決め突起2
24に係合可能な位置決めボス(図示略)が形成されて
いる。
【0028】第2取り付けベース盤13Bはパチンコ機
2の正面右側上部に配置されるもので、嵌合部211、
212および取り付け部213、214を有している。
また、第2取り付けベース盤13Bは薄い平板状に形成
され、遊技領域に対応して内側部分がR状に形成されて
いる。第2取り付けベース盤13Bには開口縁部装飾体
基盤215、216を貫通して開口縁部装飾体レンズ
(ここでは図示略)を取り付けるためのボス(止着手
段)217が複数形成されている。開口縁部装飾体基盤
215、216にはランプ215a、216aがそれぞ
れ配置されており、ランプ215a、216aは遊技状
態に応じ点灯(あるいは点滅)制御される。なお、ボス
217は繁雑になるのを避けるため、一部のものにだけ
符号を付している。取り付け部213は第1取り付けベ
ース盤13Aの方に突出し、ビス穴の形成された3つの
係合突起の形状に形成されている。同様に、取り付け部
214は第3取り付けベース盤13Cの方に突出し、ビ
ス穴の形成された1つの係合突起の形状に形成されてい
る。また、第2取り付けベース盤13Bの嵌合部211
の裏面側には第1取り付けベース盤13Aの嵌合部20
1に形成されたU字状の2つの位置決め突起206に係
合可能な位置決めボス(図示略)が形成されている。位
置決めボスは円筒形状をなし、この位置決めボスに対し
てU字状の位置決め突起206を係合させることで、両
者が連結される。さらに、第2取り付けベース盤13B
には第3取り付けベース盤13Cの後述の嵌合部221
に形成されたU字状の位置決め突起225に係合可能な
位置決めボス(図示略)が形成されている。
【0029】第3取り付けベース盤13Cはパチンコ機
2の正面下側に配置されるもので、嵌合部221、22
2を有している。また、第3取り付けベース盤13Cは
薄い平板状に形成され、遊技領域の下部に対応してほぼ
細長く形成されるとともに、各端部の内側部分は小径の
R状に形成されている。第3取り付けベース盤13Cに
は開口縁部装飾体レンズ(図8では図示略)を取り付け
るためのボス(止着手段)223が複数形成されてい
る。なお、ボス223は繁雑になるのを避けるため、一
部のものにだけ符号を付している。また、第3取り付け
ベース盤13Cには第1取り付けベース盤13Aの嵌合
部202の裏面側に形成された位置決めボス(図示略)
に係合可能なU字状の位置決め突起224が形成される
とともに、第2取り付けベース盤13Bの嵌合部212
の裏面側に形成された位置決めボス(図示略)に係合可
能なU字状の位置決め突起225が形成されている。
【0030】第1取り付けベース盤13Aの嵌合部20
1にはメスタイプの縦長のスリットが形成され、このス
リットに対して第2取り付けベース盤13Bの嵌合部2
11の裏面側に形成されたオスタイプの凸部(図示略)
が嵌合可能になっている。第1取り付けベース盤13A
と第2取り付けベース盤13Bを組み立てるには、まず
第1取り付けベース盤13Aの嵌合部221の裏面側に
形成された2つの位置決め突起206を第2取り付けベ
ース盤13Bの嵌合部201に形成された2つの位置決
めボスに係合(位置決めボスに対してU字状の位置決め
突起をかぶせるような係合状態になる)して位置決めす
るとともに、同時に第1取り付けベース盤13Aのメス
タイプの嵌合部201に対して第2取り付けベース盤1
3Bのオスタイプの凸部の裏面側に嵌合部211を嵌合
させる。これにより、双方の位置決めが行われつつ、つ
ながる。次いで、第2取り付けベース盤13Bの3つの
取り付け部213にビスを挿入して第1取り付けベース
盤13Aの嵌合部201の部分に形成された3つのボス
205にそれぞれ捩じ込んで固定する。これにより、第
1取り付けベース盤13Aと第2取り付けベース盤13
Bが組み立てられる。各嵌合部201、211はスリッ
ト状に十分に嵌合するから、堅固に連結することができ
る。
【0031】次に、第3取り付けベース盤13Cの嵌合
部221にはメスタイプの縦長のスリットが形成され、
このスリットに対して第2取り付けベース盤13Bの嵌
合部212に形成されたオスタイプの凸部(図示略)が
嵌合可能になっている。同様に、第3取り付けベース盤
13Cの嵌合部222にはメスタイプの縦長のスリット
が形成され、このスリットに対して第1取り付けベース
盤13Aの嵌合部202の裏面側に形成されたオスタイ
プの凸部(図示略)の裏面側が嵌合可能になっている。
第3取り付けベース盤13Cに対して、第1取り付けベ
ース盤13Aおよび第2取り付けベース盤13Bを組み
立てるには、まず第3取り付けベース盤13Cの嵌合部
222に形成された1つのU字状の位置決め突起224
を第1取り付けベース盤13Aの嵌合部202に形成さ
れた1つの位置決めボスに係合させて位置決めするとと
もに、同時に第3取り付けベース盤13Cのメスタイプ
の嵌合部222に対して第1取り付けベース盤13Aの
オスタイプの凸部を有する嵌合部202を嵌合させる。
これにより、双方の位置決めが行われつつ、つながる。
次いで、第1取り付けベース盤13Aの1つの取り付け
部203にビスを挿入して第3取り付けベース盤13C
の嵌合部222の部分に形成された1つのボス226に
捩じ込んで固定する。これにより、第3取り付けベース
盤13Cと第1取り付けベース盤13Aが組み立てられ
る。各嵌合部222、202はスリット状に十分に嵌合
するから、堅固に連結することができる。
【0032】同様に、ほぼ同じタイミングの作業で、第
3取り付けベース盤13Cの嵌合部221に形成された
1つの位置決め突起225を第2取り付けベース盤13
Bの嵌合部212の裏面側に形成された1つの位置決め
ボスに係合させて位置決めするとともに、同時に第3取
り付けベース盤13Cのメスタイプの嵌合部221に対
して第2取り付けベース盤13Bのオスタイプの凸部の
裏面側に嵌合部212を嵌合させる。これにより、双方
の位置決めが行われつつ、つながる。次いで、第2取り
付けベース盤13Bの1つの取り付け部214にビスを
挿入して第3取り付けベース盤13Cの嵌合部221の
部分に形成された1つのボス227に捩じ込んで固定す
る。これにより、第3取り付けベース盤13Cと第2取
り付けベース盤13Bが組み立てられる。各嵌合部22
1、212はスリット状に十分に嵌合するから、堅固に
連結することができる。このようにして、3つの第1取
り付けベース盤13A、第2取り付けベース盤13B、
第3取り付けベース盤13Cが相互に連結されて組み立
てられる。そして、組み立てた状態で前述したようにガ
ラス枠12に固定される。
【0033】E.開口縁部装飾体レンズの構成 次に、開口縁部装飾体レンズについて説明する。図9は
開口縁部装飾体レンズを示す図である。図9において、
開口縁部装飾体レンズは大きく分けて4つの部分、すな
わち開口縁部装飾体レンズ(装飾カバー体)231〜2
34に区分(つまり、4分割)されるようになってい
る。各開口縁部装飾体レンズ231〜234は半透明な
樹脂製で、レンズの機能を有している。また、各開口縁
部装飾体レンズ231〜234のそれぞれの端部は向い
合う端部同士が容易に接続可能なように、段差加工され
ている。具体的には、一方の端部が凹加工で、向合う他
方の端部が凸加工される。なお、開口縁部装飾体レンズ
231〜234には、カラフルな色彩を塗布してもよい
し、あるいは半透明で無色に近い色であってもよい。
【0034】開口縁部装飾体レンズ231は遊技領域の
上部中央に配置されるもので、第1取り付けベース盤1
3Aに形成されたボス204および第2取り付けベース
盤13Bに形成されたボス217にビス止めすること
で、固定される。同様に、開口縁部装飾体レンズ232
は遊技領域の左側に配置されるもので、第1取り付けベ
ース盤13Aに形成されたボス204にビス止めするこ
とで、固定される。また、開口縁部装飾体レンズ233
は遊技領域の右側に配置されるもので、第2取り付けベ
ース盤13Bに形成されたボス217にビス止めするこ
とで、固定される。さらに、開口縁部装飾体レンズ23
4は遊技領域の下側に配置されるもので、第3取り付け
ベース盤13Cに形成されたボス223にビス止めする
ことで、固定される。なお、各開口縁部装飾体レンズ2
31〜234にはビス止め用の小さい穴が形成されてい
るが、図示は略している。ビス止めによる固定に限ら
ず、例えばボスに対して挿入し、ロック可能な構成を有
する突起部を開口縁部装飾体レンズ231〜234の内
側に設けるようにしてもよい。そのようにすると、保守
・点検の作業性がよい。ここで、開口縁部装飾体レンズ
231〜234にラッキーナンバーの表示をさせるよう
に、半透明の図柄をランプに対応させて点灯可能な構成
とし、例えば大当り時にランプを点灯表示させるような
図柄変動遊技を行ってもよい。そのようにすると、開口
縁部装飾体レンズ231〜234を有効に活用すること
ができる。
【0035】開口縁部装飾体レンズ233の内部には開
口縁部装飾体基盤(電気部品)215、216が収納さ
れ、開口縁部装飾体レンズ233は開口縁部装飾体基盤
215、216に配置されたランプ(電気部品)215
a、216aの点灯光をレンズ機能により拡大しつつ透
過させる。なお、他の開口縁部装飾体レンズ231、2
32についても同様に開口縁部装飾体基盤(電気部品)
が内蔵される(図示は略)。一方、開口縁部装飾体レン
ズ234には開口縁部装飾体基盤が内蔵されないが、こ
の部分にも開口縁部装飾体基盤を内蔵するようにしても
よい。そのようにすると、遊技領域の周囲を全て遊技状
態に応じて装飾することが可能になる。
【0036】ここで、3つの第1取り付けベース盤13
A、第2取り付けベース盤13B、第3取り付けベース
盤13Cからなる取り付けベース盤13と、開口縁装飾
体502は全体として遊技領域区分部材501を構成す
る(図8参照)。遊技領域区分部材501はガラス枠1
2の前面側に備えられ、その取り付けベース盤13によ
って中央開口部503が形成されるとともに、中央開口
部503の周囲に開口縁部装飾体レンズ231〜234
が設けられる。そして、開口縁部装飾体レンズ231〜
234、開口縁部装飾体基盤215、216(図示は略
しているが開口縁部装飾体レンズ232に内蔵の開口縁
部装飾体基盤も含む)は全体として開口縁装飾体(電気
的表示手段)502を構成する(図8および図9参
照)。遊技領域区分部材501は、弾発された遊技球に
より遊技盤10で主要な遊技を行う主要遊技領域(中央
開口部503を通して視覚的に区分される領域)と、こ
の主要領域以外の領域(中央開口部503以外で遊技領
域区分部材501が配置されている領域)との区分を前
方より視認可能にする機能を発揮する。なお、本実施例
では遊技領域区分部材501をガラス枠12の前側に配
置することで、主要遊技領域と、主要領域以外の領域と
の区分を前方より視認可能にしているが、これに限ら
ず、例えば遊技領域区分部材501をガラス枠12の後
側に配置して同様の機能を発揮させるようにしてもよ
い。
【0037】F.電気的装飾部材の構成 次に、取り付けベース盤13A、13Bに配置される電
気的装飾部材の構成について説明する。図10は取り付
けベース盤13A、13Bに配置される電気的装飾部材
の取り付けの様子を示す図である。図10において、取
り付けベース盤13Aには後述のスピーカー(第2音出
力手段)304を設置するためのほぼ円形のスピーカー
設置部301が形成され、スピーカー設置部301の周
囲には円筒形の区画壁302が設けられている。区画壁
302はスピーカー304からの放出音が不必要に周囲
(例えば、横方向)に洩れないようにするもので、主に
前面側にスピーカー304からの放出音を出すようす
る。区画壁302の周囲には取り付けベース盤13Aか
ら突出する一定長さのスピーカー取り付けボス(止着手
段)303が4つ設けられており(図面では、2つに符
号を付し、繁雑になるので、他は符号を略す)、ボス3
03にはビスを捩じ込み可能なねじ溝が形成されてい
る。
【0038】スピーカー取り付けボス303にはスピー
カー304を取り付け可能であり、スピーカー304は
リード線305を介して上部装飾ランプ中継基盤306
に接続されている。上部装飾ランプ中継基盤306は各
種の装飾ランプとコネクタが配置されるとともに、集中
配線を行うフラットケーブル307が接続されている。
また、スピーカー304の前面側にはスピーカー防護部
材308および内側スピーカーカバー309が順次配置
されるようになっている。スピーカー防護部材308は
金属製のメッシュからなり、内側スピーカーカバー30
9を通して「いたずら」等により細いピン状の部材(例
えば、つまようじ)が突っ込まれた場合に、その侵入を
阻止してスピーカー304が破損する等の不具合の発生
を防止するものである。内側スピーカーカバー309は
樹脂製で、スピーカー防護部材308およびスピーカー
304を全体的に覆って保護する。スピーカー304お
よびスピーカー防護部材308を取り付けるには、まず
スピーカー304をスピーカー設置部301に置き(図
11の状態)、次いで、スピーカー304の前面側にス
ピーカー防護部材308を重ね合せ、スピーカー防護部
材308の4角に形成された4つのビス穴308aにビ
スを挿入するとともに、このビスをスピーカー304の
4角に形成された4つのビス穴304aにも通した後、
ボス303に捩じ込む。これにより、スピーカー304
の前面側にスピーカー防護部材308を重ね合せた状態
で両者が取り付けベース盤13Aに固定される。次い
で、内側スピーカーカバー309をその上にかぶせる。
なお、内側スピーカーカバー309にはスピーカー30
4へのリード線305を通すためのリード線開口部30
9aが形成されている。
【0039】次に、取り付けベース盤13Bにも同様に
後述のスピーカー(第2音出力手段)314を設置する
ためのほぼ円形のスピーカー設置部311が形成されて
おり、スピーカー設置部311の周囲には円筒形の区画
壁312が設けられている。区画壁312はスピーカー
314からの放出音が不必要に周囲(例えば、横方向)
に洩れないようにするもので、主に前面側にスピーカー
314からの放出音を出すようする。区画壁312の周
囲には取り付けベース盤13Bから突出する一定長さの
スピーカー取り付けボス(止着手段)313が4つ設け
られており(図面では、2つに符号を付し、繁雑になる
ので、他は符号を略す)、ボス313にはビスを捩じ込
み可能なねじ溝が形成されている。
【0040】スピーカー取り付けボス313にはスピー
カー314を取り付け可能であり、スピーカー314は
リード線315を介して上部装飾ランプ中継基盤306
に接続されている。また、スピーカー314の前面側に
はスピーカー防護部材318および内側スピーカーカバ
ー319が順次配置されるようになっている。スピーカ
ー防護部材318は金属製のメッシュからなり、内側ス
ピーカーカバー319を通して「いたずら」等により細
いピン状の部材(例えば、つまようじ)が突っ込まれた
場合に、その侵入を阻止してスピーカー314が破損す
る等の不具合の発生を防止するものである。内側スピー
カーカバー319は樹脂製で、スピーカー防護部材31
8およびスピーカー314を全体的に覆って保護する。
スピーカー314およびスピーカー防護部材318を取
り付けるには、まずスピーカー314をスピーカー設置
部311に置き(図11の状態)、次いで、スピーカー
314の前面側にスピーカー防護部材318を重ね合
せ、スピーカー防護部材318の4角に形成された4つ
のビス穴318aにビスを挿入するとともに、このビス
をスピーカー314の4角に形成された4つのビス穴3
14aにも通した後、ボス313に捩じ込む。これによ
り、スピーカー314の前面側にスピーカー防護部材3
18を重ね合せた状態で両者が取り付けベース盤13B
に固定される。次いで、内側スピーカーカバー319を
その上にかぶせる。なお、内側スピーカーカバー319
にはスピーカー314へのリード線315を通すための
リード線開口部(図示略)が形成されている。
【0041】次に、上部装飾ランプ中継基盤(電気部
品)306について説明する。上部装飾ランプ中継基盤
306は4角に形成された4つのビス穴306aにビス
を挿入し、このビスを取り付けベース盤13A、取り付
けベース盤13Bに各2つずつ形成された取り付けボス
(止着手段)321、322に捩じ込むことにより、取
り付けベース盤13A、取り付けベース盤13Bに固定
される。上部装飾ランプ中継基盤306上には複数の装
飾ランプ341が配置され、これらの装飾ランプ341
は遊技状態に応じて点灯(あるいは点滅)制御される。
具体的には、大当り発生時、貸玉排出時、パチンコ機2
において打止状態の発生時等に点灯するように装飾ラン
プ341の制御が行われる。また、上部装飾ランプ中継
基盤306上には複数のコネクタ342、343、34
4が配置され、上側に配置された2つのコネクタ34
2、343は取り付けベース盤13A、取り付けベース
盤13Bに配置される後述のサイド装飾体からの配線を
中継するためのものであり、下側に配置された4つのコ
ネクタ344は取り付けベース盤13A、取り付けベー
ス盤13Bの内側周囲に配置された開口縁部装飾体基盤
215、216(その他の開口縁部装飾体基盤は図示略
につき、符号は無い)からの配線を中継するためのもの
である。なお、取り付け基盤13上に配置された全ての
電気的な部品は、繁雑になるので、事細かくその旨の定
義をしないが、電気部品に相当する。
【0042】上部装飾ランプ中継基盤306はランプカ
バー(装飾カバー体)351によって覆われるようにな
っており、ランプカバー351は横方向に長い形状に形
成されるとともに、膨出状に形成されている。ランプカ
バー351は半透明で、上部装飾ランプ中継基盤306
に配置された複数の装飾ランプ341の点灯光を透過可
能である。ランプカバー351は端部に形成されたワン
タッチ用の2つの取り付け片352を取り付けベース盤
13A、取り付けベース盤13Bに形成された2つの取
り付け穴353にそれぞれ挿入することにより、取り付
けベース盤13A、取り付けベース盤13Bにワンタッ
チで取り付けられる。この場合、ランプカバー351の
取り付け片352は小さく弾力性があって取り付け穴3
53にロック可能な形状に形成されており、取り付け片
352が取り付け穴353に挿入されると、弾力により
ワンタッチでロックされる。また、ランプカバー351
の側部には配線305、315等(その他の配線も含
む)を通過させるための配線用スリット351a(他方
の配線用スリットは図示略)が形成されており、上部装
飾ランプ中継基盤306をランプカバー351で覆った
ときに各スピーカー304、314に接続される配線3
05、315がランプカバー351によって押し付けら
れないようになっている。取り付けベース盤13Aには
配線用開口部(配線処理手段)361が形成されてお
り、配線用開口部361は上部装飾ランプ中継基盤30
6のコネクタに接続された集中配線のためのフラットケ
ーブル307を通過させて取り付けベース盤13Aの裏
側に引出すようになっている。これにより、取り付けベ
ース盤13に配置される各種電気部品の配線をまとめて
パチンコ機2の本体(いわゆる枠)側に中継することが
行われる。
【0043】図11はスピーカー304、スピーカー3
14および上部装飾ランプ中継基盤306を取り付けベ
ース盤13A、取り付けベース盤13B上に配置すると
ともに、配線用開口部361にフラットケーブル307
を通過させた状態を示している。ここで、各スピーカー
304、スピーカー314からの配線305、315は
取り付けベース盤13A、13Bに形成された配線用固
定片(配線処理手段)365、366によって固定され
るようになっている。また、図12はスピーカー30
4、314および上部装飾ランプ中継基盤306がラン
プカバー351および外側スピーカーカバー(装飾カバ
ー体)371、372によってそれぞれ覆われる様子を
示している。外側スピーカーカバー371、372は樹
脂製で、内側スピーカーカバー309、スピーカー防護
部材308およびスピーカー304を順次全体的に覆っ
て保護するものである。外側スピーカーカバー371、
372にはそれぞれスピーカー304、314へのリー
ド線305、315を通すためのリード線開口部371
a(他方は図示略)が形成されている。
【0044】再び図10に戻り、スピーカー設置部30
1、311の下方にはサイド装飾体取り付け部381、
382が形成されており、サイド装飾体取り付け部38
1、382は一定長さに延在し周囲を取り囲むように形
成された複数の壁383、384をそれぞれ有してい
る。ここで、図13を参照して一方のサイド装飾体取り
付け部381について詳細に説明する。図13におい
て、サイド装飾体取り付け部381は三角形状に近似し
た形状を有しており、複数の壁383によって区画され
る内側にはLED385、386を搭載した基盤387
がビスによって固定されるようになっている。すなわ
ち、基盤387に形成されたビス穴387aにビスを通
してサイド装飾体取り付け部381に形成されたボス
(止着手段)388に捩じ込むことにより、基盤387
が固定される。基盤387はレンズ機能を有する半透明
な樹脂製の内カバー389によって覆われるようになっ
ているとともに、内カバー389はさらに樹脂製の外カ
バー390によって覆われるようになっている。外カバ
ー390には内カバー389の前面側がそのまま臨むよ
うな前面開口部391が形成されている。また、外カバ
ー390および内カバー389にはそれぞれ取り付けの
ためのビス穴390a、389aが形成されている。
【0045】外カバー390および内カバー389をサ
イド装飾体取り付け部381に取り付けるには、まず外
カバー390および内カバー389を重ねるとともに、
各カバーに形成されたビス穴390a、389aにビス
を通してサイド装飾体取り付け部381に設けられたボ
ス(止着手段)392に捩じ込む。これにより、基盤3
87を内蔵する状態で外カバー390および内カバー3
89を順次外側から重ね合せた状態で両者が取り付けベ
ース盤13Aに固定される。なお、基盤387のリード
線315を通すために、外カバー390および内カバー
389にはそれぞれリード線開口部390b、389b
が形成されている。また、形状の大きい外カバー390
は強固に取り付けベース盤13Aに固定するようになっ
ており、外カバー390の外側に形成された取り付け部
393にビスを通してサイド装飾体取り付け部381の
外側に設けられたボス(止着手段)394に捩じ込むこ
とにより、外カバー390が取り付けベース盤13Aに
堅固に固定される。
【0046】ここで、基盤387に配置されたLED3
85、386はパチンコ機2の枠側の情報を表示し、例
えばガラス枠12が開放したときに点灯する開放表示、
賞球排出時に点灯する賞球玉排出表示、島設備から玉の
補給が行われるときに点灯する補給表示等を行う場合に
点灯する。なお、これら以外の情報を表示するようにし
てもよい。上記LED385、386、基盤387、内
カバー(装飾カバー体)389および外カバー(装飾カ
バー体)390は全体としてサイド装飾体401を構成
する。なお、パチンコ機2の右側にはサイド装飾体40
2が配置(図1参照)されている。さらに、この図13
に示すように、外側スピーカーカバー371(他方の、
外側スピーカーカバー372も同様)の外側には取り付
け部395が形成されており、この取り付け部395に
ビスを通してサイド装飾体取り付け部381の外側に設
けられたボス(止着手段)396に捩じ込むことによ
り、外側スピーカーカバー371が取り付けベース盤1
3Aに堅固に固定される。上記取り付けベース盤13に
配置される各種の電気部品、および上部装飾ランプ中継
基盤306を内蔵するランプカバー351、開口縁部装
飾体レンズ231〜234、左右のサイド装飾体40
1、サイド装飾体402は電気的表示手段を構成する。
そして、電気的表示手段および装飾カバー体は全体とし
て装飾手段600を構成する。
【0047】G.パチンコ装置の裏機構の構成 次に、パチンコ装置1の裏機構について説明する。図1
4はパチンコ装置1の裏機構の構成を示す図である。図
14において、パチンコ装置1の裏機構の主要なものと
して、玉を貯留する貯留タンク701と、貯留タンク7
01内の玉を誘導する2条の誘導路702と、枠用中継
基盤(外部端子基盤)703と、玉排出装置704と、
排出制御回路盤705と、玉寄せカバー706と、役物
制御回路盤707と、大型の役物制御回路盤を取り付け
る可能な取り付けアダプタ708と、玉の発射に必要な
各種制御を行う発射回路盤709と、合成樹脂製の一体
成型品から形成され各種のユニット部品(例えば、貯留
タンク701等)がその上に取り付けられた裏機構盤の
基枠体711と、スピーカ712とがある。なお、基枠
体711の上に取り付けられた各種ユニット部品と基枠
体711とを総称する概念として裏機構盤720と称し
ている。
【0048】枠用中継基盤703はAC電源の入力やホ
ールの管理装置との間における信号の授受などについて
の中継を行うものである。例えば、内部に枠用外部情報
出力端子を設けることにより、パチンコ装置1における
枠側の各種情報として玉の排出に関する玉貸し、賞球な
どの情報、玉の補給、玉の発射、ガラス枠12の開閉情
報などをホールの管理装置に出力する際の配線の中継を
行う。排出制御回路盤705は玉の排出に必要な各種制
御を行うもので、役物制御回路盤707は遊技盤におけ
る役物の作動に必要な各種制御を行うものである。ま
た、役物制御回路盤707には大当り確率を変更、設定
する確率設定装置824(図15参照)の確率設定スイ
ッチが内蔵されている。なお、確率設定装置824は普
通図柄表示器の特定図柄確率(普図当り確率)について
も変更、設定するようにしてもよい。
【0049】確率設定装置824における大当り確率設
定スイッチのスイッチ挿入口731は役物制御回路盤7
07の表面側に露出配置されている。確率設定装置82
4は、例えば1/200、1/210、1/220の3
段階に役物装置の大当りの確率を変更できるように、3
つの接点を有している。この接点はホールの係員によっ
て操作可能であり、その設定値は所定の表示器に表示さ
れるが、設定後一定時間が経過すると、消えて外部から
目視できないように、機密が保たれている。なお、役物
装置の大当り確率の変更は、上記のような3段階に限ら
ず、他の変更内容にしてもよい。普図当り確率も同様
に、例えば1/5、1/10、1/20の3段階に外部
から容易に変更できるように、3つの接点を配置し、各
スイッチは連動にしたりあるいはそれぞれ単独で調整可
能にしてもよい。スピーカ(第1音出力手段)712は
役物制御回路盤707の中にある音声制御回路B812
(図15参照)から出力される音声出力信号に基づい
て、主に枠側の情報(例えば、賞球排出音、玉貸音、不
正音、打ち止め音、補給音など)を放音する。スピーカ
712は1個だけ配置されている。
【0050】H.制御系の構成 次に、図15はパチンコ装置1における制御系のブロッ
ク図である。図15において、この制御系は大きく分け
ると、パチンコ遊技の中で特に役物装置の作動、各種セ
ンサ信号の処理等に必要な制御を行う役物用IC801
と、役物用IC801内に配置され役物装置の制御に必
要な処理を行うCPU802と、同じく役物用IC80
1内に配置されワークエリアの設定や制御に必要なデー
タの一時記憶等を行うRAM803と、役物用IC80
1の制御プログラム等を格納しているROM804と、
水晶の発振周波数を分周して役物用IC801の基本ク
ロックを得る分周回路805と、役物用IC801等に
必要な電源を供給する電源回路806と、各種情報信号
を受け入れるローパスフィルタ807と、ローパスフィ
ルタ807からの信号をバス808を介して役物用IC
801に出力するバッファゲート809と、役物用IC
801からの信号をバス808を介して受ける出力ポー
ト810と、出力ポート810を介して入力される制御
信号をドライブして各種駆動信号を生成して各表示器等
に出力するドライバ811と、遊技に必要な効果音を生
成する(あるいは音声合成を行ってもよい)音声制御回
路B812と、音声制御回路B812からの音声信号を
増幅するアンプ813とによって構成される。なお、音
声制御回路B812はバス808を介して役物用IC8
01に接続されるとともに、ホールの管理装置850
(詳細は後述)および排出・発射制御回路837に接続
され、これらの出力信号によって効果音を生成する処理
を行う。
【0051】役物用IC801を含む上記各回路は、パ
チンコ装置1の裏側の所定位置に配置したマイクロコン
ピュータを含む役物制御回路盤707というボードユニ
ットによって実現されている。そして、マイクロコンピ
ュータのボードユニットは玉貸機、島設備、遊技店の管
理装置等との間で制御信号やデータの授受が行われるよ
うになっている。音声制御回路B(第1音制御手段)8
12は遊技に必要な効果音として、排出・発射制御回路
837からの出力信号および管理装置850からの出力
信号に基づいて主に枠側の情報(例えば、賞球排出音、
玉貸音、不正音、打ち止め音、補給音、ガラス枠開放音
など)に関する音を生成し、生成された効果音はアンプ
813により増幅されてスピーカ712から放音され
る。なお、音声制御回路B812の他に、例えば音声合
成ICを設け、枠側の情報に必要な音声合成(例えば、
不正時に通告する音声、“それは不正になります”)を
行うようにしてもよい。遊技機の打ち止めに関する音声
は管理装置850からの出力信号に基づいて生成される
が、これに限らずその他の音声でもよいのは勿論であ
る。
【0052】ローパスフィルタ807には始動スイッチ
821、カウントスイッチ822、継続スイッチ(V入
賞検出スイッチ)823および確率設定装置824から
の信号が入力されている。なお、ローパスフィルタ80
7から役物用IC801に取り込まれる信号について
は、役物用IC801でソフト的に2回読み込む処理を
行うことにより、ノイズの時定数等を考慮し、チャタリ
ング防止を図っている。始動スイッチ821は始動入賞
口(例えば、普通電動始動口)に玉が入賞したことを検
出するとともに、普図始動口に玉が入賞したことも検出
する。両者の区別は、例えば入賞玉の通路を分けること
で、認識される。カウントスイッチ822は変動入賞装
置がオープンしたとき、この変動入賞装置内に入賞した
玉を検出する。継続スイッチ823は大入賞口としての
変動入賞装置に配置され、いわゆるV入賞口に玉が入賞
したことを検出する。なお、上記各検出スイッチは近接
スイッチからなり、玉の通過に伴う磁力の変化に基づい
て玉を検出する。
【0053】確率設定装置824は特別図柄表示装置の
大当り確率を変更、設定するもので、その設定内容は、
例えば次の通りである。 大当り確率の設定内容 大当り確率:設定3…………1/200 大当り確率:設定2…………1/210 大当り確率:設定1…………1/220 なお、普図当り確率を設定する場合には、例えばその設
定内容は次のような値にする。 普図当り確率の設定内容 普図当り確率:設定3…………1/5 普図当り確率:設定2…………1/10 普図当り確率:設定1…………1/20 なお、上記の各設定率はホールの管理室に配置されてい
る管理装置850によっても設定可能であり、その場
合、管理装置850における選択指令信号発生回路から
の選択指令信号に基づいて各確率が遠隔的に設定され
る。各確率の設定内容は、上記と同様である。なお、各
確率の設定内容は上記例に限らず、他の設定内容であっ
てもよいのはもちろんである。
【0054】ドライバ811からは変動入賞装置831
の大入賞口ソレノイド、遊技盤13の各種の装飾ランプ
・LED832、始動記憶表示器833に制御信号が出
力されるとともに、図示は略しているが、普通図柄表示
装置、補助変動入賞装置としての普通電動補助装置など
にも必要な制御信号が出力される。変動入賞装置831
の大入賞口ソレノイドは変動入賞装置(アタッカー)8
31をオープンさせるもので、特別図柄表示器869が
大当り状態になると、1サイルク目以後はV入賞を条件
に各サイクルで一定時間あるいは一定の玉数だけ大入賞
口ソレノイドが励磁されてアタッカーが開く。遊技盤1
3の各種の装飾ランプ・LED832としては、報知用
の各種ランプ・LEDがあり、例えば遊技盤13におけ
る点灯可能な打球方向変換部材等があり、ゲーム内容に
応じて適当に点灯あるいは点滅する。始動記憶表示器8
33は4個の範囲内で始動入賞した玉の数を記憶したこ
とを表示する。また、ドライバ811からの制御信号は
ガラス枠上装飾部841の開口縁部表示器834、遊技
機上部表示器835にも出力される。開口縁部表示器8
34は開口縁装飾体502に相当し、遊技機上部表示器
835は上部装飾ランプ中継基盤306、複数の装飾ラ
ンプ341、ランプカバー(装飾カバー体)351によ
って構成される。
【0055】ガラス枠上装飾部841は開口縁部表示器
834、遊技機上部表示器835の他に、遊技機上部ス
ピーカー304、314、遊技機機能表示部836を備
えている。遊技機機能表示部836はサイド装飾体40
1およびサイド装飾体402によって構成される。遊技
機上部スピーカー304、314には後述の表示制御回
路862におけるステレオタイプのアンプ864から出
力信号B、Cがそれぞれ供給され、これらの出力信号
B、Cに基づいてステレオ音を放音する。遊技機機能表
示部836には排出・発射制御装置837からの出力信
号および管理装置850からの信号が入力され、遊技機
機能表示部836は排出・発射制御装置837からの出
力信号および管理装置850からの信号Aに基づいて必
要な情報を表示する。具体的には、主に枠側の情報、例
えば賞球排出表示、玉貸表示、不正表示、打ち止め表
示、補給表示、ガラス枠開放表示などの情報を表示す
る。管理装置850からの信号Aに基づく表示として
は、例えば遊技機の打ち止め表示がある。排出・発射制
御装置837は排出制御回路盤705および発射回路盤
709の中に配置されている各制御回路によって構成さ
れ、役物用IC801との間で、データの授受を行うよ
うになっている。したがって、遊技機機能表示部836
は枠側情報を主に表示するが、これ以外の情報を表示し
てもよい。役物側の情報に関する表示、例えば大当り表
示、リーチ表示、図柄変動表示、大当り発生時のファン
ファーレ表示、始動入賞表示、カウント表示、スペシャ
ルリーチ表示、アタッカーオープン表示、確率変動中表
示などを行うようにしてもよい。
【0056】役物用IC801は外部情報端子861を
介して管理装置850に接続されるとともに、表示制御
回路862に接続されている。外部情報端子861は遊
技機外部に情報を出力する場合の端子であり、遊技盤1
3における各種情報、例えば役物装置に関する情報で、
大当り、ラッキーNO.、アンラッキーNO.、大当り
確率設定値、ラッキーNO.およびアンラッキーNO.
の発生率、大当り確率設定値、始動口入賞数、役物の回
転数、大当り時のサイクルの継続回数、不正情報(入賞
による不正あるいはコネクタの抜けなど)をホールの管
理装置850に出力する際の配線の中継を行う。管理装
置850はホールに設置された多数のパチンコ機および
島設備等から必要なデータを収集してデータの管理を行
ったり、大当り確率の設定を遠隔的に行ったりする。ま
た、管理装置850は遊技機機能表示部836に対して
必要な情報を表示させるための制御を行う。
【0057】表示制御回路862は音声制御回路A86
3、アンプ864、画像用CPU865、ROM86
6、RAM867、表示駆動回路868により構成され
る。音声制御回路A(第2音制御手段)863は遊技音
として、主に役物(遊技盤13)側の情報に関する音
(例えば、大当り音、リーチ音、図柄変動音、大当り発
生時のファンファーレ音、始動入賞音、カウント音、ス
ペシャルリーチ音、アタッカーオープン音、確率変動中
音など)をステレオ音として生成し、生成されたステレ
オ音はアンプ864により増幅されて遊技機上部スピー
カ304および遊技機上部スピーカ314からそれぞれ
放音される。なお、音声制御回路A863の他に、例え
ば音声合成ICを設け、遊技盤側の情報に必要な音声合
成(例えば、大当り時の音声、“やったね、大当り”)
を行うようにしてもよい。
【0058】画像用CPU865は音声制御回路A86
3との間でデータの授受を行いながら後述の特別図柄表
示器869に表示される画像の制御を行うもので、画像
用CPU865の出力は表示駆動回路868に送られ、
表示駆動回路868は画像用CPU865からの出力信
号に基づいて特別図柄表示器869を駆動する。ROM
866は画像用CPU865の制御プログラムやキャク
ターデータ等を格納しており、RAM867は画像用C
PU865のワークエリアとして用いられる。特別図柄
表示器869はCRTディスプレイによって構成され、
始動入賞口に玉が入賞したとき、CRTディスプレイ画
面に表示された図柄の内容を変化させ、その図柄が特定
の利益状態(すなわち、特別態様遊技状態で、例えば、
大当りのゾロ目状態:「777」など)になると、大当
り遊技に移行して変動入賞装置(アタッカー)831が
開放するようになっている。このように、役物装置の制
御を行う役物用IC801と、いわゆる特図の表示制御
を行う特別図柄表示器869とをわけることにより、役
物用IC801の負担を軽減しつつ、遊技者への演出効
果の高い特図画面を表示することが可能になっている。
【0059】以上のように本実施例では、特定の音(例
えば、賞球排出音、玉貸音、不正音、打ち止め音、補給
音など)の発生を制御する音声制御回路B(第1音制御
手段)812と、特別の音(例えば、大当り音、リーチ
音、図柄変動音、大当り発生時のファンファーレ音、始
動入賞音、カウント音、スペシャルリーチ音、アタッカ
ーオープン音、確率変動中音など)の発生を制御する音
声制御回路A(第2音制御手段)863とによって遊技
に関する各種の音の発生が制御され、特定の音はスピー
カ712から放音され、特別の音(ステレオ音)は遊技
機上部スピーカ304および遊技機上部スピーカ314
からそれぞれステレオで放音される。したがって、以下
の効果を得ることができる。 (1)従来の遊技機のようにスピーカーを1個だけ備え
たものと異なり、複数の音声制御回路を設け、複数の音
出力手段を配置しているので、音による演出効果を高め
ることができる。 (2)遊技機上部スピーカ304および遊技機上部スピ
ーカ314によりステレオで放音することができ、高級
感を出すことができる。 (3)また、ステレオ音で遊技状態を演出しているの
で、音の広がり、音によって遊技者の興趣を高めること
が可能になり、遊技の臨場感、大当りの期待感を音の面
から高める演出をすることができる。
【0060】(4)2つの音の出力部を違う位置にして
いる(遊技機上部スピーカ304、314は上側、スピ
ーカ712は下側)ので、違う種類の音を的確に報知す
ることができる。例えば、賞球排出音、玉貸音、不正
音、打ち止め音、補給音などは下側のスピーカ712で
報知し、大当り音、リーチ音、図柄変動音、大当り発生
時のファンファーレ音、始動入賞音、カウント音、スペ
シャルリーチ音、アタッカーオープン音、確率変動中音
などは上側の遊技機上部スピーカ304、314で報知
しているので、遊技者にとって音の出る場所が異なり、
容易に違う種類の音を判断することができる。 (5)遊技機の遊技内容が多様化し、それに伴って発生
させる音が増えても、複数の音声制御回路を設け、複数
の音出力手段を配置しているので、確実に複数の音を発
生することができる。例えば、同時に複数の音(例え
ば、大当り音と、賞球排出音)を発生させるタイミング
になった場合であっても、その出力が可能になる。 (6)優先順位の低い音であっても、無効にして発生し
ない処理を採る必要がなく、十分な音演出を行うことが
できる。 (7)従来の遊技機構成と異なり、スペース的にもスピ
ーカーを複数備えることが可能な構成であるので、遊技
店内の騒々しい環境下であっても、十分に効果的な音演
出効果を得ることができる。 (8)遊技機のモデルチャンジを行うような場合には、
前面の遊技機上部スピーカ304および遊技機上部スピ
ーカ314だけ代えればよく、下側のスピーカ712は
そのままでよく、低コストでモデルチャンジを行うこと
が可能になる。
【0061】なお、本実施例の態様と異なり、以下に述
べるような各種の変形態様で本発明を実現することも可
能である。 (a)第2種に属する遊技機の場合、上側の遊技機上部
スピーカ304、314から報知する音として、例えば
羽根開閉音などのような第2種遊技独特の動作に対応す
る効果音を加えてもよい。 (b)上側スピーカーと、下側スピーカーにどのような
効果音を振分けるかは、本実施例の態様に限るものでは
なく、どのように効果音を振分けてもよい。例えば、ス
テレオ音だけステレオタイプの上側スピーカーから出力
するようにしてもよい。 (c)ステレオタイプの上側スピーカーの取り付けは、
本実施例のような構成に限るものではなく、他の構成で
もよい。例えば、樹脂製の前面枠あるいはガラス枠に取
り付けるような構成にしてもよい。 (d)音の発生制御は本実施例のような構成に限るもの
ではなく、他の構成でもよい。例えば、第1音制御手段
の機能を排出・発射制御回路で実現し、第2音制御手段
の機能を遊技盤の制御回路(役物制御回路あるいは表示
制御回路で実現するような構成にしてもよい。
【0062】本発明の他の実施例 次に、本発明の他の実施例について説明する。この実施
例はステレオ音に1/fのゆらぎ信号による処理を付加
したものである。図16は表示制御回路900を示す図
である。図16において、900は表示制御回路であ
り、表示制御回路900は前記実施例の各回路の他に、
1/fゆらぎ信号発生回路901およびゆらぎ処理回路
902を有している。1/fゆらぎ信号発生回路901
はゆらぎ信号を発生するもので、具体的にはゆらぎ信号
における各周波数fのパワースペクトルの振幅がほぼ1
/fに等しい周波数成分を有する1/fゆらぎ信号を発
生する。例えば、ノイズ信号を入力として1/fゆらぎ
信号を発生するようなフィルターを用いる。1/fゆら
ぎ信号発生回路901によって生成された1/fゆらぎ
信号はゆらぎ処理回路902に入力される。ゆらぎ処理
回路902は音声制御回路863の出力信号に対して1
/fゆらぎ信号に基づいて、同出力信号の周波数と大き
さが快くゆらぐような処理を行ってアンプ864に出力
する。
【0063】ここで、1/fゆらぎについて説明する。
最近、1/fゆらぎのリズムが人間にここちよいもので
あることがいろいろ判明している。例えば、トランジス
タの1/f雑音も、心臓の拍動も脳波も、ニューロンの
パルスも、みんなその根源は1つと考えられている。逆
にいうと、生体維持にはこの1/fゆらぎがなくてはな
らないものと考えられる。例えば、手拍子も一定のよう
に聞えても、無意識に1/fゆらぎの間隔で打っている
ものである。したがって、人間のリズムは、みな1/f
ゆらぎに基づいている。そこで、人間に快適感を与える
環境造りに、この1/fゆらぎを応用することにより、
より快適な遊技機にすることが可能になる。本実施例で
は、ステレオサウンドに対して、1/fゆらぎの原理を
応用することにより、例えば長い時間、遊技者が遊技を
行っても、快適で心地好い音響を得ることができる。ま
た、ゲームの音として、大きな迫力のある音量を出して
も快適なサウンドにすることができ、長時間の遊技に対
して快適さを確保することができる。特に、特別図柄表
示器869における特図の変動音は長時間にわたって同
様のサウンドが繰り返されることが多いので、1/fゆ
らぎ信号処理は有効である。
【0064】なお、玉貸機の配置場所は上記例に限るも
のではない。例えば、前面パネルの部分や皿前装飾体の
部分に設けるようにしてパチンコ機と一体にしてもよ
い。また、本発明はカードリーダを備えていないパチン
コ機にも適用できるのは勿論である。本発明に係わる遊
技機は上記実施例のようなプリペイドカード方式のパチ
ンコ機に適用する例に限らない。例えば、クレジット方
式のパチンコ機にも適用することができる。遊技盤の構
成、機種はどのようなものでもよい。プリペイドカード
方式でなく、全くカードを使用しないパチンコ機につい
ても幅広く適用することが可能である。また、アレンジ
ボール機にも適用することができる。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、特定の音(例えば、賞
球排出音、玉貸音、不正音、打ち止め音、補給音など)
の発生を制御する第1音制御手段と、特別の音(例え
ば、大当り音、リーチ音、図柄変動音、大当り発生時の
ファンファーレ音、始動入賞音、カウント音、スペシャ
ルリーチ音、アタッカーオープン音、確率変動中音な
ど)の発生を制御する第2音制御手段とによって遊技に
関する各種の音の発生を制御し、特定の音は第1音出力
手段(例えば、スピーカ)から放音し、特別の音(例え
ば、ステレオ音)は第2音出力手段(例えば、遊技機上
部スピーカ)からそれぞれ放音するようにしているの
で、以下の効果を得ることができる。 (1)従来の遊技機のようにスピーカーを1個だけ備え
たものと異なり、複数の音声制御手段を設け、複数の音
出力手段を配置しているので、音による演出効果を高め
ることができる。 (2)第2音制御手段および第2音出力手段により、遊
技に関する特別の音をステレオで放音することができ、
高級感を出すことができる。 (3)また、ステレオ音で遊技状態を演出しているの
で、音の広がり、音によって遊技者の興趣を高めること
が可能になり、遊技の臨場感、大当りの期待感を音の面
から高める演出をすることができる。
【0066】(4)2つの音の出力部を違う位置にして
いる(例えば、第2音出力手段は上側、第1音出力手段
は下側)ので、違う種類の音を的確に報知することがで
きる。例えば、賞球排出音、玉貸音、不正音、打ち止め
音、補給音などは下側のスピーカで報知し、大当り音、
リーチ音、図柄変動音、大当り発生時のファンファーレ
音、始動入賞音、カウント音、スペシャルリーチ音、ア
タッカーオープン音、確率変動中音などは上側のスピー
カで報知することにより、遊技者にとって音の出る場所
が異なり、容易に違う種類の音を判断することができ
る。 (5)遊技機の遊技内容が多様化し、それに伴って発生
させる音が増えても、複数の音声制御手段を設け、複数
の音出力手段を配置しているので、確実に複数の音を発
生することができる。例えば、同時に複数の音(例え
ば、大当り音と、賞球排出音)を発生させるタイミング
になった場合であっても、その出力が可能になる。 (6)優先順位の低い音であっても、無効にして発生し
ない処理を採る必要がなく、十分な音演出を行うことが
できる。 (7)従来の遊技機構成と異なり、スペース的にもスピ
ーカーを複数備えることが可能な構成であるので、遊技
店内の騒々しい環境下であっても、十分に効果的な音演
出効果を得ることができる。 (8)遊技機のモデルチャンジを行うような場合には、
前面の第2音出力手段(例えば、2つの遊技機上部スピ
ーカ)だけ代えればよく、第1音出力手段(例えば、下
側のスピーカ)はそのままでよく、低コストでモデルチ
ャンジを行うことができる。 (9)人間に快適感を与える環境造りに、1/fゆらぎ
を応用することにより、より快適な遊技機にすることが
可能になる。 本実施例で
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したパチンコ装置の一実施例の全
体を示す正面斜視図である。
【図2】同実施例の取り付けベース盤の上部側を示す図
である。
【図3】同実施例の取り付けベース盤の下部側を示す図
である。
【図4】同実施例の取り付けベース盤の右側部分を示す
図である。
【図5】同実施例のガラス枠が開いた状態を示す図であ
る。
【図6】同実施例のガラス枠が閉じた状態を示す図であ
る。
【図7】同実施例のガラス枠の着脱手段の要部を示す図
である。
【図8】同実施例の取り付けベース盤の斜視図である。
【図9】同実施例の開口縁部装飾体レンズを示す図であ
る。
【図10】同実施例の取り付けベース盤に配置される電
気的装飾部材の取り付けの様子を示す図である。
【図11】同実施例の取り付けベース盤に配置されるス
ピーカーおよび上部装飾ランプ中継基盤の様子を示す図
である。
【図12】同実施例の取り付けベース盤に配置される電
気的装飾部材の取り付け手順を説明するための図であ
る。
【図13】同実施例のサイド装飾体を示す図である。
【図14】同実施例のパチンコ装置の裏機構を示す図で
ある。
【図15】同実施例のパチンコ装置の制御系の構成を示
す図である。
【図16】本発明の他の実施例の表示制御回路を示す図
である。
【符号の説明】
1 パチンコ装置 2 パチンコ機 11 額縁状前面枠 12 ガラス枠(開閉枠) 13 取り付けベース盤 13A 第1取り付けベース盤 13B 第2取り付けベース盤 13C 第3取り付けベース盤 14 前面装飾体 107、134、144 ベース盤固定部材 215、216 開口縁部装飾体基盤(電気部品) 231〜234 開口縁部装飾体レンズ(装飾カバー
体) 304、314 スピーカー(第2音出力手段) 306 上部装飾ランプ中継基盤(電気部品) 351 ランプカバー(装飾カバー体) 371、372 外側スピーカーカバー(装飾カバー
体) 389 内カバー(装飾カバー体) 390 外カバー(装飾カバー体) 401、402 サイド装飾体 501 遊技領域区分部材 502 開口縁装飾体(電気的表示手段) 503 中央開口部 600 装飾手段 712 第1音出力手段 801 役物用IC 812 音声制御回路B(第1音制御手段) 862 表示制御回路 863 音声制御回路A(第2音制御手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の遊技状態を発生可能で、遊技に関
    連する音を出力可能な遊技機において、 遊技に関連する特定の音を発生する制御を行う第1音制
    御手段と、 遊技に関連する特別の音を発生する制御を行う第2音制
    御手段と、 前記第1音制御手段の出力に基づいて音を出力する第1
    音出力手段と、 前記第2音制御手段の出力に基づいて音を出力する第2
    音出力手段と、を設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記第1音出力手段は、遊技機の下方部
    に配置し、 前記第2音出力手段は、遊技機の上方部に配置したこと
    を特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記第2音出力手段は、ステレオ音を発
    生可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の遊
    技機。
  4. 【請求項4】 前記第2音制御手段は、少なくとも遊技
    に関する音声を発生する制御を行うことを特徴とする請
    求項1乃至3の何れかに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記第1音制御手段は、少なくとも遊技
    機の枠側の情報に関する音声を発生する制御を行うこと
    を特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記第1音制御手段又は第2音制御手段
    のうち、少なくとも1つ以上は、音制御の段階で遊技者
    の長く聴く変動音を1/f処理することを特徴とする請
    求項1乃至5の何れかに記載の遊技機。
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