JP3627936B2 - 遊技機の開閉枠 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、遊技機の開閉枠に係わり、詳しくはガラスを保持可能な開閉枠(例えば、ガラス枠)に前面装飾体を設け、この前面装飾体に電気的装飾部材を配置して従来のいわゆるガラス枠の機能を維持しつつ、装飾性等の向上を図った遊技機の開閉枠に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技機では、ガラス枠が金属製であり、その裏面側に2枚のガラスを保持可能な保持部が形成されている。そして、ガラス枠は前面枠の開口部の縁に釘により固定された縁飾り枠に形成された蝶番に固定されており、遊技機の前面側に遊技盤を覆う状態で開閉可能なように構成されている。
また、ガラス枠を樹脂によって形成したものも考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の遊技機にあっては、その開閉枠の部分について以下の問題点があった。
(イ)従来は金属製のガラス枠を遊技機の前面側に配置していたため、装飾性が悪く、冷たい感じを与えてしまっていた。
(ロ)ガラス枠が金属製であったため、その形状を変化させるのが困難で、装飾性を高めることも困難であった。
(ハ)従来のガラス枠は前面枠の開口部の縁に釘により固定された縁飾り枠に形成された蝶番に固定されていたため、ガラス枠の交換が困難で、例えば保守点検時等に作業性が悪かった。
(ニ)ガラス枠の形状を変化させるため(例えば、装飾性を高めるため)に、例えば樹脂製にした場合、単に樹脂にするのみでは強度が十分に得られないことがあった。
(ホ)ガラス枠を樹脂製にした場合、防犯面で問題があり、例えばピアノ線の侵入の可能性があったり、強度が弱いという欠点があった。
特に、ガラス枠は遊技盤を覆う状態であるため、防犯対策が重要である。
(ヘ)ガラス枠を樹脂する場合、開発コストが上昇する傾向にあり、コスト面で不利であった。
【0004】
そこで本発明は、ガラス枠の機能を維持しつつ、装飾性を高め、かつ強度、防犯対策を十分にできる遊技機の開閉枠を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、請求項1記載の発明による遊技機の開閉枠は、遊技機の前面側に開閉可能に備えられ、開口部に透明板を保持可能な遊技機の開閉枠において、
前記開閉枠に、該開閉枠前面の所定個所を覆う状態で配置される前面装飾体と、
前記前面装飾体を前記開閉枠に取り付け可能な取付手段と、
前記前面装飾体に配置される電気的装飾部材と、を備えるとともに、
該開閉枠を遊技機の前面側から開閉可能に支持する開閉機構部を設け、
さらに、該開閉機構部には開閉枠を遊技機から着脱するための着脱手段を備え、
前記着脱手段は、
前記開閉枠を開閉可能に支持する支軸をスライドすることにより、着脱を可能にする着脱機構部と、
該着脱機構部を操作する操作手段と、を有し、
前記開閉枠を閉じると前記操作手段が切り欠きに納められ、該操作手段が移動しないようにロックされることを特徴とする。
【0006】
また、好ましい態様として、例えば請求項2記載のように、前記開閉枠を金属により形成し、前記開閉枠と一体形成され前記支軸をスライド可能に収納する支軸収納部を有するようにしてもよい。
例えば請求項3記載のように、前記切り欠きは、遊技機の前記操作手段に対向する位置に設けられているようにしてもよい。
【0007】
【作用】
本発明では、ガラス枠の前面側に前面装飾体を取り付ける取付手段が備えられ、前面装飾体に電気的装飾部材が配置される。したがって、ガラス枠に電気的装飾部材を備えることにより、装飾性が格段に向上する。
また、遊技機に開閉枠を開閉可能に支持する開閉機構部が設けられ、この開閉機構部に開閉枠を遊技機から着脱するための着脱手段が備えられ、開閉枠を閉じると着脱手段の操作手段が切り欠きに納められ、操作手段が移動しないようにロックされる。
したがって、ガラス枠が遊技機から着脱可能な構成になり、装飾性を高めるための電気的装飾部材における電気部品の故障や保守点検時に作業性が向上する。遊技機のモデルチェンジ時に、遊技機全体を変更しなくても、ガラス枠(特に、前面装飾体)を変更するだけで、フルモデルチェンジの効果がある。
ガラス枠前面の前面装飾体だけをいくつか作っておけば、各種遊技に応じて選択的に装飾の異なるガラス枠(すなわち、前面装飾体によって装飾が異なる)をを備えることができる。また、同じ遊技盤でもガラス枠(すなわち、前面装飾体)を変更するだけで、違う装飾効果を出すことができる。
従来のガラス枠をそのまま使用することができるので、装飾効果の向上の他に、防犯面および強度面においても、従来通りの機能を果すことができる。そのため、ガラス枠を単純に樹脂化したものよりも、防犯面および強度面で有利である。また、ガラス枠を単純に樹脂化したものよりも、低コストにできる。
【0008】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
図1〜図13は本発明をプリペイドカード方式のパチンコ機に適用した場合の第1実施例を示している。
A.パチンコ装置の正面構成
図1はパチンコ装置の全体を示す正面斜視図である。図1において、1はパチンコ装置であり、大きく分けてパチンコ機2と、遊技媒体貸出装置としてのカード式玉貸機(以下、単に玉貸機という)3によって構成され、これらが対をなして設置される。パチンコ機2とカード式玉貸機3とが対をなして設置されたパチンコ装置1は、いわゆるCR機(カードリーディング機)と称されている。玉貸機3にはカードリーダーが内蔵され、玉貸機3の前面パネル4にはプリペイドカードが挿入されるカード挿入口5と、7セグメントの発光ダイオードを用いて3列で構成され、カードの残り度数を表示するカード残度数表示器6と、発光ダイオード等からなりカードの受け付けが有効であることを表示するカード受付け表示器7とが設けられている。
【0009】
パチンコ機2は額縁状前面枠11と、ガラス12aを支持する金属製のガラス枠(金枠)12(ただし、図1ではほとんど見えておらず、詳しくは図2〜図7参照)と、ガラス枠12の前面側に取り付けられる取り付けベース盤13と、取り付けベース盤13の前面側に取り付けられる前面装飾体14とを有している。額縁状前面枠11はパチンコ機2の前面側に開閉可能に備えられ、ほぼ中央に開口部が形成され、開口部を通して遊技盤(図示略)における遊技に供する各種入賞装置等が見えるようになっている。ガラス枠12は開閉枠に相当する。
また、パチンコ機2は前面側に前面表示パネル15と、前面操作パネル16とを有している。額縁状前面枠11は木製(樹脂製でもよい)の機枠17に対して上部蝶番18および下部蝶番(図示略)によって開閉可能に支持され、ガラス枠12は額縁状前面枠11に開閉可能に支持されており、特に本実施例では着脱可能な構成になっている(詳細は後述)。
なお、額縁状前面枠11の図中左側には縁飾り部19が設けられており、縁飾り部19はガラス枠12と同様に金属製である。縁飾り部19の部分には取り付けベース盤13が配置されていない。これは、縁飾り部19の所まで取り付けベース盤13を配置すると、ガラス枠12の開閉が困難になる(例えば、前面装飾体14が額縁状前面枠11に衝突する)から、余裕を持たせているためである。
【0010】
ここで、前面装飾体14は遊技領域を囲むようにパチンコ機2の前面側に配置されており、スピーカー304を内蔵する外側スピーカーカバー371、スピーカー314を内蔵する外側スピーカーカバー372、上部装飾ランプ中継基盤306を内蔵するランプカバー351、開口縁部装飾体レンズ231〜234(一部は図示略)、サイド装飾体401およびサイド装飾体402によって構成される(詳細な構成は後述)。この場合、スピーカー304、314によってステレオ配置構造の音響装置が構成される。また、開口縁部装飾体レンズ231〜234は遊技領域を取囲むようになっており、開口縁部装飾体レンズ231〜234によって囲まれた遊技盤の領域で遊技が行われる。外側スピーカーカバー371、372、ランプカバー351およびサイド装飾体401、402はパチンコ機2の前面側にやや突出しているとともに、比較的に大きな形状に形成され、カラフルな色彩が施されている。
【0011】
前面表示パネル15には上皿21と、プリペイドカードの残高を表示するカード度数表示器(カード残高表示器)22と、玉を購入するときに操作される玉貸釦(変換釦)23と、プリペイドカードを排出するときに操作されるカード排出釦(返却釦)24と、玉貸し可能表示器25と、上皿21の玉を後述の玉貯留皿32に移す玉通路開閉用の押し釦26とが設けられている。
なお、玉貸機3にカードリーダでなく、例えばカードリーダ・ライタを配置し、玉数等の価値情報や遊技客の識別情報が記憶されている遊技用カードを用い、遊技結果をカードに書き込む等のデータ処理が可能なものであってもよい。さらに、遊技用カードはプリペイドカードに限らず、例えば玉数等の価値情報が記憶されいる玉数カード、あるいは遊技客の識別情報が記憶されている識別カード等を単独で使用する遊技機でもよい。
【0012】
要は、遊技用カードを使用するために、このカード情報を読み込み可能なカードリーダ、若しくは読み込み/書き込み可能なカードリーダ・ライタであればよい。例えば、完全なカード式のパチンコ遊技システムで封入球式の遊技機(例えば、クレジット方式の遊技機)にも本発明を適用することができる。
また、遊技用カードとして磁気カードを用いている例に限らず、例えばICカードを用いる遊技機でもよい。ICカードを用いた場合、当然のことながらカードリーダ若しくはカードリーダ・ライタはICカードに対応するものを使用することになる。
なお、カードリーダとカード制御装置とは別体として分離して配置してもよいし、あるいは両者を一体化してもよく、例えばカードリーダの内部にカード制御装置を組み込むようにしてもよい。
【0013】
前面操作パネル16には、灰皿31と、玉を貯留する玉貯留皿(受皿)32と、玉貯留皿32に貯留された玉を外部下方に抜くための玉抜きレバー33と、発射装置の操作を行う発射操作ノブ34とが設けられている。
パチンコ機2の額縁状前面枠11の図中右部には前面枠飾り部材41が設けられており、前面枠飾り部材41には樹脂飾り42、43と、施錠部44とが配置されている。樹脂飾り42、43はカラフルな色彩の施された縦長形状で樹脂製のもので、額縁状前面枠11を装飾するものである。なお、樹脂飾り42、43の内部にはランプは入っていないが、ランプを内蔵して点滅制御するようにしてもよい。
ガラス枠12は前面枠11に開閉可能に支持され、通常は施錠装置によって前面枠11に対して施錠されている。ガラス枠12を開く場合には、施錠部44に所定のキーを挿入して回動操作することにより、施錠装置のロック状態が解除されてオープンする。
なお、前面枠飾り部材41における樹脂飾り42、43は樹脂製であるため、例えば取り付けベース盤13と一体成形するようにしてもよい。あるいは、前面枠飾り部材41の部分を全体的に取り付けベース盤13と一体成形するようにしてもよい。
【0014】
ここで、遊技盤における遊技領域はどのようなものでもよく、遊技球を使用するパチンコ遊技機であれば、任意の構成を取り得る。例えば、いわゆる「第1種」に属するもので、複数の図柄を可変表示可能な表示装置(特別図柄表示装置)を備え、この表示装置における可変表示結果が予め定められた特別図柄で表示されたことを条件に遊技者に有利な特別遊技状態(大当り状態)を発生可能な遊技機でもよい。また、表示装置の図柄内容を変化させてゲームを行うもので、「第3種」に属する遊技機、あるいは表示装置を備えた他の種類の遊技機、いわゆる「第2種」に属する遊技機、又はその他の機種(例えば、他種タイプ)等に幅広く適用が可能である。また、表示装置を備えていない各種類の遊技機にも適用することができる。本実施例では「第1種」に属するタイプのものを用いている。
【0015】
B.取り付けベース盤の取り付け構造
次に、取り付けベース盤(取付手段)13の取り付け構造について説明する。図2は取り付けベース盤13の上部側を示す図、図3は取り付けベース盤13の下部側を示す図、図4は取り付けベース盤13の右側部分を示す図である。
(a)取り付けベース盤13の上部側の取り付け構造
まず、図2を参照して取り付けベース盤13の上部側の取り付け構造から説明すると、図2に示すように、取り付けベース盤13は後述するように3分割可能であるが、ここでは組み立てる前の状態で示されている。取り付けベース盤13の上部側の裏面にはビスを捩じ込み可能なボス101、102が形成されている。一方、ガラス枠12には2枚のガラスを保持可能なようにガラス保持枠103、104が形成されており、これらのガラス保持枠103、104に上側からガラスを挿入することで、ガラスがガラス枠12に取り付けられる。また、ガラス枠12の上部で裏面側には開口部105の周囲に沿って一定長さの折返し縁106が形成されている。
【0016】
折返し縁106にはベース盤固定部材107が嵌合可能になっており、ベース盤固定部材107は細長い形状で、スリットを構成する係合片108、109が設けられている。ベース盤固定部材107は樹脂製であるが、金属製にしてもよい。また、ベース盤固定部材107の上端部は折返し部107aになっており、折返し部107aと係合片108とで構成されるスリット111に折返し縁106が嵌合し、係合片108と係合片109とで構成されるスリット112に取り付けベース盤13の裏面側のボス101、102が嵌合可能になっている。
ベース盤固定部材107の両端下部にはガラス押え部材113、114が形成されており、ガラス押え部材113、114はガラスに当接してガラスの振動を防止する機能を有している。また、ベース盤固定部材107の中央部107cはR形状に形成され、遊技者が遊技盤の遊技領域を見る際に、視覚を妨げないようになっている。
【0017】
取り付けベース盤13の上部側をガラス枠12に取り付けるには、まずベース盤固定部材107のスリット111(折返し部107aと係合片108とで構成)にガラス枠12の折返し縁106を挿入するとともに、スリット112(係合片108と係合片109とで構成)に取り付けベース盤13の裏面側のボス101、102を嵌合させる。次いで、取り付けベース盤13の両端に形成されたビス穴121a、121bにビス(図示略)を挿入して取り付けベース盤13の裏面側のボス101、102に捩じ込む。これにより、ガラス枠12を挟むようにして取り付けベース盤13とベース盤固定部材107とが連結され、結局、取り付けベース盤13の上部側をガラス枠12に取り付けることができる。このとき、ガラス枠12の折返し縁106がベース盤固定部材107のスリット111に挿入されているから、頑丈に固定することが可能である。
【0018】
(b)取り付けベース盤13の下部側の取り付け構造
次に、図3を参照して取り付けベース盤13の下部側の取り付け構造について説明する。図3に示すように、取り付けベース盤13は後述するように3分割可能であるが、ここでは取り付けベース盤13の下部側が組み立てる前の状態で示されている。取り付けベース盤13の下部側の裏面にはビスを捩じ込み可能なボス131、132が形成されるとともに、多数のリブ133a、133b、・・・・・(他は繁雑になるので、符号付けは省略)が形成されている。
ガラス枠12の下部側における折返し縁106には同様にベース盤固定部材134が嵌合可能になっており、ベース盤固定部材134は細長い形状で、断面コ字状に形成され、ボス131、132を嵌合可能なスリット135を構成するようになっている。なお、ベース盤固定部材134は樹脂製であるが、金属製にしてもよい。
ベース盤固定部材134の一部には、ベース盤固定部材134を取り付けベース盤13と連結した際に、ベース盤固定部材134がリブ133aに対して当接しないように逃げ用切り欠き136が形成されるとともに、ボス131、132に対する逃げ用切り欠き137、138が形成されている。逃げ用切り欠き137、138に対応したベース盤固定部材134の部分には、ビスを挿入可能なビス穴が形成されている。
【0019】
取り付けベース盤13の下部側をガラス枠12に取り付けるには、まずベース盤固定部材134のスリット135にガラス枠12の折返し縁106を挿入するとともに、スリット135に取り付けベース盤13の裏面側のボス131、132を嵌合させる。次いで、取り付けベース盤13の逃げ用切り欠き137、138の部分に形成されたビス穴にビス(図示略)を挿入して取り付けベース盤13の裏面側のボス131、132に捩じ込む。これにより、ガラス枠12を挟むようにして取り付けベース盤13とベース盤固定部材134とが連結され、結局、取り付けベース盤13の下部側をガラス枠12に取り付けることができる。このとき、ガラス枠12の折返し縁106がベース盤固定部材134のスリット135に挿入されているから、頑丈に固定することが可能である。
このようにして、取り付けベース盤13の上部側および下部側が取り付けベース盤13を介してガラス枠12に固定される。なお、取り付けベース盤13の上部側および下部側をそれぞれ取外すには上記と逆の手順になる。
【0020】
(c)取り付けベース盤13の右側部分の取り付け構造
次に、図4を参照して取り付けベース盤13の右側部分(遊技機を正面から見た場合に右側に位置する部分のこと、左側部分も同様の意味)の取り付け構造について説明する。図4に示すように、取り付けベース盤13は後述するように3分割可能であるが、ここでは取り付けベース盤13の右側部分が組み立てる前の状態で示されている。取り付けベース盤13の右側部分の裏面にはビスを捩じ込み可能なボス141、142、143が形成されている。
ガラス枠12の右側部分における折返し縁106には同様にベース盤固定部材144が嵌合可能になっており、ベース盤固定部材144は細長い形状で、断面コ字状に形成され、ボス141、142、143を嵌合可能なスリット145を構成するようになっている。なお、ベース盤固定部材144は樹脂製であるが、金属製にしてもよい。
ガラス枠12にはボス141、142、143に対する逃げ用切り欠き151、152、153が形成されている。逃げ用切り欠き151、152、153に対応したベース盤固定部材144の部分には、ビスを挿入可能なビス穴の形成されたビス係合部154、155、156が設けられている。ビス係合部154、155、156は円筒形で、ボス141、142、143の頭部を収納可能な形状になっている。
【0021】
取り付けベース盤13の右側部分をガラス枠12に取り付けるには、まずベース盤固定部材144のスリット145にガラス枠12の折返し縁106を挿入するとともに、ビス係合部154、155、156に対してそれぞれ取り付けベース盤13の裏面側のボス141、142、143を嵌合させる。次いで、ベース盤固定部材144のビス係合部154、155、156のビス穴にビスを挿入して取り付けベース盤13の裏面側のボス141、142、143にそれぞれ捩じ込む。これにより、ガラス枠12を挟むようにして取り付けベース盤13とベース盤固定部材144とが連結され、結局、取り付けベース盤13の右側部分をガラス枠12に取り付けることができる。このとき、ガラス枠12の折返し縁106がベース盤固定部材144のスリット145に挿入されているから、頑丈に固定することが可能である。
このようにして、取り付けベース盤13の右側部分が取り付けベース盤13を介してガラス枠12に固定される。なお、取り付けベース盤13を取外すには上記と逆の手順になる。
また、取り付けベース盤13の左側部分の取り付け構造も図示は略すが、同様の構成であり、かつその取り付け方法も同様である。
【0022】
C.ガラス枠の取り付け構造
次に、ガラス枠(開閉枠)12の取り付け構造について説明する。図5はガラス枠12が開いた状態を示す図、図6はガラス枠12が閉じた状態を示す図である。
図5、図6を参照してガラス枠12の開閉指示構造を説明すると、ガラス枠12はロ字状の枠形に形成され、その一方の側に開閉機構部160が設けられている。開閉機構部160はガラス枠12をパチンコ機2の前面で開閉可能に支持するとともに、ガラス枠12をパチンコ機2に着脱可能に取り付ける着脱手段161を有している。なお、開閉機構部160はガラス枠12に複数(ここでは2つ)設けられており、本実施例では下側の開閉機構部160を示し、上側の開閉機構部は図示を略している。2つの開閉機構部によって安定的にガラス枠12がパチンコ機2(特に、縁飾り部19)に取り付けられるようになっている。
【0023】
図7に示すように、着脱手段161は着脱機構部162と、着脱機構部162を操作する操作部(操作手段)163とを有している。着脱機構部162はガラス枠12を開閉可能に支持可能な支軸164と、ガラス枠12本体と一体成形され支軸164をスライド可能に収納する支軸収納部165と、支軸164を支軸収納部165に収納する方向に付勢するスプリング166とを有している。支軸収納部165には一部に切り欠き165aが形成され、支軸164を上側に引上げる際の邪魔にならないようになっている。
スプリング166の一端側は操作部163に係合し、他端側はガラス枠12の本体に固定されている。支軸164を持上げるには、操作部163を上側に引上げるが、このときスプリング166の付勢力に抗して支軸164が支軸収納部165から上方向に引上げられる。また、逆に操作部163から手を離すと、スプリング166の付勢力によって支軸164が支軸収納部165内に収納され、最大限に収納された状態で図示のように長さLだけ、支軸164の先端部が支軸収納部165の端から下側に突出する。
【0024】
開閉機構部160の着脱手段161は、額縁状前面枠11の一方の側にある金属製の縁飾り部19に対して係合するようになっており、縁飾り部19には支軸収納部165から突出した支軸164の先端部を回動可能に支持する支軸支持部167が設けられている。支軸支持部167は縁飾り部19に対してほぼ直行するように水平方向に一定長さだけ突出して一体成形で形成されており、支軸支持部167には支軸164の先端部を支持する先細りに形成されたテーパー状の支持穴168が設けられている。また、縁飾り部19における支軸支持部167が設けられている箇所には、切り欠き169が形成されている。
【0025】
ここで、ガラス枠12を縁飾り部19に取り付けるときの手順について説明する。なお、開閉機構部160の操作は図示しない上側の開閉機構部についても同様である。ただし、上側の開閉機構部の場合、その操作部が固定状態になっている点が異なる。
ガラス枠12の開閉機構部160を縁飾り部19に取り付けるには、まずガラス枠12における上側の開閉機構部の支軸の先端部を縁飾り部19の支軸支持部(こちらは図示略)の所まで移動させ、支軸支持部のテーパー条の支持穴に挿入する。一方、このときほぼ同時のタイミングで、ガラス枠12における下側の開閉機構部について、その着脱手段161における操作部163を上側に引上げて、支軸164の先端部を支軸収納部165内に収納し、このままの状態で支軸収納部165を縁飾り部19の支軸支持部167の所まで移動させ、次いで、操作部163から手を離して支軸164の先端部を支軸支持部167のテーパー状の支持穴168に挿入する。上下2つの開閉機構部について上記のような手順を実行することにより、開閉機構部160が縁飾り部19に取り付けられる。そして、これにより、ガラス枠12を縁飾り部19に開閉可能に固定することができる。
一方、ガラス枠12の開閉機構部160を縁飾り部19から取り外すには、上記と逆の手順になる。すなわち、最初に着脱手段161における操作部163を上側に引上げて、支軸164の先端部を支軸収納部165内に収納し、支軸支持部167のテーパー状の支持穴168から抜く。次いで、このままの状態で支軸収納部165を縁飾り部19の支軸支持部167から離れる方向に移動させる。また、上側の開閉機構部についても、支軸の先端部をテーパー状の支持穴168から抜くという同様の手順を実行することにより、開閉機構部160が縁飾り部19から取り外される。そして、これにより、ガラス枠12を縁飾り部19から取り外すことができる。
【0026】
図5および図6に戻り、縁飾り部19には着脱手段161における操作部163に対向する位置に、切り欠き171が形成されており、切り欠き171はガラス枠12が閉鎖状態のときに操作部163を納めるようになっている。
ガラス枠12を開くと図5に示すようになって、操作部163が切り欠き171から逸脱し、自由な開閉を許容する。一方、ガラス枠12を閉じると図6に示すようになって操作部163が切り欠き171に納められ、誤って操作部163が上側に移動しないようにロックされる。
なお、縁飾り部19には釘(図示略)を貫通させて縁飾り部19を額縁状前面枠11に取り付けるための釘穴172、173(他は図示略)が形成されている。
【0027】
D.取り付けベース盤の構造
次に、取り付けベース盤13の構造について説明する。図8は取り付けベース盤13の斜視図(特に、正面側の斜視図)である。図8において、取り付けベース盤13は大きく分けて3つの部分、すなわち第1取り付けベース盤13A、第2取り付けベース盤13B、第3取り付けベース盤13Cに区分(つまり、3分割)され、これらが相互に連結されて組み立てられるようになっている。第1取り付けベース盤13A、第2取り付けベース盤13B、第3取り付けベース盤13Cは何れも樹脂で成形され、各端部にそれぞれ嵌合部が形成されている。
第1取り付けベース盤13Aはパチンコ機2の正面左側上部に配置されるもので、嵌合部201、202および取り付け部203を有している。また、第1取り付けベース盤13Aは薄い平板状に形成され、遊技領域に対応して内側部分がR状に形成されている。第1取り付けベース盤13Aには開口縁部装飾体基盤(ただし、第1取り付けベース盤13Aに対応するものは図示略)を貫通して開口縁部装飾体レンズ(ここでは図示略)を取り付ける付けるためのボス204が複数形成されている。なお、ボス204は繁雑になるのを避けるため、一部のものにだけ符号を付している。
また、第1取り付けベース盤13Aの嵌合部201の部分には3つのボス205が形成されるとともに、第2取り付けベース盤13Bに対して横方向に突出したU字状の2つの位置決め突起206が形成されている。なお、位置決め突起206は繁雑になるのを避けるため、一部のものにだけ符号を付している。
さらに、第1取り付けベース盤13Aには第3取り付けベース盤13Cの後述の嵌合部222に形成された位置決め突起224に係合可能な位置決めボス(図示略)が形成されている。
【0028】
第2取り付けベース盤13Bはパチンコ機2の正面右側上部に配置されるもので、嵌合部211、212および取り付け部213、214を有している。また、第2取り付けベース盤13Bは薄い平板状に形成され、遊技領域に対応して内側部分がR状に形成されている。第2取り付けベース盤13Bには開口縁部装飾体基盤215、216を貫通して開口縁部装飾体レンズ(ここでは図示略)を取り付けるためのボス217が複数形成されている。開口縁部装飾体基盤215、216にはランプ215a、216aがそれぞれ配置されており、ランプ215a、216aは遊技状態に応じ点灯(あるいは点滅)制御される。なお、ボス217は繁雑になるのを避けるため、一部のものにだけ符号を付している。
取り付け部213は第1取り付けベース盤13Aの方に突出し、ビス穴の形成された3つの係合突起の形状に形成されている。同様に、取り付け部214は第3取り付けベース盤13Cの方に突出し、ビス穴の形成された1つの係合突起の形状に形成されている。また、第2取り付けベース盤13Bには第1取り付けベース盤13Aの嵌合部201に形成されたU字状の2つの位置決め突起206に係合可能な位置決めボス(図示略)が形成されている。位置決めボスは円筒形状をなし、この位置決めボスに対してU字状の位置決め突起206を係合させることで、両者が連結される。
さらに、第2取り付けベース盤13Bには第3取り付けベース盤13Cの後述の嵌合部221に形成されたU字状の位置決め突起225に係合可能な位置決めボス(図示略)が形成されている。
【0029】
第3取り付けベース盤13Cはパチンコ機2の正面下側に配置されるもので、嵌合部221、222を有している。また、第3取り付けベース盤13Cは薄い平板状に形成され、遊技領域の下部に対応してほぼ細長く形成されるとともに、各端部の内側部分は小径のR状に形成されている。第3取り付けベース盤13Cには開口縁部装飾体レンズ(図8では図示略)を取り付けるためのボス223が複数形成されている。なお、ボス223は繁雑になるのを避けるため、一部のものにだけ符号を付している。
また、第3取り付けベース盤13Cには第1取り付けベース盤13Aの嵌合部202に形成された位置決めボス(図示略)に係合可能なU字状の位置決め突起224が形成されるとともに、第2取り付けベース盤13Bの嵌合部212に形成された位置決めボス(図示略)に係合可能なU字状の位置決め突起225が形成されている。
【0030】
第1取り付けベース盤13Aの嵌合部201にはメスタイプの縦長のスリットが形成され、このスリットに対して第2取り付けベース盤13Bの嵌合部211に形成されたオスタイプの凸部(図示略)が嵌合可能になっている。
第1取り付けベース盤13Aと第2取り付けベース盤13Bを組み立てるには、まず第1取り付けベース盤13Aの嵌合部201に形成された2つの位置決め突起206を第2取り付けベース盤13Bの嵌合部201に形成された2つの位置決めボスに係合(位置ボスに対してU字状の位置決め突起をかぶせるような係合状態になる)して位置決めするとともに、同時に第1取り付けベース盤13Aのメスタイプの嵌合部201に対して第2取り付けベース盤13Bのオスタイプの凸部を有する嵌合部211を嵌合させる。これにより、双方の位置決めが行われつつ、つながる。次いで、第2取り付けベース盤13Bの3つの取り付け部213にビスを挿入して第1取り付けベース盤13Aの嵌合部201の部分に形成された3つのボス205にそれぞれ捩じ込んで固定する。これにより、第1取り付けベース盤13Aと第2取り付けベース盤13Bが組み立てられる。各嵌合部201、211はスリット状に十分に嵌合するから、堅固に連結することができる。
【0031】
次に、第3取り付けベース盤13Cの嵌合部221にはメスタイプの縦長のスリットが形成され、このスリットに対して第2取り付けベース盤13Bの嵌合部212に形成されたオスタイプの凸部(図示略)が嵌合可能になっている。同様に、第3取り付けベース盤13Cの嵌合部222にはメスタイプの縦長のスリットが形成され、このスリットに対して第1取り付けベース盤13Aの嵌合部202に形成されたオスタイプの凸部(図示略)が嵌合可能になっている。
第3取り付けベース盤13Cに対して、第1取り付けベース盤13Aおよび第2取り付けベース盤13Bを組み立てるには、まず第3取り付けベース盤13Cの嵌合部222に形成された1つのU字状の位置決め突起224を第1取り付けベース盤13Aの嵌合部202に形成された1つの位置決めボスに係合させて位置決めするとともに、同時に第3取り付けベース盤13Cのメスタイプの嵌合部222に対して第1取り付けベース盤13Aのオスタイプの凸部を有する嵌合部202を嵌合させる。これにより、双方の位置決めが行われつつ、つながる。次いで、第1取り付けベース盤13Aの1つの取り付け部203にビスを挿入して第3取り付けベース盤13Cの嵌合部222の部分に形成された1つのボス226に捩じ込んで固定する。これにより、第3取り付けベース盤13Cと第1取り付けベース盤13Aが組み立てられる。各嵌合部222、202はスリット状に十分に嵌合するから、堅固に連結することができる。
【0032】
同様に、ほぼ同じタイミングの作業で、第3取り付けベース盤13Cの嵌合部221に形成された1つの位置決め突起224を第2取り付けベース盤13Bの嵌合部212に形成された1つの位置決めボスに係合させて位置決めするとともに、同時に第3取り付けベース盤13Cのメスタイプの嵌合部221に対して第2取り付けベース盤13Bのオスタイプの凸部を有する嵌合部212を嵌合させる。これにより、双方の位置決めが行われつつ、つながる。次いで、第2取り付けベース盤13Bの1つの取り付け部214にビスを挿入して第3取り付けベース盤13Cの嵌合部221の部分に形成された1つのボス227に捩じ込んで固定する。これにより、第3取り付けベース盤13Cと第2取り付けベース盤13Bが組み立てられる。各嵌合部221、212はスリット状に十分に嵌合するから、堅固に連結することができる。
このようにして、3つの第1取り付けベース盤13A、第2取り付けベース盤13B、第3取り付けベース盤13Cが相互に連結されて組み立てられる。そして、組み立てた状態で前述したようにガラス枠12に固定される。
【0033】
E.開口縁部装飾体レンズの構成
次に、開口縁部装飾体レンズについて説明する。図9は開口縁部装飾体レンズを示す図である。図9において、開口縁部装飾体レンズは大きく分けて4つの部分、すなわち開口縁部装飾体レンズ231〜234に区分(つまり、4分割)されるようになっている。
各開口縁部装飾体レンズ231〜234は半透明な樹脂製で、レンズの機能を有している。また、各開口縁部装飾体レンズ231〜234のそれぞれの端部は向い合う端部同士が容易に接続可能なように、段差加工されている。具体的には、一方の端部が凹加工で、向合う他方の端部が凸加工される。なお、開口縁部装飾体レンズ231〜234には、カラフルな色彩を塗布してもよいし、あるいは半透明で無色に近い色であってもよい。
【0034】
開口縁部装飾体レンズ231は遊技領域の上部中央に配置されるもので、第1取り付けベース盤13Aに形成されたボス204および第2取り付けベース盤13Bに形成されたボス217にビス止めすることで、固定される。
同様に、開口縁部装飾体レンズ232は遊技領域の左側に配置されるもので、第1取り付けベース盤13Aに形成されたボス204にビス止めすることで、固定される。また、開口縁部装飾体レンズ233は遊技領域の右側に配置されるもので、第2取り付けベース盤13Bに形成されたボス217にビス止めすることで、固定される。さらに、開口縁部装飾体レンズ234は遊技領域の下側に配置されるもので、第3取り付けベース盤13Cに形成されたボス223にビス止めすることで、固定される。
なお、各開口縁部装飾体レンズ231〜234にはビス止め用の小さい穴が形成されているが、図示は略している。ビス止めによる固定に限らず、例えばボスに対して挿入し、ロック可能な構成を有する突起部を開口縁部装飾体レンズ231〜234の内側に設けるようにしてもよい。そのようにすると、保守・点検の作業性がよい。
【0035】
ここで、開口縁部装飾体レンズ233の内部には開口縁部装飾体基盤215、216が収納され、開口縁部装飾体レンズ233は開口縁部装飾体基盤215、216に配置されたランプ215a、216aの点灯光をレンズ機能により拡大しつつ透過させる。なお、他の開口縁部装飾体レンズ231、232についても同様に開口縁部装飾体基盤が内蔵される(図示は略)。一方、開口縁部装飾体レンズ234には開口縁部装飾体基盤が内蔵されないが、この部分にも開口縁部装飾体基盤を内蔵するようにしてもよい。そのようにすると、遊技領域の周囲を全て遊技状態に応じて装飾することが可能になる。
【0036】
F.電気的装飾部材の構成
次に、取り付けベース盤13A、13Bに配置される電気的装飾部材の構成について説明する。図10は取り付けベース盤13A、13Bに配置される電気的装飾部材の取り付けの様子を示す図である。図10において、取り付けベース盤13Aには後述のスピーカー304を設置するためのほぼ円形のスピーカー設置部301が形成され、スピーカー設置部301の周囲には円筒形の区画壁302が設けられている。区画壁302はスピーカー304からの放出音が不必要に周囲(例えば、横方向)に洩れないようにするもので、主に前面側にスピーカー304からの放出音を出すようする。区画壁302の周囲には取り付けベース盤13Aから突出する一定長さのスピーカー取り付けボス303が4つ設けられており(図面では、2つに符号を付し、繁雑になるので、他は符号を略す)、ボス303にはビスを捩じ込み可能なねじ溝が形成されている。
【0037】
スピーカー取り付けボス303にはスピーカー304を取り付け可能であり、スピーカー304はリード線305を介して上部装飾ランプ中継基盤306に接続されている。上部装飾ランプ中継基盤306は各種の装飾ランプとコネクタが配置されるとともに、集中配線を行うフラットケーブル307が接続されている。
また、スピーカー304の前面側にはスピーカー防護部材308および内側スピーカーカバー309が順次配置されるようになっている。スピーカー防護部材308は金属製のメッシュからなり、内側スピーカーカバー309を通して「いたずら」等により細いピン状の部材(例えば、つまようじ)が突っ込まれた場合に、その侵入を阻止してスピーカー304が破損する等の不具合の発生を防止するものである。内側スピーカーカバー309は樹脂製で、スピーカー防護部材308およびスピーカー304を全体的に覆って保護する。
スピーカー304およびスピーカー防護部材308を取り付けるには、まずスピーカー304をスピーカー設置部301に置き(図11の状態)、次いで、スピーカー304の前面側にスピーカー防護部材308を重ね合せ、スピーカー防護部材308の4角に形成された4つのビス穴308aにビスを挿入するとともに、このビスをスピーカー304の4角に形成された4つのビス穴304aにも通した後、ボス303に捩じ込む。これにより、スピーカー304の前面側にスピーカー防護部材308を重ね合せた状態で両者が取り付けベース盤13Aに固定される。次いで、内側スピーカーカバー309をその上にかぶせる。なお、内側スピーカーカバー309にはスピーカー304へのリード線305を通すためのリード線開口部309aが形成されている。
【0038】
次に、取り付けベース盤13Bにも同様に後述のスピーカー314を設置するためのほぼ円形のスピーカー設置部311が形成されており、スピーカー設置部311の周囲には円筒形の区画壁312が設けられている。区画壁312はスピーカー314からの放出音が不必要に周囲(例えば、横方向)に洩れないようにするもので、主に前面側にスピーカー314からの放出音を出すようする。区画壁312の周囲には取り付けベース盤13Bから突出する一定長さのスピーカー取り付けボス313が4つ設けられており(図面では、2つに符号を付し、繁雑になるので、他は符号を略す)、ボス313にはビスを捩じ込み可能なねじ溝が形成されている。
【0039】
スピーカー取り付けボス313にはスピーカー314を取り付け可能であり、スピーカー314はリード線315を介して上部装飾ランプ中継基盤316に接続されている。また、スピーカー314の前面側にはスピーカー防護部材318および内側スピーカーカバー319が順次配置されるようになっている。スピーカー防護部材318は金属製のメッシュからなり、内側スピーカーカバー319を通して「いたずら」等により細いピン状の部材(例えば、つまようじ)が突っ込まれた場合に、その侵入を阻止してスピーカー314が破損する等の不具合の発生を防止するものである。内側スピーカーカバー319は樹脂製で、スピーカー防護部材318およびスピーカー314を全体的に覆って保護する。
スピーカー314およびスピーカー防護部材318を取り付けるには、まずスピーカー314をスピーカー設置部311に置き(図11の状態)、次いで、スピーカー314の前面側にスピーカー防護部材318を重ね合せ、スピーカー防護部材318の4角に形成された4つのビス穴318aにビスを挿入するとともに、このビスをスピーカー314の4角に形成された4つのビス穴314aにも通した後、ボス313に捩じ込む。これにより、スピーカー314の前面側にスピーカー防護部材318を重ね合せた状態で両者が取り付けベース盤13Bに固定される。次いで、内側スピーカーカバー319をその上にかぶせる。なお、内側スピーカーカバー319にはスピーカー314へのリード線315を通すためのリード線開口部(図示略)が形成されている。
【0040】
次に、上部装飾ランプ中継基盤306について説明する。
上部装飾ランプ中継基盤306は4角に形成された4つのビス穴306aにビスを挿入し、このビスを取り付けベース盤13A、取り付けベース盤13Bに各2つずつ形成された取り付けボス321、322に捩じ込むことにより、取り付けベース盤13A、取り付けベース盤13Bに固定される。上部装飾ランプ中継基盤306上には複数の装飾ランプ341が配置され、これらの装飾ランプ341は遊技状態に応じて点灯(あるいは点滅)制御される。具体的には、大当り発生時、貸玉排出時、パチンコ機2において打止状態の発生時等に点灯するように装飾ランプ341の制御が行われる。
また、上部装飾ランプ中継基盤306上には複数のコネクタ342、343、344が配置され、上側に配置された2つのコネクタ342、343は取り付けベース盤13A、取り付けベース盤13Bに配置される後述のサイド装飾体からの配線を中継するためのものであり、下側に配置された4つのコネクタ344は取り付けベース盤13A、取り付けベース盤13Bの内側周囲に配置された開口縁部装飾体基盤215、216(その他の開口縁部装飾体基盤は図示略につき、符号は無い)からの配線を中継するためのものである。
【0041】
上部装飾ランプ中継基盤306はランプカバー351によって覆われるようになっており、ランプカバー351は横方向に長い形状に形成されている。ランプカバー351は半透明で、上部装飾ランプ中継基盤306に配置された複数の装飾ランプ341の点灯光を透過可能である。ランプカバー351は端部に形成されたワンタッチ用の2つの取り付け片352を取り付けベース盤13A、取り付けベース盤13Bに形成された2つの取り付け穴353にそれぞれ挿入することにより、取り付けベース盤13A、取り付けベース盤13Bにワンタッチで取り付けられる。この場合、ランプカバー351の取り付け片352は小さく弾力性があって取り付け穴353にロック可能な形状に形成されており、取り付け片352が取り付け穴353に挿入されると、弾力によりワンタッチでロックされる。また、ランプカバー351の側部には配線305、315を通過させるための配線用スリット351a(他方の配線用スリットは図示略)が形成されており、上部装飾ランプ中継基盤306をランプカバー351で覆ったときに各スピーカー304、314に接続される配線305、315がランプカバー351によって押し付けられないようになっている。
取り付けベース盤13Aには配線用開口部361が形成されており、配線用開口部361は上部装飾ランプ中継基盤306のコネクタに接続された集中配線のためのフラットケーブル307を通過させて取り付けベース盤13Aの裏側に引出すようになっている。これにより、取り付けベース盤13に配置される各種電気部品の配線をまとめてパチンコ機2の本体(いわゆる枠)側に中継することが行われる。
【0042】
図11はスピーカー304、スピーカー314および上部装飾ランプ中継基盤306を取り付けベース盤13A、取り付けベース盤13B上に配置するとともに、配線用開口部361にフラットケーブル307を通過させた状態を示している。
また、図12はスピーカー304、314および上部装飾ランプ中継基盤306がランプカバー351および外側スピーカーカバー371、372によってそれぞれ覆われる様子を示している。外側スピーカーカバー371、372は樹脂製で、内側スピーカーカバー309、スピーカー防護部材308およびスピーカー304を順次全体的に覆って保護するものである。外側スピーカーカバー371、372にはそれぞれスピーカー304、314へのリード線305、315を通すためのリード線開口部371a(他方は図示略)が形成されている。
【0043】
再び図10に戻り、スピーカー設置部301、311の下方にはサイド装飾体取り付け部381、382が形成されており、サイド装飾体取り付け部381、382は一定長さに延在し周囲を取り囲むように形成された複数の壁383、384をそれぞれ有している。
ここで、図13を参照して一方のサイド装飾体取り付け部381について詳細に説明する。図13において、サイド装飾体取り付け部381は三角形状に近似した形状を有しており、複数の壁383によって区画される内側にはLED385、386を搭載した基盤387がビスによって固定されるようになっている。すなわち、基盤387に形成されたビス穴387aにビスを通してサイド装飾体取り付け部381に形成されたボス388に捩じ込むことにより、基盤387が固定される。基盤387はレンズ機能を有する半透明な樹脂製の内カバー389によって覆われるようになっているとともに、内カバー389はさらに樹脂製の外カバー390によって覆われるようになっている。外カバー390には内カバー389の前面側がそのまま臨むような前面開口部391が形成されている。また、外カバー390および内カバー389にはそれぞれ取り付けのためのビス穴390a、389aが形成されている。
【0044】
外カバー390および内カバー389をサイド装飾体取り付け部381に取り付けるには、まず外カバー390および内カバー389を重ねるとともに、各カバーに形成されたビス穴390a、389aにビスを通してサイド装飾体取り付け部381に設けられたボス392に捩じ込む。これにより、基盤387を内蔵する状態で外カバー390および内カバー389を順次外側から重ね合せた状態で両者が取り付けベース盤13Aに固定される。なお、基盤387のリード線315を通すために、外カバー390および内カバー389にはそれぞれリード線開口部390b、389bが形成されている。
また、形状の大きい外カバー390は強固に取り付けベース盤13Aに固定するようになっており、外カバー390の外側に形成された取り付け部393にビスを通してサイド装飾体取り付け部381の外側に設けられたボス394に捩じ込むことにより、外カバー390が取り付けベース盤13Aに堅固に固定される。
【0045】
ここで、基盤387に配置されたLED385、386はパチンコ機2の枠側の情報を表示し、例えばガラス枠12が開放したときに点灯する開放表示、賞球排出時に点灯する賞球玉排出表示、島設備から玉の補給が行われるときに点灯する補給表示等を行う場合に点灯する。なお、これら以外の情報を表示するようにしてもよい。
上記LED385、386、基盤387、内カバー389および外カバー390は全体としてサイド装飾体401を構成する。なお、パチンコ機2の右側にはサイド装飾体402が配置(図1参照)されている。
さらに、この図13に示すように、外側スピーカーカバー371(他方の、外側スピーカーカバー372も同様)の外側には取り付け部395が形成されており、この取り付け部395にビスを通してサイド装飾体取り付け部381の外側に設けられたボス396に捩じ込むことにより、外側スピーカーカバー371が取り付けベース盤13Aに堅固に固定される。
上記取り付けベース盤13に配置される各種の電気部品のうち、上部装飾ランプ中継基盤306を内蔵するランプカバー351、開口縁部装飾体レンズ231〜234および左右のサイド装飾体401、サイド装飾体402は電気的装飾部材を構成する。
【0046】
以上のように本実施例では、ガラス枠12の前面側に取り付けベース盤13が備えられ、取り付けベース盤13の上に前面装飾体14が配置される。この場合、前面装飾体14は遊技領域を囲むようにパチンコ機2の前面側に配置され、スピーカー304を内蔵する外側スピーカーカバー371、スピーカー314を内蔵する外側スピーカーカバー372、上部装飾ランプ中継基盤306を内蔵するランプカバー351、開口縁部装飾体レンズ231〜234および左右のサイド装飾体401、サイド装飾体402によって構成される。したがって、以下の効果を得ることができる。
(1)ガラス枠12の前面側に設けた前面装飾体14に上部装飾ランプ中継基盤306内蔵のランプカバー351、開口縁部装飾体基盤215、216内蔵の開口縁部装飾体レンズ231〜234およびサイド装飾体401、402という電気的装飾部材を遊技領域を取囲むように配置しているので、従来のような金属製の味気のないガラス枠と比較して、冷たい感じをなくして格段に装飾性を向上させることができる。
因みに、従来はガラス枠が金属製であり、その前面側には何も無かったため、その形状を変化させて装飾性を高めることも考えられたが、これは形状の変化が困難であるため、装飾性を高めることができなかったが、本実施例では金属製のガラス枠12であっても、前面装飾体14を備えることで、ガラス枠12前面側の装飾性を高めることができる。
(2)ガラス枠12に着脱手段161を設けてパチンコ機2から着脱可能な構成にすることにより、前面装飾体14に配置された電気部品の故障に対処するときや、電気部品の保守点検時に作業性を向上させることができる。
【0047】
(3)また、ガラス枠12に着脱手段161を設けているので、従来のガラス枠のように縁飾り枠の蝶番に固定した場合と異なり、汎用性が向上し、ガラス枠12の交換が容易であるとともに、ガラス枠12の保守点検時等の作業性を向上させることができる。
(4)パチンコ機2のモデルチェンジ時に、パチンコ機全体を変更しなくても、ガラス枠12を変更するだけでフルモデルチェンジ同様の効果を得ることができる。この場合、例えば前面装飾体14の部分のみを変更しても同様の効果がある。
(5)ガラス枠12に装着する前面装飾体14を幾つか造っておくことにより(低コストなので十分に可能)、各種遊技に応じて選択的にガラス枠12(前面装飾体14の部分でもよい)を備えることができ、低コストで各種遊技に対応した装飾性を発揮させることができる。
(6)また、同じ遊技盤であっても、ガラス枠12(特に、前面装飾体14)を変更するだけで、違う装飾効果を出すことができる。
【0048】
(7)従来の金属製のガラス枠12をそのまま使用することができるので、装飾効果の向上を図れるという優れた効果を得つつ、防犯面および強度面においても従来通りの機能を発揮することができる。ここで、防犯面とは、例えば防犯構造、ガラス保持機能、施錠機能等のことである。例えば、ガラス枠を樹脂製にした場合には、ピアノ線の侵入の可能性があったり、強度が弱いという欠点があったが、金属製のガラス枠12をそのまま使用することで、防犯面の問題がなくなる。
また、例えばガラス枠の形状を変化させて装飾性を高めるために、ガラス枠を樹脂製にする場合、単に樹脂化するのみでは強度が十分に得られないことがあるが、本実施例のように金属製であれば、十分な強度を保つことができる。
(8)そのため、ガラス枠を樹脂化したものよりも、防犯面および強度面において有利である。
(9)ガラス枠を樹脂にする場合には、開発コストが上昇する傾向にあり、コスト面で不利であるが、本実施例ではガラス枠を樹脂化する場合に比較して、金属製のままであるからガラス枠12が低コストで済む。したがって、低コストのガラス枠12を使用しつつ、上記各効果を得ることができる。
【0049】
なお、玉貸機の配置場所は上記例に限るものではない。
また、本発明はカードリーダを備えていないパチンコ機にも適用できるのは勿論である。
本発明に係わる遊技機は上記実施例のようなプリペイドカード方式のパチンコ機に適用する例に限らない。例えば、クレジット方式のパチンコ機にも適用することができる。遊技盤の構成、機種はどのようなものでもよい。
プリペイドカード方式でなく、全くカードを使用しないパチンコ機についても幅広く適用することが可能である。また、アレンジボール機にも適用することができる。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、ガラス枠の前面側に前面装飾体を取り付ける取付手段を備え、前面装飾体に電気的装飾部材(例えば、スピーカー、外側スピーカーカバー、ランプカバー、開口縁部装飾体レンズ、サイド装飾体等)を配置し、さらにガラス枠に着脱手段を設けて遊技機本体から着脱可能な構成にし、ガラス枠を閉じると着脱手段の操作手段が切り欠きに納められ、操作手段が移動しないようにロックされるようにしているので、以下の効果を得ることができる。
(1)ガラス枠の前面側に設けた前面装飾体に各種の電気的装飾部材が遊技領域を取囲むように配置されるので、従来のような金属製の味気のないガラス枠と比較して、冷たい感じをなくして格段に装飾性を向上させることができる。
因みに、従来はガラス枠が金属製であり、その前面側には何も無かったため、その形状を変化させて装飾性を高めることも考えられたが、これは形状の変化が困難であるため、装飾性を高めることができなかったが、本発明では金属製のガラス枠であっても、前面装飾体を備えることで、ガラス枠前面側の装飾性を高めることができる。
(2)ガラス枠に着脱手段を設けて遊技機本体から着脱可能な構成にすることにより、前面装飾体に配置された電気部品の故障に対処するときや、電気部品の保守点検時に作業性を向上させることができる。
【0051】
(3)また、ガラス枠に着脱手段を設けているので、従来のガラス枠のように縁飾り枠の蝶番に固定した場合と異なり、汎用性が向上し、ガラス枠の交換が容易であるとともに、ガラス枠の保守点検時等の作業性を向上させることができる。
(4)遊技機のモデルチェンジ時に、遊技機全体を変更しなくても、ガラス枠を変更するだけでフルモデルチェンジ同様の効果を得ることができる。この場合、例えば前面装飾体の部分のみを変更しても同様の効果がある。
(5)ガラス枠に装着する前面装飾体を幾つか造っておくことにより(低コストなので十分に可能)、各種遊技に応じて選択的にガラス枠(前面装飾体の部分でもよい)を備えることができ、低コストで各種遊技に対応した装飾性を発揮させることができる。
(6)また、同じ遊技盤であっても、ガラス枠(特に、前面装飾体)を変更するだけで、違う装飾効果を出すことができる。
【0052】
(7)従来の金属製のガラス枠をそのまま使用することができるので、装飾効果の向上を図れるという優れた効果を得つつ、防犯面(例えば、防犯構造、ガラス保持機能、施錠機能等)および強度面においても従来通りの機能を発揮することができる。例えば、ガラス枠を樹脂製にした場合には、ピアノ線の侵入の可能性があったり、強度が弱いという欠点があったが、金属製のガラス枠をそのまま使用することで、防犯面の問題がなくなる。
また、例えばガラス枠の形状を変化させて装飾性を高めるために、ガラス枠を樹脂製にする場合、単に樹脂化するのみでは強度が十分に得られないことがあるが、本実施例のように金属製であれば、十分な強度を保つことができる。
(8)そのため、ガラス枠を樹脂化したものよりも、防犯面および強度面において有利である。
(9)ガラス枠を樹脂にする場合には、開発コストが上昇する傾向にあり、コスト面で不利であるが、本発明ではガラス枠を樹脂化する場合に比較して、金属製のままであるからガラス枠が低コストで済む。したがって、低コストのガラス枠を使用しつつ、上記各効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したパチンコ装置の一実施例の全体を示す正面斜視図である。
【図2】同実施例の取り付けベース盤の上部側を示す図である。
【図3】同実施例の取り付けベース盤の下部側を示す図である。
【図4】同実施例の取り付けベース盤の右側部分を示す図である。
【図5】同実施例のガラス枠が開いた状態を示す図である。
【図6】同実施例のガラス枠が閉じた状態を示す図である。
【図7】同実施例のガラス枠の着脱手段の要部を示す図である。
【図8】同実施例の取り付けベース盤の斜視図である。
【図9】同実施例の開口縁部装飾体レンズを示す図である。
【図10】同実施例の取り付けベース盤に配置される電気的装飾部材の取り付けの様子を示す図である。
【図11】同実施例の取り付けベース盤に配置されるスピーカーおよび上部装飾ランプ中継基盤の様子を示す図である。
【図12】同実施例の取り付けベース盤に配置される電気的装飾部材の取り付け手順を説明するための図である。
【図13】同実施例のサイド装飾体を示す図である。
【符号の説明】
1 パチンコ装置
2 パチンコ機
11 額縁状前面枠
12 ガラス枠(開閉枠)
13 取り付けベース盤
13A 第1取り付けベース盤
13B 第2取り付けベース盤
13C 第3取り付けベース盤
14 前面装飾体
107、134、144 ベース盤固定部材
160 開閉機構部
161 着脱手段
162 着脱機構部
163 操作部(操作手段)
231〜234 開口縁部装飾体レンズ
304、305 スピーカー
306 上部装飾ランプ中継基盤
351 ランプカバー
371、372 外側スピーカーカバー
401、402 サイド装飾体

Claims (3)

  1. 遊技機の前面側に開閉可能に備えられ、開口部に透明板を保持可能な遊技機の開閉枠において、
    前記開閉枠に、該開閉枠前面の所定個所を覆う状態で配置される前面装飾体と、
    前記前面装飾体を前記開閉枠に取り付け可能な取付手段と、
    前記前面装飾体に配置される電気的装飾部材と、を備えるとともに、
    該開閉枠を遊技機の前面側から開閉可能に支持する開閉機構部を設け、
    さらに、該開閉機構部には開閉枠を遊技機から着脱するための着脱手段を備え、
    前記着脱手段は、
    前記開閉枠を開閉可能に支持する支軸をスライドすることにより、着脱を可能にする着脱機構部と、
    該着脱機構部を操作する操作手段と、を有し、
    前記開閉枠を閉じると前記操作手段が切り欠きに納められ、該操作手段が移動しないようにロックされることを特徴とする遊技機の開閉枠。
  2. 前記開閉枠を金属により形成し、前記開閉枠と一体形成され前記支軸をスライド可能に収納する支軸収納部を有することを特徴とする請求項1記載の遊技機の開閉枠。
  3. 前記切り欠きは、遊技機の前記操作手段に対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機の開閉枠。
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