JP3059032B2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP3059032B2
JP3059032B2 JP5252220A JP25222093A JP3059032B2 JP 3059032 B2 JP3059032 B2 JP 3059032B2 JP 5252220 A JP5252220 A JP 5252220A JP 25222093 A JP25222093 A JP 25222093A JP 3059032 B2 JP3059032 B2 JP 3059032B2
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富士夫 鈴木
栄作 大林
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株式会社真城
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前面枠の前面であり、
かつ遊技盤の臨む開口を覆うようにガラス扉枠が設けら
れているパチンコ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機にあっては、前面枠の
遊技盤が臨む開口周縁部に金枠が取付けられており、そ
の金枠の一側にガラス扉枠が一体にセット化されて開閉
自在に取付けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のガラス扉枠は、
そのほとんどが金属製であるため、装飾性に乏しくデザ
イン的にも旧態然として遊技者に古いイメージを与えて
いた。また、金枠とガラス扉枠とが一体にセット化され
ているため完成品の在庫スペースが多く必要とされる等
の問題点があった。
【0004】一方、最近ではデザインの一新を図るべく
合成樹脂製のガラス扉枠も提案されているようである
が、かかる合成樹脂製のガラス扉枠ではパチンコ機の組
立てラインにおいてガラス扉枠に傷がつき易い等の心配
があって実用に供するには困難が伴なうという問題点が
あった。すなわち、従来のパチンコ機においては、金枠
とガラス扉枠とを一体にセット化して前面枠に組付ける
という方法を採用しているために、どうしても早い工程
でガラス扉枠を前面枠に取付けなければならず、その結
果前述のような問題点が生ずるのである。
【0005】本発明は、上記した問題点にかんがみてな
されたものであり、その目的とするところは、合成樹脂
製のガラス扉枠を構造的弱点を生ずることなしに使用で
きるようにして在庫管理やデザイン変更が容易なパチン
コ機を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、遊技盤が臨む開口が設けられた
前面枠と、該前面枠の開口を覆うガラス扉枠とを備えて
なるパチンコ機において、前記ガラス扉枠は、額縁状に
形成された金属製の枠主体の表面を合成樹脂製のカバー
体により被覆して構成すると共に、前面枠の一側端部に
開閉自在かつ着脱自在に軸支してなるものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、ガラス扉枠を前面枠の一側端
部に開閉自在かつ着脱自在に軸支するようにしたもので
あるから、該ガラス扉枠を組立ラインの最終工程で取付
けることができる。これによって、合成樹脂製のガラス
扉枠の使用を可能にすると共に、該ガラス扉枠のデザイ
ン変更を容易として装飾効果を高めることができる。さ
らに、金枠とガラス扉枠とを別々に在庫管理できるため
好都合となる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本実施例に係るパチンコ機の斜視
図、図2はガラス扉枠を開放した状態のパチンコ機の正
面図である。図において、パチンコ機1は、外枠2を有
し該外枠2の前面に前面枠3が上下蝶番4,4を介して
開閉自在に設けられている。5は前面枠3の前面に開閉
自在かつ着脱自在に軸支されたガラス扉枠、6は打球供
給皿7が設けられた前板、8は下部球受皿、9は操作ハ
ンドルである。
【0009】図3はガラス扉枠5を取外した状態の前面
枠3の斜視図、図4はガラス扉枠5、前板6、下部球受
皿8、操作ハンドル9を装着する前の前面枠3の斜視
図、図5はその分解斜視図である。
【0010】前面枠3は図4および図5に示すように合
成樹脂により一体成形される本体枠10と、ランプを点
灯させる点灯手段としての複数のランプ基板11a〜1
1dと、透光性のレンズ部材12a〜12eとを備え
る。
【0011】本体枠10は、着色剤を混入して所望の色
(例えば本実施例では黄色)に着色され、かつ上下およ
び左右に連続する枠片部10a〜10dによりほぼ中央
部に遊技盤13が臨む大きな開口14が形成された額縁
状に形成される。この本体枠10の下枠片部10bを除
く上枠片部10aおよび左右枠片部10c,10dの前
面には端部を残して低くした凹面部101a,101
c,101dが形成されている。
【0012】前記開口14の周縁には後述するガラス扉
枠5の枠材33が嵌め込まれる溝部15aおよび防犯用
の折返し部15bを備えた金枠16が固着される。ま
た、正面から見て開口14の周縁の右側辺には前面枠3
およびガラス扉枠5を施錠するための錠金具17が取付
けられる。さらに、本体枠10の裏面側には開口14を
取囲むように遊技盤取付枠18が一体的に形成されてい
る。この遊技盤取付枠18には、球受皿連絡口19が形
成されると共に、その表面側には打球発射レール20が
装着される。
【0013】また、本体枠10の右枠辺部10cであ
り、かつその凹面部101cの上下ほぼ中央位置には錠
金具17を解錠操作するためのシリンダ錠21が設けら
れている。また、左枠片部10dの凹面部101dの上
下位置にはガラス扉枠5の一側を開閉可能に軸支するた
めの支持片22a,22bが固着されている。この上部
支持片22aの外側縁近くに透孔48が穿設され、下部
支持片22bの外側縁近くの上面に短軸49が突設され
ている。本体枠10の下枠片部10bには、操作ハンド
ル9を取付けるための貫通孔23および球受皿連絡口2
4が形成される。さらに、飾り板25や下部球受皿8等
を取付けるための複数の小孔26が形成されている。
【0014】前記ランプ基板11a〜11dは、その前
面に多数のランプとしてのLED27が設けられてい
る。また透孔性のレンズ部材12a〜12eは合成樹脂
により後面が開口した中空箱状に形成され、かつその高
さが凹面部101a,101c,101dの段差とほぼ
等しくされて本体枠10の前面から突出しないように形
成される。さらに、各レンズ部材12a〜12eは本体
枠10と異なった色(本実施例では赤色)に着色される
と共に、その内面にダイヤカット等の光拡散処理が施こ
されている。
【0015】前記各ランプ基板11a〜11dおよびレ
ンズ部材12a〜12eは本体枠10の上枠片部10a
および左右枠片部10c,10dの凹面部101a,1
01c,101dにそれぞれ装着される。詳しくは、上
枠片部10の凹面部101aにランプ基板11aとレン
ズ部材12aが装着される。また、右枠片部10cの凹
面部101cであり、かつシリンダ錠21の上部と下部
位置にランプ基板11b,11cとレンズ部材12b,
12cが装着されると共に、両レンズ部材12b,12
cの間に錠飾り用のレンズ部材12dが装着される。さ
らに、本体枠10の左枠片部10dであり、かつ下部支
持片22bの下方に位置した凹面部101dにランプ基
板11dとレンズ部材12eが装着される。なお、前記
各ランプ基板11a〜11dのコードは各凹面部101
a,101c,101dに穿設されたコード挿通孔28
を通して本体枠10の裏面側に引き出される。
【0016】このように、本体枠10を合成樹脂で一体
成形することにより上枠片部10aおよび左右枠片部1
0c,10dの前面に各凹面部101a,101c,1
01dを容易に形成することができる。そして、各凹面
部101a,101c,101dにレンズ部材12a〜
12eを取付けることにより開口14を取囲む各枠片部
10a,10c,10dに中空部を容易に形成でき、そ
の中空部内に点灯手段としてのランプ基板11a〜11
dが効果的に配設できるもので、これによって開口14
の周縁を広い範囲で光らせることができる。
【0017】なお、各レンズ部材12a〜12eを凹面
部101a,101c,101dの段差とほぼ同じ高さ
に形成することにより、該レンズ部材12a〜12eを
前面枠3の前面から突出させないようにすることができ
るので、全体をスッキリした感じにすることができると
共に、輸送時に嵩ばらず、しかも破損等の事故を少なく
することができる。また、前面枠3およびレンズ部材1
2a〜12eの色を異ならせることにより、全体が非常
にカラフルとなって装飾効果を高めることができ、しか
もレンズ部材12a〜12eの色を替えるだけで容易に
デザイン変更ができる。さらに、各凹面部101a,1
01c,101dには点灯手段に代えて例えば遊技に関
する情報や大当り回数、遊技客へのメッセージ等を表示
する表示手段を設けることも可能である。
【0018】図6はガラス扉枠5の斜視図、図7はその
裏面斜視図、図8は分解斜視図である。ガラス扉枠5
は、上下および左右に連続する周枠部29a〜29dに
より額縁状に形成された金属製の枠主体30と、周枠部
29a〜29dの前面に取付けられる合成樹脂製のカバ
ー体31a〜31dにより大略構成される。
【0019】前記枠主体30は、鉄板をプレス加工およ
び曲げ加工を施こしてほぼ平板状に形成される。そし
て、周枠部29a〜29dの裏面側には上周枠部29a
を除いてガラス挿入溝32を形成するためのコ字形の枠
材33がビス34により取付けられている。また、周枠
部29a〜29dの外周縁と窓孔35の周縁沿いに凸条
36,36が形成されており、該凸条36,36により
全体を補強して歪曲するのを防止している。さらに、左
周枠部29dには支持板部37を設けて前面枠3の左枠
片部10dとほぼ等しい幅広に形成している。
【0020】そして、支持板部37の上端にはガラス扉
枠5を着脱自在に取付けるための係止機構38が設けら
れ、下端には軸孔39を有する受片40が突設されてい
る。係止機構38は、図9に示すように支持板部37の
前面側に上下一対の支持片41a,41bを突設した金
具42をスポット溶接し、その両支持片41a,41b
にL字形に屈曲する係止杆43を上下摺動可能に挿通し
たものであって、係止杆43はスプリング44により常
に上向きに付勢されていてその上端が上支持片45aか
ら上方に突出されている。
【0021】一方、前記各カバー体31a〜31dは、
後面が開口した中空箱状に形成され、かつその幅方向の
寸法がガラス扉枠5の各周枠部29a〜29dの横幅寸
法とほぼ等しく選ばれる。また、枠主体30の上周枠部
29a、下周枠部29bおよび右周枠部29cの前面に
取付けられるカバー体31a,31bおよび31cは、
着色剤を混入して所望の色(例えば黄色)に着色された
不透明の合成樹脂により形成し、左周枠部29dの前面
に取付けられるカバー部材31dは異なった色(例えば
赤色)に着色された透光性の合成樹脂により形成してい
る。
【0022】そして、各カバー体31a〜31dは、枠
主体30の周枠部29a〜29dのそれぞれ前面に当接
してその裏面側からビス45により固着する。これによ
って、金属製の枠主体30と合成樹脂製のカバー体31
a〜31dとが一体化され、かつ金属製の各周枠部29
a〜29dの前面が合成樹脂製のカバー体31a〜31
dによって完全に被覆されることになる。
【0023】前記枠主体30の左周枠部29dの前面
と、カバー体31dとの間の中空部には図10に示すよ
うに複数のランプとしてのLED46を装着したランプ
基板47が設けられている。これによって、ガラス扉枠
5の左側部分を明るく光らせることができ、高い照明効
果を得ることができる。なお、前記中空部にはランプ基
板47に代えて例えば遊技情報や遊技客へのメッセージ
等を表示する表示手段を設けることも可能である。この
表示手段としてはドットマトリクス表示、液晶表示或い
は蛍光表示等種々のものが考えられる。
【0024】しかして、前記ガラス扉枠5を前面枠3に
取付けるには、まず受片40の軸孔39を下部支持片2
2bの短軸49に差し込み、次いで係止機構38の係止
杆43をスプリング44の付勢に抗して押下げて上部支
持片22aの透孔48と一致させた後、係止杆43の上
端をスプリング44の付勢で透孔48に差し込む。これ
によって、ガラス扉枠5は係止杆43、短軸49を支点
にして開閉自在に取付けられる。そして、係止杆43を
スプリング44の付勢に抗して下方に押下げて透孔48
から外すだけでガラス扉枠5を前面枠から簡単に取外す
ことができる。
【0025】なお図11に示すように前面枠3の左凹面
部101dの上端にはガラス扉枠5を閉じた状態で係止
杆43の屈曲部が臨む凹溝50が形成されており、該凹
溝50によって係止杆43を外から押下げることができ
ないようにしている。これによつて、ガラス扉枠5をこ
じ開けて不正が行われるのを防ぐことができる。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0027】金属製の枠主体の表面に合成樹脂製のカバ
ー体を被覆してガラス扉枠を形成することにより、カバ
ー体の色彩を変えるだけでガラス扉枠のデザイン変更が
容易にできる。
【0028】そして、ガラス扉枠を前面枠の一側端部に
着脱自在に取付ける構成を採用することによって、ガラ
ス扉枠を組立てラインの最終工程で取付けることができ
るので、傷をつけるような心配がなくなり合成樹脂製の
ガラス扉枠の使用が可能になる。
【0029】さらに、ガラス扉枠は前面枠の開口周縁に
取付ける金枠と別体として保管することができるので在
庫スペースをとらず管理経費を安くすることができる。
【0030】また、ガラス扉枠を前面枠の一側端部に取
付ける構成を採用することによって、ガラス扉枠の開放
時に前面枠の前面部分を広い範囲で開放することができ
るので、遊技盤の釘調整や遊技盤の前面からの着脱作業
を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のパチンコ機の斜視図であ
る。
【図2】ガラス扉枠を開放した状態のパチンコ機の正面
図である。
【図3】ガラス扉枠を取外した状態の前面枠の斜視図で
ある。
【図4】球受皿、操作ハンドル等を取外した状態の前面
枠の斜視図である。
【図5】図3の分解斜視図である。
【図6】ガラス扉枠の斜視図である。
【図7】同じくガラス扉枠の裏面斜視図である。
【図8】同じくガラス扉枠の分解斜視図である。
【図9】係止機構部分の斜視図である。
【図10】前面枠とガラス扉枠の取付状態を示す断面図
である。
【図11】ガラス扉枠の係止機構と前面枠の関連を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 3 前面枠 5 ガラス扉枠 30 枠主体 31a〜31d カバー体
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤が臨む開口が設けられた前面枠
    と、該前面枠の開口を覆うガラス扉枠とを備えてなるパ
    チンコ機において、 前記ガラス扉枠は、額縁状に形成された金属製の枠主体
    の表面を合成樹脂製のカバー体により被覆して構成する
    と共に、前面枠の一側端部に開閉自在かつ着脱自在に軸
    支してなることを特徴とするパチンコ機。
JP5252220A 1993-09-14 1993-09-14 パチンコ機 Expired - Fee Related JP3059032B2 (ja)

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JP3627936B2 (ja) * 1994-08-31 2005-03-09 株式会社ソフィア 遊技機の開閉枠
KR100472845B1 (ko) * 1996-09-24 2005-11-23 가부시키가이샤 산요붓산 파친코기
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