JP2002143402A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

Info

Publication number
JP2002143402A
JP2002143402A JP2000341008A JP2000341008A JP2002143402A JP 2002143402 A JP2002143402 A JP 2002143402A JP 2000341008 A JP2000341008 A JP 2000341008A JP 2000341008 A JP2000341008 A JP 2000341008A JP 2002143402 A JP2002143402 A JP 2002143402A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
sound
closing
variable winning
sound effect
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000341008A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukie Okumura
雪江 奥村
Masahiro Takagi
正宏 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruhon Industry Co Ltd
Original Assignee
Maruhon Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maruhon Industry Co Ltd filed Critical Maruhon Industry Co Ltd
Priority to JP2000341008A priority Critical patent/JP2002143402A/ja
Publication of JP2002143402A publication Critical patent/JP2002143402A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】大当たりを盛り上げるだけではなく、その大当
たり時に際して、遊技者の利得に大きく影響する情報を
直感的に伝達しうる指標機能,情報伝達機能を備えるも
報知手段を提供する。 【解決手段 】 特別遊技作動を実行するパチンコ遊技
機において、スピーカ30A,30B,30Cにより、
特別遊技作動の各開閉ラウンドの消化回数に対応して、
効果音を変化させるようにした音報知作動を実行した
り、または特定領域に球が通過すると、効果音を変化さ
せるようにした音報知作動を実行するようにしたもので
あるから、開閉ラウンドの消化回数や、特定領域への球
通過を効果音の変化により報知することによって、遊技
者は、その状況を直感的に確認でき、その状況に適合し
た打球操作を行うことが可能となって、スピーカの指標
機能,情報伝達機能が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の遊技進行により
特別遊技作動(大当たり作動)が実行される場合を生ず
るパチンコ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】開閉片により開閉制御される可変入賞口
を具備する可変入賞装置を備え、所定条件の成立によ
り、可変入賞口の所定開閉形態からなる開閉ラウンド
を、所定制限回数まで繰り返してなる特別遊技作動を実
行するようにしたパチンコ遊技機パチンコ遊技機は、種
々提案されている。
【0003】 かかる構成として、図柄を変動表示する
図柄表示装置と、球通過を検知する図柄始動領域とを遊
技盤面に備え、図柄始動領域への球通過を契機として、
図柄表示装置の表示図柄を変動させた後に確定表示する
ようにし、その確定図柄態様が所定の当り図柄態様であ
る場合に、上述の特別遊技作動を発生させるようにした
パチンコ遊技機が提案されている。これらは、いわゆる
第1種パチンコ遊技機及び第3種パチンコ遊技機があ
る。
【0004】ここで、第1種パチンコ遊技機は、 図柄
を変動表示する複数の図柄表示部を具備する図柄表示装
置と、開閉片により開閉制御される可変入賞口を具備す
る可変入賞装置とを備え、遊技盤面に設けられた特別図
柄始動領域に遊技球が通過すると図柄表示部の表示図柄
を変動開始し、停止して図柄確定する図柄制御手段とを
備え、図柄表示装置に所定の当り図柄態様が確定表示さ
れた場合に、可変入賞装置の可変入賞口の開放と、可変
入賞口の所定制限時間の経過又は該所定制限時間内での
規定個数の入賞満了による可変入賞口の閉鎖とを順次生
じてなる開閉ラウンドを、可変入賞口内に設けられた特
定領域を遊技球が通過することを継続条件として、所定
制限回数まで繰り返してなる特別遊技作動を実行するも
のである。
【0005】また、第3種パチンコ遊技機は、図柄を変
動表示する図柄表示装置と、球通過を検知する図柄始動
領域と、開口を開閉制御してその内部の特別作動領域へ
球通過可能な状態と不可能な状態とに変換する普通電動
役物と、開閉制御される可変入賞口とを備え、球通過に
伴って該可変入賞口を開放する特定領域への流入制御を
行う役物とを備え、図柄始動領域への球通過を契機とし
て、図柄表示装置の図柄を変動させた後に確定表示する
ようにし、その確定図柄態様が所定の当り図柄態様であ
る場合に、普通電動役物を開放制御し、その特別作動領
域への球通過に伴って特別遊技作動が実行され、かつ該
特別遊技作動は、役物が駆動して特定領域への球通過が
可能となり、かつ該球通過ごとに、可変入賞口の開放
と、閉鎖とを生じてなる開閉ラウンドを複数回繰り返し
てなるものである。
【0006】さらには、開閉片により開閉制御される可
変入賞口を具備し、かつ該可変入賞口と連通する作動領
域内に普通入賞領域と特定入賞領域とを具備する変動入
賞装置を備え、遊技盤面に設けられた始動領域に遊技球
が通過すると、開閉片が可変入賞口を開放すると共に、
該可変入賞口から流入した遊技球が作動領域内の特定入
賞領域に球が流入すると、開閉片が往復開閉駆動を行な
い、開閉片の所定制限開閉回数の開閉満了、または可変
入賞口からの規定個数の入賞満了により、往復開閉駆動
を停止する開閉ラウンドを、1回又は複数回繰り返して
なる特別遊技作動を実行するようにしたパチンコも、2
種パチンコ機として良く知られている。
【0007】上述した各パチンコ遊技機にあって、いず
れも各開閉ラウンドは、可変入賞口からの規定個数の入
賞満了等により一旦終了し、特定領域への球通過を条件
として、あらかじめ定められた制限回数以内で開閉ラウ
ンドが繰り返される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の各パチンコ遊技
機にあってはスピーカを設けて、特別遊技作動(大当た
り作動)の際に種々の効果音を出力して、遊技を盛り上
げるようにしている。ところで従来のスピーカを用いた
演出にあっては、大当たり演出として遊技を盛り上げは
するものの、大当たりの進行状況などを報知するもので
はなく、単なる大音響出力としか感じない遊技者もい
る。本発明は、大当たりを盛り上げるだけではなく、そ
の大当たり時に際して、遊技者の利得に大きく影響する
情報を直感的に伝達しうる指標機能,情報伝達機能を備
えた報知手段を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の特別遊
技作動を実行するパチンコ遊技機において、特別遊技作
動の各開閉ラウンドの消化回数に対応して、効果音を変
化させるようにした音報知作動を実行することを特徴と
するものである。ここで効果音の変化とは、遊技者が効
果音の変化を認識できるものであれば良く、音響の変
化、音場の変化、メロディの変化、調性の変化、伴奏の
変化などを含む(以下同様)。かかる構成にあって、開
閉ラウンドは、その上限数があらかじめ定められている
から、その消化回数を効果音の変化により報知すること
によって、遊技者は、その満了までの回数を直感的に確
認でき、消化状態に適合した打球操作を行うこととな
る。
【0010】特別遊技作動中にあって、特定領域に球が
通過すると、効果音を変化させるようにした音報知作動
を実行する構成も提案される。すなわち特定領域に遊技
球が通過することを条件として次の開閉ラウンドへ移行
することとなる。従って、遊技者は、特定領域への遊技
球の通過を期待することとなる。そこで、かかる通過が
なされた場合には、これを報知する。
【0011】ここで複数のスピーカを備えるとともに、
音報知作動が、各スピーカの出力割り振りを変更するこ
とにより、効果音を変化させるものとすることができ
る。複数のスピーカとしては、例えば遊技盤面の左上部
に左スピーカを配置し、右上部に右スピーカを配置し、
さらに上皿下部に中スピーカを配置する等の態様が提案
される。このようにスピーカをパチンコ遊技機正面にお
いて、広く分散させることにより音の方向変化を明瞭と
することができる。そして、例えば、左右及び中央の三
つのスピーカを用いた場合には、大当たりの開閉ラウン
ド中にあって、特定領域に入賞するまでは、左右のスピ
ーカから出力し、特定領域を遊技球が通過した後は、中
スピーカから音を出力する。
【0012】また、複数のスピーカを備えるとともに、
音報知作動が、効果音を複数の音要素に区分し、各スピ
ーカに、特定の音要素を割り振ることにより、効果音を
変化させるものとしてもよい。この効果音を構成する複
数の音楽要素とは、メロディ部、階調部、リズム部のほ
か、主旋律、主旋律と共に和音を構成する副旋律、通奏
低音等種々ある。ここでいう音楽要素とは音楽の一部を
構成しながら、聴覚により区分され得るすべての要素を
いう。そして、これらを、二以上のスピーカから、少な
くとも二つの音楽要素に区分して出力する。例えば三つ
のスピーカを用いて、二つの音楽要素を区分して出力す
るようにしても良い。(この場合には、そのうちの二つ
のスピーカは同じ音楽要素を分担することとなる。)こ
のように、各態様となると、スピーカからの出力態様が
変化するから、出力されているスピーカを聞き分けるこ
とによりいずれの図柄変動態様または図柄停止態様とな
ったかを視覚により確認しなくとも知得できる。
【0013】さらにまた、複数のスピーカを備えるとと
もに、複数のスピーカの協働により、モノラル音響の演
出音楽と、ステレオ音響の報知音とを選択的に生成可能
とし、音報知作動が、モノラル音響とステレオ音響のい
ずれかを出力するようにして、効果音を変化させるよう
にしてもよい。この構成にあっては、各スピーカからの
出力の変化ではなく、その全体的な音響の変化により、
各態様を聴覚により感覚的に理解することができる。
【0014】このように本発明にあっては、大当たりの
状態を視覚により確認せずとも知得することができ、遊
技者の気を逸らすことなく、聴覚を介して情報を直感的
に伝達することができる。また、スピーカから単純な効
果音ではなく、遊技者の高揚感をもり立てながら、必要
な情報を直感的に伝達しうることとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】いわゆる第1種パチンコ遊技機に
本発明を適用した一実施例を説明する。図1はパチンコ
遊技機1の正面図であり、上部に遊技盤2を備え、さら
に下方には上皿3a,下皿3bが設けられる。
【0016】図2は、内側レール内の盤面中央に配設さ
れたパチンコ遊技機1のセンターケース4の正面図であ
って、該センターケース4内に液晶表示器、CRT表示
器、ドットマトリックスまたは7セグメント指示器等か
らなる特別図柄表示装置6が設けられる。この特別図柄
表示装置6には三つの特別図柄A,B,Cが表示され
る。この特別図柄A,B,Cは、「1」〜「8」からな
る9の数字からなる図柄が表示される。この特別図柄表
示装置6の前部は遊技球の通過領域となっており、セン
ターケース4の両側部に形成した流入口5,5から入っ
た球が、該特別図柄表示装置6の前部を経由して、後述
する普通電動役物15上に流下するようにしている。
【0017】センターケース4の下部両側には4個のパ
イロットランプからなる始動記憶数表示装置8が設けら
れる。この始動記憶数表示装置8は、図4で示す記憶装
置RAMの一部領域により構成される始動記憶装置に記
憶された球数を表示する。さらにセンターケース4の上
部には、三個のLEDからなる普通図柄表示装置10が
配設される。この三個のLEDは順次点滅して、種々の
組み合わせの点灯態様を表示する。そして、この点灯態
様が所定の当り態様の場合には、後述する普通電動役物
15を開放する。この普通図柄表示装置10としては、
液晶表示器や一乃至複数個の7セグメント指示器等によ
り構成し、その表示内容により、当り,はずれを決定す
るものであっても良い。さらに、普通図柄表示装置10
の直下位置には、4個のパイロットランプからなる普通
図柄始動記憶数表示装置12が設けられ、前記普通図柄
始動スイッチからの球検出信号が、所定数を上限として
記憶装置RAMの一部領域に記憶された場合に、その記
憶数を表示する。
【0018】一方、センターケース4の下方両側には、
普通図柄作動ゲート(普通図柄始動領域)13,13が
設けられ、遊技球の通過により該普通図柄作動ゲート1
3,13に内蔵された普通始動スイッチS2(図4参
照)から球検出信号が発生すると、普通図柄表示装置1
0が図柄変動する。
【0019】また、特別図柄表示装置6の直下位置に
は、内部を特別図柄始動領域14として、開閉翼片によ
り始動領域の開口度を変化させるようにした普通電動役
物15が配設されている。そして普通図柄表示装置10
の表示結果が、上述したような所定の当り状態の場合に
は、開閉翼片が約0.2秒拡開して、特別図柄始動領域
14の開口度を拡開させ、球が入り易い状態となる。ま
た、普通電動役物15内には、光電スイッチ、リミット
スイッチ等の特別図柄始動スイッチS1(図4参照)が
備えられ、該始動スイッチによる球通過検知に伴って、
特別図柄表示装置6の特別図柄A,B,Cが変動表示
し、所定の図柄を停止表示することとなる。
【0020】普通電動役物15のさらに下方には、図3
で示すように、特定領域25と通常領域26とを有する
可変入賞口23が配設され、開閉片24を大入賞口開放
ソレノイド(図4参照)により開閉制御することにより
可変入賞口23を開放状態と閉鎖状態のいずれかに変換
する可変入賞装置22が配設されている。この可変入賞
装置22は、前面板体27と、誘導枠体28とからな
り、前面板体27に、可変入賞口23及び該可変入賞口
23を開閉する開閉片24とが設けられ、誘導枠体28
には、特定領域25,通常領域26と、さらに、可変入
賞口23から流入した遊技球を特定領域25と通常領域
26のいずれかに案内する案内部材29が設けられてい
る。そして、特別図柄表示装置6が所定の組み合わせで
表示され、大当りとなると、開閉片24が開いて、その
開放状態で開閉片24の上面が案内作用を生じ、可変入
賞口23へ遊技球を案内すると共に、特定領域25に遊
技球が入ると、次の開閉ラウンドへ移行可能となり、連
続開放作動を生じて、遊技者に所定の利得が供される。
この可変入賞装置22は、後述する特別遊技作動を実行
するものであって、その可変入賞口23には、図4で示
すように、特定領域25に入った遊技球を検知する特定
領域スイッチ(役物連続作動スイッチ)S3と、大当り
中の入賞個数を計数する入賞球検知スイッチ(10カウ
ントスイッチ)S4とが設けられている。ここで役物連
続作動スイッチは、特定領域スイッチS3とともに、特
定領域に入った球を計数するカウントスイッチとしての
機能も備える。
【0021】一方、遊技盤2の左右両側位置には左スピ
ーカ30Aと右スピーカ30Bとが配設されている。そ
して、さらに上皿3aの下部表面にも中スピーカ30C
が配設される。
【0022】次に上記パチンコ遊技機1の作動につき説
明する。特別図柄始動領域14から遊技球が流入する
と、景品球の供給と共に特別図柄表示装置6が駆動す
る。尚、連続的に通過した場合には、始動スイッチによ
る球検出が始動記憶装置(RAM)に記憶され、その記
憶に基づいて上述のように始動記憶数表示装置8のLE
Dが順次点灯し、最高四回まで保留される。このLED
は図柄が変動開始する都度、消灯されて、記憶数が減少
する。
【0023】図柄表示装置6が駆動すると、特別図柄
A,B,Cは所定の図柄順列に従って変動開始し、約
6.5秒以上経過すると、特別図柄A,B,Cの順番に
図柄変動が停止する。そして、特別図柄A,B,Cが後
述するように、同じ図柄の組み合わせになると、大当り
が発生し、サウンドジェネレーター(図4参照)がファ
ンファーレを発すると共に、特別遊技作動が開始され、
開放ソレノイド(図4参照)が駆動し、開閉片24が前
方に傾動して可変入賞口23が開放され、開閉ラウンド
が実行される。
【0024】この開閉ラウンドは、所定制限時間(30
秒)が経過するか、該所定制限時間内で、入賞球検知ス
イッチ(カウントスイッチ)S4により10個の遊技球
の入賞検知がなされるまで継続される。また上述したよ
うに、可変入賞口22の特定領域25を通過し、特定領
域スイッチ(役物連続作動スイッチ)S3がオンした時
は、次の開閉ラウンドへの条件が充足され、一旦開閉片
24が閉鎖駆動して、一ラウンドが終了すると、その動
作終了後に再び可変入賞口23が開放して、次の開閉ラ
ウンドへ移行する。この開閉ラウンドの回数は、最大1
6回等とする。このように開閉ラウンドが繰り返され
て、可変入賞口22の連続開放作動を生じ、遊技者に所
定の利得が供される。ここで、 前記サウンドジェネレ
ータは、中央制御装置CPUに接続され、音データを受
けてアンプに出力するものであり、これにより各スピー
カ30A,30B,30Cに鳴音が発せられる。このス
ピーカ30A,30B,30Cは、本発明にあっては、
後述するように、所定の指標機能を果たすものである。
【0025】上述の制御態様につき詳細に説明する。こ
こで図4で示す中央制御装置CPUに接続された記憶装
置ROMには、0〜630のコマからなり、例えば
「7」,「315」を当たりとする当たり特別乱数K
と、該当たり特別乱数Kの結果により選定される当たり
特別図柄乱数Lと、ハズレ特別図柄乱数Ma,Mb,Mc
が格納される。
【0026】また記憶装置ROMには、0〜28の29
通りのリーチ乱数Nが格納される。このリーチ乱数N
は、非リーチ作動のときと異なる変動態様の特殊なリー
チ変動態様を複数種類備えていることから、いずれのリ
ーチ変動態様でリーチ作動を行うかを決定するものであ
り、当り図柄の場合、及びハズレ図柄であってA=Bの
場合に選択される。この特殊変動態様としては、そのリ
ーチ乱数Nの選出値により例えば、ロングリーチ,低速
スクロール,逆走行,低速走行からの加速度的停止,図
柄の反転等の、種々の変動態様がある。
【0027】かかる構成にあって、始動領域14を球が
通過すると、乱数列Kが選定される。この値がK=7,
315の場合(大当たりとなる場合)には、図柄表示部
A,B,Cが変動すると、特別図柄乱数Lから値を選出
して、当たり図柄を決定すると共に、リーチ乱数Nを抽
選し、図柄表示部A,Bを順次循環変動し、順次停止さ
せ、同一図柄とする。このときその過程では、大当たり
の直前で必ずリーチ作動となる。
【0028】そして図柄表示部Cが図柄停止して図柄表
示部A,B,Cが例えば「1,1,1」、「2,2,
2」、「3,3,3」、「4,4,4」等、図柄が同一
となると、「大当たり」となって、スピーカ30A,3
0B,30Cがファンファーレを発すると共に、可変入
賞装置22のソレノイドが駆動して、開閉片24が前方
に傾動して可変入賞口23が開放し、約10個の遊技球が
入賞するか、所定時間が経過するまで開放を行う(一開
閉ラウンド)。この可変入賞口23にあっては、上述し
たように、特定領域25を遊技球が通過した時は、次の
開閉ラウンドへ移行可能となり、その開放動作終了後に
再び大入賞口23が開放する。この開閉ラウンドの制限
回数は、初回開放を含め最高16回までとする。
【0029】一方、K≠7,315の場合には、ハズレ
特別図柄乱数Ma,Mb,Mcを順次選出して図柄を決定
し、図柄表示部A,B,Cにハズレ表示する。この時、
ハズレ特別図柄乱数Ma,Mb,Mcを選出して得られた
図柄が当たり図柄の場合には、再抽選して図柄表示部
A,B,Cに表示された図柄が必ずハズレとなるように
する。
【0030】ここでハズレ特別図柄乱数Ma,Mb の選
出値が等しい場合には、リーチ作動の図柄表示態様を構
成する図柄表示部A,Bが同一図柄となり、リーチ乱数
Nの抽選によりあらかじめ決定されたリーチ態様が実行
され、結果としてハズレ図柄態様となる。
【0031】次に普通図柄作動につき説明する。遊技球
が普通図柄作動ゲート13,13を通過すると、該遊技
球は普通始動スイッチ(図4参照)で検出される。この
普通始動スイッチS2で球検出されると、普通図柄表示
装置10の普通図柄が変動する。この普通図柄は、3個
のLEDで構成される。
【0032】普通図柄表示装置10が変動中、又は普通
電動役物15が開放中のときに、普通始動スイッチS2
で球検出されると、普通始動記憶装置(RAM)にその
球検出が記憶され、記憶数の消化に伴って普通図柄始動
記憶数表示装置12のLEDが点灯し、普通図柄が変動
開始になる都度消灯されて、記憶個数が表示される。
尚、普通図柄始動記憶数表示装置12の最大記憶数は4
個であり、それ以上は無効とされる。
【0033】普通図柄表示装置10の変動停止後、又は
普通電動役物15の開放動作終了後に、普通始動記憶装
置(RAM)の始動記憶に基づいて普通図柄表示装置1
0は再び変動開始する。普通図柄表示装置10が変動開
始後、通常状態では、約30秒経過すると変動が停止
し、左右いずれかのLEDが1個でも点灯した状態であ
れば当りとなり、普通電動役物15が約0.2秒間開放
される。
【0034】普通図柄表示装置10が変動を停止したと
きに表示する図柄態様は、「0」から「22」までの2
3コマからなる記憶装置ROMに格納された普通図柄当
り乱数Pにより決定される。すなわち普通始動スイッチ
S2で球検知されると、普通図柄当り乱数Pから乱数値
が選出され、その内容が記憶されて、普通図柄表示装置
10が変動開始すると同時に、記憶した内容を調べ、
「3」〜「22」のいずれかであれば当りとしている。
この当りの場合は、当り普通図柄乱数Qにより停止態様
を決定し、中央のLEDが点灯した状態となる。ハズレ
の場合は、両側のLEDが点灯した状態となる。
【0035】次に本発明の要部に係る構成につき説明す
る。かかる構成にあって、上述したように、遊技盤2の
左右両側位置には左スピーカ30Aと右スピーカ30B
とが配設され、さらに上皿3aの下部表面にも中スピー
カ30Cが配設されている。そしてこのように広く分散
させることにより音の方向変化を明瞭とするようにして
いる。このスピーカ30A,30,B,30Cは中央制
御装置CPUに接続されたサウンドジェネレーター(図
4参照)により制御される。
【0036】そしてこれらの各スピーカ30A,30
B,30Cは、可変入賞装置22の大当たり作動と関係
して、効果音を変化させる音報知手段を構成するもので
ある。そしてこの音報知手段により次の二つの発生態様
の効果音が生成される。
【0037】1)各開閉ラウンドの消化回数に対応して
効果音を変化させる。特別遊技作動の各開閉ラウンドの
消化回数に対応して、効果音を変化させるようにした音
報知作動を実行するものである。ここで効果音の変化と
は、遊技者が効果音の変化を認識できるものであれば良
く、音響の変化、音場の変化、メロディの変化、調性の
変化、伴奏の変化などを含む。ここで開閉ラウンドは、
その上限数が16回であり、あらかじめ定められている
から、その消化回数を効果音の変化により報知すること
によって、遊技者に注意を促す。この構成にあって、例
えば、開閉ラウンドが4回消化されるごとに、効果音を
変化させる。すなわち、最初は、中スピーカ30Cから
のみメロディ部a1,a2(図5参照)を出力して、他
のスピーカ30A,30Bは無音とし、開閉ラウンドが
8回消化されると、左スピーカ30Aから階調部b1〜
b3が出力されて、効果音に加わり、開閉ラウンドが1
2回消化されると、右スピーカ30Bも加わって、リズ
ム部c1〜c4を出力する。これにより、最初は比較的
静かな効果音であったのが、徐々に重厚なサウンドとな
り、最終段階で、図5の楽譜が完成される。これによ
り、遊技者は、大当たり遊技の進行に即して徐々に高揚
感を覚えると共に、消化進行状況を直感的に認識でき
る。
【0038】2)特定領域に球が通過すると、効果音を
変化させる。特別遊技作動中にあって、特定領域25に
球が通過して、特定領域スイッチ(役物連続作動スイッ
チ)S3により、遊技球が検知されると効果音を変化さ
せるようにした音報知作動を実行するものである。ここ
で、特別遊技作動にあって、開閉ラウンド中に特定領域
25に遊技球が通過すると、次の開閉ラウンドへ移行す
ることが可能となる。従って、遊技者は、特定領域25
への遊技球の通過を期待することとなる。そこで、かか
る通過がなされた場合には、これを報知する。この報知
態様として、例えば、特定領域25に遊技球が通過する
までは、左右スピーカ30A,30Cから効果音を出力
するようにし、特定領域25に遊技球が通過した場合に
は、全スピーカ30A,30B,30Cから出力する。
上述の、効果音の変化態様は単なる例示であり、種々の
変化態様が提案される。次に、その音報知作動の態様を
例示する。
【0039】イ)音報知作動が、各スピーカの出力割り
振りを変更するものである。上述したように、各スピー
カ30A,30B,30Cの出力を順次変化させるもの
である。これには上述したように各スピーカ30A,3
0B,30Cを無音状態から出力状態に切り換えたり、
メロディ部が出力するスピーカを変遷させるなどの態様
がある。
【0040】ロ)音報知作動が、効果音を複数の音要素
に区分し、各スピーカに、特定の音要素を割り振るもの
である。効果音を構成する複数の音楽要素とは、メロデ
ィ部、階調部、リズム部のほか、主旋律、主旋律と共に
和音を構成する副旋律、通奏低音等種々ある。ここで図
5は、図柄変動または図柄停止時に出力される演出音楽
の楽譜を示すものであり、ここで第1段及び第2段はメ
ロディ部a1,a2であり、第3段〜第5段は階調部b
1〜b3であり、さらに第6段〜第9段はリズム部c1
〜c4である。そして、例えば、最初は、中スピーカ3
0Cからメロディ部a1,a2を出力し、左のスピーカ
30Aから、階調部b1〜b3を出力し、右のスピーカ
30Bから、リズム部c1〜c4を出力する。そして特
定領域25に球が通過したり、開閉ラウンド数が所定回
となった場合には、左右のスピーカ30A,30Bから
メロディ部a1,a2を、中スピーカ30Cから階調部
b1〜b3またはリズム部c1〜c4を出力する。ここ
で、スピーカ30Aからメロディ部a1を、スピーカ3
0Bからメロディ部a2を出力するようにしても良い。
【0041】ハ)複数のスピーカの協働により、モノラ
ル音響の演出音楽と、ステレオ音響の報知音とを選択的
に生成可能とし、音報知作動が、モノラル音響とステレ
オ音響のいずれかを出力する。ここで、各スピーカ30
A,30B,30Cの協働により、モノラル音響の演出
音楽と、ステレオ音響の演出音楽とを選択的に生成可能
とすることができる。そこで、開閉ラウンドの消化進行
や、特定領域への遊技球通過ごとに、モノラル音響とス
テレオ音響のいずれかを出力するようにした構成も提案
される。尚、ステレオ音響とするためには、二以上のス
ピーカを備えればよい。そこで、スピーカ30A,30
B,30Cのいずれか二つによりステレオ音響を生成
し、残りの一つにリズム部c1〜c4等、第三の音楽要
素を振り分けるようにすればよい。
【0042】かかる構成として、たとえば、大当たりと
なると、最初は、スピーカ30A,30B,30Cか
ら、図5等で示す楽譜を夫々モノラルで音変換する。こ
の場合には、どのスピーカ30A,30B,30Cから
流れる音も同じであるから、単純な音場となる。そし
て、特定領域25へ遊技球が通過すると、祝祭的な演出
音楽をスピーカ30A,30Bから、メロディ部a1,
a2と階調部b1〜b3の演奏をステレオ音響で立体的
に出力し、かつスピーカ30Cによりリズム部c1〜c
4を出力する。このステレオ音響により、特定領域へ遊
技球が通過した後には、開閉ラウンドの最初に比して迫
力ある音場を生成することができる。また、各スピーカ
からの出力の変化のみではなく、その全体的な音響の変
化により、特定領域25へ遊技球通過を、聴覚により感
覚的に理解することができる。
【0043】かかる各構成にあって、各音報知態様に移
行すると、スピーカ30A,30B,30Cからの出力
態様が変化するから、出力されている効果音を聞き分け
ることにより開閉ラウンドの消化状況や、特定領域へ遊
技球が通過したかどうかを、視覚により確認しなくとも
知得できる。また、単純な効果音ではなく、大当たり遊
技の進行に即したものであるから、遊技者の高揚感を盛
り上げることができる。本発明は、第2種パチンコ遊技
機,第3種パチンコ遊技機においても、勿論適用可能で
ある。
【0044】
【発明の効果】本発明は、上述の特別遊技作動を実行す
るパチンコ遊技機において、スピーカにより、特別遊技
作動の各開閉ラウンドの消化回数に対応して、効果音を
変化させるようにした音報知作動を実行したり、または
特定領域に球が通過すると、効果音を変化させるように
した音報知作動を実行するようにしたものであるから、
開閉ラウンドの消化回数や、特定領域への球通過を効果
音の変化により報知することによって、遊技者は、その
状況を直感的に確認でき、その状況に適合した打球操作
を行うことが可能となって、スピーカの指標機能,情報
伝達機能が向上する。また、出力される音響の変化によ
り、図柄表示部に対する集中力が喚起され、大当たり遊
技の進行に即した遊技者の高揚感を助長できて、パチン
コ遊技の興趣が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機1の正面図である。
【図2】センターケース4の拡大正面図である。
【図3】可変入賞装置22の分解斜視図である。
【図4】マイクロコンピュータを示すブロック回路図で
ある。
【図5】スピーカ30A,30B,30Cから出力され
る演出音楽の一例を示す楽譜である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 6 特別図柄表示装置 14 特別図柄始動領域 22 変動入賞装置 23 可変入賞口 30A,30B,30C スピーカ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉片により開閉制御される可変入賞口を
    具備する可変入賞装置を備え、所定条件の成立により、
    可変入賞口の所定開閉形態からなる開閉ラウンドを、所
    定制限回数まで繰り返してなる特別遊技作動を実行する
    ようにしたパチンコ遊技機において、 特別遊技作動の各開閉ラウンドの消化回数に対応して、
    効果音を変化させるようにした音報知作動を実行するこ
    とを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 【請求項2】開閉片により開閉制御される可変入賞口を
    具備する可変入賞装置を備え、所定条件の成立により、
    可変入賞口の所定開閉形態からなる開閉ラウンドを、特
    定領域を遊技球が通過することを継続条件として、所定
    制限回数まで繰り返してなる特別遊技作動を実行するよ
    うにしたパチンコ遊技機において、 特別遊技作動中にあって、特定領域に球が通過すると、
    効果音を変化させるようにした音報知作動を実行するこ
    とを特徴とするパチンコ遊技機。
  3. 【請求項3】複数のスピーカを備えるとともに、音報知
    作動が、各スピーカの出力割り振りを変更することによ
    り、効果音を変化させるものである請求項1又は請求項
    2に記載のパチンコ遊技機。
  4. 【請求項4】複数のスピーカを備えるとともに、音報知
    作動が、効果音を複数の音要素に区分し、各スピーカ
    に、特定の音要素を割り振ることにより、効果音を変化
    させるものである請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載のパチンコ遊技機。
  5. 【請求項5】複数のスピーカを備えるとともに、複数の
    スピーカの協働により、モノラル音響の演出音楽と、ス
    テレオ音響の報知音とを選択的に生成可能とし、音報知
    作動が、モノラル音響とステレオ音響のいずれかを出力
    するようにして、効果音を変化させるものである請求項
    1乃至請求項3のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
JP2000341008A 2000-11-08 2000-11-08 パチンコ遊技機 Pending JP2002143402A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000341008A JP2002143402A (ja) 2000-11-08 2000-11-08 パチンコ遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000341008A JP2002143402A (ja) 2000-11-08 2000-11-08 パチンコ遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002143402A true JP2002143402A (ja) 2002-05-21

Family

ID=18815821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000341008A Pending JP2002143402A (ja) 2000-11-08 2000-11-08 パチンコ遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002143402A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006136383A (ja) * 2004-11-10 2006-06-01 Newgin Corp 遊技機
JP2008253571A (ja) * 2007-04-05 2008-10-23 Heiwa Corp 弾球遊技機
JP2014061052A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Heiwa Corp 遊技機

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08103543A (ja) * 1994-09-30 1996-04-23 Sophia Co Ltd 遊技機
JPH08266724A (ja) * 1995-03-31 1996-10-15 Sankyo Kk 遊技機
JPH11347197A (ja) * 1999-06-03 1999-12-21 Heiwa Corp パチンコ機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08103543A (ja) * 1994-09-30 1996-04-23 Sophia Co Ltd 遊技機
JPH08266724A (ja) * 1995-03-31 1996-10-15 Sankyo Kk 遊技機
JPH11347197A (ja) * 1999-06-03 1999-12-21 Heiwa Corp パチンコ機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006136383A (ja) * 2004-11-10 2006-06-01 Newgin Corp 遊技機
JP2008253571A (ja) * 2007-04-05 2008-10-23 Heiwa Corp 弾球遊技機
JP2014061052A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Heiwa Corp 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2772774B2 (ja) パチンコ機
JPH10305128A (ja) スロットマシンの内部当り報知装置及び内部当り報知方法
JP4265822B2 (ja) 弾球遊技機
JP2001145736A (ja) パチンコ機
JP2002172232A (ja) パチンコ遊技機
JP2002253796A (ja) パチンコ遊技機
JP4046375B2 (ja) 弾球遊技機
JP2002315917A (ja) パチンコ遊技機
JP2002095816A (ja) 遊技機
JP2001145746A (ja) パチンコ機
JP2002136673A (ja) パチンコ遊技機
JP2002143402A (ja) パチンコ遊技機
JPH0999142A (ja) 遊技機
JP2003260196A (ja) 遊技機の効果音発生装置
JP2002143406A (ja) パチンコ遊技機
JP2002239106A (ja) パチンコ遊技機
JP2002136721A (ja) パチンコ遊技機
JP2002165994A (ja) パチンコ遊技機
JP2002126218A (ja) パチンコ遊技機
JP2001137424A (ja) スロットマシン
JP6078144B2 (ja) 遊技機
JP2002126219A (ja) パチンコ遊技機
JP3839270B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2004000323A (ja) 遊技機およびその制御方法
JP3640617B2 (ja) パチンコ遊技機