JP2002136721A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JP2002136721A
JP2002136721A JP2000331688A JP2000331688A JP2002136721A JP 2002136721 A JP2002136721 A JP 2002136721A JP 2000331688 A JP2000331688 A JP 2000331688A JP 2000331688 A JP2000331688 A JP 2000331688A JP 2002136721 A JP2002136721 A JP 2002136721A
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JP2000331688A
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English (en)
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Yukie Okumura
雪江 奥村
Masahiro Takagi
正宏 高木
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Maruhon Industry Co Ltd
Original Assignee
Maruhon Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スピーカの指標機能を向上して、図柄変動過程
に対応した躍動感あふれる音演出が可能な構成を提供す
る。 【解決手段 】 複数のスピーカ30A,30B,30
Cを備え、図柄表示装置6で表出される図柄変動態様又
は/及び図柄停止態様と関係して出力される演出音楽
を、複数の音楽要素に区分し、各スピーカ30A,30
B,30Cに、各図柄変動態様又は/及び図柄停止態様
に対応して、特定の音楽要素を割り振るようにしたか
ら、各態様となると、スピーカ30A,30B,30C
からの出力態様が変化することとなり、出力されている
スピーカを聞き分けることによりいずれの図柄変動態様
または図柄停止態様となったかを視覚により確認しなく
とも知得でき、遊技技者の高揚感をもり立てながら、し
かも直截的な音声案内によることなく、必要な情報を直
感的に伝達することができて、スピーカの指標機能,情
報伝達機能が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の図柄の組合わせ
により所定の利益ある作動を生じさせる図柄表示装置を
備えたパチンコ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図柄を変動表示する図柄表示装置と、球
通過を検知する図柄始動領域とを遊技盤面に備え、図柄
始動領域への球通過を契機として、図柄表示装置の表示
図柄を変動させた後に確定表示するようにし、その確定
図柄態様が所定の当り図柄態様である場合に、遊技者に
利得をもたらす特別遊技作動を発生させるようにしたパ
チンコ遊技機は、種々提案されている。これらは、いわ
ゆる第1種パチンコ遊技機及び第3種パチンコ遊技機が
ある。
【0003】ここで、第1種パチンコ遊技機は、図柄を
変動表示する特別図柄表示装置と、球通過を検知する特
別図柄始動領域と、特別図柄始動領域への球通過に起因
して特別図柄表示装置を変動表示させて、各図柄を確定
表示する図柄制御手段と、開閉制御される可変入賞口を
備え、特別図柄表示装置に確定表示された各図柄の組合
せが所定の当り図柄態様である場合に、可変入賞口の開
放と、可変入賞口の所定制限時間の経過又は該所定制限
時間内での規定個数の入賞満了による可変入賞口の閉鎖
とを順次生じてなる開閉ラウンドを複数回繰り返してな
る特別遊技作動を実行するようにしてなるものである。
【0004】 また、第3種
パチンコ遊技機は、図柄を変動表示する図柄表示装置
と、球通過を検知する図柄始動領域と、開口を開閉制御
してその内部の特別作動領域へ球通過可能な状態と不可
能な状態とに変換する普通電動役物と、開閉制御される
可変入賞口とを備え、球通過に伴って該可変入賞口を開
放する特定領域への流入制御を行う役物とを備え、図柄
始動領域への球通過を契機として、図柄表示装置の図柄
を変動させた後に確定表示するようにし、その確定図柄
態様が所定の当り図柄態様である場合に、普通電動役物
を開放制御し、その特別作動領域への球通過に伴って特
別遊技作動が実行され、かつ該特別遊技作動は、役物が
駆動して特定領域への球通過が可能となり、かつ該球通
過ごとに、可変入賞口の開放と、閉鎖とを生じてなる開
閉ラウンドを複数回繰り返してなるものである。
【0005】上述のパチンコ遊技機にあってはスピーカ
を設けて、該スピーカから図柄表示装置の図柄変動また
は表示態様に対応して、種々の鳴音を出力し、遊技を盛
り上げるようにしている。例えば、図柄表示装置が、通
常変動している場合には、スピーカから一定のメロディ
を出力したり、リーチとなると特殊な効果音を出力した
り、または大当たりとなると、演出画面に合わせて、所
定の曲を出力したり、「頑張って」、「おめでとう」、
「リーチだよ」等画面の表示と共に、遊技の案内などを
行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来のスピー
カを用いた演出にあっては、各図柄の全体的進行や、組
み合わせ結果と関係して、報知音や効果音を発生させる
等、演出表示全体に対して音を振り分けているものであ
る。しかるにかかる表現態様は、昨今のパチンコ遊技機
で用いられている画面演出の細かな表現に比して、単調
であることが否めない。また、「頑張って」、「おめで
とう」、「リーチだよ」等の音声案内は、あまりに直截
的すぎて、遊技者の集中を阻害するという問題もある。
そこでスピーカから単純な効果音や、さらには遊技者の
気を逸らす音声案内ではなく、遊技者の高揚感をもり立
てながら、必要な情報を直感的に伝達しうる機能もスピ
ーカに期待される。本発明は、図柄変動過程に対応した
躍動感あふれる音演出が可能で、しかも遊技者の気を逸
らすことなく、情報を直感的に伝達しうる指標機能,情
報伝達機能を備えた構成を提供することを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、種々の図柄を
変動表示する複数の図柄表示部を備えた図柄表示装置
と、図柄始動領域を遊技球が通過すると図柄表示部の表
示図柄を変動開始し、停止して図柄確定する図柄制御手
段とを備え、各図柄表示部の停止図柄が所定の組み合わ
せであると、遊技者にとって種々の利益ある作動を発生
させるパチンコ遊技機において、複数のスピーカを配設
すると共に、図柄表示装置で表出される図柄変動態様又
は/及び図柄停止態様と関係して出力される演出音楽を
複数の音楽要素に区分し、各スピーカに、図柄変動態様
又は/及び図柄停止態様に対応して、特定の音楽要素を
割り振るようにしたことを特徴とするパチンコ遊技機で
ある。この効果音を構成する複数の音楽要素とは、メロ
ディ部、階調部、リズム部の他、主旋律、主旋律と共に
和音を構成する副旋律、通奏低音等種々ある。ここでい
う音楽要素とは音楽の一部を構成しながら、聴覚により
区分され得るすべての要素をいう。そして、これらを、
二以上のスピーカから、少なくとも二つの音楽要素に区
分して出力する。例えば三つのスピーカを用いて、二つ
の音楽要素を区分して出力するようにしても良い。(こ
の場合には、そのうちの二つのスピーカは同じ音楽要素
を分担することとなる。)
【0008】ここで、複数のスピーカとしては、例えば
遊技盤面の左上部に左スピーカを配置し、右上部に右ス
ピーカを配置し、さらに上皿下部に中スピーカを配置す
る等の態様が提案される。このようにパチンコ遊技機正
面において、広く分散させることにより音の方向変化を
明瞭とすることができる。さらに、図柄変動態様として
は、通常変動、リーチ変動等があり、図柄停止態様とし
ては、ハズレ停止態様又は大当たり停止態様等がある。
そして、所定の態様の発生ごとに、各スピーカへの、音
楽要素の割り振り態様を異ならせるようにすることがで
きる。
【0009】例えば、通常変動時には、メロディ部を中
スピーカから出力し、階調部を左のスピーカから、リズ
ム部を右のスピーカから夫々出力する。さらにリーチ変
動時(特殊変動時)には、左右のスピーカからメロディ
部を、中スピーカから階調部またはリズム部を出力す
る。
【0010】このように、各態様となると、スピーカか
らの出力態様が変化するから、出力されているスピーカ
を聞き分けることによりいずれの図柄変動態様または図
柄停止態様となったかを視覚により確認しなくとも知得
できる。
【0011】ここで、複数のスピーカを備えると共に、
複数のスピーカの協働により、モノラル音響の演出音楽
と、ステレオ音響の演出音楽とを選択的に生成可能と
し、図柄表示装置で表出される図柄変動態様又は/及び
図柄停止態様の発生ごとに、モノラル音響とステレオ音
響のいずれかを出力するようにした構成も提案される。
この構成にあっては、各スピーカからの出力の変化では
なく、その全体的な音響の変化により、各態様を聴覚に
より感覚的に理解することができる。
【0012】このようにかかる構成にあっては、図柄変
動態様または図柄停止態様を視覚により確認せずとも知
得することができ、遊技者の気を逸らすことなく、聴覚
を介して情報を直感的に伝達することができる。また、
スピーカから単純な効果音や、さらには遊技者の気を逸
らす音声案内だけではなく、遊技者の高揚感をもり立て
ながら、必要な情報を直感的に伝達しうることとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】いわゆる第1種パチンコ遊技機に
本発明を適用した一実施例を説明する。図1はパチンコ
遊技機1の正面図であり、上部に遊技盤2を備え、さら
に下方には上皿3a,下皿3bが設けられる。
【0014】また、パチンコ遊技機1の遊技盤2の、内
側レール内の盤面中央には、図2で示すセンターケース
4が配設され、該センターケース4内に液晶表示器、C
RT表示器、ドットマトリックスまたは7セグメント指
示器等からなる特別図柄表示装置6が設けられる。この
特別図柄表示装置6には三つの特別図柄A,B,Cが表
示される。この特別図柄A,B,Cは、「1」〜「8」
からなる9の数字からなる図柄が表示される。この特別
図柄表示装置6の前部は遊技球の通過領域となってお
り、センターケース4の両側部に形成した流入口5,5
から入った球が、該特別図柄表示装置6の前部を経由し
て、後述する普通電動役物15上に流下するようにして
いる。
【0015】センターケース4の下部両側には4個のパ
イロットランプからなる始動記憶数表示装置8が設けら
れる。この始動記憶数表示装置8は、図3で示す記憶装
置RAMの一部領域により構成される始動記憶装置に記
憶された球数を表示する。さらにセンターケース4の上
部には、三個のLEDからなる普通図柄表示装置10が
配設される。この三個のLEDは順次点滅して、種々の
組み合わせの点灯態様を表示する。そして、この点灯態
様が所定の当り態様の場合には、後述する普通電動役物
15を開放する。この普通図柄表示装置10としては、
液晶表示器や一乃至複数個の7セグメント指示器等によ
り構成し、その表示内容により、当り,はずれを決定す
るものであっても良い。さらに、普通図柄表示装置10
の直下位置には、4個のパイロットランプからなる普通
図柄始動記憶数表示装置12が設けられ、前記普通図柄
始動スイッチからの球検出信号が、所定数を上限として
記憶装置RAMの一部領域に記憶された場合に、その記
憶数を表示する。
【0016】一方、センターケース4の下方両側には、
普通図柄作動ゲート(普通図柄始動領域)13,13が
設けられ、遊技球の通過により該普通図柄作動ゲート1
3,13に内蔵された普通始動スイッチ(図3参照)か
ら球検出信号が発生すると、普通図柄表示装置10が図
柄変動する。
【0017】また、特別図柄表示装置6の直下位置に
は、内部を特別図柄始動領域14として、開閉翼片によ
り始動領域の開口度を変化させるようにした普通電動役
物15が配設されている。そして普通図柄表示装置10
の表示結果が、上述したような所定の当り状態の場合に
は、開閉翼片が約0.2秒拡開して、特別図柄始動領域
14の開口度を拡開させ、球が入り易い状態となる。ま
た、普通電動役物15内には、光電スイッチ、リミット
スイッチ等の特別図柄始動スイッチ(図3参照)が備え
られ、該始動スイッチによる球通過検知に伴って、特別
図柄表示装置6の特別図柄A,B,Cが変動表示し、所
定の図柄を停止表示することとなる。
【0018】普通電動役物15のさらに下方には、特定
領域を有する可変入賞口23が配設され、開閉蓋片24
を大入賞口開放ソレノイド(図3参照)により開閉制御
することにより可変入賞口23を開放状態と閉鎖状態の
いずれかに変換する変動入賞装置22が配設されてい
る。そして、特別図柄表示装置6が所定の組み合わせで
表示され、大当りとなると、開閉蓋片24が開いて、そ
の開放状態で開閉蓋片24の上面が案内作用を生じ、可
変入賞口23へ遊技球を案内すると共に、特定領域に遊
技球が入ると、連続開放作動を生じて、遊技者に所定の
利得が供される。
【0019】一方、遊技盤2の左右両側位置には左スピ
ーカ30Aと右スピーカ30Bとが配設されている。そ
して、さらに上皿3aの下部表面にも中スピーカ30C
が配設される。
【0020】次に上記パチンコ遊技機1の作動につき説
明する。特別図柄始動領域14から遊技球が流入する
と、景品球の供給と共に特別図柄表示装置6が駆動す
る。尚、連続的に通過した場合には、始動スイッチによ
る球検出が始動記憶装置(RAM)に記憶され、その記
憶に基づいて上述のように始動記憶数表示装置8のLE
Dが順次点灯し、最高四回まで保留される。このLED
は図柄が変動開始する都度、消灯されて、記憶数が減少
する。
【0021】この特別図柄表示装置6が駆動すると、特
別図柄A,B,Cは図柄順列に従って変動開始し、約
6.5秒以上経過すると、特別図柄A,B,Cの順番に
図柄変動が停止する。そして、特別図柄A,B,Cが後
述するように、同じ図柄の組み合わせになると、大当り
が発生し、サウンドジェネレーター(図3参照)により
制御されるスピーカ30A,30B,30Cがファンフ
ァーレを発すると共に、変動入賞装置22が駆動して、
特別遊技作動が開始され、開閉蓋片24が左右に傾動し
て可変入賞口23が開放する。この開放は、約10個の遊
技球が入賞するか、28秒間が経過するまで継続され
る。また上述したように、可変入賞口23の特定領域を
通過した時は、次の開閉ラウンドに更新され、その開放
動作終了後に再び可変入賞口23が開放する。この開閉
ラウンドの回数は、最大16回等とする。スピーカ30
A,30B,30Cは、本発明にあっては、後述するよ
うに、所定の指標機能を果たすものである。
【0022】上述の制御態様につき詳細に説明する。こ
こで図3で示す中央制御装置CPUに接続された記憶装
置ROMには、0〜630のコマからなり、例えば
「7」,「315」を当たりとする当たり特別乱数K
と、該当たり特別乱数Kの結果により選定される当たり
特別図柄乱数Lと、ハズレ特別図柄乱数Ma,Mb,Mc
が格納される。
【0023】また記憶装置ROMには、0〜28の29
通りのリーチ乱数Nが格納される。このリーチ乱数N
は、非リーチ作動のときと異なる変動態様の特殊なリー
チ変動態様を複数種類備えていることから、いずれのリ
ーチ変動態様でリーチ作動を行うかを決定するものであ
り、当り図柄の場合、及びハズレ図柄であってA=Bの
場合に選択される。この特殊変動態様としては、そのリ
ーチ乱数Nの選出値により例えば、ロングリーチ,低速
スクロール,逆走行,低速走行からの加速度的停止,図
柄の反転等の、種々の変動態様がある。
【0024】かかる構成にあって、始動領域14を球が
通過すると、乱数列Kが選定される。この値がK=7,
315の場合(大当たりとなる場合)には、図柄表示部
A,B,Cが変動すると、特別図柄乱数Lから値を選出
して、当たり図柄を決定すると共に、リーチ乱数Nを抽
選し、図柄表示部A,Bを順次循環変動し、順次停止さ
せ、同一図柄とする。このときその過程では、大当たり
の直前で必ずリーチ作動となる。
【0025】そして図柄表示部Cが図柄停止して図柄表
示部A,B,Cが例えば「1,1,1」、「2,2,
2」、「3,3,3」、「4,4,4」等、図柄が同一
となると、「大当たり」となって、スピーカ30A,3
0B,30Cがファンファーレを発すると共に、入賞装
置22のソレノイドが駆動して、開閉蓋片24が前方に
傾動して大入賞口23が開放し、約10個の遊技球が入賞
するか、所定時間が経過するまで開放を行う。この大入
賞口23にあっては、特定領域(図示せず)を通過した
時は、連続駆動し、その開放動作終了後に再び大入賞口
23が開放する。この連続作動の回数は、初回開放を含
め最高16回までとする。
【0026】一方、K≠7,315の場合には、ハズレ
特別図柄乱数Ma,Mb,Mcを順次選出して図柄を決定
し、図柄表示部A,B,Cにハズレ表示する。この時、
ハズレ特別図柄乱数Ma,Mb,Mcを選出して得られた
図柄が当たり図柄の場合には、再抽選して図柄表示部
A,B,Cに表示された図柄が必ずハズレとなるように
する。
【0027】ここでハズレ特別図柄乱数Ma,Mb の選
出値が等しい場合には、リーチ作動の図柄表示態様を構
成する図柄表示部A,Bが同一図柄となり、リーチ乱数
Nの抽選によりあらかじめ決定されたリーチ態様が実行
され、結果としてハズレ図柄態様となる。
【0028】次に普通図柄作動につき説明する。遊技球
が普通図柄作動ゲート13,13を通過すると、該遊技
球は普通始動スイッチ(図3参照)で検出される。この
普通始動スイッチで球検出されると、普通図柄表示装置
10の普通図柄が変動する。この普通図柄は、3個のL
EDで構成される。
【0029】普通図柄表示装置10が変動中、又は普通
電動役物15が開放中のときに、普通始動スイッチで球
検出されると、普通始動記憶装置(RAM)にその球検
出が記憶され、記憶数の消化に伴って普通図柄始動記憶
数表示装置12のLEDが点灯し、普通図柄が変動開始
になる都度消灯されて、記憶個数が表示される。尚、普
通図柄始動記憶数表示装置12の最大記憶数は4個であ
り、それ以上は無効とされる。
【0030】普通図柄表示装置10の変動停止後、又は
普通電動役物15の開放動作終了後に、普通始動記憶装
置(RAM)の始動記憶に基づいて普通図柄表示装置1
0は再び変動開始する。普通図柄表示装置10が変動開
始後、通常状態では、約30秒経過すると変動が停止
し、左右いずれかのLEDが1個でも点灯した状態であ
れば当りとなり、普通電動役物15が約0.2秒間開放
される。
【0031】普通図柄表示装置10が変動を停止したと
きに表示する図柄態様は、「0」から「22」までの2
3コマからなる記憶装置ROMに格納された普通図柄当
り乱数Pにより決定される。すなわち普通始動スイッチ
で球検知されると、普通図柄当り乱数Pから乱数値が選
出され、その内容が記憶されて、普通図柄表示装置10
が変動開始すると同時に、記憶した内容を調べ、「3」
〜「22」のいずれかであれば当りとしている。この当
りの場合は、当り普通図柄乱数Qにより停止態様を決定
し、中央のLEDが点灯した状態となる。ハズレの場合
は、両側のLEDが点灯した状態となる。
【0032】次に本発明の要部に係る構成につき説明す
る。かかる構成にあって、上述したように、遊技盤2の
左右両側位置には左スピーカ30Aと右スピーカ30B
とが配設され、さらに上皿3aの下部表面にも中スピー
カ30Cが配設されている。そしてこのように広く分散
させることにより音の方向変化を明瞭とするようにして
いる。このスピーカ30A,30,B,30Cは中央制
御装置CPUに接続されたサウンドジェネレーター(図
3参照)により制御される。そしてこれらの各スピーカ
30A,30B,30Cは、各図柄表示部A,B,Cに
割り当てられる。そして本発明にあっては、図柄表示装
置6で表出される図柄変動態様又は/及び図柄停止態様
と関係して出力される効果音を複数の音楽要素に区分す
ると共に、各スピーカ30A,30B,30Cを、図柄
変動態様又は/及び図柄停止態様に対応して、特定の音
楽要素を割り振るようにしている。そして、さらに図柄
表示装置6で表出される、通常変動時、リーチ変動時、
ハズレ停止態様又は大当たり停止態様等の、所定の態様
の発生ごとに、各スピーカ30A,30B,30Cへ
の、音楽要素の割り振り態様を異ならせるようにしてい
る。
【0033】一方、この効果音を構成する複数の音楽要
素とは、メロディ部、階調部、リズム部等が提案され
る。そして各スピーカ30A,30B,30Cは、これ
らの音楽要素を夫々分担して出力することとなる。
【0034】ここで図4は、図柄変動または図柄停止時
に出力される演出音楽の楽譜を示すものであり、ここで
第1段及び第2段はメロディ部a1,a2であり、第3
段〜第5段は階調部b1〜b3であり、さらに第6段〜
第9段はリズム部c1〜c4である。
【0035】そして、例えば、通常変動時には、中スピ
ーカ30Cからメロディ部a1,a2を出力し、左のス
ピーカ30Aから、階調部b1〜b3を出力し、右のス
ピーカ30Bから、リズム部c1〜c4を出力する。
【0036】さらにリーチ変動時(特殊変動時)には、
左右のスピーカ30A,30Bからメロディ部a1,a
2を、中スピーカ30Cから階調部b1〜b3またはリ
ズム部c1〜c4を出力する。ここで、スピーカ30A
からメロディ部a1を、スピーカ30Bからメロディ部
a2を出力するようにしても良い。
【0037】尚、このリーチ変動時(特殊変動時)に
は、左右のスピーカ30A,30Bから出力される重畳
音によりステレオ音響で立体的に効果音楽を出力し、中
スピーカ30Cから、リズム部c1〜c4を刻むように
してもよい。これにより、通常変動時に比して迫力ある
音場を生成することができる。
【0038】また、図柄表示部A,B,Cが停止表示し
て、大当たり停止態様となると、例えば、メロディ部a
1,a2がスピーカ30A,30B,30Cを順次変遷
して出力されるようにし、これによりメロディ部a1,
a2が方向性を持って循環移動させるなどの、ハズレ停
止態様とは異なる、動的な変化を付与して、その大当た
りを祝祭的に報知すればよい。
【0039】これは、単なる一例であるが、このように
柄変動態様又は/及び図柄停止態様に対応して、各スピ
ーカ30A,30B,30Cに、特定の音楽要素を割り
振ることにより、各態様への移行を音響的に報知するこ
とが可能となる。
【0040】また、各態様に移行すると、スピーカ30
A,30B,30Cからの出力態様が変化するから、出
力されている演出音楽を聞き分けることによりいずれの
態様で図柄が変動または図柄停止したかを視覚により確
認しなくとも知得できる。すなわち該態様の変化を聴覚
を通じて感覚的に確認し得ることとなる。また、聴覚を
通じて聞き取られる多様な音響により、図柄表示部の変
動に自然と引き込まれて、集中力が喚起される。
【0041】ここで、複数のスピーカ30A,30B,
30Cを備えると共に、各スピーカの協働により、モノ
ラル音響の演出音楽と、ステレオ音響の演出音楽とを選
択的に生成可能とすることができる。そこで、図柄表示
装置6で表出される図柄変動態様又は/及び図柄停止態
様の発生ごとに、モノラル音響とステレオ音響のいずれ
かを出力するようにした構成も提案される。尚、ステレ
オ音響とするためには、二以上のスピーカを備えればよ
い。そこで、スピーカ30A,30B,30Cのいずれ
か二つによりステレオ音響を生成し、残りの一つにリズ
ム部c1〜c4等、第三の音楽要素を振り分けるように
すればよい。
【0042】かかる構成として、たとえば、通常変動の
場合には、スピーカ30A,30B,30Cから、図4
等で示す楽譜を夫々モノラルで音変換する。この場合に
は、どのスピーカ30A,30B,30Cから流れる音
も同じであるから、単純な音場となる。そして、図柄表
示部A,Bが揃ってリーチとなると、祝祭的な演出音楽
をスピーカ30A,30Bから、メロディ部a1,a2
と階調部b1〜b3の演奏をステレオ音響で立体的に出
力し、かつスピーカ30Cによりリズム部c1〜c4を
出力する。これにより、各スピーカからの出力の変化の
みではなく、その全体的な音響の変化により、リーチ態
様を聴覚により感覚的に理解することができる。
【0043】このように上述した各構成にあっては、図
柄表示部A,B,C及び図柄内容を視覚により確認せず
とも知得することができ、遊技者の気を逸らすことな
く、聴覚を介して情報を直感的に伝達することができ
る。また、スピーカから単純な効果音ではないから、遊
技者の高揚感をもり立てながら、必要な情報を直感的に
伝達しうることとなる。さらに本発明は、第3種パチン
コ遊技機の図柄変動においても、勿論適用可能である。
【0044】
【発明の効果】本発明は、上述したように、複数のスピ
ーカを備え、図柄表示装置で表出される図柄変動態様又
は/及び図柄停止態様と関係して出力される演出音楽
を、複数の音楽要素に区分し、各スピーカに、図柄変動
態様又は/及び図柄停止態様に対応して、特定の音楽要
素を割り振るようにしたから、各態様となると、スピー
カからの出力態様が変化することとなり、出力されてい
るスピーカを聞き分けることによりいずれの図柄変動態
様または図柄停止態様となったかを視覚により確認しな
くとも知得でき、遊技者の高揚感をもり立てながら、し
かも直截的な音声案内によることなく、必要な情報を直
感的に伝達することができて、スピーカの指標機能,情
報伝達機能が向上する。また、出力される音響の変化に
より、図柄表示部に対する集中力が喚起され、パチンコ
遊技の興趣が向上する。
【0045】またモノラル音響の演出音楽と、ステレオ
音響の演出音楽とを選択的に生成可能とし、図柄表示装
置で表出される図柄変動態様又は/及び図柄停止態様の
発生ごとに、モノラル音響とステレオ音響のいずれかを
出力するようにした構成にあっても、その全体的な音響
の変化により、各態様を聴覚により感覚的に理解するこ
とができ、上述と同様の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機1の正面図である。
【図2】センターケース4を示す正面図である。
【図3】マイクロコンピュータを示すブロック回路図で
ある。
【図4】スピーカ30A,30B,30Cから出力され
る演出音楽の一例を示す楽譜である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 6 特別図柄表示装置 14 特別図柄始動領域 22 変動入賞装置 23 可変入賞口 30A,30B,30C スピーカ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月1日(2000.12.
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また、パチンコ遊技機1の遊技盤2の、内
側レール内の盤面中央には、図2で示すセンターケース
4が配設され、該センターケース4内に液晶表示器、C
RT表示器、ドットマトリックスまたは7セグメント指
示器等からなる特別図柄表示装置6が設けられる。この
特別図柄表示装置6には三つの図柄表示部に、夫々特別
図柄A,B,Cが表示される。この特別図柄A,B,C
は、「1」〜「8」からなる9の数字からなる図柄が表
示される。この特別図柄表示装置6の前部は遊技球の通
過領域となっており、センターケース4の両側部に形成
した流入口5,5から入った球が、該特別図柄表示装置
6の前部を経由して、後述する普通電動役物15上に流
下するようにしている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】この特別図柄表示装置6が駆動すると、
図柄表示部の特別図柄A,B,Cは図柄順列に従って変
動開始し、約6.5秒以上経過すると、特別図柄A,
B,Cの順番に図柄変動が停止する。そして、特別図柄
A,B,Cが後述するように、同じ図柄の組み合わせに
なると、大当りが発生し、サウンドジェネレーター(図
3参照)により制御されるスピーカ30A,30B,3
0Cがファンファーレを発すると共に、変動入賞装置2
2が駆動して、特別遊技作動が開始され、開閉蓋片24
が左右に傾動して可変入賞口23が開放する。この開放
は、約10個の遊技球が入賞するか、28秒間が経過する
まで継続される。また上述したように、可変入賞口23
の特定領域を通過した時は、次の開閉ラウンドに更新さ
れ、その開放動作終了後に再び可変入賞口23が開放す
る。この開閉ラウンドの回数は、最大16回等とする。
スピーカ30A,30B,30Cは、本発明にあって
は、後述するように、所定の指標機能を果たすものであ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】種々の図柄を変動表示する複数の図柄表示
    部を備えた図柄表示装置と、図柄始動領域を遊技球が通
    過すると図柄表示部の表示図柄を変動開始し、停止して
    図柄確定する図柄制御手段とを備え、各図柄表示部の停
    止図柄が所定の組み合わせであると、遊技者にとって種
    々の利益ある作動を発生させるパチンコ遊技機において
    複数のスピーカを備え、図柄表示装置で表出される図柄
    変動態様又は/及び図柄停止態様と関係して出力される
    演出音楽を複数の音楽要素に区分し、各スピーカに、図
    柄変動態様又は/及び図柄停止態様に対応して、特定の
    音楽要素を割り振るようにしたことを特徴とするパチン
    コ遊技機。
  2. 【請求項2】図柄表示装置で表出される、通常変動時、
    リーチ変動時、ハズレ停止態様又は大当たり停止態様等
    の、所定の態様の発生ごとに、各スピーカへの、音楽要
    素の割り振り態様を異ならせたことを特徴とする請求項
    1記載のパチンコ遊技機。
  3. 【請求項3】種々の図柄を変動表示する複数の図柄表示
    部を備えた図柄表示装置と、図柄始動領域を遊技球が通
    過すると図柄表示部の表示図柄を変動開始し、停止して
    図柄確定する図柄制御手段とを備え、各図柄表示部の停
    止図柄が所定の組み合わせであると、遊技者にとって種
    々の利益ある作動を発生させるパチンコ遊技機において
    複数のスピーカを備えると共に、複数のスピーカの協働
    により、モノラル音響の演出音楽と、ステレオ音響の演
    出音楽とを選択的に生成可能とし、図柄表示装置で表出
    される図柄変動態様又は/及び図柄停止態様の発生ごと
    に、モノラル音響とステレオ音響のいずれかを出力する
    ようにしたことを特徴とするパチンコ遊技機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008113917A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Daiichi Shokai Co Ltd パチンコ遊技機
JP2017047097A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 京楽産業.株式会社 遊技機

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JP2008113917A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Daiichi Shokai Co Ltd パチンコ遊技機
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