JPH08141142A - 遊技機 - Google Patents
遊技機Info
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- JPH08141142A JPH08141142A JP6312512A JP31251294A JPH08141142A JP H08141142 A JPH08141142 A JP H08141142A JP 6312512 A JP6312512 A JP 6312512A JP 31251294 A JP31251294 A JP 31251294A JP H08141142 A JPH08141142 A JP H08141142A
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Abstract
るとともに、防塵性、防犯性及びコスト面等で十分良好
な状態が維持できる遊技機を提供する。 【構成】 ガラス枠12の前面側を覆う状態で装飾枠7
00を配設し、この装飾枠700を構成する装飾枠ベー
ス盤13の上端縁と下端縁にガラス枠12よりも外側に
延びる延在部251,261を形成する。これにより遊
技機前面における装飾体の配置スペース,自由度等が高
まり、遊技機前面の装飾効果が向上するとともに、ガラ
ス枠12の端縁の隙間からのゴミ等の侵入、ピアノ線等
の挿入などが防止される。
Description
くは透明板を保持する保持枠(例えば、ガラス枠)のさ
らに前面に装飾枠を設けるとともに、この装飾枠の端縁
に前記保持枠の端縁よりも外側に延在させた延在部を設
けることにより、遊技機前面の装飾効果の向上ととも
に、防犯性等の向上を図った遊技機に関する。
側)にガラス枠(保持枠)が配置され、このガラス枠の
開口部からガラス板(透明板)を介して遊技盤上の遊技
領域を前面側から視認可能な状態としている。すなわち
このガラス枠は、中央に四角い開口部を形成した額縁状
の枠体によって構成され、この枠体にガラス板を保持す
る機能を持たせている。ガラス枠は金属製からなり、そ
の裏面側に2枚のガラス板を保持可能な保持部が形成さ
れている。またこのガラス枠は、前面枠の開口部の縁に
釘により固定された縁飾り枠に形成された開閉軸受に固
定されており、遊技機の前面側に遊技盤を覆う状態で開
閉可能なように構成されている。なお、遊技盤表面には
バンド部材(例えば、内バンド、外バンド)や遊技盤の
側部を装飾するサイドケースに形成された区画壁により
遊技領域を形成し、発射装置から遊技球を遊技領域に向
けて発射して、遊技を行っている。
的装飾)は、主に遊技盤側で行っており、ガラス枠の開
口部から遊技盤における装飾表示が見える状態になって
いるだけであった。すなわち、従来の遊技機前面の装飾
は、前面枠(ガラス枠を取付ける枠)上部のパイロット
ランプと、前面枠側部の鍵穴飾り程度であった。
機にあっては、装飾面等で、以下のような問題点があっ
た。 (イ)前面枠の表面はスペースが狭いため、十分な装飾
体を配設することができず、前面枠の表面に装飾体(例
えば、電気的装飾部材)を設けることによっては、遊技
機前面の装飾性をいま以上高めることが困難であった。 (ロ)従来のガラス枠は金属製であったため、装飾体を
備えることや、形状を変更することが困難であり、やは
り遊技機前面の装飾性を高めることが困難であった。 (ハ)従来のガラス枠の金属面が遊技機の表面の一部を
構成することになっていたため、やはり装飾性を高める
ことができなかった。 (ニ)従来の遊技機の装飾表示は、主に遊技盤側で行っ
ていたため、遊技機全体での装飾という点で、物足りな
いものであった。すなわち、遊技機前面の装飾効果が低
かった。
めに、例えばガラス枠を樹脂製にしてその形状を変化さ
せることも考えられるが、この場合には、防犯面で問題
があり、ピアノ線の侵入の可能性があったり、強度が弱
いという欠点があった。単に樹脂にするのみでは強度が
十分に得られないことがあった。 (ヘ)ガラス枠を樹脂製にした場合、従来の遊技機との
互換が難しいため、ガラス枠あるいは遊技機自体を新規
に開発する必要があり、開発コストが上昇し、コスト面
で不利であった。 (ト)またガラス枠が金属製であっても、ガラス枠端縁
の隙間からピアノ線等を挿入される可能性があり、高い
防犯性を確保できなかった。 (チ)さらにガラス枠端縁の隙間からゴミやホコリが機
内に侵入し易く、機内がよごれ易いため、機内清掃を頻
繁に行なう必要があるという問題もあった。
を高めることができるとともに、防塵性、防犯性及びコ
スト面等で十分良好な状態が確保できる遊技機を提供す
ることを目的としている。
求項1記載の発明による遊技機は、透明板を保持する保
持枠が前面に設けられ、前記透明板を介して遊技領域を
視認可能とした遊技機において、前記保持枠のさらに前
面に装飾枠を配設するとともに、この装飾枠の端縁に
は、前記保持枠の端縁よりも外側に延在させた延在部を
形成したことを特徴とする。
2記載のように、前記保持枠を一側縁において回転自在
に支持して開閉可能とするとともに、前記延在部をこの
一側縁を除く他の端縁に形成してもよい。さらに例えば
請求項3記載のように、前記延在部の裏側接合面形状を
凹凸状としてもよい。
下、この項で同様)の前面側に装飾枠が設けられ、この
装飾枠の端縁には、ガラス枠の端縁よりも外側に延在さ
せた延在部を形成している。したがって、ガラス枠の前
面側に装飾体(例えば、電気的装飾部材)を備えること
ができ、また、装飾手段の形状を変更することが可能に
なって、遊技機自体の装飾性が高められる。しかも、装
飾枠に延在部が形成されていることにより、装飾体の配
置スペースを広く確保でき、複数のあるいは大型の各種
装飾体を多数配置することが可能になるとともに、装飾
体の配置自由度が増すので、さらに装飾性が高められ
る。またこの延在部によりガラス枠端縁の隙間が覆われ
て、ゴミやホコリの侵入が抑制され、ピアノ線等の挿入
が困難となるから、防塵性及び防犯性が高まる。なお、
ガラス枠は従来同様金属製のままとすることができるの
で、従来どおりの防犯性及び強度は維持されつつ、しか
も上記隙間が覆われたことで、さらに防犯性等が向上す
る。
構成であるので、金属のガラス枠に直接取り付ける場合
より簡単に装飾体を取り付けることが可能になり、配線
処理等も容易になる。また、ガラス枠前面に装飾手段を
備えることにより、今までにない装飾効果(例えば、立
体的な装飾)が得られ、特に、遊技者の近くで装飾を行
うので、斬新な装飾が可能になる。
に支持して開閉可能とするとともに、前記延在部をこの
一側縁を除く他の端縁に形成した場合には、部材の干渉
をさけて支障なくガラス枠を開閉することが可能とな
り、遊技領域の不調等(例えば玉詰り)を容易に解消で
きる。さらに、前記延在部の裏側接合面形状を凹凸状と
した場合には、装飾枠端縁の隙間からピアノ線等を挿入
し、前記延在部の裏面を経由してガラス枠端縁の隙間に
差込むことがさらに困難になるから、さらに防犯性,防
塵性が高まる。
いて説明する。図1〜図18は本発明をプリペイドカー
ド方式のパチンコ機に適用した場合の一実施例を示して
いる。 A.パチンコ装置の正面構成 図1はパチンコ装置の全体を示す正面斜視図である。図
1において、1はパチンコ装置であり、大きく分けてパ
チンコ機2と、遊技媒体貸出装置としてのカード式玉貸
機(以下、単に玉貸機という)3によって構成され、こ
れらが対をなして設置される。パチンコ機2とカード式
玉貸機3とが対をなして設置されたパチンコ装置1は、
いわゆるCR機(カードリーディング機)と称されてい
る。玉貸機3にはカードリーダーが内蔵され、玉貸機3
の前面パネル4にはプリペイドカードが挿入されるカー
ド挿入口5と、7セグメントの発光ダイオードを用いて
3列で構成され、カードの残り度数を表示するカード残
度数表示器6と、発光ダイオード等からなりカードの受
け付けが有効であることを表示するカード受付け表示器
7とが設けられている。
10と、額縁状前面枠11と、ガラス(透明板)12a
を保持する金属製のガラス枠(保持枠)12(ただし、
図1ではほとんど見えておらず、詳しくは図2〜図7参
照)と、ガラス枠12の前面側に取り付けられる装飾枠
ベース盤13と、装飾枠ベース盤13の前面側に取り付
けられる前面装飾体14とを有し、この場合装飾枠ベー
ス盤13の上端縁と下端縁にガラス枠12よりも外側
(上方又は下方)に伸びる延在部(詳しくは図14〜図
18参照)が形成されている。額縁状前面枠11はパチ
ンコ機2の前面側に開閉可能に備えられ、ほぼ中央に開
口部が形成され、開口部を通して遊技盤10における遊
技に供する各種入賞装置等が見えるようになっている。
ガラス枠12は本発明の保持枠に相当し、中央に開口部
が形成されている。またここで、本発明の装飾枠は装飾
枠ベース盤13と前面装飾体14とを含むものである。
ネル15と、前面操作パネル16とを有している。ここ
で、前面表示パネル15は、後述するように、パネルベ
ース盤15Bとこれに取付けられたパネル装飾体15A
とからなり(詳細は図16参照)、額縁状前面枠11に
対して開閉可能に支持されている。額縁状前面枠11は
木製(樹脂製でもよい)の機枠17に対して上部蝶番1
8および下部蝶番(図示略)によって開閉可能に支持さ
れ、ガラス枠12は額縁状前面枠11に開閉可能に支持
されており、特に本実施例では着脱可能な構成になって
いる(詳細は後述)。なお、額縁状前面枠11の図中左
側には縁飾り部19が設けられており、縁飾り部19は
ガラス枠12と同様に金属製である。縁飾り部19が設
けられた側縁部分には装飾枠ベース盤13の端縁が延在
されておらず、延在部は形成されていない。これは、装
飾枠ベース盤13の所まで装飾枠ベース盤13の端縁を
延在させると、ガラス枠12の開閉が困難になる(例え
ば、前面装飾体14が額縁状前面枠11に衝突する)か
ら、余裕を持たせているためである。上記額縁状前面枠
11、機枠17、前面表示パネル15と、前面操作パネ
ル16等の遊技盤10以外の部分は、全体として遊技機
本体20を構成する。
ようにパチンコ機2の前面側に配置されており、スピー
カー304を内蔵する外側スピーカーカバー371、ス
ピーカー314を内蔵する外側スピーカーカバー37
2、上部装飾ランプ中継基盤306を内蔵するランプカ
バー351、開口縁部装飾体レンズ231〜234(一
部は図示略)、サイド装飾体401およびサイド装飾体
402によって構成される(詳細な構成は後述)。この
場合、スピーカー304、314によってステレオ配置
構造の音響装置が構成される。また、開口縁部装飾体レ
ンズ231〜234は遊技領域を取囲むようになってお
り、開口縁部装飾体レンズ231〜234によって囲ま
れた遊技盤の領域で遊技が行われる。外側スピーカーカ
バー371、372、ランプカバー351およびサイド
装飾体401、402はパチンコ機2の前面側にやや突
出しているとともに、比較的に大きな形状に形成され、
カラフルな色彩が施されている。
ペイドカードの残高を表示するカード度数表示器(カー
ド残高表示器)22と、玉を購入するときに操作される
玉貸釦(変換釦)23と、プリペイドカードを排出する
ときに操作されるカード排出釦(返却釦)24と、玉貸
し可能表示器25と、上皿21の玉を後述の玉貯留皿3
2に移す玉通路開閉用の押し釦26とが設けられてい
る。なお、玉貸機3にカードリーダでなく、例えばカー
ドリーダ・ライタを配置し、玉数等の価値情報や遊技客
の識別情報が記憶されている遊技用カードを用い、遊技
結果をカードに書き込む等のデータ処理が可能なもので
あってもよい。さらに、遊技用カードはプリペイドカー
ドに限らず、例えば玉数等の価値情報が記憶されいる玉
数カード、あるいは遊技客の識別情報が記憶されている
識別カード等を単独で使用する遊技機でもよい。
のカード情報を読み込み可能なカードリーダ、若しくは
読み込み/書き込み可能なカードリーダ・ライタであれ
ばよい。例えば、完全なカード式のパチンコ遊技システ
ムで封入球式の遊技機(例えば、クレジット方式の遊技
機)にも本発明を適用することができる。また、遊技用
カードとして磁気カードを用いている例に限らず、例え
ばICカードを用いる遊技機でもよい。ICカードを用
いた場合、当然のことながらカードリーダ若しくはカー
ドリーダ・ライタはICカードに対応するものを使用す
ることになる。なお、カードリーダとカード制御装置と
は別体として分離して配置してもよいし、あるいは両者
を一体化してもよく、例えばカードリーダの内部にカー
ド制御装置を組み込むようにしてもよい。
を貯留する玉貯留皿(受皿)32と、玉貯留皿32に貯
留された玉を外部下方に抜くための玉抜きレバー33
と、発射装置の操作を行う発射操作ノブ34とが設けら
れている。パチンコ機2の額縁状前面枠11の図中右部
には前面枠飾り部材41が設けられており、前面枠飾り
部材41には樹脂飾り42、43と、施錠部44とが配
置されている。樹脂飾り42、43はカラフルな色彩の
施された縦長形状で樹脂製のもので、額縁状前面枠11
を装飾するものである。なお、樹脂飾り42、43の内
部にはランプは入っていないが、ランプを内蔵して点滅
制御するようにしてもよい。ガラス枠12は前面枠11
に開閉可能に支持され、通常は施錠装置によって前面枠
11に対して施錠されている。ガラス枠12を開く場合
には、施錠部44に所定のキーを挿入して回動操作する
ことにより、施錠装置のロック状態が解除されてオープ
ンする。なお、前面枠飾り部材41における樹脂飾り4
2、43は樹脂製であるため、例えば装飾枠ベース盤1
3と一体成形するようにし、本発明の延在部として機能
させてもよい。あるいは、前面枠飾り部材41の部分を
全体的に装飾枠ベース盤13と一体成形し、本発明の延
在部として機能させるようにしてもよい。
のようなものでもよく、遊技球を使用するパチンコ遊技
機であれば、任意の構成を取り得る。例えば、いわゆる
「第1種」に属するもので、複数の図柄を可変表示可能
な表示装置(特別図柄表示装置)を備え、この表示装置
における可変表示結果が予め定められた特別図柄で表示
されたことを条件に遊技者に有利な特別遊技状態(大当
り状態)を発生可能な遊技機でもよい。また、表示装置
の図柄内容を変化させてゲームを行うもので、「第3
種」に属する遊技機、あるいは表示装置を備えた他の種
類の遊技機、いわゆる「第2種」に属する遊技機、又は
その他の機種(例えば、他種タイプ)等に幅広く適用が
可能である。また、表示装置を備えたていない各種類の
遊技機にも適用することができる。本実施例では「第1
種」に属するタイプのものを用いている。
する。図2は装飾枠ベース盤13の上部側を示す図、図
3は装飾枠ベース盤13の下部側を示す図、図4は装飾
枠ベース盤13の右側部分を示す図である。 (a)装飾枠ベース盤13の上部側の取り付け構造 まず、図2を参照して装飾枠ベース盤13の上部側の取
り付け構造から説明すると、図2に示すように、装飾枠
ベース盤13は後述するように3分割可能であるが、こ
こでは組み立てる前の状態で示されている。装飾枠ベー
ス盤13の上部側の裏面にはビスを捩じ込み可能なボス
101、102が形成されている。一方、ガラス枠12
には2枚のガラスの両側縁部を遊嵌させて保持するガラ
ス保持枠103、104が形成されており、これらのガ
ラス保持枠103、104に上側からガラスの両側縁部
を挿入することで、ガラスがガラス枠12に取り付けら
れる。また、ガラス枠12の上部で裏面側には開口部1
05の周囲に沿って一定長さの折返し縁106が形成さ
れている。
材107が嵌合可能になっており、装飾枠ベース盤固定
部材107は細長い形状で、スリットを構成する係合片
108、109が設けられている。装飾枠ベース盤固定
部材107は樹脂製であるが、金属製にしてもよい。ま
た、装飾枠ベース盤固定部材107の上端部は折返し部
107aになっており、折返し部107aと係合片10
8とで構成されるスリット111に折返し縁106が嵌
合し、係合片108と係合片109とで構成されるスリ
ット112に装飾枠ベース盤13の裏面側のボス10
1、102が嵌合可能になっている。装飾枠ベース盤固
定部材107の両端下部にはガラス押え部材113、1
14が形成されており、ガラス押え部材113、114
はガラスに当接してガラスの振動を防止する機能を有し
ている。また、装飾枠ベース盤固定部材107の中央部
107cはR形状に形成され、遊技者が遊技盤の遊技領
域を見る際に、視覚を妨げないようになっている。
2に取り付けるには、まず装飾枠ベース盤固定部材10
7のスリット111(折返し部107aと係合片108
とで構成)にガラス枠12の折返し縁106を挿入する
とともに、スリット112(係合片108と係合片10
9とで構成)に装飾枠ベース盤13の裏面側のボス10
1、102を嵌合させる。次いで、装飾枠ベース盤固定
部材107の両端に形成されたビス穴121a、121
bにビス(図示略)を挿入して装飾枠ベース盤13の裏
面側のボス101、102に捩じ込む。これにより、ガ
ラス枠12を挟むようにして装飾枠ベース盤13と装飾
枠ベース盤固定部材107とが連結され、結局、装飾枠
ベース盤13の上部側をガラス枠12に取り付けること
ができる。このとき、ガラス枠12の折返し縁106が
装飾枠ベース盤固定部材107のスリット111に挿入
されているから、頑丈に固定することが可能である。な
お装飾枠ベース盤13の上端縁は、この場合ガラス枠1
2の上端縁より上方に延されて、これにより後述の延在
部251が形成され、この延在部251の裏面には凹凸
状の接合面が形成されているが、これらについては後述
することとし、図2においてはその詳細な図示を省略す
る。
付け構造 次に、図3を参照して装飾枠ベース盤13の下部側の取
り付け構造について説明する。図3に示すように、装飾
枠ベース盤13は後述するように3分割可能であるが、
ここでは装飾枠ベース盤13の下部側が組み立てる前の
状態で示されている。装飾枠ベース盤13の下部側の裏
面にはビスを捩じ込み可能なボス131、132が形成
されるとともに、多数のリブ133a、133b、・・
・・・(他は繁雑になるので、符号付けは省略)が形成
されている。ガラス枠12の下部側における折返し縁1
06には同様に装飾枠ベース盤固定部材134が嵌合可
能になっており、装飾枠ベース盤固定部材134は細長
い形状で、断面コ字状に形成され、ボス131、132
を嵌合可能なスリット135を構成するようになってい
る。なお、装飾枠ベース盤固定部材134は樹脂製であ
るが、金属製にしてもよい。装飾枠ベース盤固定部材1
34の一部には、装飾枠ベース盤固定部材134を装飾
枠ベース盤13と連結した際に、装飾枠ベース盤固定部
材107がリブ133aに対して当接しないように逃げ
用切り欠き136が形成されるとともに、ボス131、
132に対する逃げ用切り欠き137、138が形成さ
れている。逃げ用切り欠き137、138に対応した装
飾枠ベース盤固定部材134の部分には、ビスを挿入可
能なビス穴が形成されている。
2に取り付けるには、まず装飾枠ベース盤固定部材13
4のスリット135にガラス枠12の折返し縁106を
挿入するとともに、スリット135に装飾枠ベース盤1
3の裏面側のボス131、132を嵌合させる。次い
で、装飾枠ベース盤13の逃げ用切り欠き137、13
8の部分に形成されたビス穴にビス(図示略)を挿入し
て装飾枠ベース盤13の裏面側のボス131、132に
捩じ込む。これにより、ガラス枠12を挟むようにして
装飾枠ベース盤13と装飾枠ベース盤固定部材134と
が連結され、結局、装飾枠ベース盤13の下部側をガラ
ス枠12に取り付けることができる。このとき、ガラス
枠12の折返し縁106が装飾枠ベース盤固定部材13
4のスリット135に挿入されているから、頑丈に固定
することが可能である。このようにして、装飾枠ベース
盤13の上部側および下部側が装飾枠ベース盤13を介
してガラス枠12に固定される。なお、装飾枠ベース盤
13の上部側および下部側をそれぞれ取外すには上記と
逆の手順になる。なお装飾枠ベース盤13の下端縁は、
この場合ガラス枠12の下端縁より下方に延され、これ
により後述の延在部261が形成され、この延在部の裏
面には凹凸状の接合面が形成されているが、これらにつ
いては後述することとし、図3においてはその詳細な図
示を省略する。
り付け構造 次に、図4を参照して装飾枠ベース盤13の右側部分
(遊技機を正面から見た場合に右側に位置する部分のこ
と、左側部分も同様の意味)の取り付け構造について説
明する。図4に示すように、装飾枠ベース盤13は後述
するように3分割可能であるが、ここでは装飾枠ベース
盤13の右側部分が組み立てる前の状態で示されてい
る。装飾枠ベース盤13の右側部分の裏面にはビスを捩
じ込み可能なボス141、142、143が形成されて
いる。ガラス枠12の右側部分における折返し縁106
には同様に装飾枠ベース盤固定部材144が嵌合可能に
なっており、装飾枠ベース盤固定部材144は細長い形
状で、断面コ字状に形成され、ボス141、142、1
43を嵌合可能なスリット145を構成するようになっ
ている。なお、装飾枠ベース盤固定部材144は樹脂製
であるが、金属製にしてもよい。ガラス枠12にはボス
141、142、143に対する逃げ用切り欠き15
1、152、153が形成されている。逃げ用切り欠き
151、152、153に対応した装飾枠ベース盤固定
部材144の部分には、ビスを挿入可能なビス穴の形成
されたビス係合部154、155、156が設けられて
いる。ビス係合部154、155、156は円筒形で、
ボス141、142、143の頭部を収納可能な形状に
なっている。
12に取り付けるには、まず装飾枠ベース盤固定部材1
44のスリット145にガラス枠12の折返し縁106
を挿入するとともに、ビス係合部154、155、15
6に対してそれぞれ装飾枠ベース盤13の裏面側のボス
141、142、143を嵌合させる。次いで、装飾枠
ベース盤固定部材144のビス係合部154、155、
156のビス穴にビスを挿入して装飾枠ベース盤13の
裏面側のボス141、142、143にそれぞれ捩じ込
む。これにより、ガラス枠12を挟むようにして装飾枠
ベース盤13と装飾枠ベース盤固定部材144とが連結
され、結局、装飾枠ベース盤13の右側部分をガラス枠
12に取り付けることができる。このとき、ガラス枠1
2の折返し縁106が装飾枠ベース盤固定部材144の
スリット145に挿入されているから、頑丈に固定する
ことが可能である。このようにして、装飾枠ベース盤1
3の右側部分が装飾枠ベース盤13を介してガラス枠1
2に固定される。なお、装飾枠ベース盤13を取外すに
は上記と逆の手順になる。また、装飾枠ベース盤13の
左側部分の取り付け構造も図示は略すが、同様の構成で
あり、かつその取り付け方法も同様である。
て説明する。図5はガラス枠12が閉じた状態を示す
図、図6はガラス枠12が開いた状態を示す図である。
図5、図6を参照してガラス枠12の開閉指示構造を説
明すると、ガラス枠12はロ字状の枠形に形成され、そ
の一方の側に開閉機構部160が設けられている。開閉
機構部160はガラス枠12をパチンコ機2の前面で開
閉可能に支持するとともに、ガラス枠12をパチンコ機
2に着脱可能に取り付ける着脱手段161を有してい
る。なお、開閉機構部160はガラス枠12に複数(こ
こでは2つ)設けられており、本実施例では下側の開閉
機構部160を示し、上側の開閉機構部は図示を略して
いる。2つの開閉機構部によって安定的にガラス枠12
がパチンコ機2(特に、縁飾り部19)に取り付けられ
るようになっている。
機構部162と、着脱機構部162を操作する操作部
(操作手段)163とを有している。着脱機構部162
はガラス枠12を開閉可能に支持可能な支軸164と、
ガラス枠12本体と一体成形され支軸164をスライド
可能に収納する支軸収納部165と、支軸164を支軸
収納部165に収納する方向に付勢するスプリング16
6とを有している。支軸収納部165には一部に切り欠
き165aが形成され、支軸164を上側に引上げる際
の邪魔にならないようになっている。スプリング166
の一端側は操作部163に係合し、他端側はガラス枠1
2の本体に固定されている。支軸164を持上げるに
は、操作部163を上側に引上げるが、このときスプリ
ング166の付勢力に抗して支軸164が支軸収納部1
65から上方向に引上げられる。また、逆に操作部16
3から手を離すと、スプリング166の付勢力によって
支軸164が支軸収納部165内に収納され、最大限に
収納された状態で図示のように長さLだけ、支軸164
の先端部が支軸収納部165の端から下側に突出する。
縁状前面枠11の前面側周囲にある枠状の金属製の縁飾
り部19の一部に対して係合するようになっており、縁
飾り部19には支軸収納部165から突出した支軸16
4の先端部を回動可能に支持する支軸支持部167が設
けられている。支軸支持部167は縁飾り部19に対し
てほぼ直行するように水平方向に一定長さだけ突出して
一体成形で形成されており、支軸支持部167には支軸
164の先端部を支持する先細りに形成されたテーパー
状の支持穴168が設けられている。また、縁飾り部1
9における支軸支持部167が設けられている箇所に
は、切り欠き169が形成されている。
り付けるときの手順について説明する。なお、開閉機構
部160の操作は図示しない上側の開閉機構部について
も同様である。ただし、上側の開閉機構部の場合、その
操作部が固定状態になっている点が異なる。ガラス枠1
2の開閉機構部160を縁飾り部19に取り付けるに
は、まずガラス枠12における上側の開閉機構部の支軸
の先端部を縁飾り部19の支軸支持部(こちらは図示
略)の所まで移動させ、支軸支持部のテーパー条の支持
穴に挿入する。一方、このときほぼ同時のタイミング
で、ガラス枠12における下側の開閉機構部について、
その着脱手段161における操作部163を上側に引上
げて、支軸164の先端部を支軸収納部165内に収納
し、このままの状態で支軸収納部165を縁飾り部19
の支軸支持部167の所まで移動させ、次いで、操作部
163から手を離して支軸164の先端部を支軸支持部
167のテーパー状の支持穴168に挿入する。上下2
つの開閉機構部について上記のような手順を実行するこ
とにより、開閉機構部160が縁飾り部19に取り付け
られる。そして、これにより、ガラス枠12を縁飾り部
19に開閉可能に固定することができる。一方、ガラス
枠12の開閉機構部160を縁飾り部19から取り外す
には、上記と逆の手順になる。すなわち、最初に着脱手
段161における操作部163を上側に引上げて、支軸
164の先端部を支軸収納部165内に収納し、支軸支
持部167のテーパー状の支持穴168から抜く。次い
で、このままの状態で支軸収納部165を縁飾り部19
の支軸支持部167から離れる方向に移動させる。ま
た、上側の開閉機構部についても、支軸の先端部をテー
パー状の支持穴168から抜くという同様の手順を実行
することにより、開閉機構部160が縁飾り部19から
取り外される。そして、これにより、ガラス枠12を縁
飾り部19から取り外すことができる。
着脱手段161における操作部163に対向する位置
に、切り欠き171が形成されており、切り欠き171
はガラス枠12が閉鎖状態のときに操作部163を納め
るようになっている。ガラス枠12を開くと図6に示す
ようになって、操作部163が切り欠き171から逸脱
し、自由な開閉を許容する。一方、ガラス枠12を閉じ
ると図5に示すようになって操作部163が切り欠き1
71に納められ、誤って操作部163が上側に移動しな
いようにロックされる。なお、縁飾り部19には釘(図
示略)を貫通させて縁飾り部19を額縁状前面枠11に
取り付けるための釘穴172、173(他は図示略)が
形成されている。
8は装飾枠ベース盤13の斜視図(特に、正面側の斜視
図)である。図8において、装飾枠ベース盤13は大き
く分けて3つの部分、すなわち第1装飾枠ベース盤13
A、第2装飾枠ベース盤13B、第3装飾枠ベース盤1
3Cに区分(つまり、3分割)され、これらが相互に連
結されて組み立てられるようになっている。第1装飾枠
ベース盤13A、第2装飾枠ベース盤13B、第3装飾
枠ベース盤13Cは何れも樹脂で成形され、各端部にそ
れぞれ嵌合部が形成されている。第1装飾枠ベース盤1
3Aはパチンコ機2の正面左側上部に配置されるもの
で、嵌合部201、202および取り付け部203を有
している。また、第1装飾枠ベース盤13Aは薄い平板
状に形成され、遊技領域に対応して内側部分がR状に形
成されている。第1装飾枠ベース盤13Aには開口縁部
装飾体基盤(ただし、第1装飾枠ベース盤13Aに対応
するものは図示略)を貫通して開口縁部装飾体レンズ
(ここでは図示略)を取り付ける付けるためのボス(止
着手段)204が複数形成されている。なお、ボス20
4は繁雑になるのを避けるため、一部のものにだけ符号
を付している。また、第1装飾枠ベース盤13Aの嵌合
部201の部分には3つのボス205が形成されるとと
もに、第2装飾枠ベース盤13Bに対して横方向に突出
したU字状の2つの位置決め突起206が形成されてい
る。なお、位置決め突起206は繁雑になるのを避ける
ため、一部のものにだけ符号を付している。さらに、第
1装飾枠ベース盤13Aの嵌合部202の裏面側には第
3装飾枠ベース盤13Cの後述の嵌合部222に形成さ
れた位置決め突起224に係合可能な位置決めボス(図
示略)が形成されている。
の正面右側上部に配置されるもので、嵌合部211、2
12および取り付け部213、214を有している。ま
た、第2装飾枠ベース盤13Bは薄い平板状に形成さ
れ、遊技領域に対応して内側部分がR状に形成されてい
る。第2装飾枠ベース盤13Bには開口縁部装飾体基盤
215、216を貫通して開口縁部装飾体レンズ(ここ
では図示略)を取り付けるためのボス(止着手段)21
7が複数形成されている。開口縁部装飾体基盤215、
216にはランプ215a、216aがそれぞれ配置さ
れており、ランプ215a、216aは遊技状態に応じ
点灯(あるいは点滅)制御される。なお、ボス217は
繁雑になるのを避けるため、一部のものにだけ符号を付
している。取り付け部213は第1装飾枠ベース盤13
Aの方に突出し、ビス穴の形成された3つの係合突起の
形状に形成されている。同様に、取り付け部214は第
3装飾枠ベース盤13Cの方に突出し、ビス穴の形成さ
れた1つの係合突起の形状に形成されている。また、第
2装飾枠ベース盤13Bの嵌合部211の裏面側には第
1装飾枠ベース盤13Aの嵌合部201に形成されたU
字状の2つの位置決め突起206に係合可能な位置決め
ボス(図示略)が形成されている。位置決めボスは円筒
形状をなし、この位置決めボスに対してU字状の位置決
め突起206を係合させることで、両者が連結される。
さらに、第2装飾枠ベース盤13Bには第3装飾枠ベー
ス盤13Cの後述の嵌合部221に形成されたU字状の
位置決め突起225に係合可能な位置決めボス(図示
略)が形成されている。
の正面下側に配置されるもので、嵌合部221、222
を有している。また、第3装飾枠ベース盤13Cは薄い
平板状に形成され、遊技領域の下部に対応してほぼ細長
く形成されるとともに、各端部の内側部分は小径のR状
に形成されている。第3装飾枠ベース盤13Cには開口
縁部装飾体レンズ(図8では図示略)を取り付けるため
のボス(止着手段)223が複数形成されている。な
お、ボス223は繁雑になるのを避けるため、一部のも
のにだけ符号を付している。また、第3装飾枠ベース盤
13Cには第1装飾枠ベース盤13Aの嵌合部202の
裏面側に形成された位置決めボス(図示略)に係合可能
なU字状の位置決め突起224が形成されるとともに、
第2装飾枠ベース盤13Bの嵌合部212の裏面側に形
成された位置決めボス(図示略)に係合可能なU字状の
位置決め突起225が形成されている。
にはメスタイプの縦長のスリットが形成され、このスリ
ットに対して第2装飾枠ベース盤13Bの嵌合部211
の裏面側に形成されたオスタイプの凸部(図示略)が嵌
合可能になっている。第1装飾枠ベース盤13Aと第2
装飾枠ベース盤13Bを組み立てるには、まず第1装飾
枠ベース盤13Aの嵌合部201に形成された2つの位
置決め突起206を第2装飾枠ベース盤13Bの嵌合部
221の裏面側に形成された2つの位置決めボスに係合
(位置決めボスに対してU字状の位置決め突起をかぶせ
るような係合状態になる)して位置決めするとともに、
同時に第1装飾枠ベース盤13Aのメスタイプの嵌合部
201に対して第2装飾枠ベース盤13Bのオスタイプ
の凸部の裏面側に嵌合部211を嵌合させる。これによ
り、双方の位置決めが行われつつ、つながる。次いで、
第2装飾枠ベース盤13Bの3つの取り付け部213に
ビスを挿入して第1装飾枠ベース盤13Aの嵌合部20
1の部分に形成された3つのボス205にそれぞれ捩じ
込んで固定する。これにより、第1装飾枠ベース盤13
Aと第2装飾枠ベース盤13Bが組み立てられる。各嵌
合部201、211はスリット状に十分に嵌合するか
ら、堅固に連結することができる。
221にはメスタイプの縦長のスリットが形成され、こ
のスリットに対して第2装飾枠ベース盤13Bの嵌合部
212に形成されたオスタイプの凸部(図示略)が嵌合
可能になっている。同様に、第3装飾枠ベース盤13C
の嵌合部222にはメスタイプの縦長のスリットが形成
され、このスリットに対して第1装飾枠ベース盤13A
の嵌合部202の裏面側に形成されたオスタイプの凸部
(図示略)の裏面側が嵌合可能になっている。第3装飾
枠ベース盤13Cに対して、第1装飾枠ベース盤13A
および第2装飾枠ベース盤13Bを組み立てるには、ま
ず第3装飾枠ベース盤13Cの嵌合部222に形成され
た1つのU字状の位置決め突起224を第1装飾枠ベー
ス盤13Aの嵌合部202に形成された1つの位置決め
ボスに係合させて位置決めするとともに、同時に第3装
飾枠ベース盤13Cのメスタイプの嵌合部222に対し
て第1装飾枠ベース盤13Aのオスタイプの凸部を有す
る嵌合部202を嵌合させる。これにより、双方の位置
決めが行われつつ、つながる。次いで、第1装飾枠ベー
ス盤13Aの1つの取り付け部203にビスを挿入して
第3装飾枠ベース盤13Cの嵌合部222の部分に形成
された1つのボス226に捩じ込んで固定する。これに
より、第3装飾枠ベース盤13Cと第1装飾枠ベース盤
13Aが組み立てられる。各嵌合部222、202はス
リット状に十分に嵌合するから、堅固に連結することが
できる。
3装飾枠ベース盤13Cの嵌合部221に形成された1
つの位置決め突起225を第2装飾枠ベース盤13Bの
嵌合部212の裏面側に形成された1つの位置決めボス
に係合させて位置決めするとともに、同時に第3装飾枠
ベース盤13Cのメスタイプの嵌合部221に対して第
2装飾枠ベース盤13Bのオスタイプの凸部の裏面側に
嵌合部212を嵌合させる。これにより、双方の位置決
めが行われつつ、つながる。次いで、第2装飾枠ベース
盤13Bの1つの取り付け部214にビスを挿入して第
3装飾枠ベース盤13Cの嵌合部221の部分に形成さ
れた1つのボス227に捩じ込んで固定する。これによ
り、第3装飾枠ベース盤13Cと第2装飾枠ベース盤1
3Bが組み立てられる。各嵌合部221、212はスリ
ット状に十分に嵌合するから、堅固に連結することがで
きる。このようにして、3つの第1装飾枠ベース盤13
A、第2装飾枠ベース盤13B、第3装飾枠ベース盤1
3Cが相互に連結されて組み立てられる。そして、組み
立てた状態で前述したようにガラス枠12に固定され
る。なお、装飾枠ベース盤13の上端縁と下端縁は、ガ
ラス枠12よりも外側に延びて延在部を形成しているが
この詳細については後述する。
開口縁部装飾体レンズを示す図である。図9において、
開口縁部装飾体レンズは大きく分けて4つの部分、すな
わち開口縁部装飾体レンズ(装飾カバー体)231〜2
34に区分(つまり、4分割)されるようになってい
る。各開口縁部装飾体レンズ231〜234は半透明な
樹脂製で、レンズの機能を有している。また、各開口縁
部装飾体レンズ231〜234のそれぞれの端部は向い
合う端部同士が容易に接続可能なように、段差加工され
ている。具体的には、一方の端部が凹加工で、向合う他
方の端部が凸加工される。なお、開口縁部装飾体レンズ
231〜234には、カラフルな色彩を塗布してもよい
し、あるいは半透明で無色に近い色であってもよい。
上部中央に配置されるもので、第1装飾枠ベース盤13
Aに形成されたボス204および第2装飾枠ベース盤1
3Bに形成されたボス217にビス止めすることで、固
定される。同様に、開口縁部装飾体レンズ232は遊技
領域の左側に配置されるもので、第1装飾枠ベース盤1
3Aに形成されたボス204にビス止めすることで、固
定される。また、開口縁部装飾体レンズ233は遊技領
域の右側に配置されるもので、第2装飾枠ベース盤13
Bに形成されたボス217にビス止めすることで、固定
される。さらに、開口縁部装飾体レンズ234は遊技領
域の下側に配置されるもので、第3装飾枠ベース盤13
Cに形成されたボス223にビス止めすることで、固定
される。なお、各開口縁部装飾体レンズ231〜234
にはビス止め用の小さい穴が形成されているが、図示は
略している。ビス止めによる固定に限らず、例えばボス
に対して挿入し、ロック可能な構成を有する突起部を開
口縁部装飾体レンズ231〜234の内側に設けるよう
にしてもよい。そのようにすると、保守・点検の作業性
がよい。ここで、開口縁部装飾体レンズ231〜234
にラッキーナンバーの表示をさせるように、半透明の図
柄をランプに対応させて点灯可能な構成とし、例えば大
当り時にランプを点灯表示させるような図柄変動遊技を
行ってもよい。そのようにすると、開口縁部装飾体レン
ズ231〜234を有効に活用することができる。
口縁部装飾体基盤215、216が収納され、開口縁部
装飾体レンズ233は開口縁部装飾体基盤215、21
6に配置されたランプ215a、216aの点灯光をレ
ンズ機能により拡大しつつ透過させる。なお、他の開口
縁部装飾体レンズ231、232についても同様に開口
縁部装飾体基盤が内蔵される(図示は略)。一方、開口
縁部装飾体レンズ234には開口縁部装飾体基盤が内蔵
されないが、この部分にも開口縁部装飾体基盤を内蔵す
るようにしてもよい。そのようにすると、遊技領域の周
囲を全て遊技状態に応じて装飾することが可能になる。
A、第2装飾枠ベース盤13B、第3装飾枠ベース盤1
3Cからなる装飾枠ベース盤13と、開口縁装飾体50
2は全体として遊技領域区分部材501を構成する(図
8参照)。遊技領域区分部材501はガラス枠12の前
面側に備えられ、その装飾枠ベース盤13によって中央
開口部503が形成されるとともに、中央開口部503
の周囲に開口縁部装飾体レンズ231〜234が設けら
れる。そして、開口縁部装飾体レンズ231〜234、
開口縁部装飾体基盤215、216(図示は略している
が開口縁部装飾体レンズ232に内蔵の開口縁部装飾体
基盤も含む)は全体として開口縁装飾体502を構成す
る(図8および図9参照)。遊技領域区分部材501
は、弾発された遊技球により遊技盤10で主要な遊技を
行う主要遊技領域(中央開口部503を通して視覚的に
区分される領域)と、この主要領域以外の領域(中央開
口部503以外で遊技領域区分部材501が配置されて
いる領域)との区分を前方より視認可能にする機能を発
揮する。なお、本実施例では遊技領域区分部材501を
ガラス枠12の前側に配置することで、主要遊技領域
と、主要領域以外の領域との区分を前方より視認可能に
しているが、これに限らず、例えば遊技領域区分部材5
01をガラス枠12の後側に配置して同様の機能を発揮
させるようにしてもよい。
的装飾部材の構成について説明する。図10は装飾枠ベ
ース盤13A、13Bに配置される電気的装飾部材の取
り付けの様子を示す図である。図10において、装飾枠
ベース盤13Aには後述のスピーカー304を設置する
ためのほぼ円形のスピーカー設置部301が形成され、
スピーカー設置部301の周囲には円筒形の区画壁30
2が設けられている。区画壁302はスピーカー304
からの放出音が不必要に周囲(例えば、横方向)に洩れ
ないようにするもので、主に前面側にスピーカー304
からの放出音を出すようする。区画壁302の周囲には
装飾枠ベース盤13Aから突出する一定長さのスピーカ
ー取り付けボス303が4つ設けられており(図面で
は、2つに符号を付し、繁雑になるので、他は符号を略
す)、ボス303にはビスを捩じ込み可能なねじ溝が形
成されている。
カー304を取り付け可能であり、スピーカー304は
リード線305を介して上部装飾ランプ中継基盤306
に接続されている。上部装飾ランプ中継基盤306は各
種の装飾ランプとコネクタが配置されるとともに、集中
配線を行うフラットケーブル307が接続されている。
また、スピーカー304の前面側にはスピーカー防護部
材308および内側スピーカーカバー309が順次配置
されるようになっている。スピーカー防護部材308は
金属製のメッシュからなり、内側スピーカーカバー30
9を通して「いたずら」等により細いピン状の部材(例
えば、つまようじ)が突っ込まれた場合に、その侵入を
阻止してスピーカー304が破損する等の不具合の発生
を防止するものである。内側スピーカーカバー309は
樹脂製で、スピーカー防護部材308およびスピーカー
304を全体的に覆って保護する。スピーカー304お
よびスピーカー防護部材308を取り付けるには、まず
スピーカー304をスピーカー設置部301に置き(図
11の状態)、次いで、スピーカー304の前面側にス
ピーカー防護部材308を重ね合せ、スピーカー防護部
材308の4角に形成された4つのビス穴308aにビ
スを挿入するとともに、このビスをスピーカー304の
4角に形成された4つのビス穴304aにも通した後、
ボス303に捩じ込む。これにより、スピーカー304
の前面側にスピーカー防護部材308を重ね合せた状態
で両者が装飾枠ベース盤13Aに固定される。次いで、
内側スピーカーカバー309をその上にかぶせる。な
お、内側スピーカーカバー309にはスピーカー304
へのリード線305を通すためのリード線開口部309
aが形成されている。
述のスピーカー314を設置するためのほぼ円形のスピ
ーカー設置部311が形成されており、スピーカー設置
部311の周囲には円筒形の区画壁312が設けられて
いる。区画壁312はスピーカー314からの放出音が
不必要に周囲(例えば、横方向)に洩れないようにする
もので、主に前面側にスピーカー314からの放出音を
出すようする。区画壁312の周囲には装飾枠ベース盤
13Bから突出する一定長さのスピーカー取り付けボス
313が4つ設けられており(図面では、2つに符号を
付し、繁雑になるので、他は符号を略す)、ボス313
にはビスを捩じ込み可能なねじ溝が形成されている。
カー314を取り付け可能であり、スピーカー314は
リード線315を介して上部装飾ランプ中継基盤316
に接続されている。また、スピーカー314の前面側に
はスピーカー防護部材318および内側スピーカーカバ
ー319が順次配置されるようになっている。スピーカ
ー防護部材318は金属製のメッシュからなり、内側ス
ピーカーカバー319を通して「いたずら」等により細
いピン状の部材(例えば、つまようじ)が突っ込まれた
場合に、その侵入を阻止してスピーカー314が破損す
る等の不具合の発生を防止するものである。内側スピー
カーカバー319は樹脂製で、スピーカー防護部材31
8およびスピーカー314を全体的に覆って保護する。
スピーカー314およびスピーカー防護部材318を取
り付けるには、まずスピーカー314をスピーカー設置
部311に置き(図11の状態)、次いで、スピーカー
314の前面側にスピーカー防護部材318を重ね合
せ、スピーカー防護部材318の4角に形成された4つ
のビス穴318aにビスを挿入するとともに、このビス
をスピーカー314の4角に形成された4つのビス穴3
14aにも通した後、ボス313に捩じ込む。これによ
り、スピーカー314の前面側にスピーカー防護部材3
18を重ね合せた状態で両者が装飾枠ベース盤13Bに
固定される。次いで、内側スピーカーカバー319をそ
の上にかぶせる。なお、内側スピーカーカバー319に
はスピーカー314へのリード線315を通すためのリ
ード線開口部(図示略)が形成されている。
いて説明する。上部装飾ランプ中継基盤306は4角に
形成された4つのビス穴306aにビスを挿入し、この
ビスを装飾枠ベース盤13A、装飾枠ベース盤13Bに
各2つずつ形成された取り付けボス321、322に捩
じ込むことにより、装飾枠ベース盤13A、装飾枠ベー
ス盤13Bに固定される。上部装飾ランプ中継基盤30
6上には複数の装飾ランプ341が配置され、これらの
装飾ランプ341は遊技状態に応じて点灯(あるいは点
滅)制御される。具体的には、大当り発生時、貸玉排出
時、パチンコ機2において打止状態の発生時等に点灯す
るように装飾ランプ341の制御が行われる。また、上
部装飾ランプ中継基盤306上には複数のコネクタ34
2、343、344が配置され、上側に配置された2つ
のコネクタ342、343は装飾枠ベース盤13A、装
飾枠ベース盤13Bに配置される後述のサイド装飾体か
らの配線を中継するためのものであり、下側に配置され
た4つのコネクタ344は装飾枠ベース盤13A、装飾
枠ベース盤13Bの内側周囲に配置された開口縁部装飾
体基盤215、216(その他の開口縁部装飾体基盤は
図示略につき、符号は無い)からの配線を中継するため
のものである。
バー351によって覆われるようになっており、ランプ
カバー351は横方向に長い形状に形成されるととも
に、膨出状に形成されている。ランプカバー351は半
透明で、上部装飾ランプ中継基盤306に配置された複
数の装飾ランプ341の点灯光を透過可能である。ラン
プカバー351は端部に形成されたワンタッチ用の2つ
の取り付け片352を装飾枠ベース盤13A、装飾枠ベ
ース盤13Bに形成された2つの取り付け穴353にそ
れぞれ挿入することにより、装飾枠ベース盤13A、装
飾枠ベース盤13Bにワンタッチで取り付けられる。こ
の場合、ランプカバー351の取り付け片352は小さ
く弾力性があって取り付け穴353にロック可能な形状
に形成されており、取り付け片352が取り付け穴35
3に挿入されると、弾力によりワンタッチでロックされ
る。また、ランプカバー351の側部には配線305、
315等(その他の配線も含む)を通過させるための配
線用スリット351a(他方の配線用スリットは図示
略)が形成されており、上部装飾ランプ中継基盤306
をランプカバー351で覆ったときに各スピーカー30
4、314に接続される配線305、315がランプカ
バー351によって押し付けられないようになってい
る。装飾枠ベース盤13Aには配線用開口部361が形
成されており、配線用開口部361は上部装飾ランプ中
継基盤306のコネクタに接続された集中配線のための
フラットケーブル307を通過させて装飾枠ベース盤1
3Aの裏側に引出すようになっている。これにより、装
飾枠ベース盤13に配置される各種電気部品の配線をま
とめてパチンコ機2の本体(いわゆる枠)側に中継する
ことが行われる。
14および上部装飾ランプ中継基盤306を装飾枠ベー
ス盤13A、装飾枠ベース盤13B上に配置するととも
に、配線用開口部361にフラットケーブル307を通
過させた状態を示している。ここで、各スピーカー30
4、スピーカー314からの配線305、315は装飾
枠ベース盤13A、13Bに形成された配線用固定片3
65、366によって固定されるようになっている。ま
た、図12はスピーカー304、314および上部装飾
ランプ中継基盤306がランプカバー351および外側
スピーカーカバー371、372によってそれぞれ覆わ
れる様子を示している。外側スピーカーカバー371、
372は樹脂製で、内側スピーカーカバー309、スピ
ーカー防護部材308およびスピーカー304を順次全
体的に覆って保護するものである。外側スピーカーカバ
ー371、372にはそれぞれスピーカー304、31
4へのリード線305、315を通すためのリード線開
口部371a(他方は図示略)が形成されている。
1、311の下方にはサイド装飾体取り付け部381、
382が形成されており、サイド装飾体取り付け部38
1、382は一定長さに延在し周囲を取り囲むように形
成された複数の壁383、384をそれぞれ有してい
る。ここで、図13を参照して一方のサイド装飾体取り
付け部381について詳細に説明する。図13におい
て、サイド装飾体取り付け部381は三角形状に近似し
た形状を有しており、複数の壁383によって区画され
る内側にはLED385、386を搭載した基盤387
がビスによって固定されるようになっている。すなわ
ち、基盤387に形成されたビス穴387aにビスを通
してサイド装飾体取り付け部381に形成されたボス3
88に捩じ込むことにより、基盤387が固定される。
基盤387はレンズ機能を有する半透明な樹脂製の内カ
バー389によって覆われるようになっているととも
に、内カバー389はさらに樹脂製の外カバー390に
よって覆われるようになっている。外カバー390には
内カバー389の前面側がそのまま臨むような前面開口
部391が形成されている。また、外カバー390およ
び内カバー389にはそれぞれ取り付けのためのビス穴
390a、389aが形成されている。
イド装飾体取り付け部381に取り付けるには、まず外
カバー390および内カバー389を重ねるとともに、
各カバーに形成されたビス穴390a、389aにビス
を通してサイド装飾体取り付け部381に設けられたボ
ス392に捩じ込む。これにより、基盤387を内蔵す
る状態で外カバー390および内カバー389を順次外
側から重ね合せた状態で両者が装飾枠ベース盤13Aに
固定される。なお、基盤387のリード線315を通す
ために、外カバー390および内カバー389にはそれ
ぞれリード線開口部390b、389bが形成されてい
る。また、形状の大きい外カバー390は強固に装飾枠
ベース盤13Aに固定するようになっており、外カバー
390の外側に形成された取り付け部393にビスを通
してサイド装飾体取り付け部381の外側に設けられた
ボス394に捩じ込むことにより、外カバー390が装
飾枠ベース盤13Aに堅固に固定される。
85、386はパチンコ機2の枠側の情報を表示し、例
えばガラス枠12が開放したときに点灯する開放表示、
賞球排出時に点灯する賞球玉排出表示、島設備から玉の
補給が行われるときに点灯する補給表示等を行う場合に
点灯する。なお、これら以外の情報を表示するようにし
てもよい。上記LED385、386、基盤387、内
カバー389および外カバー390は全体としてサイド
装飾体401を構成する。なお、パチンコ機2の右側に
はサイド装飾体402が配置(図1参照)されている。
さらに、この図13に示すように、外側スピーカーカバ
ー371(他方の、外側スピーカーカバー372も同
様)の外側には取り付け部395が形成されており、こ
の取り付け部395にビスを通してサイド装飾体取り付
け部381の外側に設けられたボス396に捩じ込むこ
とにより、外側スピーカーカバー371が装飾枠ベース
盤13Aに堅固に固定される。上記装飾枠ベース盤13
に配置される各種の電気部品、および上部装飾ランプ中
継基盤306を内蔵するランプカバー351、開口縁部
装飾体レンズ231〜234、左右のサイド装飾体40
1、サイド装飾体402は電気的表示手段を構成する。
そして、電気的表示手段および装飾カバー体は全体とし
て装飾手段600を構成し、この装飾手段600と装飾
枠ベース盤13とが本発明の装飾枠700を構成する
(図10)。なお、装飾枠ベース盤のみを狭義の意味の
装飾枠と称することもあるが、本発明における装飾枠
は、このように装飾手段(装飾体)を含む広義の装飾枠
を意味する。
その接合構造 次に、図14乃至図18により、装飾枠ベース盤13の
上端縁,下端縁及びその接合構造について説明する。図
14は本実施例の遊技機を側面から見た図であり、図1
5は装飾枠ベース盤13の上端縁の接合構造を示す斜視
図(ガラス枠12等を開いた状態を示す図)、図16は
装飾枠ベース盤13の下端縁の接合構造を示す斜視図、
図17は装飾枠ベース盤13の上端縁の接合構造を示す
断面図、図18は装飾枠ベース盤13の下端縁の接合構
造を示す断面図である。なお、図17は図14において
符合Xで示す部分の断面拡大図であり、図18は図16
において符合Yで示す部分の断面拡大図である。
図14及び図15に示すように、ガラス枠12の上端よ
りも上方に延びて延在部251を形成している。この延
在部251の裏面は、装飾枠ベース盤13を取付けたガ
ラス枠12を閉じたときに、額縁状前面枠11の上端部
に取付けられたスペーサ252に接合し、ガラス枠12
の上端の隙間を覆うよう構成されている。また、この延
在部251の裏面(接合面)とスペーサ252の表面
(接合面)には、相互に噛み合う凹凸部253,254
が形成され、ガラス枠12及び装飾枠ベース盤13を閉
じたときにこれらが図17の如く凹凸状に噛み合って接
合し、その接合隙間が入組んだ状態になるよう構成され
ている。またこの場合、凹凸部253,254を構成す
る段部表面は傾斜した形状とされ、ガラス枠12を閉め
るときにガイド(案内)として機能し、凹凸部253,
254が円滑に噛み合って接合するようになっている。
の延在部251の表面は、前述したように装飾手段60
0の一部(例えば、上部装飾ランプ中継基盤306やラ
ンプカバー351等)の配置スペースとして機能し、装
飾効果の向上に貢献している。なお、この場合凹凸部2
53,254は、装飾枠ベース盤13の延在部251又
はスペーサ252の接合面における両側2箇所の位置に
それぞれ断続的に設けられているが、一連のものとして
連続的に形成してもよい。また、これら凹凸部253,
254を相互に弾力的に係合するものとし、接合状態に
おいてロック(引離すのにある程度の力を要する状態に
なること)される構成とすることもできる。
4及び図16に示すように、ガラス枠12の下端よりも
下方に延びて延在部261を形成している。この延在部
261の裏面は、図18に示すように、前面表示パネル
15のパネル装飾体15Aの上端縁262と重合(重な
り合って接合すること)するように凹んでおり、装飾枠
ベース盤13を取付けたガラス枠12を閉じたときに、
パネル装飾体15Aの上端縁262に重合し、ガラス枠
12の下端の隙間を覆うよう構成されている。また、こ
の延在部261の裏面(接合面)とパネル装飾体15A
の上端縁262の表面(接合面)には、相互に噛み合う
断面3角形状の凹凸部263,264が形成され、ガラ
ス枠12及び装飾枠ベース盤13を閉じたときにこれら
が図18の如く円滑に噛み合って接合し、その接合隙間
が入組んだ状態になるよう構成されている。
の延在部261の表面(前面)は、前面表示パネル15
のパネル装飾体15Aの表面(前面)とデザイン上一体
的な装飾を施され、装飾効果の向上に貢献している。こ
こで、一体的な装飾とは、同一色,同一柄が施されてい
るような単純な場合以外に、相互にデザインが関連する
場合、あるいは統一性がある場合等を広く含む。なお、
ここでパネル装飾体15Aは、樹脂よりなり、パネルベ
ース盤15Bの表面に取付けられた装飾体で、パネルベ
ース盤15Bとともに前面表示パネル15を構成してい
る。
端とガラス枠12の下端は、ガラス枠12を閉じたとき
に、突き合わせ状態に接合することになるが、パネルベ
ース盤15Bの上端奥側には、図18の如く断面コの字
形に立上がる立上がり部265が形成され、この立上が
り部265がガラス枠12の下端縁折返し部266を囲
むように配置されることで、パネルベース盤15Bの上
端とガラス枠12下端の隙間が機内に向って入組んだ状
態になるように構成されている。またなお、前面表示パ
ネル15は通常開閉自在に設けられるが、本実施例の場
合、装飾枠ベース盤13とともにガラス枠12を開けた
後、前面表示パネル15を開けるようにし、あるいは前
面表示パネル15を先に閉じた後に、ガラス枠12を閉
じるようにすれば開閉動作に支障(干渉)は生じない。
の前面側を覆う状態で装飾枠ベース盤13が備えられ、
この装飾枠ベース盤13の上に膨出状に形成された装飾
カバー体(例えば、ランプカバー351)と、装飾カバ
ー体の内部に配置された電気部品(例えば、上部装飾ラ
ンプ中継基盤306)とを有する装飾手段600が配置
される。そして、装飾枠ベース盤13の上端縁と下端縁
とがガラス枠12よりも外側に延びてそれぞれ延在部2
51,261を形成し、この延在部251,261の裏
側接合面形状が凹凸状となっている。しかも、装飾枠ベ
ース盤13の下端側の延在部261は、前面表示パネル
15と重合するよう構成され、これら表面には一体的な
装飾が施されている。したがって、以下の効果を得るこ
とができる。 (1)ガラス枠12の前面側に装飾体(例えば、電気的
装飾部材で装飾枠ベース盤13に配置される各種の電気
部品)を備えることにより、金属製のガラス枠12を覆
うことができ、遊技機(パチンコ機2のこと、以下、同
様)自体の装飾性を向上させることができる。 (2)しかも、装飾枠ベース盤13に延在部251,2
61が形成されていることにより、装飾体の配置スペー
スを広く確保でき、複数のあるいは大型の各種装飾体を
多数配置することが可能になるとともに、装飾体の配置
自由度が増すので、さらに装飾性向上が可能となる。 (3)特に下端側の延在部261は、表面に前面表示パ
ネル15と一体的な装飾が施されているので、それぞれ
が回動する部材であるにもかかわらず、全体として斬新
で高級感のあるデザインとすることができる。また、こ
の延在部261は前面表示パネル15と重合する構成と
されているので、前面表示パネル15と装飾枠13又は
ガラス枠12との接合部の隙間が遊技機正面側から目立
たなくなり、この点でも装飾性が向上する。 (4)またこの延在部251,261によりガラス枠1
2の端縁の隙間が覆われて、ゴミやホコリの侵入が抑制
され、ピアノ線等の挿入が困難となるから、防塵性及び
防犯性が高まる。なお、ガラス枠は従来同様金属製のま
まとすることができるので、従来どおりの防犯性及び強
度は維持された上で、上記ガラス枠端縁の隙間が覆われ
たことで、さらに防犯性等が向上する。しかも、延在部
251,261の裏側接合面形状が凹凸状とされ、特に
下端側の延在部261においては重合構造とされている
ので、裏側接合部の隙間が入組んだ状態となり、装飾枠
ベース盤13の端の隙間からピアノ線等を挿入し、延在
部251,261の裏面を経由してガラス枠端縁の隙間
に差込むことがさらに困難になるから、この点でもさら
に防犯性や防塵性が高まる。また、延在部251,26
1の裏側接合面形状が凹凸状とされているため、ガラス
枠12を装飾枠ベース盤13とともに強固に閉じること
ができるという効果もある。 (5)また、ガラス枠12は一側縁(縁飾り部19が取
付けられた部分)において回転自在に支持されて開閉可
能とされているとともに、前記延在部251,261が
この一側縁を除く他の端縁(この場合上端縁と下端縁)
に形成されているから、部材の干渉をさけて支障なくガ
ラス枠12を開閉することが可能となり、遊技領域の不
調等(例えば玉詰り)を容易に解消できる。 (6)装飾枠ベース盤13に取付けた装飾カバー体(例
えば、ランプカバー351)を膨出状に形成することに
より、遊技機前面側で立体的な装飾効果を得ることがで
きる。特に、遊技者の近くで装飾を行うので、斬新な装
飾(例えば、インパクトのある装飾)が可能になる。 (7)ガラス枠12の前面側に装飾枠ベース盤13を備
える構成であるので、金属製のガラス枠12に直接に電
気的装飾部材を取り付ける場合より、簡単に装飾体(す
なわち、前述した電気的装飾部材)を取り付けることが
可能になり、また、配線処理も容易に行うことができ
る。
成のガラス枠12の前面側に装飾枠ベース盤13を介し
て装飾手段600を配置しているので、装飾性を高める
ために装飾手段600だけを開発すればよく、装飾性の
向上が容易に得られる。また、従来機(従来の遊技機の
こと)との互換性という点で、有利である。すなわち、
従来の遊技機のガラス枠の上に装飾枠ベース盤13と装
飾手段600を配置するだけで、簡単に装飾性を高めら
れ、装飾体を簡単に交換することが可能である。
よび音出力手段によって構成されるので、多種類の装飾
を行うことが可能になり、遊技状態などを表示する場合
に極めて効果的な装飾を行うことができる。 (10)ガラス枠12前面側の装飾枠ベース盤13の開
口縁部(中央開口部503の周囲)を開口縁装飾体50
2を備えて装飾することにより、遊技領域を囲むように
装飾することができ、従来にない斬新な装飾効果を得る
ことができる。 (11)装飾枠ベース盤13上に音出力手段(304、
314)を備えることにより、遊技者に的確に音(音声
および効果音等を含む)による装飾効果を与えることが
できる。 (12)装飾手段600における電気的表示手段では、
パイロットランプ(上部装飾ランプ中継基盤306、ラ
ンプ341およびランプカバー351)を中央にしてそ
の両側にスピーカー304、314を配置することによ
り、表示と音とをミックスした装飾を行うことが可能に
なる。また、左右のスピーカー304、314によりス
テレオ音響効果を得ることができる。 (13)装飾枠ベース盤13上に上部装飾ランプ中継基
盤306を備えることにより、配線作業を効率良く行う
ことができる。 (14)装飾枠ベース盤13上に配線用開口部(配線処
理手段)361および配線用固定片(配線処理手段)3
65、366を備えることにより、整然とした配線処理
を行うことが可能になる。 (15)装飾枠ベース盤13を3つの部分、すなわち第
1装飾枠ベース盤13A、第2装飾枠ベース盤13B、
第3装飾枠ベース盤13Cに分割構成にすることによ
り、装飾枠ベース盤13自体の形状が小型になり、成形
しやすくなる。また、装飾枠ベース盤13を複雑な構造
することが可能になる。その結果、装飾効果を高めるこ
とができる。
ず、各種の変形,応用があり得る。例えば、装飾枠を構
成する装飾手段600のうちのいずれかの部材(例え
ば、ランプカバー351)にガラス枠12よりも外側に
延びる本発明の延在部が形成されていてもよい。また、
装飾枠の右側側縁(前面枠飾り部材41のある側)に延
在部を形成してもよい。さらに、延在部の裏面は額縁状
前面枠11の表面に直接接合する構成でもよい。また、
上記実施例において、装飾枠ベース盤13の上端縁が接
合するスペーサ252は、額縁状前面枠11と一体に成
形されていてもよい。また、玉貸機の配置場所は上記例
に限るものではない。例えば、前面パネルの部分や皿前
装飾体の部分に設けるようにしてパチンコ機と一体にし
てもよい。また、本発明はカードリーダを備えていない
パチンコ機にも適用できるのは勿論である。本発明に係
わる遊技機は上記実施例のようなプリペイドカード方式
のパチンコ機に適用する例に限らない。例えば、クレジ
ット方式のパチンコ機にも適用することができる。遊技
盤の構成、機種はどのようなものでもよい。プリペイド
カード方式でなく、全くカードを使用しないパチンコ機
についても幅広く適用することが可能である。また、ア
レンジボール機にも適用することができる。
枠という)の前面に装飾枠を設け、この装飾枠の端縁が
ガラス枠よりも外側に延びて延在部が形成されているの
で、以下の効果を得ることができる。 (1)ガラス枠の前面側に装飾体(例えば、電気的装飾
部材で装飾枠に配設される各種の電気部品)を備えるこ
とにより、金属製のガラス枠を覆うことができ、遊技機
自体の装飾性を向上させることができる。特に、遊技者
の近くで装飾を行うので、斬新な装飾が可能になる。 (2)しかも、装飾枠にガラス枠よりも外側に延びる延
在部が形成されていることにより、装飾体の配置スペー
スを広く確保でき、複数のあるいは大型の各種装飾体を
多数配置することが可能になるとともに、装飾体の配置
自由度が増すので、さらに装飾性向上が可能となる。 (3)またこの延在部によりガラス枠の端縁の隙間が覆
われて、ゴミやホコリの侵入が抑制され、ピアノ線等の
挿入が困難となるから、防塵性及び防犯性が高まる。な
お、ガラス枠は従来同様金属製のままとすることができ
るので、従来どおりの防犯性及び強度は維持された上
で、上記ガラス枠端縁の隙間が覆われたことで、さらに
防犯性等が向上する。しかも、延在部の裏側接合面形状
が凹凸状とされた場合には、裏側接合部の隙間が入組ん
だ状態となり、装飾枠の端の隙間からピアノ線等を挿入
し、延在部の裏面を経由してガラス枠端縁の隙間に差込
むことがさらに困難になるから、この点でもさらに防犯
性や防塵性が高まるとともに、ガラス枠を装飾枠ととも
に強固に閉じることができるという効果もある。 (4)また、ガラス枠を一側縁(例えば、左側側縁)に
おいて回転自在に支持して開閉可能とするとともに、前
記延在部をこの一側縁を除く他の端縁(例えば、上端
縁,下端縁)に形成した場合には、部材の干渉をさけて
支障なくガラス枠を開閉することが可能となり、遊技領
域の不調等(例えば、玉詰り)を容易に解消できる。 (5)ガラス枠の前面側に装飾枠を備える構成であるの
で、金属製のガラス枠に直接に電気的装飾部材を取り付
ける場合より、簡単に装飾体(すなわち、前述した電気
的装飾部材)を取り付けることが可能になり、また、配
線処理も容易に行うことができる。
枠の前面側に装飾枠を配置できるので、装飾性を高める
ために装飾手段だけを開発すればよく、装飾性の向上が
容易に得られる。また、従来機(従来の遊技機のこと)
との互換性という点で、有利である。すなわち、従来の
遊技機のガラス枠の上に装飾枠を配置するだけで、簡単
に装飾性を高められ、装飾体を簡単に交換することが可
能である。 (7)装飾体(すなわち、前述した電気的装飾部材)を
変える場合には、装飾枠を取り外すだけでユニット的に
交換することができ、作業性がよいという効果が得られ
る。
体を示す正面斜視図である。
ある。
ある。
である。
る。
る。
である。
る。
的装飾部材の取り付けの様子を示す図である。
ーカーおよび上部装飾ランプ中継基盤の様子を示す図で
ある。
的装飾部材の取り付け手順を説明するための図である。
ある。
造)を示す斜視図である。
造)を示す斜視図である。
断面図である。
断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 透明板を保持する保持枠が前面に設けら
れ、前記透明板を介して遊技領域を視認可能とした遊技
機において、 前記保持枠のさらに前面に装飾枠を配設するとともに、 この装飾枠の端縁には、前記保持枠の端縁よりも外側に
延在させた延在部を形成したことを特徴とする遊技機。 - 【請求項2】 前記保持枠を一側縁において回転自在に
支持して開閉可能とするとともに、前記延在部をこの一
側縁を除く他の端縁に形成したことを特徴とする請求項
1記載の遊技機。 - 【請求項3】 前記延在部の裏側接合面形状を凹凸状と
したことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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- 1994-11-21 JP JP31251294A patent/JP3654601B2/ja not_active Expired - Fee Related
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