JP2006061565A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 前面装飾部材の複数箇所を所望とする形状に発光させて光による装飾効果を図ることができ、しかも、構造が簡単で部品点数や組付工数が少なくてすむ電飾装置を備えた遊技機を提供する。
【解決手段】 遊技機の前側には、前面装飾部材101と、その前面装飾部材101に向けて光りを発する光源141とを備えた電飾装置100が装着されている。
【選択図】 図8

Description

この発明は、球(パチンコ球)を用いて遊技を行う遊技機(例えば、パチンコ機)やメダルを用いて遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン)に関し、光による装飾効果(演出効果)を図るための電飾装置を前側に備えた遊技機に関する。
この種の遊技機において、光による装飾効果(演出効果)を図るために遊技機の前側に電飾装置が装着されたものがある。
また、このような電飾装置においては、遊技の進行に同調して点滅制御される光源(例えばランプ基板上に配置された複数あるいは多数の発光ダイオード)の前側に、光を拡散するレンズ部材が配設されるのが一般的である。
また、レンズ部材が、透明な合成樹脂材よりなるレンズ部材本体と、そのレンズ部材本体の裏面の全面に積層状に設けられ、かつ光を拡散する光透過性物質層と、を備えて構成され、光源が発する光がレンズ部材の前面から均一に出射することで、レンズ部材の前面が均一な光量で発光されるように構成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、レンズ部材の前側全体を覆うようにしてに、レンズ部材とは別体の半透明のレンズカバーが配置され、光源が発する光がレンズ部材及び半透明のレンズカバーを透過して出射することで、半透明のレンズカバーがレンズ部材のグラデーション配色に染まるように構成されたものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2000ー325773号公報 特開平10ー277235号公報
ところで、前記した従来の電飾装置においては、遊技機の前側に対し、光源を有するランプ基板を装着した後、そのランプ基板を覆うようにしてレンズ部材を装着しなければならず、電飾装置の装着に多くの手間を必要としていた。
また、遊技機の前側に配置される前面装飾部材の複数箇所を、所望とする形状に発光させて光による装飾効果を図るためには、前記した従来の電飾装置を採用することが困難である。
すなわち、前面装飾部材の複数箇所を所望とする形状に発光させて光による装飾効果を図るためには、例えば、前面装飾部材の複数箇所に、レンズ部材を組み付けるための組付孔をそれぞれ貫設し、これら複数の組付孔に対し、レンズ部材を個別に組み付けなければならず、部品点数や組付工数が多くなりコスト高となる。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、前面装飾部材の複数箇所を所望とする形状に発光させて光による装飾効果を図ることができ、しかも、構造が簡単で部品点数や組付工数が少なくてすむ電飾装置を備えた遊技機を提供することである。
前記目的を達成するために、請求項1の発明に係る遊技機は、
「遊技機の前側に電飾装置が装着された遊技機であって、
前記電飾装置は、前面装飾部材と、その前面装飾部材に向けて光りを発する光源とを備え、
前記前面装飾部材は、透明な合成樹脂材より形成された透明板と、その透明板の前面に層状をなして設けられた不透明な遮光性薄膜層と、を一体に備えて構成され、
前記遮光性薄膜層には、前記透明板を部分的に露出させる複数の除去部が形成され、
前記遮光性薄膜層の複数の除去部に対応して前記透明板に形成された複数の光出射部には、前記光源の光を拡散して出射するための凹凸のレンズカットが施されていることを特徴とする遊技機。」
を要旨とする。
前記構成において、光源が発する光は、前面装飾部材の複数の光出射部に施された凹凸のレンズカットから拡散されて出射される。すなわち、前面装飾部材の複数の光出射部を所望とする形状に形成しかつ発光させることで、光による装飾効果を高めることができる。
特に、前面装飾部材は、透明板の前面に不透明な遮光性薄膜層が層状に設けられて構成されるとともに、遮光性薄膜層の複数の除去部に対応する透明板の複数の光出射部に凹凸のレンズカットが施される構成にしてあるから、前面装飾部材は、本来の前面装飾機能に加えて、複数のレンズ機能を兼ね備えることができる。
しかも、前面装飾部材は、透明板の前面に不透明な遮光性薄膜層が層状に設けられて構成され、その厚さ寸法が小さく抑えられるため、電飾装置を配置するスペースを遊技機の前側に容易に確保することができる。
請求項2の発明に係る遊技機は、
「請求項1に記載の遊技機であって、
遮光性薄膜層の複数の除去部と、これら複数の除去部に対応する透明板の複数の光出射部は、所望とする図柄、模様、文字等の形状に形成されていることを特徴とする遊技機。」
を要旨とする。
前記構成において、前面装飾部材の複数の光出射部を、所望とする図柄、模様、文字等の形状に形成しかつ発光させることで、単なる発光の場合では明暗と色彩の組合せによる表現態様の装飾に留まるのに対し、本構成では、これらの表現態様に加えて模様や文字等の具象的表現態様を付与することが可能となり、光による装飾効果をより一層効果的に高めることができる。
請求項3の発明に係る遊技機は、
「請求項1又は2に記載の遊技機であって、
前面装飾部材と光源との間には不透明な部材によって形成された中間部材が配設され、
前記中間部材には、透明板の複数の光出射部に対応する部分において複数の光源が配設されたランプ基板が装着され、
前記中間部材には、前記複数の光出射部に対応する複数の光源の回りを囲む遮光仕切壁が形成されていることを特徴とする遊技機。」
を要旨とする。
前記構成において、不透明な中間部材に装着されたランプ基板の複数の光源が発する光は、これら複数の光源の回りを囲む遮光仕切壁によって遮光された状態で、それぞれ複数の光出射部から出射される。
すなわち、複数の光出射部を、これに対応する光源の光の色に発光させることができる。言い換えると、隣接する光源の色が混ざり合った色で複数の光出射部が発光する不具合を防止することができる。
請求項4の発明に係る遊技機は、
「請求項1〜3のいずれか一項に記載の遊技機であって、
電飾装置は、遊技機の前側に開閉可能に装着されたガラス扉の下部に組み付けられかつ貯留した球を発射位置に向けて順次に誘導する上皿を構成するための上皿構成体の前側に装着されていることを特徴とする遊技機。」
を要旨とする。
前記構成において、上皿構成体の前側に装着された電飾装置によって上皿構成体の前面を電飾することができる。
特に、前面装飾部材は、透明板の前面に不透明な遮光性薄膜層が層状に設けられて構成され、その厚さ寸法が小さく抑えられ、この分だけ電飾装置の前後方向の奥行き寸法を小さくすることができる。このため、上皿構成体の上皿容量を所定量に確保しながら同上皿構成体の前面に対し、電飾装置を配置するスペースを容易に確保することができる。
この発明に係る遊技機によれば、電飾装置の前面装飾部材は、遮光性薄膜層の複数の除去部に対応する透明板の複数の光出射部に凹凸のレンズカットが施される構成にしてあるから、前面装飾部材は、本来の前面装飾機能に加えて、複数のレンズ機能を兼ね備えることができ、部品点数や組付工数が少なくてすみ、この分だけコスト低減を図ることができる。
しかも、前面装飾部材は、透明板の前面に不透明な遮光性薄膜層が層状に設けられて構成され、その厚さ寸法が小さく抑えられるため、電飾装置を配置するスペースを遊技機の前側に容易に確保することができる。
次に、この発明を実施するための最良の形態を実施例にしたがって説明する。
図1は遊技機の外枠の一側に本体枠が開かれその本体枠の一側にガラス扉が開かれた状態を示す斜視図である。図2は遊技機の前側全体を示す正面図である。図3は遊技機を斜め右上前方から示す斜視図である。図4はガラス扉を斜め左上後方から示す斜視図である。図5はガラス扉の上皿装置を破断して示す側面図である。図6はガラス扉の下部に装着された上皿装置を拡大して示す側断面図である。図7はガラス扉から上皿装置を分離して前方から示す斜視図である。図8は上皿装置の構成部材を分離して前方から示す斜視図である。図9は上皿装置の上皿前カバー体に組み付けられる電飾装置の構成部材を分離して前方から示す斜視図である。図10は上皿装置の上皿前カバー体に組み付けられる電飾装置の構成部材を分離して後方から示す斜視図である。図11は上皿装置の上皿前カバー体に電飾装置が組み付けられた状態を示す平断面図である。図12は電飾装置の前面装飾部材の光出射部と凹凸のレンズカット部を拡大して示す断面図である。図13は電飾装置の前面装飾部材と電飾装置の前面装飾部材と中間部材とが上皿前カバー体の連結片を間に挟んでビスによって取り付けられた状態を示す断面図である。図14は電飾装置の中間部材を示す正面図である。図15は電飾装置の中間部材を示す背面図である。なお、説明の便宜上、遊技機において遊技者側を前、反対側を後として説明する。
[遊技機の概要について]
図1〜図3に示すように、遊技機としてのパチンコ機は、外枠10、本体枠20、遊技盤31、ガラス扉60等を備えて構成されている。
外枠10は、上下左右の枠材によって縦長四角形の枠状に形成され、同外枠10の前側下部には、本体枠20の下面を受ける下受板15を有している。
外枠10の前面の一側には、本体枠開閉用ヒンジ機構19によって本体枠20が前方に開閉可能に装着されている。
また、本体枠20は、前枠体21、遊技盤装着枠30及び機構装着体40を合成樹脂材によって一体成形することで構成されている。
本体枠20の前側に形成された前枠体21は、外枠10前側の下受板15を除く外郭形状に対応する大きさの矩形枠状に形成されている。
[遊技盤について]
図1に示すように、本体枠20の前枠体21の後部に一体に形成された遊技盤装着枠30には遊技盤31が前方から着脱交換可能に装着されるようになっている。
遊技盤31の盤面(前面)には、外レールと内レールとを備えた案内レール32が設けられ、その案内レール32の内側に遊技領域33が区画形成されている。
遊技盤31には、その遊技領域33内において、遊技に関する役物装置、例えば、センタ役物と呼ばれる役物装置34が装着され、その役物本体35には、その中央部に形成された開口部に表示面を臨ませて図柄表示装置(例えば、液晶表示器、EL表示器,プラズマ表示器,CRT等)36が装着されている。また、遊技盤31の盤面(前面)の遊技領域33内には図示しない入賞器、風車器、誘導釘、ランプ遮蔽カバー部材等の各種の装備品が配設されている。
図1に示すように、本体枠20の前枠体21の前側において、遊技盤装着枠30よりも下方に位置する前枠体21の前下部領域の一側寄りには、スピーカ装着板26を介してスピーカ(この実施例では低音用スピーカ)27が装着されている。
また、前枠体21前面の下部領域内の上側部分には、遊技盤31の発射通路に向けて球を導く発射レール22が傾斜状に装着されている。
また、前枠体21前面の下部領域内の下側部分には、下前面部材23が装着されている。下前面部材23の前面の略中央部には、下皿24が設けられ、片側寄りには操作ハンドル25が設けられている。
[施錠装置について]
図1に示すように、本体枠(前枠体21)20のヒンジ機構と反対側に自由端側の後側には、外枠10に対し本体枠20を施錠する機能と、本体枠20に対し後に詳述するガラス扉60を施錠する機能とを兼ね備えた施錠装置51が装着されている。
すなわち、施錠装置51は、外枠10に設けられた閉止具17に係脱可能に係合して本体枠20を閉じ状態に施錠する上下複数の本体枠施錠フック52と、後述するガラス扉60の自由端側の後側に設けられた閉止具66に係脱可能に係合してガラス扉60を閉じ状態に施錠する上下複数の扉施錠フック53とを備えている。
そして、シリンダー錠55の鍵穴に鍵が挿入されて一方向に回動操作されることで本体枠施錠フック52と外枠10の閉止具17との係合が外れて本体枠20が解錠され、これとは逆方向に回動操作されることで、扉施錠フック53とガラス扉60の閉止具66との係合が外れてガラス扉60が解錠されるようになっている。
なお、シリンダー錠55の前端部は、遊技機の前方から鍵を挿入して解錠操作可能に、前枠体21及び下前面部材23を貫通してその下前面部材23の前面に露出されている。
[ガラス扉について]
図1に示すように、本体枠(前枠体21)20の前面の一側には、扉開閉用ヒンジ機構50によってガラス扉としてのガラス扉60が前方に開閉可能に装着されている。
図3と図4に示すように、ガラス扉60は、扉本体フレーム61、上部音響電飾装置70、左右一対のサイド電飾装置80、上皿装置90等を備えて構成されている。
ガラス扉60の扉本体フレーム61は、プレス加工された単数または複数の金属製フレーム構成部材、例えば複数の鉄板が溶接によって一体化されて構成され、本体枠20の前枠体21の上端から下前面部材23の上縁にわたる部分を覆う大きさに形成されている。
扉本体フレーム61の略中央部には、遊技盤31の遊技領域33を前方から透視可能な略円形の開口窓62が形成されている。また、扉本体フレーム61の後側には開口窓62よりも大きい矩形枠状をなす窓枠63が設けられ、その窓枠63にはガラス板、透明樹脂板等の透明な窓板65が装着されている(図1参照)。
[ガラス扉の前側構成について]
図2と図3に示すように、扉本体フレーム61の前面には、その開口窓62の周縁部の上部に沿って、上部音響電飾装置70が装着されている。
また、扉本体フレーム61の前面には、その開口窓62の周縁部の左右両側部に沿って左右の両サイド電飾装置80が装着されている。
上部音響電飾装置70及び左右の両サイド電飾装置80は、遊技の進行に同調して音演出や発光装飾(発光演出)を行うためのものであり、遊技機の制御装置(例えば、音制御回路、ランプ制御回路を有する制御基板)によって作動制御されるようになっている。
[上皿装置について]
図5〜図7に示すように、扉本体フレーム61の前面下部には、複数の上皿構成体が相互に組み付けられてユニット化された上皿装置90がビス等の取付手段によって着脱可能に装着されている。
この実施例において、図8に示すように、上皿装置90は、上皿取付基板92、上皿本体93及び上皿前カバー体94の3つの合成樹脂材(合成樹脂成形品)よりなる上皿構成体を主体として構成されている。
図7と図8に示すように、上皿取付基板92は、扉本体フレーム61の前面下部に沿って平板状に形成され、その左側上部には、遊技機の後側に配置された球払出装置(図示しない)の払出通路に通じる球出口92aが形成され、右側の略中間高さ位置には発射レール22の起点近傍の発射位置に向けて球を順次に送り出す球送り機構(図示しない)に向けて球を供給する球供給口92bが形成されている。
上皿本体93は、上皿取付基板92の前面上部に組み付けられ、上皿取付基板92の球出口92aから流出した球を受けて貯留するとともに、その球を一列に整列させて上皿取付基板92の球供給口92bに誘導するようになっている。
図7〜図9に示すように、上皿前カバー体94は、上皿本体93の前側を覆うようにして上皿取付基板92の前側に組み付けられる。この上皿前カバー体94の右側上壁部には、上皿本体93に貯留された球を下皿24に導くための球抜きボタン98が装着されている。
また、上皿前カバー体94の前壁95の左側前面には、遊技機の主制御基板あるいは副制御基板(ともに図示しない)に電気的に接続される操作ボタン99が装着されている。 この操作ボタン99は、図柄表示装置36に予め設定された複数の抽選図柄パターンを押圧操作によって切り換え可能に構成することができる。また、操作ボタン99の押圧操作によって当り/はずれの予告を表示したりして遊技者の操作が演出表示に反映される操作部として構成することも可能である。この場合には遊技者の参加意欲を高揚させることもできる。
図9と図10に示すように、上皿前カバー体94の前壁95の中央部は前方に向けて膨出され、その前壁95の中央膨出部の前面には、次に詳述する電飾装置100が組み付けられる装着凹部95aが形成されるとともに、その装着凹部95aの底部には、縦方向の左右2つの連結片97を残して開口窓96が形成されている。
[電飾装置について]
図9〜図11に示すように、上皿前カバー体94の前壁95の装着凹部95aに装着される電飾装置100は、前面装飾部材101、中間部材130及びランプ基板140を備えて構成されている。
図9〜図11に示すように、前面装飾部材101は、装着凹部95aに対応する略横長四角形の平板状をなしかつ透明な合成樹脂材により形成された透明板110と、その透明板110の前面に層状をなして一体に設けられた不透明な遮光性薄膜層120と、を備えて構成されている。この遮光性薄膜層120には、透明板110を部分的に露出させる複数の除去部が長手方向に所定間隔を隔てて形成され、これによって露出された透明板110の複数の露出部分をそれぞれ光出射部111としている。
また、図12に示すように、透明板110の後面には、複数の光出射部111に対応する位置において、ランプ基板140に配設された複数の光源141の光を拡散して出射するための凹凸のレンズカット112がそれぞれ施されている。さらに、透明板110の複数の光出射部111は、同透明板110の前面から凸レンズ状をなして突出されている。
この実施例において、遮光性薄膜層120の複数の除去部と、これら複数の除去部に対応する透明板110の複数の光出射部111は、所望とする図柄、模様、文字(ロゴマーク、社名、機種名、機種番号等も含む)の形状に形成されている。
前記した前面装飾部材101の透明板110の前面に層状をなして遮光性薄膜層120を設けるために、透明板110の表面に対し蒸着加工、スパッタリング加工、ホットスタンプ加工等によって、不透明な遮光性薄膜層(金属光沢を有する遮光性薄膜層)120を一体に設けることで、遮光性薄膜層120の剥がれを防止し耐久性の向上を図ることが望ましい。
すなわち、透明板110の前面に対し、遮光性薄膜層を有するシート材を接着剤によって貼り付けると、シート材(遮光性薄膜層)にシワや弛みが生じたり、剥がれが発生し易い。
これに対し、透明板110の表面に対し蒸着加工、スパッタリング加工、ホットスタンプ加工等によって、不透明な遮光性薄膜層120を一体に設けることで、シワ、弛み、剥がれ等の発生を良好に防止することができる。
特に、表面クリア層、中間の遮光性薄膜層120、裏面接着層を有する積層シートを用い、インモールド成形法によって、積層シートを透明板110の成形型にセットし、その後、成形型内に透明樹脂材料を充填して透明板110の形成すると同時に、その透明板110の前面に遮光性薄膜層120を一体に接着することによって、透明板110の前面に層状をなして遮光性薄膜層120を設けることが最も望ましい。
この場合、遮光性薄膜層120のシワ、弛み、剥がれ等の発生を良好に防止することができるとともに、積層シートの表面クリア層によって遮光性薄膜層120を保護することができるため、耐久性の向上を図ることができる。
図10と図11に示すように、前面装飾部材101の透明板110の後面には左右両ボス115が一体に形成されている。そして、前面装飾部材101は、上皿前カバー体94の前壁95の装着凹部95aの前側から嵌込まれるとともに、その透明板110の左右両ボス115が開口窓96の両連結片97に形成された円弧状の切欠部97aに沿って後方に突出される。
図9と図10に示すように、中間部材130は、装着凹部95aの開口窓96の外郭形状に対応する外郭形状をなし、かつ不透明な合成樹脂材によって形成されている。
この中間部材130には、前面装飾部材101の左右両ボス115が前方の開口部からそれぞれ嵌込まれる左右の両嵌合部132が形成されている。
そして、図13に示すように、中間部材130の両嵌合部132の奥壁部の後方からビス136が挿通され、そのビス136が前面装飾部材101の左右両ボス115にねじ込まれる。これによって、上皿前カバー体94の前壁95の連結片97を間に挟んで、前面装飾部材101と中間部材130とがそれぞれ装着されるようになっている。
また、図9〜図11に示すように、中間部材130の後側には、透明板110の複数の光出射部111に対応する部分において複数の光源(例えば、赤色、青色、黄色、白色のLED)141が配設されたランプ基板140が弾性係止片やビス等の取付手段によって取り付けられている。
図9、図10、図14及び図15に示すように、中間部材130には、ランプ基板140の複数の光源141に対応する単数又は複数の円孔、長孔、角孔等の開口孔が形成されるとともに、複数の光出射部111に対応する単数又は複数の光源141の回りを囲む遮光仕切壁135が一体に形成されている。
また、ランプ基板140は、遊技機の制御装置(例えば、ランプ制御回路を有する制御基板)に電気的に接続され、例えば、遊技機の電源スイッチがONされることによって、ランプ基板140の複数の光源141が点灯されるようになっている。
また、ランプ基板140の複数の光源141を、遊技の進行に同調して点滅制御することによって発光装飾(遊技演出)を行うように構成することもできる。
[実施例に係る遊技機の作用効果について]
上述したように構成されるこの実施例に係る遊技機において、図11と図12に示すように、前面装飾部材101は、透明板110の前面に不透明な遮光性薄膜層120が層状に設けられて構成されるとともに、遮光性薄膜層120の複数の除去部に対応する透明板110の複数の光出射部111に凹凸のレンズカット112が施される構成にしてある。
これによって、ランプ基板140の複数の光源141が発する光は、前面装飾部材101の複数の光出射部111に施された凹凸のレンズカット112において拡散されて出射される。
すなわち、前面装飾部材101の複数の光出射部111を所望とする形状に形成しかつ発光させることで、光による装飾効果を高めることができる。
このようにして、前面装飾部材101は、本来の前面装飾機能に加えて、複数のレンズ機能を兼ね備えることができる。
この実施例において、前面装飾部材101は、透明板110の前面に不透明な遮光性薄膜層120が層状に設けられて構成される。これによって、前面装飾部材101の厚さ寸法を小さく抑えることができるため、この分だけ電飾装置100の前後方向の奥行き寸法を小さくすることができる。この結果、上皿容量を所定量に確保しながら上皿構成体としての上皿前カバー体94の前壁95に対し、電飾装置100を配置するスペースを容易に確保することができる。
また、この実施例において、遮光性薄膜層120の複数の除去部と、これら複数の除去部に対応する透明板110の複数の光出射部111を、所望とする図柄、模様、文字等の形状に形成しかつ発光させることで、光による装飾効果をより一層効果的に高めることができる。
また、図11に示すように、前面装飾部材101と複数の光源141が配設されたランプ基板140との間に配設された中間部材130には、複数の光出射部111に対応する複数の光源141の回りを囲む遮光仕切壁135が形成されている。
そして、複数の光源141が発する光は遮光仕切壁135によって遮光された状態で、複数の光出射部111からそれぞれ出射される。
すなわち、複数の光出射部111を、これに対応する光源141の光の色に発光させることができる。言い換えると、隣接する光源141の色が混ざり合った色で複数の光出射部111が発光する不具合を防止することができる。
[この発明の他の実施例について]
なお、この発明は前記実施例に限定するものではない。
例えば、前記実施例においては、上皿装置90の上皿前カバー体94の前壁95の連結片97を間に挟んで前面装飾部材101と中間部材130とがビス136によって装着される電飾装置100である場合を例示したが、前面装飾部材101、中間部材130及び複数の光源141を有するランプ基板140を相互に組み付けて電飾装置100をユニット化したものを、遊技機の前側に装着してもよい。
また、電飾装置100が前面装飾部材101、中間部材130及び複数の光源141を有するランプ基板140を主体として構成される場合を例示したが、中間部材130がない構造にすることも可能である。
また、前記実施例においては、上皿装置90の上皿前カバー体94に電飾装置100が装着された遊技機(パチンコ機)である場合を例示したが、ガラス扉60の開口窓の周縁部に沿って電飾装置100が装着される遊技機であってもこの発明を実施することができる。また、パチンコ機以外のスロットマシン等のガラス扉の開口窓の周縁部に沿って電飾装置100が装着される遊技機であってもこの発明を実施することができる。
この発明の実施例に係る遊技機の外枠の一側に本体枠が開かれその本体枠の一側にガラス扉が開かれた状態を示す斜視図である。 同じく遊技機の前側全体を示す正面図である。 同じく遊技機を斜め右上前方から示す斜視図である。 同じくガラス扉を斜め左上後方から示す斜視図である。 同じくガラス扉の上皿装置を破断して示す側面図である。 同じくガラス扉の下部に装着された上皿装置を拡大して示す側断面図である。 同じくガラス扉から上皿装置を分離して前方から示す斜視図である。 同じく上皿装置の構成部材を分離して前方から示す斜視図である。 同じく上皿装置の上皿前カバー体に組み付けられる電飾装置の構成部材を分離して前方から示す斜視図である。 同じく上皿装置の上皿前カバー体に組み付けられる電飾装置の構成部材を分離して後方から示す斜視図である。 同じく上皿装置の上皿前カバー体に電飾装置が組み付けられた状態を示す平断面図である。 同じく電飾装置の前面装飾部材の光出射部と凹凸のレンズカット部を拡大して示す断面図である。 同じく電飾装置の前面装飾部材と電飾装置の前面装飾部材と中間部材とが上皿前カバー体の連結片を間に挟んでビスによって取り付けられた状態を示す断面図である。 同じく電飾装置の中間部材を示す正面図である。 同じく電飾装置の中間部材を示す背面図である。
符号の説明
60 ガラス扉
90 上皿装置
94 上皿前カバー体
95 前壁
96 開口窓
97 連結片
100 電飾装置
101 前面装飾部材
110 透明板
111 光出射部
112 凹凸のレンズカット
120 遮光性薄膜層
130 中間部材
135 遮光仕切壁
140 ランプ基板
141 光源

Claims (1)

  1. 遊技機の前側には、前面装飾部材と、その前面装飾部材に向けて光りを発する光源とを備えた電飾装置が装着されていることを特徴とする遊技機。
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