JP2020110435A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
上記構成によれば、示唆演出や通常演出が出現した際、遊技状況を把握している遊技者であれば、これらの演出で出力される視覚情報や演出音に頼ることなく、その時の遊技状
況に基づき、出現した演出が示唆演出と通常演出とのうちのどちらであるかを区別できる。このため、示唆演出と通常演出とにおいて実質的に同一又は類似の演出音が出力されるにも関わらず、示唆演出により現在の設定値を好適に示唆することができる。
上記構成によれば、視覚情報に基づき示唆演出と通常演出とを区別できなくなる。このため、遊技状況を把握していないと、示唆演出の出現を把握することが困難又は不可能になる。したがって、より一層、遊技者以外の者により現在の設定値を推測されるのを抑制できる。
上記構成によれば、視覚情報に基づき示唆演出と通常演出とを区別できる。このため、示唆演出と通常演出とにおいて実質的に同一又は類似の演出音が出力されるにも関わらず、示唆演出により現在の設定値を好適に示唆することができる。
上記構成によれば、視覚情報に基づき示唆演出と通常演出とを区別できる。このため、同一の遊技の状況が到来した際に示唆演出と通常演出とが行われ、且つ、示唆演出と通常演出とにおいて実質的に同一又は類似の演出音が出力されるにも関わらず、示唆演出により現在の設定値を好適に示唆することができる。
[構成の説明]
(1)全体の構成について
図1は、本実施形態におけるパチンコ機の遊技盤1の正面図である。なお、このパチンコ機の全体的な構成は公知技術に沿っているので図示及び説明は割愛する。遊技盤1には公知のガイドレール2a、2bによって囲まれた略円形の遊技領域3が設けられ、図示しない多数の遊技釘が植設されている。遊技領域3の略中央には、窓部を有する液晶枠飾り5が設けられており、演出図柄表示装置6(図2参照)のLCD画面(以後、演出画面とも記載)が遊技者から視認可能に構成され、図示しない公知のワープ入口、ワープ通路、ステージ等も設けられている。
遊技領域3の右下部には、複数個のLEDを含む普通図柄表示装置7と、普通図柄保留数表示装置8と、第1特別図柄保留数表示装置18と、第2特別図柄保留数表示装置19と、7セグメント表示装置を含む第1特別図柄表示装置9及び第2特別図柄表示装置10とが配置されている。以後、特別図柄のことを単に特図とも記載する。
われ、所定数のラウンドにわたって大入賞口14が開放される。
次に、図2を用いて、本実施形態におけるパチンコ機の電気的構成を示すブロック図を説明する。図2では、電源の供給系統に関する記載は行わないが、電源が必要な制御装置若しくはアクチュエータ類には、電源装置(図示せず)から直接的又は間接的に供給される構成となっている。
設定表示装置80aは、7セグメントLED表示器等を有する。詳細は後述するが、本実施形態のパチンコ機は、第1又は第2始動口11、12への入球により行われる特図の当否判定で大当りとなる確率を段階的に変更可能となっている。設定表示装置80aは、この大当りの設定(以後、設定値等とも記載)を表示する。なお、設定表示装置80aを設けない構成としても良い。
また、設定キーSW80cは、設定キーを挿入可能な部位である。設定キーSW80cは、ON状態とOFF状態とを有し、設定キーを設定キーSW80cに挿入して回すことで、ON状態とOFF状態との切り替えが可能となる。設定キーSW80cがON状態である場合に、大当りの設定変更が可能となる。
払出制御装置81の入力端には、裏配線中継端子板75を介して球タンク又はタンクレール内の遊技球が不足していることを検出する球切れスイッチ23と、裏配線中継端子板75及び払出中継端子板76を介して払い出した遊技球を検出する払出スイッチ21と、各種端子板を介することなく下皿への経路に遊技球が多数あることを検出する満杯スイッチ22とが接続されている。払出制御装置81の出力端には、裏配線中継端子板75及び払出中継端子板76を介して遊技球を上皿へと払い出す払出モータ20が接続されている。
ROMに記憶されたプログラムに従ってCPUにて処理を実行し、入力される演出ボタン67の入力ならびに主制御装置80から入力されるコマンドに基づいて演出に関わる各種コマンド等を生成し、演出図柄制御装置82に出力する。
また、サブ統合制御装置83には、音量を調節する音量調節スイッチ83aが備えられ、音量調節スイッチ83aの状態(位置)を検出し、その検出結果とスピーカ66へ送信する内容とを判断し、スピーカ66から出力する音量をソフト的に制御するように構成されている。
なお、本パチンコ機は、機外に賞球を払出す構成となっているが、所定数の遊技球を機内に封入し、発射した遊技球を遊技機内で回収して循環的に使用することで遊技を行う封入式遊技機としても、何ら問題なく本発明の効果を発揮する。
(1)設定変更機能について
上述したように、本パチンコ機は、特図の当否判定で当選する確率の設定(換言すれば、遊技における遊技者の有利さの度合い)を変更可能となっており、一例として、設定1〜設定6の6段階の設定値の変更が可能となっている。本パチンコ機は、選択された設定値が高くなるに従い遊技者にとって有利になる(換言すれば、当否判定の当選確率が高くなる)。無論、これに限らず、5段階以下、又は、7段階以上の設定値の変更が可能となっていても良い。設定値は、主制御装置80における不揮発性メモリに保存される。主制御装置80は、電源投入時に不揮発性メモリに保存されている設定値をRAMに保存し、該設定値を現在の設定値とする。
パチンコ機では、第1始動口11及び第2始動口12への入球により大当り抽選(換言すれば、当否判定)が行われ、大当り抽選では、大当り又は小当りに当選する。大当りに当選した場合には、大入賞口14を所定のラウンド数にわたって開放する大当り遊技が行われる。一方、小当りに当選した場合には、大入賞口14が、一例として1.6秒間開放
される。
高確率状態では、確変機能が作動し、低確率状態に比べ、大当り抽選で大当りとなる確率が高くなる。なお、小当りに当選する確率は、遊技状態に関わらず常に一定となっている。また、高確率状態における大当りの確率と、低確率状態における大当りの確率とは、現在の設定値に応じて定められる。つまり、現在の設定値が高くになるに従い、大当り確率が高くなり、遊技者に有利になる。
選択確率が高くなっても良い。一方、高確率状態に移行する大当り図柄の選択確率については、第2特図の大当りの場合も第1特図の大当りの場合も、同程度であっても良い。
次に、図4のフローチャートを用いて、主制御装置80が実行する「メインルーチン」を説明する。「メインルーチン」はマイコンによるハード割り込みが実行されると、まず正常割り込みであるか否かが判断される(S10)。この判断処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否かを判断することにより行われ、マイコンにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行して良いのか否かを判断するためのものである。正常割り込みでない場合としては、電源投入時又はノイズ等によるマイコンの暴走等が考えられるが、マイコンの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無いものと考えて良いので、ほとんどが電源投入時である。電源投入時にはRAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。
正常割り込みとの肯定判断がなされると(S10:yes)、初期値乱数更新処理(S20)、大当り決定用乱数更新処理(S25)、大当り図柄決定用乱数1更新処理(S30)、大当り図柄決定用乱数2更新処理(S35)、小当り図柄判定用乱数更新処理(S40)、当り決定用乱数更新処理(S45)、リーチ判定用乱数更新処理(S50)、変動パターン決定用乱数更新処理(S55)が行われる。
次に図5のフローチャートを用いて、主制御装置80が実行する始動入賞処理を説明する。始動入賞処理は、メインルーチンにて実行される入賞確認処理の1つである。始動入賞処理は、第1始動口11又は第2始動口12に遊技球が入球したとき、又は普通図柄作動ゲート17を遊技球が通過したときに取得する当否乱数等の種々の乱数を、保留記憶として主制御装置80に格納(記憶)する処理となる。また本処理では、記憶した乱数が予め設定された値か否かを、後述する当否判定処理を実施する以前に判定する先読判定処理を行う。また、始動入賞処理では、第1始動口11及び第2始動口12への入球に起因する各種コマンドをサブ統合制御装置83に送信する処理を行う。以後、第1始動口11に遊技球が入球したときに格納される保留記憶を第1保留記憶、第2始動口12に遊技球が入球したときに格納される保留記憶を第2保留記憶、普通図柄作動ゲート17を遊技球が通過したときに格納される保留記憶を普図保留記憶として説明する。
12に遊技球が入賞したとき、又は普通図柄作動ゲート17に遊技球が入球したときに抽出される当否乱数等の種々の乱数は、最大値未満の記憶数がある場合と同様に主制御装置80に格納される。
装置80に格納されている第1保留記憶の数が上限値(=4個)未満か否か判定する(S1
05)。否定判定なら(S105:no)、過剰入賞が生じたものとしてS107に進み
、サブ統合制御装置83に対し、第1始動口11への過剰入賞が生じた旨を示すコマンドが送信される。そして、S130に移行する。一方、肯定判定であれば(S105:ye
s)、抽出した大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数1、大当り図柄決定用乱数2、小当り図柄判定用乱数、リーチ決定用乱数、変動パターン決定用乱数を第1保留記憶として記憶し、第1保留記憶の数を示す第1保留記憶カウンタに1を加算する(S110)。
S125の処理、又はS100、S105の否定判定(S100:no、S105:no)に続いては、第2始動口スイッチ12aが遊技球を検出したか否か判定する(S13
0)。否定判定なら(S130:no)、S160に進み、肯定判定なら(S130:yes)、主制御装置80に格納されている第2保留記憶の数が上限値(=4個)未満か否か判定する(S135)。否定判定なら(S135:no)、過剰入賞が生じたものとしてS137に進み、サブ統合制御装置83に対し、第2始動口12への過剰入賞が生じた旨を示すコマンドが送信される。そして、S160に移行する。一方、肯定判定であれば(S1
35:yes)、抽出した大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数1、大当り図柄決定用乱数2、小当り図柄判定用乱数、リーチ決定用乱数、変動パターン決定用乱数を第2保留記憶として記憶し、第2保留記憶数を示す第2保留記憶カウンタに1を加算し(S140)、S110と同様に記憶した第2保留記憶の先読判定を行う(S145)。なお、抽出した乱数を保留記憶する前に、先読判定を行うようにしても良い。
S160では、普通図柄作動スイッチ17aが遊技球を検出したか否か判定する(S1
60)。否定判定なら(S160:no)リターンに抜け、肯定判定なら(S160:yes)、主制御装置80に格納されている普図保留記憶数が上限値(=4個)未満か否か判定する(S165)。否定判定なら(S165:no)リターンに抜け、肯定判定であれば(
S165:yes)、抽出した当り判定用乱数と当り図柄決定用乱数とを普図保留記憶として記憶し、普図保留記憶数を示す普図保留記憶カウンタに1を加算し(S170)、加
算した普図保留記憶カウンタの値を示す普図保留記憶数指示コマンドをサブ統合制御装置83に送信し(S175)、リターンする。
次に、図6を用いて主制御装置80が実行する当否判定処理を説明する。本処理は、メインルーチンにて実行される。
S200では、特図の始動条件が成立しているか否か判定する。具体的には、大当り遊技中でないこと、第1特別図柄及び第2特別図柄が変動中又は確定表示中でないこと、及び、小当り遊技中でないことを確認する。S200が否定判定なら(S200:no)特別図柄確定処理に移行する。肯定判定であれば(S200:yes)、第2保留記憶が有るか否か判定する(S205)。肯定判定なら(S205:yes)、S215に進み、否定判定なら(S205:no)第1保留記憶が有るか否か判定する(S210)。S210が否定判定なら(S210:no)特別図柄確定処理に移行し、肯定判定なら(S210:yes)、S215に進む。S205とS210の判定順により、第2保留記憶の当否判定を優先して実施する構成となっている。なお、本実施形態では、特別図柄が複数(第1特別図柄と第2特別図柄)の構成となっているが、特別図柄を1つとした構成であっても良い。また、第2保留記憶の当否判定を優先して実行せず、先に生じた保留記憶から順に当否判定を行う構成であっても良い。
定対象となる第1又は第2保留記憶の大当り図柄決定用乱数1に基づいて、大当り遊技終了後の遊技状態を決定する図柄モードを設定する。
続いて、設定した図柄モードの種類と大当り図柄決定用乱数2に基づいて大当り図柄選択処理を行う(S240)。これは、図柄モードの種類毎に設定された図柄郡の中から確定表示する大当り図柄を決定する処理となる。
次に、選択した大当り図柄および変動パターンの情報を、変動指示コマンドとしてサブ統合制御装置83へ送信する(S255)。この情報を受信したサブ統合制御装置83からの指示に基づいて、演出図柄制御装置82は演出図柄表示装置6を制御し、第1又は第2特別図柄の大当り図柄及び変動パターンの情報に基づいて、第1又は第2特図に対応した演出図柄の演出変動表示を開始する。サブ統合制御装置83への送信とほぼ同時に、主制御装置80は、第1特別図柄表示装置9又は第2特別図柄表示装置10を直接制御して特別図柄の変動を開始する。
次に、図7のフローチャートを用いて主制御装置80が実行する特別図柄確定処理を説明する。本処理は、当否判定処理に続いて実行される。
S300では、特別図柄の変動中か否か判定し、否定判定なら(S300:no)特別遊技処理に移行し、肯定判定なら(S300:yes)、S250で選択した第1又は第
2特別図柄の変動パターンが示す変動時間が経過したか否か判定する(S305)。否定判定なら(S305:no)特別遊技処理に移行し、肯定判定なら(S305:yes)、確定表示される特図や、該特図が第1及び第2特図のうちのいずれであるかを示す確定コマンドをサブ統合制御装置83へ送信するとともに、図6のS240,S265,又はS275で選択された特別図柄を第1特図表示装置9又は第2特図表示装置10に確定表示する(S310)。確定コマンドを受信したサブ統合制御装置83からの指示に基づいて、演出図柄制御装置82は、演出図柄表示装置6に演出図柄を確定表示する。
(7)特別遊技処理について
次に、図8〜12のフローチャートを用いて、主制御装置80が実行する特別遊技処理を実行する。本処理は、大当り遊技開始処理に続いて実行される。
S535が否定判定で小当り遊技中ではないなら(S535:no)、小当り終了演出の時間が経過したか否かを判定し(S565)、否定判定なら(S565:no)リターンし、肯定判定なら(S565:yes)、小当り遊技終了処理を行ない(S570)リターンに抜ける。
S600が否定判定、即ち、大入賞口14が開放中なら(S600:no)、図10のフローチャートに進み、大入賞口14が開放中か否か、即ち、大当り遊技の実行中か否か判定し(S700)、肯定判定なら(S700:yes)、カウントスイッチ14aが遊技球を検出したか否か判定し(S705)、肯定判定なら(S705:yes)、当該開放中のカウントスイッチ14aの検出数が上限数(一例として、9個)未満か否か判定する(S710)。S705が否定判定、又はS710が肯定判定(S710:yes)なら、大入賞口14の開放時間が経過したか否か判定し(S715)、否定判定なら(S715:no)リターンし、S710が否定判定(S710:no)、又はS715が肯定判定なら(S715:yes)、大入賞口14の閉鎖処理を行う(S720)。なお、S710が否定判定であった場合には、サブ統合制御装置83に対し、大入賞口14への過剰入賞が生じた旨を示すコマンドが送信される(S712)。
本パチンコ機では、遊技の進行に応じて演出音及び/又は視覚情報を出力することで、演出が行われる。なお、演出音とは、スピーカ66等から出力される。また、視覚情報とは、演出図柄表示装置6の演出画面に表示される画像や、各種LED、ランプ26により出力される光等といった、視覚を通じて認識される情報である。サブ統合制御装置83は、主制御装置80からのコマンドに従い、演出図柄表示装置6の演出画面や、スピーカ66や、LED、ランプ26等を介して演出を行う。演出により遊技の進行状況が示されたり、大当り抽選の結果が示唆されたり、現在の設定値が示唆されたりする。具体的には、例えば、図柄演出や予告演出等といった演出により、大当り抽選の結果が示唆されても良い。
そして、示唆演出は、第1遊技状況が到来したことを契機として実行され、該示唆演出に対応する通常演出は、第2遊技状況が到来したことを契機として実行される。第1及び第2遊技状況とは、予め定められた遊技の進行状況である。第1及び第2遊技状況は、同一の遊技状況であっても良いし、異なる遊技状況であっても良い。なお、第1遊技状況と第2遊技状況とが異なる場合、第2遊技状況は、第1遊技状況よりも到来する確率が高くても良い。これにより、示唆演出の出現頻度を、通常演出の出現頻度よりも低くすることができる。また、以後、示唆演出で出力される視覚情報を示唆視覚情報とし、通常演出で出力される視覚情報を通常視覚情報とする。
次に、第1及び第2遊技状況が相違する場合と、第1及び第2遊技状況が同一である場合とにおいて、示唆演出及び通常演出が実行されるまでの処理について説明する。なお、これらの処理は、サブ統合制御装置83により実行される。
(a)第1及び第2遊技状況が相違する場合
第1及び第2遊技状況が相違する場合には、示唆演出処理1により示唆演出が実行されると共に、通常演出処理1により通常演出が実行される。これらの処理は、サブ統合制御装置83にて周期的に実行される。
示唆演出処理1では、第1遊技状況が到来した際に、第1抽選の結果(換言すれば、第1抽選に当選したか否か)と、現在の設定値とに基づき、示唆演出を行うか否かが決定される。
図14に示すように、示唆演出処理1のS1000では、サブ統合制御装置83は、主制御装置80から受信したコマンドに基づき、第1遊技状況が到来したか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S1000:Yes)、S1005に移行し、否定判定が得られた場合には(S1000:No)、本処理を終了する。
分抽選により、示唆視覚情報のパターンを選択することが考えられる。一例として、示唆視覚情報のパターンとしてA〜Cを設けても良い。なお、パターンAは現在の設定値が6であることを示唆し、パターンBは現在の設定値が5であることを示唆し、パターンCは現在の設定値が5であることを示唆する。そして、図15(b)に示すように、現在の設定値に応じて示唆視覚情報の各パターンが選択される確率を定めても良い。そして、S1015では、振分抽選により選択されたパターンの示唆視覚情報を出力しても良い。
通常演出処理1では、第2遊技状況が到来した際に第2抽選が行われ、第2抽選の結果(換言すれば、第2抽選に当選したか否か)に基づき、通常演出を行うか否かが決定される。
図16に示すように、通常演出処理1のS1100では、サブ統合制御装置83は、主制御装置80から受信したコマンドに基づき、第2遊技状況が到来したか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S1100:Yes)、S1105に移行し、否定判定が得られた場合には(S1100:No)、本処理を終了する。
第1及び第2遊技状況が同一である場合には、図17に示す示唆演出処理2により示唆演出と通常演出とが実行される。該処理は、サブ統合制御装置83にて周期的に実行される。
示唆演出処理2では、第1遊技状況(換言すれば、第2遊技状況)が到来した際に、第3抽選の結果(換言すれば、第3抽選に当選したか否か)と、現在の設定値とに基づき、示唆演出を行うか、又は、通常演出を行うかが決定される。
S1205では、サブ統合制御装置83は、主制御装置80からのコマンドに基づき、示唆演出を行うべき状況か否かを判定する。換言すれば、示唆演出にて示唆される事象が生じているか否かを判定する。具体的には、例えば、示唆演出にて現在の設定値が所定の設定値である可能性が高いことを示す場合には、現在の設定値が該所定の設定値であるか否かを判定する。また、例えば、示唆演出にて一定期間内に設定変更が行われた可能性が高いことを示す場合には、一定期間内に設定変更が行われたか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S1205:Yes)、S1210に移行し、否定判定が得られた場合には(S1205:No)、S1225に移行して通常演出を実行し、本処理を終了する。
S1215:No)、S1225に移行して通常演出を実行し、本処理を終了する。なお、通常演出で出力される通常視覚情報は、現在の設定値を示唆しないのは言うまでもない。また、通常演出は、示唆演出にて示唆される事象が生じている場合にも、そうでない場合にも実行される。また、示唆演出にて示唆される事象が生じている場合、通常演出が一定以上の確率で実行されるよう第3抽選の当選確率が調整されている。このため、通常演出の実行頻度は、実質的に現在の設定値を示唆しない。なお、S1205にて否定判定が得られ場合、抽選を行うことで、示唆演出にて示唆される事象が生じていない場合における通常演出の実行頻度と、示唆演出にて示唆される事象が生じている場合における通常演出の実行頻度とが、同程度となるように調整されても良い。また、第1遊技状況が到来した際、一定の確率で、示唆演出と通常演出とのいずれも実行されないようにしても良い。
また、第2態様の示唆演出を行う場合、示唆演出処理1と同様、第3抽選は、現在の設定値や、設定変更が行われたか否かに関わらず当選確率が定められる。
また、第3態様の示唆演出を行う場合、第3抽選で当選した場合に、さらに、示唆演出処理1と同様の振分抽選が行われ、振分抽選により選択されたパターンの示唆視覚情報が、示唆演出にて出力される。
(a)第1及び第2遊技状況が相違する場合
まず、第1及び第2遊技状況が相違する場合における、示唆演出及び通常演出の実行契機等の具体例について説明する。なお、この場合には、示唆演出処理1と通常演出処理1とにより、示唆演出及び通常演出が実行される。
第1遊技状況とは、第1又は第2始動口11、12への過剰入賞であっても良い。なお、始動口への過剰入賞とは、対応する保留記憶の数が上限数に達している始動口に遊技球が入球することである。一方、第2遊技状況とは、第1又は第2始動口11、12への入賞により、新たに保留記憶が発生することであっても良い。
第1遊技状況とは、第1又は第2始動口11、12への過剰入賞であっても良い。一方、第2遊技状況とは、一般入賞口31〜34への入賞であっても良い。この場合、示唆演出処理1における第1抽選の当選確率は、例えば図15(a)のようにして、現在の設定値に応じて定められても良い。また、第2遊技状況が到来した際には、通常演出処理1において、無条件で通常演出を行っても良いし、第2抽選に当選した場合に通常演出を行っても良い。
第1遊技状況とは、遊技球が特定の領域(以後、第1領域)に進入することであり、第2遊技状況とは、遊技球が第1領域とは異なる特定の領域(以後、第2領域)に進入することであっても良い。より詳しくは、例えば、第1遊技状況とは、一般入賞口31〜34のうちの一部(以後、一般入賞口A)に入球することであり、第2遊技状況とは、一般入賞口A以外の一般入賞口(以後、一般入賞口B)に入球することであっても良い。
場合には、示唆演出処理1及び通常演出処理1にて第1又は第2抽選を行うこと無く、無条件で示唆演出又は通常演出が行われるようにしても良い。
次に、第1及び第2遊技状況が同一である場合における、示唆演出等の実行契機等の具体例について説明する。なお、この場合には、示唆演出処理2により示唆演出及び通常演出が実行される。
<具体例4>
第1及び第2遊技状況とは、特定の遊技状態に移行することであっても良い。特定の遊技状態とは、例えば、特典状態や、高確率状態や、時短状態や、通常状態であっても良い。なお、具体例4では、一例として、高確率状態を特定の遊技状態とする。
<具体例5>
第1及び第2遊技状況とは、大当り遊技中に大入賞口14への過剰入賞が生じることであっても良い。なお、大入賞口14への過剰入賞とは、大当り遊技におけるラウンドにおいて、大入賞口14に入球した遊技球数が上限数を超えることである。
第1及び第2遊技状況が相違する場合においても、具体例4のように、特定の遊技状態に移行することを第1及び第2遊技状況としても良い。具体的には、例えば、高確率状態に移行することを第1遊技状況とし、時短状態に移行することを第2遊技状況としても良い。また、該場合において、具体例5のように、大入賞口14への過剰入賞を、第1及び第2遊技状況としても良い。具体的には、例えば、大当り遊技の特定のラウンドでの大入賞口14への過剰入賞を第1遊技状況とし、別のラウンドでの大入賞口14への過剰入賞を第2遊技状況としても良い。
ように、遊技球が特定の領域に進入したことを、第1及び第2遊技状況としても良い。
[効果]
上記実施形態によれば、示唆演出により現在の設定値が示唆されると共に、示唆演出と、現在の設定値を示唆しない通常演出とにおいて、実質的に同一又は類似の演出音が出力される。このため、演出音に基づき示唆演出と通常演出とを区別するのが困難又は不可能になり、遊技状況や、示唆演出や通常演出で出力される視覚情報を把握していない者が、示唆演出の出現を把握することが困難又は不可能になる。したがって、遊技者以外の者により現在の設定値を推測されるのを抑制しつつ、現在の設定値を示唆する演出を行うことができる。
(1)上記実施形態は、一例として、設定変更機能を有するパチンコ機にて、示唆演出と通常演出とを実行する構成を示した。しかし、パチンコ機に限らず、設定変更機能が設けられたスロットマシンにおいても、上記実施形態と同様にして、示唆演出と通常演出とを実行しても良い。この場合においても、スロットマシンにおける所定の遊技の進行状況を、第1及び第2遊技状況としても良い。具体的には、例えば、特定の役に当選した場合や、ボタン操作により特定の役が成立した場合や、特定の遊技状態に移行した場合等を、第1又は第2遊技状況としても良い。
[特許請求の範囲との対応]
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
Claims (3)
- 遊技者の有利さの度合いを定めるための複数の設定値が設けられており、外部からの指示により前記設定値のうちのいずれかを現在の設定値として選択可能であると共に、演出音及び/又は視覚情報を出力することで演出を行う遊技機であって、
予め定められた遊技の進行状況である第1遊技状況が到来したことに起因して、前記現在の設定値を示唆する前記演出である示唆演出を行う示唆演出手段と、
予め定められた遊技の進行状況である第2遊技状況が到来したことに起因して、前記現在の設定値を示唆しない前記演出である通常演出を行う通常演出手段と、を備え、
前記示唆演出と前記通常演出とでは、実質的に同一又は類似の前記演出音が出力されること、
を特徴とする遊技機。 - 請求項1に記載された遊技機において、
前記第1遊技状況と前記第2遊技状況とは、異なる前記遊技の状況であること、
を特徴とする遊技機。 - 請求項1に記載された遊技機において、
前記第1遊技状況と前記第2遊技状況とは、同一の前記遊技の状況であり、
前記示唆演出と前記通常演出とにおいて、異なる態様で前記視覚情報が出力されるか、又は、前記示唆演出と前記通常演出とのうちの一方で前記視覚情報が出力され、他方では前記視覚情報が出力されないこと、
を特徴とする遊技機。
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"pachinko village", これが新しいパチンコの勝ち方だ!! 設定判別攻略パート1 〜P革命機ヴァルヴレイヴ、PAミルキーバー、PA地獄, JPN6022044164, 12 October 2018 (2018-10-12), ISSN: 0004903735 * |
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