JP6913386B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
本願発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、遊技者の遊技意欲の減退を抑制しつつ、弾球遊技機における現在の設定値を予想可能とすることを目的とする。
一方、特別演出により結果が示唆された当否判定で当選することが、現在の設定値が遊技者に不利であるとの予想の根拠となり得る。しかしながら、その反面、該当選により特別遊技が行われて遊技者に賞球が付与されると共に、該特別遊技の終了後に特典状態に移行し易くなり、該特別遊技の終了後も遊技者に有利な遊技が行われる可能性が高くなる。つまり、現在の設定値が遊技者に不利であると予想され得る状況でありながら、その時点での遊技の状況は遊技者に有利となり、その結果、遊技者の遊技意欲が高められる。
なお、特典状態とは、例えば、当否判定の当選確率が上昇する状態と、始動口への入球が容易になる状態とのうちの双方又は一方であっても良い。
また、上記大入賞口の内部には、特定領域が設けられており、特典条件とは、特別遊技中に遊技球が特定領域に進入するという条件であっても良い。そして、この場合、特別遊技中に遊技球が特定領域に進入する確率を高くすることで、特別遊技の後に特典状態に移行する確率を高くしても良い。
なお、複数の態様を有する演出を、バリエーション演出とし、各態様のバリエーション演出は、信頼度が固有に定められていても良い。そして、演出手段は、一部の態様のバリエーション演出であって、他の態様の該バリエーション演出よりも平均的な信頼度が高いものを、特別演出として行っても良い。
上記構成によれば、信頼度が低い態様のバリエーション演出が行われた場合であっても、当否判定でハズレとなれば現在の設定値が遊技者に有利であるとの予想が可能となる。このため、信頼度の低い態様のバリエーション演出により遊技者を喜ばせることができる。
上記構成においても、遊技者の遊技意欲の減退を抑制しつつ、弾球遊技機における現在の設定値を予想可能とすることができる。
上記構成によれば、予告演出としての特別演出を行うことで、遊技者を楽しませながらも、遊技者の遊技意欲の減退を抑制しつつ、弾球遊技機における現在の設定値を予想可能とすることができる。
なお、リーチ演出では、複数の変動エリアでの演出図柄の変動表示により当否判定の結果を報知する図柄演出で、リーチの状態で演出図柄が表示される。リーチの状態とは、複数の変動エリアのうちの1つで変動表示が行われていると共に、残りの変動エリアでは、いずれかの演出図柄が表示されており、該1つの変動エリアにていずれかの演出図柄が表示されると、これらの変動エリアに、当否判定で当選したことを示す演出図柄の組合せが表示される状態を意味する。
[構成の説明]
(1)全体の構成について
図1は、本実施形態におけるパチンコ機の遊技盤1の正面図である。なお、このパチンコ機の全体的な構成は公知技術に沿っているので図示及び説明は割愛する。遊技盤1には公知のガイドレール2a、2bによって囲まれた略円形の遊技領域3が設けられ、図示しない多数の遊技釘が植設されている。遊技領域3の略中央には、窓部を有する液晶枠飾り5が設けられており、演出図柄表示装置6(図2参照)のLCD画面(以後、演出画面とも記載)が遊技者から視認可能に構成され、図示しない公知のワープ入口、ワープ通路、ステージ等も設けられている。
遊技領域3の右下部には、複数個のLEDからなる普通図柄表示装置7と、普通図柄保留数表示装置8と、第1特別図柄保留数表示装置18と、第2特別図柄保留数表示装置19と、7セグメント表示装置からなる第1特別図柄表示装置9及び第2特別図柄表示装置10とが配置されている。以後、特別図柄のことを単に特図とも記載する。
次に、図2を用いて、本実施形態におけるパチンコ機の電気的構成を示すブロック図を説明する。図2では、電源の供給系統に関する記載は行わないが、電源が必要な制御装置若しくはアクチュエータ類には、電源装置(図示せず)から直接的又は間接的に供給される構成となっている。
設定表示装置80aは、7セグメントLED表示器等を有する。詳細は後述するが、本実施形態のパチンコ機は、第1又は第2始動口11、12への入球により行われる特図の当否判定で大当りとなる確率を段階的に変更可能となっている。設定表示装置80aは、この大当りの設定(以後、設定値等とも記載)を表示する。なお、設定表示装置80aを設けない構成としても良い。
また、設定キーSW80cは、設定キーを挿入可能な部位である。設定キーSW80cは、ON状態とOFF状態とを有し、設定キーを設定キーSW80cに挿入して回すことで、ON状態とOFF状態との切り替えが可能となる。設定キーSW80cがON状態である場合に、大当りの設定変更が可能となる。
払出制御装置81の入力端には、裏配線中継端子板75を介して球タンク又はタンクレール内の遊技球が不足していることを検出する球切れスイッチ23と、裏配線中継端子板75及び払出中継端子板76を介して払い出した遊技球を検出する払出スイッチ21と、各種端子板を介することなく下皿への経路に遊技球が多数あることを検出する満杯スイッチ22とが接続されている。払出制御装置81の出力端には、裏配線中継端子板75及び払出中継端子板76を介して遊技球を上皿へと払い出す払出モータ20が接続されている。
また、サブ統合制御装置83には、音量を調節する音量調節スイッチ83aが備えられ、音量調節スイッチ83aの状態(位置)を検出し、その検出結果とスピーカ66へ送信する内容とを判断し、スピーカ66から出力する音量をソフト的に制御するように構成されている。
なお、本パチンコ機は、機外に賞球を払出す構成となっているが、所定数の遊技球を機内に封入し、発射した遊技球を遊技機内で回収して循環的に使用することで遊技を行う封入式遊技機としても、何ら問題なく本発明の効果を発揮する。
(1)設定変更機能について
上述したように、本パチンコ機は、特図の当否判定で当選する確率の設定(換言すれば、遊技における遊技者の有利さの度合い)を変更可能となっており、図3(a)に示すように、一例として、設定1〜設定3の3段階の設定値の変更が可能となっている。本パチンコ機は、選択された設定値が高くなるに従い遊技者にとって有利になる(換言すれば、当否判定の当選確率が高くなる)。無論、これに限らず、2段階、又は、4段階以上の設定値の変更が可能となっていても良い。設定値は、主制御装置80における不揮発性メモリに保存される。主制御装置80は、電源投入時に不揮発性メモリに保存されている設定値をRAMに保存し、該設定値を現在の設定値とする。
パチンコ機では、第1始動口11及び第2始動口12への入球により大当り抽選(換言すれば、当否判定)が行われ、大当り抽選では、大当り又は小当りに当選する。大当りに当選した場合には、大入賞口14を所定のラウンド数にわたって開放する大当り遊技が行われる。一方、小当りに当選した場合には、大入賞口14が、一例として1.6秒間開放される。
高確率状態では、確変機能が作動し、低確率状態に比べ、大当り抽選で大当りとなる確率が高くなる。なお、小当りに当選する確率は、遊技状態に関わらず常に一定となっている。また、図3(a)に示すように、高確率状態における大当りの確率と、低確率状態における大当りの確率とは、現在の設定値に応じて定められる。
次に、図4のフローチャートを用いて、主制御装置80が実行する「メインルーチン」を説明する。「メインルーチン」はマイコンによるハード割り込みが実行されると、まず正常割り込みであるか否かが判断される(S10)。この判断処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否かを判断することにより行われ、マイコンにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行して良いのか否かを判断するためのものである。正常割り込みでない場合としては、電源投入時又はノイズ等によるマイコンの暴走等が考えられるが、マイコンの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無いものと考えて良いので、ほとんどが電源投入時である。電源投入時にはRAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。
正常割り込みとの肯定判断がなされると(S10:yes)、初期値乱数更新処理(S20)、大当り決定用乱数更新処理(S25)、大当り図柄決定用乱数1更新処理(S30)、大当り図柄決定用乱数2更新処理(S35)、小当り図柄判定用乱数更新処理(S40)、当り決定用乱数更新処理(S45)、リーチ判定用乱数更新処理(S50)、変動パターン決定用乱数更新処理(S55)が行われる。
次に図5のフローチャートを用いて、主制御装置80が実行する始動入賞処理を説明する。始動入賞処理は、メインルーチンにて実行される入賞確認処理の1つである。始動入賞処理は、第1始動口11又は第2始動口12に遊技球が入球したとき、又は普通図柄作動ゲート17を遊技球が通過したときに取得する当否乱数等の種々の乱数を、保留記憶として主制御装置80に格納(記憶)する処理となる。また本処理では、記憶した乱数が予め設定された値か否かを、後述する当否判定処理を実施する以前に判定する先読判定処理を行う。また、始動入賞処理では、第1始動口11及び第2始動口12への入球に起因する各種コマンドをサブ統合制御装置83に送信する処理を行う。以後、第1始動口11に遊技球が入球したときに格納される保留記憶を第1保留記憶、第2始動口12に遊技球が入球したときに格納される保留記憶を第2保留記憶、普通図柄作動ゲート17を遊技球が通過したときに格納される保留記憶を普図保留記憶として説明する。
S125の処理、又はS100、S105の否定判定(S100:no、S105:no)に続いては、第2始動口スイッチ12aが遊技球を検出したか否か判定する(S130)。否定判定なら(S130:no)、S160に進み、肯定判定なら(S130:yes)、主制御装置80に格納されている第2保留記憶の数が上限値(=4個)未満か否か判定する(S135)。否定判定なら(S135:no)、S160に進み、肯定判定であれば(S135:yes)、抽出した大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数1、大当り図柄決定用乱数2、小当り図柄判定用乱数、リーチ決定用乱数、変動パターン決定用乱数を第2保留記憶として記憶し、第2保留記憶数を示す第2保留記憶カウンタに1を加算し(S140)、S110と同様に記憶した第2保留記憶の先読判定を行う(S145)。なお、抽出した乱数を保留記憶する前に、先読判定を行うようにしても良い。
S160では、普通図柄作動スイッチ17aが遊技球を検出したか否か判定する(S160)。否定判定なら(S160:no)リターンに抜け、肯定判定なら(S160:yes)、主制御装置80に格納されている普図保留記憶数が上限値(=4個)未満か否か判定する(S165)。否定判定なら(S165:no)リターンに抜け、肯定判定であれば(S165:yes)、抽出した当り判定用乱数と当り図柄決定用乱数とを普図保留記憶として記憶し、普図保留記憶数を示す普図保留記憶カウンタに1を加算し(S170)、加算した普図保留記憶カウンタの値を示す普図保留記憶数指示コマンドをサブ統合制御装置83に送信し(S175)、リターンする。
次に、図6を用いて主制御装置80が実行する当否判定処理を説明する。本処理は、メインルーチンにて実行される。
S200では、特図の始動条件が成立しているか否か判定する。具体的には、大当り遊技中でなく、且つ、第1特別図柄及び第2特別図柄が変動中又は確定表示中でないことを確認する。S200が否定判定なら(S200:no)特別図柄確定処理に移行する。肯定判定であれば(S200:yes)、第2保留記憶が有るか否か判定する(S205)。肯定判定なら(S205:yes)、S215に進み、否定判定なら(S205:no)第1保留記憶が有るか否か判定する(S210)。S210が否定判定なら(S210:no)特別図柄確定処理に移行し、肯定判定なら(S210:yes)、S215に進む。S205とS210の判定順により、第2保留記憶の当否判定を優先して実施する構成となっている。なお、本実施形態では、特別図柄が複数(第1特別図柄と第2特別図柄)の構成となっているが、特別図柄を1つとした構成であっても良い。また、第2保留記憶の当否判定を優先して実行せず、先に生じた保留記憶から順に当否判定を行う構成であっても良い。
続いて、設定した図柄モードの種類と大当り図柄決定用乱数2に基づいて大当り図柄選択処理を行う(S240)。これは、図柄モードの種類毎に設定された図柄郡の中から確定表示する大当り図柄を決定する処理となる。
次に、選択した大当り図柄および変動パターンの情報を、変動指示コマンドとしてサブ統合制御装置83へ送信する(S255)。この情報を受信したサブ統合制御装置83からの指示に基づいて、演出図柄制御装置82は演出図柄表示装置6を制御し、第1又は第2特別図柄の大当り図柄及び変動パターンの情報に基づいて、第1又は第2特図に対応した演出図柄の演出変動表示を開始する。サブ統合制御装置83への送信とほぼ同時に、主制御装置80は、第1特別図柄表示装置9又は第2特別図柄表示装置10を直接制御して特別図柄の変動を開始する。
次に、図7のフローチャートを用いて主制御装置80が実行する特別図柄確定処理を説明する。本処理は、当否判定処理に続いて実行される。
S300では、特別図柄の変動中か否か判定し、否定判定なら(S300:no)特別遊技処理に移行し、肯定判定なら(S300:yes)、S250で選択した第1又は第2特別図柄の変動パターンが示す変動時間が経過したか否か判定する(S305)。否定判定なら(S305:no)特別遊技処理に移行し、肯定判定なら(S305:yes)、確定表示される特図や、該特図が第1及び第2特図のうちのいずれであるかを示す確定コマンドをサブ統合制御装置83へ送信するとともに、図6のS240,S265,又はS275で選択された特別図柄を第1特図表示装置9又は第2特図表示装置10に確定表示する(S310)。確定コマンドを受信したサブ統合制御装置83からの指示に基づいて、演出図柄制御装置82は、演出図柄表示装置6に演出図柄を確定表示する。
(7)特別遊技処理について
次に、図8〜12のフローチャートを用いて、主制御装置80が実行する特別遊技処理を実行する。本処理は、大当り遊技開始処理に続いて実行される。
S535が否定判定で小当り遊技中ではないなら(S535:no)、小当り終了演出の時間が経過したか否かを判定し(S565)、否定判定なら(S565:no)リターンし、肯定判定なら(S565:yes)、小当り遊技終了処理を行ない(S570)リターンに抜ける。
S600が否定判定、即ち、大入賞口14が開放中なら(S600:no)、図10のフローチャートに進み、大入賞口14が開放中か否か、即ち、大当り遊技の実行中か否か判定し(S700)、肯定判定なら(S700:yes)、カウントスイッチ14aが遊技球を検出したか否か判定し(S705)、肯定判定なら(S705:yes)、当該開放中のカウントスイッチ14aの検出数が9個未満か否か判定する(S710)。S705が否定判定、又はS710が肯定判定(S710:yes)なら、大入賞口14の開放時間が経過したか否か判定し(S715)、否定判定なら(S715:no)リターンし、S710が否定判定(S710:no)、又はS715が肯定判定なら(S715:yes)、大入賞口14の閉鎖処理を行う(S720)。
本パチンコ機のサブ統合制御装置83は、主制御装置80からのコマンドに従い、演出図柄表示装置6の演出画面や、スピーカ66や、LED、ランプ26等を介して、例えば、図柄演出や予告演出等といった、大当り抽選の結果を示唆する演出を行う。各演出には、信頼度が固有に定められている。信頼度とは、演出により結果が示唆される大当り抽選で大当りとなることが信頼できる度合い(例えば、該大当り抽選で大当りになる確率)を意味する。
本実施形態のパチンコ機では、大当り抽選の結果を示唆する演出の一部として、特別演出が設けられている。特別遊技の信頼度は、現在の設定値に応じて異なる。具体的には、遊技者の有利さの度合いが一定値を上回る(換言すれば、当選確率が閾値を上回る)高設定値と、遊技者の有利さの度合いが該一定値を下回る(換言すれば、当選確率が該閾値を下回る)低設定値とが設けられている。そして、高設定値が現在の設定値である場合の特別演出の信頼度は、低設定値が現在の設定値である場合の特別演出の信頼度はよりも低い。
設定3の信頼度<設定2の信頼度<設定1の信頼度
となっている。
すなわち、例えば、
設定3の信頼度=設定2の信頼度<設定1の信頼度
となっていても良いし、
設定3の信頼度<設定2の信頼度=設定1の信頼度
となっていても良い。
しかし、その一方で、特別演出により結果が示唆される大当り抽選で大当りとなった場合に、大当り遊技の後に特典状態に移行する確率は、特別演出にて結果が示唆されること無く大当り抽選で大当りとなった場合に、大当り遊技の後に特典状態に移行する確率よりも高い。一例として、本実施形態では、大当りとなった場合、特別演出が行われたときは、特別演出が行われなかったときに比べ、大当り遊技の後に確変状態に移行する確率が高くなる。しかし、これに限らず、大当り遊技の後に時短状態に移行する確率が高くなっても良いし、確変状態且つ時短状態に移行する確率が高くなっても良い。
具体的には、例えば、バリエーション演出として構成された予告演出又はリーチ演出における一部の態様を特別演出とし、その他の態様を特別演出ではない演出(以後、通常演出)としても良い。この場合、特別演出となる態様の演出の平均的な信頼度は、通常演出となる態様の演出の平均的な信頼度よりも高くても良い。
次に、特別演出実行処理1について、図14のフローチャートを用いて説明する。特別演出実行処理1では、図柄演出の実行中に、バリエーション演出として構成された予告演出又はリーチ演出を、特別演出となる態様と、通常演出となる態様とのうちの一方で実行する。なお、本処理は、サブ統合制御装置83にて周期的に実行される。
(11)特別演出実行処理2について
次に、特別演出実行処理2について、図15のフローチャートを用いて説明する。特別演出実行処理2では、図柄演出の実行中に、バリエーション演出として構成されていない特別演出である予告演出又はリーチ演出を実行する。なお、本処理は、サブ統合制御装置83にて周期的に実行される。
なお、特別演出実行処理2では、図柄演出の開始後に、特別演出を行うか否かが決定される。しかしながら、例えば、図柄演出の開始時に、変動指示コマンド等に基づき、特別演出を行うか否かを決定しても良い。
上記実施形態によれば、特別演出により結果が示唆された大当り抽選でハズレとなることが、現在の設定値が遊技者に有利であるとの予想の根拠となる。このため、特別演出が出現したにも関わらずハズレとなった場合に、遊技者の落胆を抑制し、遊技者の遊技意欲を高めることができる。
[他の実施形態]
(1)上記実施形態のパチンコ機では、大当り抽選で大当りとなる確率を変化させることで、設定値の変更に応じて遊技者の有利さの度合いを変化させている。しかしながら、設定値の変更に応じて、例えば、大当り遊技の終了後に特典状態に移行する確率や、大当り遊技中に付与され得る賞球数等を変えることで、遊技者の有利さの度合いを変化させても良い。このような構成を有する場合であっても、同様の効果が得られる。
(4)上記実施形態において、パチンコ機は、隠しボタン演出を行っても良い。また、隠しボタン演出は、特別演出として構成されており、現在の設定値が高くなるに従い、信頼度が低くなっても良い。隠しボタン演出とは、所定の操作タイミングで行われた演出ボタン67の操作に応じて予告演出を行い、一定の確率で大当りとなることを示唆する演出である。隠しボタン演出では、演出画面等を介して、遊技者に対し、操作タイミングに演出ボタン67を操作することを促さない。このため、遊技者は、少なくとも操作タイミングの付近の時期には、パチンコ機から操作タイミングが到来することを把握できない。
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
パチンコ機が、弾球遊技機の一例に相当する。また、第1、第2始動口11、12が、始動領域の一例に相当する。また、当否判定処理におけるS225が当否判定手段の一例に、特別遊技処理におけるS600〜S760が特別遊技手段の一例に、S815〜S835が移行手段の一例に相当する。また、サブ統合制御装置83及び演出図柄表示装置6等が、演出手段の一例に相当する。
Claims (1)
- 当否判定の当選確率の異なる複数の設定値が設けられており、外部からの指示により前記設定値のうちのいずれかを現在の設定値として選択可能な弾球遊技機であって、
遊技球が遊技領域に設けられた始動領域に進入すると、前記現在の設定値に応じた前記当選確率で前記当否判定を行う当否判定手段と、
前記当否判定での当選に起因して、複数のラウンドにわたって大入賞口を開放させる特別遊技を行う特別遊技手段と、
予め定められた特典条件が充足されると、前記特別遊技の終了後に、遊技者に有利な特典状態に移行する移行手段と、
演出を行うことで、前記当否判定の結果を示唆する演出手段と、を備え、
前記演出が行われた際に、当該演出により結果が示唆される前記当否判定で当選することを信頼できる度合いを、信頼度とし、
前記演出手段は、前記演出として特別演出を行い、
前記特別演出にて結果が示唆される前記当否判定で当選した場合に、該当選に起因して行われる前記特別遊技の後に前記特典状態に移行する確率は、前記特別演出にて結果が示唆されること無く前記当否判定で当選した場合に、該当選に起因して行われる前記特別遊技の後に前記特典状態に移行する確率よりも高く、
予め定められた閾値を上回る前記当選確率の前記設定値である高設定値と、前記閾値を下回る前記当選確率の前記設定値である低設定値とが設けられており、
前記高設定値が前記現在の設定値である場合に行われる前記特別演出の前記信頼度は、前記低設定値が前記現在の設定値である場合に行われる前記特別演出の前記信頼度よりも低い、
を特徴とする弾球遊技機。
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2018
- 2018-11-29 JP JP2018223346A patent/JP6913386B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020089477A (ja) * | 2018-12-04 | 2020-06-11 | 株式会社高尾 | 弾球遊技機 |
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JP2020081611A (ja) | 2020-06-04 |
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