JP2020081611A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者の遊技意欲の減退を抑制しつつ、現在の設定値を予想可能とする。【解決手段】パチンコ機は、設定値を変更可能となっており、現在の設定値に応じて大当り抽選で当選する確率が定められる。また、パチンコ機は、予告演出やリーチ演出を実行し、大当り抽選で大当りとなることを示唆すると共に、予告演出やリーチ演出には、信頼度の異なる複数の態様が設けられている。そして、特定の予告演出やリーチ演出における一部の態様が、特別演出となっている。特別演出は、現在の設定値が遊技者に有利になるに従い信頼度が低くなる。また、特別演出が行われた大当り抽選で大当りとなった場合には、大当り遊技の後に特典状態に移行する確率が高くなる。【選択図】図14

Description

本発明は、弾球遊技機に関する。
特許文献1に記載されているように、始動口への入球に起因して抽選を行う遊技機において、抽選で大当りとなる確率を、設定スイッチの操作により段階的に設定可能とすることが知られている。さらに、特許文献1の遊技機は、大当りとなる確率の設定に応じて演出用テーブルを切り換えるようにし、演出により該設定を示唆するよう構成されている。
特開2003−199931号公報
特許文献1の遊技機によれば、遊技者は、図柄演出等の内容から、遊技機の設定が遊技者に有利か否かを予想可能となる。しかしながら、遊技の進行に伴い遊技機の設定が遊技者に不利であることが予想される場合には、遊技者の遊技意欲が減退する恐れがある。
本願発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、遊技者の遊技意欲の減退を抑制しつつ、弾球遊技機における現在の設定値を予想可能とすることを目的とする。
上記課題に鑑みてなされた請求項1に記載された弾球遊技機は、当否判定の当選確率の異なる複数の設定値が設けられており、外部からの指示によりこれらの設定値のうちのいずれかを現在の設定値として選択可能な弾球遊技機であって、遊技球が遊技領域に設けられた始動領域に進入すると、現在の設定値に応じた当選確率で当否判定を行う当否判定手段と、当否判定での当選に起因して、複数のラウンドにわたって大入賞口を開放させる特別遊技を行う特別遊技手段と、予め定められた特典条件が充足されると、特別遊技の終了後に、遊技者に有利な特典状態に移行する移行手段と、演出を行うことで、当否判定の結果を示唆する演出手段と、を備える。
また、演出が行われた際に、当該演出により結果が示唆される当否判定で当選することを信頼できる度合いを、信頼度とする。また、演出手段は、演出として特別演出を行う。そして、特別演出にて結果が示唆される当否判定で当選した場合に、該当選に起因して行われる特別遊技の後に特典状態に移行する確率は、特別演出にて結果が示唆されること無く当否判定で当選した場合に、該当選に起因して行われる特別遊技の後に特典状態に移行する確率よりも高い。また、予め定められた閾値を上回る当選確率の設定値である高設定値と、該閾値を下回る当選確率の設定値である低設定値とが設けられており、高設定値が現在の設定値である場合に行われる特別演出の信頼度は、低設定値が現在の設定値である場合に行われる特別演出の前記信頼度よりも低い。
上記構成によれば、特別演出により結果が示唆された当否判定で当選しなかったこと(以後、ハズレと記載)が、現在の設定値が遊技者に有利であるとの予想の根拠となり得る。このため、特別演出が出現したにも関わらずハズレとなった場合に、遊技者の落胆を抑制し、遊技者の遊技意欲を高めることができる。
一方、特別演出により結果が示唆された当否判定で当選することが、現在の設定値が遊技者に不利であるとの予想の根拠となり得る。しかしながら、その反面、該当選により特別遊技が行われて遊技者に賞球が付与されると共に、該特別遊技の終了後に特典状態に移行し易くなり、該特別遊技の終了後も遊技者に有利な遊技が行われる可能性が高くなる。つまり、現在の設定値が遊技者に不利であると予想され得る状況でありながら、その時点での遊技の状況は遊技者に有利となり、その結果、遊技者の遊技意欲が高められる。
したがって、遊技者の遊技意欲の減退を抑制しつつ、弾球遊技機における現在の設定値を予想可能とすることができる。
なお、特典状態とは、例えば、当否判定の当選確率が上昇する状態と、始動口への入球が容易になる状態とのうちの双方又は一方であっても良い。
また、上記大入賞口の内部には、特定領域が設けられており、特典条件とは、特別遊技中に遊技球が特定領域に進入するという条件であっても良い。そして、この場合、特別遊技中に遊技球が特定領域に進入する確率を高くすることで、特別遊技の後に特典状態に移行する確率を高くしても良い。
また、一般的には、現在の設定値が遊技者に有利になり、当否判定の当選確率が上がるに従い、演出の信頼度は高くなると考えられる。これに対し、上記構成における特別演出は、当否判定の当選確率が上がることにより信頼度が低下し得るものであり、上記構成によれば、従来にはない演出を提供できる。
なお、請求項2に記載されているように、複数の態様を有する演出を、バリエーション演出とし、各態様のバリエーション演出は、信頼度が固有に定められていても良い。そして、演出手段は、一部の態様のバリエーション演出であって、他の態様の該バリエーション演出よりも平均的な信頼度が高いものを、特別演出として行っても良い。
上記構成によれば、特別演出である一部の態様のバリエーション演出は、他の態様のバリエーション演出に比べ信頼度が高いため、該特別演出が行われることにより、当否判定で当選することへの期待感が高まる。このため、該特別演出が行われた当否判定でハズレになると、遊技者を落胆させ、遊技意欲が減退する恐れがある。しかしながら、その一方で、該ハズレが現在の設定値が遊技者に有利であるとの予想の根拠となり得る。このため、遊技者の落胆を抑制し、遊技者の遊技意欲を高めることができる。したがって、遊技者の遊技意欲の減退を抑制しつつ、弾球遊技機における現在の設定値を予想可能とすることができる。
なお、現在の設定値による有利さの度合い(換言すれば、当否判定での当選確率)が一定以上である場合には、他の態様のバリエーション演出よりも平均的な信頼度が低い一部の態様のバリエーション演出を、特別演出としても良い。
上記構成によれば、信頼度が低い態様のバリエーション演出が行われた場合であっても、当否判定でハズレとなれば現在の設定値が遊技者に有利であるとの予想が可能となる。このため、信頼度の低い態様のバリエーション演出により遊技者を喜ばせることができる。
また、請求項3に記載されているように、特別演出とは、所定のタイミングで実行されるものであり、特別演出が実行された場合は、該特別演出が実行されなかった場合よりも前記信頼度が高くても良い。
上記構成においても、遊技者の遊技意欲の減退を抑制しつつ、弾球遊技機における現在の設定値を予想可能とすることができる。
また、請求項4に記載されているように、演出手段は、予告演出のうちの少なくとも一部を、特別演出として行っても良い。
上記構成によれば、予告演出としての特別演出を行うことで、遊技者を楽しませながらも、遊技者の遊技意欲の減退を抑制しつつ、弾球遊技機における現在の設定値を予想可能とすることができる。
また、請求項5に記載されているように、演出手段は、リーチ演出のうちの少なくとも一部を、特別演出として行っても良い。
なお、リーチ演出では、複数の変動エリアでの演出図柄の変動表示により当否判定の結果を報知する図柄演出で、リーチの状態で演出図柄が表示される。リーチの状態とは、複数の変動エリアのうちの1つで変動表示が行われていると共に、残りの変動エリアでは、いずれかの演出図柄が表示されており、該1つの変動エリアにていずれかの演出図柄が表示されると、これらの変動エリアに、当否判定で当選したことを示す演出図柄の組合せが表示される状態を意味する。
上記構成によれば、リーチ演出としての特別演出を行うことで、遊技者を楽しませながらも、遊技者の遊技意欲の減退を抑制しつつ、弾球遊技機における現在の設定値を予想可能とすることができる。
パチンコ機の遊技盤の正面図である。 パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。 設定値に応じた大当りの確率を示す表と、第1及び第2特図の各大当り図柄で大当りとなった際の総ラウンド数及び遊技状態を示す表である。 メインルーチンについてのフローチャートである。 始動入賞処理についてのフローチャートである。 当否判定処理についてのフローチャートである。 特別図柄確定処理についてのフローチャートである。 特別遊技処理についてのフローチャートである。 特別遊技処理についてのフローチャートである。 特別遊技処理についてのフローチャートである。 特別遊技処理についてのフローチャートである。 特別遊技処理についてのフローチャートである。 特別演出である予告演出及びリーチ演出における演出画面である。 特別演出実行処理1についてのフローチャートである。 特別演出実行処理2についてのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[構成の説明]
(1)全体の構成について
図1は、本実施形態におけるパチンコ機の遊技盤1の正面図である。なお、このパチンコ機の全体的な構成は公知技術に沿っているので図示及び説明は割愛する。遊技盤1には公知のガイドレール2a、2bによって囲まれた略円形の遊技領域3が設けられ、図示しない多数の遊技釘が植設されている。遊技領域3の略中央には、窓部を有する液晶枠飾り5が設けられており、演出図柄表示装置6(図2参照)のLCD画面(以後、演出画面とも記載)が遊技者から視認可能に構成され、図示しない公知のワープ入口、ワープ通路、ステージ等も設けられている。
液晶枠飾り5の下には、第1始動口11と、可変入賞装置である普通電動役物で構成された第2始動口12とが配置される。第2始動口12は、第1始動口11の右方に位置する。なお、本実施形態では、第2始動口12は、閉鎖時には遊技球が入球できない構成となっているが、閉鎖時にも稀に入球可能となっていても良い。また、第2始動口12の下方には、可変入賞装置である大入賞口14が配置される。また、液晶枠飾り5の右方には、普通図柄作動用ゲート17が配置される。
また、第1始動口11の左方には、4個の一般入賞口31〜34が配置されている。なお、これらの一般入賞口31〜34は、入球率が変化しない普通入賞口である。
遊技領域3の右下部には、複数個のLEDからなる普通図柄表示装置7と、普通図柄保留数表示装置8と、第1特別図柄保留数表示装置18と、第2特別図柄保留数表示装置19と、7セグメント表示装置からなる第1特別図柄表示装置9及び第2特別図柄表示装置10とが配置されている。以後、特別図柄のことを単に特図とも記載する。
上記のように遊技盤1を構成することによって、普通図柄作動ゲート17に遊技球が入球(普通図柄作動スイッチ17a(図2参照)が遊技球を検出)すると、普通図柄による当否判定(以後、普通図柄抽選)が行なわれると共に、普通図柄表示装置7で普通図柄の変動表示が開始される。そして、所定時間後に普通図柄表示装置7に確定表示した普通図柄により、普通図柄抽選の結果が示される。そして、普通図柄抽選に当選すると、所定期間にわたって第2始動口12である普通電動役物を開放する普図遊技が行われる。
第1始動口11に遊技球が入球(第1始動口スイッチ11a(図2参照)が遊技球を検出)すると、第1特別図柄表示装置9において第1特別図柄が変動を開始し、所定時間後に停止する。また、第2始動口12である普通電動役物に遊技球が入球(第2始動口スイッチ12a(図2参照)が遊技球を検出)すると、第2特別図柄表示装置10において第2特別図柄が変動表示を開始し、所定時間後に停止する。
第1特別図柄及び第2特別図柄の変動中は、演出図柄表示装置6において、各々の特別図柄の変動に連動した演出図柄の変動表示(換言すれば、図柄演出)が行われる。これにより、遊技者は、遊技領域3の中央に配置された演出図柄表示装置6上の演出図柄によって大当り抽選の結果を認識することになる。また、第1特別図柄の変動よりも、第2特別図柄の変動(換言すれば、第2特別図柄の当否判定)を優先して実施する。具体的には、第1特別図柄の保留記憶がある場合、第2特別図柄の変動が停止し且つ第2特別図柄保留記憶が無い状態となった時に、第1特別図柄保留記憶分の変動を開始する。第1特別図柄及び第2特別図柄が大当り表示態様となると、大当り遊技(換言すれば、特別遊技)が行われ、所定数のラウンドにわたって大入賞口14が開放される。
(2)電気的構成について
次に、図2を用いて、本実施形態におけるパチンコ機の電気的構成を示すブロック図を説明する。図2では、電源の供給系統に関する記載は行わないが、電源が必要な制御装置若しくはアクチュエータ類には、電源装置(図示せず)から直接的又は間接的に供給される構成となっている。
主制御装置80の入力端には、遊技盤中継端子板74を介して、第1始動口11に入球した遊技球を検出する第1始動口スイッチ11aと、第2始動口12である普通電動役物に入球した遊技球を検出する第2始動口スイッチ12aと、普通図柄作動ゲート17に入球した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ17aと、大入賞口14に入球した遊技球を検出するカウントスイッチ14aと、一般入賞口31〜34に入球した遊技球を検出する一般入賞口スイッチ31aと、が接続されている。
また、主制御装置80には、裏配線中継端子板75を介してガラス枠が開放していることを検出するガラス枠開放スイッチ35と、内枠が開放していることを検出する内枠開放スイッチ36と、が接続されている。なお、主制御装置80の入力端に接続された各種入賞検出スイッチ(第1始動口スイッチ11a、第2始動口スイッチ12a、普通図柄作動スイッチ17a、カウントスイッチ14a、一般入賞口スイッチ31a)は、電波(電磁波)ゴトに有効(遊技球検出状態時のみ電波の影響を受ける)なスイッチであるノーマルクローズタイプ(NCタイプ)の近接スイッチ(遊技球通過孔を備えた形状)を用いている。
主制御装置80の出力端には、遊技盤中継端子板74を介して、大入賞口14の扉部材を駆動する大入賞口ソレノイド14bと、第2始動口12となる普通電動役物の扉部材を駆動する普通電役ソレノイド12bとが接続されており、図柄表示装置中継端子板95を介して、第1特別図柄を表示する第1特図表示装置9と、第1特別図柄の保留記憶数を表示する第1特図保留数表示装置18と、第2特別図柄を表示する第2特図表示装置10と、第2特別図柄の保留記憶数を表示する第2特図保留数表示装置19と、普通図柄を表示する普通図柄表示装置7と、普通図柄の保留記憶数を表示する普図保留数表示装置8とが接続されており、裏配線中継端子板75及び外部接続端子板78を介して、ホールコンピュータ87が接続されている。
主制御装置80はCPU、ROM、RAM等の電気部品を備えており、搭載するROMに記憶されたプログラムに従ってCPUにて処理を実行し、入力される各種検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種コマンド等を生成し、払出制御装置81及びサブ統合制御装置83に出力する。ここで、主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信回路として構成され、主制御装置80とサブ統合制御装置83とは、主制御装置80からサブ統合制御装置83への一方向通信回路として構成されている。
また、主制御装置80には、設定表示装置80aと、RAMクリアSW80bと、設定キーSW80cとが設けられている。設定表示装置80a、RAMクリアSW80b、及び、設定キーSW80cは、遊技者による視認や操作が不可能な位置に配置されており、内枠を開放することで、これらの視認及び操作が可能となる。
設定表示装置80aは、7セグメントLED表示器等を有する。詳細は後述するが、本実施形態のパチンコ機は、第1又は第2始動口11、12への入球により行われる特図の当否判定で大当りとなる確率を段階的に変更可能となっている。設定表示装置80aは、この大当りの設定(以後、設定値等とも記載)を表示する。なお、設定表示装置80aを設けない構成としても良い。
また、RAMクリアSW80bは、主制御装置80のRAMを初期化(クリア)するためのスイッチである。また、RAMクリアSW80bは、大当りの設定の変更(以後、設定変更とも記載)にも用いられる。
また、設定キーSW80cは、設定キーを挿入可能な部位である。設定キーSW80cは、ON状態とOFF状態とを有し、設定キーを設定キーSW80cに挿入して回すことで、ON状態とOFF状態との切り替えが可能となる。設定キーSW80cがON状態である場合に、大当りの設定変更が可能となる。
また、主制御装置80は、現在の設定値を記憶するための図示しない不揮発性メモリ(例えば、EEPROM)を備える。
払出制御装置81の入力端には、裏配線中継端子板75を介して球タンク又はタンクレール内の遊技球が不足していることを検出する球切れスイッチ23と、裏配線中継端子板75及び払出中継端子板76を介して払い出した遊技球を検出する払出スイッチ21と、各種端子板を介することなく下皿への経路に遊技球が多数あることを検出する満杯スイッチ22とが接続されている。払出制御装置81の出力端には、裏配線中継端子板75及び払出中継端子板76を介して遊技球を上皿へと払い出す払出モータ20が接続されている。
払出制御装置81はCPU、ROM、RAM等の電気部品を備えており、搭載するROMに記憶されたプログラムに従ってCPUにて処理を実行し、入力される各種検出信号ならびに主制御装置80から入力されるコマンドに基づいて遊技球の払い出しに関わる各種コマンド等を生成し、主制御装置80及び発射制御装置84に出力する。ここで、払出制御装置81と主制御装置80とは双方向通信回路として構成され、払出制御装置81と発射制御装置84とは払出制御装置81から発射制御装置84への一方向通信回路として構成されている。
また、払出制御装置81は、外部接続端子板78を介して賞球に関する情報などをホールコンピュータ87に送信するほか、発射制御装置84に対して発射停止信号を送信する。発射制御装置84は発射モータ30を制御して、遊技球を遊技領域3に遊技球を発射させる。なお、発射制御装置84には、払出制御装置81以外に、発射ハンドル64からの回動量信号、タッチスイッチ28からのタッチ信号、発射停止スイッチ29から発射停止スイッチ信号が入力される。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドル64を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル64に触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ29を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル64を触っていても遊技球は発射出来ないようになっている。
サブ統合制御装置83の入力端には、遊技者により操作可能な演出ボタン67が接続されている。サブ統合制御装置83の出力端には、図示しない意匠枠及び遊技盤1に備えられる各種LED・ランプ26と、前面枠及びスピーカユニットに備えられるスピーカ66と、が接続されている。尚、サブ統合制御装置83と主制御装置80とは、主制御装置80からサブ統合制御装置83への一方向通信回路として構成され、サブ統合制御装置83と演出図柄制御装置82とは、サブ統合制御装置83から演出図柄制御装置82への一方向通信回路として構成されている。
サブ統合制御装置83はCPU、ROM、RAM等の電気部品を備えており、搭載するROMに記憶されたプログラムに従ってCPUにて処理を実行し、入力される演出ボタン67の入力ならびに主制御装置80から入力されるコマンドに基づいて演出に関わる各種コマンド等を生成し、演出図柄制御装置82に出力する。
また、サブ統合制御装置83には、音量を調節する音量調節スイッチ83aが備えられ、音量調節スイッチ83aの状態(位置)を検出し、その検出結果とスピーカ66へ送信する内容とを判断し、スピーカ66から出力する音量をソフト的に制御するように構成されている。
演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して演出図柄等の演出画像を表示する。
なお、本パチンコ機は、機外に賞球を払出す構成となっているが、所定数の遊技球を機内に封入し、発射した遊技球を遊技機内で回収して循環的に使用することで遊技を行う封入式遊技機としても、何ら問題なく本発明の効果を発揮する。
[動作の説明]
(1)設定変更機能について
上述したように、本パチンコ機は、特図の当否判定で当選する確率の設定(換言すれば、遊技における遊技者の有利さの度合い)を変更可能となっており、図3(a)に示すように、一例として、設定1〜設定3の3段階の設定値の変更が可能となっている。本パチンコ機は、選択された設定値が高くなるに従い遊技者にとって有利になる(換言すれば、当否判定の当選確率が高くなる)。無論、これに限らず、2段階、又は、4段階以上の設定値の変更が可能となっていても良い。設定値は、主制御装置80における不揮発性メモリに保存される。主制御装置80は、電源投入時に不揮発性メモリに保存されている設定値をRAMに保存し、該設定値を現在の設定値とする。
また、パチンコ機では、電源投入時におけるRAMクリアSW80b及び設定キーSW80cの操作により、設定変更が行われる。具体的には、RAMクリアSW80bがオンされており、且つ、設定キーSW80cがON状態である場合に、パチンコ機の電源が投入されると、主制御装置80は設定変更モードに移行する。設定変更モードでは、まず、現在の設定値が設定表示装置80aに表示され、設定キーSW80cが操作される度に、設定表示装置80aに表示される設定値が順番に変更する。そして、設定キーSW80cがOFF状態となるように操作されると、その時に設定表示装置80aに表示されていた設定値が、新たに、パチンコ機の現在の設定値となる。この時、主制御装置80は、新たな現在の設定値を不揮発性メモリに保存すると共に、現在の設定値を示す設定値コマンドを、サブ統合制御装置83に送信する。主制御装置80は、設定値コマンドを、例えば、電源投入時や、設定変更モードの終了時や、保留記憶の発生時や、特図の変動開始時や、特図の確定表示時や、大当り図柄の確定表示時等に、サブ統合制御装置83に送信しても良い。
(2)遊技の概要について
パチンコ機では、第1始動口11及び第2始動口12への入球により大当り抽選(換言すれば、当否判定)が行われ、大当り抽選では、大当り又は小当りに当選する。大当りに当選した場合には、大入賞口14を所定のラウンド数にわたって開放する大当り遊技が行われる。一方、小当りに当選した場合には、大入賞口14が、一例として1.6秒間開放される。
また、パチンコ機は、大当り遊技の終了後、遊技状態が、高確率状態(確変状態とも記載)と時短状態との双方又は一方に移行する。以後、高確率状態でない遊技状態を、低確率状態とする。また、高確率状態及び時短状態のいずれでもない遊技状態を、通常状態とする。
高確率状態では、確変機能が作動し、低確率状態に比べ、大当り抽選で大当りとなる確率が高くなる。なお、小当りに当選する確率は、遊技状態に関わらず常に一定となっている。また、図3(a)に示すように、高確率状態における大当りの確率と、低確率状態における大当りの確率とは、現在の設定値に応じて定められる。
また、時短状態では、開放延長機能が作動し、普通図柄抽選の当選確率が向上すると共に、普図遊技の際に第2始動口12への入球が容易となる。具体的には、開放延長機能が作動していない場合は、普図遊技では、0.2秒にわたって第2始動口12を開放させる開放動作が1回行われる。一方、開放延長機能の作動中は、普図遊技では、1.0秒にわたって第2始動口12を開放させる開放動作が3回行われる。また、時短状態では、第1及び第2特別図柄の平均的な変動時間が短くなり、単位時間あたりの特別図柄の変動回数が増加する。さらに、時短状態では、普通図柄の変動時間も短くなる。これにより、単位時間当りの普通図柄の変動回数が増加する。
上述したように、普通電動役物として構成された第2始動口12は、閉鎖時には遊技球が入球せず、開放時のみ入球が可能となっている。このため、時短状態でない場合は、遊技者は、常時入球が可能な第1始動口11を狙い打つ。具体的には、液晶枠飾り5の左方を狙い打つ左打ちを行う。一方、時短状態である場合は、遊技者は、液晶枠飾り5の右方を狙い打つ右打ちを行い、遊技球が普通図柄作動ゲート17及び第2始動口12の付近を流下するようにする。これにより、普通図柄抽選での当選が頻発し、高い頻度で第2始動口12が開放され、多くの遊技球が第2始動口12に入球する。
ここで、大当りとなった際に確定表示される特図を、大当り図柄とする。図3(b),(c)に示すように、パチンコ機では、第1特図の大当り図柄として第1特図A〜Hが設けられていると共に、第2特図の大当り図柄として第2特図A〜Hが設けられている。そして、大当り図柄の種類に応じて、大当り遊技の内容(例えば、総ラウンド数)や、大当り遊技後の遊技状態が定められる。
そして、第1又は第2特図の大当り抽選で特定の大当り図柄にて大当りになるという特典条件が充足された場合には、大当り遊技後の遊技状態が、他の特別図柄で大当りになった場合よりも遊技者に有利な特典状態となる。具体的には、図3(b),(c)に示すように、大当り図柄が第1特図A,C及び第2特図A,Cである場合には、遊技状態が高確率状態且つ時短状態となり、大当り図柄が第1特図B,D及び第2特図B,Dである場合には、遊技状態が時短状態となる。本実施形態では、一例として、高確率状態且つ時短状態に移行した状態を、特典状態としている。しかし、例えば、時短状態、又は、高確率状態且つ時短状態に移行した状態を、特典状態としても良い。この他にも、例えば、特典状態において、大当り抽選で小当りに当選する確率を増加し、小当りが頻発するようにしても良い。
(3)メインルーチンについて
次に、図4のフローチャートを用いて、主制御装置80が実行する「メインルーチン」を説明する。「メインルーチン」はマイコンによるハード割り込みが実行されると、まず正常割り込みであるか否かが判断される(S10)。この判断処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否かを判断することにより行われ、マイコンにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行して良いのか否かを判断するためのものである。正常割り込みでない場合としては、電源投入時又はノイズ等によるマイコンの暴走等が考えられるが、マイコンの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無いものと考えて良いので、ほとんどが電源投入時である。電源投入時にはRAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。
S10が否定判定、即ち、正常割り込みでないと判断されると(S10:no)、初期設定(例えば、前記メモリの所定領域への所定値を書き込み、特別図柄及び普通図柄を初期図柄とする等のメモリの作業領域への各初期値の書き込み等)が為され(S15)、残余処理(初期乱数更新処理(S80))に移行する。
正常割り込みとの肯定判断がなされると(S10:yes)、初期値乱数更新処理(S20)、大当り決定用乱数更新処理(S25)、大当り図柄決定用乱数1更新処理(S30)、大当り図柄決定用乱数2更新処理(S35)、小当り図柄判定用乱数更新処理(S40)、当り決定用乱数更新処理(S45)、リーチ判定用乱数更新処理(S50)、変動パターン決定用乱数更新処理(S55)が行われる。
続く入賞確認処理(S60)では、第1始動口11、第2始動口12、普通図柄作動ゲート17、大入賞口14、及び、一般入賞口31〜34への入球又は通過、並びに、主制御装置80に接続された各スイッチ類への入力を検出する処理が実行される。続いて、当否判定処理(S65)、画像出力処理等の各出力処理(S70)、不正監視処理(S75)を行って、次に割り込み信号が入力されるまでの残余時間内には初期乱数更新処理(S80)をループ処理する。
(4)始動入賞処理について
次に図5のフローチャートを用いて、主制御装置80が実行する始動入賞処理を説明する。始動入賞処理は、メインルーチンにて実行される入賞確認処理の1つである。始動入賞処理は、第1始動口11又は第2始動口12に遊技球が入球したとき、又は普通図柄作動ゲート17を遊技球が通過したときに取得する当否乱数等の種々の乱数を、保留記憶として主制御装置80に格納(記憶)する処理となる。また本処理では、記憶した乱数が予め設定された値か否かを、後述する当否判定処理を実施する以前に判定する先読判定処理を行う。また、始動入賞処理では、第1始動口11及び第2始動口12への入球に起因する各種コマンドをサブ統合制御装置83に送信する処理を行う。以後、第1始動口11に遊技球が入球したときに格納される保留記憶を第1保留記憶、第2始動口12に遊技球が入球したときに格納される保留記憶を第2保留記憶、普通図柄作動ゲート17を遊技球が通過したときに格納される保留記憶を普図保留記憶として説明する。
本実施形態においては、普通図柄保留数表示装置8、第1特図保留数表示装置18、第2特図保留数表示装置19による各々の点灯数の最大個数は4個(最大保留記憶数が4個)となっているが、これに限るわけではなく、例えばそれぞれの最大記憶個数が8個であってもよい。また、それぞれの保留記憶数が0であっても、第1始動口11、第2始動口12に遊技球が入賞したとき、又は普通図柄作動ゲート17に遊技球が入球したときに抽出される当否乱数等の種々の乱数は、最大値未満の記憶数がある場合と同様に主制御装置80に格納される。
S100では、第1始動口スイッチ11aが遊技球を検出したか否か判定する。否定判定なら(S100:no)S130に進み、肯定判定なら(S100:yes)、主制御装置80に格納されている第1保留記憶の数が上限値(=4個)未満か否か判定する(S105)。否定判定なら(S105:no)S130に進み、肯定判定であれば(S105:yes)、抽出した大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数1、大当り図柄決定用乱数2、小当り図柄判定用乱数、リーチ決定用乱数、変動パターン決定用乱数を第1保留記憶として記憶し、第1保留記憶の数を示す第1保留記憶カウンタに1を加算する(S110)。
S110に続いては、記憶した第1保留記憶の先読判定を行う(S115)。具体的には、S110で記憶した大当り判定用乱数の値が大当りを生起させる値か否かを確認し、大当り値なら大当り図柄の種類を確認する。大当り判定がハズレなら、小当りを生起する値か否かを確認し、ハズレならリーチ決定用乱数がスーパーリーチとなる値か否かを確認する。スーパーリーチでなければ、リーチとなる値か否かを確認し、変動パターン決定用乱数の値から変動時間を確認する。上記判定を行うことによって、保留記憶した乱数が、遊技者が大当りの期待が持てる特定の値か否か(はずれでも大当りを期待させる演出が可能な否か)を確認する。なお、抽出した乱数を保留記憶する前に、先読判定を行うようにしても良い。
続いて、S115の判定結果に基づいて第1先読判定コマンドを生成してサブ統合制御装置83に送信し(S120)、S110で加算した第1保留記憶カウンタの値を示す第1保留数指示コマンドをサブ統合制御装置83に送信する(S125)。
S125の処理、又はS100、S105の否定判定(S100:no、S105:no)に続いては、第2始動口スイッチ12aが遊技球を検出したか否か判定する(S130)。否定判定なら(S130:no)、S160に進み、肯定判定なら(S130:yes)、主制御装置80に格納されている第2保留記憶の数が上限値(=4個)未満か否か判定する(S135)。否定判定なら(S135:no)、S160に進み、肯定判定であれば(S135:yes)、抽出した大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数1、大当り図柄決定用乱数2、小当り図柄判定用乱数、リーチ決定用乱数、変動パターン決定用乱数を第2保留記憶として記憶し、第2保留記憶数を示す第2保留記憶カウンタに1を加算し(S140)、S110と同様に記憶した第2保留記憶の先読判定を行う(S145)。なお、抽出した乱数を保留記憶する前に、先読判定を行うようにしても良い。
続いて、S145の判定結果に基づいて第2先読判定コマンドを生成してサブ統合制御装置83に送信し(S150)、S140で加算した第2保留記憶カウンタの値を示す第2保留数指示コマンドをサブ統合制御装置83に送信して(S155)、S160に進む。
S160では、普通図柄作動スイッチ17aが遊技球を検出したか否か判定する(S160)。否定判定なら(S160:no)リターンに抜け、肯定判定なら(S160:yes)、主制御装置80に格納されている普図保留記憶数が上限値(=4個)未満か否か判定する(S165)。否定判定なら(S165:no)リターンに抜け、肯定判定であれば(S165:yes)、抽出した当り判定用乱数と当り図柄決定用乱数とを普図保留記憶として記憶し、普図保留記憶数を示す普図保留記憶カウンタに1を加算し(S170)、加算した普図保留記憶カウンタの値を示す普図保留記憶数指示コマンドをサブ統合制御装置83に送信し(S175)、リターンする。
サブ統合制御装置83は第1及び第2保留記憶数指示コマンドを受信すると、受信したコマンドが示す保留記憶数に応じて演出図柄表示装置6上で表示する保留図柄の数を変化させる指示信号を演出図柄制御装置82に送信する。また、本実施形態では、演出図柄表示装置6上では普通図柄の保留記憶数表示は行わないが、普図保留記憶数指示コマンドの受信に応じて表示する構成としてもよいし、普図保留記憶数指示コマンド自体を送信しない構成としてもよい。また、普図の先読判定を実施し判定結果をサブ統合制御装置に送信する構成も考えられる。これにより、普通電動役物(第2始動口12)の開放を期待させる先読予告演出の実施が可能となる。
(5)当否判定処理について
次に、図6を用いて主制御装置80が実行する当否判定処理を説明する。本処理は、メインルーチンにて実行される。
S200では、特図の始動条件が成立しているか否か判定する。具体的には、大当り遊技中でなく、且つ、第1特別図柄及び第2特別図柄が変動中又は確定表示中でないことを確認する。S200が否定判定なら(S200:no)特別図柄確定処理に移行する。肯定判定であれば(S200:yes)、第2保留記憶が有るか否か判定する(S205)。肯定判定なら(S205:yes)、S215に進み、否定判定なら(S205:no)第1保留記憶が有るか否か判定する(S210)。S210が否定判定なら(S210:no)特別図柄確定処理に移行し、肯定判定なら(S210:yes)、S215に進む。S205とS210の判定順により、第2保留記憶の当否判定を優先して実施する構成となっている。なお、本実施形態では、特別図柄が複数(第1特別図柄と第2特別図柄)の構成となっているが、特別図柄を1つとした構成であっても良い。また、第2保留記憶の当否判定を優先して実行せず、先に生じた保留記憶から順に当否判定を行う構成であっても良い。
S205又はS210が肯定判定なら(S205:yes、S210:yes)、時短フラグが0か否か判定する(S215)。否定判定なら(S215:no)、時短状態中の処理に進む。時短状態中の処理では、後述するS220〜S275と同様にして当否判定や特別図柄の変動パターンの設定等が行われるが、選択される変動パターンの時間が、時短状態でない場合に比べ短くなっている。このため、詳細な説明は省略する。
時短フラグは、主制御装置80にて記憶される値であり、時短フラグの値が「0」のときは、時短状態ではないことを、時短フラグの値が「1」のときは、時短状態であることを主制御装置80が判断する。時短状態では、普通図柄、第1及び第2特別図柄の変動時間が短縮されるとともに、開放延長機能が作動し普通電動役物の作動回数が増加するとともに作動時間が通常状態よりも延長される。
S215が肯定判定なら(S215:yes)、当否判定の対象となる保留記憶のシフト処理を行うと共に保留記憶カウンタから1を減算し(S220)、当否判定の対象となる保留記憶の大当り判定用乱数と予め設定された特図当否判定テーブルとを比較して、大当り判定用乱数の値が特図当否判定テーブル内の判定値と一致するか比較する(S225)。特図当否判定テーブルは、高確率状態用と低確率状態用の2種類のテーブルがあり、当否判定時の遊技状態が低確率状態であれば低確率状態用の当否判定テーブルを用いて比較し、高確率状態用であれば高確率状態用の当否判定テーブルを用いて比較する。
続いてS225の比較結果が大当りか否かを判定し(S230)、肯定判定なら(S230:yes)、図柄モード設定処理を行う(S235)。図柄モード設定処理では、判定対象となる第1又は第2保留記憶の大当り図柄決定用乱数1に基づいて、大当り遊技終了後の遊技状態を決定する図柄モードを設定する。
続いて、設定した図柄モードの種類と大当り図柄決定用乱数2に基づいて大当り図柄選択処理を行う(S240)。これは、図柄モードの種類毎に設定された図柄郡の中から確定表示する大当り図柄を決定する処理となる。
次にS235で設定した図柄モードに基づいてモードバッファ設定処理を行う(S245)。モードバッファは当否判定時に確定した大当り遊技終了後の遊技状態の内容を、該遊技状態を設定する大当り遊技終了時まで記憶する装置である(大当り遊技中は遊技状態を設定する確変フラグ及び時短フラグをクリアする必要があるため)。モードバッファとしては、具体的な遊技内容(確変機能および開放延長機能(時短機能)の作動とその作動回数)は記憶せず、具体的な遊技内容に対応した値を記憶する構成となっている。
次に、当否判定の対象とした保留記憶のリーチ決定用乱数および変動パターン決定用乱数に基づいて、第1特別図柄表示装置9又は第2特別図柄表示装置10、及び演出図柄表示装置6に表示する図柄の変動時間となる変動パターンを、変動パターン選択テーブルから選択する(S250)。
次に、選択した大当り図柄および変動パターンの情報を、変動指示コマンドとしてサブ統合制御装置83へ送信する(S255)。この情報を受信したサブ統合制御装置83からの指示に基づいて、演出図柄制御装置82は演出図柄表示装置6を制御し、第1又は第2特別図柄の大当り図柄及び変動パターンの情報に基づいて、第1又は第2特図に対応した演出図柄の演出変動表示を開始する。サブ統合制御装置83への送信とほぼ同時に、主制御装置80は、第1特別図柄表示装置9又は第2特別図柄表示装置10を直接制御して特別図柄の変動を開始する。
S230が否定判定、即ちハズレなら(S230:no)、S225の比較処理の結果が小当りであるか否か判定し(S260)、肯定判定なら(S260:yes)、小当り図柄を選択し(S265)、続いて小当り遊技の開放パターン設定処理を行い(S270)、小当り図柄に対応する変動パターン選択処理を行い(S250)、小当り図柄および変動パターンの情報となる変動指示コマンドをサブ統合制御装置83へ送信する(S255)。この情報を受信したサブ統合制御装置83からの指示に基づき演出図柄制御装置82は演出図柄表示装置6を制御し、小当り図柄および変動パターンの情報に基づいた第1又は第2特図に対応した演出図柄の変動表示を開始する。サブ統合制御装置83への送信とほぼ同時に、主制御装置80は、第1特別図柄表示装置9又は、第2特別図柄表示装置10を直接制御して特別図柄の変動を開始する。
S260が否定判定なら(S260:no)、ハズレ図柄を選択し(S275)、続いてハズレ図柄に対応する変動パターン設定処理を行い(S250)、ハズレに関する図柄及び変動パターンの情報となる変動指示コマンドをサブ統合制御装置83へ送信する(S255)。この情報を受信したサブ統合制御装置83からの指示に基づき演出図柄制御装置82は演出図柄表示装置6を制御し、ハズレ図柄および変動パターンの情報に基づいた第1又は第2特図に対応した演出図柄の変動表示を開始する。サブ統合制御装置83への送信とほぼ同時に主制御装置80は、第1特別図柄表示装置9又は第2特別図柄表示装置10を直接制御して特別図柄の変動を開始する。
(6)特別図柄確定処理について
次に、図7のフローチャートを用いて主制御装置80が実行する特別図柄確定処理を説明する。本処理は、当否判定処理に続いて実行される。
S300では、特別図柄の変動中か否か判定し、否定判定なら(S300:no)特別遊技処理に移行し、肯定判定なら(S300:yes)、S250で選択した第1又は第2特別図柄の変動パターンが示す変動時間が経過したか否か判定する(S305)。否定判定なら(S305:no)特別遊技処理に移行し、肯定判定なら(S305:yes)、確定表示される特図や、該特図が第1及び第2特図のうちのいずれであるかを示す確定コマンドをサブ統合制御装置83へ送信するとともに、図6のS240,S265,又はS275で選択された特別図柄を第1特図表示装置9又は第2特図表示装置10に確定表示する(S310)。確定コマンドを受信したサブ統合制御装置83からの指示に基づいて、演出図柄制御装置82は、演出図柄表示装置6に演出図柄を確定表示する。
続いて、第1特図表示装置9又は第2特図表示装置10に確定表示した図柄が、大当りの際に確定表示される特図である大当り図柄か否か判定する(S315)。肯定判定なら(S315:yes)、条件装置作動開始処理を行い(S320)、役物連続作動装置作動開始処理(S325)を行う。これにより、大当り遊技が開始される。その後、大当りフラグに1をセットし(S330)、大当り遊技の内容を示す大当り遊技開始コマンドをサブ統合制御装置83に送信して(S335)特別遊技処理に移行する。
S315が否定判定なら、確定した図柄が小当り図柄か否か判定し(S340)、否定判定なら(S340:no)特別遊技処理に移行し、肯定判定なら(S340:yes)、小当りフラグに1をセットし(S345)、小当り開始コマンドをサブ統合制御装置83に送信し(S350)特別遊技処理に移行する。
(7)特別遊技処理について
次に、図8〜12のフローチャートを用いて、主制御装置80が実行する特別遊技処理を実行する。本処理は、大当り遊技開始処理に続いて実行される。
S500では、大当りフラグに基づいて条件装置が未作動か否かを判定する。S500が肯定判定、即ち、大当り中でなければ(S500:yes)、小当り遊技として大入賞口14が作動中か否かを判定する(S505)。S505が否定判定なら(S505:no)リターンし、肯定判定なら(S505:yes)、小当り開始インターバル中であるか否かを判定し(S510)、肯定判定なら(S510:yes)、小当り開始インターバル時間が経過したか否かを判定し(S520)、否定判定なら(S520:no)、リターンし、肯定判定なら(S520:yes)、小当り遊技として大入賞口14を開放するとともに、サブ統合制御装置83に大入賞口小当り演出指示コマンドを送信し(S525)リターンする。なお、一例として、小当り遊技は、大入賞口14が1.6秒の開放を1回行う構成となっている。
S510が否定判定なら(S510:no)、小当り動作中か否か(大入賞口14が1.6秒の開放を行っているか否か)を判定し(S535)、肯定判定なら(S535:yes)、カウントスイッチ14aが遊技球を検出したか否か判定し(S540)、肯定判定なら(S540:yes)、当該小当り遊技時の大入賞口14への遊技球の入球数が9個未満か否か判定する(S545)。S540が否定判定(S540:no)、又はS545が肯定判定(S545:yes)なら、大入賞口14の小当り遊技の開放時間が経過したか否か判定し(S550)、否定判定なら(S550:no)リターンする。
S545が否定判定(S545:no)、又はS550が肯定判定(S550:yes)なら、小当り遊技を行う大入賞口14の閉鎖処理を行い(S555)、続いて小当り終了演出処理を行い(S560)リターンする。
S535が否定判定で小当り遊技中ではないなら(S535:no)、小当り終了演出の時間が経過したか否かを判定し(S565)、否定判定なら(S565:no)リターンし、肯定判定なら(S565:yes)、小当り遊技終了処理を行ない(S570)リターンに抜ける。
図8のS500が否定判定、即ち大当りフラグが立っていれば(S500:no)、図9のフローチャートに進み、大入賞口14が閉鎖中か否か判定し(S600)、肯定判定なら(S600:yes)、大当り遊技の開始演出中か否か判定する(S605)。S605が肯定判定なら(S605:yes)、大当り遊技の開始演出時間が経過したか否かを判定し(S610)、否定判定なら(S610:no)リターンし、肯定判定なら(S610:yes)、大入賞口14の開放処理を行うとともに、サブ統合制御装置83に大入賞口開放演出を指示するコマンドを送信し(S615)リターンする。
S605が否定判定なら(S605:no)、即ち、大当り遊技の開始演出中ではないなら、インターバル中か否か判定し(S620)、否定判定なら(S620:no)、大当り遊技の終了演出中か否か判定し(S630)、否定判定なら(S630:no)、大当り開始演出処理を行いサブ統合制御装置83に大当り遊技の開始演出を指示するコマンドを送信し(S635)、リターンする。該コマンドにより、大当り遊技開始処理にて決定された開始演出時間(換言すれば、開始演出の継続時間)がサブ統合制御装置83に通知される。また、該コマンドを受信したサブ統合制御装置83は、後述する開始演出を実行する。
S620が肯定判定、即ち、インターバル中なら(S620:yes)、インターバル時間が経過したか否か判定し(S625)、否定判定なら(S625:no)リターンし、肯定判定なら(S625:yes)上述したS615に進む。
S600が否定判定、即ち、大入賞口14が開放中なら(S600:no)、図10のフローチャートに進み、大入賞口14が開放中か否か、即ち、大当り遊技の実行中か否か判定し(S700)、肯定判定なら(S700:yes)、カウントスイッチ14aが遊技球を検出したか否か判定し(S705)、肯定判定なら(S705:yes)、当該開放中のカウントスイッチ14aの検出数が9個未満か否か判定する(S710)。S705が否定判定、又はS710が肯定判定(S710:yes)なら、大入賞口14の開放時間が経過したか否か判定し(S715)、否定判定なら(S715:no)リターンし、S710が否定判定(S710:no)、又はS715が肯定判定なら(S715:yes)、大入賞口14の閉鎖処理を行う(S720)。
S700が否定判定であれば、図11のフローチャートに進み、終了した大入賞口14の動作が最終ラウンドか否か判定する(S750)。S750にて肯定判定であれば(S750:yes)、大当り終了演出処理を行い、サブ統合制御装置83に大当り終了演出を指示するコマンドを送信し(S755)、リターンする。S750が否定判定なら(S750:no)、大当りインターバル処理を行い、サブ統合制御装置83にインターバル演出を開始する指示信号を送信し(S760)リターンする。
図9に戻り、S630が肯定判定、即ち、大当り終了演出中なら(S630:yes)、図12のフローチャートに進み、大当り終了演出時間が経過したか否か判定し(S800)否定判定なら(S800:no)、リターンに抜ける。S800が肯定判定なら(S800:yes)、役物連続作動装置の停止処理(S805)と条件装置の作動停止処理(S810)を行って大当り遊技を終了し、図6のS245(特図当否判定処理)で設定したモードバッファを参照して(S815)、モードバッファの内容に応じて、確変フラグ(S820)、確変カウンタ(S825)、時短フラグ(S830)、時短カウンタ(S835)を設定し、モードバッファをクリアし(S840)、サブ統合制御装置83に終了コマンドと(S845)、設定した確変フラグと時短フラグに基づく状態指定コマンドを送信し(S850)、大当りフラグに0をセットして(S855)リターンする。
(8)演出について
本パチンコ機のサブ統合制御装置83は、主制御装置80からのコマンドに従い、演出図柄表示装置6の演出画面や、スピーカ66や、LED、ランプ26等を介して、例えば、図柄演出や予告演出等といった、大当り抽選の結果を示唆する演出を行う。各演出には、信頼度が固有に定められている。信頼度とは、演出により結果が示唆される大当り抽選で大当りとなることが信頼できる度合い(例えば、該大当り抽選で大当りになる確率)を意味する。
具体的には、図柄演出は、大当り抽選が行われた際に、主制御装置80から変動指示コマンドを受信することにより開始される。図柄演出では、特図の変動表示と並行して演出画面における複数の変動エリアで演出図柄の変動表示を行い、大当り抽選の結果を示唆すると共に、最終的に各変動エリアに演出図柄を確定表示し、確定表示された演出図柄の組合せにより大当り抽選の結果を報知する。無論、演出画面ではなく、例えば、ドラム等により図柄演出を行っても良い。図柄演出として、信頼度が固有に定められた複数の種類のリーチ演出が設けられている。リーチ演出では、リーチの状態で演出図柄を表示する共に、様々な画像や音声等が出力される。なお、リーチの状態とは、複数の変動エリアのうちの1つで変動表示が行われていると共に、残りの変動エリアでは、変動表示が行われておらず、いずれかの演出図柄が表示されており、該1つの変動エリアにていずれかの演出図柄が表示されると、これらの変動エリアに、大当りを示す演出図柄の組合せが表示される状態である。
また、リーチ演出として、ノーマルリーチ演出と特別リーチ演出とが設けられている。特別リーチ演出は、ノーマルリーチ演出よりも実行される頻度が低く、ノーマルリーチ演出よりも継続時間が長い。また、特別リーチ演出の平均的な信頼度は、ノーマルリーチ演出の平均的な信頼度よりも高い。また、図柄演出において、例えば、最初にノーマルリーチ演出を行い、その後、予め定められたタイミングに、ノーマルリーチ演出に替えて特別リーチ演出が行われても良い。
一方、予告演出とは、図柄演出にて大当り抽選の結果が確定表示されるよりも前に、該大当り抽選の結果を示唆する演出である。予告演出は、図柄演出とは別の演出であっても良い。また、予告演出は、図柄演出と連動して実行されても良いし、図柄演出と連動すること無く実行されても良い。本実施形態では、例えば、カットイン予告や、ボタン予告や、ステップアップ予告や、先読み予告や、連続予告や、セリフ予告や、擬似連等といった、様々なタイプの予告演出が設けられている。
より詳しくは、カットイン予告では、図柄演出等が行われている演出画面に、所定の画像が上書きするように表示される。また、ボタン予告では、遊技者による演出ボタン67の操作に応じて、例えば、演出画面に所定の画像を表示したり、LED、ランプ26を発光させたり、スピーカ66から音声を出力したりする。なお、ボタン予告の際、演出画面等を介して遊技者に演出ボタン67の操作が促される。また、ステップアップ予告は、複数の演出段階を有し、各演出段階を順番に実行する。また、ステップアップ予告では、最終的に何番目の演出段階が実行されたかにより、信頼度が示されても良い。また、先読み予告では、図柄演出が開始される前に、該図柄演出により結果が報知される大当り抽選の結果が示唆される。具体的には、保留記憶に対応して表示される保留図柄を変化させることで、先読み予告が行われても良い。なお、先読み予告は、先読み判定コマンドに基づき行われる。また、連続予告では、複数の大当り抽選に対応して連続的に行われる複数の図柄演出と共に演出が行われる。また、セリフ予告では、演出に登場するキャラクタのセリフが、1回又は複数回にわたって表示される。また、擬似連とは、擬似連続変動演出の略であり、1回の図柄演出において、確定表示がされる前に、擬似的に複数回の演出図柄の変動表示を行う演出である。なお、これらのタイプ以外のタイプの予告演出が行われても良い。また、複数のタイプを組み合わせた予告演出が行われても良い。
また、信頼度が固有に定められた複数の態様を有するバリエーション演出が設けられていても良い。具体的には、バリエーション演出は、例えば、演出で表示される画像の一部(例えば、該画像の枠や、背景や、セリフ等)の色や模様や、演出中に発光するLED、ランプ26の色の異なる複数の態様を有していても良い。そして、例えば、青=信頼度低、緑=信頼度中、赤=信頼度高、特殊色=信頼度超高、といった具合に、色により信頼度を示しても良い。この他にも、バリエーション演出は、例えば、演出にて表示される要素(例えば、キャラクタ等)や、演出中に出力される音声等の異なる複数の態様を有し、該要素や音声の種類により信頼度を示しても良い。また、バリエーション演出は、例えば、演出時間や演出展開が異なる複数の態様を有し、演出時間や演出転回により信頼度を示しても良い。
(9)特別演出について
本実施形態のパチンコ機では、大当り抽選の結果を示唆する演出の一部として、特別演出が設けられている。特別遊技の信頼度は、現在の設定値に応じて異なる。具体的には、遊技者の有利さの度合いが一定値を上回る(換言すれば、当選確率が閾値を上回る)高設定値と、遊技者の有利さの度合いが該一定値を下回る(換言すれば、当選確率が該閾値を下回る)低設定値とが設けられている。そして、高設定値が現在の設定値である場合の特別演出の信頼度は、低設定値が現在の設定値である場合の特別演出の信頼度はよりも低い。
本実施形態では、一例として、特別演出は、現在の設定値が高くなるに従い、信頼度が低くなる。すなわち、現在の設定値が各設定値である場合の特別演出の信頼度(以後、設定1、2、又は3の信頼度と記載)の大小関係は、
設定3の信頼度<設定2の信頼度<設定1の信頼度
となっている。
この他にも、例えば、現在の設定値の高さが一定以上である場合に、特別演出の信頼度が下がっても良く、少なくとも、遊技者に最も不利な設定値に比べて一定以上の有利さの設定値が現在の設定値である場合に、特別演出の信頼度が下がっても良い。
すなわち、例えば、
設定3の信頼度=設定2の信頼度<設定1の信頼度
となっていても良いし、
設定3の信頼度<設定2の信頼度=設定1の信頼度
となっていても良い。
また、例えば、現在の設定値が高くなるに従い特別演出が行われる確率を高くすることで、特別演出の信頼度を低くしても良い。
しかし、その一方で、特別演出により結果が示唆される大当り抽選で大当りとなった場合に、大当り遊技の後に特典状態に移行する確率は、特別演出にて結果が示唆されること無く大当り抽選で大当りとなった場合に、大当り遊技の後に特典状態に移行する確率よりも高い。一例として、本実施形態では、大当りとなった場合、特別演出が行われたときは、特別演出が行われなかったときに比べ、大当り遊技の後に確変状態に移行する確率が高くなる。しかし、これに限らず、大当り遊技の後に時短状態に移行する確率が高くなっても良いし、確変状態且つ時短状態に移行する確率が高くなっても良い。
本実施形態では、上述した予告演出の一部やリーチ演出の一部が特別演出となる。なお、特別演出として行われる予告演出は、演出画面にて行われるものに限らず、例えば、可動役物の可動や、ランプの発光や、特殊音の出力や、これらを組み合わせたもの等であっても良い。
具体的には、例えば、バリエーション演出として構成された予告演出又はリーチ演出における一部の態様を特別演出とし、その他の態様を特別演出ではない演出(以後、通常演出)としても良い。この場合、特別演出となる態様の演出の平均的な信頼度は、通常演出となる態様の演出の平均的な信頼度よりも高くても良い。
また、例えば、バリエーション演出ではない予告演出を、特別演出としても良いし、バリエーション演出として構成された予告演出における全ての態様を、特別演出としても良い。この場合、特別演出としての予告演出の信頼度を、一定以上としても良い。そして、特別演出よりも信頼度の低い通常演出により大当り抽選の信頼度が示されている時に、該特別演出を実行し、これにより、該特別演出を行うことで、該大当り抽選について示された信頼度が向上するようにしても良い。
バリエーション演出として構成されていない予告演出は、当該予告演出の種類で信頼度が異なるものではなく、所定の実行タイミングで当該予告演出が実行されるか否かにより信頼度を示す。当該予告演出が実行タイミングで実行された場合の図柄演出は、当該予告演出が実行されなかった場合の図柄演出よりも信頼度が高くなる。こうすることで、実行タイミングで当該予告演出が実行されるか否かの期待感を与えることができる。
なお、通常演出においても、現在の設定値に応じて出現率が変化しても良く、その結果として、現在の設定値に応じて信頼度が変化しても良い。より詳しくは、通常演出においても、現在の設定値が高くなるに従い信頼度が低くなっても良い。しかしながら、このような場合であっても、好適には、特別演出における現在の設定値に応じた信頼度の違いは、通常演出における現在の設定値に応じた信頼度の違いよりも大きい。
図13(a)は、一例として、特別演出である予告演出(一例として、カットイン予告)の演出画面900を示している。演出画面900のカットイン予告では、図柄演出に重畳して画像901が表示される。画像901は、枠902、セリフ903、キャラクタ904、及び、背景905等の要素を有する。該カットイン予告は、バリエーション演出として構成されており、信頼度の異なるN個の態様が設けられている。なお、Nは2以上の整数である。各態様は、例えば、画像901の一部の要素の色や模様が異なっていても良いし、セリフ903の内容や、キャラクタ904の表情や、キャラクタ904そのもの等が異なっていても良い。
一方、図13(b)は、一例として、特別演出であるリーチ演出の演出画面910を示している。演出画面910のリーチ演出では、演出図柄の変動表示の背景として、画像911が表示される。画像911は、キャラクタ913及び炎914等の要素を有する。該リーチ演出もまた、バリエーション演出として構成されており、信頼度の異なるN個の態様を有し、各態様は、例えば、画像911の一部の要素の色や模様が異なっていても良いし、炎の914の大きさや、キャラクタ913の表情や挙動や、キャラクタ913そのもの等が異なっていても良い。
そして、例えば、上記予告演出又はリーチ演出のN個の態様のうち、X個の態様を特別演出とし、他の態様を通常演出としても良い。なお、Xは1以上N未満の整数である。そして、特別演出となる態様の平均的な信頼度を、通常演出となる態様の平均的な信頼度よりも高くしても良い。具体的には、例えば、1〜X番目に信頼度が高い態様を特別演出とし、残りの態様を通常演出としても良い。また、例えば、特殊色が表示される最も信頼度の高い態様を含む1又は複数の態様を特別演出とし、他の色が表示される態様を通常演出としても良い。
また、例えば、バリエーション演出として構成された予告演出又はリーチ演出の一部の態様や、バリエーション演出として構成されていない予告演出又はリーチ演出を、プレミアム予告としても良い。そして、プレミアム予告を特別演出とし、現在の設定値の高さが一定未満の場合には、プレミアム予告が行われた場合には必ず大当りとなり、現在の設定値の高さが一定以上の場合には、プレミアム予告が行われた場合にハズレとなる可能性を設けても良い。これにより、プレミアム予告が行われた場合には、大当りとなるか、或いは、現在の設定値が高いことが判明し、遊技者を喜ばせることができる。
無論、これに限らず、バリエーション演出として構成された予告演出又はリーチ演出において、信頼度のより高い態様が存在する1又は複数の態様を特別演出とし、他の態様を通常演出としても良い。また、例えば、特別演出となる態様の平均的な信頼度は、通常演出となる態様の平均的な信頼度よりも低くても良い。このような場合には、信頼度の低い態様の演出が行われたとしても、仮に現在の設定値が低ければ相対的に信頼度が高くなるため、遊技者に大当りへの期待感を持たせることができる。
また、例えば、バリエーション演出として構成された予告演出又はリーチ演出の全ての態様を特別演出としても良いし、バリエーション演出として構成されていない予告演出又はリーチ演出を、特別演出としても良い。この場合、例えば、最も信頼度の高い(或いは、信頼度が相対的に高く、出現率が低い)リーチ演出や予告演出を、特別演出としても良い。
また、カットイン予告以外の予告演出を、同様にして特別演出としても良い。具体的には、例えば、ステップアップ予告がバリエーション演出として構成されている場合に、その一部の態様を特別演出としても良い。すなわち、ステップアップ予告にM個の演出段階が設けられており、実行される演出段階の数が異なる複数の態様が設けられていたとする。この場合、Y番目以上の演出段階まで到達する態様を、特別演出とし、Y番目の演出段階まで到達しない態様を、通常演出としても良い。なお、Mは2以上の整数であり、Yは、2以上M以下の整数である。
(10)特別演出実行処理1について
次に、特別演出実行処理1について、図14のフローチャートを用いて説明する。特別演出実行処理1では、図柄演出の実行中に、バリエーション演出として構成された予告演出又はリーチ演出を、特別演出となる態様と、通常演出となる態様とのうちの一方で実行する。なお、本処理は、サブ統合制御装置83にて周期的に実行される。
S1000では、サブ統合制御装置83は、予告演出又はリーチ演出の実行タイミングが到来したか否かを判定する。具体的には、サブ統合制御装置83は、例えば、現在実行中の図柄演出の開始後からの経過時間や、図柄演出でリーチとなるか否かや、図柄演出で示される大当り抽選の結果等に基づき、該判定を行っても良い。なお、図柄演出でリーチとなるか否かや、図柄演出で示される大当り抽選の結果は、先に受信した変動指示コマンドに基づき把握されても良い。そして、肯定判定が得られた場合には(S1000:Yes)、S1005に移行し、否定判定が得られた場合には(S1000:No)、本処理を終了する。
S1005では、サブ統合制御装置83は、現在の設定値に基づき、到来した実行タイミングに実行される予告演出又はリーチ演出を、特別演出の態様で行うか否かを判定する。また、実行中の図柄演出にて大当りとなる場合には、大当り遊技後の遊技状態を加味して、該予告演出又はリーチ演出を、特別演出の態様で行うか否かを判定する。なお、該図柄演出にて大当りとなるか否かや、大当り遊技後の遊技状態は、変動指示コマンドに基づき把握される。S1005での判定により、特別演出は、現在の設定値が高くなるに従い信頼度が低くなり、且つ、特別演出が行われた際に大当りとなった場合には、特別演出が行われることなく大当りとなった場合に比べ、大当り遊技の後に特典状態に移行する確率が高くなるよう調整される。
そして、予告演出又はリーチ演出を特別演出の態様で行う場合には(S1010:Yes)、サブ統合制御装置83は、S1015にて、特別演出の態様で予告演出又はリーチ演出を実行し、本処理を終了する。一方、予告演出又はリーチ演出を通常演出の態様で行う場合には(S1010:No)、サブ統合制御装置83は、S1020にて、通常演出の態様で予告演出又はリーチ演出を実行し、本処理を終了する。
なお、特別演出実行処理1では、図柄演出の開始後に、予告演出又はリーチ演出を特別演出の態様で行うか否かが決定される。しかしながら、例えば、図柄演出の開始時に、変動指示コマンド等に基づき、予告演出又はリーチ演出を特別演出の態様で行うか否かを決定しても良い。
(11)特別演出実行処理2について
次に、特別演出実行処理2について、図15のフローチャートを用いて説明する。特別演出実行処理2では、図柄演出の実行中に、バリエーション演出として構成されていない特別演出である予告演出又はリーチ演出を実行する。なお、本処理は、サブ統合制御装置83にて周期的に実行される。
S1100では、サブ統合制御装置83は、特別演出の実行タイミングが到来したか否かを判定する。具体的には、サブ統合制御装置83は、例えば、特別演出実行処理1のS1000と同様に、現在実行中の図柄演出の開始後からの経過時間や、図柄演出でリーチとなるか否かや、図柄演出で示される大当り抽選の結果等に基づき、該判定を行っても良い。そして、肯定判定が得られた場合には(S1100:Yes)、S1105に移行し、否定判定が得られた場合には(S1100:No)、本処理を終了する。
S1105では、サブ統合制御装置83は、特別演出実行処理1のS1005と同様にして、現在の設定値に基づき、到来した実行タイミングに特別演出を実行するか否かを判定する。また、実行中の図柄演出にて大当りとなる場合には、大当り遊技後の遊技状態を加味して、特別演出を実行するか否かを判定する。S1105での判定により、特別演出は、現在の設定値が高くなるに従い信頼度が低くなり、且つ、特別演出が行われた際に大当りとなった場合には、特別演出が行われることなく大当りとなった場合に比べ、大当り遊技の後に特典状態に移行する確率が高くなるよう調整される。
本処理で実行される特別演出は、実行される場合とされない場合とで信頼度が異なり、いずれの設定においても、実行タイミングで本特別演出が実行された場合はされなかった場合よりも信頼度が高いものであるとよい。従来信頼度が高い予告が外れる場合は遊技者にとって落胆してしまう状況であるが、ハズレが高設定の可能性が高くなるということで、外れたことに対する落胆を抑えることができ、遊技継続意欲を高めることが可能である。
そして、特別演出を実行する場合には(S1110:Yes)、サブ統合制御装置83は、S1115にて、特別演出を実行し、本処理を終了する。一方、特別演出を実行しない場合には(S1110:No)、サブ統合制御装置83は本処理を終了する。
なお、特別演出実行処理2では、図柄演出の開始後に、特別演出を行うか否かが決定される。しかしながら、例えば、図柄演出の開始時に、変動指示コマンド等に基づき、特別演出を行うか否かを決定しても良い。
[効果]
上記実施形態によれば、特別演出により結果が示唆された大当り抽選でハズレとなることが、現在の設定値が遊技者に有利であるとの予想の根拠となる。このため、特別演出が出現したにも関わらずハズレとなった場合に、遊技者の落胆を抑制し、遊技者の遊技意欲を高めることができる。
一方、特別演出により結果が示唆された大当り抽選で大当りとなることが、現在の設定値が遊技者に不利であるとの予想の根拠となる。しかしながら、その反面、大当りにより遊技者に賞球が付与されると共に、大当り遊技後に特典状態に移行し易くなる。つまり、現在の設定値が遊技者に不利であると予想され得る状況でありながら、遊技の状況は遊技者に有利となり、その結果、遊技者の遊技意欲が高められる。
したがって、遊技者の遊技意欲の減退を抑制しつつ、パチンコ機における現在の設定値を予想可能とすることができる。
[他の実施形態]
(1)上記実施形態のパチンコ機では、大当り抽選で大当りとなる確率を変化させることで、設定値の変更に応じて遊技者の有利さの度合いを変化させている。しかしながら、設定値の変更に応じて、例えば、大当り遊技の終了後に特典状態に移行する確率や、大当り遊技中に付与され得る賞球数等を変えることで、遊技者の有利さの度合いを変化させても良い。このような構成を有する場合であっても、同様の効果が得られる。
(2)上記実施形態のパチンコ機では、大当り図柄の種類により、大当り遊技後の遊技状態が定められる。しかしながら、大入賞口14の内部に特定領域を設け、大当り遊技中に遊技球が特定領域に進入した場合に特典条件が充足されたものとみなし、大当り遊技後に特典状態に移行するようにしても良い。また、この場合、大入賞口14の内部に、大入賞口14に進入した遊技球が特定領域に進入する確率を変化させる振分部材を設け、大当り図柄の種類に応じて振分部材を制御するようにしても良い。具体的には、大当り遊技終了後に特典状態に移行可能な(或いは、特典状態に移行し易い)大当り図柄と、大当り遊技終了後に特典状態に移行不可能な(或いは、特典状態に移行し難い)大当り図柄とを設けても良い。そして、特別演出が行われた場合に大当りとなった場合には、特典状態に移行可能な(或いは、特典状態に移行し易い)大当り遊技が行われる確率を高くしても良い。このような構成を有する場合であっても、同様の効果が得られる。
(3)上記実施形態のパチンコ機では、第2特図の大当り抽選にて高確率で小当りに当選する、所謂1種2種混合機として構成されていても良い。そして、この場合、第2始動口12の開放頻度が高くなる時短状態を、特典状態としても良い。
(4)上記実施形態において、パチンコ機は、隠しボタン演出を行っても良い。また、隠しボタン演出は、特別演出として構成されており、現在の設定値が高くなるに従い、信頼度が低くなっても良い。隠しボタン演出とは、所定の操作タイミングで行われた演出ボタン67の操作に応じて予告演出を行い、一定の確率で大当りとなることを示唆する演出である。隠しボタン演出では、演出画面等を介して、遊技者に対し、操作タイミングに演出ボタン67を操作することを促さない。このため、遊技者は、少なくとも操作タイミングの付近の時期には、パチンコ機から操作タイミングが到来することを把握できない。
(5)上記実施形態において、大当り遊技中に行われる、当該大当り遊技の終了後に特典状態が付与されるか否かを示唆する特典演出のうちの少なくとも一部を、特別演出としても良い。そして、高設定値が現在の設定値である場合の該特別演出の信頼度は、低設定値が現在の設定値である場合の該特別演出の信頼度はよりも低くても良い。なお、ここでの信頼度とは、該特別演出が行われた大当り遊技の後に、特典状態が付与される確率を意味する。
[特許請求の範囲との対応]
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
パチンコ機が、弾球遊技機の一例に相当する。また、第1、第2始動口11、12が、始動領域の一例に相当する。また、当否判定処理におけるS225が当否判定手段の一例に、特別遊技処理におけるS600〜S760が特別遊技手段の一例に、S815〜S835が移行手段の一例に相当する。また、サブ統合制御装置83及び演出図柄表示装置6等が、演出手段の一例に相当する。
1…遊技盤、3…遊技領域、6…演出図柄表示装置、9…第1特別図柄表示装置、10…第2特別図柄表示装置、11…第1始動口、12…第2始動口、14…大入賞口、18…第1特別図柄保留数表示装置、19…第2特別図柄保留数表示装置、80…主制御装置、82…演出図柄制御装置、83…サブ統合制御装置、90…役連ゲート。

Claims (5)

  1. 当否判定の当選確率の異なる複数の設定値が設けられており、外部からの指示により前記設定値のうちのいずれかを現在の設定値として選択可能な弾球遊技機であって、
    遊技球が遊技領域に設けられた始動領域に進入すると、前記現在の設定値に応じた前記当選確率で前記当否判定を行う当否判定手段と、
    前記当否判定での当選に起因して、複数のラウンドにわたって大入賞口を開放させる特別遊技を行う特別遊技手段と、
    予め定められた特典条件が充足されると、前記特別遊技の終了後に、遊技者に有利な特典状態に移行する移行手段と、
    演出を行うことで、前記当否判定の結果を示唆する演出手段と、を備え、
    前記演出が行われた際に、当該演出により結果が示唆される前記当否判定で当選することを信頼できる度合いを、信頼度とし、
    前記演出手段は、前記演出として特別演出を行い、
    前記特別演出にて結果が示唆される前記当否判定で当選した場合に、該当選に起因して行われる前記特別遊技の後に前記特典状態に移行する確率は、前記特別演出にて結果が示唆されること無く前記当否判定で当選した場合に、該当選に起因して行われる前記特別遊技の後に前記特典状態に移行する確率よりも高く、
    予め定められた閾値を上回る前記当選確率の前記設定値である高設定値と、前記閾値を下回る前記当選確率の前記設定値である低設定値とが設けられており、
    前記高設定値が前記現在の設定値である場合に行われる前記特別演出の前記信頼度は、前記低設定値が前記現在の設定値である場合に行われる前記特別演出の前記信頼度よりも低い、
    を特徴とする弾球遊技機。
  2. 請求項1に記載された弾球遊技機において、
    複数の態様を有する前記演出を、バリエーション演出とし、各態様の前記バリエーション演出は、前記信頼度が固有に定められており、
    前記演出手段は、一部の前記態様の前記バリエーション演出であって、他の前記態様の該バリエーション演出よりも平均的な前記信頼度が高いものを、前記特別演出として行うこと、
    を特徴とする弾球遊技機。
  3. 請求項1に記載された弾球遊技機において、
    前記特別演出とは、所定のタイミングで実行されるものであり、前記特別演出が実行された場合は、該特別演出が実行されなかった場合よりも前記信頼度が高いこと、
    を特徴とする弾球遊技機。
  4. 請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載された弾球遊技機において、
    前記演出手段は、予告演出のうちの少なくとも一部を、前記特別演出として行うこと、
    を特徴とする弾球遊技機。
  5. 請求項1又は請求項2に記載された弾球遊技機において、
    前記演出手段は、リーチ演出のうちの少なくとも一部を、前記特別演出として行うこと、
    を特徴とする弾球遊技機。
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