JP6737515B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
本願発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、特別遊技の内容を決定するための遊技者の選択に応じた興趣の高い演出を行うことを目的とする。
また、判定手段により遊技球が第1領域に進入したと判定された場合を第1ケースとすると共に、遊技球が第2領域に進入したと判定された場合を第2ケースとしても良い。そして、決定手段は、第2ケースには、抽選により、遊技者の有利さの異なる複数の選択内容のうちのいずれかを、特別遊技の内容として決定し、遊技者に最も有利な選択内容は、第1ケースに決定され得る特別遊技の内容よりも遊技者に有利であり、遊技者に最も不利な選択内容は、第1ケースに決定され得る特別遊技の内容よりも遊技者に不利であっても良い。さらに、第2ケースに選択手段により選択され得る開始演出時間の平均的な長さは、第1ケースに選択手段により選択され得る開始演出時間の平均的な長さよりも長くても良い。
クな選択を行った場合等に開始演出時間を長くし、より充実した内容の開始演出を行うことが可能となる。つまり、該選択を行った遊技者の心理状態等に応じて、様々な開始演出を行うことが可能となる。したがって、特別遊技の内容を決定するための遊技者の選択に応じた興趣の高い演出を行うことができる。
このような構成によれば、開始演出の内容により変化を持たせることができる。したがって、より一層、興趣の高い演出を行うことができる。
[構成の説明]
(1)全体の構成について
図1は、本実施形態におけるパチンコ機の遊技盤1の正面図である。なお、このパチンコ機の全体的な構成は公知技術に沿っているので図示及び説明は割愛する。遊技盤1には公知のガイドレール2a、2bによって囲まれた略円形の遊技領域3が設けられ、図示しない多数の遊技釘が植設されている。遊技領域3の略中央には、窓部を有する液晶枠飾り5が設けられており、演出図柄表示装置6(図2参照)のLCD画面が遊技者から視認可能に構成され、図示しない公知のワープ入口、ワープ通路、ステージ等も設けられている。
遊技領域3の右下部には、複数個のLEDからなる普通図柄表示装置7と、普通図柄保留数表示装置8と、第1特別図柄保留数表示装置18と、第2特別図柄保留数表示装置19と、7セグメント表示装置からなる第1特別図柄表示装置9及び第2特別図柄表示装置10とが配置されている。
第1始動口11に遊技球が入球(第1始動口スイッチ11a(図2参照)が遊技球を検出)すると、第1特別図柄表示装置9において第1特別図柄が変動を開始し、所定時間後に停止する。また、第2始動口12である普通電動役物に遊技球が入球(第2始動口スイッチ12a(図2参照)が遊技球を検出)すると、第2特別図柄表示装置10において第2特別図柄が変動表示を開始し、所定時間後に停止する。
2特別図柄が大当り表示態様となると、大当り遊技(換言すれば、特別遊技)が行われ、所定数のラウンドにわたって大入賞口14が開放される。
次に、図2を用いて、本実施形態におけるパチンコ機の電気的構成を示すブロック図を説明する。図2では、電源の供給系統に関する記載は行わないが、電源が必要な制御装置若しくはアクチュエータ類には、電源装置(図示せず)から直接的又は間接的に供給される構成となっている。
払出中継端子板76を介して遊技球を上皿へと払い出す払出モータ20が接続されている。
また、サブ統合制御装置83には、音量を調節する音量調節スイッチ83aが備えられ、音量調節スイッチ83aの状態(位置)を検出し、その検出結果とスピーカ66へ送信する内容とを判断し、スピーカ66から出力する音量をソフト的に制御するように構成されている。
なお、本パチンコ機は、機外に賞球を払出す構成となっているが、所定数の遊技球を機内に封入し、発射した遊技球を遊技機内で回収して循環的に使用することで遊技を行う封入式遊技機としても、何ら問題なく本発明の効果を発揮する。
(1)概要について
本実施形態におけるパチンコ機では、第1始動口11及び第2始動口12への入球により大当り抽選(換言すれば、当否判定)が行われ、大当り抽選では、大当り又は小当りに当選する。大当りに当選した場合には、大入賞口14を所定のラウンド数にわたって開放する大当り遊技が行われる。一方、小当りに当選した場合には、大入賞口14が、一例として1.6秒間開放される。
また、パチンコ機では、遊技球が普通図柄作動ゲート17を通過すると、普通図柄による当否判定(以後、普通図柄抽選)が行なわれる。そして、普通図柄抽選に当選すると、所定期間にわたって第2始動口12である普通電動役物を開放する普図遊技が行われる。
本実施形態のパチンコ機は、大当り抽選で大当りとなると、そのまま大当り遊技には移行せず、ラウンド決定ゲームが行われる。ラウンド決定ゲームでは、遊技者は、第1又は第2ゲート91、92のうちの任意に選択したゲートに、遊技球を進入させることができる。ラウンド決定ゲームにて遊技球が第1又は第2ゲート91、92を通過すると、ラウンド決定ゲームが終了し、大当り遊技の第1ラウンドが開始される。そして、大当り遊技の内容は、ラウンド決定ゲームにて遊技球が通過したゲートと、遊技抽選の結果とに基づき決定される。以後、ラウンド決定ゲームにて遊技球が第1ゲート91を通過した場合を第1ケースと記載し、遊技球が第2ゲート92を通過した場合を第2ケースと記載する。
(ア)第2ケースに決定され得る遊技者に最も有利な大当り遊技の内容は、第1ケースに決定され得るいずれの大当り遊技の内容よりも、遊技者に有利である。
(イ)第2ケースに決定され得る遊技者に最も不利な大当り遊技の内容は、第1ケースに決定され得るいずれの大当り遊技の内容よりも、遊技者に不利である。
良い。
本実施形態では、一例として、大当り遊技の総ラウンド数により、大当り遊技の有利さが定められる。具体的には、図4(a),(b)に記載されているように、第1ケースでは大当り遊技の総ラウンド数は、常に10ラウンドとなり、第2ケースでは、大当り遊技の総ラウンド数は、遊技抽選により、4ラウンド又は16ラウンドのいずれかとなる。つまり、これらの総ラウンド数が、第2ケースにおいて選択され得る大当り遊技の内容(以後、選択内容とも記載)となる。
また、本実施形態では、総ラウンド数により大当り遊技の有利さが定められるが、他の方法で大当り遊技の有利さが定められても良い。すなわち、大入賞口14に継続口を設け、継続口への入球が生じた場合に次のラウンドに移行する条件付ラウンドと、継続口への入球の有無に関わらず次のラウンドに移行する無条件ラウンドとを設けても良い。このような構成によれば、例えば、条件付ラウンドが到来する順番や、大当り遊技に含まれる条件付ラウンドと無条件ラウンドとの比率を調整することで、大当り遊技の有利さを定めることができる。そして、上述した(ア)及び(イ)の条件を充足させた状態で、条件付ラウンドの比率、順番、総ラウンド数のうちの少なくとも1つが異なる大当り遊技の内容が、第1及び第2ケースに選択されるようにしても良い。
サブ統合制御装置83は、主制御装置80からのコマンドに応じて各種演出を行う。具体的には、サブ統合制御装置83は、演出図柄制御装置82を制御して演出図柄表示装置6の演出画面に画像を表示したり、スピーカ66やLED・ランプ26を制御したりすることで、演出を行う。
ンド決定ゲームにて遊技球が第1、第2ゲート91、92のいずれを通過したかに応じて(換言すれば、第1ケースであるか第2ケースであるかに応じて)、開始演出の継続時間(以後、開始演出時間)が選択される。開始演出は、その開始演出時間に応じた態様で行われる。また、一例として、第2ケースに選択され得る開始演出時間の平均的な長さは、第1ケースに選択され得る開始演出時間の平均的な長さよりも長い。なお、これに限らず、第1及び第2ケースの各々に選択され得る開始演出時間は、随時設定され得る。
次に、図7のフローチャートを用いて、主制御装置80が実行する「メインルーチン」を説明する。「メインルーチン」はマイコンによるハード割り込みが実行されると、まず正常割り込みであるか否かが判断される(S10)。この判断処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否かを判断することにより行われ、マイコンにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行して良いのか否かを判断する
ためのものである。正常割り込みでない場合としては、電源投入時又はノイズ等によるマイコンの暴走等が考えられるが、マイコンの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無いものと考えて良いので、ほとんどが電源投入時である。電源投入時にはRAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。
正常割り込みとの肯定判断がなされると(S10:yes)、初期値乱数更新処理(S20)、大当り決定用乱数更新処理(S25)、大当り図柄決定用乱数1更新処理(S30)、大当り図柄決定用乱数2更新処理(S35)、小当り図柄判定用乱数更新処理(S40)、当り決定用乱数更新処理(S45)、リーチ判定用乱数更新処理(S50)、変動パターン決定用乱数更新処理(S55)が行われる。
次に図8のフローチャートを用いて、主制御装置80が実行する始動入賞処理を説明する。始動入賞処理は、メインルーチンにて実行される入賞確認処理の1つである。始動入賞処理は、第1始動口11又は第2始動口12に遊技球が入球したとき、又は普通図柄作動ゲート17を遊技球が通過したときに取得する当否乱数等の種々の乱数を、保留記憶として主制御装置80に格納(記憶)する処理となる。また本処理では、記憶した乱数が予め設定された値か否かを、後述する当否判定処理を実施する以前に判定する先読判定処理を行う。また、始動入賞処理では、第1始動口11及び第2始動口12への入球に起因する各種コマンドをサブ統合制御装置83に送信する処理を行う。以後、第1始動口11に遊技球が入球したときに格納される保留記憶を第1保留記憶、第2始動口12に遊技球が入球したときに格納される保留記憶を第2保留記憶、普通図柄作動ゲート17を遊技球が通過したときに格納される保留記憶を普図保留記憶として説明する。
)。
S125の処理、又はS100、S105の否定判定(S100:no、S105:no)に続いては、第2始動口スイッチ12aが遊技球を検出したか否か判定する(S130)。否定判定なら(S130:no)、S160に進み、肯定判定なら(S130:yes)、主制御装置80に格納されている第2保留記憶の数が上限値(=4個)未満か否か判定する(S135)。否定判定なら(S135:no)、S160に進み、肯定判定であれば(S135:yes)、抽出した大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数1、大当り図柄決定用乱数2、小当り図柄判定用乱数、リーチ決定用乱数、変動パターン決定用乱数を第2保留記憶として記憶し、第2保留記憶数を示す第2保留記憶カウンタに1を加算し(S140)、S110と同様に記憶した第2保留記憶の先読判定を行う(S145)。なお、抽出した乱数を保留記憶する前に、先読判定を行うようにしても良い。
S160では、普通図柄作動スイッチ17aが遊技球を検出したか否か判定する(S160)。否定判定なら(S160:no)リターンに抜け、肯定判定なら(S160:yes)、主制御装置80に格納されている普図保留記憶数が上限値(=4個)未満か否か判定する(S165)。否定判定なら(S165:no)リターンに抜け、肯定判定であれば(S165:yes)、抽出した当り判定用乱数と当り図柄決定用乱数とを普図保留記憶として記憶し、普図保留記憶数を示す普図保留記憶カウンタに1を加算し(S170)、加算した普図保留記憶カウンタの値を示す普図保留記憶数指示コマンドをサブ統合制御装置83に送信し(S175)、リターンする。
次に、図9を用いて主制御装置80が実行する特図当否判定処理を説明する。本処理は
、メインルーチンにて実行される。
S200では、特図の始動条件が成立しているか否か判定する。具体的には、大当り遊技中でなく、且つ、第1特別図柄及び第2特別図柄が変動中又は確定表示中でないことを確認する。S200が否定判定なら(S200:no)リターンし、肯定判定であれば(S200:yes)、第2保留記憶が有るか否か判定する(S205)。肯定判定なら(S205:yes)、S215に進み、否定判定なら(S205:no)第1保留記憶が有るか否か判定する(S210)。S210が否定判定なら(S210:no)リターンに抜け、肯定判定なら(S210:yes)、S215に進む。S205とS210の判定順により、第2保留記憶の当否判定を優先して実施する構成となっている。なお、本実施形態では、特別図柄が複数(第1特別図柄と第2特別図柄)の構成となっているが、特別図柄を1つとした構成であっても良い。また、第2保留記憶の当否判定を優先して実行せず、先に生じた保留記憶から順に当否判定を行う構成であっても良い。
続いて、設定した図柄モードの種類と大当り図柄決定用乱数2に基づいて大当り図柄選択処理を行う(S240)。これは、図柄モードの種類毎に設定された図柄郡の中から確定表示する大当り図柄を決定する処理となる。
示装置6に表示する図柄の変動時間となる変動パターンを、変動パターン選択テーブルから選択する(S250)。
次に、選択した大当り図柄および変動パターンの情報を、変動指示コマンドとしてサブ統合制御装置83へ送信する(S255)。この情報を受信したサブ統合制御装置83からの指示に基づいて、演出図柄制御装置82は演出図柄表示装置6を制御し、第1又は第2特別図柄の大当り図柄及び変動パターンの情報に基づいて、第1又は第2特図に対応した演出図柄の演出変動表示を開始する。サブ統合制御装置83への送信とほぼ同時に、主制御装置80は、第1特別図柄表示装置9又は第2特別図柄表示装置10を直接制御して特別図柄の変動を開始する。
次に、図10のフローチャートを用いて主制御装置80が実行する特別図柄確定処理を説明する。本処理は、当否判定処理に続いて実行される。
S300では、特別図柄の変動中か否か判定し、否定判定なら(S300:no)リターンし、肯定判定なら(S300:yes)、S250で選択した第1又は第2特別図柄の変動パターンが示す変動時間が経過したか否か判定する(S305)。否定判定なら(S305:no)リターンし、肯定判定なら(S305:yes)、確定コマンドをサブ統合制御装置83へ送信するとともに、図9のS240,S265,又はS275で選択された特別図柄を第1特図表示装置9又は第2特図表示装置10に確定表示する(S310)。確定コマンドを受信したサブ統合制御装置83からの指示に基づいて、演出図柄制御装置82は、演出図柄表示装置6に演出図柄を確定表示する。
ゲート有効フラグは、主制御装置80が記憶する値である。ゲート有効フラグが1である場合は、大当り図柄が確定表示されたことに応じて、第1及び第2ゲート91、92の遊技球の通過が有効となったことを示す。一方、ゲート有効フラグが0である場合は、第1及び第2ゲート91、92の遊技球の通過が無効であることを示す。
(8)大当り遊技決定処理について
次に、図11のフローチャートを用いて主制御装置80が実行する大当り遊技決定処理を説明する。本処理は、特別図柄確定処理に続いて実行される。
S405が肯定判定、即ち、遊技球が第1ゲート91を通過した場合、図4(a)、(b)等に示したようにして、大当り遊技の内容を決定すると共に(S410)、大当り遊技の開始演出の継続時間である開始演出時間を選択し、設定する(S415)。一方、S420が肯定判定、即ち、遊技球が第2ゲート92を通過した場合、抽選乱数を抽出し(S425)、図4(a)、(b)等に示したようにして、遊技抽選を行って大当り遊技の内容を決定すると共に(S430)、開始演出時間を選択し、設定する(S435)。なお、S410、S415、S430、S435では、大当り図柄をさらに加味して、大当り遊技の内容や、開始演出時間が決定されても良い。
次に、図12〜16のフローチャートを用いて、主制御装置80が実行する特別遊技処理を実行する。本処理は、大当り遊技決定処理に続いて実行される。
S500では、大当りフラグに基づいて条件装置が未作動か否かを判定する。S500が肯定判定、即ち、大当り中でなければ(S500:yes)、小当り遊技として大入賞口14が作動中か否かを判定する(S505)。S505が否定判定なら(S505:no)リターンし、肯定判定なら(S505:yes)、小当り開始インターバル中であるか否かを判定し(S510)、肯定判定なら(S510:yes)、小当り開始インターバル時間が経過したか否かを判定し(S520)、否定判定なら(S520:no)、リターンし、肯定判定なら(S520:yes)、小当り遊技として大入賞口14を開放するとともに、サブ統合制御装置83に大入賞口小当り演出指示コマンドを送信し(S525)リターンする。なお、一例として、小当り遊技は、大入賞口14が1.6秒の開放を1回行う構成となっている。
S535が否定判定で小当り遊技中ではないなら(S535:no)、小当り終了演出の時間が経過したか否かを判定し(S565)、否定判定なら(S565:no)リターンし、肯定判定なら(S565:yes)、小当り遊技終了処理を行ない(S570)リターンに抜ける。
S600が否定判定、即ち、大入賞口14が開放中なら(S600:no)、図14のフローチャートに進み、大入賞口14が開放中か否か、即ち、大当り遊技の実行中か否か判定し(S700)、肯定判定なら(S700:yes)、カウントスイッチ14aが遊技球を検出したか否か判定し(S705)、肯定判定なら(S705:yes)、当該開放中のカウントスイッチ14aの検出数が9個未満か否か判定する(S710)。S705が否定判定、又はS710が肯定判定(S710:yes)なら、大入賞口14の開放時間が経過したか否か判定し(S715)、否定判定なら(S715:no)リターンし、S710が否定判定(S710:no)、又はS715が肯定判定なら(S715:yes)、大入賞口14の閉鎖処理を行う(S720)。
定したモードバッファを参照して(S815)、確変フラグ(S820)、確変カウンタ(S825)、時短フラグ(S830)、時短カウンタ(S835)を設定し、モードバッファをクリアし(S840)、サブ統合制御装置83に終了コマンドと(S845)、設定した確変フラグと時短フラグに基づく状態指定コマンドを送信し(S850)、大当りフラグに0をセットして(S855)リターンする。
上記実施形態によれば、遊技者は、大当り抽選で大当りとなった後、第1及び第2ゲート91、92のうちの一方を選択し、選択したゲートに遊技球を通過させることができ、該選択により大当り遊技の総ラウンド数が定められる。そして、大当り遊技の開始演出時間は、第1及び第2ゲート91、92のどちらを遊技球が通過したかにより選択される。つまり、遊技者は、大当り遊技の内容を決定するための選択を行うことができ、該選択に基づき開始演出時間が選択される。これにより、該選択に応じた内容の開始演出を行うことが可能となる。
(1)上記実施形態では、振分装置16に第1及び第2ゲート91、92が設けられている。しかしながら、第1及び第2ゲート91、92の一方を、遊技領域3における液晶枠飾り5の右方に設け、他方を左方に設けても良い。このような場合であっても、ラウンド決定ゲームにて、遊技者は、遊技球を発射させる強度を調整する、より詳しくは、右打ちをするか左打ちをするかを選択することで、遊技球が第1及び第2ゲート91、92のどちらを通過するかを任意に選択できる。
(3)上記実施形態のパチンコ機は、1つの大入賞口14を有する。しかしながら、該パチンコ機に2つの大入賞口を設け、上記実施形態と同様にしてラウンド決定ゲームや開始演出を行うようにしても良い。このような場合であっても、同様の効果が得られる。
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
上記実施形態のパチンコ機が弾球遊技機の一例に、演出図柄表示装置6、演出図柄制御装置82、及び、サブ統合制御装置83が、演出手段の一例に、第1ゲート91が第1領域の一例に、第2ゲート92が第2領域の一例に相当する。また、当否判定処理のS225が当否判定手段の一例に、大当り遊技決定処理のS405、S420が判定手段の一例に、S410、S430が決定手段の一例に、S415、S435が選択手段の一例に、特別遊技処理が特別遊技手段の一例に相当する。
80…主制御装置、82…演出図柄制御装置、83…サブ統合制御装置、90…振分部材、91…第1ゲート、92…第2ゲート。
Claims (1)
- 当否判定で当りになると特別遊技を行うと共に、遊技領域に第1領域と第2領域とが設けられており、前記第1領域及び前記第2領域のうちのいずれの領域に遊技球を進入させるかを遊技者が選択可能に構成された弾球遊技機であって、
始動口への入球に起因して前記当否判定を行う当否判定手段と、
前記当否判定で当った後に、遊技球が前記第1領域と前記第2領域とのうちのいずれに進入したかを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定結果と、抽選の結果とに基づき、前記特別遊技の内容を決定する決定手段と、
前記判定手段による判定結果に基づき、前記特別遊技の開始に伴い行われる開始演出の継続時間である開始演出時間を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された前記開始演出時間にわたって、前記開始演出を行う演出手段と、
前記決定手段により決定された内容の前記特別遊技を行う特別遊技手段と、
を備え、
前記判定手段により遊技球が前記第1領域に進入したと判定された場合を第1ケースとすると共に、遊技球が前記第2領域に進入したと判定された場合を第2ケースとし、
前記決定手段は、前記第2ケースには、抽選により、遊技者の有利さの異なる複数の選択内容のうちのいずれかを、前記特別遊技の内容として決定し、
遊技者に最も有利な前記選択内容は、前記第1ケースに決定され得る前記特別遊技の内容よりも遊技者に有利であり、
遊技者に最も不利な前記選択内容は、前記第1ケースに決定され得る前記特別遊技の内容よりも遊技者に不利であり、
前記第2ケースに前記選択手段により選択され得る前記開始演出時間の平均的な長さは、前記第1ケースに前記選択手段により選択され得る前記開始演出時間の平均的な長さよりも長いこと、
を特徴とする弾球遊技機。
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