JP2017185137A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】混合機の通常遊技時において、図柄当りとともに有利度の異なる複数の役物当りのチャンスを与えることにより、新規な遊技性を提供する。【解決手段】第2特図の小当り遊技により大入賞口に入球した遊技球が特定領域を通過するか、第1特図、若しくは第2特図が大当り図柄を確定表示すると大当り遊技を行う混合機で、左右の遊技領域に普図作動口を設け、第1特図に第2特図よりも低確率で当選する小当りと、普図当選時に短開放か長開放を行う普通電動役物と、2ラウンド4回時短の大当り遊技を行う第1特図の大当りと、を備え、通常状態の第1特図の小当り当選時と、第1特図の2ラウンド4回時短大当り当選時、と長開放を行う普図当選時に役物大当りのチャンスであることを報知する共通演出を行う。【選択図】図4

Description

本発明は弾球遊技機、特に始動口への入賞に起因して大当りを生起させるか否かの抽選を実施する弾球遊技機に関する。
弾球遊技機たるパチンコ機は、遊技球が始動口へ入球すると、当否判定用の乱数値が抽出され、該乱数値に基づいて抽選が行われ、図柄表示装置にて図柄の変動が開始されるとともに、前記抽選の結果を前記図柄表示装置に図柄を確定表示することで報知し、抽選結果が当りであれば大入賞口を開放して遊技者にとって有利な大当り遊技を実行する構成の所謂「デジパチ」と称されるタイプの機種が主流である。
また、従来のパチンコ機には、デジパチと羽根物タイプのパチンコ機を融合させた混合機と呼ばれるタイプがあり、この混合機は、前記デジパチタイプのように、図柄により大当りが決定する遊技構成と、所定の条件で開放する役物の内部に設けられている特定領域に遊技球が入球すると大当りが生起する所謂「羽根物」と呼ばれる遊技構成と、二つの遊技構成を備えている。
このような混合機は、図柄始動口への遊技球の入球に起因して当否判定を行い、当否判定の結果が大当りの時は、条件装置と役物連続作動装置とを作動させてデジパチ同様の大当り遊技を行い、当否判定の結果が小当りの時は、条件装置のみを作動させて、大入賞口を短時間開放させる小当り遊技を行う。この小当り遊技により大入賞口に入球した遊技球が、大入賞口内に設けられた特定領域に入球すると、役物連続作動装置が作動し、デジパチ同様の大当り遊技が開始される構成となる。
さらに、このような混合機の具体的なゲーム内容としては、通常状態では第1始動口への遊技球の入球に起因して当否判定を行い、当否判定の結果が大当りの時は大当り遊技を行い、該大当り遊技終了後は、第2始動口となる普通電動役物が頻繁に作動する開放延長状態とし、第2始動口入球時は小当り当選確率を高く設定することで、通常遊技時は、デジパチの遊技性である図柄当りを目指す遊技を、開放延長機能作動時は羽根物の遊技性である役物当りを目指す遊技を1つの遊技機で楽しむことができるようになっている。<特許文献1>
特開2012−050608号公報
しかしながら、従来の混合機では、羽根物の遊技性を堪能するためには通常遊技中に大当りし、開放延長状態を獲得しなければならないため、近年では、通常遊技時でも役物当りのチャンスを与えて多様な当り方を提供することが考えられている。
そこで、本発明は、上記混合機の通常遊技時において、図柄当りとともに有利度の異なる複数の役物当りのチャンスを与えることにより、新規な遊技性を提供することを目的とする。
請求項1記載の弾球遊技機は、
常時入球可能な第1特図始動口と、
第1普図作動口又は第2普図作動口への入球に起因する普図当否判定が当選すると作動する可変入賞装置内に設けた第2特図始動口と、
前記第1始動口への入球に起因する特図当否判定の結果を報知する第1特別図柄と、
前記第2始動口への入球に起因する前記特図当否判定の結果を報知する第2特別図柄と、
遊技の進行を制御する主制御装置と、
該主制御装置から受信する信号に基づいて演出図柄表示装置を制御するサブ制御装置と、を備え、
前記第1特別図柄、又は前記第2特別図柄が小当り図柄を確定表示すると、入球した遊技球が通過可能な特定領域を備えた大入賞口を開放する小当り遊技を実施し、該小当り遊技により前記大入賞口に入球した遊技球が前記特定領域を通過するか、又は前記第1特別図柄、若しくは前記第2特別図柄が大当り図柄を確定表示すると大当り遊技を行い、該大当り遊技終了後に前記可変入賞装置が開放する開放時間を通常遊技状態時よりも延長、又は/及び開放回数を増加させる開放延長手段を実施可能な弾球遊技機であって、
所定の発射強度未満の発射強度で発射された遊技球が流下する第1遊技領域と、
所定の発射強度以上の発射強度で発射された遊技球が流下する第2遊技領域と、
前記第1特別図柄又は前記第2特別図柄が確定表示した大当り図柄の種類に応じて、前記大当り遊技の内容と前記開放延長手段の実施期間を設定する大当り遊技設定手段と、
前記普図当否判定が当選すると、前記可変入賞装置を比較して入球が困難な第1開放で作動させるか、比較して入球が容易な第2開放で作動させるかを判定する作動判定手段と、を備え、
前記第1遊技領域に前記第1普図作動口と前記第1特図始動口とを、前記第2遊技領域に前記第2普図作動口と前記可変入賞装置とをそれぞれ配し、
前記第1特別図柄の小当り当選に基づく小当り遊技と前記第2特別図柄の小当り当選に基づく小当り遊技とで前記特定領域への入球率を異なるようにし、
前記演出図柄表示装置は、前記普通図柄の当選に基づいて前記第2開放が行われる場合、前記第1特別図柄の小当り当選に基づいて小当り遊技が行われる場合、及び前記第1特別図柄の所定の大当り図柄での当選に基づいて大当り遊技が行われる場合とで、前記特定領域への入球を促す演出を表示する
ことを特徴とする弾球遊技機である。
第1特図始動口、第2特図始動口への遊技球の入球に起因して複数の乱数を抽出する構成が好適であり、大当りを生起させるか否かを抽選するための当否(大当り)判定用乱数の他に、該大当り判定用乱数の抽選結果に応じた図柄の種類と、当該図柄を導出表示するまでの可変表示時間とを決定するために用いる乱数であればよく、例えば大当り,小当り,ハズレの図柄決定用乱数、リーチ決定用乱数、変動パターン決定用乱数としてもよく、当否判定の結果に応じて、使用する乱数と使用しない乱数とがある構成としてもよい。また、乱数値の抽出時期は、始動口への遊技球の入球時に限らず、図柄の変動開始時に行われる当否判定実施時としてもよい。同様に、第1普図作動口,第2普図作動口への遊技球の入球に起因して複数の乱数を抽出する構成が好適である。
第1普図作動口、第2普図作動口入球時は、可変入賞装置が作動する当りか否かを判定(普図当否判定)する乱数と、当り図柄を決定する乱数と、普通図柄の変動時間を決定する乱数値としてもよい。また、決定した当り図柄に基づいて可変入賞装置の作動内容を決定する構成としてもよいし、当りか否かを判定する乱数の値に応じて可変入賞装置の作動内容を決定してもよい(作動判定手段)。
小当り遊技時に大入賞口に入球した遊技球は、所定の確率で特定領域に入球する構成が好適であり、例えば、大入賞口内に振分装置を備え、遊技球を異なる経路に振り分ける役物内構成が好適である。
遊技領域の略中央に演出表示装置を備えたセンターケースを配した一般的なパチンコ遊技機であれば、「所定の発射強度未満の発射強度で発射された遊技球が流下する第1遊技領域」は、センターケースの左側から遊技球が流下する範囲が相当し、「所定の発射強度以上の発射強度で発射された遊技球が流下する第2遊技領域」は、センターケースの右側から遊技球が流下する範囲が相当する。
第1始動口は、第1遊技領域を流下する遊技球が入球可能な位置に配置され、第2始動口となる可変入賞装置は第2遊技領域を流下する遊技球が入球可能な位置に配置されるため、第1特別図柄を変動させる場合と第2特別図柄を変動させる場合とでは、第1遊技領域と第2遊技領域とで発射強度を変化させて遊技球の打ち分けが必要な構成となる。
普通図柄の当選に基づいて前記第2開放(遊技者にとって有利な可変入賞装置の開放)が行われる場合と、第1特別図柄の小当り当選に基づいて小当り遊技が行われる場合と、第1特別図柄の所定の大当り図柄での当選に基づいて大当り遊技が行なわれる場合とで演出図柄表示装置に表示される「特定領域への入球を促す演出」は、遊技者にとって共通の期待感を報知する演出表示であるためその演出を同一内容としてもよく、具体的には役物大当りのチャンスであることを報知する共通演出内容であればよい。
なお、「第1特別図柄の所定の大当り図柄での当選に基づいて大当り遊技が行なわれる場合」は、例えば大入賞口で賞球を獲得することは殆ど望めないが、時短が少ない回数が付与されるように設ければ、あたかも通常遊技時に突然役物大当りへのチャンスが数回付与されたようにすることができ、遊技感覚としては普通図柄の当選に基づいて第2開放が行なわれるものが複数回連続(時短回数による)して行なわれる感覚とすることができる。
請求項2記載の弾球遊技機は、
常時入球可能な第1特図始動口と、
第1普図作動口又は第2普図作動口への入球に起因する普図当否判定が当選すると作動する可変入賞装置内に設けた第2特図始動口と、
前記第1始動口への入球に起因する特図当否判定の結果を報知する第1特別図柄と、
前記第2始動口への入球に起因する前記特図当否判定の結果を報知する第2特別図柄と、
遊技の進行を制御する主制御装置と、
該主制御装置から受信する信号に基づいて演出図柄表示装置を制御するサブ制御装置と、を備え、
前記第1特別図柄、又は前記第2特別図柄が小当り図柄を確定表示すると、入球した遊技球が通過可能な特定領域を備えた大入賞口を開放する小当り遊技を実施し、該小当り遊技により前記大入賞口に入球した遊技球が前記特定領域を通過するか、又は前記第1特別図柄、若しくは前記第2特別図柄が大当り図柄を確定表示すると大当り遊技を行い、該大当り遊技終了後に前記可変入賞装置が開放する開放時間を通常遊技状態時よりも延長、又は/及び開放回数を増加させる開放延長手段を実施可能な弾球遊技機であって、
所定の発射強度未満の発射強度で発射された遊技球が流下する第1遊技領域と、
所定の発射強度以上の発射強度で発射された遊技球が流下する第2遊技領域と、
前記第1特別図柄又は前記第2特別図柄が確定表示した大当り図柄の種類に応じて、前記大当り遊技の内容と前記開放延長手段の実施期間を設定する大当り遊技設定手段と、
大当り遊技終了後の前記普図当否判定の当選確率を通常確率状態よりも当選する確率が高い高確率状態に移行させる高確率状態移行手段と、
前記第1特別図柄の小当りよりも前記第2特別図柄の小当りを高確率で当選させる小当り判定手段と、を備え、
前記第1遊技領域に前記第1普図作動口と前記第1特図始動口とを、前記第2遊技領域に前記第2普図作動口と前記可変入賞装置とをそれぞれ配し、
前記第1特別図柄の小当り当選に基づく小当り遊技と前記第2特別図柄の小当り当選に基づく小当り遊技とで前記特定領域への入球率を異なるようにし、
前記演出図柄表示装置は、前記普図当否判定の当選に基づいて前記可変入賞装置の作動が行われる場合、前記第1特別図柄の小当り当選に基づいて小当り遊技が行われる場合、及び前記第1特別図柄の所定の大当り図柄での当選に基づいて大当り遊技が行われる場合とで、前記特定領域への入球を促す演出を表示する
ことを特徴とする弾球遊技機である。
請求項1と重複する発明特定事項については、説明を援用します。
普図当否判定の当選確率を通常確率状態よりも当選する確率が高い高確率状態に移行させる高確率状態移行手段は、その実施の契機を大当り遊技終了後に前記可変入賞装置が開放する開放時間を通常遊技状態時よりも延長、又は/及び開放回数を増加させる開放延長手段と同一としてもよい。
通常遊技状態(普図通常確率状態及び開放延長手段未実施状態)においては、普通図柄が当選すると、可変入賞装置は遊技球の入球が容易な開放を毎回実施してもよく、入球容易な開放パターンを1種類のみ備える構成としてもよい。
普通図柄の当選に基づいて可変入賞装置の開放が行われる場合と、第1特別図柄の小当り当選に基づいて小当り遊技が行われる場合と、第1特別図柄の所定の大当り図柄での当選に基づいて大当り遊技が行なわれる場合とで、演出図柄表示装置に表示される「特定領域への入球を促す演出」は共通の演出表示であり、具体的には役物大当りのチャンスであることを報知する内容であればよい。
請求項3記載の弾球遊技機は、
請求項1又は請求項2記載の弾球遊技機において、
開放延長期間設定手段を備え、
該開放延長期間設定手段は、前記第1特別図柄の確定表示回数が所定回数に達すると前記開放延長手段を終了する第1設定と、前記第2特別図柄の確定表示回数が所定回数に達すると前記開放延長手段を終了する第2設定と、前記第1特別図柄と前記第2特別図柄との総確定表示回数が所定回数に達すると前記開放延長手段を終了する第3設定とを行う
ことを特徴とする弾球遊技機である。
請求項1に記載の弾球遊技機によれば、通常遊技時から図柄大当りと役物大当りとの両方で大当りに当選する機会を与えながら、例えば、第1特別図柄の所定の大当り図柄の大当りでは多くの大当り出玉は期待できないが、大当り遊技終了後に役物大当りの期待できる時短状態に所定期間移行するようにすることで、第1特別図柄の所定の大当り図柄の大当り当選と、役物大当りのチャンスがある第1特別図柄の小当り当選と、第2開放を行う普通図柄の当選とでは、どれもその当選時点で役物大当りの期待を発生させることができる。但し、第1特別図柄の所定の大当り図柄の大当りと普通図柄の第2開放図柄当りとでは、期待できる第2特図の変動期間が異なるため、出玉が期待できなくとも該変動期間がより長い第1特別図柄の所定の大当り図柄の大当りを期待しながら遊技を行うことができる。
また、普通図柄の当りと、第1特別図柄の小当りと、第1特別図柄の所定の大当り図柄の大当りとで、種類も契機も異なる三つの抽選結果に対して同じ演出を行うことで、いずれの抽選が行われている状況においても役物大当りの生起を期待しながら遊技を行うことができる。
請求項2に記載の弾球遊技機によれば、通常遊技時から図柄大当りと役物大当りとの両方で大当りに当選する機会を与えながら、例えば、第1特別図柄の所定の大当り図柄の大当りでは多くの大当り出玉は期待できないが、大当り遊技終了後に役物大当りの期待できる時短状態に所定期間移行するようにすることで、第1特別図柄の所定の大当り図柄の大当り当選と、役物大当りのチャンスがある第1特別図柄の小当り当選と、普通図柄の当選とでは、どれもその当選時点で役物大当りの期待を発生させることができる。但し、第1特別図柄の所定の大当り図柄の大当りと普通図柄の当選とでは、期待できる第2特図の変動期間が異なるため、出玉が期待できなくとも該変動期間がより長い第1特別図柄の所定の大当り図柄の大当りを期待しながら遊技を行うことができる。
また、普通図柄の当りと、第1特別図柄の小当りと、第1特別図柄の所定の大当り図柄の大当りとで、種類も契機も異なる三つの抽選結果に対して同じ演出を行うことで、いずれの抽選が行われている状況においても役物大当りの生起を期待しながら遊技を行うことができる。
請求項3に記載の弾球遊技機によれば、請求項1又は請求項2と同様の効果を奏しながら、第2特別図柄が所定回数の確定表示回数を確実に実施するまで開放延長手段を継続することができる。
遊技盤1の正面図。 振分装置92の動作を説明する図。 パチンコ機の電気的構成を示すブロック図。 実施例1のパチンコ機の作動内容を示す図表。 主制御装置80が実行するメインルーチンを示すフローチャート。 主制御装置80が実行する始動入賞処理を示すフローチャート。 実施例1において主制御装置80が実行する普図当否判定処理1を示すフローチャート1。 実施例1において主制御装置80が実行する普図当否判定処理1を示すフローチャート2。 実施例1において主制御装置80が実行する普図当否判定処理1を示すフローチャート3。 実施例1において主制御装置80が実行する普電遊技処理1を示すフローチャート1。 実施例1において主制御装置80が実行する普電遊技処理1を示すフローチャート2。 実施例1において主制御装置80が実行する特図当否判定処理1を示すフローチャート1。 実施例1において主制御装置80が実行する特図当否判定処理1を示すフローチャート2。 実施例1において主制御装置80が実行する特図当否判定処理1を示すフローチャート3。 実施例1において主制御装置80が実行する特別遊技処理1を示すフローチャート1。 実施例1において主制御装置80が実行する特別遊技処理1を示すフローチャート2。 実施例1において主制御装置80が実行する特別遊技処理1を示すフローチャート3。 実施例1において主制御装置80が実行する特別遊技処理1を示すフローチャート4。 実施例1において主制御装置80が実行する特別遊技処理1を示すフローチャート5。 実施例1において主制御装置80が実行する特別遊技処理1を示すフローチャート6。 実施例1において主制御装置80が実行する特別遊技処理1を示すフローチャート7。 サブ統合制御装置83が実行する保留数指示コマンド受信処理を示すフローチャート。 サブ統合制御装置83が実行する変動指示コマンド受信処理を示すフローチャート。 サブ統合制御装置83が実行するVチャレンジ演出表示コマンド受信処理を示すフローチャート。 実施例1における演出図柄表示装置6の表示例1。 実施例1における演出図柄表示装置6の表示例2。 実施例2のパチンコ機の作動内容を示す図表。 実施例2において主制御装置80が実行する普図当否判定処理2を示すフローチャート1。 実施例2において主制御装置80が実行する普図当否判定処理2を示すフローチャート2。 実施例2において主制御装置80が実行する普電遊技処理2を示すフローチャート。 実施例2において主制御装置80が実行する特別遊技処理2を示すフローチャート。 実施例2における演出図柄表示装置6の表示例。 実施例3のパチンコ機の作動内容を示す図表。 実施例3のパチンコ機の時短機能を示す図表1。 実施例3のパチンコ機の時短機能を示す図表2。 実施例3において主制御装置80が実行する特図当否判定処理3を示すフローチャート。 実施例3における演出図柄表示装置6の表示例。 実施例4のパチンコ機の作動内容を示す図表。 実施例5のパチンコ機の作動内容を示す図表。 実施例5のパチンコ機の時短機能を示す図表。 実施例6のパチンコ機の作動内容を示す図表。
以下に本発明の好適な実施形態について説明する。尚、本発明の実施の形態は下記の実施形態例に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する種々を採ることができ、各実施例に記載された内容を適宜組み合わせることが可能なことはいうまでもない。
図1は、遊技盤1の正面図である。図1に示すように遊技盤1には、公知のガイドレール2a、2bによって囲まれた略円形の遊技領域が、ほぼ中央部に配置されたセンターケース5を境に第1遊技領域3a(本発明の第1遊技領域に相当)と第2遊技領域3b(本発明の第2遊技領域に相当)とに分けられており、センターケース5の左側が第1遊技領域3a、右側が第2遊技領域3bとなり、図に示したA部まで到達した遊技球は、第2遊技領域誘導路101を転動し、第2遊技領域3b(センターケース5の右側)に至り、Aに到達しない遊技球が第1遊技領域3a(センターケース5の左側)を流下することになる。また、この第1遊技領域3a,第2遊技領域3bには多数の遊技釘が植設されている。
センターケース5は、公知のものと同様に、ワープ入口、ワープ通路、ステージ、演出図柄表示装置6(本発明の演出図柄表示装置に相当)の画面を臨ませる窓等を備えている。センターケース5の左には、第1普通図柄作動ゲート15(本発明の第1普図作動口に相当)が配置され、下には、第1始動口11(本発明の第1特図始動口に相当)が配置され、第1始動口11の左方には、3個の一般入賞口31が設けられている。なお、この一般入賞口31は、入球率が変化しない普通入賞口である。
センターケース5の右の第2遊技領域3bには、第2普通図柄作動ゲート17(本発明の第2普図作動口に相当)が配置され、第2普通図柄作動ゲート17の下には、センターケース5右側面と一体化し片羽根が開閉動作を行う第1大入賞口14が設置されている。第1大入賞口14の下には、普通電動役物16(本発明の可変入賞装置に相当)が配置され、この普通電動役物16が作動すると第2始動口12(本発明の第2特図始動口に相当)への遊技球の入球が可能となる。
第2始動口12の左下(第1始動口11の右)には、特定領域94(本発明の特定領域に相当)を備えた振分装置92を設けた第2大入賞口91(本発明の入球した遊技球が通過可能な特定領域を備えた大入賞口に相当)が配置されている。この振分装置92の構造については図2を用いて後述する。なお、第1大入賞口14は大当り遊技時(役物大当り生起後の大当り遊技も含む)に作動し、第2大入賞口91は小当り遊技時に作動する。
第1始動口11は、植設された遊技釘及びセンターケース5の成型形状により、第2遊技領域3bを流下した遊技球が入球困難な構成となっている。これにより、第1始動口11は、ほぼ第1遊技領域3aを流下した遊技球のみが入球可能となる。また、第2普通図柄作動ゲート17、第1大入賞口14、第2始動口12、第2大入賞口91については、同様の理由により第2遊技領域3bを流下した遊技球のみが入球可能となっている。
第2遊技領域3bの下部には、複数個のLEDからなる普通図柄表示装置7、普通図柄保留数表示装置8と、7セグメント表示装置からなる第1特別図柄表示装置9、第2特別図柄表示装置10と、複数個のLEDからなる第1特別図柄保留数表示装置18、1個のLEDからなる第2特別図柄保留数表示装置19とが配置されている。この位置に配置した各種表示装置の表示内容を遊技者が確実に認識することは困難となり、遊技中の遊技者は遊技盤中央に配置された演出図柄表示装置6の表示内容に注目して遊技を行うことになる。
上記のように遊技盤1を構成することによって、第1遊技領域3aに遊技流を流下させると第1普通図柄作動ゲート15に遊技球が入球(第1普通図柄作動スイッチ15a(図3参照)が遊技球を検出)すると、普通図柄表示装置7で普通図柄(以下、普図とも記載)が変動表示を開始し、所定時間後に停止した普図の態様に応じて、後述する普通電役ソレノイド12b(図3参照)を駆動させ、第1始動口11に遊技球が入球(第1始動口スイッチ11a(図3参照)が遊技球を検出)すると、第1特別図柄表示装置9において第1特別図柄(本発明の第1特別図柄に相当)が変動を開始し、所定時間後に停止する。
第2遊技領域3bに遊技流を流下させると、第2遊技領域3bを流下した遊技球が第2普通図柄作動ゲート17に入球(第2普通図柄作動スイッチ17a(図3参照)が遊技球を検出)すると、第1普通図柄作動ゲート15に入球した場合と同様に普通図柄表示装置7で普図が変動表示を開始し、所定時間後に停止した普図の態様に応じて、後述する普通電役ソレノイド12b(図3参照)を駆動させる。普通電役ソレノイド12bが駆動すると、ほぼ同期して普通電動役物16の扉部が開放して、第2始動口12への入球(第2始動口スイッチ12a(図3参照)の検出)が可能となるように構成されている。第2始動口12に遊技球が入球すると、第2特別図柄表示装置10において第2特別図柄(本発明の第2特別図柄に相当)が変動表示を開始し、所定時間後に停止する。
第1特別図柄(以降、第1特図ともいう)及び第2特別図柄(以降、第2特図ともいう)の変動中は、演出図柄表示装置6において各々の特別図柄(以降、特図ともいう)の変動に連動した演出態様を表示する。また、第1特別図柄と第2特別図柄は、同時に変動することはなく、第1始動口と第2始動口への入球順に関係なく、第2特別図柄の変動(当否判定)を優先して実施する。具体的には、第1特別図柄の保留記憶がある場合、第2特別図柄の変動が停止し、且つ、第2特別図柄保留記憶が無い状態となって、第1特別図柄保留記憶分の変動を開始する。
第1特別図柄及び第2特別図柄の確定表示した態様に応じて、後述する第1大入賞口ソレノイド14b(図3参照)、又は第2大入賞口ソレノイド91bが駆動する。第1大入賞口ソレノイド14bが駆動(大当り遊技時)すると、ほぼ同期して第1大入賞口14の扉部材が開放し、第1大入賞口14への遊技球の入球(第1カウントスイッチ14a(図3参照)が遊技球を検出)が可能となり、第2大入賞口ソレノイド91bが駆動(小当り遊技時)すると、ほぼ同期して第2大入賞口91の扉部材が開放し、第2大入賞口91への遊技球の入球(第2カウントスイッチ91a(図3参照)が遊技球を検出)が可能となるように構成されている。
普通電動役物16からなる第2始動口12、第1大入賞口14、第2大入賞口91は、第2遊技領域3b(センターケース5の右側)に配置されているため、遊技状態が開放延長遊技状態に移行した場合、大当り遊技に移行した場合、小当り遊技に移行した場合は、発射した遊技球の全てが第2遊技領域3bに到達するように発射ハンドルを調整することになる。
次に、図2を用いて、特定領域94を備えた振分装置92を説明する。振分装置92の内側上部にはワープ出口92aが設けられており、第2大入賞口91に入球した遊技球は全てワープ出口92aから振分装置92内に流れ込む。ワープ出口92aの下方には一対の振分羽根93が設けられており、第2大入賞口91の開閉動作時に作動する。
振分羽根93が閉鎖されているとき(図(a))にワープ出口92aから遊技球が流出すると、遊技球はハズレ口92bに導かれるため特定領域94には入球しない。開放されているとき(図(b))にワープ出口92aから遊技球が流出すると、Vで示された特定領域94に入球する。従って、図(a)の閉鎖状態と図(b)の開放状態とで各々の時間を設定し交互に組み合わせることで特定領域94への遊技球の入球率が設定できる。また、第2大入賞口91の開閉タイミングと組み合わせても同様に入球率の設定ができる。なお、振分装置92に誘導される遊技球は、第2カウントスイッチ91aで検出済の遊技球となる。
図3は、パチンコ機の電気的構成を示すブロック図となり、主制御装置80を中心にして構成されている。なお、このブロック図には、単に信号を中継するだけのためのいわゆる中継基板及び電源回路等は記載していない。また、詳細な図示は省略するが、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83のいずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えているが、本実施例では発射制御装置84にはCPU、ROM、RAMは設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置84にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置80には、第1始動口11に入球した遊技球を検出する第1始動口スイッチ11a、第2始動口12に入球した遊技球を検出する第2始動口スイッチ12a、普通図柄を作動させる第1普通図柄作動ゲート15に進入した遊技球を検出する第1普通図柄作動スイッチ15a、同様に普通図柄を作動させる第2普通図柄作動ゲート17に進入した遊技球を検出する第2普通図柄作動スイッチ17a、第1大入賞口14に入球した遊技球を計数するための第1カウントスイッチ14a、第2大入賞口91に入球した遊技球を計数するための第2カウントスイッチ91a、普通入賞口31に入球した遊技球を検出する普通入賞口スイッチ31a、特定領域94に入球した遊技球を検出する特定領域スイッチ94a等の検出信号が入力され、裏配線中継端子板75を介して、前枠(ガラス枠)および内枠が閉鎖しているか否か検出するガラス枠開放スイッチ35、内枠開放スイッチ36の検出信号が入力される。
主制御装置80は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成して払出制御装置81及びサブ統合制御装置83に出力する。また主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている第1特別図柄表示装置9、第2特別図柄表示装置10及び普通図柄表示装置7の表示、第1特別図柄保留数表示装置18、第2特別図柄保留数表示装置19、普通図柄保留数表示装置8の点灯を制御する。
更に、主制御装置80は、第1大入賞口ソレノイド14bを制御することで第1大入賞口14の開閉を制御し、第2大入賞口ソレノイド91bを制御することで第2大入賞口91の開閉を制御し、普通電動役物ソレノイド(図3では普電役物ソレノイドと表記)12bを制御することで普通電動役物16の開閉を制御し、振分羽根ソレノイド93bを制御することで振分装置92内の振分羽根93の開閉を制御する。主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や大当り(特別遊技ともいう)等の管理用の信号が外部接続端子78に出力されてホールコンピュータ87に送られる。
主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が行われ、払出制御装置81は、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータ20を制御して賞球を払い出す。本実施例においては、賞球として払い出される遊技球を計数するための払出スイッチ21の検出信号は払出制御装置81に入力され、払出制御装置81で賞球の計数が行われる構成を用いる。この他にも主制御装置80と払出制御装置81に払出スイッチ21の検出信号が入力され、主制御装置80と払出制御装置81の双方で賞球の計数を行う構成を用いることも考えられる。
なお、払出制御装置81はガラス枠開放スイッチ35、内枠開放スイッチ36、満杯スイッチ22、球切れスイッチ23からの信号が入力され、満杯スイッチ22により下皿63が満タンであることを示す信号が入力された場合及び球切れスイッチ23により球タンクに遊技球が少ないあるいは無いことを示す信号が入力されると払出モータ20を停止させ、賞球の払出動作を停止させる。なお、満杯スイッチ22、球切れスイッチ23も、その状態が解消されるまで信号を出力し続ける構成になっており、払出制御装置81は、その信号が出力されなくなることに起因して払出モータ20の駆動を再開させる。
また、払出制御装置81はCRユニット端子板24を介してプリペイドカードユニットと交信することで払出モータ20を作動させ、貸し球を排出する。払出された貸し球は払出スイッチ21に検出され、検出信号は払出制御装置81に入力される。なお、CRユニット端子板24は精算表示基板25とも双方向通信可能に接続されており、精算表示基板25には、遊技球の貸出しを要求するための球貸ボタン、精算を要求するための返却ボタン、残高表示器が接続されている。
また、払出制御装置81は、外部接続端子78を介して賞球に関する情報、枠(内枠、前枠)の開閉状態を示す情報などをホールコンピュータに送信するほか、発射制御装置84に対して発射停止信号を送信する。なお本実施例では遊技球を払い出す構成であるが、入賞等に応じて発生した遊技球を払い出さずに記憶する封入式の構成にしても良い。
発射制御装置84は発射モータ30を制御して遊技球を発射させる。なお、発射制御装置84には払出制御装置81以外に発射ハンドルからの回動量信号、タッチスイッチ28からのタッチ信号、発射停止スイッチ29から発射停止信号が入力される。回動量信号は、遊技者が発射ハンドルを操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドルを触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ29を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドルを触っていても遊技球は発射できないようになっている。
サブ統合制御装置83(本発明のサブ制御装置に相当)はCPU、ROM、RAM等の電気部品を備えており、搭載するROMに記憶されたプログラムに従ってCPUにて処理を実行し、入力される遊技スイッチ67aの入力ならびに主制御装置80から入力されるコマンドに基づいて演出に関わる各種コマンド等を生成し、演出図柄制御装置82に出力する。
また、サブ統合制御装置83には、音量を調節する音量調節スイッチ83aが備えられ、音量調節スイッチ83aの状態(位置)を検出し、その検出結果とスピーカ66へ送信する内容とを判断し、スピーカ66から出力する音量をソフト的に制御するように構成されている。
演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して擬似図柄等の演出画像を表示する。尚、サブ統合制御装置83と主制御装置80とは間に演出中継端子板65を介した主制御装置80からサブ統合制御装置83への一方向通信回路として構成され、サブ統合制御装置83と演出図柄制御装置82とはサブ統合制御装置83から演出図柄制御装置82への一方向通信回路として構成されている。
次に、図4に示した図表を用いて、実施例1のパチンコ機の作動内容について説明する。本実施例におけるパチンコ機は普通電動役物16の作動契機と作動時間を変化させる開放延長機能を備え、且つ、開放延長機能未作動時では普通電動役物16の二通りの開放パターンを備えている。詳しくは、普通図柄の当り確率は開放延長機能の作動又は未作動に関係なく常時95/100となり、開放延長機能未作動時では、94/100の確率で0.2秒1回の第1開放(本発明の第1開放に相当)を行い、1/100の確率で6.0秒1回の第2開放(本発明の第2開放に相当)を行う。従って、開放延長機能未作動時であっても1/100の確率で第2開放が行われた場合は、普通電動役物16に容易に遊技球を入球させることができる。
開放延長機能作動時では、普通図柄の1回の当りに対して普通電動役物16は6.0秒の開放動作を1回行うよう設定されている。また、開放延長機能が作動する遊技状態(開放延長状態)での第1及び第2特別図柄の変動パターン(変動時間)は、開放延長機能が未作動時の遊技状態で使用する変動パターン選択テーブルよりも平均変動時間が短くなるように設定された変動パターン選択テーブルを用いて選択される構成となっている。これにより、開放延長機能作動時の単位時間あたりの特別図柄の変動回数が、開放延長機能未作動時よりも増加する構成(時短状態)となっており、この時短機能は、開放延長機能の作動開始と終了の契機と同じくして作動する。
尚、開放延長機能作動時には、普通図柄の変動時間を短縮(単位時間当りの普通図柄の変動回数が増加)する時短機能も作動する構成となっている。具体的には、開放延長機能未作動時となる通常時の普通図柄の変動時間は6.2秒に設定され、開放延長機能作動時の普通図柄の変動時間は0.7秒に設定されている。これにより、開放延長機能作動時では単位時間当りの普通図柄の変動回数が増加し、普通電動役物の作動契機を大きく増加させている。よって、単位時間当たりの普通電動役物への入球率が増加し、第2特別図柄の変動回数が増える。
本実施例におけるパチンコ機の大当り確率は、第1特図と第2特図とで共通の1/199で、特図当否判定に係る確率変動機能は備えていない。小当り確率は、第1特図が1/100、第2特図が198/199となり、第2特図が変動(後述する特図当否判定を実施)すると、高確率で小当りに当選する。第1特図が小当りに当選すると、第2大入賞口91が1.0秒の開放動作を1回行い、第2特図が小当りに当選すると、第2大入賞口91が0.25秒の開放動作を1回行う。
第1特図が小当り遊技を行った場合の特定領域94への入賞確率(表ではV入賞率)は、第2大入賞口91への入球率と振分羽根93との作動により約1/4となり、第2特図が小当り遊技を行った場合の特定領域94への入賞確率は、第2大入賞口91への入球率と振分羽根93との作動により約1/16となるように設定されている。
第1特図が0,2,4,6,8の図柄で大当りすると(5/10の割合)、第1大入賞口14が4ラウンドの開放を行う大当り遊技(1ラウンド最大29.0秒の開放または9カウント)を実施する。この場合、大当り遊技終了後に時短状態(開放延長状態)には移行しない(4ラウンド時短無図柄)。
第1特図が1,3,5,7,9の図柄で大当りすると(5/10の割合)、第1大入賞口14が15ラウンドの開放を行う大当り遊技(1ラウンド最大29.0秒の開放または9カウント)を実施し、大当り遊技終了後は特図が99回の変動を行うまで時短状態(開放延長状態)となる(15ラウンド時短99回図柄)。
第2特図が0,4,8の図柄で大当りすると(3/10の割合)、第1大入賞口14が4ラウンドの開放を行う大当り遊技(1ラウンド最大29.0秒の開放または9カウント)を実施する。この場合、大当り遊技終了後に時短状態(開放延長状態)には移行しない(4ラウンド時短無図柄)。
第1特図が1,2,3,5,6,7,9の図柄で大当りすると(7/10の割合)、第1大入賞口14が15ラウンドの開放を行う大当り遊技(1ラウンド最大29.0秒の開放または9カウント)を実施し、大当り遊技終了後は特図が99回の変動を行うまで時短状態(開放延長状態)となる(15ラウンド時短99回図柄)。従って、第2特図が図柄大当りした場合の方が第1特図よりも高い割合で大当り遊技終了後に開放延長状態に移行する。
第1特図、又は第2特図がA,E,Iの図柄で小当り(3/10の割合)した場合に第2大入賞口91に入賞した遊技球が特定領域94に入球し役物大当りが生起すると、第1大入賞口14が4ラウンドの開放を行う大当り遊技(1ラウンド最大29.0秒の開放または9カウント)を実施する。この場合、大当り遊技終了後に時短状態(開放延長状態)には移行しない(4ラウンド時短無図柄)。
第1特図、又は第2特図がB,C,D,F,G,H,Jの図柄で小当り(7/10の割合)した場合に第2大入賞口91に入賞した遊技球が特定領域94に入球し役物大当りが生起すると、第1大入賞口14が16ラウンドの開放を行う大当り遊技(1ラウンド最大29.0秒の開放または9カウント)を実施し、大当り遊技終了後は特図が99回の変動を行うまで時短状態(開放延長状態)となる(16ラウンド時短99回図柄)。
なお、本実施例では、第1特図、第2特図どちらの小当りから役物大当りが生起しても大当り遊技の価値は同じ仕様としているが、発生頻度の低い第1特図の小当りから役物大当りが生起した方が、平均して多いラウンドを付与したり、時短状態が付与される割合を多くして遊技者に有利な設定とすることが考えられる。このようにすれば、通常遊技時、大当りとなる図柄が揃う事を願いつつ、第1特図による小当り遊技が発生すれば、有利な大当り遊技が獲得できるチャンスとなり、非常に期待度の高い遊技とすることができる。無論、逆の不利な設定にすることも考えられ、その場合は、通常遊技時はあくまでも大当り図柄を揃えることを主とし、第1特図の小当りによる役物大当りはあくまでも従の存在として備えることもできる。比較して価値を低くすれば、それだけ本実施例よりも小当り確率を高めたり、特定領域94への入賞率を高めたりすることもできるようになる。
作動内容を上記内容に設定することにより、通常遊技(非開放延長状態)では、第1遊技領域3aに遊技球を流下させることで第1始動口11への入球に基づく第1特図の抽選をメインに遊技を進行し、第1特図の図柄大当り生起時に50%の確率で大当り遊技終了後に開放延長状態(時短状態)に移行すれば、第2遊技領域3bに遊技球を流下させる第2特図の抽選がメインの遊技となり、移行後は70%の確率で開放延長状態(時短状態)を継続することになる。
また、通常遊技(非開放延長状態)では、第1特図の小当りは1/100で発生し、第2特図の小当りは、普通図柄が1/100で第2開放(所謂ロング開放)を行った場合に198/199の確率で生起するため、実質的に約1/100(普通図柄)で発生する。従って、第1特図、普図ともに1/100の確率で役物大当りのチャンスが発生するが、小当り遊技時の特定領域94入賞率は第1特図の小当り時の方が高い設定となるため、その1/100の当選をどの図柄(第1特図、又は普図)で獲得するかに興趣が生まれる構成となっている。無論、第1特図の小当り確率、普通図柄の第2開放の確率を異ならせることも考えられる。
次に、図5を用いて、主制御装置80が実行するメインルーチンを説明する。メインルーチンは、約2ms毎のハード割り込みにより定期的に実行される。本実施形態では、S10〜S75までの1回だけ実行される処理を「本処理」と称し、この本処理を実行して余った時間内に時間の許す限り繰り返し実行されるS80の処理を「残余処理」と称する。「本処理」は上記割り込みにより定期的に実行されることになる。
マイコンによるハード割り込みが実行されると、まず正常割り込みであるか否かが判断される(S10)。この判断処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否かを判断することにより行われ、マイコンにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行して良いのか否かを判断するためのものである。正常割り込みでない場合としては、電源投入時又はノイズ等によるマイコンの暴走等が考えられるが、マイコンの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無いものと考えて良いので、ほとんどが電源投入時である。電源投入時にはRAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。
S10が否定判定、即ち、正常割り込みでないと判断されると(S10:no)、初期設定(例えば前記メモリの所定領域への所定値を書き込み、特別図柄及び普通図柄を初期図柄とする等のメモリの作業領域への各初期値の書き込み等)が為され(S15)、残余処理(初期乱数更新処理(S80))に移行する。
正常割り込みとの肯定判断がなされると(S10:yes)、初期値乱数更新処理(S20)、大当り決定用乱数更新処理(S25)、大当り図柄決定用乱数1更新処理(S30)、大当り図柄決定用乱数2更新処理(S35)、小当り図柄決定用乱数更新処理(S40)、当り決定用乱数更新処理(S45)、リーチ判定用乱数更新処理(S50)、変動パターン決定用乱数更新処理(S55)が行われる。
続く入賞確認処理(S60)では、第1始動口11、第2始動口12への入賞、第1大入賞口14、第2大入賞口91への入賞、一般入賞口31への入賞及び第1普通図柄作動ゲート15、第2普通図柄作動ゲート17、特定領域94への入球の確認、及びパチンコ機50に設けられ主制御装置80に接続された各スイッチ類の入力処理が実行される。各始動口及び作動口への入賞(入球)確認処理(始動入賞処理)については、図6を用いて後述する。
続いて、当否判定処理(S65)、画像出力処理等の各出力処理(S70)、不正監視処理(S75)を行って、次に割り込み信号が入力されるまでの残余時間内には初期乱数更新処理(S80)をループ処理する。
次に、図6を用いて、主制御装置80が実行する始動入賞処理を説明する。本処理は、図5に示した入賞確認処理(S60)のサブルーチンの一つとなる(保留記憶手段、先読判定手段、保留記憶数送信手段、入賞信号送信手段を含む)。
以後、第1始動口11に遊技球が入球したときに格納される保留記憶を第1保留記憶、第2始動口12に遊技球が入球したときに格納される保留記憶を第2保留記憶、第1普通図柄始動ゲート15、及び第2普通図柄始動ゲート17を遊技球が通過したときに格納される保留記憶を普図保留記憶として説明する。なお、本実施例では第1保留記憶の上限数を4個、第2保留記憶の上限数を1個、普図保留記憶の上限数を4個とする。
本処理を開始すると、第1始動口スイッチ11aが遊技球を検出したか否か判定する(S100)。肯定判定であれば(S100:yes)、主制御装置80に既に格納されている第1保留記憶数が上限数(本実施例では4個)未満であるか否か判定する(S105)。肯定判定であれば(S105:yes)、当否乱数等の各種乱数値(大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数1,2、小当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等)を抽出し、第1保留記憶として主制御装置80の保留記憶数に応じた記憶領域に格納し、第1保留記憶の数を示す第1保留記憶カウンタに1を加算する(S110)。
S110に続いては、記憶した第1保留記憶の先読判定を行う(S115)。具体的には、大当り決定用乱数の値が大当りを生起させる値か否かを確認し、大当り値なら大当り図柄の種類を確認する。大当り判定がハズレなら、小当りを生起する値か否かを確認し、小当り値なら小当り図柄の種類を確認する。大当りでも小当りでもないハズレなら、ハズレ図柄の種類を確認する(先読判定手段)。
続いて、S115の先読判定結果に基づいて第1先読判定コマンドを生成してサブ統合制御装置83に送信し(S120)、S110で加算した第1保留記憶カウンタの値を示す第1保留数指示コマンドをサブ統合制御装置83に送信する(S125)。本実施例では、第1先読判定コマンドと第1保留数指示コマンドとを個別のコマンドとしてサブ統合制御装置83に送信しているが、この二つのコマンド内容を一つのコマンドに生成してサブ統合制御装置83に送信する構成も考えられる。
S125の処理、又はS100、S105の否定判定(S100:no、S105:no)に続いては、第2始動口スイッチ12aが遊技球を検出したか否か判定する(S130)。否定判定なら(S130:no)S160に進み、肯定判定なら(S130:yes)、主制御装置80に格納されている第2保留記憶の数が上限数(=1個)未満か否か判定する(S135)。否定判定なら(S135:no)S160に進み、肯定判定であれば(S135:yes)、当否乱数等の各種乱数値(大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数1,2、小当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等)を抽出し、第2保留記憶として主制御装置80の保留記憶数に応じた記憶領域に格納し、第2保留記憶の数を示す第2保留記憶カウンタに1を加算し(S140)、S115と同様に記憶した第2保留記憶の先読判定を行う(S145)。なお、本実施例では第2保留記憶の上限数を1個としているため、第2保留記憶の有無のみを確認し第2保留記憶が無い時に記憶可能とする構成としてもよい。
続いて、S145の判定結果に基づいて第2先読判定コマンドを生成しサブ統合制御装置83に送信し(S150)、S140で加算した第2保留記憶カウンタの値を示す第2保留数指示コマンドをサブ統合制御装置83に送信して(S155)S160に進む。
S160では、第1普通図柄作動スイッチ15aが遊技球を検出したか否か判定し(S160)、否定判定なら(S160:no)、第2普通図柄作動スイッチ17aが遊技球を検出したか否か判定し(S165)、否定判定なら(S165:no)リターンに抜ける。S160、又はS165が肯定判定なら(S160:yes、S165:yes)、主制御装置80に格納されている普図保留記憶数が上限数(=4個)未満か否か判定する(S170)。否定判定なら(S170:no)リターンに抜け、肯定判定であれば(S170:yes)、抽出した当り判定用乱数、当り図柄決定用乱数、普図変動パターン決定用乱数を普図保留記憶として記憶し、普図保留記憶数を示す普図保留記憶カウンタに1を加算し(S175)、加算した普図保留記憶カウンタの値を示す普図保留記憶数指示コマンドをサブ統合制御装置83に送信し(S180)、リターンする。
サブ統合制御装置83は第1及び第2保留記憶数指示コマンドを受信すると、受信したコマンドが示す保留記憶数に応じて演出図柄表示装置6上で表示する各保留記憶数を変化させる指示信号を演出図柄制御装置82に送信する。また、本実施例では、演出図柄表示装置6上では普通図柄の保留記憶数表示は行わないが、普図保留記憶数指示コマンドの受信に応じて表示する構成としてもよいし、普図保留記憶数指示コマンド自体を送信しない構成としてもよい。また、普図の先読判定を実施し判定結果をサブ統合制御装置に送信する構成も考えられる。これにより、普通電動役物16(第2始動口12)の第2開放(ロング開放)を期待させる先読予告の実施が可能となる。
次に、図7,8,9を用いて、実施例1において主制御装置80が実行する普図当否判定処理1を説明する。本処理は、本発明の普図当否判定に相当する処理となる。本処理を開始すると、第2始動口12となる普通電動役物16が作動中か否か判定し(S200)、肯定判定なら(S200:yes)、後述する普電遊技処理(1)に進み、否定判定なら(S200:no)、普通図柄が変動中か否かを判定し(S205)、変動中でなければ(S205:no)、普通図柄の確定図柄表示中であるか否か判定し(S210)、確定表示中でなければ(S210:no)、普図保留記憶が有るか否か判定し(S215)、否定判定なら(S215:no)、普電遊技処理に進む。
S215が肯定判定、即ち、普図保留記憶があれば(S215:yes)、判定対象となる普図保留記憶のシフト処理を行う(S220)。これにより最も古い普図保留記憶を当否判定の対象とするとともに、保留記憶数を示す普図保留記憶カウンタから1を減算する。
続いて、普図当否判定の対象とした普図保留記憶の当り判定用乱数値と、予め設定された当否判定テーブル(95/100)とを比較して、判定対象の乱数値が当否判定テーブル内の判定値と一致するか比較する(S230)。
S230に続いては、比較結果が当り(判定値と同一)であるか否か判定し(S240)、肯定判定なら(S240:yes)、判定対象の当り図柄決定用乱数の値に基づいて普図当り図柄選択処理を行う(S245)。この普図当り図柄選択処理によって決定した当り図柄の種類に基づいて、普通電動役物16の開放態様が第1開放(0.2秒1回のショート開放)か第2開放(6.0秒1回のロング開放)かが決定される。
続いて時短フラグを参照して変動パターンを選択する変動パターン選択テーブルを決定し(S250)、普図変動パターン決定用乱数に基づいて普図変動パターン選択処理を行い(S255)、選択した当り図柄および変動パターンに基づいて普通図柄表示装置7上の普通図柄の変動を開始する処理を行い(S260)、普電遊技処理に進む。
なお、時短フラグは、主制御装置80が記憶する値であり、値が1なら特別図柄と普通図柄の変動時間が短縮され、尚且つ普通電動役物16の開放延長機能が作動する時短状態(開放延長状態)であることを、値が0なら非時短状態(非開放延長状態)であることを主制御装置80が判断する。
S240が否定判定、即ち、比較結果がはずれなら(S240:no)、時短フラグを参照して(S250)はずれ変動用の普図変動パターン選択処理を行い(S255)、選択したはずれ図柄および変動パターンに基づいて普通図柄表示装置7上の普通図柄の変動を開始する処理を行い(S260)、普電遊技処理に進む。
S205が肯定判定、即ち、普通図柄が変動中なら(S205:yes)、図8のフローチャートに進み、普通図柄の変動時間(S255で選択された変動パターンに基づく)が経過したか否か判定する(S300)。否定判定なら(S300:no)、普電遊技処理に進み、肯定判定なら(S300:yes)、普通図柄表示装置7を制御して普図の当否判定結果となる普通図柄を確定表示させる普図確定図柄表示処理を行う(S305)。
S305に続いては、確定表示させた普通図柄が当り図柄か否か判定し(S310)、否定判定なら(S310:no)普電遊技処理に進み、肯定判定なら(S310:yes)、時短フラグが0か否か、即ち、通常状態か否か判定し(S315)否定判定なら(S315:no)普電遊技処理に進み、肯定判定なら(S315:yes)、当り図柄として確定表示を行う普通図柄の種類が第2開放を実施する当り図柄か否か判定し(S320)否定判定なら(S320:no)普電遊技処理に進み、肯定判定なら(S320:yes)、役物大当りのチャンスであることを報知する「Vチャレンジ演出」(本発明の特定領域への入球を促す演出に相当)を表示する指示信号をサブ統合制御装置83に送信し(S325)、普電遊技処理に移行する。Vチャレンジ演出表示指示コマンドを受信した場合のサブ統合制御装置83の処理と、実際に演出図柄表示装置6に表示される「Vチャレンジ演出」については、図を用いて後述する。
図7に戻り、S210が肯定判定、即ち、普通図柄の確定表示中なら(S210:yes)、図9のフローチャートにすすみ、確定図柄の表示時間が経過したか否か判定し(S350)、否定判定なら(S350:no)普電遊技処理に進み、肯定判定なら(S350:yes)、普通図柄表示装置7の確定図柄表示を終了させ(S355)、普電遊技処理へ移行する。
以上が本実施例において主制御装置80が実行する普図当否判定処理1となる。本処理では、普通電動役物16が第2開放を実施する当りが確定(普通図柄の当選に基づいて前記第2開放が行われる場合)すると、Vチャレンジ演出表示指示コマンドをサブ統合制御装置83に送信する構成としているが、これは、この時点で小当りが高確率で生起する第2特図の変動開始がほぼ確約(普通電動役物16のロング開放に合わせ第2遊技領域3bに遊技球を流下させれば、ほぼ間違いなく第2始動口12に遊技球が入球する)したことに基づいて行われる処理となる。
Vチャレンジ演出表示指示コマンドを受信したサブ統合制御装置83は、通常状態の普通図柄が所定の当り図柄(第2開放図柄)で当たった時点で、第1大入賞口14が作動する大当りを期待させる演出を実施することになる。この時点は、さらに複数の段階を経る必要はありながらも、大当り(詳しくは第2特図小当りからの役物大当り)生起の期待感が通常状態から一気に大きくなる契機と言える。
次に、図10,11に示したフローチャートを用いて、実施例1において主制御装置80が実行する普電遊技処理1を説明する。本処理は、普図当否判定処理(1)の当り判定に基づいて実施される普通電動役物の作動を制御する処理となり、本発明の作動判定手段を含む処理となる。
本処理を開始すると、第2始動口12となる普通電動役物16が開放作動中か否か判定し(S400)、作動中でなければ(S400:no)、普通図柄が当り図柄を確定表示しているか判定し(S410)、否定判定なら(S410:no)リターンし、肯定判定なら(S410:yes)、時短フラグが0か否か判定し(S415)、肯定判定なら(S415:yes)、確定表示している当り図柄が第1開放(ショート開放)を実施する図柄か否か判定し(S420)、肯定判定なら(S420:yes)、普通電動役物16が第1開放(0.2秒1回)を行う作動開始処理を行い(S425)リターンし、S420が否定判定なら(S420:no)、普通電動役物16が第2開放(6.0秒1回)を行う作動開始処理を行い(S430)リターンする。S415が否定判定、即ち、時短状態で開放延長機能が作動している場合は(S415:no)、普通電動役物16が開放延長状態の開放動作(5.0秒1回)を行う作動開始処理を行い(S435)リターンする。
S400が肯定判定、即ち、普通電動役物が作動中なら(S400:no)、図11のフローチャートに進み、作動中の普通電動役物16に遊技球が10個入賞したか否か判定し(S450)、否定判定なら(S450:no)、普通電動役物16の作動時間が終了したか否か判定し(S455)、否定判定なら(S455:no)リターンする。S450、又はS455が肯定判定なら(S450:yes、S455:yes)、普通電動役物16の作動終了処理を行い(S460)リターンする。
次に、図12,13,14に示したフローチャートを用いて、実施例1において主制御装置80が実行する特図当否判定処理1を説明する。本処理は、第1保留記憶と第2保留記憶の当否判定及び該当否判定の結果に応じた第1特別図柄又は第2特別図柄の変動表示時間選択、確定図柄選択、大当り遊技の内容設定、大当り遊技終了後の遊技状態設定を行う処理となり、本発明の小当り判定手段を含む。
本処理を開始すると、条件装置が作動中、即ち大入賞口が作動中か否かを判定し(S500)、肯定判定なら(S500:yes)、リターンし、否定判定なら(S500:no)、第1又は第2特図が変動中か否かを判定し(S505)、変動中でなければ(505:no)、第1又は第2特図の確定図柄表示中であるか否か判定し(S510)、確定表示中でなければ(S510:no)、第2保留記憶が有るか否か判定し(S515)、否定判定なら(S515:no)、第1保留記憶が有るか否か判定し(S520)、否定判定なら(S520:no)リターンし、S515、又はS520が肯定判定なら(S515:yes,S520:yes)、S525に進む。このS515とS520の判定順序により、第2保留記憶が優先的に当否判定を実施する。
S525では、時短フラグが0か否か判定し(S525)、否定判定、即ち、時短状態及び開放延長状態なら(S525:no)、時短状態中の処理を行うが、時短状態では、当否判定結果に応じて選択する変動パターンの選択テーブルが異なるだけとなり従来技術と何ら変わらないため、説明は割愛する。
S525が肯定判定、即ち、通常状態なら(S525:yes)、保留記憶のシフト処理を行う(S530)。これにより最も古い(保留記憶されてから最も時間が経過している)第1又は第2保留記憶を当否判定の対象とするとともに、該当する保留記憶を示す保留記憶カウンタから1を減算する。
続く、大当り判定用乱数比較処理では、特図当否判定の対象とした保留記憶の大当り判定用乱数と予め設定された当否判定テーブルとを比較して、大当り判定用乱数の値が当否判定テーブル内の判定値と一致するか比較する(S535)。
続くS540では、S535の結果が大当り(大当り判定値と同一)であるか否か判定する。肯定判定なら(S540:yes)、図柄モード設定処理を行う(S545)。図柄モード設定処理では、判定対象となる第1又は第2保留記憶の大当り図柄決定用乱数1に基づいて、大当り遊技の内容と大当り遊技終了後の遊技状態(通常状態、時短,開放延長状態)を決定する図柄モードを設定する。
続いて、設定した図柄モードの種類と大当り図柄決定用乱数2に基づいて大当り図柄選択処理を行う(S550)。これは、図柄モードの設定によって決定した大当り遊技の種類を大当り図柄によって報知するために、図柄モードの種類毎に設定された図柄郡の中から確定表示する大当り図柄を決定する処理となる。
次にS545で設定した図柄モードに基づいてモードバッファ設定処理を行う(S555)。モードバッファは当否判定時に確定した大当り遊技終了後の遊技状態の内容を、該遊技状態を設定する大当り遊技終了時まで記憶する装置である(大当り遊技中は遊技状態を設定する確変フラグ、時短フラグをクリアする必要があるため)。モードバッファとしては、具体的な遊技内容は記憶せず、具体的な遊技内容に対応した値を記憶する構成となっている。
次に、S545で設定した図柄モードに基づいて大当り遊技の内容となる第1大入賞口14の開放パターン設定処理を行い(S560)、当否判定の対象とした第1又は第2保留記憶のリーチ決定用乱数および変動パターン決定用乱数に基づいて、第1特別図柄表示装置9又は第2特別図柄表示装置10、及び演出図柄表示装置6に表示する図柄の変動時間となる変動パターンを選択する変動パターン選択処理を行う(S565)。
続いて、選択した大当り図柄および変動パターンの情報を、変動指示コマンドとしてサブ統合制御装置83へ送信する(S570)。この情報を受信したサブ統合制御装置83からの指示に基づいて、演出図柄制御装置82は演出図柄表示装置6を制御し、第1又は第2特別図柄の大当り図柄及び変動パターンの情報に基づいた擬似図柄の演出変動表示を開始する。サブ統合制御装置83への送信とほぼ同時に、主制御装置80は、第1特別図柄表示装置9又は第2特別図柄表示装置10を直接制御して特別図柄の変動を開始する。
S540が否定判定、即ちハズレなら(S540:no)、S535の比較処理の結果が小当りであるか否か判定する(S580)。本実施例では、第1特別図柄の小当り確率は1/100に設定され、第2特別図柄は198/199と高確率に設定されている(ほぼ毎回小当り当選)。S580が肯定判定なら(S580:yes)、遊技状態、及び小当り図柄決定用乱数に基づいて小当り図柄を選択し(S585)、続いて当否半手の対象とした特図の種類に基づいて第2大入賞口91の開放パターン設定処理を行い(S560)、小当り図柄に対応する前述した変動パターン選択処理を行い(S565)、小当り図柄および変動パターンの情報となる変動指示コマンドをサブ統合制御装置83へ送信する(S570)。この情報を受信したサブ統合制御装置83からの指示に基づき演出図柄制御装置82は演出図柄表示装置6を制御し、小当り図柄および変動パターンの情報に基づいた第1又は第2特図に対応した演出図柄の変動表示を開始する。サブ統合制御装置83への送信とほぼ同時に、主制御装置80は、第1特別図柄表示装置9又は、第2特別図柄表示装置10を直接制御して特別図柄の変動を開始する。
S580が否定判定なら(S580:no)、ハズレ図柄を選択し(S590)、続いてハズレ図柄に対応する変動パターン設定処理を行い(S565)、ハズレに関する図柄及び変動パターンの情報となる変動指示コマンドをサブ統合制御装置83へ送信する(S570)。この情報を受信したサブ統合制御装置83からの指示に基づき演出図柄制御装置82は演出図柄表示装置6を制御し、ハズレ図柄および変動パターンの情報に基づいた擬似図柄の変動表示を開始する。サブ統合制御装置83への送信とほぼ同時に主制御装置80は、第1特別図柄表示装置9又は第2特別図柄表示装置10を直接制御して特別図柄の変動を開始する。
次に、S505が肯定判定、即ち、特別図柄の変動中であれば(S505:yes)、図13のフローチャートに進み、特別図柄の変動時間(S565で選択された変動パターンに基づく)が経過したか否か判定する(S600)。否定判定なら(S600:no)リターンし、肯定判断なら(S600:yes)、確定コマンドをサブ統合制御装置83に送信し、第1特別図柄表示装置9又は第2特別図柄表示装置10を制御してS550,S585又はS590で選択した確定図柄を確定表示させる(S605)。確定コマンドを受信したサブ統合制御装置83は演出図柄制御装置82に予め選択されていた擬似図柄を確定表示させる指示信号を送信し、演出図柄制御装置82は、その信号に応じて演出図柄表示装置6を制御して擬似図柄を確定表示させる。これにより、第1又は第2特別図柄と擬似図柄の変動の開始と終了とが同じタイミングになる(同期する)。
S605に続いては、第1特別図柄表示装置9又は第2特別図柄表示装置10で確定表示させた第1又は第2特別図柄が大当り図柄か否か判定し(S610)、肯定判定なら(S610:yes)、確定図柄の表示設定処理(確定図柄で表示させておく時間の設定)を行い(S615)、時短フラグが1か否か判定し(S620)、肯定判定なら(S620:yes)、時短フラグに0をセットし(S625)、S625、又はS620の否定判定(S620:no)に続いては、条件装置作動開始処理(S630)と、役物連続作動装置作動開始処理(S635)とを行うことで大当り遊技を開始し、大当り開始演出指示コマンドをサブ統合制御装置83に送信し(S450)、大当りフラグに1をセットする(S643)。
一方、S610が否定判定、即ち、確定図柄が大当りでなければ(S610:no)、確定図柄の表示設定処理(確定図柄で表示させておく時間の設定)を行い(S650)、時短フラグが1か否か判定し(S655)、肯定判定なら(S655:yes)、時短カウンタからデクリメントし(S660)、時短カウンタが0か否か判定し(S665)、肯定判定なら(S665:yes)、時短フラグに0をセットする(S670)。S655からS670によって、特別図柄が当否判定に応じたハズレ確定表示を行うごとに、時短(開放延長)状態を規制する時短カウンタが計数され、これらのカウンタが所定値に至ることで遊技状態が変化(時短(開放延長)状態が終了し通常状態(通常開放状態)に移行)する。
続いて、S670、又はS655,S665が否定判定なら(S655:no,S665:no)、確定表示された特別図柄が小当り図柄か否かを判定し(S675)、肯定判定なら(S675:yes)、第1特図の小当りか否か判定し(S680)、肯定判定なら(S680:yes)、役物大当りのチャンスであることを報知する「Vチャレンジ演出」を表示する指示信号をサブ統合制御装置83に送信する(S685)。このS685で指示する演出表示は、図7,8,9を用いて説明した普図当否判定処理1のS325で表示指示を行った演出表示と共通内容となる。
この第1特図の小当り時(第1特別図柄の小当り当選に基づいて小当り遊技が行われる場合)は、第2遊技領域3bへの遊技球の発射により第2大入賞口91に入賞した遊技球が約1/4の入賞確率で特定領域94に入球するため、S325の時点に比べ役物大当りが生起するまでのステップ数が少なく、役物大当りが生起する期待感がより身近に迫った感覚となる。
Vチャレンジ演出表示指示コマンドを受信したサブ統合制御装置83は、S325によりVチャレンジ演出表示指示コマンドを受信した場合と共通の演出表示を演出図柄表示装置6に表示するが、共通演出の詳細については図を用いて後述する。
S685に続いては、第1特図の小当り遊技の作動を開始する第1特図小当り遊技設定処理を行い(S690)、S680が否定判定なら(S680:no)、第2特図の小当り遊技の作動を開始する第2特図小当り遊技設定処理を行う(S695)。なお、通常遊技状態で第2特図が小当りしたなら(普図のロング開放当りから普通電動役物16への入賞を経た役物大当りを生起させるまでの一連の遊技の途中となる)、「Vチャレンジ演出」の継続を指示するコマンドをサブ統合制御装置83に送信する。S690又はS695に続いては、小当りフラグに1を設定する(S698)。S698,S643、又はS675の否定判定(S675:no)に続いては、上記処理の結果に基づく遊技状態を示す状態指定コマンドをサブ統合制御装置83に送信し(S645)リターンする。
図12に戻り、S510が肯定判定、即ち、確定図柄の表示中なら(S510:yes)、図14のフローチャートに進み、確定図柄表示時間が経過したか否か判定し(S700)、否定判定なら(S700:no)リターンし、肯定判定なら(S700:yes)、確定図柄表示終了処理(S705)を行い、第1特別図柄表示装置9又は第2特別図柄表示装置10を制御して特別図柄の確定表示を終了させ、サブ統合制御装置83に疑似図柄の確定表示を終了させる指示を行う。
次に、図15から図21を用いて、実施例1において主制御装置80が実行する特別遊技処理1を説明する。本処理を開始すると、大当りフラグの値が0か否か判定する(S800)。肯定判定なら(S800:yes)、小当りフラグの値が0か否か判定する(S805)。肯定判定なら(S805:yes)リターンし、否定判定、即ち小当り遊技中なら(S805:no)、図16のS850に進む。
S850では、小当り開始インターバル中であるか否か判定する(S850)。否定判定なら(S850:no)、第2大入賞口91が開放中か否か判定する(S855)。否定判定なら(S855:no)、特定領域94が有効か(遊技球を検出すると役物連続作動装置が作動する期間か)否か判定する(S860)。否定判定なら(S860:no)、小当り終了演出中か否か判定する(S865)。肯定判定なら(S865:yes)、小当り終了演出終了時間が経過したか否か判定する(S870)。肯定判定なら(S870:yes)、条件装置の作動終了処理を行い小当りフラグに0をセットし(S875)リターンする。また、S870が否定判定(S870:no)の場合も同様にリターンする。S865が否定判定なら(S865:no)、小当り開始インターバル開始処理を行ない(S895)、サブ統合制御装置83へ小当り開始コマンドを送信し、リターンする。
S850が肯定判定なら(S850:yes)、小当り開始インターバル時間が終了した否か判定する(S880)。肯定判定なら(S880:yes)、第2大入賞口91開放処理を行い(S885)、特定領域94の有効化処理を行う(S890)。S890の処理後又はS880が否定判定なら(S880:no)、リターンする。
S855が肯定判定、即ち第2大入賞口91が開放中なら(S855:yes)、図17のS900に進み、第2大入賞口91への入賞数が10個未満か否か判定し(S900)、肯定判定なら(S900:yes)、第2大入賞口91の開放時間が終了したか否か判定する(S905)。S905が肯定判定(S905:yes)、又はS900が否定判定なら(S900:no)、第2大入賞口91の閉鎖処理を行い(S910)、リターンする。
S905が否定判定なら(S905:no)、図18のS950に進み、特定領域スイッチ94aが遊技球を検出したか否か判定する(S950)。否定判定なら(S950:no)、特定領域有効化期間が終了したか否か判定し(S1015)、肯定判定なら(S1015:yes)、小当り終了演出処理を行う(S1020)。この小当り終了演出処理では、サブ統合制御装置83へ小当り終了コマンドを送信する。小当り終了コマンドを受信したサブ統合制御装置83側では演出図柄制御装置82の制御により演出図柄表示装置6に演出(役物大当りが生起せずに小当り遊技が終了したことを報知する内容)が表示される。
S950が肯定判定、即ち、遊技球が特定領域94に入球したなら(S950:yes)、役物連続作動装置の作動開始処理を行い(S955)、第2大入賞口91が開放中か否か判定し(S960)、肯定判定なら(S960:yes)、第2大入賞口91閉鎖処理を行う(S965)。
S965の後、又はS960が否定判定なら(S960:no)、小当り図柄を参照し(S970)、参照した図柄の種類に基づいて、大当り遊技の内容と大当り遊技終了後の遊技状態(通常状態、時短,開放延長状態)を決定する図柄モードを設定し(S975)、設定した図柄モードに基づいてモードバッファ設定処理(S555と共通内容)を行い(S980)、S975で設定した図柄モードに基づいて大当り遊技の内容となる第1大入賞口14の開放パターン設定処理を行い(S985)、特定領域無効化処理を行い(S990)、大当り開始演出指示コマンドをサブ統合制御装置83に送信し(S1000)、大当りフラグに1をセットし(S1005)、役物大当り(特別遊技)に移行する。S1005、S1020、又はS1015の否定判定(S1015:no)に続いては、小当りフラグに1をセットし(S1010)リターンする。ここまでが小当り遊技に係る処理構成となる。
図15のフローチャートに戻り、S800が否定判定、即ち、大当りフラグが立っていれば(S800:no)、図19のフローチャートに進み、第1大入賞口14が開放中か否か判定し(S1050)、否定判定なら(S1050:no)、開放間インターバル中か否か判定する(S1055)。否定判定なら(S1055:no)、大当り終了演出中か否か判定し(S1060)、否定判定なら(S1060:no)、大当り開始演出中か否か判定し(S1065)、肯定判定なら(S1065:yes)、大当り開始演出時間が経過したか否か判定し(S1070)、否定判定なら(S1070:no)リターンし、肯定判定なら(S1070:yes)、第1大入賞口14の開放処理を行い(S1075)リターンする。
S1055が肯定判定なら(S1055:yes)、インターバル時間が終了したか否か判定し(S1085)、否定判定なら(S1085:no)リターンし、肯定判定なら(S1085:yes)、第1大入賞口14の開放処理を行い(S1090)リターンする。
S1065が否定判定なら(S1065:no)、大当り開始演出処理を行ない(S1080)、リターンする。大当り開始演出処理(S1080)ではサブ統合制御装置83へ大当り開始コマンドを送信する。
S1050が肯定判定なら(S1050:yes)、図20のフローチャートに進み、第1大入賞口14への入賞が規定数である9個を満たしたか否か判定し(S1100)、否定判定なら(S1100:no)、第1大入賞口14の開放時間が終了したか否か判定する(S1105)。否定判定なら(S1105:no)リターンし、肯定判定なら(S1105:yes)又はS1100が肯定判定なら(S1100:no)、第1大入賞口14の閉鎖処理を行い(S1110)、大当り遊技の最終ラウンドが終了したか否か判定する(S1115)。肯定判定なら(S1115:yes)、大当り終了演出処理を行い(S1120)リターンし、否定判定なら(S1115:no)、開放間インターバル処理を行ない(S1125)、リターンする。
大当り終了演出処理(S1120)ではサブ統合制御装置83へ大当り終了コマンドを送信し、開放間インターバル処理(S1125)では、同様にインターバルコマンドをサブ統合制御装置83に送信する。大当り終了コマンド又はインターバルコマンドを受信したサブ統合制御装置83側では演出図柄制御装置82の制御により演出図柄表示装置6に演出が表示される。
図19に戻り、S1060が肯定判定なら、即ち大当り終了演出中であれば(S1060:yes)、図21のフローチャートに進み、大当り終了演出の終了時間か否か判定し(S1150)、否定判定なら(S1150:no)リターンする。S1150が肯定判定なら(S1150:yes)、役物連続作動装置停止処理(S1155)、条件装置作動停止処理(S1160)を行い、設定されているモードバッファを参照し(S1165)、参照したモードバッファの内容に基づいて時短フラグと時短カウンタを設定し(S1170、S1175)、モードバッファをクリアし(S1180)、終了コマンドと、大当り遊技終了後の遊技状態を指示する状態指定コマンドとをサブ統合制御装置83に送信し(S1185、S1190)、大当りフラグに0をセットして(S1195)リターンする。
次に、図22に示したフローチャートを用いて、サブ統合制御装置83が実行する保留数指示コマンド受信処理を説明する。本処理を開始すると、保留数指示コマンドを受信したか否か判定する(S1200)。否定判定なら(S1200:no)、リターンし、肯定判定なら(S1200:yes)、サブ統合制御装置83が備える第1保留数カウンタ又は第2保留カウンタに受信した保留数指示コマンドの種類に応じて+1し(S1205)、演出図柄制御装置82に保留数表示信号を送信し(S1210)、リターンする。保留数カウンタの値は、後述する変動指示コマンド受信処理において変動指示コマンドを受信するごとにデクリメントされる。これにより、絶えず主制御装置80が記憶する保留記憶の数と同一数が管理される。
なお、混合機の特性上、第2特図に保留記憶機能を備えると、時短遊技が終了した後も保留個数分の小当りが発生する可能性が生じる。特定領域94への入賞率は第2特図の方でも比較して高いため、これを避けようとするならば、第2特図には保留記憶を備えないことが望ましい。ただし、本実施例の遊技性では、第1特図が変動表示している時に普通図柄の第2開放が行なわれる可能性があり、その場合に第2特図の抽選が行なえない可能性がある。それを回避するために第2保留記憶の機能を備えることにより第2特図の抽選の機会を確保することができる。なお、上記のような目的で保留記憶機能を備える場合は、第1特図に比べて少ない保留上限個数で備えれば、上記した保留個数分の小当りが発生する問題も回数を抑えることができて好適となる。
次に、図23に示したフローチャートを用いて、サブ統合制御装置83が実行する変動指示コマンド受信処理を説明する。本処理は、主制御装置80からS570の処理に基づく変動指示コマンドを受信したことに応じて、演出図柄表示装置6に表示する演出態様を選択し、演出図柄制御装置82に表示制御を指示する処理となる。
本処理を開始すると、変動指示コマンドを受信したか否か判定する(S1250)。否定判定なら(S1250:no)リターンし、肯定判定なら(S1250:yes)、振分乱数を抽出し(S1255)、サブ統合制御装置83が備える保留球数カウンタから−1すると共に、受信した変動指示コマンドとS1255で抽出した振分乱数の値に基づいて、サブ統合制御装置83が複数備える演出変動態様の中から、演出図柄表示装置6に表示する演出変動態様を選択し(S1260)、選択した演出変動態様の表示を開始する指示信号を演出図柄制御装置82に送信して(S1265)リターンする。
次に、図24に示したフローチャートを用いて、サブ統合制御装置83が実行するVチャレンジ演出表示指示コマンド受信処理を説明する。Vチャレンジ演出表示は、本発明の特定領域への入球を促す演出に相当する。本処理を開始すると、Vチャレンジ演出表示指示コマンドを受信したか否か判定する(S1300)。否定判定なら(S1300:no)リターンし、肯定判定なら(S1300:yes)、演出図柄表示装置6にVチャレンジ演出を表示する指示信号を演出図柄制御装置82に送信して(S1305)リターンする。
次に、図25,26を用いて、実施例1における上述したVチャレンジ演出を含む演出表示例を説明する。図25(1)は、通常状態における特別図柄変動時の演出図柄表示装置6画面の基本構成となり、画面中央に擬似図柄表示領域が配置され、画面下部左に第1保留記憶数表示領域、その右に1個の保留図柄が表示可能な第2保留記憶数表示領域が配置されている。第1保留記憶数表示領域には第1保留記憶を表す保留図柄が最高4個まで表示される。擬似図柄表示領域では、左中右の擬似図柄が特別図柄の変動時間に応じて変動表示を実施する。
図25(2)は、第1特図の小当り時に、主制御装置80が実行する特図当否判定処理1のS685(図13)により送信されたVチャレンジ演出表示指示コマンドの受信に基づいて実施される「Vチャレンジ演出」の表示例となる。具体的な表示内容は、画面中央に「Vチャレンジ」の文字列を記載したプレートを表示し、その上部に「右打ち」と右向きの矢印を2度表示することで第2遊技領域3bへの遊技球の発射を強く促し、画面右上にキャラクタ(熊の達吉)を表示し、画面右下に擬似小当り図柄を縮小して確定表示している。
図25(3)は、普通図柄が第2開放を行う当り時に、主制御装置80が実行する普図当否判定処理1のS325(図8)により送信されたVチャレンジ演出表示指示コマンドの受信に基づいて実施される「Vチャレンジ演出」の表示例となる。(2)と異なるのは、画面右下部には変動中の擬似図柄が表示される点のみであり、それ以外は共通内容の演出表示となる。
このように、第1特図の小当り時と普通図柄の第2開放を行う当り時で、演出表示を見ればどちらによるVチャレンジか判別可能な構成としても良いし、演出表示上は判別困難に構成してもよい。ただし、該演出が行なわれてから普通電動役物16が作動するか第1大入賞口14が動作するかで直ぐ判別可能なため、判別困難な時間は短時間である。短時間ではあるが一瞬でも第1特図の小当りと思わせるだけで遊技者の期待は膨らむため、期待度の高い演出とすることができる。判別可能な構成でも、直ぐにはどちらで発生した演出なのか分り難くすることで(例えば、判別可能な箇所が極小さい)、同様に期待度の高い演出とすることができる。
図26(4)は、(3)の状態(普通図柄が第2開放図柄で当選)から第2始動口12(普通電動役物16)に遊技球が入球し、高確率で生起する第2特図の小当りに当選した時点の表示例となり、この場合は主制御装置80が実行する特図当否判定処理1のS695(図13)により送信されたVチャレンジ演出の継続を指示する信号の受信に基づいて当該演出表示が実施され、見た目には、普図の第2開放当選から「Vチャレンジ演出」を継続して実施している状況となる。
具体的な表示内容は、「Vチャレンジ」のプレートと「右打ち矢印」表示は図25(3)と同一だが、プレート上部に「大入賞口(下)が開放します。そのまま右打ちを継続してください」の文字列が表示される。
図26(5)は、小当り遊技時に特定領域94に遊技球が入球した時点の演出表示例となる。この場合、画面中央に大きく「V」の表示と、画面上部に「Vチャレンジ成功!」の文字列と、笑顔のキャラクタ(熊の達吉)を表示している。なお、この表示は、第1特図の小当り時と第2特図の小当り時とで共通となる。
図26(6)は、普通電動役物16の第2開放(ロング開放)実施時に、遊技球を入球させられなかった場合の表示例となる。普図が第2開放を行う図柄で当選した場合は、図25(3)で示したように第2特図が小当りとなることを前提として演出表示を実施するが、第2開放を実施する普通電動役物16に入球させることができなければ(第2特図を変動させることができなければ)、図例のチャレンジ失敗演出を表示する。
具体的には、画面中央に大きく「×」を表示し、その上部に「Vチャレンジ失敗」の文字列と、残念な表情をしたキャラクタ(熊の達吉)を表示している。なお、小当り遊技が実施されても特定領域94に遊技球を入球させることができなかった場合も同様の表示演出を行ってもよい(第1特図小当り、第2特図小当り共用可)。その場合、普通電動役物16への入球失敗と、第1特図小当り及び第2特図小当りで特定領域94への入球失敗とで共通の表示演出を行う構成となる。
以上が実施例1の説明となる。本実施例の遊技仕様とすることにより、通常遊技状態(非時短(非開放延長)状態)では、普図を変動させながら第1特図を変動させる遊技(第1大入賞口14又は第2大入賞口91の作動を目指す)がメインとなり、第1特図の大当り終了時に50%の確率で時短(開放延長)状態になると、時短状態中は第2特図を変動させる遊技がメインとなり、第2特図が時短状態中に図柄大当り又は役物大当りすれば70%の確率で時短状態を継続することになる。
また、通常遊技状態では、第1特図の小当りが1/100の確率で生起するとともに、普図が1/100で第2開放を行う図柄で当選し第2特図の当否判定が行われれば、第2特図は198/199で小当りに当選するため、第2特図の小当りも通常状態時に変動を行う普図の当否判定に対して実質1/100で生起することになる。そのため、役物大当りを目指す小当り(本実施例における「Vチャレンジ」)は、第1特図、第2特図ともに図柄の種類は第1特図と普図とで異なるが実質1/100で発生する。
このように、本実施例では、通常遊技状態(非時短(非開放延長)状態)での普図と第1特図とで、異なる図柄の個々の当選(普図第2開放当りと第1特図小当り)を契機に、役物大当りを期待させる同一の演出表示を行う構成となっているが、同一の演出表示であっても小当り遊技時の特定領域の入球確率は第1特図の小当り時の方が高いため、どちらの小当りに係る「Vチャレンジ」なのかに興趣が生まれる。
次に、実施例2を説明する。実施例2におけるパチンコ遊技機を構成する部品とその電気的接続は実施例1と共通であり、特別に説明のない部分については共通内容であり重複する説明は割愛する。
実施例1と異なるのは、普図の当否判定確率に高確率と通常確率を設けた点と、普図当り時の普通電動役物16の開放パターンを遊技状態と関係なく共通とした点となる。具体的な変更点を図27から図32を用いて説明する。
図27は、実施例2のパチンコ機の作動内容を示している。実施例1の図4の図表と異なるのは、「普通図柄当り確率(図表の一番下の欄)」の項目内容となり、本実施例では、普図当否判定の確率には通常確率と高確率とがあり、どちらの普図当否確率でも普図が当選すれば普通電動役物16が5.0秒の開放を1回行う構成となっている。
なお、普図当否確率は、時短(開放延長)状態への移行と同一の契機で変化する。詳しくは、時短(開放延長)状態では高確率(100/100)で普図当否判定を行い、非時短(非開放延長)状態では通常確率(1/100)で普図当否判定を行う。
図28、29は、実施例2において主制御装置80が実行する普図当否判定処理2を示すフローチャートとなる。実施例1で説明した普図当否判定処理1と異なるのは、普図の当否判定確率に通常確率と高確率との2種類を備え、普図確変フラグの値に応じてどちらかの確率で普図当否判定を行う点と、通常状態(時短フラグ=0、普図確変フラグ=0)で普図当否判定が当選すると、無条件でサブ統合制御装置83に「Vチャレンジ演出」表示指示コマンドを送信する点となる(実施例1では普図当否判定が第2開放当選時のみ送信)。
具体的には、普図当否判定処理2では、普図当否判定処理1のS220に相当する保留記憶シフト処理(図28、S1370)を行うと、(普図)確変フラグが0か否か判定し(S1375)、肯定判定なら(S1375:yes)、通常状態で用いる低確率判定テーブルを用いて普図判定用乱数の比較処理を行い(S1380)、否定判定なら(S1375:no)、高確率(時短、開放延長)状態で用いる高確率判定テーブルを用いて普図判定用乱数の比較処理を行う(S1385)。
また、普図当否判定処理1の図8に相当する普図当否判定処理2の図29では、確定表示した普図が当り図柄であれば(S1460:yes)、時短フラグが0か否か判定し(S1465)、肯定判定、即ち、通常遊技状態なら(S1465:yes)、役物大当りのチャンスであることを報知する「Vチャレンジ演出」を表示する指示コマンドをサブ統合制御装置83に送信する(S1470)。
本実施例では、普図当否判定処理2実施時の判定確率を判断するために(普図)確変フラグを用いたが、時短フラグの値に基づいて確率(時短フラグ=0なら低確率、時短フラグ=1なら高確率)を判断してもよい。
普通図柄の当否判定が確率変動を行うことにより、実施例1のように第1開放(ショート)と第2開放(ロング)とを備える必要がなくなり、通常状態で普図が当選した場合は毎回「Vチャレンジ演出」を実施することができる。
図30は、実施例2において主制御装置80が実行する普電遊技処理2となり、実施例1の普電遊技処理1とは異なり、普図当り図柄確定表示時に通常状態であれば、通常状態普電作動開始処理を行うことで(S1515)、普通電動役物16は常に1種類の開放パターンを実施する。本実施例では、開放延長状態と非開放延長状態とで普通電動役物16の開放パターンを共通の5.0秒としているため、遊技状態に拘わらず(時短フラグの値を判定することなく)普電作動開始処理を行ってもよい。
図31は、実施例2において主制御装置80が実行する特別遊技処理2のフローチャートの一部となり、実施例1で説明した特別遊技処理1の図21に相当し、詳しくは、大当り遊技の終了時の処理となり、特図当否判定時に当選時の遊技状態と大当り図柄、又は小当り図柄によって決定した大当り遊技終了後の遊技状態を設定する処理となる。
実施例1の特別遊技処理1と異なるのは、S1570とS1575となり、大当り遊技終了後の普図確変フラグの設定と確変カウンタの設定(時短カウンタと同一値の設定)を行う(高確率状態移行手段)。
図32は、実施例2における演出図柄表示装置6の表示例となる。図32(1)の表示例の内容は、実施例1の図25(3)と同一内容となるが、表示するタイミングは通常状態における普図の全ての当選時となり、具体的には図29のS1470の「Vチャレンジ演出表示」指示コマンドをサブ統合制御装置83が受信した場合に実施される。図32(2)の普図当選を経た第2特図小当り時の表示内容も実施例1の図26(4)と同一内容となる。
以上が実施例2の説明となる。実施例1と異なるのは、普図の当否判定確率が変化する点となり、これにより通常状態(低確率状態時)で普図が当選した場合に第1開放(ショート開放)と第2開放(ロング開放)とを備える必要が無くなり、通常状態で普図が当選した場合は毎回「Vチャレンジ演出」を行うことができる。
次に、実施例3を説明する。実施例3におけるパチンコ遊技機を構成する部品とその電気的接続も実施例1と共通であり、特別に説明のない部分については共通内容であり重複する説明は割愛する。
実施例1,2と異なるのは、第1特図が小当りを備えない(役物大当りが生起するのは第2特図の小当りのみ)点と、実施例1,2とは異なる大当り遊技(第1大入賞口14の開放態様と大当り遊技終了後の時短回数が異なる)を備えた点となる。具体的な変更点を図33から図37を用いて説明する。
図33は、実施例3のパチンコ機の作動内容を示している。実施例1の図4の図表と異なるのは、「小当り確率」「小当り遊技」「役物大当り」の欄に第1特図の設定が無い点と、「図柄大当りの第1特図」の欄に大当り遊技の種類が増え3種類となった点となる。なお、普図の当り確率及び当選時の普通電動役物16の開放パターンは実施例1と共通(確率変動せず、通常時は2種類の開放パターンを備える)となっているため、通常状態で普図が第2開放図柄で当選すると第2特図が変動し役物大当りの期待が持てる(「Vチャレンジ演出」が実施される)。
実施例1,2とは異なる点となる本実施例の第1特図が図柄大当りした場合の大当り遊技の種類と内容(大当り遊技設定手段)について、図33の内容に沿って説明する。第1特図が2,4,6,8の図柄で大当りすると(4/10の割合)、第1大入賞口14が4ラウンドの開放を行う大当り遊技(1ラウンド最大29.0秒の開放または9カウント)を実施する。この場合、大当り遊技終了後に時短状態(開放延長状態)には移行しない(実施例1,2とは割合が異なる)。
第1特図が1,3,5,7,9の図柄で大当りすると(5/10の割合)、第1大入賞口14が15ラウンドの開放を行う大当り遊技(1ラウンド最大29.0秒の開放または9カウント)を実施し、大当り遊技終了後は特図が99回の変動を行うまで時短状態(開放延長状態)となる(割合も含め実施例1,2と同一内容)。
第1特図が0の図柄で大当りすると(1/10の割合)、第1大入賞口14が2ラウンドの開放を行う大当り遊技(1ラウンド最大6.0秒の開放または9カウント)を実施し、大当り遊技終了後は特図が4回の変動を行うまで時短状態(開放延長状態)となる(実施例1,2には無い内容)。
本実施例では、通常状態で第1特図が2ラウンド時短4回の図柄で大当りした場合、大当り遊技終了後は特図が4回変動するまで時短(開放延長)状態となるが、この場合、第2特図が4回変動するまでは時短(開放延長)状態を保持することが遊技構成上望ましく、第2保留記憶数の上限を1個としながらそれ(第2特図が4回変動するまで時短(開放延長)状態を保持)を実施するために、本実施例の時短機能は図34,35に示す内容で設定される。なお、本実施例においても、第2特図が第1特図よりも優先して変動を開始(特図当否判定を実施)する構成としている。
図34は、実施例3の時短機能を示す図表1となり、大当り図柄毎に設定される時短回数内容の詳細を示している。具体的には、第1特図が4ラウンド時短無の図柄で大当りした場合は時短設定は行われないが、2ラウンド時短4回の図柄で大当りした場合は、三つの回数条件のいずれかが満たされるまで時短(開放延長)状態が保持される設定が行われる。具体的な条件は、(1)第1特図が最大20回変動するまで、(2)第2特図が最大4回変動するまで、(3)第1特図と第2特図がトータルで最大20回変動するまでとなり、時短(開放延長)状態において第2遊技領域3bに遊技球を流下させた場合は、第1特図の変動は第1保留記憶分のみに留まり、(2)の条件が満たされることで時短(開放延長)状態が終了するため、第2保留記憶数の上限が1個の構成であっても大当り遊技終了後は第2特図が4回変動するまで時短(開放延長)状態は保持される。
従って、第1特図が2ラウンド時短4回の図柄で大当りした場合は、当該大当りによる出玉よりも、大当り遊技終了後に第2特図がかならず4回変動する時短状態に期待することになる。
このようにすることにより、通常遊技時の大当りから初めて時短状態に移行した時に第1特図の保留記憶が残っている場合がある。本実施例のように時短4回という極短回数の時短を付与しようとすると、残った第1特図の保留記憶で消化されてしまう場合があり、本来目的とした第2特図で時短4回を実施することが安定して行なえない。そこでこのように設定することにより、第1特図に保留記憶が残っていたり、時短状態になっても間違って第1始動口11に入球させたとしても、第2特図が4回変動するまで時短状態を確保することが可能となる。 ただし、あまり第1特図での最大回数とトータルの最大回数を多くすると、そのまま第1特図で抽選させた方が得になる可能性もあるため、あくまでも有利度が逆転しないように設ける必要がある。
なお、通常状態で第1特図が2ラウンド時短4回の図柄で大当りした場合以外の時短回数設定では、役物大当りも含めいずれの場合も上記した(1)(2)(3)の条件にそれぞれ99回が設定される。
本実施例では、上述したように、第1特図が2ラウンド時短4回の図柄で大当りした場合に第2特図小当りからの役物大当りのチャンスが発生する。従って、第1特図が2ラウンド時短4回の図柄で大当りすると、実施例1,2で説明した内容と共通の「Vチャレンジ演出」を実施する構成となっている。
図36は、本実施例で主制御装置80が実行する特図当否判定処理3の一部を示し、実施例1で図13を用いて説明したフローチャートに相当する箇所となる。本実施例では、第1特図に小当りがなく、第1特図が2ラウンド時短4回の図柄で大当りした場合に「Vチャレンジ演出」を実施する構成となるが、それを実施するための処理部となる。
大当り図柄を確定表示したことに基づいて条件装置と役物連続作動装置の作動を開始(S1680、S1685)した後、大当り図柄が第1特図の2ラウンド時短4回図柄か否か判定し(S1690)、肯定判定なら(S1690:yes)、サブ統合制御装置83に「Vチャレンジ演出」表示指示コマンドを送信し(S1675)、大当りフラグに1をセットする(S1705)。S1690が否定判定なら(S1690:no)、大当り開始演出指示コマンドをサブ統合制御装置83に送信し(S1700)、大当りフラグに1をセットする(S1705)。
この処理により、第1特図で所定図柄(2ラウンド時短4回)の大当りが生起すると上述したVチャレンジ演出を行う。本実施例では、Vチャレンジ演出を開始するのは、第1特図の所定の大当り図柄(2ラウンド時短4回)確定表示時からとなり、この大当りに限り大当り確定演出の代わりにVチャレンジ演出が行われる。
なお、本実施例では時短が4回ということで、高確率でVチャレンジが連続して4回行なわれることになる。そのため、「Vチャレンジ×4!」としたり「Vチャレンジ1回目」〜「Vチャレンジラスト!」など、他の実施例と異なる表示をすることも考えられる。また、時短回数を4回だけでなく、1回、2回、3回・・・と設けることにより、多様な期待度のVチャレンジを備える事が可能となる。
また、小当り(本実施例では小当りは第2特図のみ)が通常状態で生起した場合は、本実施例においても普通電動役物16の第2開放動作により第2始動口12に遊技球が入球したものとみなされるため、「Vチャレンジ演出」の継続(普図が第2開放図柄で当選した場合からの継続、又は第1特図が所定の大当り図柄で当選した場合からの継続)を指示するコマンドをサブ統合制御装置83に送信する(S1745)。
図37は、実施例3における演出図柄表示装置6の表示例となる。図37(1)の表示例の内容は、実施例1の図25(2)と同一内容(但し、画面右下には所定の擬似大当り図柄を表示)となるが、表示するタイミングは通常状態における第1特図の所定図柄(2ラウンド時短回数4回)の当選時となり、具体的には図36のS1695の「Vチャレンジ演出表示」指示コマンドをサブ統合制御装置83が受信した場合に実施される。
以上が実施例3の説明となる。本実施例では、所定の大当り図柄(2ラウンド時短回数4回)で大当りした場合に、出玉の期待できない大当りの確定演出を行う代わりに、大当り終了後の時短状態で役物大当りからの第2特図の連荘を期待させる「Vチャレンジ演出」を行う構成となっている。さらに、図34,35を用いて説明した時短機能を備えているため、所定の大当り図柄(2ラウンド時短回数4回)の大当り遊技終了後は第2特図が必ず4回変動することにより、第2特図の小当りが4回発生する。従って、役物大当りのチャンスも4回あり、所定の大当り図柄(2ラウンド時短回数4回)当選による「Vチャレンジ演出」は、普図の第2開放図柄当選からの「Vチャレンジ演出」に比べ、期待度が非常に高いものとなる。
次に、実施例4を説明する。実施例4におけるパチンコ遊技機を構成する部品とその電気的接続も実施例1と共通であり、特別に説明のない部分については共通内容であり重複する説明は割愛する。
本実施例は、実施例3の構成に対して、普図の当否判定確率に高確率と通常確率を設けた点と、普図当り時の普通電動役物16の開放パターンを遊技状態に関係なく共通とした点となる(実施例1から実施例2への変更点と共通)。具体的な変更箇所を図38の図表を用いて説明する。
図38は、実施例4のパチンコ機の作動内容を示している。実施例3の図33の図表と異なるのは、「普通図柄当り確率(図表の一番下の欄)」の項目内容となり、本実施例4も、普図当否判定の確率には通常確率と高確率とがあり、どちらの普図当否確率でも普図が当選すれば普通電動役物16が5.0秒の開放を1回行う構成となっている。
なお、普図当否確率は、時短(開放延長)状態への移行と同一の契機で変化する。詳しくは、時短(開放延長)状態では高確率(100/100)で普図当否判定を行い、非時短(非開放延長)状態では通常確率(1/100)で普図当否判定を行う。
以上が実施例4の説明となる。上述したように、実施例3と異なるのは普図の当否判定確率が変化する点となり、これにより第1特図の小当りがなく、第1特図の所定図柄(2ラウンド時短回数4回)で大当りに当選した場合に大当り演出の代わりに「Vチャレンジ演出」を行う構成としながら、通常状態(低確率状態時)で普図が当選した場合には第1開放(ショート開放)と第2開放(ロング開放)との区別がないため、普図が当選した場合は毎回「Vチャレンジ演出」を行うことができる。
次に、実施例5を説明する。実施例5におけるパチンコ遊技機を構成する部品とその電気的接続も実施例1と共通であり、特別に説明のない部分については共通内容であり重複する説明は割愛する。
本実施例は、実施例1の作動内容と実施例3の作動内容とを合成した構成となり、第1特図は小当りを備え、通常状態での普図に第1開放(ショート開放)を行う当り図柄と第2開放(ロング開放)を行う当り図柄を備え(実施例1)、尚且つ第1特図の大当り図柄として2ラウンド時短4回の大当り遊技を実施する所定の大当り図柄(実施例3)も兼ね備えた内容となる。
図39の図表は実施例5のパチンコ機の作動内容を示している。具体的な内容は実施例1で説明した図4の内容とほぼ同じとなり、異なるのは、第1特図の図柄大当り時の大当り遊技の内容と種類とが実施例3の内容と共通となっている点となる。なお、本実施例では第1特図小当りからの役物大当りも存在するため、該役物大当り終了時に設定される時短回数の内容は、図40に示す内容となり、それ以外の大当り遊技終了時の時短回数設定の内容は実施例3の図34,35で説明した内容と共通となる。
実施例5のパチンコ機を図39の図表で示す作動内容にすることにより、本実施例では、上述した「Vチャレンジ演出」を、第1特図の小当り当選時、普図の第2開放図柄当選時、第1特図の所定の大当り図柄(2ラウンド時短回数4回図柄)当選時の計3か所で実施することが可能となる。
これにより、第1特図の小当り生起時には「Vチャレンジ」(第2大入賞口91が作動する小当り遊技)を1回、普図の第2開放図柄当選時には「Vチャレンジ」を最高2回行うだけだが、第1特図が所定の大当り図柄(2ラウンド時短回数4回図柄)で大当りした場合は、第2特図が少なくとも4回変動するまで、言い換えれば第2特図の小当りが4回生起するまで「Vチャレンジ」を継続することになる。
従って遊技者にとっては、第1特図の所定図柄(2ラウンド時短回数4回図柄)の大当りで出現する「Vチャレンジ演出」が非常に期待度が高い演出期間となるが、特定領域94への入球率は第1特図の小当りの方が高いため、第1特図の小当り時も同様に期待度が膨らむ遊技性となる。このように、多様な契機による小当りを備えることにより、多様なパターンで役物大当りすることができ、遊技性を豊かにすることができる。
次に、実施例6を説明する。実施例6におけるパチンコ遊技機を構成する部品とその電気的接続も実施例1と共通であり、特別に説明のない部分については共通内容であり重複する説明は割愛する。
本実施例は、実施例5の構成に対して、普図の当否判定確率に高確率と通常確率を設けた点と、普図当り時の普通電動役物16の開放パターンを遊技状態に関係なく共通とした点となる(実施例1から実施例2への変更点と共通)。具体的な変更点を図41の図表を用いて説明する。
図41は、実施例6のパチンコ機の作動内容を示している。実施例5の図39の図表と異なるのは、「普通図柄当り確率(図表の一番下の欄)」の項目内容となり、本実施例では、普図当否判定の確率には通常確率と高確率とがあり、どちらの普図当否確率でも普図が当選すれば普通電動役物16が5.0秒の開放を1回行う構成となっている。
本実施例でも、普図当否確率は、時短(開放延長)状態への移行と同一の契機で変化する。詳しくは、時短(開放延長)状態では高確率(100/100)で普図当否判定を行い、非時短(非開放延長)状態では通常確率(1/100)で普図当否判定を行う。
以上が実施例6の説明となる。上述したように、実施例5と異なるのは普図の当否判定確率が変化する点となり、これにより第1特図の小当り当選時と、第1特図の所定図柄(2ラウンド時短回数4回)で大当り当選した場合とで「Vチャレンジ演出」を行う構成としながら、通常状態(低確率状態時)で普図が当選した場合には毎回「Vチャレンジ演出」を行うことができる。
以上が実施例の説明となる。いずれの実施例のパチンコ機も、図柄大当りと小当りからの役物大当りとを備える構成としたうえで、実施例1,3,5のパチンコ機は「普図当否判定が当選すると、可変入賞装置(普通電動役物16)を比較して入球が困難な第1開放で作動させるか、比較して入球が容易な第2開放で作動させるかを判定する作動判定手段」を備える構成となり、対して実施例2,4,6のパチンコ機は作動判定手段を備えず、その代わりに「大当り遊技終了後の普図当否判定の当選確率を通常確率状態よりも当選する確率が高い高確率状態に移行させる高確率状態移行手段」を備える構成としている。
また、実施例1,2,5,6のパチンコ機は「第1特別図柄の小当りよりも前記第2特別図柄の小当りを高確率で当選させる小当り判定手段」を備え、「第1特別図柄の小当り当選に基づく小当り遊技と前記第2特別図柄の小当り当選に基づく小当り遊技とで特定領域への入球率を異なるようにし」とした構成を共通としている。
また、実施例3,4,5,6のパチンコ機は「第1特別図柄又は第2特別図柄が確定表示した大当り図柄の種類に応じて、大当り遊技の内容と開放延長手段の実施期間を設定する大当り遊技設定手段」と、大当り遊技終了時に開放延長期間(時短回数)を設定する場合「第1特別図柄の確定表示回数が所定回数に達すると開放延長手段を終了する第1設定と、第2特別図柄の確定表示回数が所定回数に達すると開放延長手段を終了する第2設定と、第1特別図柄と前記第2特別図柄との総確定表示回数が所定回数に達すると開放延長手段を終了する第3設定とを行う開放延長期間設定手段」とを共通で備えている。
実施例では、特定領域94への入球の機会(役物大当りのチャンス)が発生すると、いずれの場合も見た目に共通の「Vチャレンジ」演出を実施したが、図柄の種類及び大当り小当りの違いに応じて「Vチャレンジ」演出の表示内容を異なる内容としてもよく、その場合、実施する「Vチャレンジ」から役物大当りが生起する期待度に応じて表示内容を変化させてもよい。
その場合、例えば、実施例3,4,5,6において第1特図で所定の大当り図柄(2ラウンド時短回数4回図柄)で大当りが生起した場合は、その期待できる期間が他の「Vチャレンジ」の4倍長いことから「ウルトラVチャレンジ」、実施例1,2,5,6で第1特図の小当りが生起した場合は「スーパーVチャレンジ」、実施例1,3,5で普図の第2開放図柄当選時及び実施例2,4,6での普図当選時は「Vチャレンジ」としてもよい(いずれも通常遊技状態時)。
また、実施例1,5の第1特図の小当り遊技中に普図が第2開放図柄で当選した場合、及び実施例2,6の第1特図の小当り遊技中に普図が当選した場合は、実施している「Vチャレンジ」演出(特定領域への入球を促す演出)とは異なる「特定領域への入球を促す演出」に切り替える構成が考えられる。
この構成は、「Vチャレンジ」として実施中の第1特図の小当り遊技中においても普図は変動することから、該小当り遊技中に普図が第2開放図柄で当選する場合があり、該当選した場合は複数回の「Vチャレンジ」が連続的(第1特図の小当りを実施した後、第2特図の小当りが連続して発生)に実施されるため、特殊な「Vチャレンジ」が発生したかのように見せることを目的とし。この構成により、稀に小当りが連続して発生した場合は、より遊技者の期待感を高めることが可能となる。
また、第2特図の小当り遊技中の第1保留記憶に小当りとなる保留記憶が有る場合は、先読判定に基づいて実施中の「Vチャレンジ」演出(特定領域への入球を促す演出)とは異なる「特定領域への入球を促す演出」に切り替える構成も考えられる。この構成の場合は、先に第2特図の小当りを実施している状況において、特定領域94への入賞確率がより高い第1特図の小当りが続いて実施されることを該実施以前に報知する構成となる。この構成も、役物大当りが発生する期待度がより高い小当りが連続する場合は、さらに遊技者の期待感を高めることが可能となる。
また、第1特図の小当りと実施例3、4、5、6の所定の大当り図柄(2ラウンド時短回数4回図柄)、普通図柄の当りを事前に報知するための共通演出を備えることも考えられる。例えば、特図の演出図柄とは異なる図柄(例えばルーレット)を表示させ、そちらでVチャレンジが発生するか否かを演出表示すれば、あたかも特図の抽選とは異なる抽選によりVチャレンジが発生するかのようにみせることができ、図柄による大当りと小当りによる役物大当りを明確に分けることができる。
以上のように、本発明の弾球遊技機によれば、図柄の大当りとともに有利度の異なる複数の役物当りのチャンスを与えることが可能な遊技機となり、普図及び普通電動役物と複数の特図を備え、小当りから役物大当りを生起させる構成の弾球遊技機に適用することができる。
1 遊技盤
3a 第1遊技領域
3b 第2遊技領域
6 演出図柄表示装置
11 第1始動口
12 第2始動口
14 第1大入賞口
15 第1普通図柄作動ゲート
16 普通電動役物
17 第2普通図柄作動ゲート
80 主制御装置
82 演出図柄制御装置
83 サブ統合制御装置
91 第2大入賞口
92 振分装置
93 振分羽根
94 特定領域

Claims (3)

  1. 常時入球可能な第1特図始動口と、
    第1普図作動口又は第2普図作動口への入球に起因する普図当否判定が当選すると作動する可変入賞装置内に設けた第2特図始動口と、
    前記第1始動口への入球に起因する特図当否判定の結果を報知する第1特別図柄と、
    前記第2始動口への入球に起因する前記特図当否判定の結果を報知する第2特別図柄と、
    遊技の進行を制御する主制御装置と、
    該主制御装置から受信する信号に基づいて演出図柄表示装置を制御するサブ制御装置と、を備え、
    前記第1特別図柄、又は前記第2特別図柄が小当り図柄を確定表示すると、入球した遊技球が通過可能な特定領域を備えた大入賞口を開放する小当り遊技を実施し、該小当り遊技により前記大入賞口に入球した遊技球が前記特定領域を通過するか、又は前記第1特別図柄、若しくは前記第2特別図柄が大当り図柄を確定表示すると大当り遊技を行い、該大当り遊技終了後に前記可変入賞装置が開放する開放時間を通常遊技状態時よりも延長、又は/及び開放回数を増加させる開放延長手段を実施可能な弾球遊技機であって、
    所定の発射強度未満の発射強度で発射された遊技球が流下する第1遊技領域と、
    所定の発射強度以上の発射強度で発射された遊技球が流下する第2遊技領域と、
    前記第1特別図柄又は前記第2特別図柄が確定表示した大当り図柄の種類に応じて、前記大当り遊技の内容と前記開放延長手段の実施期間を設定する大当り遊技設定手段と、
    前記普図当否判定が当選すると、前記可変入賞装置を比較して入球が困難な第1開放で作動させるか、比較して入球が容易な第2開放で作動させるかを判定する作動判定手段と、を備え、
    前記第1遊技領域に前記第1普図作動口と前記第1特図始動口とを、前記第2遊技領域に前記第2普図作動口と前記可変入賞装置とをそれぞれ配し、
    前記第1特別図柄の小当り当選に基づく小当り遊技と前記第2特別図柄の小当り当選に基づく小当り遊技とで前記特定領域への入球率を異なるようにし、
    前記演出図柄表示装置は、前記普通図柄の当選に基づいて前記第2開放が行われる場合、前記第1特別図柄の小当り当選に基づいて小当り遊技が行われる場合、及び前記第1特別図柄の所定の大当り図柄での当選に基づいて大当り遊技が行われる場合とで、前記特定領域への入球を促す演出を表示する
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 常時入球可能な第1特図始動口と、
    第1普図作動口又は第2普図作動口への入球に起因する普図当否判定が当選すると作動する可変入賞装置内に設けた第2特図始動口と、
    前記第1始動口への入球に起因する特図当否判定の結果を報知する第1特別図柄と、
    前記第2始動口への入球に起因する前記特図当否判定の結果を報知する第2特別図柄と、
    遊技の進行を制御する主制御装置と、
    該主制御装置から受信する信号に基づいて演出図柄表示装置を制御するサブ制御装置と、を備え、
    前記第1特別図柄、又は前記第2特別図柄が小当り図柄を確定表示すると、入球した遊技球が通過可能な特定領域を備えた大入賞口を開放する小当り遊技を実施し、該小当り遊技により前記大入賞口に入球した遊技球が前記特定領域を通過するか、又は前記第1特別図柄、若しくは前記第2特別図柄が大当り図柄を確定表示すると大当り遊技を行い、該大当り遊技終了後に前記可変入賞装置が開放する開放時間を通常遊技状態時よりも延長、又は/及び開放回数を増加させる開放延長手段を実施可能な弾球遊技機であって、
    所定の発射強度未満の発射強度で発射された遊技球が流下する第1遊技領域と、
    所定の発射強度以上の発射強度で発射された遊技球が流下する第2遊技領域と、
    前記第1特別図柄又は前記第2特別図柄が確定表示した大当り図柄の種類に応じて、前記大当り遊技の内容と前記開放延長手段の実施期間を設定する大当り遊技設定手段と、
    大当り遊技終了後の前記普図当否判定の当選確率を通常確率状態よりも当選する確率が高い高確率状態に移行させる高確率状態移行手段と、
    前記第1特別図柄の小当りよりも前記第2特別図柄の小当りを高確率で当選させる小当り判定手段と、を備え、
    前記第1遊技領域に前記第1普図作動口と前記第1特図始動口とを、前記第2遊技領域に前記第2普図作動口と前記可変入賞装置とをそれぞれ配し、
    前記第1特別図柄の小当り当選に基づく小当り遊技と前記第2特別図柄の小当り当選に基づく小当り遊技とで前記特定領域への入球率を異なるようにし、
    前記演出図柄表示装置は、前記普図当否判定の当選に基づいて前記可変入賞装置の作動が行われる場合、前記第1特別図柄の小当り当選に基づいて小当り遊技が行われる場合、及び前記第1特別図柄の所定の大当り図柄での当選に基づいて大当り遊技が行われる場合とで、前記特定領域への入球を促す演出を表示する
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  3. 請求項1又は請求項2記載の弾球遊技機において、
    開放延長期間設定手段を備え、
    該開放延長期間設定手段は、前記第1特別図柄の確定表示回数が所定回数に達すると前記開放延長手段を終了する第1設定と、前記第2特別図柄の確定表示回数が所定回数に達すると前記開放延長手段を終了する第2設定と、前記第1特別図柄と前記第2特別図柄との総確定表示回数が所定回数に達すると前記開放延長手段を終了する第3設定とを行う
    ことを特徴とする弾球遊技機。
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