JP3685266B2 - 遊技機の遊技盤 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、打球発射装置から発射された打球を上方の遊技領域に案内する打球案内部材を、遊技盤表面の下端から上部に向けて円弧状に配置するとともに、該打球案内部材の内側に円弧状の遊技領域区画部材を配置し、前記打球案内部材と該遊技領域区画部材との間の円弧状部分を、打球発射装置から発射された打球が上昇する打球上昇流路とし、前記遊技領域区画部材で囲まれた領域により遊技を行う遊技機の遊技盤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のパチンコ機の遊技盤では、打球を上方の遊技領域に案内するために金属製の帯状の板部材(以下、外バンドという)を割ピン状の釘によって遊技盤の下端から上部にかけて円弧状(R状)に固定するとともに、この外バンドの内側に金属製の帯状の板部材(以下、内バンドという)を同様の釘によって横C字状に固定し、これらの外バンドと内バンドの間の円弧状部分を打球上昇流路としている。
【0003】
また、内バンドと外バンドの上部に囲まれた円形部分を遊技領域とし、この遊技領域に障害釘を植設するとともに、入賞具を配設している。
一方、内バンドのみを樹脂製にしたものは従来より考えられていた。
さらに、従来の遊技機においては、金属製の内バンドとその他の部品(例えば、サイドランプ、戻り球防止部材、変動入賞装置等)は個別に配置され、また、その取付方法も部品により区々であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の遊技機にあっては、金属製の帯状の外バンドおよび内バンドを遊技盤の表面に対して直交する状態で取付け、固定していたため、次のような問題点があった。
(イ)金属製の帯状の外バンドおよび内バンドを遊技盤の表面に固定するに際して特殊な釘を用いる必要があり、内バンドの取り付け強度が低下するとともに、作業性が悪いという問題点があった。
【0005】
(ロ)金属製の帯状の各バンドを特殊な釘で固定し、これによって装飾レンズなど他の部材とは全く別個に固定するので、遊技盤の組み立て作業の工数の減少を図るのが困難であった。
(ハ)遊技者が注視する遊技領域を金属製の帯状の各バンドによって取り囲んでいるため、装飾性に劣り、冷たい感じを与えてしまうという欠点があった。
【0006】
そこで本発明は、外バンドと内バンドの取り付け作業性がよく、組み立て作業工数の減少を図れ、装飾性を高めた遊技機の遊技盤を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、請求項1記載の発明による遊技機の遊技盤は、打球発射装置から発射された打球を上方の遊技領域に案内する打球案内部材を、遊技盤表面の下端から上部に向けて円弧状に配置するとともに、該打球案内部材の内側に円弧状の遊技領域区画部材を配置し、
前記打球案内部材と該遊技領域区画部材との間の円弧状部分を、打球発射装置から発射された打球が上昇する打球上昇流路とし、
前記遊技領域区画部材で囲まれた領域により遊技を行う遊技機の遊技盤において、
当該遊技盤は、
樹脂製の矩形状に形成し、
役物装置を臨ませる開口部及び障害釘を備え、
更に、
前記打球案内部材と前記遊技領域区画部材とを臨ませるための開口溝を形成し、
前記打球案内部材及び前記遊技領域区画部材は、
バンド壁と該バンド壁の底部に位置するバンド固定部とからなる断面T字状に樹脂により成形され、
当該遊技盤の裏面側から前記開口溝に前記バンド壁を挿入して当該遊技盤の表側に一定長だけ前記バンド壁を突出させた状態で前記バンド固定部により当該遊技盤裏面に固定されることを特徴とする。
【0008】
【作用】
本発明では、遊技盤は、樹脂製の矩形状に形成され、打球案内部材(外バンド)と遊技領域区画部材(内バンド)とを臨ませるための開口溝が形成される。打球案内部材及び前記遊技領域区画部材は、バンド壁と該バンド壁の底部に位置するバンド固定部とからなる断面T字状に樹脂により成形される。そして、遊技盤の裏面側から開口溝にバンド壁を挿入して遊技盤の表側に一定長だけバンド壁を突出させた状態でバンド固定部により遊技盤裏面に固定される。
したがって、外バンド及び内バンドの取り付け作業性が向上し、かつこれらの組み立て作業工数が減少する。
【0009】
また、バンド壁とバンド固定部とを一体的にすることにより、遊技盤との接触面が多くなり、全体的に強度が向上し、遊技球が強く衝突した場合でも破損することがない。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
図1〜図11は本発明をプリペイドカード方式のパチンコ機に適用した場合の第1実施例を示している。
パチンコ装置の正面構成
図1はパチンコ装置の全体を示す正面斜視図である。図1において、1はパチンコ装置であり、大きく分けてパチンコ機2(遊技機)と、遊技媒体貸出装置としてのカード式玉貸機(以下、単に玉貸機という)3によって構成され、これらが対をなして設置される。パチンコ機2とカード式玉貸機3とが対をなして設置されたパチンコ装置1は、いわゆるCR機(カードリーディング機)と称されている。玉貸機3にはカードリーダーが内蔵され、玉貸機3の前面パネル4にはプリペイドカードが挿入されるカード挿入口5と、7セグメントの発光ダイオードを用いて3列で構成され、カードの残り度数を表示するカード残度数表示器6と、発光ダイオード等からなりカードの受け付けが有効であることを表示するカード受付け表示器7とが設けられている。
【0011】
パチンコ機1は、額縁状前面枠11と、ガラス12aを支持する金枠(ガラス枠)12と、遊技盤13(図2参照)と、前面表示パネル14と、前面操作パネル15とを有している。額縁状前面枠11は木製の機枠16に対して上部蝶番17および下部蝶番(図示略)によって開閉可能に支持され、金枠12は額縁状前面枠11に開閉可能に支持されている。
前面表示パネル14には上皿21と、プリペイドカードの残高を表示するカード度数表示器(カード残高表示器)22と、玉を購入するときに操作される玉貸釦(変換釦)23と、プリペイドカードを排出するときに操作されるカード排出釦(返却釦)24と、玉貸し可能表示器25と、上皿21の玉を後述の玉貯留皿32に移す玉通路開閉用の押し釦26とが設けられている。
【0012】
なお、玉貸機3にカードリーダでなく、例えばカードリーダ・ライタを配置し、玉数等の価値情報や遊技客の識別情報が記憶されている遊技用カードを用い、遊技結果をカードに書き込む等のデータ処理が可能なものであってもよい。さらに、遊技用カードはプリペイドカードに限らず、例えば玉数等の価値情報が記憶されている玉数カード、あるいは遊技客の識別情報が記憶されている識別カード等を単独で使用する遊技機でもよい。
要は、遊技用カードを使用するために、このカード情報を読み込み可能なカードリーダ、若しくは読み込み/書き込み可能なカードリーダ・ライタであればよい。例えば、完全なカード式のパチンコ遊技システムで封入球式の遊技機(例えば、クレジット方式の遊技機)にも本発明を適用することができる。
また、遊技用カードとして磁気カードを用いている例に限らず、例えばICカードを用いる遊技機でもよい。ICカードを用いた場合、当然のことながらカードリーダ若しくはカードリーダ・ライタはICカードに対応するものを使用することになる。
なお、カードリーダとカード制御装置とは別体として分離して配置してもよいし、あるいは両者を一体化してもよく、例えばカードリーダの内部にカード制御装置を組み込むようにしてもよい。
【0013】
前面操作パネル15には、灰皿31と、玉を貯留する玉貯留皿(受皿)32と、玉貯留皿32に貯留された玉を外部下方に抜くための玉抜きレバー33と、発射装置の操作を行う発射操作ノブ34とが設けられている。
パチンコ機2の額縁状前面枠11の上部には左側から順次、賞球排出時に点灯する賞球玉排出表示器41と、貸玉排出時に点灯する貸玉排出表示器42と、パチンコ機2において打止状態が発生したときに点灯する完了表示器43とが設けられている。これらの賞球玉排出表示器41、貸玉排出表示器42および完了表示器43によりその他の遊技状態(例えば、大当り状態:点滅する制御)も表示可能である。
【0014】
遊技盤の構成
図2は遊技盤13を示す正面図である。遊技盤13は、後述の図3に示すように、樹脂製(プラスチック製)の矩形板101を有しており、その前面側が遊技領域102になっている。なお、矩形板101は樹脂製でなく、例えば木製の合板(ベニア)を素材としてもよい。
矩形板101はプラスチックを素材とした場合、後述の取り付け溝200の成形が容易であるという利点がある。しかも、成形した取り付け溝200に対して後述のバンド構造体221〜223をワンタッチで嵌め込むようにして取り付けできるという利点もある。
【0015】
遊技盤13における遊技領域102は本発明の適用対象である遊技媒体として遊技球を使用するパチンコ遊技機であれば、任意の構成を取り得る。例えば、複数の図柄を可変表示可能な図柄表示装置を備え、この図柄表示装置における可変表示結果が予め定められた特別図柄で表示されたことを条件に遊技者に有利な特別遊技状態(大当り状態)を発生可能な遊技機(いわゆる「第1種」に属するもの)、図柄表示装置を備えた「第3種」に属する遊技機、あるいはいわゆる「第2種」に属する遊技機、さらにはその他の種類の遊技機(例えば、電動役物装置を備えた遊技機)等に幅広く適用が可能である。本実施例では「第3種」に属する遊技盤13を使用している。
【0016】
矩形板101の表面には樹脂製の外バンド(打球案内部材)111が下端の左寄りから上部にかけて円弧状に固定されているとともに、外バンド111の内側(図中右側)には同じく樹脂製で円弧状の内バンド(遊技領域区画部材)112がその上端を開いた状態で横C字状に固定されている。なお、詳細を後述するように、内バンド112は取付基盤231とともに樹脂により一体的に成形され、3分割可能な構造になっている。内バンド112と外バンド111の上部とによって囲まれたほぼ円形部分は遊技領域102になっており、遊技領域102には多数の障害釘(図示略)が植設されるとともに、後述のように、役物装置等が配置されている。
外バンド111と内バンド112の一部分(図中左側部分)の間の円弧状部分は、打球発射装置から発射された打球が上昇する打球上昇流路113になっており、打球上昇流路113の下端入口部分は遊技盤13をパチンコ機2に装着した状態で発射レール(図示略)の延長線上に位置している。
また、内バンド112にはファール球案内部材114が一体成形されている。
【0017】
ここで、遊技領域102について説明する。
遊技領域102のほぼ中央部には回転振分け装置121が、回転振分け装置121の図中左側には一般入賞口122が、回転振分け装置121の図中右側には特定入賞装置123が、回転振分け装置121の直下には変動入賞装置124がそれぞれ配置されている。また、変動入賞装置124の左右両側には一般入賞口125、126、127、128が配置されている。
回転振分け装置121は常時回転している回転体131を有しており、回転体131には玉を嵌入可能な8個のスプロケット(そのうち1個がVスプロケット)が形成されている。回転振分け装置121は、その上部に形成された役物入賞口132に入賞した玉を常時回転している回転体131の何れかのスプロケットに嵌入させる。このとき、外れのスプロケットに嵌入すると、一定数の賞球排出を伴う単なる入賞に終わるように振分けられ、一方、Vスプロケットに嵌入すると、第3種権利発生口に入賞するように振分けられて、いわゆる第3種の権利が発生する。
【0018】
ここでいう第3種の権利とは、第3種の特別遊技を発生させる権利であり、特定入賞装置123における第3種始動口への玉の入賞を条件とし、10秒あるいは玉が10個入賞するまでを1サイクルとして変動入賞装置124を所定回数(例えば、16サイクル)開放する権利である。
変動入賞装置124は、特別遊技状態が発生した場合に予め定められた所定回数だけ遊技玉を受け入れない第1の状態(遊技者にとって不利な状態)から受け入れ易い第2の状態(遊技者にとって有利な状態)に変動可能な大入賞口(いわゆるアタッカー)として作動する。
【0019】
特定入賞装置123は円板状の回転体を有しており、回転体は一定時間間隔で常時回転しているとともに、玉を1個当て嵌入可能なスプロケットが形成されている。また、特定入賞装置123には第3種始動口(図示略)が形成され、回転体のスプロケットに嵌入した玉が第3種始動口に入賞すると、変動入賞装置124が所定期間遊技者にとって有利な第2状態へと変動するようになっている。
遊技領域102内の適宜位置には風車(打球方向変換部材)141〜146が回転自在に複数設置されるとともに、障害釘(図示略)が多数植設され、さらに遊技領域102の下方にはアウト玉回収口147が形成されている。
【0020】
また、遊技領域102の左右両側にはラッキーナンバー表示器151、152が配置され、これらはラッキーナンバーの表示を行う。遊技領域102の周囲には第3種の権利(いわゆる大当り)が発生したときに点灯する大当り表示器153および遊技状態表示器154(例えば、変動入賞装置124のオープン時に点灯して臨場感を盛り上げる)が配置されている。
なお、ラッキーナンバー表示器151、152は、詳細を後述するように内バンド112の遊技盤取付部とともに樹脂製で一体成形されており、さらにこの遊技盤取付部に戻り球防止部材161、風車162が取り付け可能になっている。
【0021】
内バンドの取付構造
次に、内バンド112の取り付け構造について説明する。
図3は遊技盤13を構成する矩形板101の正面側の斜視図である。図3において、矩形板101には内バンド112を取り付けるための円弧状の取り付け溝200、回転振分け装置121のための開口部(以下、役物開口部という)201、変動入賞装置124のための開口部(以下、大入賞口開口部という)202、一般入賞口のための開口部(以下、入賞開口部という)203、204、アウト球を回収するアウト玉回収口147、ラッキーナンバー表示器151、152の後部を収納するための後部開口部(いわゆる逃げ穴)205、206、後述のバンド構造体221、223を取り付けるための取り付け穴207a〜207c、208a〜208c、補給ランプのためのランプ開口部209、賞球ランプのためのランプ開口部210、リード線を通すためのリード線開口部211、212、矩形板101をパチンコ機2の枠体に固定するための固定穴213〜216、および上皿21(図1参照)に賞品球(あるいは貸球)を排出するための賞球排出口217がそれぞれ形成されている。
なお、一般入賞口のための開口部はその他にもあるが、全てを図示すると、繁雑になって見づらくなるので、一部を図示している。これらの開口部および穴は、何れも矩形板101の加工処理で予め形成される。
【0022】
ここで、内バンド112は図2に示すように、ラッキーナンバー表示器151、152(電気的装飾部材)、戻り球防止部材161、風車162、特定入賞装置123、一般入賞口125、128を含むバンド構造体221〜223の3つに分割可能な構造になっている。以下、これらのバンド構造体221〜223について、取り付け方法を含めて説明する。バンド構造体221、223は左右区画部に相当し、バンド構造体222は下部区画部に相当する。
【0023】
A.バンド構造体221
図3はバンド構造体221の裏面側を示しており、バンド構造体221はラッキーナンバー表示器151、戻り球防止部材161、風車162、一般入賞口125を含んで構成される(図2参照)。バンド構造体221は内バンド112、遊技盤取付部231とともに樹脂製で一体成形されている。使用する樹脂の種類としては、例えばポリアセタール、ナイロン等の非常に硬い樹脂を用い、これらを素材として成形する。遊技盤取付部231は内バンド112を遊技盤13に頑丈に取り付けるために、遊技盤13との設置面を有して断面L字状になるように形成され、一定の大きさを有している。また、本実施例では遊技盤取付部231に各種機構体(例えば、ラッキーナンバー表示器151、戻り球防止部材161、風車162、一般入賞口125)を配置可能である。したがって、遊技盤取付部231は各種機構体を配置する取付基盤部としての機能を兼ねている。すなわち、遊技盤取付部と取付基盤部とを別体で構成するのではなく、同一部材として形成している。
【0024】
バンド構造体221の裏面側には取り付けガイド232が形成されており、取り付けガイド232は一定長さだけ突出し、矩形板101に形成された円弧状の取り付け溝200に嵌入可能である。また、バンド構造体221の裏面側には取り付け位置決め用の3つの位置決めガイド233a〜233cが設けられており、位置決めガイド233a〜233cには取り付け用のビスを挿入可能である。さらに、バンド構造体221の裏面側には取り付けガイド232に沿って金属製(例えば、ステンレス製)の補強部材234が配置されており、補強部材234は一定の厚さを有し、図4に拡大図を示すように、その両端部に形成された支持部235(他の支持部は図示略)が位置決めガイド233a、233bに係合可能になっている。すなわち、補強部材234の支持部235に形成された穴235aが位置決めガイド233aを貫通することにより、補強部材234が位置決めガイド233aに係合して位置決めがなされる。
また、補強部材234はバンド構造体221における内バンド112を構成する部分の内部に埋め込まれるように挿入され、これにより、内バンド112が内側から頑丈に補強される。
【0025】
(a)バンド構造体221の取り付け方法
バンド構造体221を矩形板101に取り付けるには、まずバンド構造体221の裏面側に金属製の補強部材234を配置し、次いで、取り付けガイド232を矩形板101に形成された円弧状の取り付け溝200に嵌入する。これにより、バンド構造体221が内バンド112の位置に配置される。次いで、バンド構造体221の裏面側の3つの位置決めガイド233a〜233cに取り付け用のビス236(図4参照)を挿入し、矩形板101の取り付け穴207a〜207cに捩じ込む。これにより、バンド構造体221の位置決めが正確に決定されて矩形板101に固定される。
このとき、後述のようにバンド構造体221の裏側に突出しているラッキーナンバー表示器151のランプ基盤253が矩形板101にぶつからないように、ランプ基盤253は後部開口部205に収納される。
【0026】
また、同様にバンド構造体221の裏側に突出している一般入賞口125が矩形板101にぶつからないように、一般入賞口125の後部側は入賞開口部203に収納される。
バンド構造体221を矩形板101に固定した状態の断面図は、図6のように示される。図6に示すように、取り付けガイド232によりバンド構造体221の位置決めがなされ、補強部材234によって内バンド112が裏側から補強される。そして、バンド構造体221を矩形板101表面に設置している部分は、遊技盤取付部231に相当する。
このような金属製の補強部材234を内部に設けることにより、樹脂製の内バンド122の表面を上方から落下する球の衝突による破壊から未然に防ぐことができる。特に、内バンド122にあっては、上方からの球の落下が多く、その衝突が激しい箇所であるから、金属製の補強部材234によって有効に補強することが可能になる。
【0027】
(b)バンド構造体221の取り付けの変形例
図5はバンド構造体221の取り付けの変形例を示す図であり、これは取り付け用のビスに代えてワンタッチ用の取り付け部材を使用したものである。バンド構造体221の裏面側には取り付け位置決め用の位置決めガイドに代えて、ワンタッチ用の取り付け部材241(他の2つは図示略)が設けられている。図7にバンド構造体221の取り付けの断面図を示すように、ワンタッチ用の取り付け部材241は樹脂製で遊技盤取付部231と一体成形された円筒状のボス241aと、ボス241aの周囲に被せたロック機能を有する金属製(例えば、ステンレス製)のロック部材241bとからなる。ロック部材241bは矩形板101の取り付け穴207aに挿入するときは、弾力により萎んでスムーズに挿入されるが、挿入後は広がって抜けにくくなる。
【0028】
一方、バンド構造体221の取り付けガイド232の先端部は、抜けにくい形状に加工されてロック部232a(樹脂製)になっている。ロック部232aも同様に矩形板101の取り付け溝200に嵌入されるときは弾力により萎んでスムーズに嵌入されるが、嵌入後は広がって抜けにくくなる。
したがって、図5および図7に示すような変形例の場合には、ワンタッチ用の取り付け部材241を取り付け穴207aにワンタッチで挿入するとともに、取り付けガイド232を取り付け溝200にワンタッチで嵌入することにより、極めて簡単に、ワンタッチでバンド構造体221を矩形板101に固定できるという利点がある。また、より頑丈にバンド構造体221を矩形板101に固定できる。
【0029】
なお、ワンタッチ用の取り付け部材241におけるロック部材241bは金属製で補強部材234と別体にしているが、別体にするのではなく、補強部材234と同じ金属で一体に形成してもよい。また、ワンタッチ用の取り付け部材241におけるロック部材241bを金属製にするのではなく、例えば樹脂製にしてボス241aと一体成形してもよい。
一方、取り付けガイド232の先端部のロック部232aは同じ樹脂製で形状を加工したものであるが、これに限らず、例えば金属製のロック部(別体)あるいは樹脂製のロック部(別体)を形成し、これを取り付けガイド232の先端部に被せるようにしてもよい。
【0030】
(c)バンド構造体221の表側構成
図8はバンド構造体221の表側の構成を示す分解斜視図である。図8において、ラッキーナンバー表示器151は飾り部材251、レンズ252およびランプ基盤253により構成される。飾り部材251はラッキーナンバーを表示するもので、表面に「1」、「3」、「5」、「7」の4つの数字が表示されている。なお、ラッキーナンバーの数字は樹脂にカラーで表示してもいし、あるいはラッキーナンバーの数字を印刷した印刷シールを飾り部材251に貼るようにしてもよい。
飾り部材251の下方部は一般入賞口125の前側を飾るようになっている。飾り部材251はビス穴に251a、251bにビスを通すことにより、レンズ252および一般入賞口125の前側に固定される。レンズ252は半透明の素材からなり、その下部に形成されたワンタッチ部材261(他は図示略)を遊技盤取付部231の取付穴262a、262bに対してそれぞれ挿入することにより、遊技盤取付部231に対してワンタッチで取り付けられる。
【0031】
遊技盤取付部231にはランプ基盤開口部263が形成されており、ランプ基盤253はランプ基盤開口部263を通してレンズ252の後部側に配置される。ランプ基盤253は複数(ここでは4個)のランプ264を有しており、複数のランプ264はリード線265に接続され、所定の電源が供給されるようになっている。また、一般入賞口125は、例えばビス等の固定手段により遊技盤取付部231に取り付けられる。
ラッキーナンバー表示器151におけるランプ基盤253のランプ264は、例えば大当り(第3種の権利)が発生すると、移動点滅を開始し、所定時間経過後(例えば5秒後)に移動点滅を終了して、右側に配置されている他のラッキーナンバー表示器152を含めた8つのうちの何れか1つのランプが点灯する。これにより、飾り部材251は配置された「1」、「3」、「5」、「7」の4つの数字のうちの何れか1つに対してランプ264の光が放射され、あたかも点灯した状態になる。そして、点灯した数字が、いわゆるホールラッキーナンバーに相当する場合には、持ち玉による遊技の続行が許可される。
【0032】
例えば、ホールラッキーナンバー=「3」、「7」である場合、ラッキーナンバー表示器151、152の8つのランプのうちの何れか1つのランプが「3」あるいは「7」の数字を点灯させると、ホールラッキーナンバーに相当し、持ち玉遊技ができる。その他の数字でランプが点灯すると、持ち玉の交換が強制される。
なお、ラッキーナンバー表示器151のランプの点灯制御は上記例に限るものではなく、例えば通常遊技中に移動点滅を繰り返し、大当り発生と同時に移動点滅を停止して1つのランプを点灯するようにしてもよいし、あるいは通常遊技中および大当り発生中に移動点滅を繰り返し、大当りが終了すると移動点滅を停止して1つのランプを点灯するようにしてもよいし、その他の制御形態にしてもよい。
ランプ基盤253をレンズ252の裏面側に別体で配置するのではなく、例えばランプ基盤とレンズとを一体的にユニット化する構成にしてもよい。ユニット化した場合、レンズの中にランプ基盤を内蔵し、接続に際してコネクタを設けるようにするとよい。そのようにすると、レンズの取り付け、交換あるいは点検が容易であるという利点がある。
【0033】
次に、風車162の取り付けについて説明する。
風車162は遊技盤取付部231に形成された取り付け穴271に風車162のシャフト部分を差し込むことにより、遊技盤取付部231に対して回転自在に取り付けられる。風車162は機構体に相当する。
次に、戻り球防止部材161の取り付けについて説明する。
戻り球防止部材161は、遊技盤取付部231とともに樹脂により一体的に成形された戻り球防止部材取り付け部272に取り付けが可能になっている。そして、戻り球防止部材161は常時は内蔵のスプリング273によって外バンド111の方(つまり外側)へ付勢され、戻り球防止部材取り付け部272の抑え部に当接しているが、球が発射されると、スプリング273の付勢力に抗して発射された球が戻り防止部材161を押し戻して遊技領域102に進入する。進入後は、再び戻り防止部材161がスプリング273によって外バンド111の方へ付勢されるため、球の戻りが防止される。なお、274は戻り球防止部材161の表側を覆う化粧部材である。戻り球防止部材161は機構体に相当する。
【0034】
B.バンド構造体222
図9はバンド構造体222の斜視図、図10はバンド構造体221の分解斜視図である。これらの図において、バンド構造体222は内バンド112の一部を構成するバンド壁281、遊技盤取付部282、一般入賞口283、284、変動入賞装置(アタッカー)124、レンズ285、一般入賞口283、284のそれぞれの裏面側に配置された装飾ランプ基盤286、287、遊技盤取付部282の裏面側に配置されたベース盤289、変動入賞装置(アタッカー)124に入賞した玉をカウントするカウントスイッチ290、ベース盤289の裏面側に配置された配線基盤(配線処理手段)291、変動入賞装置124を駆動するソレノイド292、および一般入賞口283、284への入賞を検出する入賞球検出センサ293を含んで構成される。
【0035】
内バンド112の一部を構成するバンド壁281は遊技盤取付部282と樹脂によって一体成形されており、遊技盤取付部282によってバンド構造体222が矩形板101に取り付けられる。使用する樹脂の種類としては、例えばポリアセタール、ナイロン等の非常に硬い樹脂を用い、これらを素材として成形する。遊技盤取付部282は内バンド112を構成するバンド壁281を矩形板101に頑丈に取り付けるために、矩形板101との設置面を有して断面L字状になるように形成され、一定の大きさを有している。また、本実施例では遊技盤取付部282に各種機構体(例えば、一般入賞口283、284、変動入賞装置(アタッカー)124、レンズ285、装飾ランプ基盤286、287、カウントスイッチ290、ソレノイド292、入賞球検出センサ293)を配置可能である。したがって、遊技盤取付部282は各種機構体を配置する取付基盤部としての機能を兼ねている。すなわち、遊技盤取付部と取付基盤部とを別体で構成するのではなく、同一部材として形成している。
【0036】
バンド構造体222の裏面側には取り付けガイド294が形成されており、取り付けガイド294は一定長さだけ突出し、矩形板101に形成された円弧状の取り付け溝200に嵌入可能である。また、バンド構造体222の裏面側には取り付け位置決め用の3つの位置決めガイド295(他は図示略)が設けられており、位置決めガイド295には取り付け用のビスを挿入可能である。さらに、バンド構造体222の裏面側には取り付けガイド294に沿って金属製(例えば、ステンレス製)の補強部材296が配置されており、補強部材296は一定の厚さを有し、その両端部が位置決めガイド295を貫通することにより、補強部材296の位置決めがなされる。また、補強部材296はバンド構造体222における内バンド112を構成する部分の内部に埋め込まれるように挿入され、これにより、内バンド112が内側から頑丈に補強される。
【0037】
この場合、バンド構造体222を矩形板101に取り付けるには、まずバンド構造体222に上記各種の機構体を組み込み、次いで、バンド構造体222の裏面側に金属製の補強部材296(図9参照)を配置し、取り付けガイド294(図9参照)を矩形板101に形成された円弧状の取り付け溝200に嵌入する。これにより、バンド構造体222が内バンド112の位置に配置される。次いで、バンド構造体222の裏面側の複数の位置決めガイド295に取り付け用のビスを挿入し、矩形板101の取り付け穴に捩じ込む。これにより、バンド構造体222の位置決めが正確に決定されて矩形板101に固定される。このとき、バンド構造体222の裏側に突出している変動入賞装置(アタッカー)124や配線基盤(配線処理手段)291が矩形板101にぶつからないように、これらは大入賞口開口部202に収納される。
【0038】
また、同様にバンド構造体222の裏側に突出している一般入賞口283、284が矩形板101にぶつからないように、一般入賞口125の後部側は入賞開口部204(他方は繁雑になるので、図示略)に収納される。このように、樹脂製の内バンド112とその他の各種機構体(例えば、変動入賞装置(アタッカー)124や一般入賞口283、284、装飾ランプ基盤286、287等)を一体的に配置でき、バンド構造体222を矩形板101に取り付けることにより、一括して各種機構体も矩形板101に取り付けられるので、取り付けの作業性が向上する。
【0039】
一般入賞口283、284に入賞した玉は入賞球検出センサ293によって検出される。なお、入賞球検出センサ293は一般入賞口283、284に入賞した玉を検出するのではなく、例えば遊技領域102が第1種に属するタイプのものに形成されている場合には、入賞球検出センサ293に始動センサ(特図の変動を開始可能な入賞を検出するセンサ)の機能を持たせるようにしてもよい。装飾ランプ基盤286、287はそれぞれ一般入賞口283、284の裏面側に配置され、点滅可能な複数のランプを有して一般入賞口283、284の周囲をそれぞれ装飾するものである。
ベース盤289は遊技盤取付部282の裏面側に位置してソレノイド292、入賞球検出センサ293等が固定されるとともに、各種の配線をまとめて整然とした配線を行う配線基盤(配線処理手段)291が裏面側に配置されている。なお、図9に示すように配線基盤291には複数のコネクタ297(他は繁雑になるので、番号付けを省略)が配置されている。これにより、配線処理の作業性が向上し、配線事故の防止が図られる。
【0040】
C.バンド構造体223
図11はバンド構造体223の前面側斜視図である。図11において、バンド構造体223は内バンド112の一部を構成するバンド壁301、遊技盤取付部302、一般入賞口128、第3種始動口の形成された特定入賞装置123、特定入賞装置123の回転体を駆動するモータ303、ラッキーナンバー表示器152を含んで構成される。
【0041】
内バンド112の一部を構成するバンド壁301は遊技盤取付部302と樹脂によって一体成形されており、遊技盤取付部302によってバンド構造体223が矩形板101に取り付けられる。使用する樹脂の種類としては、例えばポリアセタール、ナイロン等の非常に硬い樹脂を用い、これらを素材として成形する。遊技盤取付部302は内バンド112を構成するバンド壁301を矩形板101に頑丈に取り付けるために、矩形板101との設置面を有して断面L字状になるように形成され、一定の大きさを有している。また、本実施例では遊技盤取付部302に各種機構体(例えば、一般入賞口128、特定入賞装置123、モータ303、ラッキーナンバー表示器152)を配置可能である。したがって、遊技盤取付部302は各種機構体を配置する取付基盤部としての機能を兼ねている。すなわち、遊技盤取付部と取付基盤部とを別体で構成するのではなく、同一部材として形成している。
【0042】
バンド構造体223の裏面側には図示は略しているが、前述した各バンド構造体221、222と同様に取り付けガイドが形成され、取り付けガイドは一定長さだけ突出し、矩形板101に形成された円弧状の取り付け溝200に嵌入可能になっている。また、バンド構造体223の裏面側には同様に取り付け位置決め用の3つの位置決めガイド(図示略)が設けられるとともに、バンド構造体223の裏面側には取り付けガイドに沿って金属製(例えば、ステンレス製)の補強部材が配置され、補強部材は一定の厚さを有し、その両端部が位置決めガイドを貫通することにより、補強部材の位置決めがなされる。また、補強部材はバンド構造体223における内バンド112を構成する部分の内部に埋め込まれるように挿入され、これにより、内バンド112が内側から頑丈に補強される。
【0043】
この場合、バンド構造体223を矩形板101に取り付けるには、まずバンド構造体223に上記各種の機構体を組み込み、次いで、バンド構造体223の裏面側に金属製の補強部材を配置し、取り付けガイドを矩形板101に形成された円弧状の取り付け溝200に嵌入する。これにより、バンド構造体223が内バンド112の位置に配置される。次いで、バンド構造体223の裏面側の複数の位置決めガイドに取り付け用のビスを挿入し、矩形板101の取り付け穴に捩じ込む。これにより、バンド構造体223の位置決めが正確に決定されて矩形板101に固定される。このとき、バンド構造体223の裏側に突出している一般入賞口128、モータ303、ラッキーナンバー表示器152等が矩形板101にぶつからないようになっており、例えば、ラッキーナンバー表示器151のランプ基盤は後部開口部206に収納される。
【0044】
このように、樹脂製の内バンド301とその他の各種機構体(例えば、一般入賞口128、特定入賞装置123、モータ303、ラッキーナンバー表示器152等)を一体的に配置でき、バンド構造体223を矩形板101に取り付けることにより、一括して各種機構体も矩形板101に取り付けられるので、取り付けの作業性が向上する。
また、バンド構造体223の裏面側には各種の配線をまとめて整然とした配線を行う配線基盤(配線処理手段)(ここでは図示略)が配置されており、これにより、配線処理の作業性を高め、配線事故を防止することを可能にしている。
【0045】
このように、本実施例では打球発射装置から発射された打球は外バンド111より案内され、外バンド111と内バンド112によって区画される打球上昇流路113を通して遊技領域102に到達する。この場合、内バンド112と、その遊技盤取付部231、282、302とは樹脂により一体成形されるとともに、遊技盤取付部231、282、302には断面L字状になるように樹脂によって成形された取付基盤部(本実施例では遊技盤取付部と同一部材)が設けられ、この取付基盤部に各種機構体(例えば、サイドランプ、風車、戻り球防止部材、変動入賞装置)が配置されて遊技盤13に取り付けられので、以下のような効果が得られる。
内バンド112および遊技盤取付部(取付基盤部)231、282、302を樹脂により一体的に成形することにより、内バンド112と取付基盤部(すなわち、遊技盤取付部231、282、302のこと。以下、同様)の取り付け作業性が向上し、かつこれらの組み立て作業工数が減少する。
【0046】
樹脂製の内バンド112を個別に備える場合より、取付基盤部(遊技盤取付部231、282、302)を含めて一体的にすることにより、遊技盤13との接触面が多くなり、全体的に強度が向上し、遊技球が強く衝突した場合でも破壊することがなくなる。
内バンド112を樹脂化することにより装飾性を向上させることができるとともに、取付基盤部(遊技盤取付部231、282、302)も樹脂化することにより、取付基盤部でも装飾効果を出すことが可能になる。特に、従来のように遊技者が注視する遊技領域を金属製の帯状の各バンドによって取り囲んでいた場合と比較して、装飾性が高まる。
【0047】
内バンド112と一体的な取付基盤部(遊技盤取付部231、282、302)に各種部品(例えば、サイドランプ、戻り球防止部材、変動入賞装置等)を取り付けることが可能になり、取り付けの作業性が向上(例えば、ワンタッチ取り付けも可能)する。
内バンド112をバンド構造体221〜223の3つに分割し、各バンド構造体221〜223(各区画部)に違う種類の部品を配置することにより、各バンド構造体221〜223で別々の機能を発揮することができる。また、各バンド構造体221〜223はユニットとして遊技盤13に取り付け可能な状態になるので、作業性が向上し、部品交換時にも対応する1つのユニットを交換すればよいから、交換作業性、コスト面で有効である。
さらに、遊技盤取付部を共通化することにより、共通化された遊技盤取付部の上の各機構体を変えるだけで、違う機種の遊技機にも対応させることができる。したがって、遊技機のコストダウンを図ることが可能になる。すなわち、遊技機の機種、役物装置等の違いにかかわらず、遊技盤取付部を共通化しておけば、種々の機種に幅広く適用させることが可能になる。
分割可能な内バンド112を構成する各バンド構造体222においては、取付基盤部に各種機構体を配置し、かつ配線基盤(配線処理手段)291を配置することにより、整然とした配線が可能で、配線作業性が向上し、配線事故を防止することができる。
【0048】
第2実施例
次に、図12は本発明の第2実施例を示す図であり、本実施例は右側のバンド構造体が他種の役物装置に相当する機構体を有する例である。
図12において、遊技盤の右側には他種遊技を実行可能なバンド構造体400が配置されており、バンド構造体400は内バンドの一部を構成するバンド壁401、遊技盤取付部402、普通図柄表示器403、普通電動始動口(以下、単に普電という)404〜406、始動記憶表示器407、408、装飾LED409、装飾ランプ410、飾り板411を含んで構成される。
【0049】
内バンドの一部を構成するバンド壁401は遊技盤取付部402と樹脂によって一体成形されており、遊技盤取付部402によってバンド構造体400が遊技盤に取り付けられる。使用する樹脂の種類としては、例えばポリアセタール、ナイロン等の非常に硬い樹脂を用い、これらを素材として成形する。遊技盤取付部402は内バンドを構成するバンド壁401を遊技盤に頑丈に取り付けるために、遊技盤との設置面を有して断面L字状になるように形成され、一定の大きさを有している。また、本実施例では遊技盤取付部402に各種機構体(例えば、普通図柄表示器403、普通電動始動口(以下、単に普電という)404〜406、始動記憶表示器407、408、装飾LED409、装飾ランプ410)を配置可能である。したがって、遊技盤取付部402は各種機構体を配置する取付基盤部としての機能を兼ねている。すなわち、遊技盤取付部と取付基盤部とを別体で構成するのではなく、同一部材として形成している。
【0050】
バンド構造体400の裏面側には図示は略しているが、前記実施例と同様に取り付けガイドが形成され、取り付けガイドは一定長さだけ突出し、遊技盤に形成された円弧状の取り付け溝に嵌入可能になっている。
この場合、バンド構造体400を遊技盤に取り付けるには、まずバンド構造体400に上記各種の機構体を組み込み、取り付けガイドを遊技盤に形成された円弧状の取り付け溝に嵌入する。これにより、バンド構造体400が内バンドの位置に配置される。次いで、バンド構造体400の表側に形成されたビス穴421、422にビス等の固定手段を挿入し、遊技盤に捩じ込む。これにより、バンド構造体400の位置決めが正確に決定されて遊技盤に固定される。
【0051】
ここで、他種遊技について説明する。
普電404〜406は図中右側方向に90度だけ回動可能な回動部材404a〜406aをそれぞれ有している。通常は普電404〜406の回動部材404a〜406aが図示の位置にあって、玉が入賞しない構成になっているが、回動部材404a〜406aが図中右側方向に90度だけ回動すると、流下してきた玉を受け止めるような形になって玉が普電404〜406に入賞可能な状態になる。
普電404に玉が入賞すると、一定数の賞球排出が行われるとともに、普通図柄表示器403の図柄変動が開始され、また、既に図柄変動中のときは始動記憶表示器407が1個宛て点灯して始動記憶を行い、最大で4個まで始動記憶が行われる。なお、普電404がオープン(すなわち、回動部材404aが開放)する条件は、例えば図示していない遊技領域中央の特図等の停止図柄に基づいて行われるようになっているが、条件はいろいろ適当に定めることが可能である。この場合、普電404がオープンする状態になると、遊技者はいわゆる「右打ち」をすることになる。
【0052】
普通図柄表示器403の図柄変動が当り図柄(例えば、「7」)で停止すると、普電405がオープン(すなわち、回動部材405aが開放)し、このオープン状態が間欠的に3回繰り返される(例えば、5秒間オープンし、10秒間閉鎖するサイクルを3回繰り返す)。このとき、始動記憶表示器408は普電405のオープンサイクルを記憶して表示する。普電405に入賞すると、普電406がオープン(すなわち、回動部材406aが開放)し、このオープン状態は普電406に所定数の玉が入賞するまで継続する。このように、普電404への入賞によって普通図柄表示器403の図柄変動が開始され、当り図柄になると、以後、普電405がオープンに従って普電406がオープンする遊技を3サイクル繰り返すことにより、多くの出玉を獲得可能な他種の遊技が行われる。
装飾LED409は他種の遊技に応じて点滅し、装飾ランプ410は、例えば普通図柄表示器403の図柄変動が当り図柄(例えば、「7」)で停止したような場合に点灯制御されて遊技の雰囲気を高めるようになっている。
【0053】
このような第2実施例にあっては、内バンドの一部を構成するバンド壁401が遊技盤取付部402と樹脂によって一体成形され、遊技盤取付部402に各種機構体(例えば、普通図柄表示器403、普電404〜406、始動記憶表示器407、408、装飾LED409、装飾ランプ410)が配置されるので、前記実施例と同様に、取り付け作業性の向上、機構体の組み立て作業工数の減少、強度の向上、装飾性の向上等の各種の効果を得ることができる。
【0054】
第3実施例
次に、図13は本発明の第3実施例を示す図であり、本実施例は各バンドを遊技盤の裏側から取り付ける例である。
図13は遊技盤の裏面図である。図13において、本実施例の遊技盤501は矩形状に形成され、いわゆる肉薄樹脂によって成形されている。したがって、遊技盤501の周辺部において樹脂の肉が薄いことが特長になっている。
遊技盤501の中央部には遊技領域が形成され、遊技領域には役物装置のための開口部(役物開口部)511、大入賞口のための開口部(大入賞口開口部)512、入賞口のための開口部(入賞穴)513、514、アウト球を回収するアウト玉回収口515が形成されている。これらの開口部および穴は、何れも遊技盤501の成形処理で、遊技盤501の成形と同時に形成され、加工の手間を省くことが可能になっている。
【0055】
遊技盤501の周辺部は肉の薄い樹脂によって囲まれるように成形されている。また、遊技盤501の上部には賞球ランプのランプを配置するためのランプ開口部516が形成されるとともに、遊技盤501の下部には上皿(図示略)に賞品球(あるいは貸球)を排出するための賞球排出口517が形成されている。
遊技盤501の裏面側において、障害釘を設置する所は部分的に樹脂の肉厚が厚くなるように遊技盤501自体が成形されている。例えば、符号521で示す肉厚部は、いわゆる天入賞口周辺で釘が多数植設される所(釘の密集地帯)であり、肉厚部521における樹脂の肉厚を厚くすることにより、障害釘の設置がしやすくなっている。
【0056】
同様に、釘が植設される所は何れも樹脂の肉厚が厚くなっており、例えば符号522で示す肉厚部は、釘の植設数が少ないものの、樹脂の肉厚を厚くすることにより、障害釘の設置がしやすくなっている。なお、他の肉厚部については繁雑になるので、符号付けは省略するが、何れも同様の機能を持たせるために、障害釘を設置する所は部分的に樹脂の肉厚が厚くなっている。
遊技盤501の裏面側において、その左右両側にはサイドランプおよび風車を取り付け可能なように樹脂の肉厚が厚い取付基盤部525、526がそれぞれ形成されている。したがって、第3実施例では取付基盤部525、526が遊技盤501自体と一体成形されている。
また、遊技盤501の中央部に形成された遊技領域を取り囲むように、円弧状の開口溝530が形成されており、開口溝530には3分割可能な内バンド部531〜533および外バンド部534が遊技盤501の裏面側から挿入されるようになっている。
【0057】
内バンド部531〜533は何れも樹脂製で、断面がT字状に成形されている。
(a)内バンド部531の構成
内バンド部531は、開口溝530を通して遊技盤501の表側に一定長さだけ突出して内バンドを形成するバンド壁531aと、バンド壁531aの底部に位置し、バンド壁531aを支持するバンド固定部531bとを有している。内バンド部531を遊技盤501に固定するには、バンド固定部531bに形成されたビス部541(他の3箇所のビス部は繁雑になるので、符号付けを省略)にビスを通して遊技盤501に形成された円筒状のボス部551に捩じ込めばよく、このとき内バンド部531のバンド壁531aが開口溝530を通して遊技盤501の表側に突出して内バンド(遊技領域区画部材)の一部を構成することになる。
【0058】
(b)内バンド部532の構成
内バンド部532は、開口溝530を通して遊技盤501の表側に一定長さだけ突出して内バンドを形成するバンド壁532aと、バンド壁532aの底部に位置し、バンド壁532aを支持するバンド固定部532bとを有している。内バンド部532を遊技盤501に固定するには、バンド固定部532bに形成されたビス部542(他の4箇所のビス部は繁雑になるので、符号付けを省略)にビスを通して遊技盤501に形成された円筒状のボス部552に捩じ込めばよく、このとき内バンド部532のバンド壁532aが開口溝530を通して遊技盤501の表側に突出して内バンド(遊技領域区画部材)の一部を構成することになる。
また、内バンド部532にはファール球を発射位置に導くファール球ガイド部材532fが形成されており、ファール球ガイド部材532fは開口溝530に連続して形成されたファール球ガイド部材用開口溝530fを通して遊技盤501の表側に突出してファール球を発射位置に導く機能を発揮する。
【0059】
(c)内バンド部533の構成
内バンド部533は、開口溝530を通して遊技盤501の表側に一定長さだけ突出して内バンドを形成するバンド壁533aと、バンド壁533aの底部に位置し、バンド壁533aを支持するバンド固定部533bとを有している。内バンド部533を遊技盤501に固定するには、バンド固定部533bに形成されたビス部543(他の3箇所のビス部は繁雑になるので、符号付けを省略)にビスを通して遊技盤501に形成された円筒状のボス部553に捩じ込めばよく、このとき内バンド部533のバンド壁533aが開口溝530を通して遊技盤501の表側に突出して内バンド(遊技領域区画部材)の一部を構成することになる。
【0060】
(d)外バンド部534の構成
外バンド部534は、開口溝530を通して遊技盤501の表側に一定長さだけ突出して外バンドを形成するバンド壁534aと、バンド壁534aの底部に位置し、バンド壁534aを支持するバンド固定部534bとを有している。外バンド部534を遊技盤501に固定するには、バンド固定部534bに形成されたビス部544(他の3箇所のビス部は繁雑になるので、符号付けを省略)にビスを通して遊技盤501に形成された円筒状のボス部554に捩じ込めばよく、このとき外バンド部534のバンド壁534aが開口溝530を通して遊技盤501の表側に突出して外バンド(打球案内部材)を構成することになる。
【0061】
このように、第3実施例では遊技盤501を肉薄樹脂によって形成する反面、必要な所を部分的に肉厚にしているので、必要な樹脂の量が少なく済む。また、内バンドが内バンド部531〜533として3分割可能で、各分割部毎に組み立てることができ、組み立て作業がしやすいとともに、内バンド部531〜533が樹脂製で、断面がT字状に成形されているので、強度を向上させることができる。さらに、サイドランプおよび風車を取り付け可能な取付基盤部525、526が遊技盤501自体と一体成形され、取付基盤部525、526の表側にサイドランプ等の機構体が配置されるので、前記実施例と同様に、取り付け作業性の向上、機構体の組み立て作業工数の減少、強度の向上、装飾性の向上等の各種の効果を得ることができる。
【0062】
なお、玉貸機の配置場所は上記例に限るものではない。例えば、前面パネルの部分や皿前装飾体の部分に設けるようにしてパチンコ機と一体にしてもよい。
また、本発明はカードリーダを備えていないパチンコ機にも適用できるのは勿論である。
本発明に係わる遊技機は上記実施例のようなプリペイドカード方式のパチンコ機に適用する例に限らない。例えば、クレジット方式のパチンコ機にも適用することができる。
プリペイドカード方式でなく、全くカードを使用しないパチンコ機についても幅広く適用することが可能である。また、アレンジボール機にも適用することができる。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、遊技盤は、樹脂製の矩形状に形成され、打球案内部材(外バンド)と遊技領域区画部材(内バンド)とを臨ませるための開口溝を形成し、打球案内部材及び遊技領域区画部材は、バンド壁と該バンド壁の底部に位置するバンド固定部とからなる断面T字状に樹脂により成形し、遊技盤の裏面側から開口溝にバンド壁を挿入して遊技盤の表 側に一定長だけバンド壁を突出させた状態でバンド固定部により遊技盤裏面に固定されるので、以下の効果を得ることができる。
(1)内バンド及び外バンドを樹脂により断面T字状に一体的に成形しているので、作業性を向上させることができ、これらの組み立て作業工数が減少する。
(2)樹脂製の内バンドを個別に備える場合より、バンド壁とバンド固定部を一体的することにより、遊技盤との接触面が多くなり、全体的に強度が向上し、遊技球が強く衝突した場合でも破損することがなくなる。
(3)内バンド及び外バンドを樹脂化することにより装飾性を向上させることができる。特に、従来のように遊技者が注視する遊技領域を金属製の帯状の各バンドによって取り囲んでいた場合と比較して、装飾性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したカード方式のパチンコ装置の第1実施例の構成を示す斜視図である。
【図2】 同実施例の遊技盤を示す図である。
【図3】 同実施例の遊技盤を構成する矩形板の斜視図である。
【図4】 同実施例のバンド構造体の一部を示す図である。
【図5】 同実施例のバンド構造体の取り付けの変形例を示す図である。
【図6】 同実施例のバンド構造体の取り付け例を示す図である。
【図7】 同実施例のバンド構造体の取り付けの他の例を示す図である。
【図8】 同実施例のバンド構造体の分解斜視図である。
【図9】 同実施例のバンド構造体の裏面図である。
【図10】 同実施例のバンド構造体の分解斜視図である。
【図11】 同実施例のバンド構造体の斜視図である。
【図12】 本発明の第2実施例のバンド構造体を示す図である。
【図13】 本発明の第3実施例の遊技盤の裏面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ装置
2 パチンコ機(遊技機)
3 玉貸機(遊技媒体貸出装置)
13、501 遊技盤
101 矩形板
102 遊技領域
111 外バンド(打球案内部材)
112 内バンド(遊技領域区画部材)
124 変動入賞装置(アタッカー)
151、152 ラッキーナンバー表示器
161 戻り球防止部材
162 風車
200 取り付け溝
221〜223 バンド構造体
231、282、302、402 遊技盤取付部(取付基盤部)
291 配線基盤(配線処理手段)
400 バンド構造体
530 開口溝
531〜533 内バンド部
534 外バンド部

Claims (1)

  1. 打球発射装置から発射された打球を上方の遊技領域に案内する打球案内部材を、遊技盤表面の下端から上部に向けて円弧状に配置するとともに、該打球案内部材の内側に円弧状の遊技領域区画部材を配置し、
    前記打球案内部材と該遊技領域区画部材との間の円弧状部分を、打球発射装置から発射された打球が上昇する打球上昇流路とし、
    前記遊技領域区画部材で囲まれた領域により遊技を行う遊技機の遊技盤において、
    当該遊技盤は、
    樹脂製の矩形状に形成し、
    役物装置を臨ませる開口部及び障害釘を備え、
    更に、
    前記打球案内部材と前記遊技領域区画部材とを臨ませるための開口溝を形成し、
    前記打球案内部材及び前記遊技領域区画部材は、
    バンド壁と該バンド壁の底部に位置するバンド固定部とからなる断面T字状に樹脂により成形され、
    当該遊技盤の裏面側から前記開口溝に前記バンド壁を挿入して当該遊技盤の表側に一定長だけ前記バンド壁を突出させた状態で前記バンド固定部により当該遊技盤裏面に固定されることを特徴とする遊技機の遊技盤。
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