JPH1084785A - 底面給水用トレイ - Google Patents

底面給水用トレイ

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JPH1084785A
JPH1084785A JP24597696A JP24597696A JPH1084785A JP H1084785 A JPH1084785 A JP H1084785A JP 24597696 A JP24597696 A JP 24597696A JP 24597696 A JP24597696 A JP 24597696A JP H1084785 A JPH1084785 A JP H1084785A
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JP
Japan
Prior art keywords
tray
mat
water
laid
liquid fertilizer
Prior art date
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Pending
Application number
JP24597696A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Oe
達也 大江
Masahiro Enzuka
政弘 遠塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication of JPH1084785A publication Critical patent/JPH1084785A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】持ち運びが簡便にでき、かつ根腐れを生じな
い底面給水用のトレイを提供する。 【解決手段】プラスチック製の格子状の受皿15の上に
孔あきフィルム16、スパンボンド不織布よりなるマッ
ト17、孔あきの根切りシート18を順に敷き、皿15
の一側端に上面の長手方向にスリット19を形成し、か
つ一端に水又は液肥の供給口を備えた樋21を皿15と
一体成形してマット上に設け、マット17の一端を樋内
の水又は液肥に漬ける。マット17に滲み込んだ余分の
水又は液肥は下から抜かれると共に、下方から酸素が供
給できるようになって根腐れを防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、鉢、育苗用ポット
或いはプランター等(以下、単に「鉢等」という)へ底
面給水を行うために使用される底面給水用トレイに関す
る。
【0002】
【従来技術】鉢等への給水方法の一つに底面給水があ
る。この方法は、トレイに水や液肥を溜めてトレイ上に
置かれた鉢等に底面から給水ないし施肥を行う方法で、
上方から散水する場合にみられる、苗の病気の発生、花
の損傷及び土の含水状態の不均一などを原因とするロス
を防ぐことができ、また給水管理が簡便で、液肥の施肥
も楽にできる利点があるが、給水が多過ぎると根腐れの
原因となる。
【0003】鉢等への底面給排水方法としてはこのほ
か、図1に示すように、防水フィルム1の上にポリエス
テル不織布よりなるマット2を敷き、更にその上に孔あ
きフィルムよりなる根切りシート3を敷いて、その上に
灌水チューブ4を配管し、灌水チューブ4より灌水され
た水をマット2上に滲み込ませて根切りシート上に設置
した鉢5等に底面から給水する方法(特開平5−227
854号)、図2に示すように棚6上に防水フィルム
7、不織布よりなるマット8、根切りシート9を順に敷
き、その一端を棚6の脇に設けた樋11の水或いは液肥
12に漬け、マット8に水或いは液肥を滲み込ませて根
切りシート上に設置した鉢13等に底面より給水或いは
施肥する方法などが知られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述する従来の方法の
うち、マットを敷いてこれより底面給水する方法では、
マットの水平レベルに多少差異があっても、マットに滲
み込んだ水や液肥で過不足のない適量の給水や施肥が行
える利点があるが、灌水チューブを用いる前者の方法で
は、灌水チューブは水又は液肥を加圧供給する供給設備
に接続せねばならないために供給設備のないところでは
使用することができないし、供給設備に接続されるため
持ち運びすることもできない。棚に樋を取り付けた後者
の方法では、供給設備は必要でないが、持ち運びすると
きには棚ごと持ち運びしなければならない。
【0005】またマット下には水洩れ防止のため防水フ
ィルムを設けているが、フィルム上に溜まった水や酸素
の供給不足のため根腐れを起こすおそれがある。本発明
の第1の目的は、持ち運びが容易な底面給水用のトレイ
を提供しようとするものであり、第2の目的は、根腐れ
を防止することのできる底面給水用のトレイを提供しよ
うとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】第1の目的を達成するための底面給
水用トレイは、格子、網或いは多孔質状の通気性及び通
水性を有する受皿と、受皿の上に敷設される不織布製の
マットと、受皿に取着、好ましくは固着ないし一体に形
成され、上側部に長手方向のスリットを形成すると共
に、水又は液肥が入れられる樋よりなり、樋には上記マ
ットの端部がスリットを通して差し込まれ、水又は液肥
に漬けられるようにしたもので、好ましくは鉢等の根切
り作業を省くため上記マット上には孔あきフィルムより
なる根切りシートが敷設される。
【0007】本発明のトレイによれば、水又は液肥は随
時樋に供給され、供給設備と接続されないため持ち運び
が可能である。またマットに必要量以上の水や液肥が滲
み込んでも受皿を通して排水が可能となり、受皿を通し
て酸素の供給も可能となる。本発明のトレイにおいて
も、マット下に防水フィルムを敷いてもよい。この場
合、このフィルムには通気性及び通水性をもたせるた
め、孔あきフィルムを用いるのが好ましい。
【0008】本発明において、樋はマットの上に設置す
るのが望ましい。これによりマットの吸い上げ力が少な
くとも給水が可能となる。第2の目的を達成するための
底面給水用トレイは、格子、網或いは多孔質状の通気性
及び通水性を有する受皿と、受皿の上に敷設される防水
フィルムと、防水フィルム上に敷設される不織布製のマ
ットと、マットに水又は液肥を供給する供給手段とを有
する底面給水用トレイにおいて、上記防水フィルムを孔
あきとし、通気性及び通水性を持たせたものである。
【0009】本発明によれば、下から水抜きが可能とな
り、酸素の供給も可能となって根腐れが生ずるのを防止
することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図3及び図
4に基づいて説明する。金属、木好ましくはプラスチッ
ク製の格子状をなし、両側に取手15aを形成した受皿
15上に孔あきフィルム16を敷き、その上にポリエス
テル製のスパンボンド不織布よりなるマット17、更に
その上に孔あきの根切りシート18を敷き、受皿15の
一側端に上面の長手方向にスリット19を形成し、かつ
一端に水又は液肥の供給口20を備えた樋21を取り付
けた。この樋21は受皿15がプラスチック製である場
合、受皿15と一体成形することもできる。
【0011】樋21には、供給口20を通して水又は液
肥22が入れられ、マット17の一端がスリット19よ
り差し込まれて、水又は液肥22に漬けられる。図中、
23はマット上に置かれる植木鉢である。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、次のよ
うな効果を奏する。請求項1記載の底面給水用のトレイ
によれば、水又は液肥の供給設備に接続されていないた
め、トレイ単独で持ち運びすることができ、持ち運びが
便利であると共に、樋に水を溜ておくことができるの
で、輸送中にも給水状態に保つことができる。また、マ
ットに滲み込んだ余分の水や液肥は受皿より排出して抜
くことができるうえ、受皿から酸素の供給も可能とな
り、根腐れを生じにくい。
【0013】請求項2記載のトレイのように、マットと
受皿との間に孔あきフィルムを敷けば、孔の大きさやそ
の密度により水や液肥の排出量の調整ができる。請求項
3記載のトレイのように、樋をマット上に設置すれば、
マットの吸い上げ力が少なくても水又は液肥が滲透し易
くなり、給水又は施肥が容易となる。請求項4記載のト
レイのように、受皿と樋を一体成形すれば、製作が容易
となり、コストを低減させることができる。
【0014】請求項5記載のトレイによれば、マットに
滲み込んだ余分の水や液肥を下から抜くことができるう
え、下方から酸素の供給も可能となって根腐れを生じに
くい。また、フィルムの孔の大きさやその密度により水
や液肥の排出量の調整をすることができる。請求項6記
載のトレイによれば、鉢等の底から伸びてくる根のマッ
トへの侵入を防ぎ、マットが長期間使用できる。また材
質を光反射シート等にすると、害虫忌避効果も付与する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来法の一例を示す断面図。
【図2】従来法の別の例を示す断面図。
【図3】本発明に係わる底面給水用トレイの平面図。
【図4】図3のA−A線断面図。
【符号の説明】
15・・受皿 16・・孔あきフィルム 17・・マット 18・・根切りシート 19・・スリット 20・・供給口 21・・樋 22・・水又は液肥 23・・植木鉢

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】格子、網或いは多孔質状の通気性及び通水
    性を有する受皿と、受皿の上に敷設される不織布製のマ
    ットと、受皿に取着され、上側部に長手方向のスリット
    を形成すると共に、水又は液肥が入れられる樋よりな
    り、樋には上記マットの端部がスリットを通して差し込
    まれ、水又は液肥に漬けられるようにした底面給水用ト
    レイ。
  2. 【請求項2】マットと受皿との間に孔あきフィルムが敷
    かれる請求項1記載の底面給水用トレイ。
  3. 【請求項3】樋はマット上に設置される請求項1又は2
    記載の底面給水用トレイ。
  4. 【請求項4】受皿はプラスチック製で、樋と一体成形さ
    れる請求項1ないし3のいづれかの請求項に記載の底面
    給水用トレイ。
  5. 【請求項5】格子、網或いは多孔質状の通気性及び通水
    性を有する受皿と、受皿の上に敷設される防水フィルム
    と、防水フィルム上に敷設される不織布製のマットと、
    マットに水又は液肥を供給する供給手段とを有する底面
    給水用トレイにおいて、上記防水フィルムを孔あきと
    し、通気性及び通水性を持たせた底面給水用トレイ。
  6. 【請求項6】マット上に孔あきフィルムよりなる根切り
    シートを敷設した請求項1ないし5のいづれかの請求項
    に記載の底面給水用トレイ。
JP24597696A 1996-09-18 1996-09-18 底面給水用トレイ Pending JPH1084785A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001169672A (ja) * 1999-12-17 2001-06-26 Mikado Ikushu Nojo:Kk 養液培地植物栽培システム
JP2008187901A (ja) * 2007-01-31 2008-08-21 Kakimoto Shoji Kk 底面給水用ポットと小型底面給水用トレイを用いた底面給水育苗法
CN104145683A (zh) * 2014-08-18 2014-11-19 新疆农业科学院经济作物研究所 快速鉴定向日葵抗列当水平的方法

Cited By (4)

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JP4719327B2 (ja) * 1999-12-17 2011-07-06 みかど協和株式会社 養液培地植物栽培システム
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