JP2008187901A - 底面給水用ポットと小型底面給水用トレイを用いた底面給水育苗法 - Google Patents

底面給水用ポットと小型底面給水用トレイを用いた底面給水育苗法 Download PDF

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Abstract

【課題】底面給水用ポットと、小型底面給水用トレイを組み合わせて、炭そ病の罹病を回避して、花芽分化促進を可能とする。
【解決手段】本発明は、ピートモス、籾殻くん炭、パーライトを主要な材料としてなる培地の周囲を不織布で包み、上下を開放した培地がむき出しになった底面給水用ポット1であって、その底面給水用ポットを、小型底面給水用トレイ2上の育苗マット3と組み合わせて底面給水をすることで、炭素病を回避し、花芽分化を促進することを最も主要な特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、厚手の不織布若しくは薄手の不織布で培地の周囲を包み、上下は培地がむき出しになっている対面給水用ポットで苗を直接受け又は挿し苗育苗し、そのまま定植することを可能にするため、小型底面給水用トレイに敷いた給水マットからの給水が容易な前記底面給水用ポットを用い、病気の罹病を回避して花芽分化促進することを目的とする底面給水育苗法に関するものである。
従来の育苗ポットの問題は、イチゴの育苗の例を説明すれば、イチゴの育苗に使用するプラスチックポットやビニールポットは、連年使用するため病気等の除去を確実に行う必要があるが、ポットに土等が残り完全に殺菌されず、病気の罹病を引き起こすことである。従来のポットは、農家が土入れを行うため、土入れに時間を要すると共に、病気が土と共に混入する可能性がある。更にこれら従来の育苗に使用されてきたポットは、通気性が悪く、育苗期間中高温になるため、根痛みを起こし、花芽分化の促進効果も乏しい等の問題がある。
従来の育苗で実用されているポットは、従来のポットを用いて頭上潅水を行うため、炭そ病を誘発し、株の枯死が問題となっている。従って、育苗中に潅水の問題が、充分解決されているとはいえない状況にある。マイクロチューブ等による個体別潅水が行われている場合もあるが、高価な設備であり容易に導入できない。
底面給水の方法は、前記ポットの大きさや形状にあったそれぞれの規格設備を用い、桶等の水受けに直接ポットの底面を浸け給水する方法等(例えば、特許文献1〜2)も提案されているが、簡易な方法はない。
ポットでの底面給水法の問題は、特許文献3〜4の例のようにポットの大きさや形状によりそれぞれの規格設備を用い、水受けに直接ポットの底面を浸け給水する等の方法が提案されているが、底面給水用ポットと小型底面給水用トレイを組み合わせて育苗用と生育した苗の移動用にも使用できるようにした簡易な育苗システムは無いといって過言ではない。なぜなら、直接ポットを水に浸けると夏場の高温で水が湯になったり、根を痛めるからである。
給水方法としては大型ベンチに給水マットを敷き底面給水により給水する育苗法が提案されているが、給排水は大型の施設となり(例えば、特許文献5)、導入が難しい。
イチゴの鉢受け苗や挿し苗にポット若しくはトレイを用いて底面給水する用途において、この欠点は施設の導入に関して大きな障害である。具体的には、桶等の水受けが夏場の高温で根腐りの原因となったり、施設の大型化、あるいは、連年使用によって炭そ病が発生するなどの問題があった。
この改善策として、雨よけハウスによるイチゴ苗の底面給水法が検討されている。
特開2005−198636号公報 特開2003−204722号公報 特開平8−205699号公報 特開平10−84785号公報 特開平10−262477号公報
イチゴは育苗中、炭そ病に罹病することが大きな問題であり、その回避方法の開発は急務である。炭そ病は雨による土面からの跳ね返りで広がるが、雨と強風で植物体が傷め付けられた時は、更にその被害は拡大する。又育苗中の頭上潅水でも罹病株から被害が拡大する。そのため、イチゴの育苗中は、風雨に育苗苗を当てず、頭上潅水によらない潅水法で育苗することが望ましい。そこで、育苗中は雨よけハウス(台風等にも耐える強度のもの)で育苗し、底面給水を行う。又、育苗方法は、鉢受け及び挿し苗育苗とするが、親株は病気に罹病していない無病苗を親株に用いることを前提とし、さらに2段階育描法で採取した若苗を親株に用いる。このようにして実施例においては育苗した親株から発生したランナーを底面給水用ポットで鉢受け及び挿し苗し、育苗する。これらのことを前提に、本発明の実施例1では鉢受け法を用いた雨よけハウスによる底面育苗法の開発を検討する。更に実施例1においては、鉢受け苗及び挿し苗の採取方法を2段階育苗法として説明する。実施例2では挿し苗法を用いた雨よけハウスによる底面育苗法の開発を検討する。解決しようとする問題点は、炭そ病に罹病し、花芽分化促進できない点である。
本発明は、培地の周囲を不織布で包み、上下を開放した培地がむき出しになった底面給水用ポットであって、その底面給水用ポットを、小型底面給水用トレイ上の育苗マットと組み合わせて底面給水をすることで、炭そ病を回避し、通気性に優れ、花芽分化を促進することを最も主要な特徴とする。前記の培地はホワイトピート、籾殻くん炭、パーライト、バーミキュライト、クレイグラニュール、ヤシガラを主要な材料とする。その培地にヤシガラを混合して、重力水で水を離し、かつ毛管現象で底面より水を吸い上げることができる培地にする。このために、ヤシガラを細かく砕いた材料を混合量約20〜30パーセント程度混入してなるものである。
本発明の育苗法は、不織布で培地の周囲を包み、上下を開放し培地をむき出しにした底面給水用ポットとして使用する。このため、前記底面給水用ポットは、土入れ前のポットの洗浄や土入れ作業がなく、十分殺菌された培地を使用するため、土や連年使用されたポットによる病気の持ち込みもなくなる。又培地は不織布で包まれていることから、通気性に優れ、花芽分化促進効果が期待できる利点がある。
培地の周囲を不織布で包み、上下の培地がむき出しになったポットは、頭上からの潅水に頼ることなく底面から容易に給水でき、前記ポットと育苗マットを組み合わせることで底面給水が可能で、炭そ病を回避する目的を、大きな設備を導入することなく、花芽分化促進効果を損なわずに実現した。本発明の主体は鉢受け苗や挿し苗を育苗して並べた不織布製培地袋へ定植するまでの底面給水用ポトと小型底面給水用トレイを用いて行う育苗法にある。
図1〜17は、本発明育苗法の1実施例の実施方法を示す説明図であって、1は、不織布で培地の周囲を包囲し、上下を開放して培地をむき出しにした底面給水用ポット、 2は、 小型底面給水用トレイ(育苗箱)、 3は、 給水マット、 4は、 点滴チューブ、 5は、 角材、 6は、 親株、7は、 ランナー、 8は、イチゴ苗、9は、培地、 10は、親株プランター、 11は、厚手不織布、 12は、根きりマット、 13は、給水ポンプである。
鉢受けに用いるランナー7の確保について、鉢受けに用いる親株は通常前年に圃場に定植するかプランターに定植する。しかし、病気の発生を抑えるためには、親株を長期間保持することや土による病害汚染を考えたときに圃場への直接定植は避けるべきであり、更に長期間の育苗はイチゴへの病害汚染の助長を促すことからさける必要がある。これらのことを加案した時、プランターを用いた親株の2段階増殖法が適すると考えられる。
親株の2段階増殖法は、初期に用いる親株を少数に抑えることが可能なことから、炭そ病に罹病していない吟味したクリーンな親株から採苗した苗を親株にすることができる。
イチゴの鉢受け底面給水育苗法の親株の確保について、通常親株は前年に圃場に直接定植するかプランター10に定植し、次の年ランナー7を鉢受けする。圃場定植によるランナー受けはランナーが土の跳ね返りにより炭そ病に罹病することや、早くから発生するランナーを早期より鉢受けするため、苗の管理期間が長くなり、炭そ病の罹病率が高くなる。これを回避するため、前年プランター10に親株を定植し、次年度その親株から発生したランナーを鉢受け又は挿し苗し、その苗を親株として利用する2段階育苗法が適していると考えられる。こうすることで病気に罹病していない少数の無病苗を増殖し、それを親株として用いることが可能になり、又、育苗期間も短く出来るため、炭そ病対策ができる。
2段階育苗法の手順は、プランター10に前年10月に増殖用親株を定植し、プランターより発生したランナー7より発生したランナーを鉢受け又は挿し苗をする。4月から5月に本格的に採取用親株ランナー7を採取して、採取用親株を親株プランター10へ定植する。その定植は、5月20日頃までには終了することが大切である。なぜなら、5月20日までに定植した親株6は十分なランナーを発生するがそれ以降は減少するからである。
7月1日から8月1日までにランナー7を鉢受け及び挿し苗をする。
上記の鉢受けランナー7を底面給水育苗する方法について説明する。小型の育苗箱へは、厚手の不織布等の底面給水マット3を使用し、その上に根切りシート12を敷き、給水マット3のセットとして用いる。前記不織布、根切りシートは滅菌後連年使用可能である。
育苗箱を置く地面へは0.1mmビニールを敷き、排水と土の跳ね返りがないようにする。育苗箱の下へ角材5等を敷き地面から浮かし、排水する。
給水は点滴チューブ4へ給水ポンプ13等で給水し、育苗箱に置いたポット1へ十分底面からの水の移行が出来るように給水する。給水量と回数はタイマー等を用い調整する。ポットは底面より給水可能なポットとし、気化熱でポット内の培地温度が低下できるものが望ましい。育苗箱におけるポット数は32〜40個程度とする。なぜなら、育苗箱に32〜40個程度であれば、育苗する苗にばらつきは生じないと考えられるからである。
図5に示すように、鉢受け苗及び挿し苗の底面給水ハウスの内部には、低温処理等花芽分化促進処理室を併設することで効率的な育苗が可能になる。この部屋に必要な能力は、夜冷育苗が可能な低温にできることである。17時から翌朝9時まで20℃以下に出来る。日中(9時〜17時までは育苗箱を外に出し十分日光を当てる。又は、処理室内で冷照育苗を行う。冷照育苗する日中の温度は23℃程度である。
低温暗黒処理が可能な低温は、品種により異なるが、とよのか(イチゴの一品種名)等では13℃〜15℃、さちのか(品種名)で17℃である。これらのことから、前記夜冷育苗のほうが低温庫の能力が低くても処理が可能であることから、低温暗黒処理は大型冷蔵庫を利用することが望ましい。
本発明の実施例において、必要資材は 小型底面給水用トレイ(例、稲育苗箱を使用すようにしてもよい。)、底面給水マット、点滴チューブ、マルチ、角材、給水ポンプ(タイマー付)、 底面給水用育苗ポットなどである。
底面給水に用いるポットと培地の必要条件について説明する。ポットの必要条件は、1. 培地へ容易に給水できるポットであること、 2. ピートモスを中心とする培地となるため、ポット容量が多すぎないこと、3.水の移動が容易な培地であること、4.加湿にならない培地であること、 5.ポットの底面は給水マットと設置する面が多いほどよい、 6.気化熱を奪えるよう、ポット外部の蒸散が容易なもの、 7.定植時にポットが邪魔にならないもの、 である。以上1〜7の条件を満たす培地ポットは、周囲に薄手の不織布を用いたポットがよいと考えられる。培地はパーライトにピートモス+籾殻クンタンを混和したものがよいと考えられるが、その割合は検討を要する。ピートモス+籾殻クンタンでも問題はないと考えられるが、これについても検討を要する。ピートモスの一種のホワイトピート、パーライト、バーミキュライト、クレイグラニュール、籾殻くん炭、ヤシガラなどの主材料を混合して培地とする。
底面給水に適したポット1は、図6に示しているように底面給水用トレイ2の上に置いて培地9に水分を含ませることで、培地がポットから落ちないようにすることが出来るものであり、この培地の条件を満たすものであれば何でもよいが、ピートモス、籾殻クンタン、パーライトなどの培地材料はポットから落ちない。ポット1から根が降りるため、厚手不織布11に絡むことから根きりマット12を使用する。
底面給水での検討課題は、(1)底面給水用ポットの検討 (2)水揚げの状態の把握 (3)施肥方法、(4)花芽分化の早晩の把握 (5)病害虫の発生の把握 などであることに注意する必要がある。
イチゴは育苗中、炭そ病に罹病することが大きな問題であり、その回避方法の開発は急務である。炭そ病は雨による地面からの跳ね返りで広がるが、雨と強風で植物体が傷つけられたときは、更にその被害は拡大する。又、育苗中の頭上潅水でも罹病株から被害が拡大する。そのため、イチゴの育苗中は、風雨に育苗箱を当てず、頭上潅水によらない潅水法で育苗することが望ましい。そこで、育苗中は雨よけハウス(台風にも耐える高度のもの)で育苗し、育苗中は底面給水を行う。また、育苗法は、高設栽培の栽培株より発生する罹病率の低いランナーを用いた挿し苗法を用いる。挿し苗法は、育苗期間が短縮できるので育苗の省力化と共に、苗の育成を同期させることができる。これらのことから、実施例2では挿し苗法を用いた雨よけハウスによる底面育苗法の開発を検討する。
採取するランナーの防除について、底面給水育苗法は期間中相当の乾燥することから、ダニとうどん粉病の発生が考えられる。そこで、採苗するランナーは事前に徹底した薬剤散布を行う必要がある。挿し苗に用いるランナーの葉数は2.5枚前後であり、この葉が挿し苗後一ヶ月近く展開することなく、育苗苗の光合成を担うことになる。そのため、挿し苗に用いるランナーをより完全に防除することが重要になる。もし防除ができていなければ、育苗期間中にダニとうどん粉、炭そ病に効果の有る薬剤を3回程度は散布しておくことをしなければならない。
ランナーの確保について、60日程度の育苗期間で育苗した苗は、活性が高く、第一えき果房の発生数や勢いも良好である。イチゴ(品種名さちのか)では、無冷促成だけでなく夜冷短日育苗や低温暗黒育苗でも同様の日数で育苗できる。無冷に用いるさちのかのランナー採取時期は、7月28日であるが、この時期に採取するランナーは6月20日以降に発生したものを利用する。これは、さちのかが最後まで多くのランナーを発生する特性を持っているからで、他の品種においても7月末に挿し苗用ランナーの採取が可能かといえば、難しいと思われる。ランナー発生の少ない品種については、6月から発生するランナーの先端を削除し、ランなー中間の節から発生するランナー苗を利用する。こうすることで、ランナー数だけの苗が少ない品種でも確保できると考えられる。
底面給水育苗法は、確実に育苗できる。しかし挿し苗による底面給水育苗は、培地が水を持ち過ぎ、加湿で生育不良を引き起こし、育苗が難しい。その解決方法として重力水で水を離し、かつ毛管現象で底面より水を吸い上げる培地の検討をする必要がある。その技術効果を生じるために考えられる培地として、前記のピートモス、籾殻くん炭、パーライトを主要な材料として、培地にヤシガラを細かく砕いた材料を混入量約20〜30パーセント程度入れた培地であるが、更に検討する必要がある。
育苗中の潅水は、マイクロチューブ等による個体別潅水は高価な施設であるから、容易に導入できないが、本発明のポットは上下の培地がむき出しになっているものであって、頭上からの潅水に頼ることなく底面から容易に吸水でき、育苗マットと組み合わせることで底面給水が容易であるから炭そ病の回避が可能である。
プラスチックポットやビニールポットでの底面給水法は、それぞれの規格設備を用い、底面給水するため、汎用性がない。大型のベンチでの底面給水による育苗は大型の施設となり、導入が難しい。
本発明の底面給水用ポットと小型底面給水用トレイに給水用マットと根きりマットを併用した給水トレイで鉢受け及び挿し苗育苗し、底面からの給水のみで育苗できる。又本発明の育苗法では、底面給水用ポットと小型底面給水用トレイを使用することで特に大きな施設を要することなくあらゆる場所での育苗が容易になり、炭そ病を回避できる。
従来のように土入れ前のポットの洗浄や、土入れ等の作業の必要がなく、殺菌された培地を使用する底面給水用ポットを用いて底面給水を行う場合に、小型底面給水用トレイを用いて底面給水を行う。その小型底面給水用トレイは、親株からランナーを鉢受けする場合のランナー切り離し後にまた挿し苗育苗でも、イチゴ30固体程度の育苗が可能なものであればよい。小型底面給水用トレイであるからそのまま移動できる。
本発明の実施方法で使用された0.01mm以下の不織布で培地の周囲を包囲した底面給水用ポットは、育苗中、底面給水用ポットに風を当てることによって気化熱を奪うことで容易であり、花芽分化促進育苗することができる。本発明は、前記底面給水用ポットと小型底面給水用トレイを組み合わせて、病気を回避する簡易な育苗システムを提供できる。
小型底面給水用ポットの改良は、培地の種類、培地の施肥量、気化熱の効率的な奪い方に改良の余地があり、本発明は不織布で培地を包囲することにより、底面給水に適した吸水性、通気性、作業の容易性にも優れて培地の交換の必要がない。前記底面給水用ポットをマットを敷いた低面給水用トレイに置いて底面給水することにより炭そ病を予防し、花芽分化促進効果を得ることができた。本発明は、イチゴの育苗に限らず、野菜、花、果樹等の育苗方法として、炭そ病の罹病を回避して育苗できることが不可欠な用途にも適用できる。
本発明の底面給水用ポットと小型底面給水用トレイによる底面給水育苗法の実施方法を示した説明図である。(実施例1苗箱を台上に置いた状態を図示) 本発明の底面給水用ポットと小型底面給水用トレイによる底面給水育苗法の実施方法を示した説明図である。(実施例1ポットを置いた状態の苗箱の平面図) 本発明の底面給水用ポットと小型底面給水用トレイによる底面給水育苗法の実施方法を示した説明図である。(実施例1底面給水育苗法が実施された全体の平面図) 本発明の底面給水用ポットと小型底面給水用トレイによる底面給水育苗法の実施方法を示した説明図である。(実施例1拡大された同上全体の平面を図示) 本発明の底面給水用ポットと小型底面給水用トレイによる底面給水育苗法の実施方法を示した説明図である。(実施例1底面給水育苗法が実施されたハウスの全体図) 本発明の底面給水用ポットと小型底面給水用トレイによる底面給水育苗法の実施方法を示した説明図である。(実施例1底面給水に適したポットの構造を示す) 本発明の底面給水用ポットと小型底面給水用トレイによる底面給水育苗法の実施方法を示した説明図である。(実施例1苗の切り離し後、底の無い枠で囲った状態を示す斜視図) 本発明の底面給水用ポットと小型底面給水用トレイによる底面給水育苗法の実施方法を示した説明図である。(実施例1同上平面図) 本発明の底面給水用ポットと小型底面給水用トレイによる底面給水育苗法の実施方法を示した説明図である。(実施例1底面給水育苗法が実施された給水設備の平面図) 本発明の底面給水用ポットと小型底面給水用トレイによる底面給水育苗法の実施方法を示した説明図である。(実施例1不織布で培地を包囲したポットの写真) 本発明の底面給水用ポットと小型底面給水用トレイによる底面給水育苗法の実施方法を示した説明図である。(実施例1不織布で培地の包囲したポットの写真) 本発明の底面給水用ポットと小型底面給水用トレイによる底面給水育苗法の実施方法を示した説明図である。(実施例1苗の生育状態を示す写真)
符号の説明
1 不織布で培地の周囲を包囲したポット(上下を開放し培地をむき出しにする)
2 底面給水用トレイ(育苗箱)
3 給水マット
4 点滴チューブ
5 角材
6 親株
7 ランナー
8 イチゴ苗
9 培地
10 親株プランター
11 厚手不織布
12 根切りマット
13 給水ポンプ

Claims (2)

  1. 培地を不織布で包み、上下を開放した培地がむき出しになった底面給水用ポットと小型底面給水用トレイを用いて、育苗マットを組み合わせて底面給水をすることを特徴とする底面給水育苗法。
  2. 請求項1に記載の培地を不織布で包み、上下を開放した培地がむき出しになった底面給水用ポットは、厚手の不織布又は薄手の不織布で培地の周囲を包まれたものあることを特徴とする底面給水育苗法。
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