JP2009291174A - 軽量土パックおよび栽培容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】軽量土の取り扱いが容易で、屋外での栽培時に、過剰な雨水の降り込みによる根腐れを防ぎ、強風時の軽量土の飛散を防ぎ、また植え替え作業が容易な軽量土パックおよび栽培容器を提供する。
【解決手段】軽量土パック10をそのまま栽培容器20に収納でき、軽量土12の取り扱いが容易になる。液体は浸透袋11を伝って軽量土12の全体へ浸透するので、パック内の全ての軽量土12に対して、液体を均一かつ短時間で供給できる。また、栽培容器20と浸透袋11との隙間の全域がシート状カバー13で被われているので、屋外栽培時、大雨でも過剰な雨水が栽培容器20に降り込み難い。軽量土12は浸透袋11に詰められているので、強風時でも栽培容器20内の軽量土12の表層部分が飛散せず、植物の植え替え作業を簡単かつ短時間で行える。
【選択図】図1
【解決手段】軽量土パック10をそのまま栽培容器20に収納でき、軽量土12の取り扱いが容易になる。液体は浸透袋11を伝って軽量土12の全体へ浸透するので、パック内の全ての軽量土12に対して、液体を均一かつ短時間で供給できる。また、栽培容器20と浸透袋11との隙間の全域がシート状カバー13で被われているので、屋外栽培時、大雨でも過剰な雨水が栽培容器20に降り込み難い。軽量土12は浸透袋11に詰められているので、強風時でも栽培容器20内の軽量土12の表層部分が飛散せず、植物の植え替え作業を簡単かつ短時間で行える。
【選択図】図1
Description
この発明は軽量土パックおよび栽培容器、詳しくは例えばベランダやビルの屋上などで植物の栽培を行える軽量土パックおよび栽培容器に関する。
従来、ベランダやビルの屋上などで、軽量土を用いて植物の栽培を行う栽培容器としては、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。
特許文献1は、底部に廃液溝を有した培土容器(栽培容器)に、樹脂チップからなる栽培床(軽量土)を充填し、外設の養液タンクからポンプにより汲み上げた養液を灌水チューブを通して栽培床上に供給し、栽培床から廃液溝に落ちた養液を廃液パイプにより養液タンクに戻すという、養液循環タイプの養液栽培装置である。栽培床は、例えば内容量が数kg〜数10kg用の大型のビニール袋に詰められて市販されていた。
特許文献1は、底部に廃液溝を有した培土容器(栽培容器)に、樹脂チップからなる栽培床(軽量土)を充填し、外設の養液タンクからポンプにより汲み上げた養液を灌水チューブを通して栽培床上に供給し、栽培床から廃液溝に落ちた養液を廃液パイプにより養液タンクに戻すという、養液循環タイプの養液栽培装置である。栽培床は、例えば内容量が数kg〜数10kg用の大型のビニール袋に詰められて市販されていた。
このように、特許文献1の培土容器では、数kg〜数10kgの栽培床が大型のビニール袋に袋詰めされていたので、その取り扱いが重労働となっていた。例えば、栽培床の使用開始時には、使用者がビニール袋をハサミなどで開封し、ビニール袋を抱えたまま、栽培床が零れないように注意しながら、栽培床を培土容器に充填しなければならなかった。
また、屋外での栽培時には、多量の雨が培土容器の栽培床に降り込んでしまい、水はけが追いつかず、植物が根腐れを起こすおそれがあった。しかも、強風などで栽培床の表層部分が培土容器の外へ飛び散るおそれがあった。また、植物の植え替え作業時には、使用済みの栽培床を完全に培土容器から取り除く作業が面倒で、樹脂チップの屑が培土容器に付着してしまうおそれがあった。
また、屋外での栽培時には、多量の雨が培土容器の栽培床に降り込んでしまい、水はけが追いつかず、植物が根腐れを起こすおそれがあった。しかも、強風などで栽培床の表層部分が培土容器の外へ飛び散るおそれがあった。また、植物の植え替え作業時には、使用済みの栽培床を完全に培土容器から取り除く作業が面倒で、樹脂チップの屑が培土容器に付着してしまうおそれがあった。
この発明は、軽量土の取り扱いが容易で、屋外での栽培時に、過剰な雨水の降り込みによる植物の根腐れを防止することができ、しかも炎天下での栽培容器内の液体の急激な蒸発を防止することができるとともに、強風による栽培容器内の軽量土の表層部分の飛散を防止することができ、また植物の植え替え作業を、軽量土の取り零しもなく、短時間のうちに簡単に行うことができる軽量土パックおよび栽培容器を提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、植物の栽培を行う栽培容器に収納して使用され、液体が浸透する浸透袋に軽量土が充填された軽量土パックにおいて、前記浸透袋の上部には、前記軽量土パックを前記栽培容器に収納した際に、該栽培容器と前記浸透袋との隙間の全域を被うシート状カバーが設けられた軽量土パックである。
請求項1に記載の発明によれば、栽培容器に収納可能な分量の軽量土が浸透袋に充填されているので、軽量土パックをそのまま栽培容器に収納することができ、軽量土の取り扱いが容易になる。しかも、軽量土パックの上面に供給された液体は、浸透袋の上面部分だけでなくその側面部分および底面部分を伝って軽量土の全体へ浸透する。そのため、栽培容器に充填された全ての軽量土に対して、浸透袋を使用しない従来の場合に比べて、液体をより均一かつ短時間のうちに供給することができる。
また、栽培容器と浸透袋との隙間の全域がシート状カバーにより被われているので、屋外での栽培時、大雨でも過剰な雨水が栽培容器に降り込みにくい。これにより、雨の過剰な降り込みによる植物の根腐れを防止することができる。しかも、炎天下における栽培容器内の液体の急激な蒸発を防止することができる。さらに、シート状カバーにより栽培容器と浸透袋との隙間の全域が被われているので、強風時でも栽培容器内の軽量土の表層部分が飛散せず、また植物の植え替え作業を、軽量土の取り零しもなく、短時間のうちに簡単に行うことができる。
軽量土パックとは、液体の浸透性が高いシート(布帛)を材料に作製された浸透袋に、軽量土を収納したものである。
軽量土としては、例えば不織布、ピートモス、樹木繊維(竹繊維など)などのベース材に固形肥を混入したものを採用することができる。その他のベース材としては、発泡スチロール、発泡ポリエチレン、パーライト、木材チップ、竹チップ、発泡ガラスなどを採用することができる。なお、固形肥は必ずしも加える必要はない。
栽培される植物の種類としては、例えばビルの屋上用が芝生、クローバ、ベビーサンローズなどの背丈が低い植物である。また、ベランダ用および窓際用が、蔓植物、自然薯、朝顔、ゴーヤ、キューリなどである。
軽量土としては、例えば不織布、ピートモス、樹木繊維(竹繊維など)などのベース材に固形肥を混入したものを採用することができる。その他のベース材としては、発泡スチロール、発泡ポリエチレン、パーライト、木材チップ、竹チップ、発泡ガラスなどを採用することができる。なお、固形肥は必ずしも加える必要はない。
栽培される植物の種類としては、例えばビルの屋上用が芝生、クローバ、ベビーサンローズなどの背丈が低い植物である。また、ベランダ用および窓際用が、蔓植物、自然薯、朝顔、ゴーヤ、キューリなどである。
栽培容器は、平面視して矩形状の容器であれば、その容器の大きさ、容器の深さなどは任意である。この栽培容器は、長さ方向と幅方向とにそれぞれ任意に連結して使用してもよい。
液体としては、例えば水、植物用の液体肥料を含む水などを採用することができる。
浸透袋の素材としては、例えば、各種の布帛(織布、不織布、編布)を採用することができる。その他、合成樹脂シートに多数の孔をあけたもの、合成樹脂ネットなどを採用することができる。各布帛の原材料としては、各種の天然繊維、各種の合成繊維を採用することができる。
浸透袋の形状(使用時)としては、例えば栽培容器の収納空間の形状に合わせた平面視して矩形状でもよい。その他、立方体、球体などを採用することができる。
液体としては、例えば水、植物用の液体肥料を含む水などを採用することができる。
浸透袋の素材としては、例えば、各種の布帛(織布、不織布、編布)を採用することができる。その他、合成樹脂シートに多数の孔をあけたもの、合成樹脂ネットなどを採用することができる。各布帛の原材料としては、各種の天然繊維、各種の合成繊維を採用することができる。
浸透袋の形状(使用時)としては、例えば栽培容器の収納空間の形状に合わせた平面視して矩形状でもよい。その他、立方体、球体などを採用することができる。
シート状カバーの材料は、透水性素材からなるシートでも、遮水性素材からなるシートでもよい。透水性素材としては、例えば、各種の布帛(織布、不織布、編布)を採用することができる。遮水性素材としては、例えば各種の合成樹脂シート、金属箔などを採用することができる。ただし、液体を浸透可能な孔を設けている。
浸透袋のうち、シート状カバーが設けられる上部としては、例えば浸透袋の上面の外縁、浸透袋の上面の中央部、浸透袋の周側面の上部などを採用することができる。
栽培容器内での軽量土パックの収納位置は任意である。例えば、栽培容器の内部空間の全域、栽培容器の内部空間の中央部、栽培容器の内部空間の一方の端部または両端部などである。栽培容器に軽量土パックを収納した際、シート状カバーが小さく、例えば栽培容器と軽量土パックとの隙間を完全に被えなかった場合には、残った隙間部分を防雨シートなどで被うようにしてもよい。
浸透袋のうち、シート状カバーが設けられる上部としては、例えば浸透袋の上面の外縁、浸透袋の上面の中央部、浸透袋の周側面の上部などを採用することができる。
栽培容器内での軽量土パックの収納位置は任意である。例えば、栽培容器の内部空間の全域、栽培容器の内部空間の中央部、栽培容器の内部空間の一方の端部または両端部などである。栽培容器に軽量土パックを収納した際、シート状カバーが小さく、例えば栽培容器と軽量土パックとの隙間を完全に被えなかった場合には、残った隙間部分を防雨シートなどで被うようにしてもよい。
請求項2に記載の発明は、前記栽培容器は、周側板の下端面が底板により塞がれた平面視して矩形状の容器で、前記栽培容器の長さ方向の両端部の底部には、それぞれ貯液部が設けられ、前記底板の長さ方向の中間部の上面は、前記両貯液部の底板の上面より上方に配置され、かつ水平面を基準にして一方の前記貯液部へ向かって下方傾斜し、前記底板の長さ方向の中間部の上面には、前記軽量土パックが載置される複数のリブが、前記底板の幅方向へ互いに離間し、かつ該底板の長さ方向に長さ方向を揃えて突設され、前記シート状カバーは、平面視して矩形状のカバーで、該シート状カバーの長さ方向の両端部によって前記栽培容器の長さ方向の両端部をそれぞれ被い、前記シート状カバーの幅方向の両端部によって前記軽量土パックの幅方向の両側面と、これらの側面と対峙する前記栽培容器の幅方向の両側板の内面との各隙間をそれぞれ被う請求項1に記載の軽量土パックである。
請求項2に記載の発明によれば、植物が植え込まれた軽量土パックを栽培容器の長さ方向の中央部に収納して各リブに載置し、軽量土パックの上面に液体を供給する。液体は軽量土パックの内部を通って底板の長さ方向の中間部の上面に落下し、その後、この上面の傾斜に従って一方の貯液部に貯液される。軽量土パックは、各リブによって底板の長さ方向の中間部の上面を流れる液体に常時浸ることはない。そのため、植物の根腐れを防止することができる。
なお、両貯液部には、軽量土パックの使用前に所定量の液体を貯液することも可能である。その場合、他方の貯液部に過剰に貯液された液体は、底板の長さ方向の中間部の傾斜した上面を通って一方の貯液部へ移動する。
栽培容器の長さ方向の両端部は、シート状カバーの長さ方向の両端部によりそれぞれ被われる。そのため、栽培容器の大きく開口した長さ方向の両端部に、雨天時に多量の雨水が降り込むことはない。また、軽量土パックの幅方向の両側面と、これらの側面と対峙する栽培容器の幅方向の両側板の内面との各隙間は、シート状カバーの幅方向の両端部によりそれぞれ被われているので、これらの隙間に多量の雨水が降り込むことがない。
栽培容器の長さ方向の両端部は、シート状カバーの長さ方向の両端部によりそれぞれ被われる。そのため、栽培容器の大きく開口した長さ方向の両端部に、雨天時に多量の雨水が降り込むことはない。また、軽量土パックの幅方向の両側面と、これらの側面と対峙する栽培容器の幅方向の両側板の内面との各隙間は、シート状カバーの幅方向の両端部によりそれぞれ被われているので、これらの隙間に多量の雨水が降り込むことがない。
栽培容器としては、例えばプランタなどが挙げられる。
栽培容器の素材としては、例えば塩化ビニール樹脂、ABS樹脂などの硬質かつ高強度の合成樹脂、木材、金属などを採用することができる。栽培容器の形状は平面視して矩形状であれば任意である。
底板の長さ方向の中間部の上面の傾斜角度は、表面形状および面の粗さによって異なるが、3°〜9°である。3°未満では液体が流れにくい。また、9°を超えれば、軽量パックが栽培容器より高くまたは低くなり過ぎて、栽培容器への納まりがよくない。底板は、底板の厚さを底板の長さ方向へ徐々に薄くすることで、その上面のみを傾斜してもよいし、平板な底板の全体が傾斜してもよい。
栽培容器の素材としては、例えば塩化ビニール樹脂、ABS樹脂などの硬質かつ高強度の合成樹脂、木材、金属などを採用することができる。栽培容器の形状は平面視して矩形状であれば任意である。
底板の長さ方向の中間部の上面の傾斜角度は、表面形状および面の粗さによって異なるが、3°〜9°である。3°未満では液体が流れにくい。また、9°を超えれば、軽量パックが栽培容器より高くまたは低くなり過ぎて、栽培容器への納まりがよくない。底板は、底板の厚さを底板の長さ方向へ徐々に薄くすることで、その上面のみを傾斜してもよいし、平板な底板の全体が傾斜してもよい。
リブの形成数は2つ以上であれば任意である。複数としたのは、リブ上に例えば防根シートを敷設したとき、防根シートの安定性を良くするためである。防根シート(ネット)としては、不織布、網布、金網、木製網、セラミックス網などを採用することができる。
リブの高さは、側板の高さより低ければ任意である。例えば、側板の高さの10〜50%である。
「底板の長さ方向の中間部の上面が、両貯液部の底板の上面より上方に配置される」とは、底板の長さ方向の中間部が、両貯液部の底板より上段配置されていることを意味する。両貯液部の底板は、例えば、栽培容器の底板の長さ方向の両端部を凹ませることでそれぞれ設けることができる。
リブの高さは、側板の高さより低ければ任意である。例えば、側板の高さの10〜50%である。
「底板の長さ方向の中間部の上面が、両貯液部の底板の上面より上方に配置される」とは、底板の長さ方向の中間部が、両貯液部の底板より上段配置されていることを意味する。両貯液部の底板は、例えば、栽培容器の底板の長さ方向の両端部を凹ませることでそれぞれ設けることができる。
請求項3に記載の発明は、周側板の下端面が底板により塞がれ、かつ液体が浸透する浸透袋に軽量土が充填された軽量土パックが収納され、該軽量土パックを利用して植物の栽培を行う平面視して矩形状の栽培容器であって、長さ方向の両端部の底部には、それぞれ貯液部が設けられ、前記底板の長さ方向の中間部の上面は、前記両貯液部の底板の上面より上方に配置され、かつ水平面を基準にして一方の前記貯液部へ向かって下方傾斜し、前記底板の長さ方向の中間部の上面には、前記軽量土パックが載置される複数のリブが、前記底板の幅方向へ互いに離間し、かつ該底板の長さ方向に長さ方向を揃えて突設された栽培容器である。
請求項4に記載の発明は、前記栽培容器の長さ方向の一端部の底面から上面までの高さhと、前記栽培容器の長さ方向の他端部の底面から上面までの高さHとの関係が、h<Hである請求項3に記載の栽培容器である。
請求項4に記載の発明によれば、栽培容器の長さ方向の一端部の底面から上面までの高さhと、栽培容器の長さ方向の他端部の底面から上面までの高さHとの関係を、h<Hとすることで、底板の長さ方向の中間部の上面を、水平面を基準にして一方の貯液部へ向かって容易に下方傾斜させることができる。
栽培容器の長さ方向の一端部の底面から上面までの高さhと、栽培容器の長さ方向の他端部の底面から上面までの高さHとの差は、5〜15mm(傾斜角度3°〜9°)である。5mm(傾斜角度3°)未満では、液体が流れにくい。また、15mm(傾斜角度9°)を超えれば、軽量土パックが栽培容器より高くまたは低くなり過ぎて、栽培容器への軽量土パックの納まりがよくない。
請求項5に記載の発明は、前記両貯液部のうち、少なくとも前記一方の貯液部には、該貯液部内の液体が流れ込む導入口の高さが前記底板の上面の最大高さより高く、かつ前記導入口へ流れ込んだ液体を前記栽培容器の外へ排出するオーバーフロー構造体が設けられた請求項3または請求項4に記載の栽培容器である。
請求項5に記載の発明によれば、両貯液部のうち、少なくとも一方の貯液部において、底板の上面の最大高さを超えた液体は、オーバーフロー構造体の導入口に流れ込み、栽培容器の外へ排出される。これにより、栽培容器の両貯液部に許容量以上の液体が溜まり、軽量土パックが液体に浸漬し、植物が根腐れを起こすおそれが解消される。
オーバーフロー構造体は、一方の貯液部のみに設けても、両貯液部に設けてもよい。
オーバーフロー構造体の構造は、液体の導入口と、導入口に流れ込んだ液体を栽培容器の外へ排出可能であれば任意である。
「導入口の高さが底板の上面の最大高さより高い」とは、次のことを意味する。すなわち、底板は、両貯液部が設けられた長さ方向の両端部より、長さ方向の中間部が高い。しかも、底板の長さ方向の中間部は、その上面が一方の貯液部へ下方傾斜している。そのため、底板の上面の最も高い部分は、「底板の上面の他方の貯液部側」ということになる。したがって、導入口は、底板の上面の他方の貯液部側より高く形成されている。
オーバーフロー構造体の構造は、液体の導入口と、導入口に流れ込んだ液体を栽培容器の外へ排出可能であれば任意である。
「導入口の高さが底板の上面の最大高さより高い」とは、次のことを意味する。すなわち、底板は、両貯液部が設けられた長さ方向の両端部より、長さ方向の中間部が高い。しかも、底板の長さ方向の中間部は、その上面が一方の貯液部へ下方傾斜している。そのため、底板の上面の最も高い部分は、「底板の上面の他方の貯液部側」ということになる。したがって、導入口は、底板の上面の他方の貯液部側より高く形成されている。
請求項1に記載の軽量土パックによれば、栽培容器に収納可能な分量の軽量土が浸透袋に充填されているので、軽量土パックをそのまま栽培容器に収納することができ、軽量土の取り扱いが容易になる。しかも、軽量土パックの上面に供給された液体は、浸透袋の上面部分だけでなく、その側面部分および底面部分を伝って軽量土の全体へ浸透する。そのため、栽培容器に充填された全ての軽量土に対して、浸透袋を使用しない従来の場合に比べて、液体をより均一かつ短時間のうちに供給することができる。
また、使用時において、栽培容器と浸透袋との隙間の全域がシート状カバーにより被われているので、屋外での栽培時、大雨でも過剰な雨水が栽培容器に降り込みにくい。これにより、雨の過剰な降り込みによる植物の根腐れを防止することができる。しかも、炎天下における栽培容器内の液体の急激な蒸発を防止することができる。さらに、シート状カバーにより栽培容器と浸透袋との隙間の全域が被われているので、強風時でも栽培容器内の軽量土の表層部分が飛散せず、また植物の植え替え作業を、軽量土の取り零しもなく、短時間のうちに簡単に行うことができる。
また、使用時において、栽培容器と浸透袋との隙間の全域がシート状カバーにより被われているので、屋外での栽培時、大雨でも過剰な雨水が栽培容器に降り込みにくい。これにより、雨の過剰な降り込みによる植物の根腐れを防止することができる。しかも、炎天下における栽培容器内の液体の急激な蒸発を防止することができる。さらに、シート状カバーにより栽培容器と浸透袋との隙間の全域が被われているので、強風時でも栽培容器内の軽量土の表層部分が飛散せず、また植物の植え替え作業を、軽量土の取り零しもなく、短時間のうちに簡単に行うことができる。
請求項2に記載の軽量土パックおよび請求項3に記載の栽培容器によれば、栽培容器に収納された軽量土パックは、各リブによって底板の長さ方向の中間部の上面から離反されているので、この上面を流れる液体に常時浸ることはない。そのため、植物の根腐れを防止することができる。
また、栽培容器の長さ方向の両端部は、シート状カバーの長さ方向の両端部によりそれぞれ被われているので、栽培容器の大きく開口した長さ方向の両端部に、雨天時に多量の雨水が降り込むことはない。また、軽量土パックの幅方向の両側面と、これらの側面と対峙する栽培容器の幅方向の両側板の内面との各隙間は、シート状カバーの幅方向の両端部によりそれぞれ被われているので、これらの隙間に多量の雨水が降り込むことがない。
また、栽培容器の長さ方向の両端部は、シート状カバーの長さ方向の両端部によりそれぞれ被われているので、栽培容器の大きく開口した長さ方向の両端部に、雨天時に多量の雨水が降り込むことはない。また、軽量土パックの幅方向の両側面と、これらの側面と対峙する栽培容器の幅方向の両側板の内面との各隙間は、シート状カバーの幅方向の両端部によりそれぞれ被われているので、これらの隙間に多量の雨水が降り込むことがない。
特に、請求項4に記載の栽培容器によれば、栽培容器の長さ方向の一端部の底面から上面までの高さhと、栽培容器の長さ方向の他端部の底面から上面までの高さHとの関係を、h<Hとすることで、底板の長さ方向の中間部の上面を、水平面を基準にして一方の貯液部へ向かって容易に下方傾斜させることができる。
また、請求項5に記載の栽培容器によれば、両貯液部のうち、少なくとも一方の貯液部にオーバーフロー構造体を設けたので、栽培容器の両貯液部に許容量以上の液体が溜まり、軽量土パックが液体に浸漬し、植物が根腐れを起こすおそれを解消することができる。
以下、この発明の実施例を具体的に説明する。
図1および図2において、10はこの発明の実施例1に係る軽量土パックである。この軽量土パック10は、植物の栽培を行う栽培容器20に収納して使用され、液体が浸透する浸透袋11に軽量土12が充填されたものである。植物は草花である。液体は、水に肥料を溶かした液肥である。
浸透袋11は、平面視して矩形状の熱圧着で形状プレスされた不織布製の袋で、上面の幅方向の中間部には、手で簡単に植物の植込み穴aをあけられるように、ミシン目が入れられている。ミシン目に代えて、不織布の反対側の両辺を付き合わせ、その突き合わせ部分を、長さ方向へ所定ピッチで両面テープまたは熱圧着により部分接合してもよい。浸透袋11の内部には不織布の端材と、樹脂繊維(ピートモス)と、固形肥とが混在状態で充填されている。軽量土パック10の上面には、軽量土パック10を栽培容器20に収納した際に、栽培容器20と浸透袋11との隙間の全域を被う平面視して矩形状の不織布製のシート状カバー13が設けられている。浸透袋11の大きさは、栽培容器20の長さ方向の中間部にちょうど納まる大きさである。
浸透袋11は、平面視して矩形状の熱圧着で形状プレスされた不織布製の袋で、上面の幅方向の中間部には、手で簡単に植物の植込み穴aをあけられるように、ミシン目が入れられている。ミシン目に代えて、不織布の反対側の両辺を付き合わせ、その突き合わせ部分を、長さ方向へ所定ピッチで両面テープまたは熱圧着により部分接合してもよい。浸透袋11の内部には不織布の端材と、樹脂繊維(ピートモス)と、固形肥とが混在状態で充填されている。軽量土パック10の上面には、軽量土パック10を栽培容器20に収納した際に、栽培容器20と浸透袋11との隙間の全域を被う平面視して矩形状の不織布製のシート状カバー13が設けられている。浸透袋11の大きさは、栽培容器20の長さ方向の中間部にちょうど納まる大きさである。
次に、図2および図3を参照して、栽培容器20を具体的に説明する。
栽培容器20は射出成形された平面視して矩形状のプラスチック製の部材で、周側板21の下端面が底板22により塞がれている。栽培容器20の長さ方向の両端部の底部には、底板22を凹ませてそれぞれ貯液部23,24が設けられている。
底板22の長さ方向の中間部の上面22aは、両貯液部23,24の底板22の上面より上方に配置され、かつ水平面を基準にして一方の貯液部23(図2左側)へ向かって下方傾斜している。底板22の長さ方向の中間部の上面22aには、軽量土パック10が載置される2本のリブ30が、底板22の幅方向へ互いに離間し、かつ底板22の長さ方向に長さ方向を揃えて突設されている。
栽培容器20は、その長さ方向の一端部の底面から上面までの高さhと、栽培容器20の長さ方向の他端部の底面から上面までの高さHとの関係が、h<Hとなっている。具体的には、h=182mm、H=187mm、高さの差=5mmである。
栽培容器20は射出成形された平面視して矩形状のプラスチック製の部材で、周側板21の下端面が底板22により塞がれている。栽培容器20の長さ方向の両端部の底部には、底板22を凹ませてそれぞれ貯液部23,24が設けられている。
底板22の長さ方向の中間部の上面22aは、両貯液部23,24の底板22の上面より上方に配置され、かつ水平面を基準にして一方の貯液部23(図2左側)へ向かって下方傾斜している。底板22の長さ方向の中間部の上面22aには、軽量土パック10が載置される2本のリブ30が、底板22の幅方向へ互いに離間し、かつ底板22の長さ方向に長さ方向を揃えて突設されている。
栽培容器20は、その長さ方向の一端部の底面から上面までの高さhと、栽培容器20の長さ方向の他端部の底面から上面までの高さHとの関係が、h<Hとなっている。具体的には、h=182mm、H=187mm、高さの差=5mmである。
両貯液部23,24には、液体が流れ込む導入口25の高さが底板22の上面22aの最大高さより高く、かつ導入口25へ流れ込んだ液体を栽培容器20の外へ排出するオーバーフロー構造体26がそれぞれ設けられている(図2および図4)。
オーバーフロー構造体26は、貯液部23,24において、底板22の幅方向の中間部に、底板22を平面視して舌片状に隆起して形成されたものである。オーバーフロー構造体26の上面には前記導入口25が形成され、導入口25の裏側に排水パイプ27が連通されている。
一方の貯液部23には、溜まった液体を汲み上げる縦長な循環ポンプ28が収納されている。循環ポンプ28の電源は太陽電池29である。循環ポンプ28の上端部には、栽培容器20の開口部の上方に配置され、軽量土パック10に液体を滴下する給水ノズル29が、長さ方向を水平にして配置されている。給水ノズル29には、その長さ方向に所定ピッチで複数の小孔が形成されている。
オーバーフロー構造体26は、貯液部23,24において、底板22の幅方向の中間部に、底板22を平面視して舌片状に隆起して形成されたものである。オーバーフロー構造体26の上面には前記導入口25が形成され、導入口25の裏側に排水パイプ27が連通されている。
一方の貯液部23には、溜まった液体を汲み上げる縦長な循環ポンプ28が収納されている。循環ポンプ28の電源は太陽電池29である。循環ポンプ28の上端部には、栽培容器20の開口部の上方に配置され、軽量土パック10に液体を滴下する給水ノズル29が、長さ方向を水平にして配置されている。給水ノズル29には、その長さ方向に所定ピッチで複数の小孔が形成されている。
次に、実施例1に係る軽量土パック10および栽培容器20を使用した植物の栽培方法を説明する。
栽培容器20の底部に、あらかじめ液体を貯液しておく。その貯液量は、両貯液部23,24が液体により略いっぱいになる量である。過剰な液体はオーバーフロー構造体26により排水パイプ27を通して外部へ排出される。
次いで、植物の苗を植え込んだ軽量土パック10を栽培容器20の長さ方向の中央部に収納する。このとき、浸透袋11の底面が各リブ30に載置される。その後、シート状カバー13を栽培容器20の開口部の全域に被せる。すなわち、シート状カバー13の長さ方向の両端部によって、栽培容器20の長さ方向の両端部がそれぞれ被われる。また、シート状カバー13の幅方向の両端部によって、軽量土パック10の幅方向の両側面と、これらの側面と対峙する栽培容器20の幅方向の両側板の内面との各隙間がそれぞれ被われる。
栽培容器20の底部に、あらかじめ液体を貯液しておく。その貯液量は、両貯液部23,24が液体により略いっぱいになる量である。過剰な液体はオーバーフロー構造体26により排水パイプ27を通して外部へ排出される。
次いで、植物の苗を植え込んだ軽量土パック10を栽培容器20の長さ方向の中央部に収納する。このとき、浸透袋11の底面が各リブ30に載置される。その後、シート状カバー13を栽培容器20の開口部の全域に被せる。すなわち、シート状カバー13の長さ方向の両端部によって、栽培容器20の長さ方向の両端部がそれぞれ被われる。また、シート状カバー13の幅方向の両端部によって、軽量土パック10の幅方向の両側面と、これらの側面と対峙する栽培容器20の幅方向の両側板の内面との各隙間がそれぞれ被われる。
次に、循環ポンプ28により、一方の貯液部23に溜まった液体を汲み上げ、給水ノズル29から浸透袋11の上面に液体を滴下する。液体は浸透袋11の内部を通って底板22の長さ方向の中間部の上面22aに落下し、その後、この上面22aの傾斜に従って一方の貯液部23,24に貯液されている。軽量土パック10は、両リブ30によって液体の流路上に常時配置される。そのため、底板22の長さ方向の中間部の上面22aを流れる液体に浸ることはなく、植物の根腐れを防止することができる。
また、浸透袋11には、栽培容器20に収納可能な分量の軽量土12が充填されているので、軽量土パック10をそのまま栽培容器20に収納することができ、軽量土12の取り扱いが容易になる。しかも、軽量土パック10の上面に滴下された液体は、浸透袋11の上面部分だけでなくその側面部分および底面部分を伝って軽量土12の全体へ浸透する。そのため、栽培容器20に充填された全ての軽量土12に対して、浸透袋11を使用しない従来の場合に比べて、液体をより均一かつ短時間のうちに供給することができる。
また、浸透袋11には、栽培容器20に収納可能な分量の軽量土12が充填されているので、軽量土パック10をそのまま栽培容器20に収納することができ、軽量土12の取り扱いが容易になる。しかも、軽量土パック10の上面に滴下された液体は、浸透袋11の上面部分だけでなくその側面部分および底面部分を伝って軽量土12の全体へ浸透する。そのため、栽培容器20に充填された全ての軽量土12に対して、浸透袋11を使用しない従来の場合に比べて、液体をより均一かつ短時間のうちに供給することができる。
また、軽量土パック10の使用時において、栽培容器20と浸透袋11との隙間の全域がシート状カバー13により被われている。そのため、屋外での栽培時、大雨でも過剰な雨水が栽培容器20に降り込みにくい。これにより、雨の過剰な降り込みによる植物の根腐れを防止することができる。しかも、炎天下における栽培容器20内の液体の急激な蒸発を防止することができる。さらに、シート状カバー13により栽培容器20と浸透袋11との隙間の全域が被われているので、強風時でも栽培容器20内の軽量土12の表層部分が飛散せず、また植物の植え替え作業を、軽量土12の取り零しもなく、短時間のうちに簡単に行うことができる。
さらに、栽培容器20の長さ方向の一端部の底面から上面までの高さhと、栽培容器20の長さ方向の他端部の底面から上面までの高さHとの関係を、h<Hとしたので、底板22の長さ方向の中間部の上面22aを、水平面を基準にして一方の貯液部23,24へ向かって容易に下方傾斜させることができる。
そして、両貯液部23,24において、底板22の上面22aの最大高さを超えた液体は、オーバーフロー構造体26の導入口25に流れ込み、栽培容器20の外へ排出されるように構成したので、栽培容器20の両貯液部23,24に許容量以上の液体が溜まり、軽量土パック10が液体に浸漬し、植物が根腐れを起こすおそれが解消される。
また、循環ポンプ28の電源として太陽電池31を採用したので、例えばビルの屋上など、電源の確保が難しい場所での栽培が可能となる。
さらに、栽培容器20の長さ方向の一端部の底面から上面までの高さhと、栽培容器20の長さ方向の他端部の底面から上面までの高さHとの関係を、h<Hとしたので、底板22の長さ方向の中間部の上面22aを、水平面を基準にして一方の貯液部23,24へ向かって容易に下方傾斜させることができる。
そして、両貯液部23,24において、底板22の上面22aの最大高さを超えた液体は、オーバーフロー構造体26の導入口25に流れ込み、栽培容器20の外へ排出されるように構成したので、栽培容器20の両貯液部23,24に許容量以上の液体が溜まり、軽量土パック10が液体に浸漬し、植物が根腐れを起こすおそれが解消される。
また、循環ポンプ28の電源として太陽電池31を採用したので、例えばビルの屋上など、電源の確保が難しい場所での栽培が可能となる。
10 軽量土パック、
11 浸透袋、
12 軽量土、
13 シート状カバー、
20 栽培容器、
21 周側板、
22 底板、
23,24 貯液部、
25 導入口、
26 オーバーフロー構造体、
30 リブ。
11 浸透袋、
12 軽量土、
13 シート状カバー、
20 栽培容器、
21 周側板、
22 底板、
23,24 貯液部、
25 導入口、
26 オーバーフロー構造体、
30 リブ。
Claims (5)
- 植物の栽培を行う栽培容器に収納して使用され、液体が浸透する浸透袋に軽量土が充填された軽量土パックにおいて、
前記浸透袋の上部には、前記軽量土パックを前記栽培容器に収納した際に、該栽培容器と前記浸透袋との隙間の全域を被うシート状カバーが設けられた軽量土パック。 - 前記栽培容器は、周側板の下端面が底板により塞がれた平面視して矩形状の容器で、
前記栽培容器の長さ方向の両端部の底部には、それぞれ貯液部が設けられ、
前記底板の長さ方向の中間部の上面は、前記両貯液部の底板の上面より上方に配置され、かつ水平面を基準にして一方の前記貯液部へ向かって下方傾斜し、
前記底板の長さ方向の中間部の上面には、前記軽量土パックが載置される複数のリブが、前記底板の幅方向へ互いに離間し、かつ該底板の長さ方向に長さ方向を揃えて突設され、
前記シート状カバーは、平面視して矩形状のカバーで、
該シート状カバーの長さ方向の両端部によって前記栽培容器の長さ方向の両端部をそれぞれ被い、前記シート状カバーの幅方向の両端部によって前記軽量土パックの幅方向の両側面と、これらの側面と対峙する前記栽培容器の幅方向の両側板の内面との各隙間をそれぞれ被う請求項1に記載の軽量土パック。 - 周側板の下端面が底板により塞がれ、かつ液体が浸透する浸透袋に軽量土が充填された軽量土パックが収納され、該軽量土パックを利用して植物の栽培を行う平面視して矩形状の栽培容器であって、
長さ方向の両端部の底部には、それぞれ貯液部が設けられ、
前記底板の長さ方向の中間部の上面は、前記両貯液部の底板の上面より上方に配置され、かつ水平面を基準にして一方の前記貯液部へ向かって下方傾斜し、
前記底板の長さ方向の中間部の上面には、前記軽量土パックが載置される複数のリブが、前記底板の幅方向へ互いに離間し、かつ該底板の長さ方向に長さ方向を揃えて突設された栽培容器。 - 前記栽培容器の長さ方向の一端部の底面から上面までの高さhと、前記栽培容器の長さ方向の他端部の底面から上面までの高さHとの関係が、h<Hである請求項3に記載の栽培容器。
- 前記両貯液部のうち、少なくとも前記一方の貯液部には、該貯液部内の液体が流れ込む導入口の高さが前記底板の上面の最大高さより高く、かつ前記導入口へ流れ込んだ液体を前記栽培容器の外へ排出するオーバーフロー構造体が設けられた請求項3または請求項4に記載の栽培容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008151084A JP2009291174A (ja) | 2008-06-09 | 2008-06-09 | 軽量土パックおよび栽培容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009291174A true JP2009291174A (ja) | 2009-12-17 |
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ID=41539973
Family Applications (1)
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JP2008151084A Pending JP2009291174A (ja) | 2008-06-09 | 2008-06-09 | 軽量土パックおよび栽培容器 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2009291174A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013146220A (ja) * | 2012-01-19 | 2013-08-01 | East Nippon Expressway Co Ltd | 植栽用品 |
JP2013166628A (ja) * | 2012-02-16 | 2013-08-29 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 木材チップ搬出装置と木材チップ詰め込み機 |
-
2008
- 2008-06-09 JP JP2008151084A patent/JP2009291174A/ja active Pending
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