JPH1081163A - アシスタントグリップの取付構造 - Google Patents

アシスタントグリップの取付構造

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JPH1081163A
JPH1081163A JP23899196A JP23899196A JPH1081163A JP H1081163 A JPH1081163 A JP H1081163A JP 23899196 A JP23899196 A JP 23899196A JP 23899196 A JP23899196 A JP 23899196A JP H1081163 A JPH1081163 A JP H1081163A
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Naoto Nozoe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ネジの脱落を防止することができ
るアシスタントグリップの取付構造である。 【解決手段】 アシスタントグリップ本体の両端部に設
けられた取付部を介して壁面にネジ止めするようにした
アシスタントグリップの取付構造において、上記取付部
4bの取付面4c側に凹部5を形成し、この凹部5の内
部から側方にネジ頭部6aが収容される空間部7を形成
し、この空間部7と取付面4cとの間にネジ孔8aを形
成し、上記凹部5から該ネジ孔8aに向けて、ネジ6の
ネジ部6bが通るスライド溝9を形成し、上記取付部4
bの背面から上記空間部7に向けてネジ6を操作する作
業孔10を形成したことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネジの脱落を防止
したアシスタントグリップの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の室内天井部には、図6および図
7に示すように、乗員のためにアシスタントグリップ1
00が装着されている。このアシスタントグリップ10
0は握り部101の両側にL字状に湾曲した取付部10
2が設けられており、アシスタントグリップ100は、
この取付部102に設けられた取付孔103にネジ10
4を挿通して自動車の室内天井部105に螺着されてい
る。このアシスタントグリップ100を天井部105に
螺着するには、取付孔103にネジ104を挿通した状
態で、天井部105の取付部に位置させ、ドライバー等
の工具を用いてネジ104を天井部105に螺着してい
る。
【0003】このとき、アシスタントグリップ100の
取付孔103にネジ104を挿通させた状態で、天井部
105に配置すると、一方のネジ104を締め付けてい
る間に、他方のネジ104が、振動によって取付孔10
3内でがたつき、図7矢視のように、まだ留めていない
ネジ104が取付孔103から脱落してしまう虞があっ
た。
【0004】そこで、ネジの脱落を防止するために、図
8ないし図14に示す先行技術(実用新案出願公告昭和
58−31714号公報)が知られている。この先行技
術のアシスタントグリップ106によると、アシスタン
トグリップ本体107内に芯金108を内蔵し、この芯
金108の両端部に、ネジ109の頭部が入る穴110
とネジ109の頭部が引っかかる穴111を連続して形
成している。この穴110とネジ109の頭部が引っか
かる穴111の部分をアシスタントグリップ本体107
の両端部に形成された凹部112内に配置している。こ
のアシスタントグリップ106は、図12に示すよう
に、取付部に一定の間隔でネジ109を螺着しておき、
アシスタントグリップ本体107を押圧して両端部を広
げ、壁部に予め螺着したネジ109の頭部に、凹部11
2を通して穴110を係合している(図13参照)。そ
して、アシスタントグリップ本体107に対する押圧を
止めると、アシスタントグリップ本体107が元の位置
に戻り、そのときの弾性力を利用して、穴111が、ネ
ジ109の頭部に引っかかるようにしている(図14参
照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術によると、アシスタントグリップ本体107の弾
性力と芯金108の穴111の位置調整が難しく、不用
意にアシスタントグリップ本体107を押す力が加わる
と、ネジ109の頭部から外れる虞がある。アシスタン
トグリップ本体107が壁面をスライドするので、パネ
ルおよび天井材等にキズが付く虞がある。
【0006】本発明は上記課題を解決し、ネジの脱落を
防止することができるアシスタントグリップの取付構造
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、アシスタントグリップ本体の両端部に設けら
れた取付部を介して壁面にネジ止めするようにしたアシ
スタントグリップの取付構造において、上記取付部の取
付面側に凹部を形成し、この凹部の内部から側方にネジ
頭部が収容される空間部を形成し、この空間部と取付面
との間にネジ孔を形成し、上記凹部から該ネジ孔に向け
て、ネジのネジ部が通るスライド溝を形成し、上記取付
部の背面から上記空間部に向けてネジを操作する作業孔
を形成したことにある。また、本発明は、空間部内壁面
にネジ頭部を保持する爪部を形成したことにある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。図1において、自動車
の車体1には、室内天井部2の左右両側にコ字状のアシ
スタントグリップ3が装着されている。
【0009】このアシスタントグリップ3は、図2ない
し図5に示すように構成されている。アシスタントグリ
ップ3は、アシスタントグリップ本体4の中央部に握り
部4aが設けられ、この握り部4aの両側に室内天井部
2に取り付ける取付部4bが設けられている。アシスタ
ントグリップ本体4の取付面4c側には、凹部5が形成
されており、この凹部5の内部から側方にネジ6の頭部
6aが収容される空間部7が形成されている。この空間
部7と取付面4cとの間の座面8には、ネジ孔8aが形
成され、上記凹部5から該ネジ孔8aに向けて、ネジ6
のネジ部6bが通るスライド溝9が形成されている。こ
のスライド溝9は、凹部5側を広く形成され、かつ、ネ
ジ孔8aの近傍には、狭小部9aが形成されている。取
付部4bの背面には、上記空間部7に向けてネジ6を操
作する作業孔10が形成されている。この作業孔10
は、空間部7成形時の型ぬきを考慮して、ネジ頭部6a
の径より大きく形成されている。
【0010】上記空間部5の上方壁面には、座面8から
一定間隔を置いて、爪部11が設けられており、この爪
部11によってネジ頭部6aを係止するようにしてい
る。これによって、作業孔10を通してネジ6が空間部
7から脱落することが防止される。12は天井部2の裏
面に溶接等により予め固定されているナットである。
【0011】次に、上記構成のアシスタントグリップ3
を天井部2に装着する手順を説明する。まず、アシスタ
ントグリップ本体4の凹部5にネジ頭部6aを入れ、ネ
ジ部6bがスライド溝9を通るようにして、ネジ6を座
面8のネジ孔8aまで移動させる。ネジ6は狭小部9a
を強引に通してネジ孔8aに配置されるので、ネジ孔8
aから狭小部9aを通って、簡単に抜けることはない。
ネジ6は、ネジ部6bがネジ孔8aに位置すると、爪部
11によってネジ頭部6aが係止され、空間部7から脱
落することが防止される。そして、アシスタントグリッ
プ3を天井部2に配置して、ネジ6を天井部2の取付孔
(図示せず)を通して裏面側に設けられたナット12に
螺合して、天井部2の壁面2aにアシスタントグリップ
3を固定する。こうして、アシスタントグリップ3は、
ネジ6が狭小部9aと爪部11によって係止されるの
で、ネジ6がスライド溝9から抜けたり、空間部7側に
脱落することが阻止される。よって、アシスタントグリ
ップ3の取付け作業の作業性を向上することができる。
【0012】上記実施の形態によると、アシスタントグ
リップ本体4に対するネジ6の組み付けを取付面4c側
から行うことができるので、ドライバーを差し込む作業
孔10からネジ6が脱落しにくい。また、ネジ6は狭小
部9aによって、ネジ孔8aに保持されるので、スライ
ド溝9を通して凹部5側にネジ6が外れることはない。
スライド溝9は、挿入側が広くネジ孔8a側が狭いの
で、ネジ6をネジ孔8aに入れるのは容易であるが、ネ
ジ孔8aから脱落しにくい。さらに、ネジ6のネジ頭部
6aは、爪部11によって係止されるので、ネジ6が空
間部7から脱落することがない。
【0013】なお、ネジ6の片側を先に天井部2に螺着
してから、このネジ6にアシスタントグリップ本体4の
片側を組み付けておくことにより、アシスタントグリッ
プ本体4を持ちながら、両側をネジ止めする作業をしな
くてすむ。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるアシス
タントグリップの取付構造によれば、以下のような効果
を奏する。
【0015】請求項1において、アシスタントグリップ
本体の両端部に設けられた取付部を介して壁面にネジ止
めするようにしたアシスタントグリップの取付構造にお
いて、上記取付部の取付面側に凹部を形成し、この凹部
の内部から側方にネジ頭部が収容される空間部を形成
し、この空間部と取付面との間にネジ孔を形成し、上記
凹部から該ネジ孔に向けて、ネジのネジ部が通るスライ
ド溝を形成し、上記取付部の背面から上記空間部に向け
てネジを操作する作業孔を形成したので、ネジの組み付
けを取付面側から行うことができる。ネジ孔に配置され
たネジは、スライド溝から外れにくいので、ネジの脱落
を防止することができる。請求項2において、空間部内
壁面にネジ頭部を保持する爪部を形成したので、アシス
タントグリップの取付作業中にネジが作業孔から脱落す
る虞がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車のアシスタントグリップの取付構造を示
す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態によるアシスタントグリッ
プの取付構造を示す斜視図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】アシスタントグリップの裏面を示す斜視図であ
る。
【図5】アシスタントグリップの一部を切り欠いて示す
部分拡大斜視図である。
【図6】従来のアシスタントグリップの取付構造を示す
斜視図である。
【図7】従来のアシスタントグリップの取付構造を示す
拡大斜視図である。
【図8】従来のアシスタントグリップの取付構造を示す
斜視図である。
【図9】図8の芯金を示す斜視図である。
【図10】従来のアシスタントグリップの取付構造を示
す断面図である。
【図11】従来ののアシスタントグリップの取付構造を
示す断面図である。
【図12】従来のアシスタントグリップの取付構造を示
す概念図である。
【図13】従来のアシスタントグリップの取付構造の組
み付け手順を示す概念図である。
【図14】従来のアシスタントグリップの取付構造の組
み付け手順を示す概念図である。
【符号の説明】
1 車体 2 室内天井部 3 アシスタントグリップ 4 アシスタントグリップ本体 5 凹部 6 ネジ 7 空間部 8 座部 9 スライド溝 10 作業孔 11 爪部 12 ナット 4a 握り部 4b 取付部 6a ネジ頭部 6b ネジ部 8a ネジ孔 9a 狭小部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アシスタントグリップ本体の両端部に設
    けられた取付部を介して壁面にネジ止めするようにした
    アシスタントグリップの取付構造において、上記取付部
    の取付面側に凹部を形成し、この凹部の内部から側方に
    ネジ頭部が収容される空間部を形成し、この空間部と取
    付面との間にネジ孔を形成し、上記凹部から該ネジ孔に
    向けて、ネジのネジ部が通るスライド溝を形成し、上記
    取付部の背面から上記空間部に向けてネジを操作する作
    業孔を形成したことを特徴とするアシスタントグリップ
    の取付構造。
  2. 【請求項2】 上記空間部内壁面にネジ頭部を保持する
    爪部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のアシ
    スタントグリップの取付構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200469029Y1 (ko) * 2012-03-05 2013-09-12 엘에스산전 주식회사 전자 접촉기의 스크류 고정 장치
JP2018135720A (ja) * 2017-02-23 2018-08-30 Toto株式会社 吐水装置
JP2021041835A (ja) * 2019-09-11 2021-03-18 豊和化成株式会社 アシストグリップ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200469029Y1 (ko) * 2012-03-05 2013-09-12 엘에스산전 주식회사 전자 접촉기의 스크류 고정 장치
JP2018135720A (ja) * 2017-02-23 2018-08-30 Toto株式会社 吐水装置
JP2021041835A (ja) * 2019-09-11 2021-03-18 豊和化成株式会社 アシストグリップ

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