JPH088015Y2 - 転削工具におけるチップのクランプ機構 - Google Patents

転削工具におけるチップのクランプ機構

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JPH088015Y2
JPH088015Y2 JP1990033746U JP3374690U JPH088015Y2 JP H088015 Y2 JPH088015 Y2 JP H088015Y2 JP 1990033746 U JP1990033746 U JP 1990033746U JP 3374690 U JP3374690 U JP 3374690U JP H088015 Y2 JPH088015 Y2 JP H088015Y2
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JP
Japan
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clamp
chip
tool body
tip
clamp piece
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JP1990033746U
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English (en)
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JPH03123617U (ja
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正彰 中山
昌之 大川
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/02Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
    • B23C5/10Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
    • B23C5/1009Ball nose end mills
    • B23C5/1027Ball nose end mills with one or more removable cutting inserts

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、転削工具において、交換可能なチップを工
具本体に固定するためのクランプ機構に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来、転削工具においては、チップを工具本体にクラ
ンプ機構を介して装着することにより、前記チップの交
換が可能な構造としている。
その一例として、第9図ないし第12図に示される構造
が挙げられる。
これらの図に示す転削工具1は、円柱状の工具本体2
と、この工具本体2の先端部に設けられたチップ収納部
3に装着されたチップ4と、このチップ4を前記チップ
収納部3に着脱可能に固定するクランプ機構5とによっ
て構成されている。
そして、前記チップ収納部3は、第12図に示すよう
に、工具本体2の側部を切り欠いて形成された、半径方
向に沿うチップ着座面3aと、この着座面3aと直交して形
成され、前記チップ4の側面が当接させられる立壁3bと
を備えており、前記チップ着座面3aの上方は大きく開放
されている。
また、前記クランプ機構5は、第9図ないし第11図に
示すように、前記チップ4のすくい面4aに当接させられ
るクランプ駒6と、このクランプ駒6をチップ4の上面
に圧接させるクランプボルト7とによって構成されてい
る。
前記クランプ駒6は、前記チップ収納部3の立壁3bの
上方位置から工具本体2の内側に向けて穿設されて、工
具本体2の上方の外周部に開口された凹部8内に挿入さ
れており、一部が前記凹部8からチップ収納部3の上方
に突出させられて、前記チップ4のすくい面4aに接触さ
せられている。
また、前記クランプボルト7は、前記凹部8内に配設
されているとともに、前記クランプ駒6を貫通して工具
本体2に螺着され、その大径な頭部7aがクランプ駒6の
上面に係合させられることにより、このクランプ駒6を
押圧して、前記チップ4へ圧接させるようになってい
る。
[考案が解決しようとする課題] ところで、前述したクランプ機構5においては、次の
ような不具合が残されている。
すなわち、工具本体2が、チップ4の装着部分におい
て、チップ収納部3や凹部8を形成するために大きく削
り取られていることから、強度面において不利であると
いった不具合である。
特に、チップ4を複数個設ける場合や、工具本体2の
外径を小さくする必要が生じた場合等において、前述の
不具合が顕著なものとなる。
また、工具本体2の小径化においては、収納スペース
の問題から、クランプ機構5の各部品の小型化が余儀な
くされるが、これによって製造面や強度面で問題が生
じ、実用化が困難になってしまうおそれがある。
したがって、従来においてはこれらの不具合への対処
が望まれており、本考案はこのような従来において残さ
れている課題を解決せんとするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、前述した課題を有効に解決し得る転削工具
におけるチップのクランプ機構を提供せんとするもの
で、工具本体に、その外周部に開口するチップ収納部を
形成し、このチップ収納部の上部に、このチップ収納部
に連続しかつ工具本体の内部へ向かう横孔を穿設すると
ともに、この横孔とほぼ直交しかつ前記工具本体の外周
部に開口する縦孔を穿設し、前記横孔内に、前記チップ
収納部に着座させられる板状のチップのすくい面に当接
させられるクランプ駒を挿入し、前記縦孔に、前記クラ
ンプ駒を押圧して前記チップに圧接させるクランプボル
トを螺合してなり、前記クランプボルトは、その螺子部
を最大外径とし、かつ、内部側の端部を前記クランプ駒
に係合させてなることを特徴とする。
[作用] 本考案に係わる転削工具におけるチップのクランプ機
構は、チップ収納部に連続しかつ工具本体の内部へ向か
う横孔内にクランプ駒を挿入することにより、このクラ
ンプ駒を工具本体内に位置させる。
また、前記クランプ駒を押圧するクランプボルトを、
前記横孔とほぼ直交しかつ工具本体の外周部に開口する
縦孔に螺合させるとともに、クランプボルトの螺子部を
その最大外径としたことにより、クランプボルトを縦孔
内に完全に挿入した状態とし、かつ、前記縦孔の内径を
小さくする。
したがって、工具本体の削り取られる部分を少なく
し、かつ、クランプ機構の構成部材の外径を小さくして
その収納スペースを減少させる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第6図に基づ
き説明する。
第1図中、符号10は、本実施例が適用された転削工具
を示し、円柱状の工具本体11と、その先端部に装着され
たチップ12と、このチップ12を着脱可能に固定する本実
施例に係わるクランプ機構13とを備えている。
次いで、これらの詳細について説明すれば、前記工具
本体11の先端部には、第1図ないし第3図に示すよう
に、その外周部に開口するチップ収納部14が形成され、
第3図に示すように、このチップ収納部14の上部に、こ
のチップ収納部14に連続しかつ工具本体11の内部へ向か
う横孔15が穿設され、また、この横孔15とほぼ直交しか
つ前記工具本体11の外周部に開口する縦孔16が穿設され
ている。
前記チップ収納部14は、チップ12が着座させられるチ
ップ着座面14a(第2図および第3図参照)と、チップ1
2の側面および後端面が当接させられる立壁14b(第1図
参照)とを備えており、この立壁14bの、前記工具本体1
1の先端側には、第4図に示すように、立壁14bに連続し
たチップポケット17が形成されている。
前記横孔15は、第2図に示すように、円形に形成され
ており、その内部に前記チップ12を押圧するクランプ駒
18が挿入されている。
このクランプ駒18は、断面形状が前記横孔15とほぼ同
様に円形に形成されており(第5図参照)、横孔15に挿
入された状態において、長さ方向の一端部によって横孔
15の開口を閉塞するとともに、一端面が前記チップポケ
ット17と連続するようになっている。
また、前記クランプ駒18の一端部の下面は、第3図に
示すように、前記チップ12のすくい面12aと重畳させら
れてこのすくい面12aに当接させられるようになってい
る。
さらに、前記クランプ駒18の他端部には、第3図に示
すように、前記立孔16とほぼ同軸上に位置させられる係
合孔18aが、上方へ向かって開口するように形成されて
いる(第5図および第6図参照)。
前記縦孔16には、前記クランプ駒18の他端部に設けら
れた係合孔18aに嵌合させられる係合突起19aが一体に形
成されたクランプボルト19が螺着されている。
このクランプボルト19は、その螺子部を最大外径とな
るように形成されており、前記立孔16の内径と等しくな
され、前記係合突起19aが設けられた側と反対側の端部
に、6角穴20が形成されている。
そして、本実施例においては、前記クランプ駒18とク
ランプボルト19によってクランプ機構13が構成されてお
り、工具本体11の軸線回りに180°回転させた状態で、
前記チップ12とともに一対設けられている。
しかして、このような構成を有する本実施例のクラン
プ機構13は、クランプボルト19の締付により、前記クラ
ンプ駒18をチップ12に圧接させ、これによって、前記チ
ップ12を工具本体11に固着する。
また、クランプボルト19を緩めることにより、クラン
プ駒18によるチップ12の押圧を解除して、その取り外し
を可能にする。
一方、前記チップ12を固定するクランプ駒18は、横孔
15を介して工具本体11の内部に位置させられ、かつ、ク
ランプボルト19も同様に螺子部が最大外径となされてい
ることから、前記立孔16の内部に完全に挿入される。
したがって、クランプ機構13を装着するために工具本
体11に設ける切欠き部が、最小限度に抑えられ、この結
果、工具本体11の強度低下が抑制される。
しかも、クランプ機構13の構成部材の設置スペースが
減少させられ、これによって、チップ12の複数化や工具
本体11の小径化が可能となるばかりでなく、前記構成部
材の必要以上の小型化を抑制して、チップの保持強度な
らびにクランプ機構13自体の強度が確保される。
なお、前記実施例において示した各構成部材の諸形状
や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更
可能である。
例えば、前記実施例においては、チップ12とクランプ
駒18との接触が略面接触となるようにした例について示
したが、これに代えて、第7図に示すように、チップ12
のすくい面12aに凹部21を形成し、前記クランプ駒18に
突起22を形成し、これらの凹部21と突起22とを相互に係
合させるようにしてもよい。
このような構成とすることにより、チップ12の保持を
一層強固なものとすることができる。
また、前記クランプボルト19に一体に設けた係合突起
19aに代えて、第8図に示すように、クランプ駒18とク
ランプボルト19をのそれぞれに嵌合させられるスプリン
グ23を介して両者を係合させるようにしてもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案に係わる転削工具におけ
るチップのクランプ機構によれば、次のような優れた効
果を奏する。
クランプ機構を構成するクランプ駒およびクランプボ
ルトを工具本体の内部に位置させることにより、工具本
体を削り取る部分を少なくして、工具本体の強度低下を
抑制することができる。
また、クランプ駒やクランプボルト等の設置スペース
の拡大を抑え、これによって、チップの複数配置や工具
本体の小径化を容易にするとともに、クランプ駒やクラ
ンプボルトの必要以上の小型化を抑えて、チップの保持
強度ならびにクランプ機構の強度を十分に確保しつつ、
チップの複数化や工具本体の小径化を可能にする。
【図面の簡単な説明】
図面中、第1図ないし第6図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図は平面図、第2図は正面図、第3図は第
1図のIII-III線に沿う矢視断面図、第4図は第1図のI
V-IV線に沿う矢視断面図、第5図はクランプ駒の背面
図、第6図はクランプ駒の側面図、第7図はチップとク
ランプ駒との係合構造の他の例を示す図、第8図はクラ
ンプボルトとクランプ駒との係合構造の他の例を示す縦
断面図、第9図ないし第12図は従来の転削工具の一構造
例を示すもので、第9図は平面図、第10図は正面図、第
11図は第9図のXI-XI線に沿う矢視断面図、第12図は第
9図のXII-XII線に沿う矢断面図である。 10……転削工具、11……工具本体、12……チップ、12a
……すくい面、13……クランプ機構、14……チップ収納
部、15……横孔、16……縦孔、18……クランプ駒、19…
…クランプボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工具本体に、その外周部に開口するチップ
    収納部を形成し、このチップ収納部の上部に、このチッ
    プ収納部に連続しかつ工具本体の内部へ向かう横孔を穿
    設するとともに、この横孔とほぼ直交しかつ前記工具本
    体の外周部に開口する縦孔を穿設し、前記横孔内に、前
    記チップ収納部に着座させられる板状のチップのすくい
    面に当接させられるクランプ駒を挿入し、前記縦孔に、
    前記クランプ駒を押圧して前記チップに圧接させるクラ
    ンプボルトを螺合してなり、前記クランプボルトは、そ
    の螺子部に最大外径とし、かつ、内部側の端部を前記ク
    ランプ駒に係合させてなることを特徴とする転削工具に
    おけるチップのクランプ機構。
JP1990033746U 1990-03-30 1990-03-30 転削工具におけるチップのクランプ機構 Expired - Lifetime JPH088015Y2 (ja)

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