JPH1081138A - 自動車のバックドアヒンジ取付部構造 - Google Patents

自動車のバックドアヒンジ取付部構造

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Publication number
JPH1081138A
JPH1081138A JP23899096A JP23899096A JPH1081138A JP H1081138 A JPH1081138 A JP H1081138A JP 23899096 A JP23899096 A JP 23899096A JP 23899096 A JP23899096 A JP 23899096A JP H1081138 A JPH1081138 A JP H1081138A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
back door
door hinge
fixing bolt
hinge fitting
upper flange
Prior art date
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Pending
Application number
JP23899096A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Ono
伸司 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH1081138A publication Critical patent/JPH1081138A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ルーフパネル3のバックドアヒンジ取付部6
のパッキン11を廃止したり、ルーフパネル3のバック
ドアヒンジ取付座面に塗布する水漏れ防止用シール剤の
量を減らしたり、固定ボルト5とバックドアヒンジ4と
の溶接方法を簡略化しても、前記取付部6からの水漏れ
の心配がない構造を提供する。 【解決手段】 ルーフパネル3に設けられたバックドア
ヒンジ取付孔6に上方フランジ8を備えたことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のバックド
アを開閉するのに用いられるバックドアヒンジの取付構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハッチバックタイプの車両やバンタイプ
の車両のようにバックドアが車両後部に装着された車両
においては、図8及び実公昭60−12739、実開昭
62−22118に示すように、バックドアヒンジを用
いてバックドアが車体に取付けられている。図8におい
て、バックドアヒンジは、回動部材4′がバックドアの
上端に、基部部材4″がルーフパネル3のバックドアヒ
ンジ取付部6にそれぞれボルト5を介して固定されてい
る。図8、図9に示すように、バックドアヒンジ取付部
6は、ルーフパネル3に設けたバックドアヒンジ取付孔
7と、該バックドアヒンジ取付孔7の下側にある図示し
ない溶接ナットにより構成されている。
【0003】ところが、前記構成による固定方法では、
図10に示すように、バックドアヒンジ取付部6より車
室内に水漏れする恐れがある。このため、図11に示す
ように、バックドアヒンジ取付部6の表面にシール剤1
0を塗布したり、バックドアヒンジ4とバックドアヒン
ジ取付部6の接合面にパッキン11を組み付ける必要が
ある。また、図13に示すように、一般に固定ボルト5
は三点のプロジェクション5′をもつものを用いるの
で、図14に示すように、バックドアヒンジ4と固定ボ
ルト5とがプロジェクション溶接により固着されると、
溶接点が三点のため、図15のように隙間より水漏れす
る恐れがある。これを防ぐには、図16に示したよう
に、全周プロジェクション5″をもつボルトを用い溶接
点をボルト頭部全周にしなければならない。ところで、
前述した方法をとれば水漏れの解決はできるが、バック
ドアヒンジ取付部6の表面全体にシール剤10を塗布す
るため、シール剤の使用量が多くコストアップになる。
また、パッキン11を用いると部品点数や組付け作業量
が増加する。また、溶接点を全周とすると、高い溶接電
圧が必要となりコストアップになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、ルーフパ
ネルのバックドアヒンジ取付部のパッキンを廃止した
り、ルーフパネルのバックドアヒンジ取付座面に塗布す
る水漏れ防止用シール剤の量を減らしたり、固定ボルト
とバックドアヒンジとの溶接方法を簡略化しても、前記
バックドアヒンジ取付部からの水漏れの心配がない構造
を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ルーフパネルに設けられたバックドアヒ
ンジ取付孔に上方フランジを設けたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を、図面に基づいて説明する。図1は、本発明を利用し
たバックドアを外した状態で見た車両後方斜視図、図2
は、図1のZ部(バックドアヒンジ取付部)を拡大した
詳細図、図3は、図2の III−III 線における断面図、
図4は、図3の断面にバックドアヒンジ4を取付けた断
面図である。
【0007】車両1のバックドア2は、まず、バックド
アヒンジ4の回動部材4′と図示しないボルト・ナット
結合され、次いで基部部材4″に取付けた固定ボルト5
が、ルーフパネル3に設けられたバックドアヒンジ取付
部6の取付孔7に挿入される。固定ボルト5(溶接点は
3点)はバックドアヒンジ取付部6に固定されたナット
(図示せず)により結合される。バックドアヒンジ取付
部6に設けられたバックドアヒンジ取付孔7は、図3で
示したように上方フランジ8を形成している。結合時、
この上方フランジ8は、バックドアヒンジ4に設けた固
定ボルト取付孔9に嵌挿される。図4で示したように、
前記上方フランジ8の外径とバックドアヒンジ4の固定
ボルト取付孔9の孔径を比較すると、該取付孔9の孔径
の方を大きくしてある。即ち、両径の間には一定の隙間
Tが形成されている。この隙間Tは、上方フランジ8を
挿入させるため、及びシール剤が入り込むのに充分な、
またシール剤の役目を果たすのに充分な空間である。
【0008】図5、図6で示したように、水漏れ防止用
シール剤10を塗布する場所はバックドアヒンジ4の固
定ボルト取付孔9と固定ボルト5の隙間部分だけで十分
である。このため、シール剤の使用量は非常に少なくて
済むことになる。図7は、図5、図6で示したバックド
アヒンジ4をルーフパネル3に固定した状態を示す断面
図であり、シール剤10と上方フランジ8によりバック
ドアヒンジ取付孔7から車室内に水が漏れることはない
ことがわかる。
【0009】
【発明の効果】ルーフパネル3のバックドアヒンジ取付
部6のパッキン11を廃止できるため、部品点数の削減
になり、組み付け作業量が減少できる。また、水漏れ防
止用シール剤10を塗布する場所はバックドアヒンジ4
の固定ボルト取付孔9と固定ボルト5の隙間部分だけで
済むため、水漏れ防止用シール剤10の使用量を大幅に
減らすことができ、該シール剤10がバックドアヒンジ
取付部6からはみでることもないので、商品性向上に寄
与できる。また、固定ボルト5とバックドアヒンジ4と
の溶接点を該固定ボルト5の頭部全周とする必要がない
ため、高い溶接電圧を使用せずに加工できるので、設備
費用が軽減できる。さらに、バックドアヒンジ取付孔7
の上方フランジ8が、バックドアヒンジ4が組み付けら
れたバックドア2を、ルーフパネル3に組み付けるとき
の位置決めとして利用できるので、作業性向上に寄与で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックドアを外した状態で見た車両後方斜視図
である。
【図2】図1のZ部(バックドアヒンジ取付部)を拡大
した詳細図である。
【図3】図2の III−III 線における断面図である。
【図4】図2においてバックドアヒンジを取付けた場合
の、図2のIII −III 線による断面図である。
【図5】バックドアヒンジにシール剤を充填した状態を
示す斜視図である。
【図6】図5のVI−VI線による断面図である。
【図7】バックドアヒンジにシール剤を充填し、これを
ルーフパネルに組み合わせた状態を示す図2の III−II
I 線による断面図である。
【図8】従来のバックドアヒンジ取付部の斜視図であ
る。
【図9】図8のIX−IX線における断面図である。
【図10】従来の水漏れ状態を表した図である。
【図11】従来のバックドアヒンジ取付部にシール剤を
塗布した状態を示す斜視図である。
【図12】従来のバックドアヒンジ取付部にパッキンを
組み付けた状態を示す断面図である。
【図13】溶接点が3点の場合の固定ボルトの斜視図で
ある。
【図14】バックドアヒンジと固定ボルトの溶接点を表
した斜視図である。
【図15】図8のXV−XV線における断面図で、溶接点の
隙間から水漏れ状態を表した図である。
【図16】溶接点が全周の場合の固定ボルトの斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 車両 2 バックドア 3 ルーフパネル 4 バックドアヒンジ 5 固定ボルト 6 バックドアヒンジ取付部 7 バックドアヒンジ取付孔 8 上方フランジ 9 固定ボルト取付孔 10 シール剤 11 パッキン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックドアヒンジをルーフパネルに着脱
    可能に固定するバックドアのヒンジ取付部構造におい
    て、ルーフパネルに設けられたバックドアヒンジ取付孔
    に上方フランジを設けたことを特徴とするバックドアヒ
    ンジ取付部構造。
  2. 【請求項2】 バックドアヒンジの固定ボルト取付孔の
    孔径は前記上方フランジの外径よりも大きいことを特徴
    とする請求項1記載のバックドアヒンジ取付部構造。
  3. 【請求項3】 上記固定ボルト取付孔と上記固定ボルト
    取付孔に固定された固定ボルトととの隙間をシール剤で
    充たしたことを特徴とする請求項2記載のバックドアヒ
    ンジ取付部構造。
JP23899096A 1996-09-10 1996-09-10 自動車のバックドアヒンジ取付部構造 Pending JPH1081138A (ja)

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