JPH1079577A - 配線基板の製造方法及び配線基板 - Google Patents
配線基板の製造方法及び配線基板Info
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- JPH1079577A JPH1079577A JP8253763A JP25376396A JPH1079577A JP H1079577 A JPH1079577 A JP H1079577A JP 8253763 A JP8253763 A JP 8253763A JP 25376396 A JP25376396 A JP 25376396A JP H1079577 A JPH1079577 A JP H1079577A
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 無電解メッキの施される配線相互に短絡を発
生させない黒色の配線基板及びその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 モリブデン又は/及びタングステンを
0.01重量部以下添加したアルミナからなる第1のグ
リーンシート61と、黒色化用金属を含ませたアルミナ
からなる第2のグリーンシート62とを積層成する。該
第1のグリーンシート61上には、ボンディングパッド
用メタライズインク67を形成しておく。この積層体7
0を還元雰囲気中で焼成した後、ボンディングパッド2
0へ無電解メッキによりメッキを施す。該第1のグリー
ンシート61を焼成してなるセラミック層51の上にモ
リブデン又は/及びタングステンが露出しないため、無
電解メッキによりメッキを施す際に、該セラミック層5
1上にメッキが析出しボンディングパッド20を短絡さ
せない。
生させない黒色の配線基板及びその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 モリブデン又は/及びタングステンを
0.01重量部以下添加したアルミナからなる第1のグ
リーンシート61と、黒色化用金属を含ませたアルミナ
からなる第2のグリーンシート62とを積層成する。該
第1のグリーンシート61上には、ボンディングパッド
用メタライズインク67を形成しておく。この積層体7
0を還元雰囲気中で焼成した後、ボンディングパッド2
0へ無電解メッキによりメッキを施す。該第1のグリー
ンシート61を焼成してなるセラミック層51の上にモ
リブデン又は/及びタングステンが露出しないため、無
電解メッキによりメッキを施す際に、該セラミック層5
1上にメッキが析出しボンディングパッド20を短絡さ
せない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集積回路チップ等
の電子部品を実装するセラミック製の配線基板の製造方
法及び配線基板に関し、特に、セラミック材料に黒色の
発色剤を混入して遮光性を持たせた多層式の配線基板の
製造方法及び配線基板に関するものである。
の電子部品を実装するセラミック製の配線基板の製造方
法及び配線基板に関し、特に、セラミック材料に黒色の
発色剤を混入して遮光性を持たせた多層式の配線基板の
製造方法及び配線基板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の乳白色のセラミック製の集積回路
用配線基板に代わって、現在黒色(暗色、黒褐色等の着
色を含む、以下単に黒色ということもある)の集積回路
用配線基板が多く用いられている。集積回路用配線基板
を黒色に形成するのは、先ず、集積回路の中には、EP
ROMのように光に反応するタイプがあるので遮光する
ためであり、また、ワイヤボンディングが行い易くなる
からである。即ち、集積回路の入出力端子と配線基板の
ボンディングパッドとをワイヤボンディングする際に、
配線基板の位置合わせ用ターゲットマークをセンサで自
動検知して位置合わせを行う。このとき、金メッキによ
り金色に光るターゲットマークは、配線基板が黒色であ
る方が、コントラストがより鮮明となって、センサで自
動検知し易くなる。更に、集積回路用配線基板を黒色に
形成した方が、汚れが付着しても目立たないという利点
もある。この黒化のための発色剤については、酸化クロ
ム(Cr2 O3 )やモリブデン(Mo)、タングステン
(W)等が用いられ、本出願人の出願に係る特公昭61
−12868号に詳細に述べられている。また、酸化チ
タン(TiO2 )が用いられることもある。
用配線基板に代わって、現在黒色(暗色、黒褐色等の着
色を含む、以下単に黒色ということもある)の集積回路
用配線基板が多く用いられている。集積回路用配線基板
を黒色に形成するのは、先ず、集積回路の中には、EP
ROMのように光に反応するタイプがあるので遮光する
ためであり、また、ワイヤボンディングが行い易くなる
からである。即ち、集積回路の入出力端子と配線基板の
ボンディングパッドとをワイヤボンディングする際に、
配線基板の位置合わせ用ターゲットマークをセンサで自
動検知して位置合わせを行う。このとき、金メッキによ
り金色に光るターゲットマークは、配線基板が黒色であ
る方が、コントラストがより鮮明となって、センサで自
動検知し易くなる。更に、集積回路用配線基板を黒色に
形成した方が、汚れが付着しても目立たないという利点
もある。この黒化のための発色剤については、酸化クロ
ム(Cr2 O3 )やモリブデン(Mo)、タングステン
(W)等が用いられ、本出願人の出願に係る特公昭61
−12868号に詳細に述べられている。また、酸化チ
タン(TiO2 )が用いられることもある。
【0003】集積回路用配線基板の1例について、図5
(A)を参照して説明する。図中には2個のチップが載
置されるマルチチップモジュール110の平面視を示し
ている。それぞれチップを収容するキャビティ132、
134の回りには、段部136、138が形成され、該
段部136、138の上面には、チップの入出力端子と
接続されるボンディングパッド120、122、124
が列をなすように形成されている。ここで、ボンディン
グパッド122とボンディングパッド124とは、図示
しない内部配線で各々接続されており、該キャビティ1
32に収容されるチップと、キャビティ134に収容さ
れるチップと接続するバスラインを形成する。ボンディ
ングパッド120、122、124には、金あるいはア
ルミワイヤでのボンディングを容易にするため、表面に
金メッキが施されている。ここで、バスラインを形成す
るボンディングパッド122、124には、外部から電
解メッキのための電流を流すことができないため、ボン
ディングパッド120、122、124やその他の部分
へのメッキは、無電解メッキにより行われる。ボンディ
ングパッド122、124を形成する配線は他と接続し
ない独立配線となっているからである。
(A)を参照して説明する。図中には2個のチップが載
置されるマルチチップモジュール110の平面視を示し
ている。それぞれチップを収容するキャビティ132、
134の回りには、段部136、138が形成され、該
段部136、138の上面には、チップの入出力端子と
接続されるボンディングパッド120、122、124
が列をなすように形成されている。ここで、ボンディン
グパッド122とボンディングパッド124とは、図示
しない内部配線で各々接続されており、該キャビティ1
32に収容されるチップと、キャビティ134に収容さ
れるチップと接続するバスラインを形成する。ボンディ
ングパッド120、122、124には、金あるいはア
ルミワイヤでのボンディングを容易にするため、表面に
金メッキが施されている。ここで、バスラインを形成す
るボンディングパッド122、124には、外部から電
解メッキのための電流を流すことができないため、ボン
ディングパッド120、122、124やその他の部分
へのメッキは、無電解メッキにより行われる。ボンディ
ングパッド122、124を形成する配線は他と接続し
ない独立配線となっているからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5(A)に示すサー
クルC部を拡大して図5(B)に示す。現在、集積回路
チップの高集積化が進み、配線基板の配線をファインピ
ッチで行うことが求められている。このため、ボンディ
ングパッド120等は幅100μm程度に、また、ボン
ディングパッド間の間隔は30μm程度まで狭められて
いる。ここで、上述したようにボンディングパッド12
0等に無電解メッキを施す際に、ボンディングパッド1
20等の載置された段部136、138の上面にもメッ
キ150が析出し、例えばボンディングパッド120
a、ボンディングパッド120bを短絡させる事態を発
生している。
クルC部を拡大して図5(B)に示す。現在、集積回路
チップの高集積化が進み、配線基板の配線をファインピ
ッチで行うことが求められている。このため、ボンディ
ングパッド120等は幅100μm程度に、また、ボン
ディングパッド間の間隔は30μm程度まで狭められて
いる。ここで、上述したようにボンディングパッド12
0等に無電解メッキを施す際に、ボンディングパッド1
20等の載置された段部136、138の上面にもメッ
キ150が析出し、例えばボンディングパッド120
a、ボンディングパッド120bを短絡させる事態を発
生している。
【0005】この原因を検討した結果、上述した配線基
板を黒色にするため発色剤として添加しているモリブデ
ンやタングステンに原因があることが分かった。即ち、
ボンディングパッド等を形成する配線を構成するタング
ステン等のメタライズインクを酸化させないため、配線
基板を還元雰囲気中で焼成して形成するが、この還元雰
囲気によって、配線基板表面の発色用モリブデンやタン
グステンが、金属に還元され、あるいは酸化されないで
金属のまま存在する。そして、無電解メッキ工程におい
てこの配線基板表面のモリブデン等を核としてメッキが
析出すると考えられた。
板を黒色にするため発色剤として添加しているモリブデ
ンやタングステンに原因があることが分かった。即ち、
ボンディングパッド等を形成する配線を構成するタング
ステン等のメタライズインクを酸化させないため、配線
基板を還元雰囲気中で焼成して形成するが、この還元雰
囲気によって、配線基板表面の発色用モリブデンやタン
グステンが、金属に還元され、あるいは酸化されないで
金属のまま存在する。そして、無電解メッキ工程におい
てこの配線基板表面のモリブデン等を核としてメッキが
析出すると考えられた。
【0006】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、無電解
メッキの施される配線相互に短絡を発生させない黒色の
配線基板及びその製造方法を提供することにある。
なされたものであり、その目的とするところは、無電解
メッキの施される配線相互に短絡を発生させない黒色の
配線基板及びその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の配線基板の製造方法は、Mo及びWを含
まず、あるいはMo又は/及びWを焼成後のセラミック
成分に対して0.1wt%以下を含みアルミナを主成分
とする第1のグリーンシートを形成する工程と、Mo又
は/及びWを含み、アルミナを主成分とし、焼成により
黒色化する第2のグリーンシートを複数形成する工程
と、少なくとも1つの前記第1のグリーンシート上に配
線を形成する工程と、前記第1及び第2のグリーンシー
トを積層する工程であって、該第1のグリーンシート上
に形成された配線の一部が外部に露出するように積層す
る工程と、前記工程により形成した積層体を還元雰囲気
中で焼成して配線基板とする工程と、前記配線基板の前
記配線の露出部へ無電解メッキによりメッキを施す工程
と、から成ることを技術的特徴とする。
め、請求項1の配線基板の製造方法は、Mo及びWを含
まず、あるいはMo又は/及びWを焼成後のセラミック
成分に対して0.1wt%以下を含みアルミナを主成分
とする第1のグリーンシートを形成する工程と、Mo又
は/及びWを含み、アルミナを主成分とし、焼成により
黒色化する第2のグリーンシートを複数形成する工程
と、少なくとも1つの前記第1のグリーンシート上に配
線を形成する工程と、前記第1及び第2のグリーンシー
トを積層する工程であって、該第1のグリーンシート上
に形成された配線の一部が外部に露出するように積層す
る工程と、前記工程により形成した積層体を還元雰囲気
中で焼成して配線基板とする工程と、前記配線基板の前
記配線の露出部へ無電解メッキによりメッキを施す工程
と、から成ることを技術的特徴とする。
【0008】上記の目的を達成するため、請求項2の配
線基板の製造方法は、前記第1のグリーンシートに形成
され外部に露出する前記配線の露出部が、列設されたボ
ンディングパッドであることを技術的特徴とする。
線基板の製造方法は、前記第1のグリーンシートに形成
され外部に露出する前記配線の露出部が、列設されたボ
ンディングパッドであることを技術的特徴とする。
【0009】上記の目的を達成するため、請求項3の配
線基板の製造方法は、アルミナを主成分とする複数のセ
ラミック層を積層してなり、該セラミック層上に形成さ
れ、Mo又はWを主成分とし、外部に露出し、露出面に
無電解メッキによるメッキ層を形成するための露出配線
層を少なくとも1つ備える配線基板であって、上部に該
露出配線層を有する前記セラミック層のうち少なくとも
1つの特定セラミック層に含まれるMo又は/及びWの
含有量が0.1wt%以下であり、黒色化された他のセ
ラミック層に含まれるMo又は/及びWの含有量に比し
て少なくされていることを技術的特徴とする。
線基板の製造方法は、アルミナを主成分とする複数のセ
ラミック層を積層してなり、該セラミック層上に形成さ
れ、Mo又はWを主成分とし、外部に露出し、露出面に
無電解メッキによるメッキ層を形成するための露出配線
層を少なくとも1つ備える配線基板であって、上部に該
露出配線層を有する前記セラミック層のうち少なくとも
1つの特定セラミック層に含まれるMo又は/及びWの
含有量が0.1wt%以下であり、黒色化された他のセ
ラミック層に含まれるMo又は/及びWの含有量に比し
て少なくされていることを技術的特徴とする。
【0010】上記の目的を達成するため、請求項4の配
線基板の製造方法は、前記特定セラミック層上に形成さ
れた前記露出配線層が、列設されたボンディングパッド
であることを技術的特徴とする。
線基板の製造方法は、前記特定セラミック層上に形成さ
れた前記露出配線層が、列設されたボンディングパッド
であることを技術的特徴とする。
【0011】上記の目的を達成するため、請求項5の配
線基板の製造方法は、前記特定セラミック層は、酸化ク
ロム、酸化チタンのうち少なくとも1種を含み、黒色化
されていることを技術的特徴とする。
線基板の製造方法は、前記特定セラミック層は、酸化ク
ロム、酸化チタンのうち少なくとも1種を含み、黒色化
されていることを技術的特徴とする。
【0012】上記の目的を達成するため、請求項6の配
線基板の製造方法は、アルミナを主成分とする複数のセ
ラミック層を積層してなり、該セラミック層上に形成さ
れ,Mo又は/及びWを主成分とし、表面に露出し、露
出面に無電解メッキによるメッキ層を形成するための露
出配線層を少なくとも1つ備える配線基板であって、上
部に該露出配線層を有する前記セラミック層のうち少な
くとも1つの特定セラミック層のうち、該露出配線層と
の界面をなす上面側に形成された上面層に含まれるMo
又は/及びWの含有量が0.1wt%以下であり、該特
定セラミック層のうち該上面層以外の黒色化された部分
に含まれるMo又は/及びWの含有量に比して少なくさ
れていることを技術的特徴とする。
線基板の製造方法は、アルミナを主成分とする複数のセ
ラミック層を積層してなり、該セラミック層上に形成さ
れ,Mo又は/及びWを主成分とし、表面に露出し、露
出面に無電解メッキによるメッキ層を形成するための露
出配線層を少なくとも1つ備える配線基板であって、上
部に該露出配線層を有する前記セラミック層のうち少な
くとも1つの特定セラミック層のうち、該露出配線層と
の界面をなす上面側に形成された上面層に含まれるMo
又は/及びWの含有量が0.1wt%以下であり、該特
定セラミック層のうち該上面層以外の黒色化された部分
に含まれるMo又は/及びWの含有量に比して少なくさ
れていることを技術的特徴とする。
【0013】
【作用及び効果】請求項1の構成では、外部に露出する
配線をMoやWの含まれていないか、少量しか含んでい
ない第1のグリーンシート上に形成してあるため、該グ
リーンシートを積層した積層体を還元雰囲気中で焼成し
て配線基板とした際に、該第1のグリーンシートを焼成
してなるセラミック層の表面にMoやWが露出しない
か、あるいは露出量がごく少ない。このため、配線基板
の配線の露出部へ無電解メッキによりメッキを施す際
に、第1のグリーンシートを焼成してなるセラミック層
上にメッキが析出しないので、配線相互が短絡しなくな
る。
配線をMoやWの含まれていないか、少量しか含んでい
ない第1のグリーンシート上に形成してあるため、該グ
リーンシートを積層した積層体を還元雰囲気中で焼成し
て配線基板とした際に、該第1のグリーンシートを焼成
してなるセラミック層の表面にMoやWが露出しない
か、あるいは露出量がごく少ない。このため、配線基板
の配線の露出部へ無電解メッキによりメッキを施す際
に、第1のグリーンシートを焼成してなるセラミック層
上にメッキが析出しないので、配線相互が短絡しなくな
る。
【0014】また、第2のグリーンシートは、焼成によ
り黒色化するようにしてあるため、配線基板を黒色にす
ることができる。
り黒色化するようにしてあるため、配線基板を黒色にす
ることができる。
【0015】更に、第2グリーンシートに、モリブデン
又は/及びタングステンを含ませてあるため、配線基板
を十分に黒色化する事ができ、高い電気絶縁性を保ちつ
つ低い誘電体損失と高い強度及び熱伝導率を有するセラ
ミック層を得ることができる。
又は/及びタングステンを含ませてあるため、配線基板
を十分に黒色化する事ができ、高い電気絶縁性を保ちつ
つ低い誘電体損失と高い強度及び熱伝導率を有するセラ
ミック層を得ることができる。
【0016】請求項2の構成では、第1のグリーンシー
トに形成され外部に露出する配線の露出部が列設された
ボンディングパッドであるので、パッド間のセラミック
層上にメッキが析出せず、パッド相互間を短絡させるこ
とがない。
トに形成され外部に露出する配線の露出部が列設された
ボンディングパッドであるので、パッド間のセラミック
層上にメッキが析出せず、パッド相互間を短絡させるこ
とがない。
【0017】請求項3の構成では、特定セラミック層に
含まれるMo又は/及びWの含有量が、0.1wt%以
下であり、黒色化された他のセラミック層に含まれるそ
れの含有量よりも少なくされているので、特定セラミッ
ク層上に形成された露出配線層については、無電解メッ
キを施しても、特定セラミック層の表面にメッキが析出
しない、あるいは析出しがたいため、配線相互間で短絡
を生じることがない。また、黒色化された他のセラミッ
ク層はMo又は/及びWを比較的多く含んでいるので、
Mo等のために黒色化の程度が高く、配線基板は全体と
して黒色化されたものとすることができる。また、絶縁
抵抗を高く保ちつつ、低い誘電損失と高い強度や熱伝導
率を有するセラミック層とすることができる。
含まれるMo又は/及びWの含有量が、0.1wt%以
下であり、黒色化された他のセラミック層に含まれるそ
れの含有量よりも少なくされているので、特定セラミッ
ク層上に形成された露出配線層については、無電解メッ
キを施しても、特定セラミック層の表面にメッキが析出
しない、あるいは析出しがたいため、配線相互間で短絡
を生じることがない。また、黒色化された他のセラミッ
ク層はMo又は/及びWを比較的多く含んでいるので、
Mo等のために黒色化の程度が高く、配線基板は全体と
して黒色化されたものとすることができる。また、絶縁
抵抗を高く保ちつつ、低い誘電損失と高い強度や熱伝導
率を有するセラミック層とすることができる。
【0018】請求項4の構成では、特定セラミック層上
に形成された露出配線層が列設されたボンディングパッ
ドであるので、パッド間の特定セラミック層上にメッキ
が析出せず、パッド相互間を短絡させることがない。
に形成された露出配線層が列設されたボンディングパッ
ドであるので、パッド間の特定セラミック層上にメッキ
が析出せず、パッド相互間を短絡させることがない。
【0019】請求項5の構成では、特定セラミック層
は、酸化クロム、酸化チタンを含むことにより黒色化さ
れている。従って、表面にメッキが析出することがな
く、かつ、その上に形成される露出配線層に施される金
メッキなどとの色調差が大きくなって判別が容易にな
り、またセンサ等による自動検査が容易に行える。
は、酸化クロム、酸化チタンを含むことにより黒色化さ
れている。従って、表面にメッキが析出することがな
く、かつ、その上に形成される露出配線層に施される金
メッキなどとの色調差が大きくなって判別が容易にな
り、またセンサ等による自動検査が容易に行える。
【0020】請求項6の構成では、特定セラミック層の
うち上層面に含まれるMo又は/及びWの含有量が、
0.1wt%以下であり、上層面以外の部分に含まれる
それの含有量よりも少なくされているので、露出配線層
に無電解メッキを施しても、特定セラミック層(上層
面)の表面にメッキが析出しない、あるいは析出しがた
いので、配線相互間で短絡を生じることがない。また、
上層面以外の黒色化された部分に含まれるMo又は/及
びWの含有量は比較的多いので、Mo等のために黒色化
の程度が高く、配線基板は全体として黒色化されたもの
とすることができる。また、絶縁抵抗を高く保ちつつ、
低い誘電損失と高い強度や熱伝導率を有するセラミック
層とすることができる。
うち上層面に含まれるMo又は/及びWの含有量が、
0.1wt%以下であり、上層面以外の部分に含まれる
それの含有量よりも少なくされているので、露出配線層
に無電解メッキを施しても、特定セラミック層(上層
面)の表面にメッキが析出しない、あるいは析出しがた
いので、配線相互間で短絡を生じることがない。また、
上層面以外の黒色化された部分に含まれるMo又は/及
びWの含有量は比較的多いので、Mo等のために黒色化
の程度が高く、配線基板は全体として黒色化されたもの
とすることができる。また、絶縁抵抗を高く保ちつつ、
低い誘電損失と高い強度や熱伝導率を有するセラミック
層とすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施態
様について図を参照して説明する。図1(A)は、本発
明の第1実施態様に係る配線基板の平面図を示し、図1
(B)は、該配線基板のB−B断面を示している。該配
線基板10は、複数のICチップを搭載するマルチチッ
プモジュールタイプであって、ICチップを収容するた
めの2つのキャビティ32、34が形成され、このキャ
ビティ32、34の周囲には段部36、38が形成さ
れ、該段部36、38の上面には、ICチップとの接続
を取るためのボンディングパッド20、22、24が配
設されている。図1(B)に示すボンディングパッド2
0は、配線基板の下面に設けられたマサーボードへの接
続用のバンプ40と、該配線基板内の内部配線42を介
して接続されている。他方、ボンディングパッド24と
ボンディングパッド26とは、キャビティ32に収容さ
れるICチップとキャビティ34に収容されるICチッ
プとを接続するためのバスラインであって、外部との接
続は取られていない。
様について図を参照して説明する。図1(A)は、本発
明の第1実施態様に係る配線基板の平面図を示し、図1
(B)は、該配線基板のB−B断面を示している。該配
線基板10は、複数のICチップを搭載するマルチチッ
プモジュールタイプであって、ICチップを収容するた
めの2つのキャビティ32、34が形成され、このキャ
ビティ32、34の周囲には段部36、38が形成さ
れ、該段部36、38の上面には、ICチップとの接続
を取るためのボンディングパッド20、22、24が配
設されている。図1(B)に示すボンディングパッド2
0は、配線基板の下面に設けられたマサーボードへの接
続用のバンプ40と、該配線基板内の内部配線42を介
して接続されている。他方、ボンディングパッド24と
ボンディングパッド26とは、キャビティ32に収容さ
れるICチップとキャビティ34に収容されるICチッ
プとを接続するためのバスラインであって、外部との接
続は取られていない。
【0022】この配線基板は、黒色化するためのMoや
W、及びCr2 O3 を添加した第2のアルミナグリーン
シートを焼成して成る第2のセラミック層52と、これ
らの発色剤を添加しない第1のアルミナグリーンシート
を焼成して成る第1のセラミック層(特定セラミック
層)51とから構成されており、該第1のセラミック層
51は、ボンディングパッド22、24、26の下層に
配設され、それ以外には第2のセラミック層52が配設
されている。
W、及びCr2 O3 を添加した第2のアルミナグリーン
シートを焼成して成る第2のセラミック層52と、これ
らの発色剤を添加しない第1のアルミナグリーンシート
を焼成して成る第1のセラミック層(特定セラミック
層)51とから構成されており、該第1のセラミック層
51は、ボンディングパッド22、24、26の下層に
配設され、それ以外には第2のセラミック層52が配設
されている。
【0023】ここで、この配線基板の製造方法につい
て、図2及び図3を参照して説明する。まず、図2に示
す工程(A)にて、配線基板を黒色化させるための発色
剤を添加した第2のグリーンシート62を形成する。こ
こでは、アルミナ含有率99.8%、平均粒径1μmの
α−Al2 O3 粉末94%及び残部SiO2 :MgO:
CaO比6:1:1のガラスフリットからなるアルミナ
磁器配合物100重量部に対して、平均粒径1μmのC
r2 O3 、該Cr2 O3 と等量以下の金属モリブデン及
び/又はWを、特公昭61−12868号に詳細に述べ
られているように合計0.5〜8.0重量部添加した原
材料に、ブチラール樹脂をトリクロールエチレンと共に
加えてスラリーとした。これからドクターブレード法に
よって厚さ0.25mmのシートとし、これより所定寸法
の長方形に切断して、第2のグリーンシート62を形成
する。
て、図2及び図3を参照して説明する。まず、図2に示
す工程(A)にて、配線基板を黒色化させるための発色
剤を添加した第2のグリーンシート62を形成する。こ
こでは、アルミナ含有率99.8%、平均粒径1μmの
α−Al2 O3 粉末94%及び残部SiO2 :MgO:
CaO比6:1:1のガラスフリットからなるアルミナ
磁器配合物100重量部に対して、平均粒径1μmのC
r2 O3 、該Cr2 O3 と等量以下の金属モリブデン及
び/又はWを、特公昭61−12868号に詳細に述べ
られているように合計0.5〜8.0重量部添加した原
材料に、ブチラール樹脂をトリクロールエチレンと共に
加えてスラリーとした。これからドクターブレード法に
よって厚さ0.25mmのシートとし、これより所定寸法
の長方形に切断して、第2のグリーンシート62を形成
する。
【0024】ここで、図1(B)に示すキャビティの下
側、即ち、開口部の形成されない部位に配設される第2
のグリーンシート62について、工程(B)に示すよう
に所定位置にスルーホール64を穿設し、タングステン
粉末をスラリー状にして成るメタライズインクを該スル
ーホール64へ充填すると共に、第2のグリーンシート
62上に所定配線パターン66をスクリーン印刷により
塗布する。
側、即ち、開口部の形成されない部位に配設される第2
のグリーンシート62について、工程(B)に示すよう
に所定位置にスルーホール64を穿設し、タングステン
粉末をスラリー状にして成るメタライズインクを該スル
ーホール64へ充填すると共に、第2のグリーンシート
62上に所定配線パターン66をスクリーン印刷により
塗布する。
【0025】他方、図1(B)に示すキャビティの形成
される位置に配設される第2のグリーンシート62につ
いて、工程(C)に示すように所定位置に開口部68及
びスルーホール64を穿設した後、工程(D)に示すよ
うに、メタライズインクを該スルーホール64へ充填す
ると共に、第2のグリーンシート62上に所定配線パタ
ーン66をスクリーン印刷により塗布する。
される位置に配設される第2のグリーンシート62につ
いて、工程(C)に示すように所定位置に開口部68及
びスルーホール64を穿設した後、工程(D)に示すよ
うに、メタライズインクを該スルーホール64へ充填す
ると共に、第2のグリーンシート62上に所定配線パタ
ーン66をスクリーン印刷により塗布する。
【0026】ここで、図1(B)を参照して上述したボ
ンディングパッド22、24、26の下層に配設される
第1のセラミック層51となるMoやW、Cr2 O3 を
添加しない第1のグリーンシート61を形成する(図2
に示す工程(E))。ここでは、アルミナ含有率99.
8%、平均粒径1μmのα−Al2 O3 粉末94%及び
残部SiO2 :MgO:CaO比6:1:1のガラスフ
リットからなるアルミナ磁器配合物から成る原材料に、
ブチラール樹脂をトリクロールエチレンと共に加えてス
ラリーとした。これからドクターブレード法によって厚
さ0.25mmのシートとし、これより所定寸法の長方形
に切断して、第1のグリーンシート61を形成する。
ンディングパッド22、24、26の下層に配設される
第1のセラミック層51となるMoやW、Cr2 O3 を
添加しない第1のグリーンシート61を形成する(図2
に示す工程(E))。ここでは、アルミナ含有率99.
8%、平均粒径1μmのα−Al2 O3 粉末94%及び
残部SiO2 :MgO:CaO比6:1:1のガラスフ
リットからなるアルミナ磁器配合物から成る原材料に、
ブチラール樹脂をトリクロールエチレンと共に加えてス
ラリーとした。これからドクターブレード法によって厚
さ0.25mmのシートとし、これより所定寸法の長方形
に切断して、第1のグリーンシート61を形成する。
【0027】そして、工程(F)に示すように所定位置
に開口部68及びスルーホール64を穿設した後、工程
(G)に示すように、メタライズインクを該スルーホー
ル64へ充填すると共に、第1のグリーンシート61上
にボンディングパッド20、22、24(図1(B)参
照)となる配線パターン67をスクリーン印刷により塗
布する。
に開口部68及びスルーホール64を穿設した後、工程
(G)に示すように、メタライズインクを該スルーホー
ル64へ充填すると共に、第1のグリーンシート61上
にボンディングパッド20、22、24(図1(B)参
照)となる配線パターン67をスクリーン印刷により塗
布する。
【0028】その後、図3に示す工程(H)のように、
第1のグリーンシート61及び第2のグリーンシート6
2を積層してグリーンシートの積層体70を構成する。
ここでは、第1のグリーンシート61に形成された配線
パターン67、即ち、焼成後にボンディングパッド2
0、22、24(図1(B)参照)となる配線パターン
67の一部を外部に露出させるように積層する。なお、
最下層の下面にはバンプ40となるバンプパターン50
も形成されている。
第1のグリーンシート61及び第2のグリーンシート6
2を積層してグリーンシートの積層体70を構成する。
ここでは、第1のグリーンシート61に形成された配線
パターン67、即ち、焼成後にボンディングパッド2
0、22、24(図1(B)参照)となる配線パターン
67の一部を外部に露出させるように積層する。なお、
最下層の下面にはバンプ40となるバンプパターン50
も形成されている。
【0029】その後、上記積層体70を、工程(I)に
おいて同時焼成して配線基板10を形成する。ここで
は、還元雰囲気として水素中において1450〜165
0°C、好ましくは約1500〜1600°Cで焼成
し、第1のグリーンシート61を第1のセラミック層5
1へ、また、第2のグリーンシート62を第2のセラミ
ック層52へと焼結させる。この焼成の際に、積層体7
0は2割程度収縮して焼結する。ここで、第2のセラミ
ック層52は、上記MoやW、及びCr2 O3 によって
黒色化する。他方、第1のセラミック51は、Moや
W、及びCr2 O3 が含まれていないため、本来乳白色
になるのであるが、紅みかかった色に成る。これは、上
記焼成の際に、隣接している第2グリーンシート62中
のCrが拡散・進入するためと考えられる。
おいて同時焼成して配線基板10を形成する。ここで
は、還元雰囲気として水素中において1450〜165
0°C、好ましくは約1500〜1600°Cで焼成
し、第1のグリーンシート61を第1のセラミック層5
1へ、また、第2のグリーンシート62を第2のセラミ
ック層52へと焼結させる。この焼成の際に、積層体7
0は2割程度収縮して焼結する。ここで、第2のセラミ
ック層52は、上記MoやW、及びCr2 O3 によって
黒色化する。他方、第1のセラミック51は、Moや
W、及びCr2 O3 が含まれていないため、本来乳白色
になるのであるが、紅みかかった色に成る。これは、上
記焼成の際に、隣接している第2グリーンシート62中
のCrが拡散・進入するためと考えられる。
【0030】引き続き、焼成後の配線基板10の下面に
マザーボードとの接続用のバンプ40(図1(B)参
照)を取り付けた後、無電解メッキによって、上記第1
のセラミック層51上のボンディングパッド20、2
2、24にメッキ層を形成し、ボンディングパッドの酸
化を防ぐと共に、ICチップへのワイヤーボンディング
を行い易いようにする。
マザーボードとの接続用のバンプ40(図1(B)参
照)を取り付けた後、無電解メッキによって、上記第1
のセラミック層51上のボンディングパッド20、2
2、24にメッキ層を形成し、ボンディングパッドの酸
化を防ぐと共に、ICチップへのワイヤーボンディング
を行い易いようにする。
【0031】まず、第1メッキ層として、硫酸ニッケル
とDMABジメチルアミンボランを還元剤として含む無
電解メッキ液(奥野製薬(株)製のトップケミアロイB
−1(商品名))を用いてNi−Bメッキを厚さ1.5
μm被着、形成した。次いで、第2メッキ層として、硫
酸ニッケルと次亜りん酸ナトリウムを還元剤として含む
無電解メッキ液(上村工業(株)製のニムデン78S
(商品名))を用いて、Ni−Pメッキを厚さ2.5μ
m被着形成した。最後に、水酸化ホウ素ナトリウムを還
元剤として含む無電解メッキ液(奥野製薬(株)製のO
PCムデンゴールド25)を用いて、厚さ2.0μmの
Auメッキ層を被着形成した。
とDMABジメチルアミンボランを還元剤として含む無
電解メッキ液(奥野製薬(株)製のトップケミアロイB
−1(商品名))を用いてNi−Bメッキを厚さ1.5
μm被着、形成した。次いで、第2メッキ層として、硫
酸ニッケルと次亜りん酸ナトリウムを還元剤として含む
無電解メッキ液(上村工業(株)製のニムデン78S
(商品名))を用いて、Ni−Pメッキを厚さ2.5μ
m被着形成した。最後に、水酸化ホウ素ナトリウムを還
元剤として含む無電解メッキ液(奥野製薬(株)製のO
PCムデンゴールド25)を用いて、厚さ2.0μmの
Auメッキ層を被着形成した。
【0032】図4に、図3の工程(I)に於ける配線基
板10のボンディングパッド20のF矢視の拡大図を示
す。このボンディングパッド20は、幅100μmに形
成され、ボンディングパッド20間には30μmの絶縁
間隔が設けられている。この無電解メッキの際に、第1
実施態様では、図5(B)を参照して上述した従来技術
の配線基板と異なり、ボンディングパッド20の下層の
第1セラミック層51(段部36)上に、メッキを析出
することが無いため、ボンディングパッド相互を短絡さ
せることがない。
板10のボンディングパッド20のF矢視の拡大図を示
す。このボンディングパッド20は、幅100μmに形
成され、ボンディングパッド20間には30μmの絶縁
間隔が設けられている。この無電解メッキの際に、第1
実施態様では、図5(B)を参照して上述した従来技術
の配線基板と異なり、ボンディングパッド20の下層の
第1セラミック層51(段部36)上に、メッキを析出
することが無いため、ボンディングパッド相互を短絡さ
せることがない。
【0033】ここで、Cr2 O3 、TiO2 については
酸素との結合力が高く、還元雰囲気中でも還元されず焼
成時にも酸化物の状態を保つため、メッキを析出させる
ことがない。他方、W、Moについては酸素との結合力
が弱く、還元雰囲気中で還元され金属となりメッキを析
出させると推測される。
酸素との結合力が高く、還元雰囲気中でも還元されず焼
成時にも酸化物の状態を保つため、メッキを析出させる
ことがない。他方、W、Moについては酸素との結合力
が弱く、還元雰囲気中で還元され金属となりメッキを析
出させると推測される。
【0034】このため、第1セラミック層51の表面の
W、Mo分がどの程度であれば、ボンディングパッドを
短絡させないかについて実験を行った。ここでは、10
倍の拡大鏡で観察して余剰メッキの認められたものを不
良品とした。この不良品を従来技術の配線基板と同様に
30%以上の確率で発生させる配線基板について、第1
セラミック層51の断面におけるW、Moの含有率を測
定したところ、0.3wt%であった。他方、不良品を
ほとんど発生させない(50個試験を行い1つも不良が
発生しない)本実施態様の配線基板の第1セラミック層
51の断面のW、Moを測定したところ、0.1wt%
以下であった。即ち、第1セラミック層51のW、Mo
値を、0.1wt%以下となるように、第2グリーンシ
ートのW、Mo添加値を調整することで、無電解メッキ
の施される配線パターン相互に短絡を発生させることな
く、黒色の集積回路用配線基板を製造できることが判明
した。
W、Mo分がどの程度であれば、ボンディングパッドを
短絡させないかについて実験を行った。ここでは、10
倍の拡大鏡で観察して余剰メッキの認められたものを不
良品とした。この不良品を従来技術の配線基板と同様に
30%以上の確率で発生させる配線基板について、第1
セラミック層51の断面におけるW、Moの含有率を測
定したところ、0.3wt%であった。他方、不良品を
ほとんど発生させない(50個試験を行い1つも不良が
発生しない)本実施態様の配線基板の第1セラミック層
51の断面のW、Moを測定したところ、0.1wt%
以下であった。即ち、第1セラミック層51のW、Mo
値を、0.1wt%以下となるように、第2グリーンシ
ートのW、Mo添加値を調整することで、無電解メッキ
の施される配線パターン相互に短絡を発生させることな
く、黒色の集積回路用配線基板を製造できることが判明
した。
【0035】引き続き、本発明の第2実施態様について
説明する。なお、この第2実施態様の説明において、第
1実施態様の配線基板の製造方法と、発色剤の成分を除
き、ほぼ同一であるため、第1実施態様の説明において
参照した図及び参照番号をそのまま参照して説明を行う
と共に、第1実施態様と同様な構成については詳細な説
明を省略する。
説明する。なお、この第2実施態様の説明において、第
1実施態様の配線基板の製造方法と、発色剤の成分を除
き、ほぼ同一であるため、第1実施態様の説明において
参照した図及び参照番号をそのまま参照して説明を行う
と共に、第1実施態様と同様な構成については詳細な説
明を省略する。
【0036】上述した第1実施態様においては、第1の
グリーンシート61には、発色剤成分を含ませなかった
が、第2実施態様においては、第1のグリーンシート6
1側にも発色剤成分を含ませてある。ここでは、例A〜
例Fの成分調整を行った第1グリーンシート61を用意
して試験を行った。 例A.第1グリーンシート61を構成するアルミナに酸
化クロム(Cr2 O3)を0.5〜8重量部添加した。 例B.モリブデン又は/及びタングステンを0.1重量
部以下添加し、該モリブデン又はタングステンとの合計
で、酸化クロムを0.5〜8重量部添加した。 例C.第1グリーンシート61を構成するアルミナに酸
化チタンを0.5〜2重量部添加した。 例D.モリブデン又は/及びタングステンを0.1重量
部以下添加し、該モリブデン又はタングステンとの合計
で、酸化チタンを0.5〜2重量部添加した。 例E.第1グリーンシート61を構成するアルミナに酸
化チタンを0.5〜2重量部及び酸化クロムを合計で1
〜8重量部添加した。 例F.モリブデン又は/及びタングステンを0.1重量
部以下添加し、酸化チタンを0.5〜2重量部、及び、
該モリブデン、タングステン、酸化チタンとの合計で酸
化クロムを1〜8重量部添加した。
グリーンシート61には、発色剤成分を含ませなかった
が、第2実施態様においては、第1のグリーンシート6
1側にも発色剤成分を含ませてある。ここでは、例A〜
例Fの成分調整を行った第1グリーンシート61を用意
して試験を行った。 例A.第1グリーンシート61を構成するアルミナに酸
化クロム(Cr2 O3)を0.5〜8重量部添加した。 例B.モリブデン又は/及びタングステンを0.1重量
部以下添加し、該モリブデン又はタングステンとの合計
で、酸化クロムを0.5〜8重量部添加した。 例C.第1グリーンシート61を構成するアルミナに酸
化チタンを0.5〜2重量部添加した。 例D.モリブデン又は/及びタングステンを0.1重量
部以下添加し、該モリブデン又はタングステンとの合計
で、酸化チタンを0.5〜2重量部添加した。 例E.第1グリーンシート61を構成するアルミナに酸
化チタンを0.5〜2重量部及び酸化クロムを合計で1
〜8重量部添加した。 例F.モリブデン又は/及びタングステンを0.1重量
部以下添加し、酸化チタンを0.5〜2重量部、及び、
該モリブデン、タングステン、酸化チタンとの合計で酸
化クロムを1〜8重量部添加した。
【0037】上記例A及びBの酸化クロムを添加した第
1セラミック層は、紅色の色調を示した。また、例C及
びDの酸化チタンのみを添加した第1セラミック層は、
灰色の色調を示した。さらに、例E及びFの酸化チタン
及び酸化クロムを添加した第1セラミック層は暗紅色の
色調を示した。
1セラミック層は、紅色の色調を示した。また、例C及
びDの酸化チタンのみを添加した第1セラミック層は、
灰色の色調を示した。さらに、例E及びFの酸化チタン
及び酸化クロムを添加した第1セラミック層は暗紅色の
色調を示した。
【0038】この例A〜例Fの配線基板について、メッ
キを施した際に、ボンディングパッドを短絡させるか否
かについて実験を行った。ここでは、上述した第1実施
態様と同様にして、余剰メッキの析出の有無を、例A〜
例Fの配線基板を50個ずつ用意して確認した。この結
果、例A〜例Fの配線基板50個に全てにおいて、ボン
ディングパッド間で余剰メッキが発生しなかった。
キを施した際に、ボンディングパッドを短絡させるか否
かについて実験を行った。ここでは、上述した第1実施
態様と同様にして、余剰メッキの析出の有無を、例A〜
例Fの配線基板を50個ずつ用意して確認した。この結
果、例A〜例Fの配線基板50個に全てにおいて、ボン
ディングパッド間で余剰メッキが発生しなかった。
【0039】この不良品を発生させない例A〜例Fの配
線基板について、第1セラミック層(特定セラミック
層)51のW及びMoの含有率を測定したところ、いず
れの例も第1実施態様と同様に0.1wt%以下であっ
た。即ち、第1のグリーンシートにCr2 O3 やTiO
2 を含ませるか否かに関わらず、第1セラミック層51
のW、Mo値を、0.1wt%以下となるように第1グ
リーンシートと第2グリーンシートとのMoやWの成分
量を調整することで、無電解メッキの施される配線パタ
ーン相互に短絡を発生させることなく黒色の集積回路用
配線基板を製造できることが判明した。
線基板について、第1セラミック層(特定セラミック
層)51のW及びMoの含有率を測定したところ、いず
れの例も第1実施態様と同様に0.1wt%以下であっ
た。即ち、第1のグリーンシートにCr2 O3 やTiO
2 を含ませるか否かに関わらず、第1セラミック層51
のW、Mo値を、0.1wt%以下となるように第1グ
リーンシートと第2グリーンシートとのMoやWの成分
量を調整することで、無電解メッキの施される配線パタ
ーン相互に短絡を発生させることなく黒色の集積回路用
配線基板を製造できることが判明した。
【0040】上述した第1、第2実施態様においては、
第1セラミック層以外、即ち、配線基板の大部分を構成
する第2セラミック層に黒化剤として、モリブデン又は
タングステンを含ませてあるため、第2セラミック層を
十分に黒色化することができ、集積回路用配線基板の電
気絶縁性を高く保ちつつ、低い誘電体損失と、高い強度
及び熱伝導率を得ることができる。
第1セラミック層以外、即ち、配線基板の大部分を構成
する第2セラミック層に黒化剤として、モリブデン又は
タングステンを含ませてあるため、第2セラミック層を
十分に黒色化することができ、集積回路用配線基板の電
気絶縁性を高く保ちつつ、低い誘電体損失と、高い強度
及び熱伝導率を得ることができる。
【0041】上述した第1、第2実施態様では、集積回
路用配線基板を黒色に形成できるため、遮光性が高く、
EPROMのように光に反応するタイプの集積回路を誤
動作させることがない。また、ワイヤボンディングを行
う際に、金メッキにより金色に光るターゲットマークと
黒色の配線基板との間のコントラストが鮮明であるた
め、配線基板の位置合わせ用ターゲットマークをセンサ
で自動検知し易い。更に、集積回路用配線基板を黒色に
してあるため、汚れが付着しても目立たない。
路用配線基板を黒色に形成できるため、遮光性が高く、
EPROMのように光に反応するタイプの集積回路を誤
動作させることがない。また、ワイヤボンディングを行
う際に、金メッキにより金色に光るターゲットマークと
黒色の配線基板との間のコントラストが鮮明であるた
め、配線基板の位置合わせ用ターゲットマークをセンサ
で自動検知し易い。更に、集積回路用配線基板を黒色に
してあるため、汚れが付着しても目立たない。
【0042】上述した実施様態においては、第1のセラ
ミック層51のMoやWの含有量を0.1wt%以下と
した例を示したが、上部に例えばボンディングパッドの
ような露出配線層を有するセラミック層(特定セラミッ
ク層)のうち、上面側に形成された上面層に含まれるM
o又は/及びWの含有量が0.1wt%以下であり、こ
の上面層以外の黒色化された部分、即ち特定セラミック
層のうち上面層より下層部分に含まれるそれよりも少な
くされていてもよい。具体的には、ボンディングパッド
等の配線層を印刷するグリーンシート上面に、予めMo
やWを含有しないかあるいは含有量の少ない、アルミナ
を主成分とするセラミックペーストを、スクリーン印刷
あるいはローラー転写により塗布・乾燥しておき、この
上に配線層を印刷形成する手法があげられる。
ミック層51のMoやWの含有量を0.1wt%以下と
した例を示したが、上部に例えばボンディングパッドの
ような露出配線層を有するセラミック層(特定セラミッ
ク層)のうち、上面側に形成された上面層に含まれるM
o又は/及びWの含有量が0.1wt%以下であり、こ
の上面層以外の黒色化された部分、即ち特定セラミック
層のうち上面層より下層部分に含まれるそれよりも少な
くされていてもよい。具体的には、ボンディングパッド
等の配線層を印刷するグリーンシート上面に、予めMo
やWを含有しないかあるいは含有量の少ない、アルミナ
を主成分とするセラミックペーストを、スクリーン印刷
あるいはローラー転写により塗布・乾燥しておき、この
上に配線層を印刷形成する手法があげられる。
【0043】このようにすると、上記第1及び第2実施
様態のように別途第1のグリーンシートを形成する必要
がなく、MoやWが(多く)含まれているグリーンシー
ト上に、MoやWを含まないあるいは少量しか含まない
セラミックペーストを塗布するだけで、あとは通常と同
様にして配線基板を形成すればよく、しかも、このグリ
ーンシート上にセラミックペーストを塗布したものを焼
結した特定セラミックにおいて、その上面に余剰メッキ
が発生しないため、この上面に形成される露出配線層に
おいて短絡が発生しない。さらに、セラミックペースト
で塗布するだけであるので、特定セラミック層のうち上
面層の厚さは薄くすることができ、薄くすると黒色化さ
れる通常の下層部分の色が透けるため、露出配線層(例
えばボンディングパッド)との色調差が大きくなって、
認識容易で自動検査等が容易にできる。なお、セラミッ
クペースト中に酸化クロムや酸化チタン等をも添加して
焼成により上層面をも黒色化するようにしても良い。
様態のように別途第1のグリーンシートを形成する必要
がなく、MoやWが(多く)含まれているグリーンシー
ト上に、MoやWを含まないあるいは少量しか含まない
セラミックペーストを塗布するだけで、あとは通常と同
様にして配線基板を形成すればよく、しかも、このグリ
ーンシート上にセラミックペーストを塗布したものを焼
結した特定セラミックにおいて、その上面に余剰メッキ
が発生しないため、この上面に形成される露出配線層に
おいて短絡が発生しない。さらに、セラミックペースト
で塗布するだけであるので、特定セラミック層のうち上
面層の厚さは薄くすることができ、薄くすると黒色化さ
れる通常の下層部分の色が透けるため、露出配線層(例
えばボンディングパッド)との色調差が大きくなって、
認識容易で自動検査等が容易にできる。なお、セラミッ
クペースト中に酸化クロムや酸化チタン等をも添加して
焼成により上層面をも黒色化するようにしても良い。
【0044】なお、上述した実施態様においては、マル
チチップモジュールを例示したが、本発明は種々のタイ
プの集積回路用配線基板に適用することができる。
チチップモジュールを例示したが、本発明は種々のタイ
プの集積回路用配線基板に適用することができる。
【図1】図1(A)は、本発明の第1実施態様に係る配
線基板の平面図であり、図1(B)は、図1(A)の配
線基板のB−B断面図である。
線基板の平面図であり、図1(B)は、図1(A)の配
線基板のB−B断面図である。
【図2】本発明の第1実施態様に係る配線基板の製造方
法の工程図である。
法の工程図である。
【図3】本発明の第1実施態様に係る配線基板の製造方
法の工程図である。
法の工程図である。
【図4】図3の工程(I)に於ける積層体のF矢視の拡
大図である。
大図である。
【図5】図5(A)は従来技術に係る配線基板の平面図
あり、図5(B)は図5(A)のサークルCの拡大図で
ある。
あり、図5(B)は図5(A)のサークルCの拡大図で
ある。
10 配線基板 20、22、24 ボンディングパッド 51 第1セラミック層 52 第2セラミック層 61 第1グリーンシート 62 第2グリーンシート 66、67 配線パターン 70 積層体
Claims (6)
- 【請求項1】Mo及びWを含まず、あるいはMo又は/
及びWを焼成後のセラミック成分に対して0.1wt%
以下を含みアルミナを主成分とする第1のグリーンシー
トを形成する工程と、 Mo又は/及びWを含み、アルミナを主成分とし、焼成
により黒色化する第2のグリーンシートを複数形成する
工程と、 少なくとも1つの前記第1のグリーンシート上に配線を
形成する工程と、 前記第1及び第2のグリーンシートを積層する工程であ
って、該第1のグリーンシート上に形成された配線の一
部が外部に露出するように積層する工程と、 前記工程により形成した積層体を還元雰囲気中で焼成し
て配線基板とする工程と、 前記配線基板の前記配線の露出部へ無電解メッキにより
メッキを施す工程と、を有することを特徴とする配線基
板の製造方法。 - 【請求項2】前記第1のグリーンシートに形成され外部
に露出する前記配線の露出部が、列設されたボンディン
グパッドであることを特徴とする請求項1に記載の配線
基板の製造方法。 - 【請求項3】アルミナを主成分とする複数のセラミック
層を積層してなり、該セラミック層上に形成され、Mo
又はWを主成分とし、外部に露出し、露出面に無電解メ
ッキによるメッキ層を形成するための露出配線層を少な
くとも1つ備える配線基板であって、 上部に該露出配線層を有する前記セラミック層のうち少
なくとも1つの特定セラミック層に含まれるMo又は/
及びWの含有量が0.1wt%以下であり、黒色化され
た他のセラミック層に含まれるMo又は/及びWの含有
量に比して少なくされていることを特徴とする配線基
板。 - 【請求項4】前記特定セラミック層上に形成された前記
露出配線層が、列設されたボンディングパッドであるこ
とを特徴とする請求項3に記載の配線基板。 - 【請求項5】前記特定セラミック層は、酸化クロム、酸
化チタンのうち少なくとも1種を含み、黒色化されてい
ることを特徴とする請求項3又は4に記載の配線基板。 - 【請求項6】アルミナを主成分とする複数のセラミック
層を積層してなり、該セラミック層上に形成され,Mo
又は/及びWを主成分とし、表面に露出し、露出面に無
電解メッキによるメッキ層を形成するための露出配線層
を少なくとも1つ備える配線基板であって、 上部に該露出配線層を有する前記セラミック層のうち少
なくとも1つの特定セラミック層のうち、該露出配線層
との界面をなす上面側に形成された上面層に含まれるM
o又は/及びWの含有量が0.1wt%以下であり、該
特定セラミック層のうち該上面層以外の黒色化された部
分に含まれるMo又は/及びWの含有量に比して少なく
されていることを特徴とする配線基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8253763A JPH1079577A (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | 配線基板の製造方法及び配線基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8253763A JPH1079577A (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | 配線基板の製造方法及び配線基板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1079577A true JPH1079577A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=17255809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8253763A Pending JPH1079577A (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | 配線基板の製造方法及び配線基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1079577A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008172113A (ja) * | 2007-01-15 | 2008-07-24 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 配線基板 |
JP2008290314A (ja) * | 2007-05-23 | 2008-12-04 | Tokuyama Corp | メタライズド基板およびその製造方法 |
US7791421B2 (en) | 2007-04-26 | 2010-09-07 | Nihon Dempa Kogyo Co., Ltd. | Surface-mounted piezoelectric oscillators |
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-
1996
- 1996-09-03 JP JP8253763A patent/JPH1079577A/ja active Pending
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040331 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040713 |
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A02 | Decision of refusal |
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