JPH1079522A - 薄膜光電変換装置およびその製造方法 - Google Patents

薄膜光電変換装置およびその製造方法

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JPH1079522A
JPH1079522A JP8234214A JP23421496A JPH1079522A JP H1079522 A JPH1079522 A JP H1079522A JP 8234214 A JP8234214 A JP 8234214A JP 23421496 A JP23421496 A JP 23421496A JP H1079522 A JPH1079522 A JP H1079522A
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英雄 山岸
Masataka Kondo
正隆 近藤
Yoshihisa Owada
善久 太和田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前面透明電極層,半導体光電変換層,および
背面金属電極層のいずれの層もレーザスクライブ法によ
って精度よくかつ生産性よく分離加工することが可能で
あってかつ優れた光電変換特性を有する積層型薄膜光電
変換装置を提供する。 【解決手段】 薄膜光電変換装置は、透光性基板(1
1)上に少なくともレーザ光吸収層(12)と金属層
(13)とをこの順序で積層し、透光性基板(11)を
介してレーザビーム(LB)をレーザ光吸収層(12)
に照射することによってそのレーザ光吸収層(12)の
みならず金属層(13)を同時に所定のパターンで分離
加工する工程を経て製造されることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薄膜光電変換装置に
関し、特に、基板上に形成された半導体光電変換層が複
数の光電変換セルに分割されていて、それらの複数のセ
ルが電気的に直列に接続された集積型薄膜光電変換装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図19から図24は、従来の集積型薄膜
光電変換装置の製造工程の一例を模式的な断面図で図解
している。
【0003】まず図19に示されているように、基板1
上に絶縁層2および背面金属電極層3が順次積層され
る。基板1の材料としては、金属,耐熱性樹脂,または
ガラスなどを用いることができる。図19においては、
基板1の材質が金属である場合が示されており、金属基
板1と背面金属電極層3とを絶縁分離するために絶縁層
2が必要とされる。
【0004】図20において、背面金属電極層3は、レ
ーザビームLBによって形成された複数の分割線溝D1
によって複数の背面金属電極領域に分割される。これら
複数の分割線溝D1は互いに平行であって、図面の紙面
に直交する方向に延びている。
【0005】図21において、分割された複数の背面金
属電極領域3および複数の分割線溝D1を覆うように、
半導体光電変換層4が堆積される。半導体光電変換層4
は、その主面に平行な半導体接合(図示せず)を含んで
いる。
【0006】図22において、半導体光電変換層4は、
レーザビームLBによって形成された複数の第2の分割
線溝D2によって複数の半導体光電変換セル領域に分割
される。これらの第2の分割線溝D2の各々は、第1分
割線溝D1に対して近接しかつ平行に延びている。
【0007】図23において、分割された複数の半導体
光電変換セル領域4および複数の第2の分割線溝D2を
覆うように、TCO(透明導電性酸化物)の前面透明電
極層5が堆積される。
【0008】図24において、前面透明電極層5は、レ
ーザビームLBによって形成された第3の複数の分割線
溝D3によって複数の前面透明電極領域に分割される。
これらの第3の分割線溝D3の各々は、第2分割線溝D
2に対して近接しかつ平行に延びている。
【0009】こうして、1つの基板1上に複数の細長い
帯状の薄膜光電変換セルが形成され、1つのセルの前面
透明電極5は、第2の分割線溝D2に沿って、隣接する
セルの背面金属電極3に接続されている。すなわち、図
24の例では、4つの帯状のセルが電気的に互いに直列
に接続されている。なお、図24においては図面の明瞭
化のために1つの基板上に4つの光電変換セルのみが示
されているが、通常はさらに多くの光電変換セルが形成
される。また、図面の明瞭化のために、各薄膜層の厚さ
は適宜拡大されて図示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図19から図24を参
照して説明された製造工程から理解されるであろうよう
に、集積型薄膜光電変換装置においては、レーザビーム
による加工技術が該光電変換装置の生産性や光電変換性
能に重要な影響を及ぼす。このレーザビーム加工技術に
おいて、レーザ光を吸収しやすい半導体層を複数の領域
に分離加工することは容易であるが、レーザ光を反射す
る金属層やレーザ光を透過するTCO層を単独で分離加
工することは困難である。
【0011】図19から図24に示された工程に関連し
てさらに具体的に説明すれば、図22に示されているよ
うに、レーザ光を吸収しやすい半導体光電変換層4をレ
ーザビームLBによって複数の領域に分割することは容
易である。また、図24に示されているように、前面透
明電極層5はそれ単独ではレーザ加工することは困難で
あるが、その下層にレーザ光を吸収しやすい半導体層4
が存在する場合には、その半導体層4からの発熱をも利
用して比較的容易に分離加工することができる。
【0012】しかし、図20に示されているように背面
金属電極層3をレーザビームLBで直接的に分離加工す
る場合、レーザビームLBの多くの部分がその金属層3
で反射されるので、レーザビームLBが大きなエネルギ
を有する必要があり、その分離加工は容易ではない。ま
た、そのような高エネルギのレーザビームLBは、金属
層3の切断後に基板までダメージを与えることもある。
さらに、金属層3の分離が局所的に不完全となって、隣
接する光電変換セル間に電流リークが生じて光電変換性
能の低下をきたすこともある。
【0013】このような金属層のレーザ加工の困難性に
鑑みて、レーザパターニング以外の化学エッチングやリ
フトオフ法等が用いられる場合も多く、その場合には、
工程の複雑化,分離精度の低下,さらには製造コストの
上昇などを招くことになる。
【0014】以上のような先行技術における課題に鑑
み、本発明は、構成薄膜層の必要な分離加工のすべてを
レーザパターニングによって生産性よく行なうことがで
きかつ光電変換特性の優れた積層型薄膜光電変換装置を
提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの態様によ
る薄膜光電変換装置の製造方法は、透光性基板上に少な
くともレーザ光吸収層と金属層とをこの順序で堆積する
ステップと、透光性基板を介してレーザビームをレーザ
光吸収層に照射することによってそのレーザ光吸収層の
みならず金属層を同時に所定のパターンで切断するステ
ップを含むことを特徴としている。
【0016】本発明のもう1つの態様による薄膜光電変
換装置は、透光性基板上に順次積層されたレーザ光吸収
層,背面金属電極層,半導体接合を含む半導体光電変換
層,および前面透明電極層を少なくとも含み、これらの
層の各々はレーザビーム照射によって所定の複数の光電
変換セル領域に分割されており、かつそれらの複数の光
電変換セルが電気的に直列に接続されていることを特徴
としている。
【0017】
【発明の実施の形態】図1から図6において、本発明の
実施の形態の一例による薄膜光電変換装置の製造工程が
模式的な断面図で図解されている。
【0018】まず、図1において、ガラス等の透光性基
板11上にレーザ光吸収層12と背面金属電極層13が
順次積層される。このレーザ光吸収層12はたとえばア
モルファスシリコン等の半導体で形成することができ、
背面金属電極層はたとえばAgを用いて形成することが
できる。
【0019】図2において、レーザ光吸収層12と背面
金属電極層3は、レーザビームLBによって形成された
複数の分割線溝D1によって複数の領域に分割される。
このとき、レーザビームLBは透明基板11を介してレ
ーザ光吸収層12側から照射されるので、レーザビーム
LBは金属層13によって反射されることなくレーザ光
吸収層12に吸収されて発熱を生じる。そして、レーザ
光吸収層12から生じた熱をも利用して、金属層13が
比較的容易に切断され得る。このように形成された複数
の分割線溝D1は互いに平行であって、図面の紙面に直
交する方向に延びている。
【0020】図3において、分割された複数の背面金属
電極領域13および複数の分割線溝D1を覆うように、
半導体光電変換層14が堆積される。この半導体光電変
換層14は、その主面に平行な半導体接合(図示せず)
を含んでいる。
【0021】図4において、半導体光電変換層14は、
レーザビームLBによって直接パターニングされ、第2
の複数の分割線溝D2によって複数の半導体光電変換セ
ル領域に分割される。このとき、半導体光電変換層14
はレーザ光をよく吸収するので、レーザビームLBによ
って容易に切断加工され得る。これらの第2の分割線溝
D2の各々は、第1分割線溝D1に対して近接しかつ平
行に延びている。
【0022】図5において、分割された複数の半導体光
電変換セル領域14および第2の複数の分割線溝D2を
覆うように、TCOの前面透明電極層15が堆積され
る。
【0023】図6において、前面透明電極層15は、レ
ーザビームLBによって形成される第3の複数の分割線
溝D3によって複数の前面透明電極領域に分割される。
このとき、透明電極層5を透過したレーザビームLBは
半導体光電変換層14によって吸収されて発熱を生じる
ので、透明電極層15は半導体層14からの発熱をも利
用して比較的容易に切断加工され得る。このように形成
された第3の分割線溝D3の各々は、第2分割線溝D2
に対して近接しかつ平行に延びている。
【0024】こうして、1つの基板上に複数の細長い帯
状の薄膜光電変換セルが形成され、1つのセルの前面透
明電極15は、第2の分割線溝D2に沿って、隣接する
セルの背面金属電極3に接続されている。すなわち、図
6の例では、4つの帯状のセルが電気的に互いに直列に
接続されている。なお、図6においては図面の明瞭化の
ために1つの基板上に4つの光電変換セルのみが示され
ているが、通常はさらに多くの光電変換セルが形成され
る。また、図面の明瞭化のために、各薄膜層の厚さは適
宜拡大されて図示されている。
【0025】以上のように、本発明の実施の形態の一例
による薄膜光電変換装置においては、背面金属電極層1
3の下層にレーザ光吸収層12を備えているので、透明
基板11を通してそのレーザ光吸収層12と金属層13
をレーザビームLBで同時に加熱することによって、金
属層13を比較的容易に高精度でパターニングすること
ができる。したがって、本発明によれば生産性が高くか
つ光電変換特性の優れた積層型薄膜光電変換装置を提供
することができる。
【0026】以下において、本発明による薄膜光電変換
装置のより具体的な実施例について説明する。
【0027】(実施例1)図7から図12において、本
発明のさらに具体的な一実施例による薄膜光電変換装置
の製造工程が模式的な断面図で図解されている。
【0028】まず、図7において、12.7cm×1
2.7cmの面積を有する正方形のソーダライムガラス
基板11上に透明な酸化錫層11a,レーザ光吸収層1
2,背面金属電極層13,およびZnO層13aが順次
積層された。
【0029】酸化錫層11aは、熱CVD法によって約
800nmの厚さに堆積された。このような酸化錫層
は、微細な凹凸を含む表面テクスチャー構造を有し、そ
の表面テクスチャー構造を背面金属電極層12の表面に
伝えてその金属表面での光の乱反射によって半導体光電
変換層内での光の吸収効率を高めるために好ましくは設
けられるものであるが、本発明において必ずしも不可欠
なものではない。
【0030】レーザ光吸収層12としては、アモルファ
スシリコン(a−Si)層がプラズマCVD法によって
約100nmの厚さに堆積された。このときのプラズマ
CVD条件においては、基板温度が250℃;SiH4
ガスの流量が50sccm;反応室の圧力が0.5To
rr;そして、周波数が13.56MHzで25Wの高
周波電力が与えられた。なお、レーザ光吸収層12の厚
さは、一般には5〜500nmの範囲内であることが好
ましく、10〜100nmの範囲内であることがさらに
好ましい。
【0031】背面金属電極層13としては、マグネトロ
ンスパッタリング装置を用いて、約200nmの厚さの
Ag層が堆積された。このとき、Agをターゲットとす
るスパッタリング条件としては、約2mTorrの圧力
のアルゴンガス中で200Wの直流放電パワーが用いら
れた。そしてZnO層13aは、金属電極層13の光反
射率を高めるために、別のマグネトロンスパッタリング
装置を用いて約100nmの厚さに堆積された。このZ
nO層13aの形成時のスパッタリング条件は、Ag層
12の形成の場合と同様であった。ここでも、ZnO層
13aは金属層13の反射率を高めるために好ましくは
設けられるが、本発明において不可欠なものではない。
【0032】図8において、スパッタリング反応室から
取出された基板はX−Yテーブル上にセットされ、Qス
イッチYAGレーザを用いて複数の分割線溝D1を形成
することによって、酸化錫層11a,レーザ光吸収層1
2,背面金属電極層13,およびZnO層13aの積層
が複数の領域に分割された。レーザの運転条件として
は、532nmの波長の第2高調波を用い;パルス周波
数は3kHzであり;パルス幅は10nsecであり;
そして平均出力は200mWであった。
【0033】レーザビームLBは透明ガラス基板11お
よび透明酸化錫層11aを通してレーザ光吸収層12に
よって効率的に吸収されて発熱を生じるので、金属層1
3やZnO層13aをも比較的容易に同時に分離加工す
ることができる。形成された分割線溝D1の幅は約70
μmであり、分割された帯状のストリングの幅は約5m
mであった。なお、図8において分割線溝D1は酸化錫
層11aをも完全に分離するように示されているが、酸
化錫層11aは必ずしも完全に分離加工される必要はな
い。
【0034】図9において、分割されたZnO層13a
および分割線溝D1を覆うように、半導体光電変換層1
4がプラズマCVD装置を用いて堆積された。その半導
体光電変換層14は、順次積層された約20nm厚さの
n型微結晶Si層,約450nm厚さのi型a−Si:
H(Hを含むa−Si)層,および約15nm厚さのp
型a−SiC:H(Hを含むa−SiC)層を含んでい
る(これらの部分的半導体層は個別的には図示されてい
ない)。すなわち、半導体光電変換層14は、その主面
に平行なnip接合を含んでいる。これらの部分的半導
体層は、いずれも250℃の基板温度の下に堆積され
た。しかし、n型微結晶Si層のプラズマCVD条件に
おいては、SiH4 の流量が10sccmであり;10
00ppmに水素希釈されたPH3 を200sccmだ
け混入し;全ガス圧は1Torrであり;そして13.
56MHzの周波数で500Wの高周波電力が投入され
た。i型a−Si:H層のプラズマCVD条件において
は、SiH4 の流量が50sccmであり;ガス圧は
0.5Torrであり;そして投入された高周波電力は
50Wであった。p型a−SiC:H層のプラズマCV
D条件においては、SiH4 の流量が10sccmであ
り;1000ppmに水素希釈されたB2 6 を200
sccmだけ混入し;CH3 をも30sccmだけ混入
し;全ガス圧は1Torrであり;そして投入した高周
波電力は30Wであった。
【0035】図10において、プラズマCVD反応室か
ら取出された基板はX−Yテーブル上にセットされ、Q
スイッチYAGレーザを用いて第2の複数の分割線溝D
2を形成することによって、半導体光電変換層14が複
数の光電変換セル領域に分割された。このときのレーザ
の運転条件は、第1分割線溝D1の形成の場合と同じで
あった。形成された第2分割線溝D2の幅は約70μm
であり、分割された帯状の光電変換セル領域のストリン
グ幅は約5mmであった。これらの第2分割線溝D2の
各々は約100μmの距離を隔てて第1分割線溝D1に
近接しかつそれに平行である。
【0036】図11において、分割された複数の光電変
換セル領域14と第2分割線溝D2を覆うように、前面
透明電極層15が堆積された。この前面透明電極層15
は、電子ビーム蒸着装置内で200℃の基板温度の下に
堆積されたITO(インジウム錫酸化物)層であり、約
80nmの厚さを有していた。
【0037】最後に図12において、電子ビーム蒸着装
置から取出された基板はX−Yテーブル上にセットさ
れ、QスイッチYAGレーザを用いて第3の複数の分割
線溝D3を形成することによって、前面透明電極層15
が複数の領域に分割された。これらの第3分割線溝D3
の形成条件は、第2分割線溝D2の形成の場合と全く同
様であった。この場合、前面電極層15は透明であるけ
れども、下層にレーザ光を吸収しやすい半導体層14が
存在しているので、その半導体層14からの発熱をも利
用して、その前面透明電極層15を比較的容易に分離加
工することができる。こうして、集積型薄膜光電変換装
置が完成した。
【0038】図12の薄膜光電変換装置にリード線を接
続した後に、100mW/cm2 のAM1.5ソーラシ
ミュレータの下で光電変換特性を測定したところ、75
2mAの短絡電流,18.2Vの開放電圧,0.715
の曲線因子,および9.4%の光電変換効率が得られ
た。
【0039】(実施例2)実施例2による集積型薄膜光
電変換装置は実施例1の場合とほぼ同様に形成された
が、図9の段階において、半導体光電変層14として第
1の組のn層,i層およびp層を含む第1の光電変換層
が堆積された後にさらに第2の組のn層,i層およびp
層を含む第2の光電変換層が積層された。すなわち、実
施例2による集積型薄膜光電変換装置は、図12におけ
る半導体層14が第1と第2の組の光電変換層を含むい
わゆるタンデム型である点のみにおいて、実施例1の場
合と異なっている。ただし、第1と第2の組の光電変換
層におけるn層とp層はそれぞれ実施例1の場合と同じ
厚さを有していたが、第1の組の光電変換層におけるi
層は400nmの厚さを有していたのに対して、第2の
組の光電変換層のi層は75nmの厚さを有していた。
【0040】このような実施例2による集積型薄膜光電
変換装置にリード線を接続した後に第1の実施例の場合
と同じ条件で光電変換特性を測定したところ、344m
Aの短絡電流,36.0Vの開放電圧,0.730の曲
線因子,および9.0%の光電変換効率が得られた。
【0041】図13から図18において、比較例による
集積型薄膜光電変換装置の製造工程が模式的な断面図で
図解されている。
【0042】まず図13において、12.7cm×1
2.7cmの面積を有し研磨加工された正方形のステン
レス基板1上に絶縁物層2,背面Ag電極層3,および
ZnO層3aが順次積層された。絶縁物層2としては、
約200nmの厚さを有する酸化シリコン層が熱CVD
法によって堆積された。そして、背面Ag電極層3とZ
nO層3aは、実施例1中の対応する層13および13
aの場合と全く同じ条件でスパッタリングによって堆積
された。
【0043】図14において、スパッタリング反応室か
ら取出された基板はX−Yテーブル上にセットされ、Q
スイッチYAGレーザを用いて分割線溝D1を形成する
ことによって、ZnO層3aおよび背面Ag電極層3の
積層が複数の領域に分割された。この場合のレーザ運転
条件としては、1064nmの波長の基本波を用い;パ
ルス周波数は3kHzであり;パルス幅は10nsec
であり;そしてレーザの平均出力は1Wであった。すな
わち、この比較例においては、実施例1および2の場合
のようにレーザ光吸収層を備えていないので、ZnO層
3aと背面Ag電極層3をパターニングするのに大きな
レーザ平均出力を必要とした。こうして形成された分割
線溝D1の幅は約100μmであり、分割された帯状の
ストリングの幅は約5mmであった。
【0044】その後、図15から図18に示されている
ように実施例1の図9から図12の工程と全く同じ工程
を経て、比較例による積層型薄膜光電変換装置が完成し
た。すなわち、図18における半導体光電変換層4およ
び前面透明電極層5は実施例1の図12における光電変
換層14および透明電極層15と同じ条件で形成された
ものである。こうして完成した比較例による図18の積
層型薄膜光電変換装置にリード線を接続した後に実施例
1の場合と同じ条件で光電変換特性を測定した結果、7
42mAの短絡電流,14.2Vの開放電圧,0.61
3の直線因子,および6.5%の変換効率が得られた。
すなわち、この比較例による光電変換特性は、実施例1
によるレーザ光吸収層12を含む積層型薄膜光電変換装
置の特性に比べて、いずれの評価項目においても劣って
いることがわかる。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、積層型
薄膜光電変換装置の製造過程における3つのパターニン
グ工程のいずれにおいてもレーザスクライブ法によって
高精度でかつ高い生産性でパターニングを行なうことが
でき、かつ優れた光電変換特性を有する積層型薄膜光電
変換装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例による薄膜光電変換
装置の製造工程を説明するための模式的な断面図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態の一例による薄膜光電変換
装置の製造工程を説明するための模式的な断面図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態の一例による薄膜光電変換
装置の製造工程を説明するための模式的な断面図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態の一例による薄膜光電変換
装置の製造工程を説明するための模式的な断面図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態の一例による薄膜光電変換
装置の製造工程を説明するための模式的な断面図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態の一例による薄膜光電変換
装置の製造工程を説明するための模式的な断面図であ
る。
【図7】本発明の一実施例による薄膜光電変換装置の製
造工程を説明するための模式的な断面図である。
【図8】本発明の一実施例による薄膜光電変換装置の製
造工程を説明するための模式的な断面図である。
【図9】本発明の一実施例による薄膜光電変換装置の製
造工程を説明するための模式的な断面図である。
【図10】本発明の一実施例による薄膜光電変換装置の
製造工程を説明するための模式的な断面図である。
【図11】本発明の一実施例による薄膜光電変換装置の
製造工程を説明するための模式的な断面図である。
【図12】本発明の一実施例による薄膜光電変換装置の
製造工程を説明するための模式的な断面図である。
【図13】比較例による薄膜光電変換装置の製造工程を
説明するための模式的な断面図である。
【図14】比較例による薄膜光電変換装置の製造工程を
説明するための模式的な断面図である。
【図15】比較例による薄膜光電変換装置の製造工程を
説明するための模式的な断面図である。
【図16】比較例による薄膜光電変換装置の製造工程を
説明するための模式的な断面図である。
【図17】比較例による薄膜光電変換装置の製造工程を
説明するための模式的な断面図である。
【図18】比較例による薄膜光電変換装置の製造工程を
説明するための模式的な断面図である。
【図19】従来の積層型薄膜光電変換装置の製造工程を
説明するための模式的な断面図である。
【図20】従来の積層型薄膜光電変換装置の製造工程を
説明するための模式的な断面図である。
【図21】従来の積層型薄膜光電変換装置の製造工程を
説明するための模式的な断面図である。
【図22】従来の積層型薄膜光電変換装置の製造工程を
説明するための模式的な断面図である。
【図23】従来の積層型薄膜光電変換装置の製造工程を
説明するための模式的な断面図である。
【図24】従来の積層型薄膜光電変換装置の製造工程を
説明するための模式的な断面図である。
【符号の説明】
11 透明基板 11a 透明酸化錫層 12 レーザ光吸収層 13 背面金属電極層 13a ZnO層 14 半導体光電変換層 15 前面透明電極層 D1 第1の分割線溝 D2 第2の分割線溝 D3 第3の分割線溝 LB レーザビーム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄膜光電変換装置の製造方法であって、 透光性基板上に少なくともレーザ光吸収層と金属層とを
    この順序で積層するステップと、 前記透光性基板を介してレーザビームを前記レーザ光吸
    収層に照射することによって、前記レーザ光吸収層のみ
    ならず前記金属層を同時に所定のパターンで切断するス
    テップを含むことを特徴とする薄膜光電変換装置の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 透光性基板上に順次積層されたレーザ光
    吸収層,背面金属電極層,半導体接合を含む半導体光電
    変換層,および前面透明電極層を少なくとも含み、これ
    らの層の各々はレーザビーム照射によって所定の複数の
    光電変換セル領域に分割されており、かつそれらの複数
    の光電変換セルが電気的に直列に接続されていることを
    特徴とする薄膜光電変換装置。
  3. 【請求項3】 前記透光性基板はソーダライムガラスで
    あることを特徴とする請求項2に記載の薄膜光電変換装
    置。
  4. 【請求項4】 前記半導体光電変換層は積層された複数
    の部分的半導体層を含み、前記部分的半導体層の少なく
    とも1つは非晶質シリコン,非晶質シリコン合金,微結
    晶シリコン,および多結晶シリコンから選択された1つ
    からなることを特徴とする請求項2または3に記載の薄
    膜光電変換装置。
  5. 【請求項5】 前記レーザ光吸収層は、非晶質シリコ
    ン,非晶質シリコン合金,微結晶シリコン,および多結
    晶シリコンから選択された1つからなることを特徴とす
    る請求項2から4のいずれかの項に記載の薄膜光電変換
    装置。
  6. 【請求項6】 前記レーザ光吸収層は5〜500nmの
    範囲内の厚さを有していることを特徴とする請求項2か
    ら5のいずれかの項に記載の薄膜光電変換装置。
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