JPH1079165A - ディスク記録再生装置 - Google Patents

ディスク記録再生装置

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JPH1079165A
JPH1079165A JP8250852A JP25085296A JPH1079165A JP H1079165 A JPH1079165 A JP H1079165A JP 8250852 A JP8250852 A JP 8250852A JP 25085296 A JP25085296 A JP 25085296A JP H1079165 A JPH1079165 A JP H1079165A
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JP8250852A
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Yasuhiko Takahashi
康彦 高橋
Naoki Yonezawa
直樹 米沢
Kazunori Tokiwa
和典 常盤
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Kenwood KK
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Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、特にナビゲーションシステ
ムと共に用いるのに有用なディスク記録再生装置を提供
することにある。 【解決手段】 第1の記録領域にナビゲーションデータ
を記録し、該第1の記録領域以外に書き換え可能な第2
の記録領域を有するディスクの記録再生を行うディスク
記録再生装置であって、前記第2の記録領域において前
記ナビゲーションデータ以外のデータの記録または再生
を行う制御手段を有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク記録再生
装置に関し、特にナビゲーションシステムと共に用いる
のに有用なディスク記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地図情報と車両の位置情報を組み
合わせて車両を誘導するカーナビゲーションシステムで
は、ナビゲーションデータ(地図情報等)の記憶媒体と
してCD−ROMが用いられているが、新しく道路等が
建築されると、それ以前の道路地図情報を記録したCD
−ROMは記録情報が古くなるので、使用者は、新道路
情報を含むように記録内容が更新されたCD−ROMを
新たに購入する必要があった。また、CD−ROMは読
み出し専用の記憶媒体なので、車両に関する情報等を記
録保存することができなかった。
【0003】一方、最近次期光ディスクとしてDVD
(Digital Versatile Disc)が開発されており、このD
VDディスクにはいくつかの種類があるがその中に、記
録された情報(映像、音声、文字情報、データ等)を読
み出すことができるが書き込むことができない読み出し
専用領域(以下ROM部という)と、前記情報の読み出
し及び書き込みが可能な書き換え可能領域(以下RAM
部という)を備えた、記録再生可能なハイブリッドDV
Dや、全てが情報の読み出し及び書き込みが可能な書き
換え可能領域となっているDVD−RAM等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、特に
ナビゲーションシステムと共に用いるのに有用なディス
ク記録再生装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディスク記
録再生装置は、第1の記録領域にナビゲーションデータ
を記録し、該第1の記録領域以外に書き換え可能な第2
の記録領域を有するディスクの記録再生を行うディスク
記録再生装置であって、前記第2の記録領域において前
記ナビゲーションデータ以外のデータの記録または再生
を行う制御手段を有するものである。
【0006】また、本発明に係るディスク記録再生装置
は、ナビゲーションデータ以外のデータが更新すべきナ
ビゲーションデータであるものである。
【0007】また、本発明に係るディスク記録再生装置
は、ナビゲーションデータ以外のデータがナビゲーショ
ンシステム本体の機能情報であるものである。
【0008】また、本発明に係るディスク記録再生装置
は、ナビゲーションデータ以外のデータが車両関連情報
であるものである。
【0009】また、本発明に係るディスク記録再生装置
は、ナビゲーションデータ以外のデータがユーザーデー
タであるものである。
【0010】また、本発明に係る記録再生可能なディス
クはDVDディスクである。
【0011】
【作用】記録再生可能なディスクとして、読み出し専用
領域と書き換え可能領域とを有するハイブリッドDVD
ディスクまたは全てが書き換え可能なDVD−RAMを
用い、第1の記録領域(例えば読み出し専用領域)にナ
ビゲーションデータ(地図情報等)を記録し、第2の記
録領域(書き換え可能領域)に更新すべきナビゲーショ
ンデータ(新たな地図情報等)やナビゲーションシステ
ムの機能情報や車両関連情報やユーザーデータを記録す
る。このディスクを用いてナビゲーションシステムを構
成することにより、地図情報の更新にディスク交換を要
せずに対応することができ、効率的である。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るディスク記
録再生装置を用いたナビゲーションシステムの一実施例
のブロック図である。図1において、1は記録再生可能
なDVDディスク、2はディスクモーター用ドライバ、
3はサーボコントロール、4は信号増幅器、5は復調・
訂正デコーダ、6は信号増幅器、7は変調器エンコー
ダ、8はシステムコントロールバス、9はROM(読み
取り専用メモリ)、10はRAM(読み書き可能メモ
リ)、11はCPU(システム制御コンピュータ)、1
2は音声信号復調器(デコーダ)、13はD/Aコンバ
ータ、14はシステムデコーダ(信号分配器)、15は
文字信号復調器(デコーダ)、16は映像信号復調器
(デコーダ)、17はNTSC信号変換器(エンコー
ダ)、18は表示装置、19は半導体レーザ及び光ヘッ
ドを含むアセンブリ、20は音声出力端子、21は映像
出力端子、22は入力装置(キーボード等)、23は車
両関連情報を検出する各種センサ、24はA/Dコンバ
ータ、25はカーナビゲーションエンジンである。
【0013】記録再生可能なDVDディスク1は、例え
ば図2及び図3に示す構造を有する。図2は、記録再生
可能なDVDディスクの一実施例の概略部分拡大断面図
である。図2のディスクは、2層構造DVDディスク2
6の例を示しており、半透明膜で形成される第1の記録
層26aと、反射膜で形成される第2の記録層26bと
からなり、第1の記録層26aの信号を読み取るときに
は、レーザ光は半透明膜で反射され、第2の記録層26
bの信号を読み取るときには、レーザ光は半透明膜を透
過し、反射膜で反射され光ヘッドでデータを読み取る。
本発明では、例えば、第1及び第2の記録層の一方がR
OM部とされ、他方がRAM部とされていても良い。ま
た、図3は、記録再生可能なディスクの他の実施例の平
面図であり、記録層が1層構造タイプの記録再生可能な
DVDディスク27を示しており、内周側にナビゲーシ
ョンデータを記録する第1の記録領域27a、外周側に
各種情報を記録する第2の記録領域27bを定めたもの
である。
【0014】ディスクモーター用ドライバ2はディスク
モーターの駆動用に電力を増幅する。サーボコントロー
ル3は、フォーカス、トラッキング及びCLVサーボを
制御する。信号増幅器4は光ヘッドから読み取った信号
を増幅する。復調・訂正デコーダ5は、誤り(エラー)
訂正を行ない、サーボ用の補正データを作り出し信号の
再編をする信号処理を行なう。信号増幅器6は、光ヘッ
ドからDVDディスク1のRAM部に信号を書き込める
ように電力増幅を行なう。変調器エンコーダ7は、DV
Dディスク1への書き込みに適したデータ配列に変調す
ると共に、デジタルデータを圧縮加工する処理を行な
う。システムコントロールバス8は構成ブロック間の信
号のやりとりを行なう。ROM9はCPUのシステム制
御データを記憶している。RAM10は、CPUの制御
用の一時待避や演算処理を行なう。また、映像データや
音声データなどを読み書きする時の一時待避場所として
も使用されている。
【0015】CPU11は装置全体の動作を司る頭脳部
分である。音声信号復調器(デコーダ)12は、圧縮さ
れた音声デジタルデータを伸長する。D/Aコンバータ
13は音声デジタルデータをアナログ信号に変換する。
システムデコーダ(信号分配器)14は混合された映像
系圧縮信号と音声系圧縮信号を分離する。文字信号復調
器(デコーダ)15は、サブピクチャー領域(字幕表示
などのために特別に設けられている領域)に書かれてい
る文字情報を信号復調する。映像信号復調器(デコー
ダ)16は、圧縮された映像デジタルデータを伸長す
る。NTSC信号変換器(エンコーダ)17は、映像の
デジタル信号を一般家庭のテレビのフォーマットに変換
する。表示装置18は、映像出力端子21にモニターを
接続し、そのモニター画面上にナビゲーションデータ
(地図情報等)や車両関連情報を表示する。また、表示
装置18は本体の操作パネルとして機能し、ナビゲーシ
ョンの状態(再生中か、検索中か、ディスクのどの位置
を再生中か(時間表示))等を表示する。また、地図画
面上に操作情報を表示すれば、表示装置18はなくても
かまわない。半導体レーザ及び光ヘッドを含むアセンブ
リ19は、DVDディスク1からの信号の読み出しと、
信号の書き込み及び書き換えを行なう。音声出力端子2
0は音声のアナログ信号を出力する。映像出力端子21
は映像のアナログ信号を出力する。
【0016】入力装置22は装置の種々の機能実行を指
令する指令信号を入力する。各種センサ23は、車両に
取り付けられたセンサ類で、車両の現在位置の情報の
他、時刻、エンジン回転数、アクセル開度、燃料消費
率、ギアポジション、速度等に関する情報を検出する。
時刻情報は、車両前面パネル内の時計にもあるが、CP
U内部で生成することもできる。エンジン回転数は、車
両前面パネル内にタコメータとして表示されており、原
理的には、エンジン回転数を電気信号に変換してタコメ
ータを振らしている。この電気信号をA/Dコンバータ
を介してCPUに取り込む。アクセル開度は、具体的に
は、エンジン内部に取り込む吸入空気量として表され
る。もちろん、エンジン自体の制御にも欠かせないデー
タである。燃料消費率は、コンピュータ制御のエンジン
は電子インジェクションで燃料が噴射されているので、
単位時間当たりの燃料消費率が計測できる。ギアポジシ
ョンは、オートマチック車などは基本的には位置検出ス
イッチが付いているのでそのスイッチポジションを検出
すればよい。速度は、上述のエンジン回転数の検出と基
本的に同じであり、検出先を車軸とするだけでよい。な
お、各種センサにおいて、センサ出力がアナログのもの
はA/Dコンバータ24を通して、デジタルのものは直
接CPUに取り込むことが可能である。A/Dコンバー
タ24は各種センサ23から得たアナログ信号をデジタ
ル信号に変換する。カーナビゲーションエンジン25
は、各種のカーナビゲーション機能(車両の誘導、経路
探索等)を司る。なお、この機能をROM9内部に取り
込んだ構成とすることもできる。
【0017】上記の構成において、DVDディスク1を
例えばハイブリッドDVDディスクと仮定して説明す
る。第1の記録領域(例えば、ハイブリッドDVDの場
合、ROM部)にカーナビゲーションデータ、例えば地
図情報が記録されたハイブリッドDVDディスク1を再
生すると、アセンブリ19の光ヘッドで読み取られたR
OM部の地図情報データは、信号増幅器4、復調・訂正
デコーダ5を介してRAM10に一時記憶され、次いで
読み出されて映像出力端子21に供給されて画面に地図
が表示される。また、各種センサ23から得た車両の現
在位置の関する情報も、同様に映像出力端子21の地図
画面に重ね表示され、カーナビゲーションエンジン25
の誘導機能により車両を誘導することができる。一方、
ハイブリッドDVDディスク1のRAM部には、外部機
器から外部信号入力端子(図示しない)を介してまたは
入力装置22よりのデータ入力によって、映像、音声等
のデータが変調器エンコーダ7、信号増幅器6を介し、
アセンブリ19のレーザ光で記録または書き換えされ
る。
【0018】本発明では、ハイブリッドDVDディスク
1のROM部に記録されている地図情報について、新し
い道路が完成したとか、新築ビルができたとかの新しい
地図情報データ(更新データ)を、地図メーカーのサポ
ートにより(資料や何か適当な記録媒体で)入手して入
力したり、使用者(ユーザー)自身が入力装置23から
入力したりして、変調器エンコーダ7、信号増幅器6を
介し、アセンブリ19のレーザ光でRAM部に記録また
は書き換え、ハイブリッドDVDディスク1の記録内容
をアップグレードする。同様に、ハイブリッドDVDデ
ィスク1のRAM部に、カーナビゲーション機能のバー
ジョンアップ情報(例えば、VICS情報対応機能)
を、カーナビゲーション製造メーカーのサービスステー
ション等で入力してもらい、自己が所有するカーナビゲ
ーションのエンジン部25をバージョンアップする。
【0019】この、ハイブリッドDVDディスクにおけ
る地図情報とカーナビゲーション機能情報のアップグレ
ード作業を図4のフローチャートで説明する。まず、ス
テップS1で、書き込むべき情報が地図情報か否かを判
定する。書き込むべき情報が地図情報の場合は、新たな
る地図情報が存在していることを示し、新たなる地図情
報は、例えば、新しい道路が完成したとか、新築ビルが
できたとかの情報を地図メーカーのサポートや使用者自
身の入力で得る場合である。そこで、ステップS1の答
がイエスならばステップS2に進み、地図情報をハイブ
リッドDVDディスク1のRAM部に書き込む。次い
で、ステップS3に進み、新しい地図情報有りのフラグ
を0から1にして終了する。またステップS1の答がノ
ーならばステップS4に進み、機能情報か否かを判定
し、イエスならばステップS5に進み、機能情報をハイ
ブリッドDVDディスク1のRAM部に書き込み、作業
を終了する。この場合の機能情報はカーナビゲーション
機能のバージョンアップ情報(例えば、VICS情報)
である。また、ステップS4の答がノーならば直ちに作
業を終了する。このように、アップグレードに関する処
理では、データの種類を判別してRAM部に書き込む。
【0020】次に、アップグレード後のハイブリッドD
VDディスクの使用時の作業について、図5に示すフロ
ーチャートを用いて説明する。通常は、ハイブリッドD
VDディスク1のROM部より地図情報を読み出すが、
その際、更新されている地図情報があるか否かを検索し
ておく(新しい地図情報有りのフラグを見て1ならば
「あり」0ならば「なし」と判断する)(ステップS1
1)。ナビゲーションが起動された時に、更新された地
図データがある場合、そのデータのアドレス(目印等)
を、RAM10に入れておき、次にハイブリッドDVD
ディスク1のROM部データを読み出した際、そのRA
M10に入っているデータのアドレスとROM部より読
み出したデータのアドレスを比較し、一致しているなら
ば更新データがあるということが認識できる。そして、
その場所の地図データだけはハイブリッドDVDディス
ク1のRAM部より読み出す。そこで、ステップS11
の答がノーならば、ステップS12に進み、通常通り地
図情報をハイブリッドDVDディスク1のROM部より
読み出し、イエスならばステップS13に進み、更新さ
れた場所に関する情報をハイブリッドDVDディスク1
のRAM部より読み出す。読み出された前記情報は、R
OM部より読み出された地図情報の表示装置18への画
面表示に重ね表示され、更新後の地図画面を提供する。
【0021】上記のことを図6(A)及び(B)を用い
て説明する。図6(A)は更新前のROM部に入ってい
る古い地図データであり、(B)は更新後のRAM部に
入っている新しい地図データの概略図である。(A)と
(B)の図を見比べればわかるように、(B)では新し
く脇道とコンビニエンスストアが増えている。この時、
RAM部に入れる情報は新しく増えた建物と道を付加す
るデータだけとしても良い(この場合、メモリ容量は少
なくて済む)が、地図の一面全てを書き換えても良い。
このように、更新された地図情報が有ると認められる時
には、ハイブリッドDVDディスク1のRAM部から更
新データを読み出すことにより、常に新しい地図情報を
使用者に提供することができる。
【0022】次に、ナビゲーションシステム本体の機能
のアップグレード作業について、図6に示すフローチャ
ートを用いて説明する。まず、ステップS21で、更新
された機能情報があるか否かを判定し、更新された機能
があれば、ステップS22に進み、機能更新をシステム
本体に指示する。ステップS22では、ハイブリッドD
VDディスク1のRAM部より、自動的に更新されたシ
ステム本体の機能情報が読み出されて、ROM9(書き
換え可能ROM:フラッシュメモリ等)に書き込まれ、
システム本体側のアップグレード作業は完了する。上記
の説明は、DVDーRAM部に地図情報以外の使い方も
できるということを示しており、ここではその一つとし
て、本体(ナビゲーション機能)のバージョンアップを
例とした。現状のナビゲーションでは、バージョンアッ
プ用CD−ROMをその都度メーカーから供給してい
る。今回のようなDVD−RAMなどでは、メーカー側
から機能のバージョンアップサービスということで追加
機能をディスクのRAM部に書き込んでもらえかつその
ときにサービスで地図情報の追加等も行うと、使用者に
はより有益となる。
【0023】
【実施例】他の実施例として、DVDディスク1のRA
M部にユーザーデータを記録または書き換えることがで
きる。すなわち、ナビゲーションシステムの使用時に、
地図上の地点、車両運行軌跡、経路や、VICS, AT
IS等の交通情報(この中には渋滞情報や空き駐車場情
報等がある)等のユーザーデータをRAM10に保存
し、この保存データの中から保存したいユーザーデータ
を指定して、DVDディスク1のRAM部に書き込んだ
り書き換えたりすることができる。また、DVDディス
ク1のRAM部に書き込んだ地点、軌跡、経路等のユー
ザーデータのうちシステム本体のRAM10に保存した
いユーザーデータを指定して書き込みを行なうこともで
きる。システム本体のRAM10とDVDディスク1の
RAM部の両方に同じユーザーデータを保存すれば、シ
ステム本体のRAM10内のユーザーデータまたはDV
Dディスク1のユーザーデータの一方が消えてしまった
場合は、残っている方のユーザーデータを消してしまっ
た方に書き込めるので、データバックアップとしても使
用することができる。また、ユーザーデータ量がRAM
10のユーザーデータメモリ容量を越してしまう場合
は、DVDディスク1のRAM部のみにユーザーデータ
すべてを書き込み、ユーザーデータのうち必要なデータ
のみをRAM10に書き込むことも可能である。したが
って、今まではRAM10のみに保存していたユーザー
データをDVDディスクのRAM部にも書き込むことに
より、必要とするユーザーデータの入ったDVDディス
クを再生してそのユーザーデータをシステム本体のRA
M10に書き込みができるので、ナビゲーションシステ
ム本体を取り換えた場合にも、従来使用していたナビゲ
ーションシステム本体のユーザーデータを簡単に移動で
きるので、再度データを入力する必要がなくなる。
【0024】さらに、他の実施例として、カーナビゲー
ション機能の使用時に、同時にハイブリッドDVDディ
スク1のRAM部に、その車両の運行情報(時刻・エン
ジン回転数・アクセル開度・燃料消費率・ギアポジショ
ン・速度等)のデータを随時書き込んでおくことがで
き、この場合、使用者がドライブなどした後で、その経
路を後からたどったりする時に、車両の状態が判り、よ
りリアルにその状況が楽しめる。なお、事故などを起し
た時には、どのような車両状況で事故が起きたのかを客
観的に判断できる。(警察などが車両の運行情報を事故
調査に活用できる。)
【0025】また、車検整備時や修理時の整備記録をハ
イブリッドDVDディスク1のRAM部に記録すること
ができ、この場合は、整備記録薄の作成が容易になり、
長期保存が可能になる。
【0026】また、現代の車では、コンピュータ(CP
U)が内蔵されており自己診断システムを使用すると、
コンピュータが各部位の異常を診断できるので、その診
断情報をハイブリッドDVDディスクのRAM部に記録
しておくこともでき、この場合は、経年変化で各種セン
サや部品がどのように劣化したかということが容易に判
断でき、また、どのように部品を交換したかなど履歴を
とることでその車両の状態が断続的に監視できることに
より、整備・修理等に役立つデータが蓄積できる。
【0027】また、本装置を業務用トラックなどに搭載
すると、業務用車両の管理に使われているタコクラブ
(運行記録薄)の機密化、精密化、情報の電子化による
管理の合理化にもつながる。
【0028】さらに、本装置をタクシーなどに搭載する
と、不慣れな道でもナビゲーション機能を使えば問題無
く目的のところへたどり着けるし、その時の経路や、経
過時間、料金等をハイブリッドDVDディスク1のRA
M部に記録することで、業務日誌の自動作成が可能にな
る。
【0029】以上述べたように、ハイブリッドDVDデ
ィスクのRAM部に新たに建築された道路情報等を書き
込むことで、ディスクの買い換えをしなくても新たに建
築された道路情報を得ることが可能になるので経済的で
ある。また、RAM部にカーナビゲーションシステム本
体の機能情報を書き込めば、本体のアップグレートも容
易に可能となる。また、カーナビゲーションシステムを
搭載するだけでも使用者に有益でありかつ車両の情報等
も自動的に監視記録できるので、従来使用者ごとにばら
ばらであった車両の保守も容易になる。
【0030】
【発明の効果】本発明に係るディスク記録再生装置によ
れば、第1の記録領域にナビゲーションデータ(地図情
報等)を記録し、それ以外の記録領域に更新すべきナビ
ゲーションデータやシステム本体機能情報を記録または
書き換えするので、地図情報の更新が必要な場合にも、
地図情報記憶媒体を交換もしくは買い換えせずに対応す
ることができ経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録再生可能なディスクを用いた
ナビゲーションシステムの一実施例のブロック図であ
る。
【図2】本発明による記録再生可能なディスクの一実施
例の概略部分拡大断面図である。
【図3】本発明による記録再生可能なディスクの他の実
施例の平面図である。
【図4】図1のナビゲーションシステムにおけるDVD
ディスクのアップグレード作業を説明するフローチャー
トである。
【図5】図1のナビゲーションシステムにおけるDVD
ディスクの使用時の作業を説明するフローチャートであ
る。
【図6】図5の作業を説明するための地図データの概略
図であり、(A)及び(B)はそれぞれ更新前及び更新
後の地図データの概略図を示す。
【図7】図1のナビゲーションシステムにおけるシステ
ム本体のアップグレード作業を説明するフローチャート
である。
【符号の説明】
1 記録可能なDVDディスク 2 ディスクモーター用ドライバ 3 サーボコントロール 4 信号増幅器 5 復調・訂正デコーダ 6 信号増幅器 7 変調器エンコーダ 8 システムコントロールバス 9 ROM 10 RAM 11 CPU 12 音声信号復調器(デコーダ) 13 D/Aコンバータ 14 システムデコーダ(信号分配器) 15 文字信号復調器(デコーダ) 16 映像信号復調器(デコーダ) 17 NTSC信号変換器(エンコーダ) 18 表示装置 19 アセンブリ 20 音声出力端子 21 映像出力端子 22 入力装置 23 各種センサ 24 A/Dコンバータ 25 カーナビゲーションエンジン 26 2層構造DVDディスク 27 1層構造DVDディスク
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】追加
【補正内容】
【図7】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の記録領域にナビゲーションデータ
    を記録し、該第1の記録領域以外に書き換え可能な第2
    の記録領域を有するディスクの記録再生を行うディスク
    記録再生装置であって、 前記第2の記録領域において前記ナビゲーションデータ
    以外のデータの記録または再生を行う制御手段を有する
    ことを特徴とするディスク記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディスク記録再生装置に
    おいて、ナビゲーションデータ以外のデータは更新すべ
    きナビゲーションデータであるディスク記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のディスク記録再生装置に
    おいて、ナビゲーションデータ以外のデータはナビゲー
    ションシステム本体の機能情報であるディスク記録再生
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のディスク記録再生装置に
    おいて、ナビゲーションデータ以外のデータは車両関連
    情報であるディスク記録再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のディスク記録再生装置に
    おいて、ナビゲーションデータ以外のデータはユーザー
    データであるディスク記録再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4または5記載のデ
    ィスク記録再生装置において、ディスクはDVDディス
    クであることを特徴とするディスク記録再生装置。
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